3章 初体験
翌日の昼、ようやく俺は起床した。昨日は2時過ぎまで談笑をし続けていたので、この寝坊はしかたないだろう。
でもびっくりだ。まさか志乃さんに中学生の娘がいるとは。今は友達の家でテスト合宿なるものをしてるらしいけど、早く会ってみたいな。あの二人の娘だ、果てしなく可愛いだろう。
まぁいいか。とりあえず志乃さんだ。
洗面所で顔を洗いリビングへ行く。そしてそこにはやはりと言うか流石といか、姉がテレビを見ていた。
「おう、おはよう。飯、出来てるそ」
「ありがとう」
そういって食卓について「いただきます」と言って食べ始める。食べ終わったら行くかな。
少し食べてちょっと考えた。それはあのイケメンのことだ。現状ただ邪魔なだけの奴。ただ単に排除するといろいろと面倒だし、親戚関係とか。
と、そこで俺に天啓がひらめく。
姉さんを見る。俺のせいもあるだろうし本人のせいもあるだろうけど、たぶん男に縁がなかったはず。
くっつけるか。
いや、それだとNTR的な背徳感がなくなってしまう。
うん、体だけの関係とかにするか。俺のコンプレックスを刺激に刺激しまくるやつだ。男と女の感覚は違うかも知れないが、ルックスのいい人間に惹かれるのはおんなじだと思う。
とりあえず姉さんにチカラを使う。
「思考コントロール」
そして思考を書き換える。
「私は村田修一が部屋に遊びにくることに違和感を感じない」
姉さんの復唱を確認した後、もうひとつ。
「弟のケンゴが村田志乃と仲良くなるのは微笑ましくて良いこと」
復唱確認後、ラスト1個。
「村田修一を私の性処理道具として使う。そしてその行為が終わった後はすぐに寝てしまい、行為の最中の記憶は無くす」
これでいいかな。
では意識を戻そう。早く食べ終えなければ。
「それじゃ、俺、志乃さんとこに言ってくんね」
TVを見ている姉さんは
「おう、いってらっしゃい~」
そういって送り出してくれた。うん、行ってくる。そして男になってくるよ。
「なに言ってんだか」
リビングを出ると天使がツッコム。
「おう、天使。今日も相変わらずだな」
「今日も?ああそうか『日付』が変わったのか。なれないな、『時間』って概念は」
天使との会話はこれからはタメ口でいこう。
「なんでだよ」
天使の拳が飛んでくるので俺はそれの軌道をやつの肩から予測し左足を半歩後ろにづらしつつ右手を捕まえ一本背負いに………
「バトルマンガかっ」
持ち込めるはずも無く頭をはたかれる。
俺は前線にでるタイプじゃないんだ。残念ながら。
村田家のチャイムを押す。すると出てきたのは都合がいいことにイケメンのほうだった。
「おお~ケンゴ君。どうしたの?昨日の今日で」
あいかわらずのイケメンスマイル。腹立たしい。早速チカラを使ってしまおう。
「思考コントロール」
レッツ洗脳。
「ケンゴ君が家に来たら俺は佐々木家に遊びに行く。誰もいなかったら適当にコンビニへ」
「俺は佐々木文江さんの性処理道具だ。彼女が求めてきたら、素直に従う」
「その行為を終えたら後始末をし、その行為の記憶を失う。記憶が無くなることを俺は不思議に思わない」
以上だな。では思考を戻そう。
「ちょっと志乃さんに用があるんですよ」
そう言うとこのイケメンは爽やかに笑い
「そうか、じゃあ俺は君のお姉さんを訪ねよう」
そういい残し、俺の家へ歩いていった。
「あら?ケンゴ君いらっしゃい。修一さんは?」
志乃さんが出てきた。一目で主婦だと分かるような質素な服装をしている。う~ん、イイ!
「思考コントロール」
が、旦那が出かけたことを不思議に思わせてはいけないな。こういうのはきっちりしないと。
「ケンゴ君が家に訪ねてきた時、修一さんがいると都合が悪いので、入れ違いになるのは好都合」
「修一さんが出かける先は文江さんの所かコンビニなので、どこに行ったかは気にならない」
これでいいな。意識を戻すか。
「修一さんはうちに行きましたよ」
「うん?ああ、そうなんだ。うん、いらっしゃい」
旦那の行方を『ああ、そうなんだ』で済ました志乃さんは、妖艶な笑みを浮かべて出迎えてくれた。う~んムスコに響く。
とりあえず部屋にあがる。ドキドキしてきた。
「ちょうど良かったわ。私、ケンゴ君に用があったのよ」
「僕も志乃さんに用があったんですよ」
「あら、そうなの?」
まぁ用件は同じなわけですが。
リビングの様子は引っ越してきてすぐだろうとすぐに分かるくらいにダンボールが置いてあった。
「ごめんなさいね、散らかってて」
「いやいや、仕方ないですよ」
そんな会話をしながら俺はソファに座り、志乃さんはお茶を持ってきてくれた。
「それで用なんですけどね」
そう前フリしてから話し出す。さてどうゆう風になるんだろうか。
「実は志乃さんにお願いがあるんですよ。別に難しい話ではなくて、ちょっと筆卸しをしてほしくて」
そう言うと志乃さんはうれしそうに手をたたき
「あらっ、私の用と同じじゃない。」
そう言うのだった。当然ですよ。
「よかったわ、ケンゴ君から言ってもらえて。実はね、今日ケンゴ君の初めてを貰おうと思ってたの。それをどう言い出そうか結構悩んでいたのよ」
「そうなんですか。それはよかった。じゃあしてもらえるんですか」
「あ………それなんだけどね」
迷っているような困っているような顔で志乃さんは言う。
なんだ?なんで渋ってるんだ?
そう思っていると志乃さんが
「私もしたいんだけど、ホントに良いの?ケンゴ君の大事な童貞、私みたいなのが貰っちゃって」
なんて言ってくれる。なんてこった。ますます燃えてくるじゃないか。
「お前みたいなのを変態というんだろうな、きっと」
ふんっ、男は皆オオカミでヘンタイなんだよっ!しかも今はその願望を叶えられるチカラがあるんだ。我慢しろってのが無理あるぜ!
「ぜんぜん良いです。むしろ志乃さんみたいな人に貰っていただけるなんてすごく嬉しいです」
人妻で巨乳で年上で美人で主婦でやさしい気遣いが出来る。初体験の相手にこれ以上なにを求めよというのか。
「ほ、本当?社交辞令でも言ってもらうと照れるわね」
テレテレする志乃さん。社交辞令な訳が無いでしょ。
「本心ですよ。社交辞令なんかじゃありません」
当然の想いを言う。
「そう?ならよかったわ」
嬉しそうに微笑む志乃さん。俺もとっても嬉しいですよ。
「終わるまで俺、その辺ぷらついてるからよ人間。ぶっちゃけ俺の目的はこっちだしな人間」
ああ、分かってるよ。俺もそのほうが良い。
「じゃイキナリだけど、寝室にいきましょうか」
お茶を飲み干して俺は立ち上がる。鼻息が荒くなってきた(笑)
村田家の寝室は全体的に落ち着いた雰囲気で、家具や壁紙もベーシックな色合いだった。
「ええっと、あんまし見ないでね」
無理です。
志乃さんの生ストリップだ。見ないわけが無い。
羽織っていた上着を下ろし、Tシャツを脱ぎ、ロングスカートを下ろす。ピンクのブラに収まっている曲線がすばらしい。
と、志乃さんが恥ずかしさプラスちょっと怒った感じな視線を俺に向けてくる。俺は気づかないフリをして、服を脱ぎつつ上から下まで隈なく眺める。
俺がパンツを脱いで、立派に天井を向いたムスコを披露すると、ようやくストリップの続きを見せてくれた。焦らすなぁ。
ブラをとると流石に年齢が現れるのか若干胸は垂れていた。といっても巨乳のAV女優よりはるかにきれいではあるが。
「みっともないでしょ」と恥らいつつ言ってくる。俺はむしろ興奮しますよ。ムスコがピクピクします。
そして最後の一枚まで脱いで裸になると
「ケンゴ君の準備は………問題ないわね」
ここまでで俺のムスコは臨戦態勢。当然準備は万端だ。
「じゃあ、私の準備を手伝ってくれるかしら」
そういってベットに腰掛け、自分で脚を持ち、M字開脚のポーズをとる。卑猥なものが丸見えになった。でも既にぬれている気がするのだが。
そう言ってみると志乃さんは
「ケンゴ君の初めてを貰うって考えると濡れてきちゃったのよ」
と、妖艶な笑みを湛えて言う。俺の興奮するツボをどうしてこうも抑えているのだろう。
志乃さんはマンコをくぱっと開きながら
「じゃあ、お願いね」
そう言ってきた。いわれずともやりますよ。もう半分思考がフリーズしてきたし。
開かれたマンコに口をつける。昨日のトイレ以来、この味が好きになった感じだ。
れろれろ、んちゅ、ジュルルルルル、ぺろぺろぺろ
「んくぅ、あん、あああっ、んふぁ!」
志乃さんの喘ぎ声をBGMに一心不乱になめ続ける。今度は膣の奥のほうに舌を入れよう。
舌をストロー状にし、出し入れをしながら吸う。
ジュルル、ジュボジュボ、ズルルルル、んくんく
「あああ、イイ、あっ、んう、あああああっ!」
入り口付近がほぐれてきたので、両手でマンコを開き、口をくっつけ全力で吸う。
ジュルルルルルルルルル
「んんんんんあああああああはぁぁぁぁっ!!」
大声を上げながらイったらしい。愛液の量が一気に増えた。余さず舐めとる。
「んふぁ、も、もういいわよ、んうはっ、うん」
そういわれては止めるしかない。というかコレだけで出しちゃいそうな感じだ。
荒くなった息を整えながら志乃さんは言う。
「はぁ~~。上手ねケンゴ君。きっとクンニの才能があるわ」
「ホントですか?嬉しいな」
素直に喜んでしまった。というかもう限界だ。
「あのあの、志乃さん。俺もう、あの、限界です」
鼻息荒く、ムスコをピクピクさせながら言う俺は確実に変態だろう。だがそんなものは関係ない。
「んふ、そうみたいね。お汁がスゴイわ」
えろい表情しながら言われるとたまらん。これがいわゆる牝の顔というのだろうか。
「おいで」と、ベットに俺を招く。そしてベット脇にある棚から取り出したのは………コンドームだった。
うおっっと!?
「つけ終わるまでちょっとじっとしててね」
言いつつ袋を破く。
油断していた。
そうだよ志乃さんがするのは『筆卸し』なんだから当然ゴムがついてくるんだよ。でも生がイイ。生のほうが気持ちいいらしいし。
しかたない。チカラを使おう。
「筆卸しをする際は記念としてゴムをつけずに中出しさせてあげるのが常識ですよね」
そう言われて志乃さんは、一瞬硬直し、そのあと取り繕うようにゴムを投げ捨て
「ああ、そ、そうだったわね。私ったらなにを考えていたのかしら」
顔を真っ赤にしながら恥ずかしがっている。志乃さんにとって『常識』を破るのはコレくらい恥ずかしいことなんだろう。
「ええと、じゃあ、来て」
これ以上会話するのがイヤなのか、真っ赤な顔で脚を開いて誘ってくる。スゴクそそる。
「じゃ、じゃあいきますね」
言いつつ志乃さんに覆いかぶさりながら膣に俺のムスコを入れる。初めての体位はベーシックに正常位だ。
ずぷっ、ぬぬぬ、ずちゅん
「んはぁっ!!」
いれらた途端に志乃さんの体が硬直する。んっ?どうしたんだ?
「んんっ、はぁ、さっき、見たときに、も、思ったけど、ケンゴ君、のおちんちん、随分と、大きいわね」
つまりながらそう言ってくる志乃さん。そうなのだろうか。
「そうなんですか?俺よくわからないんですけど」
そう言いながら腰を前後に動かしてみる。うおっ、すぐ出そうだ。
「随分、あっ、大きいわよ。ふぅ、少なくとも、あんっ、あの人より、かふぅ、2周りは、あ、あ、あ、大きいわっ」
どうやらあのイケメンは小さいらしい。やっぱ人間どっかに1つは欠点があるもんだな。と、そんな考えは置いといて。
「志乃さん、もう、出ちゃいそうです」
ヤバイ。気持ちよすぎて腰が止まらない。コレで終わりだなんてイヤ過ぎる。
「んんんっっ!、はぁはぁ、いいわよ、1回出しちゃって。んっ、そのほうが落ち着いて出来るでしょ。んんぅ、満足できるまで、ふぅぅ、今日はしましょっ」
………志乃さんを初めての相手に選んだのは大正解だったようだ。
では、そう言われるのであれば遠慮なく
「あ、あ、で、出ます」
どびゅるるるる、ぶびゅ、びゅる、どぷ、どぷ、びゅるっ、びゅっ、びゅっ
人生で一番出たかも知れない。それぐらい長い射精だった。
「ふぅぅぅ、はぁぁ、あう、あああ」
変な声を上げながら、息を整える。あんなに出たけどもまだまだムスコは元気だ。
「あん、あふぅ、ハァ、んっ、一杯出たわね。びっくりだわ。んん、しかもまだまだ硬いし。若いっていいわね。んふぅ」
小さくて柔らかくて出る量も少ない。歳もあるんだろうけど、イケメンの欠点は夜の性活全般らしいな。
てことは志乃さんは結構欲求不満なのかな。
「ハァハァ、では、あの、もう1回、いいですか?」
妖艶に微笑みながら頷く志乃さん。やっぱり溜まってるっぽいな。んでは俺が解消してあげよう。
ずりゅ、ズボっズボっ、ぱんぱんぱん、ぬちゅ、ずぷっ、ぱんぱんぱんぱん
「」
ふぅふぅ、き、気持ちいい。1回出したのは正解だな。ようやく、なんというか、楽しめてる。
「志乃さんは、どの辺が、気持ちいですかっ」
声が若干上擦ってる気がする。けど、やっぱ志乃さんにも気持ちよくなってほしいし。ちゃんと聞いておかないと。
「んん、んはぁ、あっ、そ、そうねぇっ、んっ、入り口、あた、り、と、んくっ、はぁはぁ、奥の、奥のほう、かな」
つまりGスポットと子宮前ってことかな。
では、イケメンでは届かないであろう奥を重点的に攻めよう。
ズコズコ、すぼすぼすぼ、ずっずっずっ、ぐりゅ、ぱんぱんぱんぱん
「」
すごい喘ぎ声だ。気持ちよくなってくれてるようだ。良かった良かった。とか言ってる余裕も無いんだけど。
「ハァハァ、志乃さん。そろそろ、イキそうです」
そろそろスパートだ。
「くふぅ、も、もう、ちょっとだ、け、かはぁ、頑張って、あああっ!わ、わた、私も、あと、ちょっと、で」
そんなことを言われたら、頑張らないわけにはいかない。歯をくいしばって耐える。くぅキツイ。
「あああああああっ!、ダメ、もう、イク、イッちゃううううう!!」
くぅ、出る、イクぅ
どびゅるるるる、どびゅ、ぶびゅる、どぷぷ、
あ~~~、出る出るっ。
どぷ、どぷ、びゅるっ、どびゅっ、びゅっ、びゅう、びゅびゅ
1回目よりも多く出た。それだけ気持ちよかったことかな。
「・・・・ぁ・・ふぅ・・・ぁんっ・・・ハァハァハァ・・・ん・・・ふぅ」
盛大にイッた志乃さんは息をするのも辛そうだ。やっぱり溜まってたのかね。
「はぁぁ、スゴイわぁ・・・」
うっとりとした顔でそう呟いた顔は果てしなく牝のそれだった。
後始末を終えてリビングへ戻る。疲れたぁ~。
「スゴイ、ケンゴ君。きっとHの才能があるわよ」
そう言われても照れる。普通に恥ずかしい。俺はそれを誤魔化す為に話題を変えることにした。
「あの、すいません。さっき飲んだお茶、おかわり貰えますか?」
「うん?ああ、あの紅茶、気に入ってくれた?」
人は自分の好きな話題だと饒舌になる。志乃さんのホームグラウンドが紅茶の話題だということは昨日知った。
「ストレートティーって飲んだこと無かったんですけど香りがスゴイですね」
といっても満更ウソという訳でもないんだけれども。ホンモノというのはどのジャンルでも優れているものだ。セックスとか。
「そうなの、この紅茶は・・・」
志乃さんの言葉を話半分に聞き流しながら思う。今回の体験を元にやっぱり思うことは1つだ。
ハーレムを作りたい。
< 続く >