1.欲情
「やあ」
「ごめんね、遅くなっちゃった」
さっきまで最悪の気分で、人を待たせてるのに足取りの重かった私ですが、現金なもので街頭に浮かぶ彼氏の顔を見たら嬉しくなり、足早に駆け寄って行きました。私山下千寿は大学4年生。彼田岡正一君も同じ大学で、今日から一緒に母校で教育実習を受けに来てるのです。正一君と私は小学校時代から同級生の幼なじみで、高校の時にコクられてお付き合いを始めました。ずっと同じ学校で教育実習まで一緒だなんてウソみたいですけど、二人とも真剣に学校の先生を目指しています。彼は数学、私は生物が専門ですが、夢が叶ったらいいね、そしたら結婚しようか、と話しています。もう彼からはプロポーズされて私もオッケーしてるので、正式ではありませんがフィアンセみたいなものでした。
「先生に残されたの?」
「そうなの。マジで最低、あの先生」
「千寿ちゃんがそんな事言うなんて、よっぽど酷いんだね、あの先生」
「うん。せっかく正ちゃんとゴハン食べる約束してたのに、しつこくって」
気を許してる彼の前で、私はつい汚い言葉で先生を非難してしまいました。人の悪口を言うのは好きじゃないんですけど、実習の担当になった町田先生には初日でもうウンザリだったのです。この春転校して来られたそうですが、身長170センチくらいの私より頭一つは背が低くとても太っています。後頭部はハゲ掛かってるしボタボタ汗を垂らしていて、女子からはキモイとか陰口を叩かれて嫌われてると、仲良くなった生徒から聞かされてしまいました。だけど何と言っても嫌だったのは物凄くキツイ体臭をされている事で、近寄ると生ゴミみたいな悪臭が鼻に付いて本当に吐き気を催してしまうくらいだったのです。
でも人を外見だけで判断してはいけません。町田先生は教員としてもどうなのか、とその資質を疑ってしまう先生でした。やる気のない無気力な授業で、生徒は居眠りしたり私語をしたり、全然授業が成立していないのです。そのくせ放課後教員室で私を一対一で指導する時は妙に丁寧で時間が掛かり、なかなか帰らせてくれませんでした。それに私は嫌なのに体を伸ばして話されるので体臭が酷く、本当に鼻を摘まんでしまいたいような気分だったのです。
「だけど熱心な先生なんじゃない? 俺の先生なんかスゲえアッサリしてて、え、これでもういいの? って感じだったけどね」
「その方がいいって。マジで勘弁して欲しいよ、あの先生」
「おかしいな? 実習は大変だろうけど、先生の言う事をよく聞いて真面目にしなきゃ、って俺に説教したのは千寿ちゃんの方だけど」
「……」
「とにかくこの2週間は嫌な先生でも我慢しなきゃ。いい成績貰わなきゃ先生になれないぞ」
「そうだね」
――とても正ちゃんには言えないよね、あんな事
町田先生の外見や体臭についても愚痴をこぼしてはいけませんが、彼には絶対言えない一番嫌だった事は、彼氏はいるのかと先生にプライベートについて聞かれた事。おまけに、いませんとウソを吐いたら、何と夕食を誘われてしまったのです。それも、まだまだ話したい事があるから付き合いなさい、と立場を利用した強引なものでした。もちろん体よく断り何とか逃げて来たんですけど、私の気分は最低で彼に愚痴をこぼしたくなるのも仕方がないと思います。
――え!? な、何コレ……体が熱いよ
正ちゃんと話しながら夜道を歩いている時でした。何だか妙なズキッと言う甘い感触を下腹部に覚えてしまった私は狼狽してしまいました。そして思わず彼にしなだれ掛かり腕を組もうとしたのですが、正ちゃんはなぜかそれを拒否します。
「駄目だよ」
「どうして」
「生徒に見られてるかも知れない」
「そんな……考え過ぎだよ」
「千寿ちゃんカワイイからさ、男子の中じゃきっと評判だぜ。跡を付けてる奴がいてもおかしくない。俺と付き合ってるなんてバレたら、一大スキャンダルになってまずいだろ」
「まさか。それなら正ちゃんだって」
「残念ながら俺はまるでモテないから大丈夫だ。千寿ちゃんはもっと自分を知って気を付けなきゃ。俺は心配なんだよ」
「うん、わかった」
いつもはひょうきんな正ちゃんが真剣に言ったので、私も素直にうなずき彼から離れました。彼との関係は誰にも知られてはいけないと、大学の先生にも注意されてましたし。自惚れだと言われそうですが、私の容姿は人並み以上だと思います。色白で黒髪ロングストレートヘアなので、よくお人形さんみたいだと言われますし、背も高い方で今着てる黒いスーツも似合ってると思います。
それに比べて正ちゃんは男としては小柄だし、スーツがつんつるてんで場違いに見えてしまいました。顔もお笑い系でモテそうにはありませんけど、面白いし優しいし、それでいて根は真面目で頼りがいのある、私にとっては最高の彼氏なんです。
――ああ……私のアソコがキュンキュンしてる! 正ちゃんを欲しがってるのかしら? 信じられない……
さっき感じた下腹部の異常がますます膨らんで、そんなはしたない事が頭に浮かんだ私は赤面してしまいました。私はまだ正ちゃんに体を許していません。それどころか、実は男の人と経験した事すら一度もないんです。なのにどうして、アソコが彼を欲しがってる、なんて思ってしまったんでしょう?
「何だか顔が赤いよ。トイレに行きたいんじゃないの?」
食事屋に着いた時そんな事を言われた私はますます真っ赤になって、逃げるようにトイレに向かいました。正ちゃんは、顔を赤らめモジモジと腰を揉んでる私に気付いてしまったのです。でも私はオシッコしたかったわけではありません。困った事に店のトイレは使用中。もう人目をはばかる余裕もなく、まるで小学生みたいにスカートの上から両手で押さえてモジモジと地団駄を踏みながら、こんな場所で「アソコを弄りたい」と言う信じられないエッチな欲求に突き上げられた私はパニック寸前でした。一人切りならすぐさまオナニーしちゃったに違いありません。
――私って、こんなエッチな子じゃないのに、どうして? ああ、早くう! 我慢出来ないいっっ!!
ようやく開いた女子トイレに脇目もふらず飛び込んだ私は、ジャーッと水を流すと即座に胸とアソコに手を忍ばせていました。まず下着越しに敏感な部分に触れた瞬間、私は余りの心地良さでアーッと大声が出てしまいます。いつの間にかカッターシャツをツンと突き上げてしまうくらいコリコリに固まってた乳首は、布地越しでもビンッと電流みたいな快感の矢に貫かれたみたい。そして夢中でショーツの上から探ってしまったクリちゃんの気持ち良さと来たら本当に飛び上がってしまうくらい強烈で、私はエッチな声を上げながらピインと背筋を弓なりにそらしていました。
――アン、正ちゃん、キモチイイよ! こんな、こんな……あ、いくうっ!
私恥ずかしいんですけど、彼の事を思い浮かべながら指を使ってしまう事が時々あるんです。でもいつもは下着の上から感じる部分を指でゆっくりとスリスリしてると、とても気持ち良く幸せな気分になって十分満足でした。ところが今は経験した事のない猛スピードで指を動かしてしまい、すると生まれて初めての強烈な快感で頭が真っ白になったんです。
――私、こんな所でオナニーして、初めてイッチャッタんだ。恥ずかしい
それが私が「イク」と言う感覚を知った初めての経験でした。その瞬間オシッコも出ちゃったようでショーツが冷たく、ようやくモヤモヤが晴れてスッキリした私は、今度は酷い罪悪感と羞恥に苛まれ、心臓がバクバクしていました。でもショーツを脱ぐわけにもいかず、そのまま戻って彼と食事を取るよりなかったのです。
食事中口数が少なくなってしまった私を気遣ってくれたのか、正ちゃんは実習の事には一切触れず、他愛のない馬鹿話で笑わせてくれました。実は冷たいショーツの情けなさで落ち込んでいた私ですが、彼の思いやりが伝わって来てとても嬉しかったです。今日一日嫌な事が沢山あったけど、正ちゃんなら分かってくれるし、話をすれば楽になる。そう思うと、イケ面にはほど遠いし私より小柄で貧相な彼が、とても頼りがいのある素敵な人に見えて来て、私は自分の選択に間違いはなかったと確信しました。
――正ちゃん、ありがとう。私、明日からも挫けずに実習頑張るよ。だから絶対一緒に先生になろうね。そしたら……私、あなたのおヨメさんになるんだ
こうして久しぶりに彼にときめいて、胸がキュンとなった私。だけど困った事に、さっきオナニーでスッキリした筈のアソコまで又もやキュンとなってしまいました。一体今日の私はどうしてしまったんでしょう? このエッチなモヤモヤを振り払おうと、脚を組んで腰をよじり、太股に爪を立てたり爪先を踏んでみたりしたのですが、どうにもなりません。体の奥からドクンと熱いものが溢れて来るのがわかり、ショーツがさらに酷く冷たくなりました。さっきオシッコだと思ったのは、この嫌らしい汁だったのかも知れません。
歩いて送ってもらった夜道で、スカートの中の熱い彼への想いが耐え難くなって来た私が腕を組もうとすると、もうかなり遅くなっていたためか、今度は許してくれました。さらに街灯が途切れて暗くなって来た辺りで、勇気を出した私が、チューしよ、とおねだりすると、それにも応じてくれた正ちゃん。ホンのわずか唇が触れ合っただけですけど、彼の温もりが伝わって来てこれまでにない幸せなキスでした。
――ああ! あなたが欲しいの。お願い、襲ってよ、正ちゃん
とうとう私は激情に任せて、彼の手を取りスカートの中を触らせると言う暴挙に出ていました。私がショーツを濡らしてるのがわかれば、正ちゃんが襲ってくれるんじゃないかと思ったのです。もちろん彼が理性を失ってしまったら、喜んでバージンを捧げるつもりでした。
だけど異常に欲情して見境がなくなった私と違い、やっぱり正ちゃんは冷静でした。
「駄目だよ、こんな所で」
「ごめんなさい」
確かに人通りのない夜道と言っても街中なのです。誰に見られてるかわかりません。諫めてくれた彼に素直に謝った私ですが、やはりまともではなかったんでしょう。正ちゃんの次の言葉が、あまりにも衝撃的に聞こえてしまいました。
「明日からはもう会わない事にしよう」
「えっ、どうして!? う、ウソ……」
「ち、ちょっと千寿ちゃん! 何か勘違いしてるんじゃない?」
私は正ちゃんの言葉の真意が掴めず、いきなり別れを切り出されたように感じて、子供のようにしゃがみ込むとメソメソ泣いていたんです。
「あのさ、実習の間は、って事だよ。ホラ、やっぱバレるとヤバイしさ」
「でも」
「気を散らさないで、実習に打ち込もうよ」
「二週間長過ぎ」
「しょーがないな。じゃさ、週末はデートしていい事にしよう。千寿ちゃんが一週間真面目に頑張ったら、どこでも好きな所に連れてったげるよ」
「ホントにい? じゃあ見つかんないように遠出して、海行こ、海!」
「ははは、今泣いたカラスがもう笑ったな。遠くの海に連れてったげるから、千寿ちゃんのハイレグビキニ、期待してるよ」
「コラ! 調子に乗るな」
結局私のとんでもない勘違いだった事がわかり和やかに別れたのですが、家に帰っても体のモヤモヤは晴れてはくれません。家族の目を盗むように早々と自室にこもり、ベッドの上で指を使ってしまいました。
今度は学習してたので枕を口に噛み、エッチな声を押し殺します。大好きな正ちゃんを思い浮かべながら敏感なしこりを下着越しに指で擦り上げると、頭の中が真っ白になるくらい強烈に感じてしまい、まもなく訪れた絶頂にビクビク体を慄わせるとショーツが冷たく濡れていました。どうやら恥ずかしい事に私は「イク」と同時にエッチなお汁が沢山洩れてしまう体質のようです。乳首はともかく、股間の感じ易い部分を直に触る事はまだ怖くて出来ませんでしたが、それでも十分過ぎる快感で私は夢中になってしまい、何度もイッてしまってショーツの替えが足らなくなりそうでした。
正ちゃんにはおあずけを喰らってしまいましたが、きっと海に行った時に襲ってくれるのではないでしょうか。そう思うとワクワクした私は、ますますはしたないオナニーに熱がこもります。とめどなくエッチなお汁を出してしまうアソコの奥がざわめいて、正ちゃんを、いやもっとダイタンに言ってしまうと正ちゃんのおちんちんを狂おしく求めているのをハッキリ自覚してしまいました。
こうして私はこの夜、初めて正ちゃんと結ばれるであろう時の事を想像しながら、彼に抱かれる期待で処女なのに欲情してしまった体を繰り返し指で慰めて、いつしか心地良い疲労と共に眠りについたのでした。
2.香水
昨夜オナニー三昧に耽ってしまい、生まれて初めてだった絶頂を何度も味わったおかげか、翌朝目覚めた時あの狂おしい欲情はあらかたなくなっていました。
だけどそう思ったのは錯覚だったのです。朝一番でトイレを使った時、まだ自分の体がまともじゃない事に気付いてしまった私は慄然としてしまいました。オシッコをするのが妙に気持ち良く、後始末してるとほとんどオナニーしてるのと変わらない快感が突き上げて来たのです。
――だ、駄目え!
綺麗にしないわけにはいかず、恐る恐るアソコを拭いてる間に鋭敏なクリトリスにうっかり触れてしまうと、スイッチが入ってしまいました。昨夜を思い出させる強烈な快感の火花が散り、思わずハア~とエッチなため息を洩らしてしまった私は唇を噛み、しばらく手指を止めて敏感な部分に触れる心地良さにウットリと浸ってしまいます。軽く触れてるだけなのに、その嫌らしい突起が目覚めたようにグングン膨らんで来るのがわかり、同時に乳首まで固くなってしまいました。歯を喰い縛ってオナニーに突入してしまうのを何とか我慢出来たのが不思議なくらいです。
そして一度点いてしまった欲情の熾火はもう消えてくれませんでした。私は上下の敏感な豆のような嫌らしい箇所をはしたなく屹立させたまま、2日めの実習に向かわねばならなかったのです。ブラジャーの生地を突き上げてしまう両乳首から、その感触だけでジーンと甘く悩ましい快感が響いて来るのですから、どう考えても異常な体の欲情でした。
実習中は嫌でも一日中担当の先生に付いて回らねばなりません。でも今日は昨日吐き気まで催してしまった町田先生に対する生理的嫌悪感は嘘のように消えていました。逆に変だなと思いましたが、どうやらあの生ゴミみたいと思った強烈な体臭がなくなり、その代わり男らしく力強い匂いが先生の体から漂っているようなのです。その匂いは全然嫌じゃなく、むしろウットリしてしまいそうな心地良いものだったのですが、体臭のキツい町田先生が私に気を遣って強い香水を付けてくれたのでしょう。他は何も変わらず、生徒には舐められてるのに私には居丈高でしつこく、良い先生とは思えませんでしたが、酷い体臭の辛さがなくなっただけで町田先生に感謝したくなりました。
一番の悩みの種は、やはり一時も治まらず胸やアソコがムズムズしてしまう体の欲情でした。とりわけ私のオナニーポイントである両乳首とクリトリスがツンと勃起してジンジンと甘く疼き、まるで私達を触って、とアピールしてるみたいでした。何をしていても「オナニーしたい」と言うはしたない欲求が頭を離れてくれず、気を抜いたら無意識に机の角などで疼く部分を慰めてしまいそう。そして、妙にセクシーで鼻に心地良い町田先生の香水の匂いをかいでしまうと一段と激しく体がざわめく気がして、私は何度もトイレに通い指を使ってしまう淫行がもうやめられなくなっていました。昨夜と同じ、いやどんどん浅ましく慎みを失っていく一方のはしたない指で、下着越しに三つのオマメを擦り上げると、まもなく得られる絶頂は正に天にも昇る心地良さ。でもその後訪れる罪悪感や羞恥も昨夜の比ではない強烈さで、心臓を鷲づかみにされているような辛さでした。何しろ神聖な学舎で教育実習中だと言うのに、こんなエッチでイケない遊びに耽っているのですから。だけど町田先生の香水で増幅してしまう苛烈な欲情はとても我慢出来るような代物ではなかったのです。
昼休み、私はショッキングな噂を耳に入れてしまいました。昨日からとても親しく話し掛けてくれ、すぐに仲良くなった石川菜穂さんと言う生徒が聞いて来たんです。
「先生、田岡先生と付き合ってるって本当ですか?」
「そんな事ないわよ。どうして?」
「男子が噂してるみたいですよ。その……先生達がキスしてるのを見た、とか」
「とんでもない嘘だわ」
「ですよね。だって千寿先生と全然似合ってないんだもん」
――そんなバカな……きっと誰かのデマだよね
あんな人気のない夜の路上での行動を目撃されたと思いたくはありませんでしたが、塾帰りの生徒にでも見つかってしまったのでしょうか。もうショックで気が動転していた私は、その時不思議な感覚に襲われました。とても小柄な菜穂さんとは見下ろして話してしまうんですけど、綺麗にツインテールに分けた髪の分け目が目に入ると同時に強い香水の匂いが漂って来たのです。菜穂さんは高校生には見えないほどあどけなく、とても幼い感じの女の子。とても香水なんか使ってるようには見えません。さらに驚きだったのは、その匂いが今朝から町田先生の付けてる香水と良く似ていて、とても強い「女」を感じさせる匂いだった事です。もちろん変な噂に狼狽した私の錯覚だったかも知れませんが、次の瞬間スカートの中を猛烈な欲情が突き上げて来てしまいました。
「ごめんね、ちょっとトイレ」
「先生、彼氏なんかいないんですよね。間違いなら良かったです。あ、先生の授業楽しみにしてます」
情けない事に下腹部を手で抑えヨロヨロとトイレに向かう私は、もう菜穂さんの言葉に耳を傾ける余裕もありませんでした。
そしてトイレの中でたちまち訪れたトロけるような絶頂に頭を惚けさせながら、私はぼんやりと考えていました。
――やっぱり正ちゃんが言った事は正しかったんだ
本当に路上でのキスを見られてしまったのかどうかはわかりません。でも私はやっぱり男子達の注目の的になってるらしいし、大切な教育実習中にこれ以上変な噂を広げられては困ります。彼が言ったように夜のデートは控え、学校でもなるべく接触を避けようと思いました。
でもそれは私にとってはとても辛い、皮肉な決意です。何しろ昨夜から原因不明の欲情に悩まされ、トイレで指を使う時は正ちゃんの優しい笑顔を思い浮かべているんですから。
――週末までの辛抱よ。そしたら正ちゃんに海へ連れてって貰って……初めてエッチしちゃうんだ、きっと
そんなはしたない期待を胸にトイレを出た私ですが、午後は初めての授業があると言うのに、ショーツが濡れて冷たくなっていました。ちゃんと替えを用意して来たんですけど、ほとんど休憩時間の度にトイレで汚してしまい、午前中で使い切ってしまったのです。
そして始まった初めての授業。スカートの中が冷たいと言う負い目もあり、ひどく緊張してしまいましたが、思ったより上手に出来たと思います。町田先生とは違い、生徒達も皆よく授業を聞いてくれました。
「先生、凄く良かったです。町田先生の替わりにずっと授業して下さい」
授業が終わるとすぐ教壇の方へやって来た菜穂さんもお世辞を言ってくれました。他の生徒達にも評判が良くてとても嬉しかったのですが、困った事に取り囲まれた生徒達とお話するのは早々に切り上げねばなりませんでした。なぜなら菜穂さんの香水の匂いを嗅いでしまった途端に、授業中は我慢していた欲情が股間で火を噴き我慢出来なくなってしまったからです。もう町田先生と同じくらい、このかわいい教え子も近寄られるのが怖い存在となっていました。やむなくトイレに向かう私は、町田先生の言葉も上の空でした。
「放課後教官室で今の授業の講評を行います」
そして迎えた放課後、町田先生と一対一の指導です。昨日の事がありますから億劫ではありましたが、体臭に耐えなくても良いのでずっと気が楽でした。問題は体臭消しの香水をかいでしまうと酷くなる欲情でしたが、トイレに行かせて貰えば良いでしょう。授業も上手に出来た自信がありましたし、正ちゃんと約束したように、この先生に付いてしっかり実習に取り組み、良い成績を付けて貰わねばなりません。
ところが町田先生はいきなり嫌な事を言い出されました。
「山下さん、今日は体の具合でも悪いのですか? ずいぶん頻繁にトイレに行ってたようですが」
「はい、実はおなかの具合が悪くて……でも大丈夫です」
「そうですか。実習生が休んだりするのは論外ですからね。教員になる気がないのなら別ですが。体調の管理も仕事の内ですよ」
「はい。わかりました」
トイレにこもってオナニーしてるなんて正に「論外」ですから、私も素直に頭を下げます。だけど町田先生の香水の匂いをかいでしまうと、又してもアソコがムズムズとざわめき始めたのがわかり、私は泣きたくなりました。きっとしつこいであろう先生の指導中にトイレを我慢出来る自信はとてもありません。
――仕方ないよね、体調が悪いんだから
「では今から帰るまでは、何があってもその椅子に座ってるんだ。トイレでイケない事をしてるんじゃねえぞ」
――ええっっ!!! まさか、バレてたの
先生の言葉が汚くなりましたが、それより私がトイレで耽っていた行為を見通されていた事がショックでした。机を挟み身を乗り出してそこまで説教していた町田先生が席を立ち、ニヤニヤ笑いながらこちらへやって来ます。ハッキリ身の危険を感じた私は逃げようと思ったのですが。
――ど、どういう事?! 足が動かない
どんどん耐え難くなって来る甘美な疼きに悩まされていた下半身がまるで麻痺したように全然力が入らず、どうしても椅子から腰を上げる事が出来ないのです。先生が至近距離にやって来るに連れて、ますますきつくなる香水の匂いで頭がクラクラしましたが、決して嫌じゃないんです。むしろウットリ陶酔してしまいそうな心地良さを覚えるのですが、それが危険な麻薬のように私の力を奪っていく気がしました。
「ハハハ、何をジタバタしてるんだ。ヤバいと思って逃げようと思ったけど、体が動かない。どうだ、図星だろう?」
「せ、先生! これは一体どういう事ですか」
「何簡単な事だ。忘れないようにもう一回暗示してやろうか? お前は今から帰るまで、何があってもその椅子に座っていなければならない。わかったな? 千寿ちゃんよう、へへへ……」
「誰か助けてえっ!」
「うるせえっっ!!」
大声で助けを呼ぼうとしましたが、町田先生に頬を一発叩かれるともう駄目でした。幼い頃から「良い子」だと言われて、親や先生にきつく叱られた覚えすらない私は、生まれて初めて経験した暴力にすっかり怯えてしまい、抵抗する勇気もなくなってしまいます。易々と手で口を塞がれた私がメソメソと泣き始めると、先生は言います。
「今度大きな声を出したら、こんなもんじゃすまねえぞ」
そして先生は私から離れてくれたのですが、椅子から立てないのは相変わらずで、恐怖で泣いてるばかりの私には最早暴漢と化した先生から逃れる術はありませんでした。何やら用意して戻って来た先生は私の両腕を背中にねじり上げて手錠を嵌め、口には濡れた手拭いを噛まされてグルグル巻きで縛られたのですが、それは物凄く強烈な匂いがしていました。
――町田先生の香水と同じ。ああ、嫌だ……
生理的に嫌じゃないんですが、この魅力的な匂いが私を狂わせるのです。町田先生も言いました。
「どうだ、いい匂いだろう? それは俺の匂いだ。かいだ女はクセになって、俺の言いなりになる」
「ンンッ!」
町田先生は私の疑問を解き明かすように匂いの説明をしながら、手錠を掛けた私の体をさらに椅子に縛り付けていきました。
「南米の原住民の間に昔から伝わる麻薬みてえな薬草があってな……」
そんな突拍子もない話から始まった先生の説明は、にわかには信じ難いものでした。先生は人間に幻覚を見させるその薬草を手に入れて研究し、女の人を辱めるための薬を作ったと言うのです。
「俺はいつも体中にその薬を付けている。昨日かいだ時は嫌だったのに、今日はいい匂いになってただろ? それはお前が中毒になり掛かってる証拠だ」
――昨日と同じ匂いなの? そんなバカな
「この匂いには強力な催淫効果がある。かいじまった女は、生娘だろうとババアだろうと盛りの付いたメスネコみてえになっちまうって寸法よ。そして中毒になると、だんだん俺の言葉に逆らえなくなる。だからその猿轡でタップリ俺の匂いを吸っちまいな。とびきり濃い匂いを付けてやったからな、ハハハ……」
いかがわしい先生の説明に私は納得せざるを得ませんでした。催淫効果によって、私はすっかりオナニー狂いの嫌らしい女の子になってしまったのです。そしてさっき先生の言葉に逆らって椅子を立つ事が出来なかったのは恐怖の経験でした。頭がクラクラするくらい強烈な先生の匂いが染み込んだ猿轡は口に嵌められてどうにもなりません。この匂いを吸ってはいけない、中毒になってしまう、といくら念じてみても、逃れるのはもう不可能でした。おまけに胸と股間の異常な欲情は高まるばかりで、ズキズキと身を切り刻まれているようなたまらなさ。もう頭の中は混濁してまともに物を考える事も出来ません。
「もうじき、こんな手間を掛けないでもよくなる。俺がハダカになってマタを開け、と言えば、嫌でもそう動いちまう女になるんだからな。よし、いい格好になったぞ、千寿。スカートの中が丸見えだ」
「ンッ(見ないで)!」
私の動かない両脚は大きく開いて左右の肘掛けの上に乗せられ、粘着テープでグルグル巻きにされていました。さらにまるで犬のような黒い革の首輪まで嵌められ、椅子の背もたれ上部に金具で繋がれていたのです。目を開けるとおもらししたみたいなグショ濡れのショーツが目に入って来ました。口の利けない私はイヤイヤと首を振って先生に拒絶の意志を伝えるよりありません。
「お? 顔が真っ赤じゃねえか。それにさっきよりずいぶんしおらしくなったな。イマドキ女子高生でもパンツ見られたくらいでそんなに恥ずかしがったりしねえぞ。カワイイやつだな、千寿。ますます気に入ったぜ」
ああ。確かに私はとても恥ずかしがり屋で、すぐに顔が赤くなってしまいます。町田先生にジロジロとスカートの中を覗き込まれると、凄まじい羞恥で胸をグッと鷲づかみにされたよう。そして火を飲まされたような体奥から込み上げる熱い滴りがドクンとさらに溢れ出し、純白のショーツを汚してしまうのもどうしようもありませんでした。
――駄目え~っっ!!
ショーツを濡らした事もバレてしまったでしょうか。至近距離で覗き込んでいた先生が手を伸ばして股間をまさぐって来ると、私はあまりの恥辱でますます泣きたくなりました。
「おやおや、おもらしでもちまったのかよ。パンツがグショグショじゃねえか」
「ンンッ(やめて)!」
「思った通り、盛りの付いたメスネコって所だな。お前はパンツを見られて興奮しちまった挙げ句、ビチョヌレまんこを俺の手に擦り付けてるじゃねえか」
覗かれる恥ずかしさより、匂い付き猿轡のおかげで体中を荒れ狂う凄まじい欲情が私を打ちのめし、ショーツの濡れを確かめるかのような先生の嫌らしい手に、そんなはしたない反応を示してしまうのを止める事が出来ませんでした。心では抵抗しても、体が待ち望んでいた刺激を得る事の出来た歓びはあまりにも素晴らしく、下半身が溶けてなくなりそうな目眩く愉悦が次々に込み上げて来るのです。
ところが次の瞬間その手はサッと引っ込められ、信じられない願望に頭を支配されていた私は、情けないやら恥ずかしいやらで、ますます顔から火が出そうになりました。
――イヤッ! やめないで……
「カラダは正直だぜ、千寿。オナニーしたいんだろ? 素直に認めればすぐに手を解いて思う存分オナらせてやる。ホラ、うんと言ってみろ」
「ンンッッ(イヤですっ)!!」
「だけどお前さんと来たら、今日一日トイレにこもっちゃオナニーしてたじゃねえか。実習中だってえのに、とんでもねえスケベ娘だな、恥を知れ! 恥をっ!」
「ンンッ(違います)!」
「バーカ、もう証拠は挙がってんだよ!」
そう言った町田先生が何か取りに私から離れていくと、それまで完全に麻痺していた下肢に力が入るのに気付きました。先生が近くにいなければ、命令に縛られる事もないのでしょう。だけど粘着テープの拘束はビクともせず、今さらもがいても無力感を味わわされるだけでした。そして素直になれなかった事を私はすぐに後悔していました。
――ああ、駄目よう! オナニーしたい! アソコを弄りたいの! た、助けて、気が狂っちゃう……
「俺はよ、女子の体操服を盗んだり着替えを盗撮してるのがバレそうになって公立をやめ、この学校にやって来たんだ。最低のクズ男だと思うだろ?」
町田先生はとても小さなビデオカメラを持って来て、私の正面にあった大画面テレビに接続しながらそんな事を語り始めました。私はこんな変質者に捕まってきっと乱暴されるのです。なのに、刻一刻と正常な神経をボロボロに冒されるような恐ろしい体の疼きは容赦なく私を苛んで止みませんでした。
「せいぜい俺を軽蔑し、忌み嫌ってくれよ。俺は嫌がる女を屈服させるのが一番興奮するんでな」
――ああ、もう、どうでもいいから、早く襲ってえ!
ネチネチと言葉でいたぶる町田先生に、とうとう私は本気でそんな捨て鉢な気持ちに陥っていました。まだ男性経験すらない私なのに、中途半端に触られたビショ濡れショーツの奥から火を噴くような勢いで込み上げて来る猛烈な欲情がはけ口を求めて、男の人を欲しがっていたのです。
「だけどこの学校に来て見たら女子の制服が俺好みでよ、懲りずに女子トイレに盗撮カメラを仕掛けちまった。これまでの成果を見せてやるからな。女子高生のションベンは最高のオカズでよ、ずいぶん抜かせて貰ったぜ」
動画が始まりましたが、私はもちろん目を閉じて顔を背け、そんな下劣な盗撮ビデオなど見ないようにしました。女子高生達のオシッコの後に、もっと嫌らしく私にとっては致命的な動画が流されてしまう事を予見しながら。
「ションベンだけじゃねえ。中にはオナってるスケベな女子がいてな。ホラ、こいつなんかコドモのくせに、スゲエ声出して何度もイッテやがる」
塞ぐ事の出来ない私の耳に、大音量で流している盗撮ビデオから、アンアンとえっちな声がハッキリ聞こえて来ました。時折「イク」なんて感極まった声まで聞こえるので、参ってしまいます。
「全く勉強もしないで困ったマセガキだぜ。コイツは呼び出して俺の匂いをかがせ、コッテリとお仕置きしてやった。そしたら何でも言う事を聞くいい子になったな。やっぱり俺を嫌がるナマイキな女子には、チンポを喰わせてやるに限る」
そこでビデオカメラは止められたようです。私はもう生きた心地もしませんでした。
「だけどこんなクソガキなんか目じゃなかったな。流してやるから、よーく見るんだぜ、千寿。自分がオナニーにトチ狂ってんのをよ! 目を開けろ!」
私はもちろん固く目を閉じたままでした。自分が犯してしまった猥褻行為への後悔と、大画面でそれを晒される屈辱で涙が止まらず頬を伝い落ちます。言う事を聞かないと又叩かれるかも知れないと覚悟していたのですが、町田先生は意外な行動に出ました。
「まだ言う事が聞けないか。それじゃカワイイ助手を連れて来てやろるから、俺の匂いでもかぎながらそこで待ってろ。今オナニーをやりまくってたスケベ娘だ。俺の言う事を何でも聞く、イイ子なんだぜ、ヘヘヘ……」
「ンンッッ(待って下さいっ)!!」
町田先生は、私より前にオナニーを盗撮して性的イタズラを働いたらしい教え子を連れて来るらしいのです。変質者の先生のみならず、教え子たる女子高生にまで私のオナニー動画を見られてしまうのは耐え難い事でした。でも町田先生はサッサと部屋を出てしまい、私の頭の中では嫌な予感が渦巻きます。
だけど現実は私の予想など及びも付かない残酷なものである事を思い知らされるのに時間は掛かりませんでした。愛する彼氏と一緒に夢と希望に満ちた教育実習に臨んだ私には、悪夢のような運命が待ち構えていたのです。
3.誘惑
「失礼します」
頭の中を渦巻く不安と、ジワジワと蝕まれ限界が近付く異常な体の疼きにじっと耐えていた私が頭を上げると、そう礼儀正しく挨拶した女子生徒が町田先生に連れられて入室する所でした。先生はここでガチャリと内側から施錠していまいます。
――菜穂さん! ああ、そんな、酷い……
ツインテールが良く似合う小柄でかわいい石川菜穂さんはとても人なつこく、昨日から私によく話し掛けてくれてすっかり仲良くなった生徒です。とても幼く無邪気に思える彼女がトイレオナニーを盗撮されて町田先生の言いなりになってるだなんて、信じられない気がしましたが、菜穂さんに私のオナニー動画を見られるのは他の生徒より何倍も辛い事でした。
「ああ、千寿せんせえ。ごめんなさい」
「別にまだ謝るような事なんかしちゃいねえだろ」
「でも、千寿先生に近付いて親しくしたり、跡を付けて田岡先生とキスされる所まで盗み見て、町田先生に報告しちゃいました。菜穂はとっても悪い事をしたと思ってます。許して下さい、千寿せんせえ」
菜穂さんはグスングスンとすすり泣きながら、本当に悪い事をして謝ってる子供みたいでした。
「何、それも俺に言われてやっちまった事だ、お前が悪いんじゃない。だからメソメソするな」
「はい、ごめんなさい」
「菜穂は俺のチンポの虜でよ、何でも言う事を聞くイイ子だからな」
「恥ずかしいですう。そんな事言わないで、町田せんせえ」
「はっはっは、泣きベソが治まったら今度は膨れっ面か。よしよし、カワイイやつだ」
町田先生は菜穂さんの頭を撫でていましたが、子供のような外見の彼女が甘え口調で応じている大人っぽいセクシーさに、私はドキッとしてしまいました。町田先生の命令で私に近付き見張っていたと言う菜穂さんの告白もショッキングでしたが、「チンポの虜」だなんて酷い事を言われても、好きな男性にすねて見せているようにしか見えないのです。さっきの涙で彼女が私に対してすまないと思ってる気持ちも伝わって来たのですが、これでは町田先生の言いなりなだけでなく、心まで征服されてしまってるようではありませんか。
「主演女優が二人揃った所でオナニービデオの上映会を再開しよう」
「えっ! やめて下さい、せんせえ。菜穂、恥ずかしいですう……」
「今さら恥ずかしがるような玉かよ。けど千寿先生も恥ずかしがって見ようとしねえんだ」
「そうなんですか」
「お前と違って、まだ俺の言う事に逆らいやがる。だからあんな風にギッチギチに縛り付けてやった。思い出すだろ、菜穂。お前も初めはずいぶん手を焼かせてくれたからな」
「だってえ」
「千寿先生の所に行って、目ん玉ひんむいて良く見るように頼んで来い」
――嫌よ! 来ないで、菜穂さん
菜穂さんにこんな惨めで嫌らしい格好を近くで見られるのはとても辛かったのですが、私を狂わせてしまう町田先生の匂い付き猿轡を噛み締め、手錠が外れてくれないかと必死でもがきながら、私はもう限界だと白旗を揚げていました。ムズムズする程度だった体の欲情は急激に悪化して、ムネとアソコは痛いくらいズキズキと疼き上がっています。体の中で火がボウボウと燃え盛ってるみたいで、一刻も我慢出来ません。手が使えたら躊躇なく体をかきむしっていたでしょう。本当に頭がおかしくなりそうでした。
「千寿せんせえ、ごめんなさい。でも、目を開けて下さい」
そう耳元で囁かれた私はハッと目を開けて、心配そうに覗き込んでいた菜穂さんと目が合いました。あまりの辛さで私の目からは涙が止まりません。
「お願いです、町田先生のおっしゃる通りにして下さい。ビデオを見るんです。恥ずかしいのは私も一緒ですから」
私は涙を一杯に湛えた目で奈緒さんの言葉を聞くと、ウンウンと必死でうなずきます。言う通りにするから、この恐ろしい体の昂ぶりを何とかして欲しいと言う一心でした。
「千寿先生はちゃんと見て下さるそうです。あ、あの、町田先生にお願いしてもいいですか?」
「何だ」
「千寿先生とっても辛そうです。楽にしてあげて下さい」
「そうか、もう十分みてえだな。猿轡を外してやれ」
「はい。ああ、かわいそうなせんせえ……」
そんな言葉を掛けながら菜穂さんが固く結ばれた猿轡を外してくれると、私は泣きながら口走ります。
「た、助けて、菜穂さん」
「どうすればいいですか?」
「手を解いて! お願いいっっ!!」
「あ、あの、自分でしたいんですね?」
「早くして! もう気が狂いそう……」
そこで町田先生から言葉が掛けられました。
「少しは素直になったか、千寿。オナニーしたけりゃ、そうおねだりしてみろ」
「オナニーしたいです! お願いです、オナニーさせてえ!」
「ケッ! お高く止まってたクセにザマあねえな。まずビデオから目を反らさず、しっかり見ろ。話はそれからだ、わかったな? 千寿」
「わかりました」
せっかく恥ずかしい「おねだり」を口にしたのに、すぐには叶えてくれない口惜しさに涙しながら、私は素直にそう応じました。そして絶対に目を外さぬ覚悟で目の前の大画面に視線を向けます。
「菜穂、先生がやり易いように脱がしてやれ。難しけりゃハサミで切っちまいな」
「ああ、千寿せんせえ。こんな事になってしまってごめんなさい。だけどもうすぐ楽になりますから」
いよいよ恥ずかしいトイレオナニー盗撮動画が始まり、私は必死に目を開けて、菜穂さんの指までズッポリ入れてしまう大胆な行為の続きを見せ付けられてしまいます。そして幼い外見とのギャップが激しいエッチな菜穂さんが、私のスーツを脱がせていったのです。菜穂さんは自分のオナニービデオを気にして言いました。
「千寿せんせえ、恥ずかしいです。だけど私も町田先生の匂いであんなエッチな子になっちゃったんですう」
「人聞きが悪いぞ、菜穂。てめえはもとから指入れオナニーなんかやりまくってたマセガキだろうが!」
「ああ、その通りです、ごめんなさい」
「それに比べりゃ千寿先生なんかおしとやかなもんだぜ」
大画面ではアソコを直接刺激して激しく何度も極めてしまった菜穂さんに替わり、とうとう私の恥ずかしい行為が始まっていました。
「直に触った事ないんですね、先生」
「うん」
「カワイイです」
「は、早くして、お願いっ!」
「ごめんなさい、せんせえ。さ、ハダカンボになりましょうね」
私はもう恥も外聞も忘れ、妙な事を言い出す菜穂さんに本心を打ち明けました。私のオナニービデオは終わっていたのですが、先生は巻き戻して菜穂さんのオナニー部分から再生を繰り返し始めたようです。
「エンドレスで流してやるからな。てめえらがいかに恥知らずなドスケベビッチであるのか思い知るがよい」
「な、菜穂さん! 触って! お願い、触ってよおっっ!!」
「せ、せんせえ……ああ、とってもキレイです、まるでバージンみたい……」
「そうよっ! だから早く何とかして! お願いいっっ!!」
服を脱がされる時、私の辛さをわかっている菜穂さんが触ってくれる事を密かに期待していた私は、最後に残された下着をハサミで切り落とされる恥ずかしさも忘れ、とうとうそう口走ってしまいました。でも町田先生の言いなりで手下同然の菜穂さんは意地悪で、露出した大事な部分をしげしげと眺めながら感想を述べたりするんです。頭に血が上って錯乱寸前の私はつい男性経験がない事をバラしてしまい、ハッとしたけどもう手遅れでした。
「おいマジかよ。菜穂なんか中坊の時にヤっちまったんだぜ。面白え。菜穂、処女の先生にエッチを教えてやるつもりでレズってやりな」
「いいんですか?」
「千寿先生が早く仕上がるように、気持ち良い所を刺激しながらコレを塗ってやれ。それだけ欲しがってりゃ、薬を塗るだけで大喜びだぜ、きっと」
町田先生は半透明のローションみたいな液体が入ったペットボトルを菜穂さんに手渡すと、今度は私に向かって言います。
「この薬は俺がいつも付けてる匂いの元だ。女をその気にさせて、俺の言いなりにする効果がある事は言ったよな。乳やマンコに直接塗ったら、狂ったみたいになるぜ、ウヘヘ……」
「千寿先生、ホントに塗ってもいいんですか?」
「いいわよ! 早くしてっ!」
「かなり頭に来てるようだな。後悔しても知らねえぞ。菜穂、クリの皮はしっかり剥いて、ケツノアナも忘れるんじゃねえぞ」
「はい。ああ、千寿せんせえのオッパイ、大きくて柔らかくて、とても素敵です……いいなあ」
「うあはあああ~っっ!!」
「せんせえ、声が凄いですう」
「恥ずかしい女だな。少しは慎め」
――だって! うう、こ、こんな……信じられないくらい、イイ……
菜穂さんは片方の手で乳房をゆっくり揉みながら、もう片手で薬を塗って来たのですが、ごく軽い揉み方なのに全身に響き渡る心地良い戦慄は圧倒的でした。どうしようもなく、自然と大きな声が出てしまいます。
「菜穂もせんせえみたいになりたいな」
「な、菜穂さん! あっ! はううんっっ!!」
「そんなに感じて下さるなんて嬉しいです」
「ウヒイ~ッッ!! そ、ソコは……駄目っ! ああ、駄目なのお……」
菜穂さんの指が乳首をソッと摘まみ、軽く揉みほぐすように刺激しながら薬を塗って来ると、あまりの気持ち良さで何も考えられなくなりました。過敏なクリトリスが胸の先に出来てしまったみたいで、ダイレクトな快楽の矢が体の奥までズンズンと打ち込まれて来るんです。
「乳首を吸ってやりな。ドスケベな千寿先生なら、それだけで気をやっちまうかも知れんぞ」
「せんせえ、チュッチュしてあげますね」
「や、やめ……ほお~っっ!!」
薬を塗りおえた菜穂さんが、まるで赤ちゃんみたいに乳首に吸い付き舌で舐めて来ると、それまで乳房に積もっていた欲情が一気に奔流となって流れ出すみたいで、私は恥ずかしいくらい大声が出てしまいました。そして彼女が唇をすぼめてチューッと強く乳頭を吸い上げた瞬間脳裏に火花が散り、私はガクンと大きく背筋を弓なりに反らせていました。
「せんせえ、イッチャッタんですか?」
菜穂さんの手指と唇がサッと離れて、はしたない反応を示してしまった私の耳元で囁いて来ます。お乳を揉まれ乳首を吸われただけでイッテしまうだなんて恥ずかし過ぎて、目も開けられず顔から火が噴き出そうでした。私は恥ずかしさのあまり、愚かにもイヤイヤと首を振ってしまってすぐに後悔するハメになりました。私の反応に気を良くしたのか、菜穂さんが意地悪な子になっていたのです。
「せんせえ、素直じゃないです。そんな子にはお仕置きですよ」
「うあああ~っっ!! い、イキます! イク、イク、イクううっっ!!
菜穂さんの手指と唇が再び同じ側の乳房に掛かり、全開でエッチな行動を仕掛けられるとたちまちエクスタシーが蘇ってしまいます。私はもう羞じらいも慎みも失ってあられもない悲鳴を上げると、あっと言う間に達して「イク」と叫んでしまいました。
「今度はイッテくれましたか?」
私が素直にコクリとうなずいても、菜穂さんは許してくれません。恐ろしい事にまだ片方の乳房に薬を塗られただけなのです。
「良かったです。さ、せんせえ、今度はこっち側にヌリヌリしちゃいましょうね」
「許して、菜穂さん。せめて、休ませて」
「ダーメ。薬を塗られてそんなに感じちゃうせんせえがイケないんですう!」
「ああ……ああ、イイの、菜穂さん。とても気持ちいいわ。あ、あ、あはあんっ!」
「いっぱい感じて下さいね、せんせえ。まだ下が残ってるんですよお。楽しみでしょ、エヘヘ……」
「おい菜穂、えらくヤル気を出してるじゃねえか」
「だってカワイイんだもん。千寿せんせえ」
「千寿も素直にアヘり始めたな。女同士は男よりイイと言うが、ちと妬けるぜ」
気をやってしまった事を正直に告白した私は、もうてらいを捨てて快感を口にし、とても上手な菜穂さんの手指に体を委ねて悶絶しました。女の子同士だと言う抵抗感はみじんもありません。むしろかわいい教え子の菜穂さんでなく町田先生だったら、こんな素直にはなれなかったかも知れません。菜穂さんの女の子らしい小さくて柔らかい手の感触は最高で、薬を塗る手指が乳肌に吸い付いて来るように心地良いのです。お乳だけでこんなに良くなってしまうなんて恐ろしくなってしまう程燃え上がって、乳首を吸われるとすぐに体が弾けてしまいました。結局私は両乳房にくまなく薬を塗り終わるまでさらに3回、合わせて5回も絶頂を極めてしまったのです。
「さあ今度はお待ちかねの下ですよ、せんせえ」
「ああ……菜穂さん、もうやめて。これ以上されたら、死んでしまいます」
もちろん生まれて初めて5回も激しく気をやってしまった直後に、ようやく乳房から離れてくれた菜穂さんがローションをさらに手に振り掛けながら言うと、息も絶え絶えな私は不自由な体をおののかせながら訴えます。本当に体がバラバラに壊れてしまいそうな恐怖を覚えていました。
「大丈夫ですよ、せんせえ。女の子はいくらでもおかわりが効いちゃうんですから」
「そんな……もう、無理です、本当に」
「でもやめちゃっていいんですか? こんなになってるのに……」
「おい菜穂。千寿先生はお前と違ってお上品なんだ。もう嫌だって言うんなら、やめてやれ」
「ウウ……」
菜穂さんにグズグズの股間を覗き込まれた私は泣きたくなりました。お乳で5回も達してしまいもう限界と思いましたが、一番辛い部分の猛烈な疼きはまるで解消されてはいなかったのです。それどころか菜穂さんに乳房を弄られる心地良さを素直に認め受け入れてしまった私は、より一層アソコを触られたいと言うはしたない欲求に頭を支配されていました。ここで負けてしまったら町田先生の思うツボで、菜穂さんのような言いなりに堕とされてしまう運命が見えていても、我慢したら気が狂ってしまいそうな恐怖には勝てません。ギリギリと歯を喰い縛って耐えていた唇が、屈辱の言葉を吐いてしまうのに時間は掛かりませんでした。
「……やめないで」
「はっはっは、お前大嘘つきかよ! 菜穂、お仕置きに嫌と言うほどタップリ薬を塗ってやれ。ボトルを空にするんだ」
「ヒイイ~ッッ!!」
「せんせえ、感じるんですね、ココが」
菜穂さんの指がいきなり最も敏感なはしたない尖りに触れて来ると、予想していたとは言え強烈な刺激で私は飛び上がりそうになりました。強く触れたら痛いだけだろうに、女の子らしく触れるか触れないかの微妙なタッチを施されると、体中を突き抜けるような快感が迸ります。
「ムキムキしちゃいましょうね」
「あ、あ、ああっっ!! い、イヤ、イキそう……」
――こんな事出来るんだ。凄い!
菜穂さんの指がゆっくり器用に、クリトリスに被さっていた包皮をどけていきます。私はこれまで着衣の上からでも飛び上がってしまいそうに敏感なその部分に直接触れた事はありません。なのに剥き身にされちゃうなんて衝撃的で、菜穂さんの柔らかい細指がソッと摘まみ出すように触れて来ると、快感がどんどん強まって来ます。エッチな声が出てしまうのも押さえ切れず、たちまち極めてしまいそうでした。それほど菜穂さんは上手で全く痛みを覚えず、ダイレクトな快感が突き抜けて来るんですからたまりません。
「垢が溜まってます、せんせえ。キレイキレイしましょ」
「ヒ、イクッ!」
菜穂さんのローションまみれの指が、生まれて初めて剥き出しにされて垢が溜まっていると言うその露頭をクリクリと弄って来ると、強烈過ぎる快感で私はすぐに弾けてしまいました。そして同時にビュッ、ビュッとおしっこを洩らして菜穂さんの指を濡らすと言う恥ずかしい反応を示してしまいます。
「アレ、もうイッちゃった。千寿せんせえって潮吹きさんなんですね」
「うう……ごめんなさい」
「いいんですよ。うふふ、せんせえがもっとエッチになってくれるように、ココ摘まんでてあげますね」
おしっこを掛けられても全然気にしない菜穂さんの指に優しく羞恥の実を摘まれていると、それだけで極めてしまいそうな素晴らしい快感がゾクゾクと込み上げて、私はカルチャーショックを覚えていました。ところが同時に泣きたくなるような感覚に襲われた私はそれを訴えずにはいられません。
「な、菜穂さん、お願い」
「ダメですよ、せんせえ。ココはずっと弄っちゃうんだから」
「違うの……あの、オッパイも触って下さい」
剥き身のクリトリスを摘まれる超絶快感でずいぶん楽になった股間に対して、いつの間にかオッパイの方の欲情がぶり返してズキズキと疼き、我慢出来なくなっていたのです。
「そんなの無理です、せんせえ。ごめんなさい」
「そろそろドスケベな本性を表して来やがったな、千寿。お前どんだけ欲張りなんだよ、恥ずかしいやつだな」
「だって! 本当にもう駄目なんです! 何とかして下さい」
「しょーがねえな。俺が助けてやるから、どうして欲しいのか言ってみな」
「あイクッ! 菜穂さん、イキますうっっ!!」
「せんせえ、バージンでもこのくらいなら指入れて平気だよ。ローションまだあるから、もっとヌリヌリ~」
菜穂さんはクリを摘まんだまま、もう片手の指を少し女の子の唇の中に含ませて、浅瀬をクチュクチュとかきまぜるように薬を塗って来ます。私は、ああ、これが指入れオナニーなんだと納得し、ショーツの上から触れて楽しんでた自分のオナニーが子供だましに思える程の素晴らしい快感で絶頂を口走りました。そしていつの間にか背中の方にやって来ていた町田先生に訴えます。
「む、胸を揉んで下さい」
「忙しいやつだな。ドスケベビッチのくせに、そんなお上品な言い方してんじゃねえぞ! こう言ってみな」
私は胸の潰れるような屈辱感を覚えながら、町田先生が小声で言った言葉を口にしました。
「す、スケベな千寿の、オッパイを、揉んで下さい」
「揉んで下さいじゃねえだろ!」
「モミモミして! オッパイをモミモミして! 早くう!」
「よしよし、モミモミしてやろう」
「はおおんっっ!! いぐううっっ!!」
町田先生が背中から回した両手で意外にも優しく乳房を揉みしだいて来ると、股間の薬塗布の快感と相まってたちまち私は浅ましく絶頂を張り上げていました。そして町田先生が面倒臭そうに手を離すと、私は信じられないおねだりを自分の意志で口にしてしまいます。
「イヤッ! やめないで」
「だいぶ素直なイイ子になって来たじゃねえか」
「ああっ! ち、乳首もモミモミして……うふうんっ! イイッ!」
「千寿せんせえもホントはエッチだったんですね」
それはやっぱり薬のせいだったと思いますが、私はしだいに見境の付かないエッチな女の子に変わっていきました。どんどん派手に極めてはオシッコを吹きこぼしていきます。でも菜穂さんの指がアソコから抜かれて、あらぬ箇所に伸びると困ってしまいました。
「せんせえ、力を抜いて下さい。オシリノアナにもたっぷり塗らないと薬が余っちゃうんですう」
「ごめんなさい。あ、あ、ああっ!」
「痛くないですか」
「大丈夫よっ! あ、怖いわ、菜穂さん」
「せんせえが楽に呑み込めるように、クリちゃん気持ち良くしてあげますね」
「大したもんだな菜穂。オメエ、風俗に就職しろよ」
菜穂さんの指がお尻の穴に入ろうとすると拒絶感が働いて入り口を固めてしまいましたが、何度もイカされて夢見心地の私は、素直に力を緩めました。町田先生に対する嫌悪感は消えませんが、菜穂さんには心の抵抗もまるでなく、なすがままだったのです。そして彼女の細指が汚い排泄器官にジワジワと入り込んで来ると、痛みはなくむしろゾゾッと覚えてしまった快感で狼狽してしまいました。ハッと気が付けばかなり奥まで指が入り込んでおり、私はさすがに恐怖を口にします。でも菜穂さんが剥き身のクリトリスを摘まんだ指を微妙に慄わせて刺激を強めて来ると、果ててしまいそうな快感と共に尻穴の力が解除されて、とうとう菜穂さんの人差し指が第一関節まで恥ずかしい穴に埋まってしまったのです。その指がグルグルと回って薬を塗り込めて来ると、これは現実の事なのか、悪い夢なのではないかと、不思議な気持ちになりました。でも私はその時ハッキリと、お尻の穴まで強い快感を覚えて慄然としてしまいました。
――とうとう、あの薬を尻穴の中まで塗られちゃったんだ。私、どうなっちゃうんだろう……
「オラッ! しゃぶれ」
最後にお尻の穴に薬を塗られる快感を、目を閉じて密かに味わってしまっていた私は、熱くて固い物で頬をペシペシと叩かれて目を開け、町田先生が突き付けていた男性自身を目にして怯えてしまいました。経験のない私にはよくわかりませんでしたが、とてもこんな物を迎え入れる事が出来るとは思えなかったのです。でも同時にその肉塊からは、私を狂わせてしまう匂いが濃縮されてプンプン漂っており、心の抵抗とは裏腹にウットリと魂を奪われたように目を離す事が出来ませんでした。
――これを口に入れるのね。ああ、素敵……な、何を考えているの!? そんな馬鹿な……
「……い、嫌です」
乱暴な町田先生の強要に、わずかばかりの間ですが応じてしまいそうになった私は、ハッとして気を持ち直し、危うい所で拒否しました。悪魔の囁きに耳を貸してはなりません。悔しいけど私はどんどん町田先生の「チンポの虜」になりつつあるのです。そんなの絶対に嫌でした。それに私の処女をこんな卑劣な男性に奪われてしまうくらいなら、死んだ方がましです。私の初めては正ちゃんと。そう心に決めているんですから、
だけど状況は絶望的でした。いきなりこの男性を股間に突っ込まれても縛り付けられている私には抵抗のしようがないのですから。悲惨なロストバージンが近付いている恐怖におののきながら、少なくとも最後まで町田先生に抵抗しなければいけません。万が一喜んで迎え入れてしまうような事があったら、もう正ちゃんに顔向け出来ないと思いました。
――抵抗するのよ、絶対に。もしレイプされたら、町田先生をすぐ警察に突き出してやるんだ
それが絶体絶命の私に残された、唯一の心の拠り所でした。
ところが、私に拒否された町田先生はアッサリ引っ込んでしまうと、菜穂さんを呼び付けました。
「しょうがねえな。その気になったらすぐにそう言え。菜穂っ!」
「はい」
「千寿先生に見せ付けてやろうぜ」
「ああ、町田せんせえ。菜穂に下さい」
見てはいけないと思いながら目を開けると、床にへたりと座り込んだ菜穂さんが、仁王立ちになった町田先生のおぞましい肉塊を、嬉しそうに目を細めて口に含んでいました。おまけに菜穂さんは制服のミニスカの下に手を潜り込ませています。
「千寿、見てるか? 菜穂はオナりながらご奉仕してる。そうやって一緒に天国に行く、最高だぜ」
「町田せんせえ! 菜穂、もうイキそう」
「よしよし、タップリ出してやるからな」
そこで私は目を閉じましたが、もう十分でした。あの、おぞましいのに蠱惑的な町田先生のペニスを小さな口の奥までズッポリとくわえ込んで一生懸命「ご奉仕」し、自らを慰めながらウットリ陶酔してる菜穂さんの表情がクッキリと脳裏に焼き付き、近い将来の私の姿とダブってしまいます。目を閉じてもグチュグチュと言う嫌らしい水音が嫌でも耳に入って来ました。
「全部ゴックンしてキレイにしろよ。そしたら本番だ」
――ああっ! ど、どうしたらいいの? だ、誰か、助けて、我慢出来ないいっっ!!
もう絶対見ちゃ駄目だと目を閉じてじっと身を固め耐えようとしている私の耳に、ドキッとするような菜穂さんの甘くすすり泣くような声が聞こえて来ると、大量に薬を塗られてしまった体の中で烈火のごとくエッチな欲情が燃え盛って、私はすぐにのっぴきならない窮地に立たされていました。
4.破瓜
町田先生の教員室の中では、何だか卑猥な水音と舌ったらずな女の子が甘くすすり泣くエッチな声が響き渡って、あられもない全裸開脚姿で拘束され目を閉じている私の妄想を煽ってやみません。あの、小学生と言っても通りそうな幼い外見の菜穂さんが、中年太りで醜い町田先生の男性自身をしゃぶって精液を飲まされた後、自ら望んでセックスしているのです。
でもそんな事より差し迫った脅威は、町田先生の匂いの源泉であり強力な催淫効果のある薬を大量に塗り込められてしまった私の体の中で暴走する欲情でした。さっき薬を塗りながら体を弄って来た菜穂さんのテクニックに破れて二桁に乗る回数の絶頂を極めてしまったと言うのに、まるで治まらないばかりかますます強烈にぶり返して私を責め苛むのです。とりわけ敏感な乳首とクリトリスは普段の倍以上にググッと大きく膨らんだような錯覚を覚え、胸と股間がズキンズキンと痛みさえ感じる程強烈に脈動して、あまりの辛さに意識が朦朧として来ました。それでも気絶出来るわけではなく、私はほとんど熱病でうなされている患者のごとく半ば無意識に言葉を絞り出していました。
「……して……ああっっ!! 何とかしてえ~っっ!!」
「目を開けろっ!」
私が涙目を開けると、全裸で床に横たわった先生の上に菜穂さんがまたがって、お尻を上下させている所でした。菜穂さんも制服を脱ぎ捨て、胸と局部がくり抜かれた黒革ボディースーツのような物を着ており、その嫌らしさが目に焼き付きます。そして先生は菜穂さんを制止すると起き上がったのですが、イヤッと声を発した菜穂さんは町田先生と繋がりを保って離れようとしないのです。先生は何と菜穂さんを前抱っこしてセックスを続けながら、椅子に縛り着けられた私の方へ向かって来ます。
「菜穂、下りるんだ」
「アン、もっと。もっと欲しいの、町田せんせえ」
「全くドスケベ女子高生には困ったもんだな。こんなに好かれちゃ、身が保たねえよ」
町田先生はそんな事を言いながら嫌がる菜穂さんをドサッと床に下ろし、又しても嫌らしい肉塊を私の顔の前に誇示して来たのです。菜穂さんとの行為でヌラヌラとヌメ光っており、蠱惑的な匂いがさらに増幅して強烈に発散しているようでした。
「何とかして欲しかったら、しゃぶれ。わかったな?」
「はい」
「菜穂、千寿先生がおしゃぶりを始めたら、手錠を外してやれ。オナニーさせるんだ」
――こんなの、自分からしちゃ絶対駄目!
もう覚悟を決めた私でしたが、いざ初めての男性自身を目の前にすると、わずかに残った理性が歯止めを掛けようとします。町田先生の匂いが凝縮された肉棒はまるでキノコのように頭が立派に膨らんでおり、青筋が浮かんで見える胴体も太くて逞しく、処女の私には恐怖そのものの筈でしたが、困った事に嫌悪感は覚えないのです。むしろこれを口に深くくわえ込んで味わいたい、そしたら地獄の苦しみから解放されるんだ、と言う悪魔の誘惑に、私は懸命に抵抗していたのでした。正ちゃんのためにも、最後まで抵抗して見せる、とさっき誓ったばかりなんですから。
「どうした? いらないのか?」
「ねえ町田せんせえ。千寿せんせえは放っといて、おちんちん菜穂にチョーダイ」
「そうだな」
「待って!」
――正ちゃん、ごめんなさい
私は心の中で彼に謝ります。もう限界でした。
「しゃぶるんだな?」
「はい」
「もう! 千寿せんせえ、素直じゃないんだから」
「へへへ、根元までズッポリくわえなきゃ駄目だぜ」
「んんっ!」
意を決して目を閉じ、カプリと先っちょを含むと濃厚な匂いが口いっぱいに広がります。この教育実習が始まる前の私ならきっと吐いてしまうような強烈な汚臭の筈ですが、町田先生の匂いの虜となってしまった今では、何ともセクシーで香しく陶然となってしまいます。わずかに残った理性で嫌悪しようとしても無駄でした。そして町田先生が私の後頭部に手をやって腰を押し出すと、鋼のように堅くて熱い肉塊が口中を進んで咽奥を突き上げ、私は呻き声をくぐもらせていました。
でも困った事に全然嫌じゃありませんでした。それどころか私は悪魔のもたらす妖しい歓びにウットリとしてしまったのです。
「俺のチンポがそんなにうめえか、千寿。嬉しそうにしやがって」
「そりゃそうだよ。町田せんせえは世界一のオチンチンだもん……さ、千寿せんせえ、オナニーしていいよ、ってすっごーい。ほら、オシリノアナにも指入れちゃえ」
「お、オクチの方もちゃんと動き始めたな。えらいぞ、千寿」
手錠を外された私はもう狂ったように股間を弄り回していました。さっき菜穂さんに教えられたように、クリの包皮をどけて直にクリクリと指で擦り上げ、アソコにも指の先を入れてクチュクチュとかき混ぜるのです。そして菜穂さんに言われてお尻の穴に指を入れてしまうと、信じられない程気持ち良くて理性が吹っ飛び、私は自然と町田先生のオチンチンをくわえ込んだ口を動かすおしゃぶりまで始めていたのでした。
それにしても何て甘美で心地良いんでしょう。待ちに待ったオナニーで夢中になって自分を慰める快感の素晴らしさもありますが、先生のペニス自体の匂いと感触が妖しい魅力で私をウットリさせ、ズンズンと咽奥を突かれる度に意識がぼうっと桃色に霞み、脳髄まで痺れる陶酔が私を包み込むようでした。私の頭を抱え込んで動かしている町田先生の声が、まるで遠い異世界からのように非現実的なイメージを伴って聞こえて来ます。
「ヘタクソだな、千寿。そんなんじゃ男は満足しねえよ。これからは菜穂を見習って、上手にしゃぶれるように、しっかり励むんだぞ」
――はい、わかりました、町田先生。しっかり頑張ります……ああ、何馬鹿な事を考えてるのかしら、私。でも……こんな気持ちになっちゃうなんて、信じられない。アン、イク! イッチャウウッッ!!
その異世界からの声に呼応して受け入れようとしていた私は、次の瞬間愕然としました。とことんイッテしまうまでオナニーをやめられそうにない体に続いて、心まで町田先生に支配されつつあるのです。だけど私はもう、忌み嫌わねばならぬと頭では理解しているこのおぞましい肉塊の魅力から逃れる事は出来そうにありません。先生の手が離れても、きっといつまでもむしゃぶり付いていた事でしょう。
「出してやるから一滴もこぼさずゴックンするんだぞ、千寿。そうすりゃお前はもう身も心も俺の女になるんだ」
「菜穂もそうだったんだよ。いいなあ」
「何言ってやがる。お前には飽きる程飲ませてやってるだろうが」
「だっていくらでも欲しいんだもん。町田せんせえのセーエキ」
――ああ、先生のザーメンを飲んでしまったら、もうおしまいなんだわ。だけど……正ちゃん、ごめんなさい。もう私駄目なの。あ、イク! 又イクうっっ!!
町田先生の精液を飲む事で、文字通り「チンポの虜」になってしまうんだろうと理解した私が抵抗を覚えたのはしかし、ほんのわずかな時間でした。嫌と言う程お預けを喰らった後でようやく許されたオナニーは素晴らし過ぎてやめられそうになく、二回、三回、四回、と体中がトロけてしまいそうな程強烈な絶頂を覚える度に正常な理性が破壊されて、私は獣みたいな肉欲に支配されていったのです。そしてとうとう先生はブシャッと沢山の精液を出してしまいました。吐き出さないよう先生の両手がガッチリ頭を押さえていましたが、言われた通りゴックンと咽を鳴らしてザーメンを飲んでしまうのは無理矢理でなくごく自然なふるまいでした。
――これでもうおしまいなのね。だけど……素敵だわ、とってもおいしいの、ああ……
燃えるように熱い先生のペニスから放出された粘液は驚く程冷たくて、人間離れしているように感じられました。その冷たい感触が咽を通過していく瞬間わずかに覚えたためらいは、すぐに抗し難い歓びにかき消されていきます。先生の手が頭を離れても、私は夢中で肉塊にむしゃぶり付き、冷たくて素敵なザーメンを一滴残らず舐め取る作業に没頭していたのでした。
「よしよし、ようやくイイ子になったな、千寿。オナニーを止めて、両手を頭の後ろに組みなさい」
――イヤン、もっと……えっ!? 手が自由にならない
内心オナニーの継続を望んでしまった私はとても恥ずかしかったのですが、次の瞬間慄然としてしまいました。とても止められないと思っていた手が勝手に持ち場を離れ、頭の後ろで組んでしまったのです。それは町田先生に言われて椅子から立てなくなった時と同じ、体が自由にならない恐ろしい感覚でした。菜穂さんが嬉しそうに言います。
「千寿せんせえも、町田せんせえの言いなりだよ」
「もう大丈夫そうだな。椅子から下ろしてやるから、床で仰向けになれ。いよいよバージンを貰ってやる、いいな? 千寿」
「そんな、酷い……嫌です! 絶対に嫌っ!」
「いくらでも減らず口を叩いてな。ホントは俺のチンポをぶちこまれたくて、たまんねえくせによ」
「そんなわけありませんっ!」
「千寿せんせえ、初めてなのに大丈夫かなあ」
「なあに、痛いのは最初だけだ。すぐに狂ったように良くなっちまうさ」
「ああ、やめて……やめてえ!」
知らない人が見たら奇妙な光景だったでしょう。いつ強引に犯されても拒否できない格好で縛り付けられていた私が、ようやく拘束を解かれるのを、やめてと嫌がってるんですから。けれども頭の後ろで組むように言われた両手がもう自分の意志ではてこでも動かせなくなっていた私は、どうあがいたって逃げようがないのです。町田先生の言いなりに床の上で仰向けとなり、まるで同意しているかのように体を開いて処女を奪われるのでしょう。それは束縛されて無理矢理乱暴されるよりずっと辛い仕打ちでした。
「よし、入れ易いように脚を折りたたんでパカッと開け。そうして、おまんこクパアと指で広げて見せろ」
「キャア! 千寿せんせえ、えっちい! お尻の穴まで見えちゃってますう」
「嫌……こんなの、嫌! 許して……」
全裸で床の上に横たわった私は、さらに世にも恥ずかしいポーズを取らされました。町田先生の言いなりで手先同然の菜穂さんは、今や積極的に私の辱めに協力し、こうやるんですよと彼女にナビゲートされて勝手に動いてしまう手足が作ってしまったのは、大事な部分を開いて剥き出しにすると言う女の子にとっては最低の下品な格好でした。あまりの恥辱で胸が潰れるような思いを味わった私は、抗う声も途切れ途切れにかすれ、目からはとめどなく涙がこぼれ落ちます。
「よし、いい格好だ。ロストバージンの前に記念撮影してやるから、余った手でこちらに向かってピースサインして見せろ」
「やめてえっ!……撮らないで、お願いです……ああ、酷い」
「千寿せんせえ、オツムの足りないエッチな女の子みたい。でもカワイイですう」
「写真だけじゃ嫌がってるようには見えねえな、ヘヘヘ。コイツをバラまきゃ男子連中は大喜びだろうて」
「町田先生の言う事よく聞いて、イイ子にしてたら大丈夫だよ、千寿せんせえ」
どんなに口で嫌がって見せても、その死ぬ程恥ずかしい屈辱のポーズを崩す事が出来ないんです。強制されてるようには見えないでしょうから、本当にこんな写真が公開されてしまったらもう生きてはいけません。町田先生が何度もパチパチと携帯カメラのシャッター音を響かせると、ますます凄まじい羞恥で心臓が爆発しそうになりました。
ところが、その時同時に私の頭には平常ならとても信じられない捨て鉢な思考が忍び寄っていたんです。
――ああ。もう、どうにでもして! 早く犯してちょうだい!
それはやはり恐ろしい薬の作用だったでしょう。自分の指でくつろげてしまった恥ずかしい部分からはまるで失禁したかのようにジュクジュクととめどなく熱湯のような液体が溢れ、何度でもぶり返してしまう猛烈な欲情がますます苛烈に私を責め苛んでいたのです。
「今度はビデオ撮影してやるからな。カメラに向かってオナニーして見せろ」
「そんなの絶対嫌ですっ! ああんっ!」
「女の嫌よ嫌よは好きのうちとは良く言ったもんだな。乳を触っただけでエロ声が出てんじゃねえか、笑わせるな」
自由が利かず自分のものでなくなったような手指は、すぐさま胸と股間に当てがわれて嫌らしく動き始めてしまいました。軽く乳首に触れただけで甘美な電流に撃たれたような心地良い戦慄が迸り、声も我慢出来ません。
「せんせえ、親指でクリちゃんムキムキしてみようよ」
「ウヒイ~ッッ!!」
「人差し指と中指はオマンコに入れてくちゅくちゅするの」
「あ、あ、ああっっ!! いいっ!」
「小指はお尻に入れちゃえ」
「ハオウッッ!!」
「せんせえ、すっごーい! ホントに処女なの?」
「澄ました顔してたくせに、一皮剥いたらこのザマかよ。イク時は大声でそう言えよ」
ビデオカメラを向けられた事で強い抵抗を覚え、絶対恥ずかしい姿を晒してはならぬと思った私の決意は、石のように屹立した乳首を摘み欲情でパンパンに張りつめた乳房を掴んだ途端にアッサリ砕け散りました。エッチな声が次々にせくり上げ、菜穂さんに教えられるままにお尻の穴まで弄ってしまう嫌らしいオナニーを始めてしまうと、もう無我夢中でした。ビデオを撮られていると言う意識はあるのですが、それはむしろ私の興奮を増すばかりのスパイスに過ぎません。あっと言う間に昇り詰めた私は、はずかしい液体をくじらのように吹き上げて「イク」とわめいていました。
「こりゃスゲエ。AV女優も真っ青、千寿先生の潮吹きオナニーショウだぜ。もっと近くから撮ってやるから、後2回イッテ見せな。そしたらいよいよ本番だ」
「千寿せんせえ、イキ顔最高! ホント、かわいいんだあ」
からかわれ、カメラを持ってやって来た町田先生に覗き込むようにレンズを近付けられても、私は狂ったようなオナニーをやめる事が出来ません。操られる手は勝手に動き、ドロドロに白熱した体は素直に浅ましく反応して、大声で絶頂を叫んではカメラのレンズまで汚してしまう有様でした。
「よし、おしまいだ。両手を頭の後ろで組め」
さっきと正反対で、オナニーをやめたくなくて「イヤ」と口走ってしまいそうでしたが、私の手は町田先生に言われた通り動きます。先生はカメラを菜穂さんに渡して言いました。
「千寿先生のロストバージンを撮影してくれ」
「せんせえが女の子になるトコ、撮ってあげますね」
「……やめて……ひど過ぎます……」
オナニーショウで壮絶な絶頂を3回も晒してしまった直後の私は、かすれる声でそう呟くのがやっとでした。でも男の人を迎え入れる態勢は少しも崩せず、床にはもう大きな水たまりが出来ています。
「体の方はそう言ってねえみたいだぜ。ほう~ら」
「ああ~っ! あ、あふうんっっ!!」
町田先生が男性自身を手で握り締め、開いたキノコの傘の部分で剥け上がった股間の肉豆をグリグリと擦って来ると、嫌らし過ぎる鼻声が洩れてしまう私の体は強烈な興奮でざわめいて、淫らな血が沸騰するような思いになりました。もう降参です。私はまだ処女なのに、狂ってしまった体が猛烈に町田先生を欲しがってしまっているのでした。
――正ちゃんにあげるつもりだったのに。もう、死んでしまいたい……
彼の顔を思い浮かべて自制しようとしても無駄でした。ビデオカメラの前だと言うのに、私は町田先生に進んで体を開き、バージンを捧げてしまうんです。
「うへへ、マメがもうコリコリで、えっち汁がドバドバじゃねえか。欲しいんだろ、俺のチンポが! それとももう一度しゃぶってみるか? オラオラ、何とか言ってみな、ドスケベ千寿!」
「町田せんせえ、千寿せんせえがウンと言わなかったら、もっかい菜穂とエッチしよ」
「そうだな……」
「待って下さい!……して」
「聞こえねえよ」
「……私に入れて下さい」
町田先生の焦らすようなクリトリスとペニスの擦り付けは危険な麻薬のように甘美で、これ以上我慢したら本気で頭がおかしくなってしまったかも知れません。処女を失う恐怖も、正ちゃんに対する後ろめたさも、クリッ、クリッと一擦り毎に極めてしまいそうな程強烈な快感を味わわされているうちに、あらかた消えてしまいました。
「じゃあ入れてやろう」
「うあっっ!!」
町田先生がクリトリスから浮かせた肉傘を無造作に挿入して来ると、中で確かに何かがブチッと切れるような感触があって、私は苦痛で声を出しました。でもそれはさっきまで狂ったようなオナニーで激しく極めて叫んでいた大声に比べると、ずっと小さくて低く呻くような声でしかありません。ロストバージンの出血で覚悟していた激痛ではなく、驚く程軽微な痛みだったのは、私の体が十分男性を迎え入れる準備を完了してしまっていたからでしょうか。もちろん快感など感じるわけもありませんが、繋がったままの町田先生は言いました。
「正真正銘バージンだったみたいだな、千寿。かなり血が出てやがる。痛いか?」
「はい。ああ、もう離れて下さい」
「バカ言え。じっとしといてやるから、チンポの味をしっかり味わえ。じきに良くなる」
「そんな……うふうんっ!」
良くなるなんてあり得ないと思ったはしから、町田先生の指で乳首をクリッと摘まれるとエッチな声が出てしまいました。逃げ出そうと思っても、後頭部で両手を組み脚を折りたたんで大きく開いた格好のまま、私の体は見えない拘束を施されているかのように全く動いてくれないのです。これで感じてしまったら、とても無理矢理犯されてるようには見えないでしょう。一部始終をビデオ撮影されてると言うのに。
――絶対に感じちゃ駄目! 声も我慢するのよ
だけど乳首を軽く摘まれただけでビビッと電流のように体中を駆け巡る快美の戦慄は素晴らしく、続いて先生のブヨブヨした肉厚の手で乳房全体を揉まれ始めると、トロけるような心地良さに私の決意はたちまち挫けそうになってしまいます、歯を喰い縛って堪えても、妙な呻き声が洩れてしまいました。
「感じてるくせにやせ我慢なんかするな。気持ち良かったら正直にそう言え」
「ふああ~っ! イイ! 気持ちいいっっ!!」
「どんなに気持ち良いのか言ってみろ」
「お乳が溶けちゃいそお!」
先生に言われた途端にますます快感が募り、我慢していた声が大きく出てしまって、私は愕然としました。体が素直に快感を受けいれ、口が勝手に本心をバラしていたのです。これも町田先生の言いなりになっている証拠でした。
「菜穂、カメラを固定してお前も手伝え」
「嫌っ! 来ないでえ……アン、いいっ! す、素敵だわ、ああ……」
「俺はこっちをかわいがってるから、お前は反対側から気持ち良くしてやってくれ」
「いいなあ。菜穂もこんな風にして欲しい」
「乳がないくせに、ナマイキ言うんじゃねえ!」
「ひっどー。さ、せんせえ、痛くないように菜穂が気持ち良くしてアゲル」
こうして左右から町田先生と菜穂さんに別々の乳房を弄られるのは、たまらない刺激でした。何とか感じまいと気を張っても、右を耐えれば左が良くなってしまい、完全にイタチごっこで防御不能。膨らみを揉まれ、乳首を転がされたり吸われたり、さらに首筋やうなじの辺りを手や唇で愛撫されても、ビクンビクンと恥ずかしいくらい敏感に感じてしまい、私は口からエッチな言葉をわめき散らしながら悶え狂い、乳房によるエクスタシーとは信じられない程の高みに燃え上がってしまいました。そして三度目の絶頂を叫んでしまった時です。
「お、マンコがヒクヒクして、俺のチンポを喰い締め始めたぞ。バージンだったくせに、全くスケベ女にゃ困ったもんだ。なあ千寿。良くなって来た所で、キスしようぜ」
とうとう恐れていた体の反応が始まってしまったのです。とうに苦痛は去り、異物感を感じるだけだった先生の肉棒がいつの間にか心地良い感触を伝え始めていました。そして上半身の愛撫で三度も達している間に、無反応だったアソコが先生のペニスを切なく締め上げてしまっている事に気付いた私は、情けなくて泣きたくなりましたが、もう後戻り出来るはずもありません。連続絶頂の余韻で上半身は雲の上をフワフワと漂っているような素晴らしい心地良さに包まれているし、私はごく自然に町田先生と唇を合わせていました。
「町田せんせえ、駄目えっ!」
「何だよ菜穂。お前妬いてるのか?」
「当たり前じゃん」
「じゃあ、お前がキスしてやれよ」
「うん。千寿せんせえ、チュッチュしよ」
町田先生も菜穂さんも貪るように舌まで差し入れて来る嫌らしいキスでしたが、それすら脳髄まで響く甘美な感触でした。私の体は最早完全に狂わされていたのです。
「いよいよ腰まで使い始めたな。菜穂、離れろ。千寿先生が俺のチンポをくわえ込んで、大喜びで腰を振ってる所にカメラのピントを合わせるんだ」
「いけませんっ! 駄目です、そんな……」
「ホントに嫌なら止めたっていいんだぜ。こう言われても止めない所を見ると、千寿は俺のチンポにメロメロってわけだよな、ははは……」
――ああっ! こ、こんな、バカな……
言われてもないのにまるで操られているかのように私の腰は勝手に動き、ペニスの感触を味わおうとしていました。するとズンズン突き上げて来る快感は凄まじい心地良さで、指入れオナニーなど子供だましだと思ってしまったくらい。セックスってこんなに気持ち良いものだったのか、と体に叩き込まれた感じで腰の動きがどうにも止められません。いえ、先生は止めてもいいと言うのに、その言葉と反対に止まらないんですから、私はもう本心から町田先生とのセックスを望んでいたのです! そして先生が繋がったまま私の体を起こすと、菜穂さんの操作するカメラのレンズと目が合いました。
「よし、カメラに向かってピースサイン。後は好きにしろ」
「千寿せんせえ、お尻振り過ぎ。嫌らしいなあ、もう」
「うああっっ!! イイ、イイ、気持ちいい~ッ!!」
「せんせえってホントはおまんこ大好きだったんだね」
「そうなのおっ! おまんこ大好き! ああ、ああっ! もっと、もっとおっっ!!」
頭の後ろにやった手でピースサインをして見せた私は、町田先生の上になってペニスを喰い締めながら上下運動を始め、あまりの心地良さに我を忘れて声を張り上げました。そしてビデオカメラに向かって「おまんこ大好き」と言う隠れていた本心まで告白してしまいます。凄まじい勢いで昇り詰めていった私はまもなく訪れた絶頂を大声でわめき、ピクピクと全身を痙攣させてしばらく呆然としました。でも素直に町田先生を求める腰が淫らな動きを再開するのにさして時間は掛からなかったのです。
「おい菜穂、よくやった。もう遅いから帰れ。これからは大人の時間だ」
「町田せんせえ、ゴム着けてないけどいいんですか?」
「ああ。タップリ出してやる」
狂ったように腰を振りたくり壮絶な快感でピンクにかすむ意識の片隅でも、その事の持つ重大性は理解出来たのですが、淫らな悪魔に取り憑かれたような私の体はもうどうにもなりませんでした。
「いいなあ。菜穂にも出して」
「バカ言え。高校生なんか孕ませられっかよ」
「千寿せんせえが羨ましいです。町田せんせえ、あんまり沢山千寿せんせえとばっかりしないで下さいね。早く切り上げて下さい」
「ガキンチョのくせにヤキモチなんか妬いてんじゃねえよ。それにホラ、千寿の方が離してくれそうにねえんだ」
「もう! 千寿せんせえなんかキライ!」
帰り支度をしながら、町田先生と恋人同士のように親しくそんな会話を交わした菜穂さんが出て行きます。後に残された私は、何度も何度もイキながら町田先生の上で果てしなく腰を振り続けたのでした。
5.縄味
「お早うございます」
「オハヨッ! 千寿せんせえ。エヘヘ、お先にもらってるんだあ」
次の日の朝、言われていた通り7時に町田先生の教官室へ入った私は、明るい少女の声に驚きました。その声の持ち主はもちろん、ツインテールで小柄な幼い外見なのに、私より先に町田先生の言いなりに堕とされていた菜穂さん。彼女は椅子に座った先生の前にひざまづき、制服の下に手を入れて自分の体を慰めながらペニスを頬張っていたのです。
「菜穂、早くしろ」
「うん」
菜穂さんは私に挨拶するため一旦吐き出していた町田先生のモノを口に戻すと、嬉しそうに恍惚の表情を浮かべ、オナニーの指使いを早めながら物凄い勢いでジュバジュバと口を動かしました。
――菜穂さん、幸せそう。私もああなっちゃうのかしら……アン、駄目っ!
文字通り「チンポの虜」になってしまった痴態を晒している菜穂さんは、ドキッとする程大人びてセクシーに見え、思わず腰をよじってしまった私は昨夜から悩まされていた甘い感触にズンと突き上げられてしまいました。とても気持ち良くて、ジュンと股間が潤いを増すのがわかります。
「飲んだら離れろ、千寿先生と交替だ」
オナニーで気をやると同時に口中に射精されたらしい菜穂さんが名残惜しそうに離れて行くと、私はフラフラと引き寄せられるように彼女がいた場所へ向かいます。好きでもない男性にあんな行為を働くなんて嫌に決まってますが、やはり先生の言葉には逆らえず、足が勝手に動いてしまいます。
こんな朝早くに登校したのも町田先生の指示によるものでした。昨夜何度も中出し射精されてから帰宅する時、私は教育実習中の決まり事として三つの約束を誓わされていました。朝は7時に教官室に来る事。放課後は夜まで町田先生の指導を受ける事。そして、町田先生との事は誰にも口外しない事。忘れてしまったら意味がないので、一度に沢山の命令はしないのだと言われましたが、それで十分だったと思います。正ちゃんからメールが届いており、土曜日に海へ行くための待ち合わせ場所や時間を伝えてくれたのですが、簡単に承諾の返信を打っただけ。相談も出来ないのだから、彼と話しても辛いだけだと思ってしまいました。
疲れ切ってから帰宅して、母が用意してくれていた食事を取るのもそこそこに、朝まで熟睡してしまった私は、目覚めてすぐに時計を確かめてなぜかホッとしてしまいました。早朝から学校に行かねばならないのですから。先生の命令に縛られている事に気付いた私は慄然とし、それでも勇気を奮い起こして乱暴された事を警察に通報しようとしたのですが、どうしても電話を掛ける事が出来ない事がわかって、ハッキリ悟ってしまったのです。あの絶対に破れない三つの約束だけで、私がどうあがいても町田先生からは逃れられず、言いなりになるしかないと言う事を。そうして気が付けば、そそくさと身支度して朝早くから学校に向かっている私がいたのです。
――あ、あ、嫌だ! 凄く気持ちいい、ああ……
そして町田先生の呪縛は言葉の暗示だけではありませんでした。昨夜帰される前全身に施された嫌らしい仕掛けも、文字通り私を縛っているのです。とりわけ歩くだけでも股間のあらぬ箇所が刺激されてしまうのが大きな悩みの種で、今朝歩いて登校する時からすれ違う人の視線がやたらと気になって、もう気もそぞろ。時折おぞましい興奮が募って、立ち止まっては嫌らしい吐息を洩らし、何とか刺激を軽減する歩き方は出来ないかと試みてみましたが、股間に痛いくらい喰い込んで固定された仕掛けから逃れるのは不可能でした。そして今ヨロヨロと町田先生に近付くに連れて、股間をズンズン突き上げて来る快感がどんどん増幅して来るようで、口惜しいけど気を緩めたら恥を晒してしまいそうでした。
町田先生は菜穂さんの口から解放され唾液でテカテカに光るおぞましい肉棒を勢い良くそそり勃て、片手で誇示しています。さっきまで絶対に嫌だと思ってたはずなのに、股間を蕩かせる仕掛けの甘美な感触とその肉塊が発散している濃厚な匂いが私を狂わせ、菜穂さんのように咽奥まで口に含んでしまった途端に、全身を抗し難い興奮と歓喜で包まれていました。
――ああ、素敵だわ! コレよ! 私が欲しかったのは……
それは中毒患者が禁断の薬物にありついたようなもので、理性など何の役にも立たず、何もかも忘れた私は夢中で口を動かし、貪るように味わってしまうのでした。
「おい菜穂、千寿先生の体を調べてみろ。俺はまだ当分出そうにないし、面白いものが見つかるぞ」
「やっぱり千寿せんせえ、まだヘタクソなんだね。菜穂ならすぐに出してくれるもん」
「バカ言え、二発目だからだ」
菜穂さんが誇らしげにそんな事を言うと、私のスーツを脱がせ始めました。町田先生の手で体に施された仕掛けを見られてしまうのはとても恥ずかしい事でしたが、魅惑のペニスに夢中で口を使う歓びで頭を惚けさせている私にとっては、それも興奮を増すスパイスに過ぎません。
「何コレ? すっごーい。お乳がバーン!」
「菜穂、お前が着てるボンデージスーツでも、乳さえありゃそうなってるぜ」
「ひっどー。エヘヘ、千寿せんせえ、感じちゃう?」
「んん~っっ!!」
「乳首がもうコリコリだよお」
菜穂さんが驚いたのは、私の体中を網の目のように緊縛している縄でした。縄と言っても太い紐みたいにソフトな素材で肌に痛くはないのですが、ギチギチに引き絞られて体に喰い込み圧迫感が凄いんです。根元を括り出されている乳房は必然的に大きく張り出し、自分で見ても恥ずかしいくらいの巨乳になって先端の乳首は勃起したまま戻ってくれません。感度も増してしまって、菜穂さんに軽く乳首を摘まれたり膨らみを揉まれたりすると、薬で狂わされていた昨夜と遜色のない強い快感が迸って、私は呻きました。
「スカートの中を見てみな。もっと凄いぜ」
――ああ、嫌だ。恥ずかし過ぎる……
股間の惨状がわかってるだけに恥辱感が胸を締め付けますが、先生のペニスを一心不乱にしゃぶってしまう私は、菜穂さんのされるがままになるしかありません。タイトスカートをたくし上げて、ノーパンの股間に喰い込みきつく締め上げている縄を見た菜穂さんは、目を丸くしてさらに驚いていました。
「千寿せんせえ、おもらししちゃったみたい。こんな事されて気持ちいいんだね。ヤだ、すっごいヘンタイ……」
「そりゃそうさ。良く見てみろ、結び目が作ってあるだろ?」
「ホントだ」
「デカイのがマンコ、小っちゃいのが剥けグリ、中くらいのがケツの穴に埋まってる。おまけに嵌める時タップリ薬を塗ってやったからな。おしとやかな千寿先生も、男が欲しくて欲しくてたまんねえ気持ちになってるわけだ。見ろよ、嬉しそうに俺のチンポをしゃぶってやがる」
――ああっ! 菜穂さん、そんなに見ないで……だ、駄目っ! おかしくなるう……
菜穂さんに至近距離から覗き込まれて、先生の説明を受ける箇所がますますカーッと熱くなり快感が込み上げて来る気がしました。股間を痛いくらいきつく締められて、3つの結び玉があらぬ箇所を圧迫してしまう淫らな感触が、昨夜からずっと私を悩ませているんです。大きな結び目はまるで小型のペニスみたいに私のアソコに喰い込んでるのですが、処女を失ったばかりの私にとっては丁度気持ち良い刺激で、つい無意識にギュッと粘膜で締めて楽しんでしまいます。そして一番小さくても凄まじい刺激なのが、クリちゃんに当たって離れてくれない結び目でした。剥ける事を教えられた時カルチャーシックを覚えてしまったくらい鋭敏なその部分を、包皮を剥かれた状態でピンポイントに刺激されるのですからたまりません。股縄を締められてしまった途端に目も眩むほど強烈な感触で、これだけは勘弁して欲しいと泣きたくなった小玉のクリ刺激は今もなお続いて、私を大いに悩ませています。
そして股縄を締められた当初はほとんど気にならなかったのに、実は最も曲者だったのが尻穴に埋まる結び目でした。この縄は腰の後ろでまとめて複雑に縛られているので、自力ではとても外せないのですが、寝ても覚めても結び目が当たって外れてくれない淫らな感触を味わわされているうち、恥ずかしい事にアナルの結び目が徐々に心地良い感触を伝え始めて来たんです。ハッと気付いた時にはもう手遅れで、おまんこの結び目を喰い締めてしまう時同時に尻穴で締めてしまう結び玉の方がむしろ気持ち良くなってしまいました。こんな排泄する汚い箇所で感じてしまうのは物凄く抵抗があるんですけど、それが却ってアブない歓びを増してしまうようで、一晩明けた時にはもう一刻もお尻の快感を無視出来ませんでした。こんな所で感じてしまうなんてヘンタイだからイケないと思えば思う程、逆に尻穴からヒタヒタと心地良い戦慄が背筋を這い上がって来るのではどうしようもありません。
「おい千寿。中腰でいいからケツを揺さぶるんだ。縄が擦れて自家発電オナニー出来る筈だぜ」
「んふうんっっ!!」
興味深そうに股間を覗き込んでいる菜穂さんの目が気になりましたが、町田先生の言葉は絶対です。私のお尻が勝手にガクガクと大きく揺さぶられると、先生の言った通りオナニーしてるのと変わらない快感が込み上げて、私はどんどん頂上に押し上げられていきました。町田先生のペニスをしゃぶる口にもより一層熱がこもり、尻振りオナニーで私が極めてしまうのを恐らく察知した先生が、タイミングを合わせるようにドッと冷たい精液を口中に放出します。それを出来るだけこぼさぬよう飲み下した私は、絶頂の余韻に浸りながら、肉体の歓びとは別の素晴らしい満足感を覚えていました。それは忌まわしい筈の町田先生の精液を飲んでしまったと言う歓びに他なりません。
「千寿せんせえ、とっても気持ち良さそう。菜穂も縄で縛って欲しいな」
「これは結構面倒なんだ。アナルバイブの付いたボンデージスーツで我慢しろ、菜穂」
「もう! 町田せんせえったら、千寿せんせえばっかりイジめるんだから」
「オイオイ、参ったな。菜穂、お前には解毒の方法を教えてやっただろ? さっさと匂い中毒を解毒して、嫁さんのいる俺みてえな中年のデブオヤジとはオサラバすりゃいいんだぜ」
「いいんだもん。菜穂はね、そんな町田せんせえが大好きなの」
「まさか、こんなに好かれちまうとはな。だけどお前、将来どうするつもりなんだ?」
「将来? まだわかんないよ。保育士になるかナースになるか……」
「そうじゃなくって、俺の女でいるつもりなのか、って聞いてるんだ」
「うん! 菜穂はね、ずっとせんせえにご奉仕して暮らすんだ」
「バカ言え、親が泣くぞ。言われた通りに解毒してまともに戻れ。これは命令だぞ」
「そんな!……ひどい……」
菜穂さんがしゃがみ込んでシクシク泣き始めたので、私はビックリしました。
――菜穂さん、こんな酷い事されたのに、本当に町田先生が好きになっちゃったの? だけどまともに戻った方がいいわ。あなたは悪魔にたぶらかされてるのよ
そして私は、どうしてもかわいそうな菜穂さんの姿を自分とダブらせずにはいられません。今は嫌で嫌でたまらず、処女を強引に奪われた町田先生を出来れば殺してしまいたいくらい憎んでいるのに、彼の言葉の呪縛から逃れられず、言いなりになっている私です。でもそのうちに心まで支配されて、この最低の鬼畜男を愛してしまうんでしょうか? それはあまりに残酷で想像もしたくない恐怖の未来でした。
「おい菜穂。今週中猶予をやるから、金曜までに解毒しろ」
「……はい……それまで、放課後ここへ来てもいいですか?」
「ヒマがあるなら好きにしろ。千寿先生の調教を手伝わせてやるよ。ヒイヒイ泣かせたら、ご褒美にお前も抱いてやる」
「ありがとうございます」
――菜穂さんの目が怖い!
泣き崩れていた菜穂さんが顔を上げて私の方を睨み付けている目を見てしまい、ゾッとしました。それは嫉妬に狂い、私に対する敵意を剥き出しにした、暗い怨念のこもった恐ろしい目だったんです。
――又、この子にイジめられるのね……ウウッ! 縄が……
ところが菜穂さんの暗い目を見ていると、彼女にいたぶられて乱れ狂ってしまった昨夜の恥ずかしい記憶が蘇り、私は思わず腰を振ってしまいました。すると股縄の三つの結び目が私の急所とズルンと擦れ合い甘美な感触が突き上げて来るんですけど、これまでにない鮮烈な刺激に感じられて、私は慄然としました。馴染んでしまったせいか、昨夜は苦痛を伝えて来た縄が専ら心地良いばかりで、おまけにその快感はどんどん募る一方なのです。
「解毒のアテはあるのか、菜穂」
「はい、なんとか」
「今のお前に迫られて拒否出来る男はいねえよ。スゲエ匂いをぷんぷんさせてるんだからな」
「頑張ります。それでは、失礼します」
菜穂さんが部屋を出て行くと、教えてくれるわけはないと思いながらも、町田先生に聞かずにはいられませんでした。
「町田先生、匂い中毒を解毒する方法があるのですか?」
「そらそうよ。菜穂みてえなガキンチョに一生つきまとわれちゃ敵わん」
「その方法を教えてくれませんか」
ところが予想に反して、町田先生はアッサリ教えてくれたんです。
「他の男とヤって、そいつの精液を膣内に浴びる。その時女も一緒にアクメに到達すれば解毒される筈だ。女子高生にはちとハードルが高いが、菜穂なら何とかなるだろう」
「どうしてですか」
「俺のザーメンを浴びる程飲んで、アイツ自身が媚毒の匂いを発するフェロモン体質になってるからだ。あんなカワイコちゃんに寄られて匂いをかいじまえば、どんな男もイチコロよ。お前が俺の匂いにやられた時を思い出してみろ」
――あっ! 町田先生と同じ香水だと思った菜穂さんの匂い……そういう事だったんだ
「そうやって菜穂が解毒されると、今度は相手の男が中毒になる」
「どういう意味ですか」
「その男が菜穂の言いなりになっちまうって事よ」
「本当にそんな事が?」
「実は俺にもよくわかんねえんだよ。何しろ菜穂はこの薬を使ってやった第一号、つまり実験台だからな。あんなに好かれちまうとは思いもしなかったし、早くオサラバしたいんだけどな」
「そんなの、かわいそうです」
薬物でたぶらかされたとは言え、あんなに熱烈な好意を寄せている菜穂さんをアッサリ捨ててしまう町田先生は冷た過ぎると思い、私はついそう口にしていました。
――愛人にしてあげれば良いのに。私と替わってあげたい
そうです。菜穂さんは男子に人気がありそうな、明るくカワイイ女の子。奥さんがいる町田先生の不倫相手としては、もったいないような年下の彼女ではありませんか。熱烈なラブコールを送って来ている彼女をソデにするなんて、先生は一体何を考えてるんでしょう。わざわざ私に乗り換えるなんて面倒な事をしなくても良いのでは、と思った私でしたが、先生の次の言葉で暗澹たる気持ちに陥ってしまいます。
「かわいそうだと! あんなツルペタのコドモに俺が本気になるわけねえだろ。俺の本命は、千寿、お前だ。早くアイツのように堕ちて、身も心も俺の女になってくれ。実習が終わるまでには完璧に仕上がるよう、腕によりをかけて指導してやるからな!」
「ど、どうして、本命だなんて……会ったばかりなのに」
尻振りオナニーで極めてしまった心地良い余韻で股縄が喰い込む股間から下半身全体をビッシリと甘美に痺れ切らせている私は、慄える声でそう聞かずにはいられません。一目惚れされたにしては、先生の手際が良過ぎるように思ったんです。
「前からいる教員からお前の噂を聞いてたのさ。高校時代から美人で有名だったそうじゃねえか。大学でミスキャンパスに選ばれたって事も知ってる。だから俺は、誰もやりたがらない面倒な実習担当を進んで引き受けてやったんだ、ありがたく思え。おっともうあまり時間がねえな。千寿、キスしようぜ」
少し離れた所で立って話していた先生に言われると、私の足は自動的にそちらへ向かい、どんどん強烈になって来る股縄の結び玉が擦れる淫らな快感が私を堕落に誘います。そして殺したいくらい憎い筈の町田先生に顔を近付け唇を合わせた瞬間、私の頭は千々に乱れました。
――こんな男なのに……どうして?……
忌まわしい男と唇を合わせてしまった強烈な興奮と共に、正ちゃんとのキスですら覚えた事のない安らかな幸福感が込み上げて来たんです。悪魔にたぶらかされてるんだと理性で抵抗しても無駄で、舌を差し入れながら口を吸う先生の手がタイトスカートの中に侵入して来ると、あろう事か自然と脚を開いて股間を触らせてしまう私がいました。そして股縄の結び目を確かめるようにまさぐられながら、ウソの吐けない町田先生の尋問が始まります。
「正直に答えろ、千寿。俺のチンポをココにぶち込まれたいんだろ?」
「はい、入れて欲しいです」
「だろうな、もう大洪水だ。放課後抱いてやるから、それまで縄でも喰い締めて我慢してろ」
「ああっ! ううんっっ!!」
大きな結び目を弄っていた手が、小玉や中玉に触れる度、私はたまらず声を出してしまいます。
「クリやアナルも忘れずに、コッテリ調教してやるからな。嬉しいだろう?」
「はい、お願いします」
一体何てバカな事を言ってるんだろうと思っても、勝手にしゃべってしまう口は止まりません。そうです、これはウソの吐けない私が隠してた本心。私が本当はとてもエッチで嫌らしい女の子である事を、悪魔に暴かれてしまったのです。
その日は放課後までそれ以上何もされず、町田先生と教官室で二人切りになると、いろんな事を聞かされました。幼い頃から小柄で肥満体だった先生は女の子に忌み嫌われ、SMクラブに出入りしそこで童貞を捨てた事。40過ぎてからそういう店の女性と打算的な結婚をした事。前任の公立高校では女生徒の下着や体操着を盗んだり盗撮行為を繰り返し、バレそうになって逃げるように私立のこの高校に転勤したけれど、待遇が大幅に下がって自暴自棄になっていた事。
そしてこの高校で私の噂を知り、若い女性と行為を持ちたいと言う長年の夢を実現しようと、町田先生は長年研究して来たいかがわしい媚薬を用いる事を決意したんだそうです。そのため、たまたま個人面談をする事になった生徒を実験材料として薬を試してみたと言うのですが、そのかわいそうな女子が菜穂さん。だから先生は彼女にあんな連れない態度を取っていたんです。
その菜穂さんは朝別れてから私との接触を避けているようで、一度も姿を見掛けませんでした。そしてもちろん恋人同士である事を隠そうと約束した正ちゃんとも。だけど私は、密かにある望みを抱いていました。
町田先生はとても狡猾に抜かりなく私を呪縛しているようですが、相変わらず生徒に舐められ切った駄目教師ぶりを見ていると、きっとどこか抜けているに違いないと思うんです。例えばわざわざ私に向かって得意げに解毒方法をバラしてしまった事。黙ってれば良いのに、私に聞かれてウッカリしゃべってしまったんじゃないでしょうか。恐らく全身に縄を掛けていれば、私が他の男とセックスなど出来ないとタカを括ってるんだと思います。
それと誓わされてしまった三つの約束も、良く考えると抜け道があるんです。例えば彼氏である正ちゃんと接触する事を禁止なんかされてはいません。土曜日に彼と海へデートしに行くのだって自由です。もともとここでバージンをあげちゃうつもりだったんですから、彼に解毒して貰えば良いではありませんか。
――ああ、たまらない……結び目を締めてしまう。それにお尻もクリも凄いの、ううんっ!……だけど気を確かに持たなくちゃ。正ちゃんに外してもらってエッチしちゃうんだから
体中、特に股間をギチギチに縛り上げる縄の悩ましい感触をじっと堪え、体中に汗をかいてしまう程おぞましい興奮と戦いながら、私はそう思いました。町田先生は絶対抜けているんです。確かに腰の後ろで複雑に括られているこの縄を自力で解くのは不可能ですが、正ちゃんに頼めば出来る筈です。最悪切ってしまえば良いのですから。そもそもこの縄を外すなとは一言も聞かされてないんですけど、町田先生がウッカリしてるんだと思います。昨夜私はどうしても外れてくれない股縄が辛くて、切断してしまおうとハサミを近付けてみたんですから。バレたらきっと報復されると思ってやめたんですけど、やろうと思えば手が動きそうでした。先生が抜けてる証拠ではないですか。
愚かにも私に解毒の方法をバラしてしまった町田先生は、私を言いなりに操っている事でいい気になり、そんな反抗をされる可能性に気付いていないんでしょう。もしかすると、もう私は菜穂さんみたいに心まで堕ちてしまったと思ってるのかも知れません。実際先生に面と向かって命令されれば勝手に体が動くし、ペニスに陵辱されてしまうと恥ずかしいくらいメロメロになってしまうんですけど。
でも私の心はまだ全然町田先生に堕ちてなどいません。それどころか殺してやりたい程憎んでいるんです。正ちゃんに事情を話す事は出来ませんが、彼に抱いてもらい解毒されて呪縛が解ければこちらのものです。町田先生の影響力が消えた瞬間に全てを打ち明けて正ちゃんと相談し、この男を警察に突き出してやるつもりでした。
心配なのは町田先生に私の計画を察知されてしまう事でした。絶対に解毒を許さないような命令を下されたら一巻のおしまいですから、油断させておく必要がありました。それに解毒の話が本当なのかわからないので、菜穂さんがどうなるのか見定めなければなりません。そのためには計画を実行するまで大人しくじっと耐え、心まで堕ちてしまったフリをしようと決意しました。余計な事は口にせず、町田先生に唯々諾々と体を任せるんです。
それにしても悩みの種なのは、徐々に威力を増して来る股縄緊縛のおぞましい快感でした。歩くと擦れてヤバかったのが、次第にちょっと体を動かすだけでズキンと甘い感触に責められるようになり、妙に素っ気なくしている町田先生に断って何度もトイレに通いました。そして括り出されて異様に敏感になっている乳房を揉みしだき、股縄部に触れながら激しく腰を揺さぶって極めてしまうオナニーがやめられないんです。町田先生にはバレてるし、盗撮カメラが設置されてるかもと思っても、そんな意識がより一層興奮を煽ってしまう始末でした。でもいいんです。町田先生には私が完全に中毒になって、抱かれる事を心待ちにしてるエッチな女の子に堕ちてしまったように見せれば良いのですから。
午後になると、もうじっとしてるだけでも股縄の三つの結び目から発生する甘美な毒が、私を嫌らしい気分から解放してくれなくなりました。前後ホールの粘膜が内部に喰い込む結び目に絡み付いて、一時も休まずギュウギュウ締め上げて快楽を貪ってしまうのが止まりません。とりわけいつの間にか最大の脅威となってしまったお尻の穴の気持ち良さが我慢出来ず、何度も教室でしゃがみ込んで大きくお尻を振りパーッと気をやってしまいたいと言う、あり得ない誘惑に駆られてしまいました。
「どうしたんですか、先生」
「な、何でもないの。ちょっとつまずいちゃって」
6時間目、町田先生の授業を見学してる時でした。私は一番後ろに椅子を出して座り、まるでトイレを我慢してるかのようにモジモジと腰を揉んで股縄の感触を味わってしまうのが止められず、こんなオナニーまがいの行動が生徒達にバレやしないかとヒヤヒヤしていました。もちろん授業なんか上の空。生真面目な生徒だった私は自分の高校時代に授業を真面目に受けなかった記憶はないので、こんなイケない行為に溺れている事に酷い罪悪感を覚えていましたが、それが背徳の興奮を煽りますますおぞましい快感を増してしまう悪循環。大量に噴出する愛液が縄を濡らして溢れ出し、とうとう内股を伝って滴り落ちるのをハンカチで拭わねばならない惨めさでした。
そいてボンヤリしていた私は町田先生に呼ばれて前に出て来るよう言われ、慌てて椅子を立ったんです。構えていなかっただけに、その動作によって生じる快感の鮮烈さは凄まじく、オロオロしながら生徒達の中を前へ向かう途中で、私はウッと口を塞んでしゃがみ込むと目も眩む程強烈な絶頂を迎えてしまうと言う痴態を晒してしまったのでした。何事かと心配して声を掛けて来る生徒達に苦しい言い訳を口にしながら、私は極限の羞恥と猛烈な興奮を覚えていました。股縄の快感で意図せず極めてしまったのは初めてで、こんな物をずっと嵌められていたら正気を保てなくなるのでは、と言う恐怖さえ込み上げて来ます。
こうして迎えた放課後の、町田先生による「指導」と言う名の下の性調教には、6時間目の授業で私の恥ずかしい姿を見ていた菜穂さんもちゃっかり加わっていました。教官室に内側から鍵が掛けられると、私は縄だけの全裸になって両手を頭の後ろに組み、椅子にふんぞり返った町田先生の前に立たされました。
「ずいぶんその縄がお気に入りみてえだな。えっち汁がだだ洩れじゃねえか」
「ああ……」
火が噴いたように真っ赤になった顔をうな垂れるばかりの私に、菜穂さんまで追い打ちを掛けました。
「千寿せんせえ、さっき授業中にイッテたでしょ?」
「正直に答えろ」
「……はい」
「実習生なのにひどーい。町田せんせえ、お仕置きしちゃいましょう」
「よし。千寿、立ったまま手を使わずに気分を出して、イッテみせろ」
「そんなの無理です」
「ケツを大きく揺さぶりゃ楽勝だろ。やってみな」
先生の言葉は絶対の私は立ったままお尻を突き出して、ガクガクと激しく揺さぶってしまいます。途端に股縄が擦れる快感がグッと込み上げて、観念するよりありませんでした。世にも恥ずかしいこんなやり方で、私は恥を晒してしまうのです。
「菜穂、千寿先生のケツを手で叩いてやれ」
「面白そう」
「遠慮なくぶっ叩けよ」
「千寿せんせえ、お尻ペンペンのお仕置きだよ」
私に敵意を持ってしまった菜穂さんが、腰振りオナニーに励んでいるお尻をパーン、パーンと思い切り叩いて来ました。とても痛いんですけど、信じられない事にその痛みがスパイスとなって私の絶頂を加速させてしまうようなんです。5回くらい叩かれた時、私は重々しく呻いていました。
「イクウ……」
「あはは、イッチャッタ」
「生徒にケツを叩かれて気をやるとは、とんでもねえマゾ女だな」
――私ってマゾなの? 嫌だ、そんなわけない。だけど、お尻を叩かれて、痛いのにとても気持ち良かった
マゾなどと言う自分とは無縁だと思ってた言葉を掛けられた私は抵抗を覚えましたが、菜穂さんに思い切りお尻を叩かれる苦痛と快感がないまぜになって、物凄い勢いで弾けてしまった絶頂の味は口惜しいけどあまりに素晴らしく、私に先生の言葉を納得させるのに十分でした。
「後2回気をやるまで尻叩きを続けろ」
こうしてさらに真っ赤に腫れ上がるまで菜穂さんに尻を叩かれながら、繰り返し強烈な絶頂を味わわされると、自分はイジめられて喜んでしまう「マゾ」なんだと、体に刻み込まれる気がしました。だけどまだ尻叩きの絶頂など、この日の「指導」の序の口に過ぎなかったのです。
6.尻悦
「仰向けになっていつものように脚を開け。縄を外してやる」
又しても例の世にも恥ずかしいポーズを取らされた私。背中の方に手を回して、町田先生が自分で括った縄を外すのに数分も掛かってるようで、やはり私が自力で外せるような代物ではないようです。菜穂さんは興味深そうにジロジロと覗き込んでいました。そしてようやく縄を緩めた先生が股縄部を外してくれたんですけど、お尻の結び目に手が掛かった時変な声が出てしまいます。
「ココもずいぶん馴染んだみてえだな。気持ちいいか? 千寿」
「はい、とても気持ちいいです」
「千寿せんせえ、ヤラシー。お尻の穴なんか感じちゃうんだ」
「こちらは糊付けされてるみてえだぞ。よほど喰い締めて楽しんでたと見える」
「すごーい。ネバネバ納豆みたい」
「ああ……」
前の方の大きな結び目がガッチリと嵌まり込んだ部分は、もう体と一体化してしまったかのように体液塗れで、メリメリと引き剥がされるような感触に、私の口からはひどく嫌らしい鼻声が洩れていました。続いてクリトリスの小玉まで外されると、菜穂さんは感心仕切りでした。
「凄いな。真っ赤なザクロの実が弾けてるみたい」
「菜穂、指で摘まんでやれ」
「うん。エヘヘ、捕まえちゃった」
「ヒイッッ!! だ、駄目です! ソコは駄目、許して下さい!」
「あれ、いきなり潮吹いちゃった。千寿せんせえ、エロエロ~」
一日中結び目の刺激を受けていたその部分は、真っ赤になって鞘からハミ出し戻らなくなっていました。ただでさえ女の子の体の中で一番感じてしまう部分ですから、菜穂さんの少女らしい白く細い指にソッと摘まみ上げられた感触は、飛び上がりそうに強烈でした。だけど痛みは全くありません。それどころか感激のあまり、私はビュッと体液を吹き上げていたんです。
――ああ、この子とても上手。た、たまらないわ、もうイッテしまいそう……
「これから浣腸して下の毛を剃る。菜穂はずっとソコを弄ってやれ」
「菜穂がイイ子イイ子したげるね、せ~んせ」
考えるだけでも気が狂いそうなおぞましい行為を受けるのに、大股開きで頭の後ろに手を組んだ体勢は少しも崩れてくれません。おまけにクリトリスを摘んだ菜穂さんの指が微妙に慄えたり、ゆっくり収縮して揉み解すような刺激を与えて来るんです。私はもう気をやってしまいそうな快感を堪えるので精一杯。先生が液体のタップリ入ったガラスの注射器を尻穴に当てがっても全く拒否出来ず、緩んでいた排泄口にゆっくりと冷たく硬い針が侵入してチュルチュルと生暖かい液体の注入を始めると、クリ弄りの快感とないまぜになってそのおぞましい感触すらもひどく悩ましく、全身の血が逆流するような凄まじい興奮を覚えてしまいました。
「ああ……あ、あ、ああ~っ!」
「気持ち良さそうじゃねえか。ゆっくり入れて楽しませてやるぜ」
「アレ、又いっちゃった。浣腸されながら気をやっちゃうなんて、ヤだな。千寿せんせえったら、ドヘンターイ」
「クセになるからな。しっかり味わえ」
早くして、と言う血を吐くような願いも虚しく、のんびりと浣腸液の注入を受けている間に、私は二度も弾けて菜穂さんの指を濡らしてしまいました。でも絶妙なタッチで私を悩ませるその指は、イッテしまっても休んでくれないんです。そして注射針が引き上げるのと入れ替わるように太いゴムプラグが挿入されたんですが、途端にバイブレーションが始まって、私は嫌らしい声を放ってしまいました。
「はお~っっ!!」
「すぐにクソをしたくなって来るからな。我慢してたっぷりヒリ出せるようにフタをしといてやる」
「すっごい気持ちいいでしょ、千寿せんせえ」
「菜穂なんか病み付きになっちまって、一日中ケツの穴に何か入れてたんだぜ」
「もう! そんな事言わなくていいよ。だけど最高なんだ、オシリノアナ」
「じゃあ毛を剃るぜ。大怪我したくなかったら、じっとしてろよ」
「む、無理です! あ、あ、あ、イクッ!」
「ホラホラ、どんどん良くなっちゃうぞお。これで千寿せんせえも、お尻大好きな変態さんの仲間入りだね」
もう駄目でした。大事な部分にローションを塗った先生の持つ剃刀が当てがわれると怖くて身じろぎも出来ず、クリトリスとアナルの快感がますます強烈に込み上げて来て、私は何度も極めてしまいました。先生はここでも嫌になるくらいゆっくり作業して、恥辱をタップリ味わわされてしまいます。
「よし綺麗サッパリ剃り終わったぞ。記念撮影だ」
「ヤだ、千寿せんせえ、赤ちゃんみたいでカワイーイ」
「こんなデッカイクリを見せてる嫌らしい赤ちゃんはいねえよ。さあ、ピースサインして見せろ」
「アハハ、千寿せんせえ、ケッサク~」
先生の言葉に操られてピースサインで大股を開き、無毛になった股間を接写されてしまう私の目からは屈辱の涙がとめどなくこぼれ落ちます。そして撮影中にグルルル~と言う不穏な音まで下腹部から聞こえて来ました。
「しばらくウンチを我慢してろよ。菜穂、ご褒美だ」
「ありがとう。町田せんせえ、だ~いすき」
「千寿、目を開けてよく見てろよ」
こうして女性として最も恥ずかしいポーズのまま、見えない力で体が釘付けになってしまった私の目の前で、先生と菜穂さんの行為が始まりました。目を反らす事も閉じる事も許されない私は、幼い外見からは想像も付かない大胆で積極的な菜穂さんのセックスを見せ付けられながら、急速に高まって来た便意と戦わねばなりません。おまけにプラグのバイブも凄くて、排泄をせき止められる激痛とアナルで振動を喰い締めてしまう淫密な快感に交互に襲われた私は次第に意識が朦朧として錯乱寸前でした。
--ああ、お腹が痛いわ。なのにオシリがすっごくイイの。助けて、こんなの頭がおかしくなるう……
横になった肥満体の先生の上に乗って腰を激しく使っていた菜穂さんが、何度目かの絶頂をはばかりなく叫んだ頃、私の便意は限界を超え、とうとう振動プラグが溶岩のような汚物に押し出されてポトリと落ちました。たちまちブリブリと言う下品な音と共に浣腸液の混じった柔らかい便がボタボタと次々に滴り落ちていきます。そしてあろう事か、激痛から解放されると同時に天にも昇る強烈な快感に貫かれた私は、声を絞り出すように呻いていたのでした。
「ヒ、いぐう!……」
どうやら一戦を終えて先生の上から下りていた菜穂さんは、そんなあり得ない痴態を晒してしまった私を見てゲラゲラ笑いました。
「千寿せんせえって、ウンコしながらイッチャウんだね。ああ、ケッサク。どんだけ変態なんだか」
「ずいぶん派手にやらかしやがったな。千寿、お前便秘なんだろ?」
「はい」
「じゃあスッキリして気持ち良かっただろう。それで気までやってしまったわけか」
「はい、とても良くてイッテしまいました。こんなの初めてです」
「千寿はどうしようもない、ど変態なんだな」
「はい、私はウンコが気持ち良くて気をやってしまう、ど変態だと思います。ああ、恥ずかしいわ」
「よし素直に答えたな。菜穂、クソの後始末をしてやれ」
先生に質問されると勝手に口が答えてしまい、私は恥ずかしさを通り越して不思議で空虚な気分を味わいました。まるで私の中の無意識な欲望を誰かが晒け出してしまうのを、どうにも出来ず聞いてるような無力さです。菜穂さんがわざとらしく、クッサーなどと鼻を摘みながら汚物を処理してくれたんですけど、ティッシュを巻いた彼女の指が尻穴の中でクイクイと蠢くのを感じると、これは本当の出来事なのか、悪夢を見ているのではないかと疑ってしまいそうな非現実的気分に陥りました。
「菜穂、クソを始末したらお前はもう帰れ。とっとと男でもハントして解毒してもらえ」
「うん、わかった。もう気持ちを切り替えるよ。町田せんせえなんか、そこの変態女にくれてやるわ」
まだ未練があるのか涙を浮かべながら悪態を吐いた菜穂さんが出て行くと、私は犯される覚悟を決めたんですけど、町田先生が仕掛けて来た思いも寄らぬ行動は、排泄しながら気をやる大恥をかいてしまった私を完璧に打ちのめす酷なものでした。先生の尋問に勝手に答えてしまう口が、恐らく私の無意識に隠していた変態願望
を暴いてしまうのもひどく辛く、私の神経はボロボロに崩れていくようでした。
「腹の中の物を全部出した所で、浣腸のやり直しだ。今度はケツから浣腸液を吹きながらイキ狂うと良い。もう最高だぜ、絶対病み付きになって普通のセックスじゃ満足出来なくなるからな」
「ああ……あああ~っっ!!」
「浣腸されるのがそんなに気持ちいいのか?」
「はい、すっごくいいです」
「なら、ゆっくり入れてやろう。ケツの穴が良くなって来たんだな、千寿」
「はい、ああ……オマンコよりいいの。お願いです、早くして下さい、ああ、イッチャイそお!」
「ガッツくなって。そんなにいいんだったら、今度アナルセックスしてやろう。どうだ、嬉しいか?」
「怖いです……あ、うああ! こんなの無理です、許してえ!」
「アナルセックスするには、ボチボチ穴を広げておかねえとな。ホレ、しっかり味わえ」
先生はのんびりした浣腸液の注入を終えると又もゴムプラグをはめて来たんですけど、それはさっきより太くて大きくなっていたんです。でもその部分に大きな異物を押し入れられるおぞましい感触に恐怖を覚えても、苦痛は思った程感じませんでした。おまけに振動が始まると背筋をゾクゾクと這い上がって来る悦楽はあまりにも甘美で、私はもうこの心地良さに抗う気も失せてしまいます。
「気持ちいいか? 千寿」
「はい、ああ、素敵です。オシリ、気持ちいい……」
「よしよし、素直な良い子にはご褒美をやろう」
町田先生の逞しく勃起したペニスを顔の前に差し出された私は、ごく自然にパクリと咽奥まで頬張っていました。たちまち口一杯に広がった濃厚な先生の匂いが私の脳髄を痺れさせ、言われなくてもハグハグと口を動かして味わってしまいます。するとアナルバイブもグッと良くなって私はもう夢見心地でしたが、先生は嫌な事を言いました。
「菜穂のマン汁がタップリ付いたチンポがそんなにうめえのかよ、千寿」
――そんな事言わないで。菜穂さんなんか……ああ、私どうしてこんな気持ちになっちゃうの
先生の言葉で菜穂さんに悪意を覚えてしまった私は愕然としました。これでは、町田先生を恋してしまい私への嫉妬心を燃やしている彼女と同じではありませんか。私は決して彼を愛しているわけじゃありません。それどころか殺意さえ覚えている憎い男にそんな感情を覚えるなんてあり得ないし、絶対認めてはいけない事でした。でもそんな私の気持ちの動揺はおぞましい男のペニスをしゃぶる歓びとアナルの快楽に押し流されていき、精液を発射されると同時にアナルアクメを極めて、出された粘液を自然に飲み干してしまった頃には何も考えられなくなっていました。そうして、いくら出してもそそり勃ち続けるペニスに畏怖の念さえ抱きながら、誘われるままに横になった先生の上にまたがって腰を下ろし繋がってしまうと、たちまちこの世のものとも思われぬ歓びが私を獣に変えて、狂乱のセックスに巻き込まれていったのでした。
翌朝目覚めた時から、私はアナルの心地良さで気もそぞろでした。そしてぼんやりと昨夜の町田先生とのセックスについて考えてしまいます。あの男に貫かれた瞬間から狂ったように腰を振りペニスを締め上げてイキまくってしまったんですけど、尻穴に浣腸されて振動プラグを嵌められていたのが私をより一層狂わせてしまったのは間違いありません。とりわけアナルの振動が抜け落ちてブシャッと浣腸液を噴出してしまうのが恐ろしく気持ち良く、その度に白目を剥いてしまうくらい強烈な絶頂に襲われました。そして先生は飽きもせず何度も浣腸をやり直してはセックスを再開したんです。膣内射精も何度か浴び、先生がこんなに出せるのはフェロモン体質化させる薬のせいなのかと思いましたが、私は大量の汗や潮、そして浣腸液を噴出して、何キロかやせたかも知れないと思った程、凄まじいセックスでした。
そして帰宅前にはやはり薬を結び目に塗り足された股縄が嵌められてしまったんですけど、尻穴のコブは一回り大きくなっていました。当然アナルの歓びも一層強くなり、帰宅する途中の路上で何度もヤバくなってしまいました。立ち止まったりしゃがみ込んだりしながら、全身を突き上げて来る股縄の歓びを堪えたんですけど、最大の脅威がアナルになってしまったのは間違いありません。帰宅しても、ちょっとした体の動きが全て股縄に伝わって強制的な快感を味わわされる悩ましい生活の中で、私は次第に「お尻がいい」と言う恥ずかしい気持ちが一時も頭から離れなくなり、アナルの歓びに支配されていったんです。お尻なんかで、といくら気を張り拒絶しようとしても、その背徳感が興奮を増してしまうと言う悪循環に陥って、どうにも手の施しようがありませんでした。
7.解毒
「めっきり色っぽくなって来たじゃねえか、千寿。お前の顔を見てるだけで、チンポがカチカチになって来たぜ」
早朝訪れてしまう教員室で町田先生にそんなからかいを受けても納得でした。私自身朝身支度する時鏡の中の自分の顔を見て、四六時中股縄の快楽で悶々としている表情の嫌らしさに辟易としてしまったんですから。
「ケツが良くってたまんねえんだろ。正直に言え」
「はい、お尻がとても良くてたまりません……ああ、恥ずかしい」
「ケツで感じちまうと、女ってのは色っぽくなるもんだ。ホラ、しゃぶってくれ」
町田先生は立っていましたが、ズボンの前を大きく膨らませているようでした。こんな忌まわしい男なのにと頭では嫌悪しても、命令されてその膨らみを目にした途端に胸がキュンとときめいてしまいます。股縄、特にアナルに埋まった結び目が擦れる快感にウットリと悶絶しながら先生に歩み寄った私は、しゃがみ込んで胸をドキドキと昂ぶらせながら股間のモノを取り出していきます。命令されて体が勝手に動いてるんですけど、こんなに胸をときめかせてしまうのでは、もう自分から進んでやってるのとあまり変わりありませんでした。
そしてプルンッと弾力性のある大きな肉塊が飛び出して来た瞬間、あり得ない気持ちが浮かんでしまった私は動揺します。
――町田先生、私を見てこんなにオチンチンを硬くしちゃったんだ、嬉しい……ああ、こんな酷い男なのに、どうして、こんな気持ちに? でも、もう駄目。コレが欲しいの
見つめる目がウルウルすると同時に、股間でもジュワッと噴出したラブジュースが股縄を濡らしていました。そして慄える手で悪魔の匂いを強烈に発散しているペニスを愛おしく握り締め、息苦しくなるくらい深く頬張ってしまうと、あまりの感激で私の理性は吹き飛んでしまいます。先生の両手が後頭部を抱え込んで、私の口を快楽の道具に使うかのように動かして来ましたが、そんな酷い扱いなのに理性を喪失した私は抗しがたい歓びを覚えていました。憎むべき先生の言葉にすら幸せを感じてしまう始末です。
「おお、最高だぞ、千寿。お前みたいなイイ女にくわえられてるだけで、俺は出ちまいそうだ。テクなんか関係ねえな。さあおケツを揺さぶって自家発電してくれよ。千寿がイクのと一緒に出してやりてえんだ」
――ああ、嬉しい! 頑張ってオナニーしてみるわ。ああ、ああ、いいわあっ!
ところがその時、文字通り「チンポの虜」に成り下がっていた私に冷水を浴びせるような言葉が掛けられました。その言葉の主はいつの間にか部屋に入っていた菜穂さんです。
「あーあ、朝っぱらから恥ずかしくないのかしら。教育実習って、こんな事やってるの? さいってえ」
お互い頂点に向かってばく進していた先生と私はそんな言葉を聞いても止まらずに弾けてしまい、口の中にはドッサリと精液が放出されていました。もちろんゴクリと飲み下し後始末まで施すと、絶頂の余韻の中私は素晴らしく満ち足りた気持ちに包まれています。
「おい菜穂。解毒がすんだみてえだな」
「うん、仕方ないよ、町田せんせえの命令だったからね。だけど解毒の方法教えてくれて、ありがとね、せんせえ。目が覚めてビックリしたよ。何で町田せんせえなんか好きだったんだろう、って」
「コラ、そんな言い方はねえだろ。おまけに教師に向かってタメ口かよ」
「さんざんエッチな事して来たんだから、いいじゃん。セクハラで訴えてやるつもりだったけど、許してあげるよ。ま、得難い経験だったと言う事で」
「そりゃお子様にはわからねえ、大人のセックスをたんまり教えてやったからな。アナルセックスとかよ」
「もう! 恥ずかしいから言わないでよ」
菜穂さんはまるで、別れてしまったけどまだ仲の良いボーイフレンドと話してるみたいでした。もう町田先生に身も心も操られて、大好き光線を発していた少女ではありません。
――解毒の話、本当だったんだ。良かった……
「チンポの虜」に堕ちてしまった私はしかし、まだこの男に完全に屈してはいないんです。面と向かって命令されるとロボットみたいに服従するし、ペニスで陵辱されれば狂ったように歓んでしまう私ですが、頭の片隅ではずっと理性を保ち続けこの男に反逆する機会を伺っています。そして半信半疑だった「解毒」を実行した菜穂さんの変わりようを目の辺りにして、私は一筋の光明を見出していました。今度の日曜、私には正ちゃんと会って解毒して貰う救いの道が残されてるんです。若い女性を言いなりにして有頂天になってるのであろう町田先生に、私の計画を察知される事だけは避けねばなりません。そんな事はオクビにも出さず、この男の言いなりで心まで屈してしまったフリをしようと、改めて心で誓いました。
「解毒がすんだのに、何で又ここへ来た? もう俺なんか見たくもねえだろ」
「そりゃ今じゃ信じらんないけど、あんなに沢山仲良くされちゃったからさ。死ぬ程好きだった男の人を、いきなり大嫌いにはなれないよ」
「そりゃ光栄だね。じゃ又ヤルか?」
「調子に乗らないでよ。解毒しちゃったから、もう町田せんせえとなんて無理。だけど」
中腰に疲れて床に脚を投げ出し、絶頂の余韻と精子を飲まされる歓びに浸っていた私の前に、菜穂さんがやって来たのでギクッとしました。
「千寿せんせえをイジめてあげたくて。調教手伝わせてよ、いいでしょ」
「好きにしなよ」
「そんな……」
「アレ、嫌なの? 千寿せんせえ」
「千寿っ! 菜穂に頭を下げて、イジメて下さいとお願いしろ」
「お願いします、菜穂さん。私をイジめて下さい」
「操られてるんだね、千寿せんせえ。かわいそ。だけど解毒しちゃえば大丈夫だから、きっともう少しの辛抱だよ」
「バカ言え! 千寿は逃がしゃしねえ」
「町田せんせえ、私にもそんな事言ってたじゃん。どうせ又飽きちゃうんじゃないの? ブサイクなくせに浮気症なんだから、もサイアクー」
「お前いい加減にしろ。怒るぞ」
「もう解毒しちゃったから、町田せんせえなんかちっとも怖くないんだもーん」
――町田先生は浮気症? そうよね、一生こんな事続くわけないもの、良かった……
小柄で舌足らずな甘えんぼ口調の菜穂さんがひどい事を言っても生意気な小学生みたいで、町田先生も本気で怒ってるわけではありません。何だか仲の良い父娘の掛け合いみたいで、私は微笑ましさすら覚える一方で救われたような気分になっていました。絶対に逃げられない悪魔のような男だと思った町田先生は、本当はスキだらけで、必ずや解放される時が来るに違いありません。そう、早ければこの週末にも。
「だけど千寿せんせえって、ミスキャンパスに選ばれたんでしょ? 憧れちゃうな、すっごい美人。町田せんせえなんかにゃもったいなさ過ぎるよ」
「それは俺も認めるぜ。美女と野獣ってんだよな」
「おっぱいだって、こーんなおっきいし。触らせてよお」
「千寿、両手を頭の後ろに組んで、菜穂に触らせてやれ」
「エヘヘ、町田せんせえの言いなりなんだー」
「ヒイッ!」
町田先生に命令された私の体はもう自分の意志では動かせず、菜穂さんに嫌らしくまさぐられるままになるよりありません。下着を着ける事も出来ない縄掛けされた胸元を露わにされ、大きくせり出された膨らみの先端で充血しっぱなしの乳頭を摘れると声が出てしまいました。
「すっごいコリコリだね。じゃあスカートの中はどうかな?……やっぱビショビショ、ヤーラシー」
「おい菜穂! 早く教室に戻れ、遅刻するぞ」
「ホントだ。ヤバイ!」
大慌てで出て行く菜穂さんを見送りながら、私は困惑していました。ホンのわずかの玩弄でしたが、彼女の細指は魔法が掛かってるように心地良く私の性感を乱してしまい、又あの子にイジめられるんだと思うと、ゾクゾクと興奮が込み上げてしまうんです。同性同士ですがカワイイ教え子の菜穂さんに体を弄られるのは心理的にも抵抗が少なく、ハッキリ言って町田先生よりずっと素直に受け入れる事が出来る気がしました。今だって、もっと弄って欲しいかも、と一瞬思ってしまったくらい。菜穂さんにイジめられる事を嫌ってるんだか期待してるんだか、自分でもわからなくなって来ました。
そしてやって来た放課後の調教。股縄が擦れてすぐに私を燃え上がらせてくれる尻振りダンスで極めさせられた私は、例の恥ずかし過ぎる大股開きの体勢にされて、縄の外された股間を菜穂さんの指で弄られます。今日はアナルをメインに責められると聞かされましたが、菜穂さんの魔法の指がクリを摘み、アソコに2本も埋められてしまったので、私の口からたちまち嫌らしい鼻声が洩れてしまいました。そしてそれを塞ぐように町田先生が勃起ペニスを突っ込み、両乳房に手を掛けて揉み始めると全身が慄える程の心地良いエクスタシーに包まれます。こうして準備万端整ってから、菜穂さんのもう片手がアナルを責めて来たんですから、もうたまったもんじゃありませんでした。まず細指でクニクニと尻穴の奥深くまで忌まわしい薬を塗り付けられる段階で、嫌らしく蠢く指の感触が素晴らしく絶頂を堪えるので精一杯。そして指と入れ替えで、そんな汚い場所なのに舌を挿入した菜穂さんが、スルスルと滑らかに出入りを始めるともう限界でした。初めて経験する異様な快感に貫かれた私はスパークして、ビュッと潮を吹き上げてしまったんです。
「オシリでイッチャったんだね、千寿せんせえ。気持ち良かった?」
絶対に認めたくない恥ずかしい質問にも、町田先生のペニスをしゃぶる歓びで理性を崩壊させていた私は、コクリとうなずいてしまいます。
「千寿せんせえ、カワイーイ。今度は浣腸だよ。いろんな種類が楽しめるんだって。グリセリンに牛乳に、ゼリーとか、きっと病み付きになっちゃうから、しっかり楽しんでね」
こうして菜穂さんは違う種類の液体をゆっくり尻穴に注入して嫌と言うほど私に恥辱の快感を味わわては振動プラグで塞ぎ、すぐに込み上げて来る便意を我慢する間にアソコを弄ると言うプレイを繰り返しました。
「ほらほら、クリちゃんがイイの? ヒクヒクしてるよお。エヘヘ、この辺りがGスポットかなあ……又潮吹いちゃった、千寿せんせえクジラみたいー」
きっと町田先生とのプレイで覚えたんでしょう。菜穂さんの指に「Gスポット」を探られると頭の中が真っ白になるくらい強烈な快感に貫かれて、私は何度も極めながら体液を勢い良くまき散らしていきます。そしてアナルが限界を超えて振動プラグが抜け落ちるとブシャッと浣腸液を噴出してしまうんですけど、その瞬間弾けてしまう絶頂の素晴らしさと言ったら、最早この世のものとは思えないくらいでした。
そしてまるで違う感触の浣腸液を味わわされる上、振動プラグは少しずつ太く大きい物に替えられて、恐ろしい事にアナルの歓びがどんどん深まっていくんです。おまけに超人的な絶倫を誇る先生のペニスは、私を狂わせるザーメンを何度も吐き出して来ました。口が塞がれていなければ、大声で快楽をわめき散らしていたでしょう。
「千寿せんせえ、お浣腸気に入ってくれたみたい」
「よし、そこのイボイボのやつに薬を塗ってケツの穴に埋めろ。バイブが始まったら吐き出さねえように、ガムテープで留めてやれ」
「うわ! こんなの入るかなあ?」
「それくらいでギブアップされちゃ、アナルセックスなんか出来ねえよ」
体中の水分を吐き出したかのような凄まじい浣腸プレイの狂乱で精も根も尽き果てた思いの私は、菜穂さんと先生がそんな恐ろしい会話を交わすのを呆然と耳にしていました。そして菜穂さんがその道具を尻穴に当てがうと、緩み切っていたアナルは簡単に受け入れてしまいます。かなり太くてプラグでは経験出来なかった奥の方まで侵入して来るとイボイボが内壁に擦れるおぞましい感触に慄え上がってしまいましたが、同時にハッキリと奥深い快感を覚えてしまった私は、呻くような悲鳴を上げていました。
「ううっ! おああっ! もうやめて、おかしくなってしまいます」
「まだ半分以上残ってるからダーメ。千寿せんせえ、慌てちゃってカワイイ。そんなにオシリが良くなっちゃったんだね、ホラ、ホラあ~」
口惜しいけど同性の菜穂さんには私が快楽に怯えてるのがお見通しのようで、まるで尻穴が女性器よりも優秀な第二の性感帯と化してしまったかのようでした。ゆっくりじょじょに内部を押し広げながら挿入を深められると、苦痛よりはるかに強烈な快感が発生して私を打ちのめします。とうとう根元までガッチリはまり込んだ棒状の道具がジーッと小刻みに慄え始めると、私は嫌になる程の大声で快感を訴えてしまいました。
「よし、抱いてやろう」
「千寿せんせえ、声デカ過ぎい~。こんなキモいオヤジにセックスされて歓んじゃうのよね。私、さっさと解毒してマジで正解だったわ」
町田先生が無造作に挿入して来ると、凄まじい興奮と脳が焼けるような強烈な快感で、私はたちまち狂乱の渦に巻き込まれていきます。憎い筈の先生の体に両手を回して必死でしがみ付き、唇を求められると自然に応じてしまいます。去って行く菜穂さんの声は、最早遠い異世界から聞こえて来るようでした。
「頑張ってね、せんせえ達。私もこれから彼氏とエッチして来るの。彼ったら私の言いなりでとってもカワイイんだから」
8.欺瞞
翌日の朝、昨夜の浣腸セックスで乱れ狂い最後は失神してしまった自分を思い出して、ドレッサーの前で一人赤面しながら、私はある決意を胸に秘めていました。今日さえうまく乗り切る事が出来れば、明日は正ちゃんと海へ行く約束をしています。すなわち初めて彼に体を許せば、解毒されるチャンスがあると言う事です。そのためには町田先生を油断させておく必要がありました。
――菜穂さんみたいに身も心も征服されたフリをするのよ。そうすればあの男はいい気になって、私の計画になんか気付きゃしないから
どうしてもモジモジしてしまう股縄の喰い込んだ腰の動きを自制せず、欲望に身を任せてしまうと素晴らしい快感の戦慄が込み上げて、私は陶然としていました。そう、こんな風に積極的に肉の歓びに身を投じ、町田先生にアプローチするんです。覚悟を決めた私はウットリしながら入念に化粧を施し、下品なまでに濃いルージュを引きながら気持ち良く昇天していました。スカートの中が冷たくなりましたが、あえて気にしません。
こんな下品な化粧を施した私を他の人達はどんな目で見てるだろうかとドキドキしながら通学する途中も、あえてお尻を大きく振るモンローウォークに挑戦します。オズオズと小股で歩いても股縄が擦れてヤバくなってしまうんですから、こんな歩き方をするとオナニーしてるのと変わらない快感が迸って、ついに路上で気をやる事に成功しちゃいました。覚悟してたので大きな反応を見せる事もなく、立ち止まって火のように熱く乱れる吐息を整えながら、私は途方もない恥ずかしさと快楽で頭を痺れさせていました。
――ああ、凄かった。こんなに良くなっちゃうなんて、恥ずかしいけど……もうどうなってもいいわ
私は町田先生を油断させるため、性の快楽を貪る淫らな女に成り下がってしまった演技をしてるだけ。言わば偽りの姿なんですけど、もしかするとこんなエッチな私も全くの演技とは言えないかも知れません。でも、いいんです。今日はそんな淫らな欲望を解放して町田先生にぶつけ籠絡しちゃうんですから。どうせあの男のペニスには敵わないし、狂ったように歓んでしまうのは避けられません。それなら初めからそんな演技をしてるんだと自覚して、積極的に振る舞う方がずっと気楽でもありました。今日一日我慢すれば救われるんですし。
教官室に入ると今日も菜穂さんが先に来ていました。でも他の男性の精子を浴びて解毒した彼女は、もう町田先生と嫌らしい行為に耽ってなどいません。私をイジめるためだけに、ここへ来てるんです。きっと彼女に蔑まれる事だろうと思いましたが、それはますます私の興奮を煽るだけ。自分から町田先生に向かって行った私は、思い切って口を開きました。
「お願いです、町田先生。く、ください」
「おしとやかな千寿先生がこれは又どんな風の吹き回しだ?」
「ずいぶん積極的じゃない、千寿せんせえ。うわ、何ソレ? 実習生が厚化粧? あり得なーい」
「まあ、それだけ早く俺のチンポの虜になって来たと言う証拠だな」
「せ~んせ、こうゆう場合は物の言い方ってもんがあるんだよ。菜穂が教えたげるから、言ってごらんなさい」
計算通り得意満面でホクホクえびす顔になった先生を見て、内心しめたと思った私は、屈辱を噛み締めながら菜穂さんが言った言葉を口にしていきます。
「千寿は、チンポが大好きな、嫌らしい女の子です。どうか、町田先生の、お情けを下さい」
「よしよしいい子だ。チンポをやるからケツを振ってオナニーするんだぞ。一緒にイコウな、千寿」
「ありがとうございます。菜穂さん! 千寿の嫌らしいお尻をぶって!」
「せんせえってそんなにどMだったんだ。もうビックリ」
もちろん演技だったんですけど、先生の差し出す肉棒をくわえてしまうと脳髄までジーンと甘美に疼き、どうでも良くなっちゃいました。嫌らしく突き出して揺さぶり始めたタイトスカートのお尻を菜穂さんが思い切り叩き始めると、私はどんどん興奮してエクスタシーの階段を駆け上がっていきます。そして私がはしたなく極めてしまうのを見た先生がドッと吐き出した冷たい精液をゴクゴクと飲み下し、一滴もこぼすまいと後始末に精を出していると、安らかな至福感に包まれました。
――さっきの言葉、まんざら嘘じゃなかったかも
淫らな私を演じるため菜穂さんに教えられた通り自らの意志で口に出した言葉でしたが、本当の自分を晒け出しているような気もしました。そのくらいお尻をぶたれて気をやり、先生のザーメンを飲むのが私の変態性欲を満足させ、魂が震える程の愉悦に包まれてしまったんです。でもそれは偽りの私。どれだけ淫らに振る舞い、狂ったような肉の歓びに打ち震えても、なお心の片隅では冷静にこの男へ反抗するスキを狙っている私も確かに存在しています。菜穂さんと言葉を交わしている町田先生のデレデレぶりは失笑ものでした。愚かにも私が心まで完全に屈服してしまったと思い込んでるんですから。
「千寿せんせえ、堕ちるの早過ぎるんじゃない? 菜穂はもっと抵抗したよ」
「そりゃ本命だからな。俺も張り切って調教してんだよ。昨日なんかケツから吹きまくりながら、俺のチンポをくわえ込んで離してくれなかったんだぜ。挙げ句にゃイキ過ぎて気絶しやがった」
「ふうん。やっぱ大人の女の人って、どスケベで嫌らしいんだね」
「ははは、図星だろう、千寿」
冷たいザーメンを飲み終えた私は駄目押しのように言いますが、先生の体液を摂取する度に理性は溶け崩れ、もう演技なのか本心なのか区別が付きませんでした。
「はい、その通りです。千寿はどスケベでどMなの。だからもっともっとイジめて下さい。お願いします」
「やれやれ、こりゃ参ったな」
「千寿せんせえ、あんまツンデレ過ぎると、町田せんせえも引いちゃうよ」
「ああ、だってえ。町田先生のチンポが大好きなの。お浣腸もして下さい、お願い」
「予定より一週間早く仕上がっちまったか」
――そんなわけないじゃない。バカな男……
計画は順調だなと思いました。おまけに私の演技に欺されてたのは、先生だけじゃなかったんです。
「千寿せんせえ、反抗的じゃないから詰まんなーい」
「お前だって俺にデレデレだったんだから仕方ねえだろ」
「じゃあ、最後に浣腸して、ぶっといバイブでフタしたら、私もう帰る。彼をたんまりイジめちゃうんだ~」
――菜穂さんまで欺されてる。この分なら……
でもやっぱり浣腸をタップリ施されてから立派なイボイボ付きペニス型バイブで尻穴にフタをされ、町田先生と繋がっちゃうのはとても刺激的。そんな状態で犯されると、アナルバイブのイボイボと先生のペニスが薄い粘膜越しに擦れ合う超絶快感で、あっと言う間に理性が吹き飛んじゃいます。おまけに今日は先生を籠絡するのが目的ですから、何のはばかりもありません。私は町田先生のペニスを力の限り締め上げて大きく腰を振り快楽を貪りました。先生のブヨブヨの肥満体に両手を回して必死でしがみ付き、唇を合わせると自分から積極的に舌を絡めて口を吸います。そして呆れる程何度も何度も気をやっては浣腸液をぶちまけ、先生にも何発か中出しされて、昨日同様意識を喪失してしまいました。
「さあ、もうお帰りだよ、千寿」
頬を熱く弾力性のある物でピシャピシャと叩かれて目覚めると、それは町田先生のペニスでした。何度も出してしまったからでしょうか、少し柔らかくなってるようでしたが、私に意識を取り戻させるには十分でした。
そして目覚めた私はすぐ、体が軽くなってる事に気付きました。私の体中をギチギチに緊縛して息苦しいくらいの圧迫感を与えていた縄が外されていたんです。もちろん最大の悩みのタネだった股縄からも解放されており、意識がハッキリして来るに従って、私の期待はいや増しに膨らみました。
――縄が解かれてる! これで、正ちゃんに抱かれるのに何の障害もないわ。まさか、こんなにうまくいくなんて……
完璧に堕ちてしまったと見せ掛ける私の欺瞞に満ちた痴態で、町田先生はコロッと欺されてるんでしょう。もう絶対に私が他の男に体を許す事などあり得ないと。
「千寿、もうお前は俺の女だ」
「はい。その通りですわ、ご主人様」
「千寿っ!」
最後に駄目押しのつもりで自然と口を突いた「ご主人様」と言う言葉に、激情を露わにした先生は唇を合わせて来ました。私はもちろん応じると、さらに淫らな女を演じ続けます。
「もう一度抱いて下さい! ああ、ご主人様のチンポが欲しいの」
「すまない。俺のチンポは、今夜はもう打ち止めだ」
「そうなんですか」
確かに私がまさぐっている先生の股間の肉塊はダラリと力を失っていました。
「又来週だ。コッテリ抱いてやるからな、千寿」
「ああ、待ち遠しいわ」
「土日も電話するか知れない。その時は出るんだぞ」
「はい、わかりました」
土日に電話、と聞いて少し嫌な事が頭をかすめましたが、そんな事はオクビにも出しません。この調子なら易々と「解毒」出来そうでした。何か私に抜けてる事があるんでしょうか?
「ああ、生きてて良かったぜ。お前みたいないい女と巡り会えるなんてな」
「そんな、オーバーですわ」
「ちょっとハードに調教し過ぎたみてえだからな。しっかり休めよ、千寿」
「はい、ありがとうございます」
町田先生が感激を隠さず言葉にするのを聞いて、私は少しだけこの男に心を許しそうになってしまいました。彼は何と少し涙ぐんでいたんです。だからその後の言葉は百パーセント欺瞞ではありませんでした。
だけどもう終わりです。私は明日、この男を裏切って正ちゃんとデートし、初めて体を許すつもりでした。彼がためらってしまわぬよう、私の方から積極的に誘って関係を持つんです。失敗する事なんか考えられませんでした。私は優しい言葉を掛けて来る町田先生にわずかだけ良心の呵責を覚えながら、家路に付いたのでした。でもよく考えれば、町田先生に同情してやる余地は全くありません。解毒をすましてしまえば、迷う事なくこの男を警察に突き出すべきでしょう。
私が町田先生の呪縛から解き放たれて自由を手にするまで後わずかでした。
9.反逆
次の日予定通り正ちゃんの車に乗り込んで、ちょっと早いけど海でのデート。少しだけ心配してた町田先生からの電話連絡もなく、こんなアッサリ彼氏とデートを出来ちゃうのが不思議なくらいでした。やっぱり町田先生は悪漢だけど抜けてます。身も心も屈してしまったと言う私の演技に手もなく欺され、他の男性に中出し射精されれば解毒されてしまう、と言う致命的なスキを私に許してしまったのです。もっとも私の堕ちっぷりは完全に演技とも言えない代物でしたから、あんなに自分にメロメロの女性が浮気してしまうなんて考えられないと、町田先生がタカを括ってしまうのも無理からぬ事でした。
おかげで、昨日まで体中に張り巡らされて解けなかった縄も外されています。どの道正ちゃんに頼めば外せそうでしたが、こんな障害物もないに越した事はありません。だけど携帯電話を持たずに行く事だけは出来ませんでした。それは呼び出されれば出るようにと言う町田先生の言葉に縛られている証拠で、途中で呼ばれてしまうのだけは不安でしたが、どうやら杞憂みたいです。町田先生は私が今デートしてるなんて夢にも思わず、疲れて休んでるのではないでしょうか。50歳近い年齢の先生は私の中に物凄い回数の射精を果たす毎日で、絶対にくたびれ切ってる筈だと思いました。
こうして本当に気分も軽くウキウキしながら、私は水着を買うため途中で店に寄って貰いました。
「ち、千寿ちゃん! そんなの駄目だよ」
「どうしてえ? 正ちゃんが言ったんだよ、ハイレグビキニ」
「ヤバイって! みんな君の事見るだろうし」
「妬かないんだよ、正ちゃん。試着して来るからね」
私が手にした純白で布地の小さいビキニ水着を見て、慌ててる正ちゃん。それはこの店で最も過激なデザインだったんですけど、今日彼に初めて抱かれ解毒を果たしてしまわねばならない私にとっては必然の選択でした。それに正ちゃんが冗談半分に言ったのも覚えています。彼が私の「ハイレグビキニ」姿を本当は期待してるのもお見通しでした。
「どうかな? やっぱ小っちゃ過ぎる?」
「そ、そうだね……でも、とっても似合ってるよ」
――嘘ばっかり。だけど、こんな水着やっぱり恥ずかしいな。でも……これにしちゃえ!
実際に着用してみると、とんでもないデザインだと思いました。胸の方は小さ過ぎておっぱいが半分くらいハミ出しています。そして下の方は超過激なハイレグで、陰毛をツルツルに剃られてなかったらとても着る事は出来なかったでしょう。でも、ふと正ちゃんを見ると、大いに慌てふためきながら私の恥ずかし過ぎる極小水着にエッチな視線を送って来ていました。なんだかソワソワと落ち着かないのは、股間が逞しくなってしまい、それを隠すためなのも丸わかり。店内のお客さん達からも一斉に視線が集まって来てましたが、彼氏を悩殺して初めてのエッチに持ち込まねばならない私は、大胆な決断を下しちゃいました。この水着のサインが届かず、襲って来ないようなら男じゃありません。町田先生に処女を破られ濃厚な性戯に耽っていた私は、いつの間にかこんなエッチな思考をしてしまう、はしたない女の子になっていました。
さて意を決して露出過多な水着を買ってしまった私でしたが、ビーチではすぐに妙なムードになっちゃいました。何しろ私の嫌らし過ぎる格好は皆の注目の的になってしまい、正ちゃんと一緒にビーチボールで遊んでても、それとなく見物の人だかりが出来ていました。やはり私にはサイズが小さ過ぎたみたいで、おっぱいは半分露わになっちゃってるし、下半身だって半端なく喰い込みまくりだったんですから。
人目を避けて岩場で休んでる時、私の方から積極的に正ちゃんの唇を奪っちゃいました。そしてその時、彼の手を私の恥ずかしい水着の上にやったんですけど、正ちゃんは恥ずかしがってその場では襲ってくれません。結局家族で借りる事の出来る海の家の一室を借り切り、周囲を気にしながら体を合わせる事になりました。簡単な間仕切りがあるとは言え、すぐ外で沢山の人達の歓声が聞こえて来るんですから、スリル満点です。でもこのチャンスを逃すわけにはいかない私は必死でしたし、正ちゃんにもちゃんと伝わったようでした。
お互い水着を脱がずに唇を合わせましたが、その時点でもう大興奮。とても幸せな気持ちに包まれ、町田先生との行為で味わった歓びが偽りに過ぎなかった事を思い知らされました。そう、あの狂乱は匂い中毒によるまやかしだったんです。正ちゃんと言う愛する男性に抱かれる究極の歓びに比べるべくもないに決まってるじゃないですか。情熱的なキスを続けている間に、私は感激のあまり舌を正ちゃんの口に差し入れていました。それは町田先生に教えられてしまったテクニックでしたが、恐らく経験がなかったんでしょう。彼の体がビクンと驚いたように反応して、私のイタズラ心に火が点きました。
――こんな嫌らしいキスは初めて? うふふ、今日は私があなたを襲ってあげる
唇を合わせ舌を挿入して口を吸いながら、いつの間にか積極的に正ちゃんの上になってた私は、ごく自然に彼の水着の上から股間をまさぐっていました。するともちろんパンパンに張り切らせてたので、嬉しくなった私はパンツの中に手を入れると同時に、もう片手で彼の手をお乳とアソコに導いてあげました。正ちゃんの手が大事な部分に触れるだけで幸せな興奮に包まれる私は、すっかり硬くなってたペニスを愛おしく握り締めると、しばらく火のように熱くドクドクと脈動してるソレの感触を味わいます。遠慮がちだった彼の手も私の水着の中に侵入を始め、興奮がいやましに高まって来ました。
「正ちゃん、私にご奉仕させて」
「千寿ちゃん! 駄目だよ、そんな汚い所……」
「あなたの体の中で汚い所なんか一つもないわ。うふふ……私のも舐めてね、お願い」
上になった体を百八十度回転させた私は、いよいよ彼のパンツの中からおちんちんを取り出しました。正ちゃんは男のくせにそれを隠そうとしましたが、その手をどかせて見ると立派な肉棒で、私は胸がキュンとなっちゃいます。ただ皮を被ってたので、彼はそれを気にしたのかも知れません。私がその皮をゆっくり剥きながら体をずらし、正ちゃんの顔に大事な部分を当てるえっちなアピールをすると、覚悟を決めた彼も極小水着をずらしてくれました。無毛が気になった私は言い訳を口にします。
「ハイレグを着るために剃っちゃったの。恥ずかしいな」
全部剃っちゃうのはどうかと思いましたけど、すっかり興奮して鼻息が荒くなってた正ちゃんは、もう無言で私のアソコに見入ってるようでした。愛する男性にその部分を見られる恥ずかしさを紛らわせようと、私が皮をむき終えた町田先生に勝るとも劣らない立派なペニスをゆっくり口に含んでいくと、正ちゃんもアソコに口を付けてくれました。
ああ、何て幸せなんでしょう。彼はもしかすると女の子とエッチするのが初めてかも知れません。夢中で私のアソコを舐めてるんですけど、とてもヘタクソでした。だけど彼の男性自身を頬張って感極まりそうな私にとっては、テクニックなんか問題じゃありません。彼の逞しいモノをゆっくりと味わいながらネットリしゃぶり上げると同時に、アソコを舐めて貰う私は凄く気持ち良くて、体が宙に浮き上がりそうでした。そして気が付くと私は、彼を窒息させようかと言う勢いで太股を強く挟み付けると、自分から気持ち良い箇所を押し付けるよう淫らに振る舞い、とうとう絶頂が訪れると同時に、正ちゃんのペニスも大爆発を起こしていました。私はもちろん彼のザーメンをゴクリと飲み下し、さらに後始末まで施しながら言いました。
「ごめんね、顔に一杯出しちゃったかも。だけど、正ちゃんだってこんなに……オアイコだね」
私が嫌らしい体液を顔に吹っ掛けてしまった事を謝りながら精液の残滓を始末し終える頃には、正ちゃんの肉棒はすっかり逞しさを回復していました。いえ、さっきよりさらに硬く鋼のような物凄い勢いです。一度射精を終えたペニスがより一層逞しく勃起するのは、町田先生との行為で経験ずみでしたが、相手が最愛の正ちゃんだけに感激も一塩。天にむけてズキズキと脈動する唾液まみれのソレを見つめる私の目はウルウルで、アソコはキュンキュン。彼とは初めてなのに、一刻も早く繋がって愛を確かめたい気分の私は、とてもエッチでイケない女の子でした。
そしていよいよ私が上になって合体です。匂い中毒で異常な愉悦を覚えてしまう町田先生とのセックスみたいな事はなく、正ちゃんをスムーズにくわえ込んだ心地良さはずっと優しい快感で、私を幸せな気持ちで満たしてくれるものでした。そして彼にしがみ付き、口を吸いながら腰をゆっくり動かすと、その歓びも徐々に高まっていきます。
――ああ、素敵だわ。このままずっとこうしていたい。あんなケダモノみたいなセックスなんか、忘れてしまえばいいんだわ
町田先生とのセックスは肉欲だけで、そこに「心」の入り込む余地はありませんでした。でも今愛する男性正ちゃんと初めて一つになったセックスは、肉体の快楽はさほどでなくても「心」の満足度が桁外れなんです。これが本当の愛があるセックスなんだなと思い、早く中に射精して貰って町田先生の悪夢を追い出したい一心になってしまいました。
「千寿ちゃん、ヤバいよ! 俺、もう出ちゃうかも知れない」
「出して! いっぱい出してちょうだい、お願い、正ちゃん」
「いいのかい?」
「もちろんよ!」
気が付けば、町田先生との忌まわしいセックスで鍛えられてた私のアソコはきつく正ちゃんのペニスに絡み付き、ギュウギュウと締め付けながら腰を動かしてたんです。彼はもう限界だと弱音を吐きましたが、これこそ私の望んでいた中出し射精です。ますます大きくお尻を振った私の中に、正ちゃんは一声呻きながら精液を放ってくれました。
――ああ、嬉しい! ザーメンって本当はこんなあったかいのね
町田先生の悪魔が出したような冷たい精液とはまるで感触が違いました。私は一度出して貰ってもなお正ちゃんにしがみ付き、柔らかくなってしまいそうなペニスとの合体を維持して余韻を楽しみます。
「千寿ちゃん」
「駄目えっ! いかないで、もっとちょうだい、もっとお!」
「でも、もう2回も出しちゃったから、さすがに無理だよ」
離れていこうとする正ちゃんにしがみ付き逃すまいとペニスを締め付けて「もっともっと」とおねだりしてしまった私は、彼の言葉で恥ずかしくなっちゃいました。薬の効果で人間離れした回数の射精が可能な町田先生じゃないんです。普通の男性は限界があるんだと当たり前の事実を知らされた私はしかし、それでもしばらく正ちゃんとの繋がりを保とうと必死でした。正ちゃんはこんなはしたない私にヤレヤレと苦笑しながら抱いてくれてるんですけど、その時私は嫌らしい悪魔の囁きを聞いてしまいます。
――あんなに幸せな気持ちになって、中出し射精までされたのに、私の体全然満足していない! もっと欲しいの、正ちゃんお願い……
だけど仕事を果たした正ちゃんのペニスはどんどん萎れてしまい、私がいくらはしたなく繋がっていようとしてもポロリと出てしまいました。私は「もっと欲しい」と言う気持ちを殺して、彼と離れます。何度も極めた挙げ句に失神までしてしまう町田先生との激し過ぎるセックスの後遺症なんだと思いました。さっきタップリ精子を膣内に浴びて、解毒された筈です。まともな女の子に戻るため、我慢しなくちゃいけません。
こうして正ちゃんとの初体験、そして中出し射精を施して貰った私は、とても満ち足りた気持ちで家路に付きました。もう町田先生に怯える事もなく、明日になったらあの男の処遇について正ちゃんに相談するつもりでした。初体験をすませた直後でしたから、今日あんな男の事を彼に相談するのはとても億劫だったんです。
でもそれは大きな誤りでした。町田先生の事を相談するのが億劫だったんじゃなく、本当はしたくても出来なかったんです。そして体のモヤモヤは解消されず、気が付けば私は寝床の中で指を使っていました。初めて正ちゃんに抱いてもらって精神的には満たされてるのに、体の方が肉欲に負けてしまうのはとても恥ずかしく、イケない事だと思いながらウトウトすると自然に指が胸と股間にいってしまうようでした。これは解毒されてもなお私の体に残る町田先生の悪影響でしょう。やはり一刻も早くあの男を警察に突き出し、私の目の前から去って貰わねばなりません。
こうして夢うつつにどうしても指で秘所を弄ってしまう口惜しさにたゆたっていると、携帯電話の呼び出し。こんな夜中に非常識な電話はあの男からに違いありません。でも、もう操られる事のない私はこんな電話は無視する一手です。ところが。
「……もしもし」
私の体が勝手に携帯を取り、口がそう話した時、私は愕然としました。
――解毒されてる筈なのに、どうして?
でももう体の動きは止まりません。真夜中に声を潜めながら忌まわしい男と勝手に応答してる操り人形の私がいました。
「町田だ。おう感心感心、こんな夜中でも言い付け通りちゃんと電話に出るんだな」
「はい」
「今日のお前の行動を言ってみろ」
「田岡君と一緒に海へ行きました…]
町田先生に聞かれるままにベラベラとしゃべってしまう私の口。未だあの男に操られてしまってる事に気付いてショックと絶望に胸がドス黒く塗りつぶされていきます。そして彼に抱かれて中出し射精して貰った事まで告白させられると、こう言われました。
「千寿、お前、俺の女になるんじゃなかったのかよ」
「そんなつもりはありませんでした」
この男を怒らせるだけだと思っても、正直に話してしまう口は止まりません。
「まあ良い。嫌がる女を屈服させるのが楽しいんだからな。まずは浮気のお仕置きをしてやろう。今すぐ家を出て、学校に来い。俺も部屋で待ってるからな。服装は……」
――い、嫌だあ!
こんな真夜中に家族の目を盗み、コソコソと外出しろと言うんです。おまけに「お仕置き」だと聞かされた内容は、とても恥ずかしくあり得ないものでした。
なのに受話器を握り締めて一言も聞き漏らさぬよう恥辱的な「お仕置き」の内容を確認してしまう私。天国から地獄に叩き落とされたような気分で、悪魔に会いに行く私の大事な部分はしかし早くもおぞましい興奮で失禁したかのように濡れていたのでした。
10.折檻
――あり得ない……
そう思いいくら心で嫌がっても、町田先生の命令は絶対で世にも恥ずかしい「お仕置き」を実行してしまう私。今から真夜中の通りに出て、学校に行かねばならないんです。それも絶対誰にも見られたくない格好で。
操られる体はどんどん服を脱ぎ捨て全裸になると、室内に干してあった水着を手にします。それは正ちゃんを悩殺するためにあえて選んだ、純白で小さ過ぎるハイレグビキニ。全裸よりはまし、と言う程度で、とても町中を行く格好ではありません。
さらに破廉恥な命令に操られる私は、室内を見回すと書き込み式で大きなカレンダーを一枚破ります。そしてマジックで「私は変態です」と大書すると、ブラの背中にテープで留めました。
ビーチでさえ注目の的だった白い極小水着で外を歩くなんて全裸と変わらず、正に「変態」でした。真夜中とは言え学校までの路上に降り立った時点で、これは現実なのか悪夢なのではないかと疑ってしまうような物凄い羞恥に胸を締め付けられ、脚が竦み上がります。
ところが町田先生の「お仕置き」はさらに過酷な仕打ちが追加されてたんです。何と、途中で場所を変え、三度オナニーして極めて来いと命令されました。私は路上を見渡す限り誰もいないのを確認すると、さっそくしゃがみ込んで胸と股間を弄り始めました。もちろん体が勝手に動いてしまうんですけど、死ぬ程スリリングな状況の中での猥褻行為は恐ろしく刺激的ですぐに夢中になってしまい、程なく訪れた絶頂を「イク!」と大声でわめき、ビシャッと体液をまき散らしてしまう有様でした。
そして覚束ない足取りでフラフラと夢遊病者のように深夜の路上を歩き、学校までの中間地点辺りで体が勝手にしゃがんで2回目のオナニー開始。少しは道端の物陰にでも隠れれば良さそうなのに、操られる体は自由にならず、月明かりの下での半裸オナニーなんて辛過ぎます。涙がボロボロこぼれ落ちましたが、体の方はあっと言う間にはしたない反応を示して燃え上がり、まっしぐらに絶頂へ向けて駆け上がっていきました。
ところがその時、何と前方から酔っ払いの男性が2人近付いて来たんです。一気にボルテージが下がりましたが、せわしなく局部を弄り回す手指の動きは一刻も止まってくれず、恥を晒してしまうのも時間の問題でした。そしてついに、若いサラリーマン風の2人の酔っ払いが至近距離からオナニーに耽っている私をジロジロ覗き込んで来ました。
「この子、変態だってよ」
「めちゃくちゃカワイイのにな。かわいそうに」
「見てていいんだよな」
――早く、どっかへ行って! ああっ! 駄目駄目、イッチャウ!
とうとう派手に極めてしまった私。声だけは我慢したものの、2人の酔っ払いに見せ付けるかのごとくビューッと潮を吹き上げていました。
「こりゃヤベエや。マジで変態なんだ、この子」
「放っといて帰ろうぜ」
酔っ払い達はおっかなびっくりと言う感じで行ってくれたんですけど、あまりにも強烈な絶頂でしばらく立つ事も出来ず、全身をジーンと甘美に痺れ切らせていた私は、恥辱が極まって本気で死んでしまいたいと思いました。
でもまだ破廉恥なオナニー三回のノルマは達成していないんです。ようやく目指す学校の門が見えて来たと言うのに、「私は変態です」の文字を背中に掲げた私の体は路上にしゃがみ込んで、胸と股間に手をやり自慰行為の体勢に入りました。死ぬ程嫌なのに体を淫魔に乗っ取られたかのようで、乳首とクリトリスを指が摘んでしまった瞬間から、アア、アアッ! とエッチな声が出ちゃうのも我慢出来ず、まっしぐらに絶頂に向かっていきます。どんなに嫌がっても体の弱点を一番良く知っている自分の指に敵うわけがなく、繰り返される度にどんどん感度も増してしまう悪夢の展開でした。
ところが又しても邪魔が入ります。「もしもし、どうかされましたか?」 と言う声を聞き、ハッとその声の主を見た私は全身の血がサーッと引いていくのを感じました。パトロール中の警察官が不審に思って声を掛けて来たんです。もうおしまいだ、と思いましたが、それでもオナニーを続ける手指は止まってくれません。
「あ、あのう……こんな所で、困りますよ」
「すみませーん!」
警察官は、「私は変態です」と言う掲示を背中に貼って半裸でオナニーに耽っている私に戸惑いながら注意して来たんですけど、その時聞き覚えのある大声を上げて人がやって来ました。町田先生です。
「申し訳ありません。こういうプレイでして」
警察官は町田先生に注意を与え、早く家に帰りなさいと言い残して去って行きました。
「遅いと思って見に来てよかったぜ。少しは懲りたか、この浮気娘め」
私はショックでヒックヒックとしゃくり上げるような嗚咽が止まりませんでした。なのにオナニーはまだ続いています。
「よしよし、辛い事なんか忘れさせてやるからな。しゃぶれ」
涙でにじむ視界の先に悪魔の勃起ペニスを見つけた私は、フラフラと近寄ってその肉塊を口に頬張っていきます。すると絶対に抵抗出来ない町田先生の濃厚な匂いと、熱くて逞しい感触で脳髄が桃色に痺れ、私はもう何も考えられなくなりました。とうとう弾けてしまった淫らな肉の歓びを貪るばかりです。
「お、いきなり気をやりやがったな。その調子でオナニーも続けろ。二度と変な気を起こさねえよう、俺のチンポの味を体に刻み付けるんだ」
もうここが夜の路上であると言う事も気にならず、私はこの素敵な肉棒の魅力に頭を痺れさせ、はしたなく体を弄り続ける変態淫女と化していました。
「ところで、お前そんなエロ水着でデートしてたのかよ。とんだスケベ女だな。それで田岡のやつとヤリまくった、と。どうだ、図星だろう?」
後頭部を先生の手に押さえ付けられてせっせと口を使っている私は返答出来ませんでしたが、見られてたのかと思うくらい、その言葉は正確でした。
「お前の考える事なんざ、とっくにお見通しなんだよ、バーカ。俺に何度も中出しされたお前のマンコは、もう他の男のチンポじゃ絶対満足しねえ。オラッ! たっぷり飲んで反省しろ」
私はただ町田先生の手の内で踊らされてただけだったんです。それを知らされてると、絶望を通り越して諦めの心境に陥り、口中に発射された精子をゴクリと飲み下すと、今度こそ抗い難いこの男のチンポへの隷属意識がハッキリと芽生えて来たのを感じました。
――ああ、もう駄目。私、本当に町田先生のチンポに支配されちゃうのね……うああ、す、素敵だわ、ま、又イッチャウウッッ!!
でもまだ町田先生のお仕置きは始まったばかりだったんです。
「付いて来い」
極めまくってほとんど失神寸前だった私ですが、先生がそう言って歩き始めると、操り人形の辛さでどうしても後を追ってしまいます。誰もいないとは言え、夜の校舎に入り込み神聖な学舎を半裸で行く恥ずかしさと罪悪感で私はもう生きた心地もしませんでした。そしてたどり着いたのは校舎の屋上でした。とても広くて、普段はお弁当を食べたりおしゃべりの話を咲かせる生徒達の憩いの場ですが、月明かりの中不気味に静まり帰った今はもちろん無人です。
「全部脱いで、そこに座れ」
「な、何をされるんですか、こんな所で」
私は極小水着まで脱ぎ捨てながら、凄まじい不安を口にせずにはいられません。言葉自体は操られてはいないんです。でも町田先生が低い声で言うと、質問に対してウソを吐く権利は与えられてはいませんでした。
「千寿、お前昨日俺の女になると言ったのはウソだな?」
「ウソでした」
「俺を欺して油断させ、田岡とセックスし中出しされて、解毒した気になってたんだろ? そうだな?」
「はい、そうです」
「面白え。やつに未練なんか持たねえように、完璧に寝取ってやるからな」
「そんな事……出来るわけがありません、うっ、うっ、うっ……」
全裸になった私は町田先生の尋問に正直な答を返してしまい、酷い言葉に抵抗を口にするのがやっとでした。ハッキリ彼から引き離されると言われた私は、シクシク泣き始めてしまいます。
「お前の体はもう俺の物だ。俺のチンポじゃないとイケねえし、他の男に中出しされても解毒出来やしねえ」
「そんなのウソですっ!」
「往生際が悪いな。本当の事を教えてやろう。俺が許さない限り解毒は出来ねえんだよ。だから菜穂は解毒出来たんだ。つまり、お前は一生俺の女っつうわけだ」
「そんな……お願いです、許して下さい」
「もう、いいだろう。コイツをくわえな」
「い、イヤです……んんっっ!!」
そこで先生が突き付けて来た物を見て、ハッと息を飲んでしまいました。それは黒革ベルトに取り付けられた男性器型の道具。先生は小型のペットボトルを出して、中のローションのような半透明の液体を振り掛けると、ソレを私の口に押し込んで来ます。するといくら嫌がっても逆らえない私の口は、咽奥に当たるまでズッポリとおぞましい道具を頬張ってしまい、例の薬の匂いが脳髄を痺れさせ思考能力を奪っていくようでした。
「俺のチンポで象ってやったから、うめえだろう。しっかり味わえ」
「んーっ!」
後頭部に回したストラップで固定されると口が利けなくなり、先生はさらにとんでもない命令を下しました。
「この薬を自分で感じる部分に塗り込め。一滴も残すんじゃねえぞ。まず乳からだ」
――そんな事したら、私狂ってしまう!
匂いを嗅がされただけでオナニーが我慢出来なくなった薬の効果はよくわかっています。でも町田先生の命令で勝手に動く手指が乳房に満遍なく薬を塗り込めて来ると、それだけでおぞましい興奮がゾクゾクと込み上げ、最後に乳首にまで執拗に薬を塗ってしまう頃には、全身がワナワナと慄えてしまうのが止まらなくなっていました。
「よし、今度はマンコの中に何度もタップリ塗り込め。クリトリスにも皮を剥いてしっかり塗るんだぞ。」
これはもうオナニーを強要されてるのと変わりませんでした。薬剤はまだかなり残っており、女性器の中の奥深くまで薬塗れの指をもぐらせながら、もう片手の指でクリトリスの包皮を剥き上げて本体にネチネチと薬をなすり付けていると恐ろしく心地良く、私はペニス型をギリギリと噛み締めながら何度も極めてしまいました。
「最後は千寿の大好きなケツノアナだぜ。使い切っちまいなよ、ヘヘヘ……」
――オシリは嫌あっ!
「大好きな」とからかわれた尻穴は強烈な浣腸セックスで完全に目覚めてしまい、今や私にとって最大の弱点なんです。だけど操られる人差し指が薬をタップリ盛って羞恥の穴にズブズブと打ち込まれて来ると、たちまちあり得ない程素晴らしい快感が背筋をヒタヒタと這い上がって来て、私は激しく狼狽しました。そして中でクイクイと指を蠢かせて薬を塗ると再び引き抜き、又も薬を追加した指が入って来るんです。結局前以上のハイペースで極めてしまった私は、薬を使い切る頃には完全に自分の指に打ちのめされ、全身がヘロヘロに脱力していました。
だけど本当に恐ろしい折檻はこれからだったんです。私は何とアナルに付け根まで指を挿入した状態で手錠を掛けられ、屋上の手すりを背に例の恥ずかし過ぎる大開脚の姿勢を取らされました。そして首輪を手すりに繋がれると、最後に目隠しまでされてしまったんです。
「どうだ、学校の屋上でマンコをおっ広げた気分は? その格好で動くんじゃねえぞ。俺は今から帰って一眠りして来るから、ケツノアナでも弄って反省してろ」
そう言い残した先生の気配が行ってしまうと、いよいよ薬を塗ってしまった箇所が猛然と疼き始め、私の地獄が始まったのでした。
11.修羅
もうどれくらい時間が経ったんでしょう。世にも恥ずかしい姿で夜の校舎の屋上に目隠し拘束された私は、無限にも思われる恐ろしい長時間、全身に津波のように押し寄せる欲情の嵐と苦闘していました。乳房はパンパンに膨らんで小山のように腫れ上がり、ズキンズキンと刺激を求めて疼き上がる開かされた女性器からは、壊れた水道の蛇口のようにとめどなく体液が溢れ出していました。
癒やされない欲情を我慢する辛さで気が触れそうな私にとって唯一の慰めは、尻穴に打ち込まれて手錠で固定された指から込み上げる淫密な快感でした。今や排泄器官と同化してしまったような指を少し動かすだけで、恐ろしいまでの強烈な愉悦が次々に迸るのですが、もうそれだけではどうしても極める事が出来なくなっていました。火を飲まされたように体の芯から熱く燃え上がる乳房や女性器が刺激されなければ、この狂おしい欲情地獄からは解放されないんです。もしアナルの指がなかったら、本当に発狂していたかも知れません。目も見えず状況が全くわからない状態の中で時間の感覚は既になく、悪夢の中で何度も正気を失いそうになりながら尻穴の生々しい快感で現実に引き戻される事の繰り返しでした。
誰が訪れてもおかしくない開放された学校の屋上で痴態を晒している羞恥の感覚はとうに失われていましたが、町田先生の命令に縛られる私の体は恥ずかし過ぎる大開脚の体勢を一時も崩す事が出来ません。時間の経過もまるでわかりませんが、辺りが明るくなり下の方から部活生徒達の声が聞こえて来たような気がしました。
――ヒイイ~ッッ!!
口が利ければ辺り一面に響き渡る大声が出てしまっていたでしょう。突然乳首に触れられた私は、ガクンと大きく背筋を反らせる反応を示しました。そしてもう片方の乳首も同様に触れられると、全身がおこりに掛かったように激しく慄え、ジュクッ、ジュクッと股間から間欠泉のように淫液を吹き出すのがわかります。軽く乳首に触れられただけではしたな過ぎる反応ですが、欲情に燃え盛る私の体はもうどうにもなりませんでした。
「どうやらまだ、まともみてえだな」
目隠しが外されぼやけた焦点に町田先生の顔が浮かんだ瞬間、私は自分が狂ってしまったんだと思い愕然としました。殺したい程憎かった男の筈なのに、愛しくてたまらないんです。狂い立つ体はもちろんの事、心の底から町田先生に抱いて欲しい、と願ってしまいました。だから口枷が外されるとすぐに、私は思い切り胸の内を晒け出しました。
「ああっ! 何とかしてえ!」
「抱いて欲しいんだな?」
「そうよっ! 抱いてっ! ああ、早くうっっ!!」
「じゃあ、思い切り下品におねだりして見せろ」
「ま、町田先生のオチンチンで、千寿のおまんこをズコスコして! ズコズコして、お願いいっっ!!」
先生がズボンから掴み出した逞しい勃起ペニスを見せ付けられた私は必死で口走ります。無理矢理言わされたわけじゃありません。それは放置されている間ずっと私の頭を占めて離れてくれなかった本心の吐露だったんですから。
ところがその時掛けられた声に、私は頭をハンマーで殴られたような強烈なショックを受けました。正面に立った町田先生の向こうに別の人達がいたんです。
「千寿ちゃんっ!」
「ね、言った通りでしょ」
とうとう精神が錯乱して幻覚を見てるんだと思いました。どうして正ちゃんがいるんでしょう。おまけに視線をやると、彼は全裸で仰向けに横たわり、その横に制服姿の菜穂さんが座って話してたんです。そして菜穂さんは何と、どうやら動けないらしい彼の股間に手を伸ばしました。私は自分の置かれた立場も忘れて悲鳴を上げます。
「正ちゃんっ!」
「や、止めて下さい! 菜穂さん」
「オチンチンこんなにおっきしてるくせに、駄目だよう。千寿せんせえだって町田せんせえとエッチするんだから、正二は菜穂ちゃんとエッチしよ。ほう~ら、ビックンビックンしてるよ、気持ちいいでしょ、菜穂ちゃんのオテテ」
「千寿ちゃん、ごめんなさい……も、もう駄目なんだ、俺。うわあ!」
菜穂さんは彼の上に跨がって体を反転させ、ペニスを弄りながらパンツを脱ぎ捨てると、正ちゃんの顔にミニスカの中のアソコを乗せて言ったんです。
「菜穂ちゃんのオマンコたっぷり舐めるんだよ、正二。千寿せんせえ」
菜穂さんにそう呼び掛けられた時、私は首輪と手錠を外される所でした。
「千寿せんせえがいけないんだよ。町田せんせえ取っちゃうんだもん。だから私は正二を貰っちゃうんだ。ふふふ、もうビンビンだよお」
「やめてえっ!」
悪夢のようでしたがこれが現実だったんです。菜穂さんが解毒して貰い、その結果彼女の言いなりになってしまった男性が正ちゃんだったと言う衝撃的な事実でした。彼は菜穂さんに命令されてるんでしょう、全裸で動く事も出来ず彼女のなすがまま。菜穂さんにペニスをしゃぶられながら、アソコを舐めさせられていました。
あまりに辛い現実を突き付けられて頭がパニックに陥った私は、無言で差し出された町田先生のペニスに、本能のまま肉食動物みたいにむしゃぶり付きました。もうおしまいだ、と理解した私は泣きながら悪魔の肉棒にせっせと口を使ってしまうのが止められません。このまま最愛の彼氏の前で私は憎い男に体を開き、抱かれてしまうんです。それも自らの意志で。あえて拘束を外し命令も下さず、私の自由意志のような形で性行為に持ち込んだ町田先生は、やっぱり悪魔のような男でした。
「逃げたっていいんだぞ、千寿。彼氏に助けて貰えよ。いや、そいつは無理か……」
見せ付けるように正ちゃんの顔の上でグイグイ腰を動かしてよがっていた菜穂さんは、彼のペニスから吐き出させた精液をダラリと手の中にたらし込み、酷薄な笑顔で私に向かい誇示していました。私の心はどんどん折れていき、町田先生が射精したザーメンを飲み下し後始末している頃には、これが私達の運命だったんだと諦めの心境に陥っていました。だってもう私は、身も心も町田先生に抱かれる事を渇望して我慢出来なくなってるんですから。
その後、菜穂さん達と見せ付け合うかのように行われたセックスは、これまでの過激な行為に比べれば全くノーマルなものでしたが、昨日までの彼氏の前で他の男性に抱かれるのが恐ろしく刺激的で、私は声を上げてよがり狂ってしまいました。菜穂さんも負けずに大声で快楽を叫ぶ、獣のようなセックスだったようです。
結局精力絶倫な町田先生が三度も私の中に射精を果たし、それよりはるかに多くの回数エクスタシーを味わわされてから、私と正ちゃんはそれぞれの新しいパートナーに隷属の言葉を誓わされました。
「千寿、お前はもう俺の女だ。田岡とは別れろ。わかったか?」
「はい、わかりました」
正ちゃんも菜穂さんに同じような言葉を言わされてましたけど、もうどうでも良くなっていました。私達の心は完璧に折られてしまい最早修復は不可能。これからは絶対に逆らえない相手に隷属して生きていくよりないんです。そうして正ちゃんとの別れを強制的に決意させられると、生まれ変わった私ははしたない欲望を素直に口にしていました。
「あ、あのう……町田先生、もっと欲しいんです。もっと……」
「何い!? てめえのマンコはどんだけ欲張りなんだ」
「いえ、そうではなく……」
幼い頃から美人で良い子だと皆に言われて、知らず知らずに作り上げて来たのは偽りの私だった事がハッキリわかったんです。本当の私は、恋人の前で他の男性に抱かれて大喜びしてしまうイケない女の子。とてもエッチで恥知らずな変態が、私山下千寿の本当の姿。そう吹っ切ってしまった私はもう我慢出来なくなって尻穴に指を入れながらおねだりしてしまいました。
「オシリをもっとイジめて欲しいんです。お浣腸して、アナルセックスもお願いします」
「ヤーダー、千寿せんせえったら、マジでどヘンターイ」
「千寿ちゃん……」
「正二、こんなヘンタイ放っといてさ、どっか遊びに行こうよ」
げっそりやつれて憔悴した様子の正ちゃんを引き連れて菜穂さんが出て行くと、町田先生に唇を求められました。
「もう二度とお前を放しやしねえからな」
「ああ……町田先生……」
こうして私は生まれ変わり町田先生の女となって、教育実習の残り1週間を迎える事になったのでした。
12.輪姦
「西畑君、ちょっといいかしら?」
「はいっ!」
――カワイイわ。だけどこの子、ズボンの前を大きくさせてる……あん、いいっ!
次の日は教育実習2週目の初日。私は朝町田先生に言われた通り、仲良くなった男子生徒達に声を掛けていました。西畑君はちょっと子供っぽいけど、お調子者でよく私に話し掛けてくれる男の子。でも 一対一で話すと大いに緊張した様子で鼻の頭に汗をかいており、私はカワイイと思っちゃいました。今や嫌らしい女性フェロモンの塊みたいな私ですから、彼が緊張し股間を硬くしてしまうのも仕方ありませんが、ついお尻をよじってしまった私は股縄が擦れる悩ましい感触にウットリと淫らな表情を浮かべ、ますます西畑君を悩殺してしまったかも知れません。昨日帰り際に締め直された股縄の結び目は、先週よりさらに太くなっていました。
「時間が取れたら、今日の放課後町田先生の教官室に来てくれない? 生徒達とお話がしたいのよ」
「はい、わかりましたあっ! そ、それじゃ失礼します」
嬉しそうに頭を下げて去っていく西畑君を見送りながら私は再び股縄の快感に陶然とし、町田先生の考えてる事を予想してドキドキと胸を高鳴らせていました。朝町田先生から、放課後ヒマそうな男子を3人連れて来いと命令されたんです。
先生の女になる決意をして早朝からやって来た私ですが、町田先生は拍子抜けするくらい何もしてくれませんでした。その代わりの命令が男子生徒を3人連れて来い、ですから、私はどうしてもイケない想像を逞しくし股縄を喰い締めて股間を次々と濡らしてしまいます。結び目刺激の強まった股縄はとても気持ちがいいんですけど、まるでトロ火で炙られてるみたいで、ひどく貪欲になってしまった私の体は極める事が出来ません。昨夜から悶々と欲求不満状態で、町田先生に抱いて欲しい、せめてお尻を思い切りぶってくれたらイケるのに、などと恥ずかし過ぎる願望が一刻も頭を離れてくれないんです。でも町田先生は素っ気ないし、お尻を叩いてイジめてくれた菜穂さんも、もうこの部屋を訪れる事はないでしょう。西畑君の他にも2人声を掛けましたが、私に接近されると皆緊張しまくりで、放課後のお誘いには二つ返事でオッケーしてくれました。私はどうしてもこのカワイイ教え子達といかがわしい関係を持ってしまうんだ、と言う不道徳な想像を巡らせてしまい、何度も何度も太股を拭う必要があるくらい、気持ち良い股縄の喰い込む大切な部分をしとどに潤わせていました。
そして迎えた放課後。いつもなら町田先生のエッチな「指導」が行われる時間です。先週まで参加してた菜穂さんはいませんが、その代わり今日は3人の男子生徒が加わっています。皆私の誘いに一も二もなく喜んで来てくれた子達で、年上で美形の教育実習生である私に胸をときめかせているに違いありませんでした。
――ああ、今からこの子達に犯されるのね
彼らが集まって来るまでの間に、町田先生からはほぼ予想されていた通りの言葉を聞かされていました。
「いいか、千寿。やって来る生徒達に淫乱で変態なお前の本性を晒け出して、ヤらせてやるんだ。若くてイキの良いチンポを三本もだぜ。嬉しいだろう? 千寿」
「そんな事……はい」
町田先生には絶対ウソが吐けず、ためらった私の口も「はい」と本心を明かしてしまいました。昨夜からガッチリと緊縛されて、股間を始めとする柔肌に喰い込む縄の感触の悩ましさに悶々としながら、狂おしく求める絶頂をどうしても手に入れる事の出来ない私は、ハッキリと男性を欲しがってたんです。でも、それは誰でも良いわけじゃありませんでした。
「ですが、私は町田先生、あなたの物です。他の男性となんて」
「ケチくさい事を言うな。もちろん俺も参加してタップリ精子を浴びせてやるさ。だけど、女とヤリたくて盛りが付いちまったカワイイ教え子の望みを叶えてやるのも、教育者としての勤めだぜ。遠慮なくヤってもらえ。きっと、お前は一生やつらに感謝されるぞ」
メチャクチャな理論だと思いましたけど、淫らな縄を喰い締める股間からとめどなく随喜の涙をこぼしながら、沢山の男性に犯される事にドキドキと興奮を禁じ得ない私に、抗議する資格などありません。
「あのう、何の用でしょうか」
一番積極的な西畑君が口を開きましたが、並んで椅子に座った他の2人も同じ気持ちのようでした。ロクに用も告げずに呼び出したんですから無理もありません。正面に座った私はしかし、彼らが皆股間を硬くし居心地が悪そうにしてるのを観察して、胸がキュンとなりました。きっと私が発散してる女性フェロモンにやられ、良からぬ期待を胸に秘めてやって来たんでしょう。
「今からここで起こる事は絶対誰にも言わないように」
一人だけ立っていた町田先生が部屋の鍵を内側から掛けながらそんな事を言うもんですから、男の子達は改めて緊張の色を走らせました。
「実はみんなの前にいる山下千寿先生は困った性癖の持ち主でね。男にイジめられるのが大好きなどMなんだよ」
男の子達は無言でお互いの顔を見合わせ、アリアリと困惑の色を浮かべていました。
「今から千寿先生が君たちにおねだりして回る。座ってなさい」
そう言った町田先生は私の横に来て囁きました。
「キスしてズボンを下ろし、チンポを露出させろ。それから、イジめてね、とおねだりするんだ。お前に迫られて抵抗出来る男はいやしねえから大丈夫だ」
私はもう、そんな女の子になってしまってたんです。町田先生の言葉に操られる形でフラフラと立ち上がり、男子生徒達へと向かいながら、私ははしたない期待でギチギチに緊縛された体がざわめいてしまうのをどうしようもありませんでした。今でも体を合わせる瞬間まで猛烈な嫌悪感が拭えない醜く太った中年の町田先生より、かわいい教え子達に犯されると思った方がずっとときめいてしまうんです。一人目の西畑君にしなだれ掛かった時、私はもう操られてではなく完全に自分の意志で動いてました。
「西畑君、キスしましょ」
「せ、せんせい、そんな……」
「はい、オテテは背中に回しててくれるかな?」
西畑君は私に言われて素直に両手を後ろで組んだので、そのスキに易々と唇を奪っちゃいました。すっかりフェロモン体質になってしまった私の匂いにやられて、なすがままなんでしょう。私は舌まで口に差し入れる濃厚なキスを施しながら、目を白黒させてる西畑君のズボンを下ろし、もうギンギンに勃起させてたペニスを露出させていきます。もちろん高校生の発育は大人と変わりなく、私は立派に成長してる肉棒の逞しさにもうドキドキで、一刻も早く食べちゃいたい欲求を堪えなければならない程でした。
――西畑君って包茎なんだ。うふふ、カワイイ。ねえ、女の子とした事あるの? 千寿先生が教えたげるからね
「西畑君、とっても素敵よ。この逞しいオチンチンで、千寿をいっぱいイジめてね」
「はい」
こうして次々に三人の教え子の唇を奪い下半身を露出させながら、はしたないおねだりをしてしまうと、こんなイケない女の子が、私の本当の姿なんだと思いました。操られてると言うのは口実で、私は素直に本心を打ち明けてたんですから。
「よし、千寿戻って来い」
町田先生の元へ帰って行くと、先生も私を狂わせる悪魔のペニスを露出させて見せ付けていました。
「お前らに見本を見せてやろう。さあ、ケツを突き出してしゃぶってくれ」
それは町田先生のペニスをおしゃぶりしながら尻振りオナニーをする格好です。私は男の子達に見られてる事も忘れ、感激に慄える手で掴んだ肉棒をずっぽり口にくわえ込むと、悩ましくお尻を揺さぶって股縄が擦れるはしたない快感に溺れていきました。
「お前らもこちらへ来て手伝え。千寿、お前からもイジめてくれとおねだりするんだ」
「ね、ねえみんなこっち来て。私をイジめてちょうだい」
すると町田先生の言葉にはためらってた男子生徒達が、私に言われると皆席を立ってこちらへやって来たんです。
「服を脱がせてもらえ」
「お願い、みんなで千寿を裸にしてえ」
すると男の子達はおっかなびっくり、スーツを脱がせてくれたんですけど、みんながビックリして息を飲んだのがわかります。何しろ、私の体中に細いロープが絡み付いており、根元を括られた乳房は乳牛みたいに膨らんで乳首を吸ったら母乳が出ちゃいそう。そして無毛の股間には痛いくらいギッチリと大きな結び目付きの股縄が喰い込んでドロドロの愛液が滴り落ちており、全裸よりずっと卑猥な格好だったんですから。
「お尻をぶってとおねだりしろ」
「西畑君、お尻を思い切りぶってえ!」
「こ、こうですか」
「駄目え! もっと強く、ああ、もっとお!」
「遠慮するな、西畑。千寿先生はケツを叩かれて興奮するど変態だからな。きっと気をやって下さるぞ」
西畑君がようやく力一杯大きなお尻が真っ赤に腫れ上がるくらい、パーン、パーンと強く叩き始めると、揺さぶる股間が縄に擦れる快感と苦痛が相まって、私はどんどんエクスタシーの高みに上っていきます。
「他のやつらに乳を揉んでもらえ」
「ね、ねえ、おっぱいを揉んでよ! それから乳首を弄ったり、ちゅっちゅして。お願いいっ!」
私におねだりされた他の二人の男子達も何かに憑かれたようにやって来て、左右から恥ずかしいくらい大きく膨らんだ乳房に手を掛け、乳首に吸い付いて来てくれました。程なく強烈な絶頂が訪れた私は全身をピクピクと痙攣させ、それを見た先生はドッと精液を口中に流し込みます。
「よし。それじゃあいよいよ千寿先生が大事な部分をご開帳して下さるぞ。千寿、マタを開いてこいつらに見せてやれ」
「みんな見てえ! これが千寿のオマンコよっ!」
激情のままに脚を大きく広げわめき散らす私。操られていると言う口実で、私の中に眠っていた嫌らしい変態願望がどんどんさらけ出されていくようでした。ただ単に命令に服従してるだけだったら、凄まじい羞恥と共に全身に込み上げて来る強烈な興奮の説明が付きません。私は心の底では、この子達に恥ずかしいアソコを晒して犯して欲しいと願っていた嫌らしい女の子だったんです。
「どうだ? 千寿先生は授業中もこんな物をオマタで喰い締めて楽しんでらっしゃったんだぞ」
町田先生が股縄を外そうと腰の後ろに手をやりながら言うと、三人の男子達は最早遠慮なく覗き込んでジロジロと熱い視線を送って来ます。ようやくこんな変態女に気兼ねする必要などないとわかったんでしょう。みんな勃起ペニスを手で握り締めていました。
「スゲエ……」
「結び目が喰い込んでら」
「よくわかったな。千寿先生はケツの穴まで優秀な性感帯なんだぞ」
「ああっ! そうよ! 千寿、オシリがいいのおっっ!!」
先生がアナルに埋まった結び目をゆっくりとほじくり出していくと、私の口は羞じらいも忘れてわめき散らしてしまいました。
「お前の大好きな注射をおねだりして見せろ」
「お、おかんちょう……誰か、お浣腸して、お願いいっ!」
「どうだ、千寿先生は大した変態だろ? それじゃお前は浣腸係だ。お前は……」
町田先生は股縄を外すと、担当を決めて徹底的に私を辱めに掛かりました。一人が包皮から剥き出しのクリトリスを摘み、もう一人が二本指を女性器に潜らせ、そして浣腸係がガラスの注射針をアナルに挿入して来たんですから、とても溜まりません。チュルッ、チュルッと生暖かい液体がゆっくり注入される度におぞましい快感に突き上げられる私は生々しい声で呻くように叫び、アソコにまとわり付く男の子達の指をしとどに濡らしていきました。
そして浣腸液の注入が終わったアナルをバイブレータで塞がれると、いよいよ町田先生と三人の男子生徒達による輪姦が始まりました。愛しくてたまらない町田先生のも含めて、形も大きさも異なる4本の猛り狂う男性器が、アソコと口、そして両手に順繰りで当てがわれ、女性を求めてビクビク脈動する肉塊の感触が、私を肉欲で狂乱する本物の変態女に貶めていきます。浣腸液をぶちまけてしまう度にやり直され数え切れない絶頂で激しく乱れる私の体に、4本のペニスも大量の精子を吐き出して、しまいには体中がベトベトに汚れてしまいました。
「千寿先生、本当にありがとうございました」
「よし、お前ら、明日から友達を誘って来い。見ての通り、千寿先生はいくらチンポがあっても足りねえくらいの淫乱だからな」
礼儀正しく頭を下げて去っていく生徒達に、そんな言葉を掛ける町田先生。でも私にはもちろん抗議など出来ません、何しろ私と来たら、うわごとのように「もっと……もっとお」などとさらなる陵辱を求める言葉を口走り、ザーメンまみれの体を輪姦される歓びに打ち慄わせていたんですから。
こうして教育実習後半の2週目は、連日訪れる女の子に飢えた男子達と町田先生に輪姦され、精液にまみれて過ぎていきました。だけど恋人と引き裂かれて町田先生の女に生まれ変わる覚悟を決めた私は幸せでした。余計な事は何も考えず、生徒達の性欲を受け止めてトチ狂っていれば良かったんですから。男の子達はまるで私が女神様であるかのように崇め、皆心から感謝の言葉を述べて帰っていきます。これが本当の意味の教育なんじゃないかしら、と時々思ってしまう程私の精神は確実に病んでいきましたが、そう思う理性も慎みも沢山のペニスを体中に受け入れ、精液を浴びる度にすり減っていくようでした。
そして生徒達が皆帰った後で町田先生が優しく私の全身を清め、薬を塗り直した股縄をキッチリとはめてもらって帰宅する。そんな毎日でした。町田先生に対する嫌悪感は日に日に薄れ、最後の金曜日に全身の縄緊縛を外して返そうとする先生に、私は想いのたけを打ち明けました。
「もう縄を締めて下さらないんですか?」
「これで教育実習は終わりだからな。不満なのか?」
「明日からは……」
「どうせお前はもう一生解毒出来ねえ体だからな。気が向いたら連絡してやるよ」
「そんな……そんなの嫌ですっ!」
「ほう。じゃあ、お前一生俺に仕えるつもりか?」
「はい」
「俺には女房がいるんだぜ」
「構いません。側に置いて下さるだけで」
「そうか。じゃあ早速明日俺の家に来い」
「ありがとうございます」
「これからは俺の事をご主人様と呼べ」
「はい、ご主人、さま……」
その言葉を自らの意志で口にした瞬間、私は完全に吹っ切れました。
「よし、良く言った。これからお前を一生俺の家で性奴隷として飼ってやる。どうだ、嬉しいか? 千寿」
「はい。ああ、嬉しいです、ご主人様あ……」
そこで長々と濃厚な口付けを交わしながら、ついに自分を解放した私は晴れやかな気分でした。だって私はもう彼のペニスがなくては生きていけない、文字通り「チンポの虜」なんです。一生性奴隷として町田先生に仕え、その素晴らしい男性自身で愛して頂く。想像しただけで体中が歓喜に打ち震え、しっかりと先生にしがみ付きながら力一杯彼の唇を吸う私は幸福の絶頂を味わっていました。これ以上の女の幸せなどあり得ないではありませんか。
13.隷属
――ああ、もう、限界だわ
あれから約半年後。私は大学で講義を受けながら脂汗をかき、辛い生理的欲求と戦っていました。原因は股間にガッチリと嵌められた、二穴バイブ付きの貞操帯。オシッコは何とか可能ですが、大きい方は無理なんです。もともと便秘気味の私が排泄を許されたのはもう5日ほど前でしょうか。午前の講義中に便意を覚え、ヤバいと思ったら、どんどん加速度的に排泄欲求が高まって来てしまいました。
だけど汚物をせき止めるため真ん中が異様に太いアナルバイブのガードは完璧で、洩れてくれる気配は全くありません。おまけに強い力が入ると自然にスタートしてしまう嫌らしい微振動が、今では本来の性器以上に感じ易い尻穴の性感に訴え掛けて来るんですから、たまりません。排泄を止められた激痛とすぐにも気をやってしまいそうな淫密なアナル快感が交互に押し寄せて、もうメロメロでした。私は仕方なく講義を退出して、救いを求めるためご主人様町田先生の家へと向かいます。このままでは本当に体が壊れてしまいそうでした。
出迎えて下さったのは奥方様だけでした。
「ご主人様は?」
「ああ、あのボンクラはパチンコに行ってるよ。それよりお前、何だってこんなに早く来やがったんだい?」
「あ、あのう……トイレを使わせて頂けませんでしょうか」
「けっ! 服を脱いで、そこで待ってな。奴隷メイドの分際でトイレを使おうなんざ、百年早いんだよ」
私は屈辱に唇を噛み締めましたが、おなかが裂けそうな激痛には勝てません。慄える手で手早く服を脱ぎ捨て、黒革T字状の貞操帯だけの裸になると、奥方様を待ちました。
「ホラ、この中にヒリ出すんだ」
「はい」
奥方様が持って来られた大きな金だらいの上に跨がって中腰になると、貞操帯に手が掛かりガチャリと解錠して下さいました。そしてアナルに埋まっていた中太バイブが抜き取られていくと、すぐさま不快な破裂音と共に、溜まってた汚物が流れ落ちて行きます。
「お前今、ウンコしながら気をやったな?」
「ああ……はい」
5日も溜め込んでしまった排泄物をようやく出す事が出来る心地良さはあまりにも素晴らしく、おまけに奥方様が後部と合わせて前部のペニス型まで抜き取って下さったので、私は弾けてしまってたんです。
「はっはっは、傑作だねえ。どこの世界にクソをひり出しながらイッチまう変態女がいるんだい?」
――ああ、おっしゃる通りですわ、奥方様。私はウンコしながら気分を出してしまう、恥知らずな女です。どうかお仕置きを下さい
奥方様に嘲笑されて凄まじい恥辱に身を焼きながら、そんな事を考えてしまう私。この家の奴隷メイドとして一生仕える誓約を交わしてしまってからもう半年。私はご主人様と奥方様にしっかり躾けられて、どんなに酷い扱いも隷属の歓びに変えてしまう、嫌らしいマゾヒストに目覚めてしまいました。もう二度とまともな生活には戻れません。
「それにしても、よくまあそんなに溜め込んでたもんだねえ。恥ずかしくないのかい?」
「とても恥ずかしいです。申し訳ありません、奥方様」
「お前のビチグソを見てたら胸糞が悪くなったよ。さっさとトイレに捨てて、汚れちまった物を綺麗に洗って来な。ただしお前の体だけはそのままだよ。アタシが綺麗にしてやるからね」
「わかりました。ありがとうございます、奥方様」
「アタシが綺麗にしてやる」と言うお言葉でお仕置きを期待してしまい、空き家になった股間を早くも疼かせてしまう私。今はまだ通いですが、気分はもうすっかり町田家の奴隷メイドでした。ご主人様を象ったバイブレータを見てるだけで胸がキュンとなり、汚物がベットリ付着したもう一本がなければ、しゃぶりたいと言うはしたない欲求に勝てなかったかも知れません。
トイレに排泄物を流し、金だらいや貞操帯に付着したアナルバイブを水洗いしながら、私はこの半年間を思い返していました。
町田先生の奥さんはとても小柄でやせており、初めてお会いした時は失礼ながら先生よりずっと年上のように見えてしまいました。本当は先生より少し年下なのに、ドギツイ下品なメイクや原色系の派手な服装、そして皺や染みだらけの肌を見ていると、無理して若作りしようとしてる高齢のおばさんみたいだったんです。私は他人の夫に手を出した不倫女だと口を極めて罵られ、どうしてもと言うのなら卑しい奴隷メイドとして家に置いてやると言われました。事前に命令されていましたので、町田先生の催眠支配から逃げられない私は、土下座して頼み込み奴隷メイドにして頂くよりありませんでした。先生だけでなく奥さんの事も「奥方様」とお呼びして絶対服従を誓わされ、この家に来た時は家事のほとんどを命じられてこなさねばなりません。
私がまだ自宅で暮らし大学生活を続けながら、奴隷メイドとしてこの家に通う二重生活を強いられているのは、就職して町田家の家計を支えるためです。このまま予定通り大学を卒業し、すでに内定をもらってる高校教師として働く事が義務付けられました。町田先生はそれをアテにして早々と退職し、SMクラブで女王様をやっていると言う奥さんも、今ではめったに店に出られる事がありません。でも私は、就職したらそのSMクラブでも稼ぐように言われました。お金を持ったお客さんを取って、接待するんだそうです。私は今でも家庭教師や塾講師のアルバイトをこなし、報酬は全て町田家に入れています。
客観的に見たらとんでもない悪条件でしたが、町田先生に催眠支配されてる私に選択の余地はありませんでした。このまま就職したら、いよいよ町田家に住み込みの奴隷メイドとして、一生過ごす事になるんでしょう。親を欺くため町田先生と私は偽装結婚する事になっています。親は絶対に大反対でしょうが、私を町田先生から引き離す事は出来ません。だって私自身がどうしてもこの家に戻って来てしまうに違いないんですから。
――ああ、私の人生って、一体何だったんだろう……だけど、ご主人様と奥方様にご奉仕していれば、タップリかわいがって頂けるんだから……
この頃では自分の強要された過酷な境遇に疑問を抱く事もさほどなくなりました。そして貞操帯内側のアナルバイブを水洗いしてるとドキドキして切なさと愛しさが胸に込み上げ、詰まらぬ気持ちの揺れなど消えていきます。
町田先生に行動を操られる私ですが、気持ちまで一生奴隷メイドとして過ごす事に歓びを覚えるようになって来たのは、奥方様に調教して頂いたおかげだと思います。当初私は、小柄だけど逆らう事の許されない、この醜い中年女性を「鬼婆」だと思いました。私をこき使って、事ある毎に汚い言葉で罵り、ビンタや尻叩きなどの身体的暴力も毎日のように加えられました。町田先生が絶対に体を傷付けないように、と注意して下さらなければ、もっと酷い目にあわされたかも知れません。私自身「奥方様」にはどうしても素直になれず、上辺だけ服従してるフリをしてましたので、それを見破られてたんだろうと思います。
ですが、奥方様はただ単に私をイジめ、痛め付けるだけではありませんでした。身体的暴力の後には、必ず私を性的に歓ばせる「お仕置き」も一緒に施されたんです。ご主人様とお二人でかわいがって頂く事が多かったですが、奥方様だけの事もありました。SMクラブでは女王様であり、女性を辱める術にも長けていらっしゃる奥方様の責めは、女性の快楽のツボを心得たとても巧みなもので、私がどんなに嫌がり体を閉ざそうとしても無駄な抵抗。最後は必ず何度も極めさせられてしまうんです。そしてそんな毎日を過ごしているうちに、私はすっかり奥方様の素晴らしい性戯にほだされて、どんな酷い仕打ちを加えられてもそれを歓び体を濡らしてしまうよう完璧に躾けられてしまいました。今や私は、絶対服従の奴隷メイドとしてご夫婦に仕え家事をこなしながら、稼ぎ手として仕事にも出ると言う理不尽な運命にすら、マゾの血を燃やしてしまう有様で、一日中嵌められている貞操帯の中はいつもグショ濡れ。やや小さめで物足らない二穴バイブを前後ホールで切なく喰い締めながら、お仕置きでイジめられる事を心待ちにしているエッチでど変態な奴隷メイドです。
「洗って来たのかい?」
「はい」
「それじゃお前の体を綺麗にしてやろう。四つん這いでお尻を突き出すんだよ」
洗浄を終えた二穴バイブ付き貞操帯を持って戻ると、奥方様は黒のレザースーツと言う「女王様」スタイルに着替えておられ、股間にニョキリと突き出したペニスバンドの逞しさを目にしただけで私はもうドキドキと気もそぞろです。貞操帯の内側に装着されて水洗いしてるだけで妙な気分に陥ってしまった二本のペニス型より一回りは立派そうなソレは、ご主人様のペニスを象った上に生身より刺激を強めるイボイボが植えられた強烈な代物でした。さらにバイブ機能まで付いており、ご主人様の温もりが伝わって来る本物に劣らぬ夢のようなエクスラシーを私に味わわせて下さるんです。
「ふふふ、汚いねえ。お前みたいな美人でもクソはクソか……」
「あ、あ、あ、奥方様! 素敵です、いい~っっ!!」
「変な声出すんじゃないよ。アタシャ、お前のウンチを始末してやってるだけなんだよ」
「だ、だってえ! うひい~っっ!!」
「かわいいねえ。アタシに触られるのを嫌がって睨み付けてた頃とは大違いだよ、アハハ……」
もう駄目でした。同性にいたぶられる行為を強く嫌悪していた私を毎日根気強く愛撫して、全身の性感帯をすっかり開かせてしまった奥方様の手指はまるで魔法が掛かってるみたいなんです。今では顔だの背中だの、性感帯とはほど遠そうな場所を軽く撫でられただけで、目がウルウルして頭がぼうっとしてしまうくらい感じちゃうんですから、清めると言う名目で鋭敏なアナルに指を突っ込まれクニクニと動かされては我慢出来るわけがありません。
「イキそうなのかい?」
「はい。ああ、もう、もおっ!」
ところがそこで奥方様の指は意地悪く引き上げてしまったんです。そして、絶頂寸前までアナルを責められ四つん這いでお尻を嫌らしく揺さぶってしまうのが止まらない私の顔の前に、イボイボのペニスバンドが突き付けられました。
「コイツを入れて欲しかったら、おしゃぶりだよ」
奥方様の言葉が終わるのも待たず、ソレを飢えた獣のようにバクリと口に頬張り、ネットリと愛おしくおしゃぶりを始めてしまった私。強烈なイボイボが口腔を擦り上げるとこんな部分にも性感帯が存在するのかと思う程興奮して歓びを覚えてしまいます。奥方様は私の後頭部を撫でながら言いました。
「スケベ娘を躾けるにはやっぱりチンポが一番だねえ。お尻が裂けないようにしっかりお舐めなさい」
――アナルに入れられるんだ! ああ、恐いけど……私きっと又狂っちゃう
そしてとうとう奥方様のペニスバンドは、バックから私の尻穴をズブリと貫いて来ます。ズン、ズン、と挿入を深めるべく突き上げられる度に口から生々しく呻き声が洩れ、奥深くまで呑み込んでしまう頃には、あまりの興奮と強烈な快感で私は白目を剥き涎を垂らしていました。
「お尻がすっかり病み付きみたいだねえ」
「もう溜まりません、奥方様あ……ら、らめえ! 動かないで」
「いくらでもイッテいいんだよ。ホラ、こうすればイチコロだろう」
「ほお~っ! い、いぐううっっ!!」
奥方様はアナルを犯したペニスバンドをゆっくり引き上げながら、すっかり鞘から弾け出たクリトリスを指で探り、ズブ濡れのアソコにも指を含めて来たんです。あっと言う間に弾けた私は、ドッと体液をまき散らして奥方様の指を汚してしまいました。
「ただいま」
「お早いお帰りだね。どうせ又すって来たんだろう」
「まあそう言うな。我が家にゃ金の卵を産むニワトリがいるじゃねえか」
「馬鹿な事言ってないで、アンタもそのニワトリをかわいがってやんなよ。さっきからもう、クジラみたいに吹きまくってんだよ、コイツ」
「よしよし」
帰宅されたご主人様まで加わって私を責めて下さいました。口の中に乱暴にペニスを突っ込まれ、奥方様にアナルを犯された体を仰向けにされると、ご主人様に前の方から貫かれます。股間の前後に二本の男根を同時に迎え入れると、調教された私の体は火のように燃え上がって次々に極めるイキ地獄に陥り、意識が遠のいていったんです。
「おっと、動くんじゃないよ」
「痛むからじっとしてろ。もう少しの辛抱だ」
あらぬ箇所を襲った激痛で目覚めた私は、とんでもない仕打ちを施されていました。背中で手錠を掛けられ、大きく脚を開いて人の字拘束された私の体に、ご主人様と奥方様が想像も付かない淫らな作業を行っていたんです。それは両乳首とクリトリスを丈夫な釣り糸で縛ると言う淫虐なもので、奥方様に縛られていたクリトリスの恐ろしい痛みで目が覚めてしまったんです。身じろぎするだけで大事な箇所が引き千切れそうな猛烈な苦痛が走って動けなくなった私は、程なく三点の敏感な肉の尖りを括られ一つにまとめた糸を奥方様に持たれていました。
「気分はどうだい? これは豆吊るしと言って、どんな気性の強い女でもヒイヒイ泣き出すってんで有名な、一番辛い責めなんだよ」
「どMなお前なら大丈夫だ。今から毎日豆を吊ってやるから、もっと大きく嫌らしく膨らませるんだぞ。そうしたら完璧な奴隷メイドになれるよう、体を改造してやる。どうだ、嬉しいだろう?」
「改造」だなんて言われてもピンと来ませんでしたが、どの道私はもう普通の女性の幸せなど望めない体なんです。妊娠が発覚して堕胎させられ、不妊手術を受けてしまったんですから。「豆吊るし」の糸はアームの付いた装置により上方に吊り上げて固定され、ご主人様が口をペニスで塞いで下さいました。すると私はご奉仕の歓びと豆を吊られた激痛が相まって、次第にわけのわからぬ錯乱状態に陥っていきます。そんな私の乳首にはご主人様の、そしてクリトリスには奥方様の持つ小筆が当てがわれました。
「お前の大好きなお薬を塗ってやろう」
「さあ、もっともっと膨らませるんだ」
ご主人様と奥方様は「豆」にローションを塗り付けながら語り掛けて来ます。
「まず、クリトリスの包皮を切除してやろう。そうすりゃ一日中ソコをムズムズさせて男を欲しがるドスケベ女に変身さ。どうだい、嬉しいだろう?」
ああ、この世にこんな淫らなお仕置きがあるんでしょうか。糸吊りにされた敏感な肉豆に薬を塗られるのは妖しくも強烈に心地良く、身じろぎ一つ出来ない私は脳から水が滴るような思いに慄え上がりました。包皮を切られる恐ろしい手術の説明にも、全身の血が逆流するような凄まじい興奮を覚えてしまいます。
「それから乳首とクリトリスにピアスを付けてやるよ」
「アソコのビラビラにもピアスして、アクセサリーでもぶら下げてみるかな」
「そんな事したら、この娘マンコから嬉し涙がドバだろうね」
「そりゃどMだからな、ハハハ……」
ご主人様と奥方様がそんな恐怖の肉体改造について談笑しながら、小筆に変えた振動ローターを吊り上げられた鋭敏な尖りに押し当てて来ると、私はもう何も考えられずに獣のような恐ろしい悲鳴を咆哮し、この世のものとも思われぬ強烈な性の歓びで狂乱に巻き込まれていくのでした。
14.再会
それからさらに半年後。この春から高校の新米教師として教壇に立つ私は、いつも実習生の頃と同じような黒いスーツをビシッと着こなし、生徒達から憧れの視線を浴びていると思います。とりわけ性欲旺盛な男子生徒達は、長身でスタイルも良く学生時代はミスキャンパスに選ばれた程のルックスである私に皆ムラムラして、勉強どころじゃない事でしょう。教壇からでも授業中彼らがカチカチに股間を張り切らせて居心地悪くしてるのがわかっちゃうんです。ご主人様の精液をタップリ浴びた私は近寄ると危険な程のフェロモン体質になってしまってるんですから。
だけど、誰もこのタイトなスカートの中に私が黒革T字型の貞操帯を装着してるだなんてわからないでしょう。私はかつて町田先生だったご主人様と奥方様に絶対服従でお仕えしてる奴隷メイド。服装も含めて私の行動は全てコントロールされており、選択の余地などありません。以前は二穴バイブを仕込まれてた事もある貞操帯ですが、身も心もすっかり奴隷メイドとして躾けられてしまった今では、本来の用途で性欲の解消を禁じられてるんです。そのため改造されて常時発情状態にある私の体は浅ましく疼き上がり、頭の中はいつもエッチな事ばかり考えてしまいます。学校でも足繁くトイレに通ってオナニーしてしまうのが止められないんですけど、ワイヤーがサイドに入り、小用の穴の奥に自慰防止板が入った頑丈な貞操帯は完璧に刺激を遮断してしまい、ノーブラの胸を揉み、ピアス穴の開いた乳首を弄り回して気をやるのが関の山。ご主人様や奥方様に貞操帯を外してかわいがって頂く至福の時を待ち望むばかりでした。寝ても覚めてもはしたない女性器は壊れた水道のように愛液を垂れ流して貞操帯の脇から滴り落ち、私はしょっちゅうそれを拭いながら酷く辛い禁欲に耐えねばなりません。でもそうやってイジめて頂いている事自体がマゾヒズムに訴え掛けて、私はかわいそうな自分に陶酔してしまいます。そしてようやく貞操帯を外して頂くと、ご主人様達が呆れてしまうくらいに乱れてしまうのが常であり、それは中毒患者が禁断の薬物にありつくようなものでした。
実質上は町田家の住み込み奴隷メイドとなった私ですが、親を欺くため偽装結婚の形を取らせて頂きました。でもまるで冴えない中年男のご主人様の内縁の妻としてこの家に嫁ぐと告げると、父も母も猛反対。気でも狂ったのか、それとも何か弱みでも握られてるのか、と勘ぐられてしまいました。それもそのはず、ご主人様はその時点では仕事を辞めて無職状態。親には存在を隠してましたが、奥方様の収入のみで暮らしてたわけですから。私の両親はほとんど怒鳴り込むような感じで何度かこの家を訪れましたが、ご主人様は千寿さんの好きにされたら良い、といつも冷静に応対されて、私は奪うように実家へ連れ戻されました。ところが親がご主人様と別れるようにと、どんなに説教しても無駄なんです。一生町田家の奴隷メイドとして絶対服従を誓い、強力な催眠暗示を施された私の脚はすぐにこの家へと向かってしまうんですから。ご主人様が催眠を解除して下さらない限り私が奴隷メイドである事を辞めるなんてあり得ませんでした。こうして何度か無駄な努力を試みた親も結局諦めるよりなく、今では晴れて町田家から学校に出勤している私でした。
「あ、あのう……今日はかわいがって頂けないのでしょうか?」
「何だって! 奴隷の分際でナマイキなんだよっ!」
それは一学期が終わり、生徒達は明日から夏休みと言う節目の日の事でした。ご主人様の趣味により、フリフリの超ミニスカメイド服の下に貞操帯だけと言う嫌らしい格好でテーブルの上に食事を用意した私は、床に這いつくばって自分用の食事に口を付ける直前に、ついその言葉を口にしてしまい、奥方様からバシインッと猛烈なビンタを頂いてしまいました。さらに奥方様は私の後頭部を足で踏み付けられたので、トレイの食事に顔が当たって汚れてしまいましたが、手を使って食べてはいけないと厳しく躾けられている私には何も出来ません。
そんな辱めを受ける事がわかっているのに、つい生意気な申し出をしてしまったのには理由があります。もう4日貞操帯を外して頂けず、本当は毎日朝昼晩愛して頂きたいほどに浅ましい体の私は禁欲も限界。そしてこの淫らなメイド服姿で四つんばいになり、食事に口を付けながら犯して頂くのが、ご主人様の大変好まれるプレイだからです。ひょっとしてご主人様は体調が優れないなどの理由があるんでしょうか?
「まあまあ。綺麗な顔が台無しだぜ、千寿」
「ふん! 若くて美人ってだけで甘やかされやがって、全くいいご身分だね」
ご主人様がベトベトに汚れた顔を優しく拭いて下さりながら言いました。
「明日まで我慢しろ。ウンコは大丈夫か?」
「はい、何とか……」
ご主人様の前で私の口はウソなど吐けません。そう暗示されてるんですから。
「明日の午前中に大切なお客様が来るんだ」
「そんなに早く、ですか」
「そうだよ! わかってるね、いつものように接待するんだ」
「ああ……はい」
私の声は期待で慄えていたと思います。それは奥方様の勤めておられたSMクラブのつながりで、この家にやって来られる「お客様」なんでしょう。その人の前でさまざまなSMプレイで痴態を晒す性的な接待が、高校教師を務めながら私の行っているもう一つの仕事でした。稼ぎで言えばこちらの方が本職だとからかわれた事もありますが、ずっと禁欲調教を施されている私にとってもむしろ好ましく、今ではその仕事を想像するだけで体中が期待と興奮で打ち震えてしまう始末でした。服従を誓ったご主人様や奥方様以外の人に責められると、私はより一層乱れてしまうんです。そんな事、口が裂けても言えませんでしたけど。
「だから今夜はオナニー禁止だ。乳もイジるんじゃないぞ、千寿」
「はい」
「お客様の前で目一杯よがり狂えって事だよ。嬉しいか、この欲求不満の奴隷メイドがっ!」
「はい、とても嬉しいです、奥方様」
もちろんこれも本音です。今日も「おあずけ」を喰らって、貞操帯にガードされた股間からは積もり積もった欲情が火となって噴き出そう。そのため何度も何度も乳房をこねくり回して不完全燃焼のアクメで慰めねばならなかったのに、その代替行為による絶頂さえ禁じられてしまったらどうなってしまうのか、私にもわかりません。だけど我慢すればする程解放された時の快感が凄まじいものとなって私をトチ狂わせてしまう事はよくわかってます。私は恐らくこの世のものとも思えぬであろう素晴らしい悦楽が待っている事を夢見て、悶々と眠れそうにない一夜を過ごさねばならないんでしょう。
「四つん這いになってケツを上げろ! 今日はお客様の前でテーブルになるんだ、千寿」
「コレ外したげるから、ウンコをしときな。でも、気をやるのはまだおあずけだよ」
次の日朝から私はお客様を接待するための準備です。「人間テーブル」と言うそのプレイはまともな神経の人には信じられないでしょうが、変質的なSM好きのお客様にはとても喜ばれるもの。朝からそんな変態女の格好でお迎えするとは、今日のお客様は特別に大事だと言うご主人様のお言葉に半分納得です。四つん這いの背中に透明なテーブル板を置かれてその姿勢を維持するのはとてもハードなんですけど、その状態でバックから犯されると挿入された途端に気をやってしまう程、私にとっても被虐の歓びを満喫出来る刺激的なプレイでした。禁欲が限界に達している私はもう嬉しくてなりません。ご主人様はテーブル板を置くと私の体にストラップで固定して下さり、奥方様が貞操帯を外して下さると尻穴から一週間近く溜め込んでいた汚物がブリブリと下品な破裂音と共に流れ落ちて、下に置かれた金だらいの中にとぐろを巻きました。
「クソの始末までさせやがって、全くいいご身分だね」
「あ、あ、あ、奥方様、いい~っ!」
「まだイクんじゃないよ」
奥方様が尻穴の中まで指を突っ込んで排泄物の処理をして下さり、私はその心地良さですぐにも弾けてしまいそうなのを我慢するので必死でした。
「そうだぞ千寿、まだイッチャいかん。お客様が来られるまでの辛抱だ」
奥方様の排泄処理が終わり、金だらいを持ってトイレに向かわれると、今度はご主人様が改造された体にアクセサリーを付けて下さいました。ビンビンに尖ったクリトリスと両乳首にはキラキラと光る金銀のピアスが嵌められ、女性器の左右のラビアには鎖でピンクのハート型ペンダントが吊るされてブラブラ揺れます。今ではもう全く苦痛は覚えず、その度毎に痛烈極まりない快感が迸って挫けそうになりましたが、ご主人様がイクなと暗示して下さったおかげで何とか絶頂を回避する事が出来ました。でも、ラビアから下にぶら下がって揺れるペンダントと競うかのように、愛液がダラダラと下にこぼれ落ちて、酷くだらしない淫らな眺めだと思います。
――ああっ! は、早く、メチャクチャにして! イキたいの、もう我慢出来ないいっっ!!
こんな早朝からの接待なんてもちろん初めてでしたけど、私は間違いなく恐ろしい程乱れ狂ってしまう事でしょう。「お客様」に犯された瞬間、いや触れられた途端、あるいはもしかするとこの人間でなくなった恥ずかし過ぎる姿をその方に見られてしまっただけですぐさま気をやってもおかしくありませんでした。「お客様が来られるまでの辛抱」だと言う催眠暗示が切れてしまうんですから。
そしてそんな私の気持ちを知ってか知らずか、ご主人様と奥方様は私の口をボールギャグで塞ぎ、目には黒い布が巻かれてしまいました。
「お早うございます」
「久しぶりだな。まあ、入りなさい」
「では失礼します」
視覚を奪われて鋭敏になった私の耳に飛び込んで来た「お客様」の声は予想だにしないものでした。いつものように年配の男性だろうと思っていたのに、まるで若くしかも男女お二人いらっしゃるようです。私は大いに驚くと同時に「まさか」と言う疑念が胸に芽生えました。夜でなく朝早く来られる事から私の体目当てのSM愛好家ではないのでは? と多少は思っていたんですけど、ではなぜこんな凄まじく卑猥な格好で接待をさせられるんでしょう。それは「お客様」が、町田家の奴隷メイドとして私が仕えてる事を知っている方だからに違いありません。そう考えると、もうこの二人の若い男女が誰なのか、他には考え付きませんでした。
だけどご主人様と奥方様に出迎えられた若い二人のお客様が家に上がり、「人間テーブル」と化した私の待つ居間に来られるまでの間、不思議なくらい何も特別な感情は覚えませんでした。それはさしたる理由も述べず「内縁の妻」として町田家に入ろうとする私を、懸命に翻意させ取り戻そうと無駄な努力をした両親に対しても、気持ちが揺れる事がなかったのと同じ。身も心も悪魔に売り渡した私にとっては、絶対服従の奴隷メイドとしてご主人様と奥方様に一生を捧げる事こそが生きている唯一の証であり、そのためにはこれまで生きて来た一切のしがらみを絶ってしまうよりなかったんですから。たとえ結婚まで誓ったかつての恋人と再会しようとも、少しも心が動かされる筈はないんです。
いよいよ若いカップルが居間にやって来て、あたかも卑猥な人間テーブルの存在を無視してるかのように平静を装いながらも緊張は隠せず、大事な話をされるのを聞いて、私は彼らの正体を確信しました。目と口を隠され体には淫らな装飾が施されていても、因縁浅からぬ彼らが私に気付かない筈はありません。そのため、とりわけ男性の方はドギマギとどもっているのがおかしなくらいでしたが、このお二人は近く結婚されるそうで、引き合わせてくれた恩人であるご主人様に、仲人を依頼しに来られたのです。
「ところで、中々面白いテーブルだと思わないか? どうだ、ちょっと触ってみないかね」
「いえ、ぼ、僕にはそういう趣味はありませんので」
「あなた、若い方には刺激が強過ぎましてよ」
「仲人の件、どうかよろしくお願い致します。それでは、これで失礼します」
女性の方がしっかりした口調で話を切り上げ、結局私には一指も触れずに二人が帰って行こうとすると、目隠しと口枷が外されました。
――正ちゃん、菜穂さん、お幸せに。おかしいな、どうして涙が出ちゃうんだろう
悪趣味の極みのような「人間テーブル」に度肝を抜かれたのか、逃げるようにそそくさと立ち去ろうとする二人の後ろ姿を見た時、どこかに置き忘れて来た人間らしい感情がわいて来ました。スーツを着てもまるで似合わない正ちゃんは相変わらずでしたが、菜穂さんは見違えるように綺麗になっているのが後ろ姿でもわかります。背の低い二人はとてもお似合いの微笑ましいカップルで、私は心の底から祝福したい気持ちになりましたが、なぜか目が急に潤んで視界がぼやけ、せっかく見送っている二人の姿がよく見えなくなりました。
「お前何だって泣いてるんだい」
「触って貰えなくて辛かったんだろう。ホラ、しゃぶらせてやろう」
「そうかい。じゃ、とびきりでかいチンポをやるよ」
ご主人様のペニスを口いっぱいに含み、奥方様の極太ペニスバンドにズブリと背後から犯されると、途方もない歓喜に包まれて、私の涙はたちまち嬉し泣きに変わっていったのでした。
< おしまい >