第1話
とある昔、平和な国があった。
聡明な王、気品あふれる優しい王女、忠誠心あふれる優秀な家臣たち。
何の憂いも、問題も無いこの国で最近あるうわさが流れていた。
「深夜、鏡を除くと、淫魔が写り、はしたない姿を見せる」
王都のはずれ、貧しい者たちが住む一角のぼろ小屋で、今宵もごろつきたちが、安酒を飲みながら騒いでいた。
「ずいぶん飲んだな。そういえばお前、知っているか? あの噂」
「ああ……。あれだろ? でも鏡なんて立派なもん、ここには無いだろ?」
「いやそれが、水の張った皿でもいいらしいんだよ。それを月明かりの中にいれれば、OKとか」
「俺は、小便や精液混ぜたワインって聞いたぞ。出てくる淫魔の好物だから」
「それはお前が出したいだけだろ。……やってみないか?」
「そうだな。いい暇つぶしだぜ。皿ならここにあるし」
酒に酔ったごろつきたちは、いい暇つぶしを見つけたとばかりに準備を始める。
何も無ければ、それをネタに笑い、もし見えたらラッキー。
そんな浮かれた気持ちで、端の少しかけた汚れた皿に水をを注ぎ、それを窓から差し込む月明かりの下においた。
「どうだ? いるか?」
「いや。何も見えねえなあ。やっぱりデマだ。デマ! ははは。だまされたなあ」
「違う。違う。やり方が間違えてるだけさ。あれをいれないと!」
ひときわ酔っ払った男が、チャックを下ろし、自分のモノを露出させる。
「きたねえなあ。そんなに裸の女見たいのか? がっつくなよ」
「そうだぞ。さあ! 飲みなおそうぜ。……おい? いつまで突っ立ってるんだ?」
席に戻り、酒を注ぎなおそうとしていた男が窓のそばを見ると、先ほどあがいていた男が皿を眺めて、自分のモノを握り締めたまま固まってる。
「どうした? そんな水たまりでいきそうなのか? たまりすぎだろ?」
固まったままの仲間を笑い、酒を飲もうとするが、いつまでも固まったままだ。ほかの仲間も怪しんで、グラスを置き、窓際に立ち尽くす男に近づく。
「おい。いったんどうしたんだよ。何が……! え!」
近づいた男が、窓のそばに置いた皿を覗き込むと、信じられないものがいた。
装飾に飾られた豪華な椅子に腰掛けた女の姿だ。しかもただの姿ではない。裸なのだ。
10代後半の若々しく美しい顔立ちの女が何もつけず、ピンクの乳首を立たせた大きな乳房や、股を大きく開き、本来見せてはいけない秘所すらも丸見えだ。
しかし、女は、恥ずかしがるのではなく、ほほを真っ赤にし、半開きの口からよだれと舌を出し、うれしそうに微笑んでる。顔も悪くない。
行ったことは無いが貴族相手の高級娼館のナンバー1といわれてもおかしくない。
そんな女が、皿に張った水に映っていた。
「お……おい! これどうしたんだよ!」
「わかんねえよ。ちんぽ出したら急に写って。最初は、ぼや~っとだったけど、どんどんはっきりして、今では声も聞こえるんだ」
ちんぽを出したまま固まってる仲間の話を聞いた男たちは、急いで自分たちも自分のモノをだす。
その瞬間、水面が浮かび上がり、広がると、写っていた映像が、皿に鮮明に写りだした。
まるで目の前に大きな姿鏡があり、その向こう側に女がいるようだ。
皿程度の大きさではわからなかった全体像もはっきり見えてきた。裸と思っていたが、パンツをつけていた。
ただし、本来の場所ではなく、頭に冠のように誇らしげにかぶっていた。
かぶったパンツからはウェーブのかかった長いピンクの髪が乱れてはみだしていた。
パンツは安物ではなく、シルクでレースのついた高級そうなものだ。
しかし、その股間の部分にはしみがいやらしくついていた。
足が通る穴からはねじれた角が生えており、人ではないことは確かだ。また、片手は杖を握っていた。宝石と装飾がついた立派なものだ。
ただ、その立派な杖の先を自分のアナルに差込み、ほじくるように動かしている。
もう片方の手は、こちらに向けて手を振っていた。
「あふぅ……よ~やく見てくれたぁ。今夜は新しい人が増えたからまってたんですよ。ケツ穴ほじくってオナニーしながらぁ……」
ちんぽを出した男たちの頭の中に声が響く。凛とした透き通るような声だが、色っぽく発情しているのがわかる。
「お……い。これ!」
「ああ! 淫魔だ。噂は本当だったんだ。どうするよ! おい!?」
信じてなかった噂が本当だった。本来なら、すぐさま逃げるべきだったが、男たちはできなかった。
金が無く、女をこのところ抱いてなかったこともあるかもしれない。
目の前に見える、淫魔の痴態から目を放せなかった。
そうしてると、淫魔はつかんでいた杖を強くケツ穴にねじり込み、「あぎゅう」と苦しいのか気持ちよかったか,わからないような笑顔であえぎ声をあげ悶えた。
その後、ただれた笑顔をこちらに向け、空いた手で自分のマンコを広げ、ぐちょぐちょに濡れている内側を見せ付けてきた。
「それでは、今夜も始めま~す。あたしのグチョグチョマンコは準備OK! みんなのおチンポ発射OK? おマンチョ王国からやってきた、ナンバー1淫乱姫! アルフィーナの見せつけ変態ショー!! 何をするかは見てのお楽しみ! お代は罵声とおチンポミルク! びた一文負けません! お馬鹿なアルフィーナを見て笑ってくださ~い!」
宣言と同時に、アルフィーナと名乗った淫魔は、自分のクリをつまみあげ、腰を突き出しながら、勢いよく、股間から小便をもらした。
「あひゅうぅ! アルフィーナ! おしっこ漏らしちゃった! クリいいぃ! ビンビンって引っ張るたび、びゅうびゅううってもらしちゃうぅ! ああぁ……はしたない。姫なのにぃ。気持ちいいよぅ……」
小便を股間から、アーチを描きながら噴出させ、アヘ顔でビクビク痙攣しながら悶えてる淫魔を見ながら、男たちは唖然としながら見ていた。
しばらくして、そのあきれるほどはしたない痴態に対する興奮と、いやらしい姿に対する欲情があふれてきた。
それと同時にあることが頭に浮かぶ。
「おい! こいつ、アルフィーナって言わなかったか? 自分のこと」
「ああ……言った。アルフィーナって姫様の名前だろ? じゃあこれ姫様?」
「馬鹿! あの姫がこんな場末の娼婦や見世物小屋にいるような女もしないようなことするわけ無いだろ。どうせ、淫魔が化けてるか、嘘言ってるだけさ。第一誰かアルフィーナ様の顔知ってるやついるか?」
「いや……」
貧民街にいるごろつきが国の姫の顔を見る機会など無いに等しい。ただ、今目の前に写る淫魔が飛び切りの美人なのは間違いない。
ごろつきたちが頭によぎった疑問は次第に「この姫と名乗る淫魔のもっとはしたない姿を見たい」という欲望が塗りつぶしていった。
「あはは! あ~。やっぱりおしっこはクリ引っ張りながらにかぎりますねぇ。アルフィーナ。おマンチョの奥がジンジンして気持ちよくなっちゃいましたよ。見えますか。皆様? これが姫マンチョですよ」
おお!! とごろつきたちは声を上げる。なんと映像が股間の部分によっている。自分がマンコに近づいているようだ。
「すっげえ! こ……これが姫様の。はじめて見た。たまんねぇ!」
普通なら、淫魔に発情するなとか、姫様を侮辱するなと怒るとこだが、仲間の誰からもそんな声は上がらなかった。
特上の美女のマンコのアップなど見ることなど一生ない。ましてや姫を名乗ってるのだ。興奮しないやつはいない。
だから、仲間のうちの一人が、我慢でできず射精し、吹き出た精液が映像が写っている水面にかかっても誰も文句は出なかった。
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時を少し巻き戻し、場所は王城の一番奥にある内宮。ここは王の家族が住まう場所であり、基本的にごく限られたものしか立ち入ることしかできない。
警備も厳重で厳選された者が日夜、見張りに立ち、不審者が見つかれば、問答無用で消される。
その内宮の一室。姫であるアルフィーナの部屋で異変が起きていた。時間は深夜のため、部屋の主であるアルフィーナは眠っているはずである。
本来なら静寂であるはずの室内からは、くちゃくちゃといういやらしく湿った音とあえぎ声が響いていた。
「あん! はあぁ……。はやくぅう。きてぇ……。アルフィーナ。早く始めたいの。グチョグチョマンチョ見せつけたいのぉ。ケツ穴ほじりもいいけど、もっと激しいのしたいのぅ。馬鹿みたいに喘ぎたいぃぃ。はやく、みにきてぇぇ・・!」
(ううぅ……。又、今夜もいい様に操られてしまった。嫌なのに! 嫌なのにぃ! こんなはしたない行為をして。それを見られるなんて!! )
清純で気品あふれる美姫それが、この部屋の主であるアルフィーナだった。
しかし、今アルフィーナは部屋においてある大きな姿鏡の前に、裸でいる。
しかもただの裸ではなく、はしたないを通り越してみっともない姿と行為をしていた。
否、精確にはさせられているのだ。アルフィーナはプライドにかけてこんな下品なことはしない。今でも死にたいくらいだ。
だが、アルフィーナは、死ぬことも抵抗することもできず、毎晩毎晩こうやって変態行為を行っている。
「アルフィーナちゃん。まだだめよ。新しく来た人がまだ準備できていないんだから。それまで、家宝の杖でケツ穴ほじくってなさいな」
部屋の奥、豪華な天蓋付のベット。本来アルフィーナが眠るベットには別の女が横たわっていた。
すらっとした手足に腰まで届く長い銀髪。褐色の肌にぼろぼろの黒い包帯を巻きつけ、水晶玉をなでながら、古めかしい本をぺらぺらめくっている。
「あ! 来た来た。よかったわね。気づいてくれたみたいね。それじゃあ、はじめましょうか……」
『淫心と性交をつかさどる魔本が命ずる。いやらしい体の変態お姫様。みだらな本性をさらしなさい』
女がそう唱えると、開いていた本の文字が怪しく光りだす。それと同時に、アルフィーナは体の奥底が熱くなり、口からみだらな言葉が流れていた。
「あふぅ……よ~やく見てくれたぁ。今夜は新しい人が増えたからまってたんですよ。ケツ穴ほじくってオナニーしながらぁ……」
(うう……。又、こんなはしたないことを。悪魔め。絶対に! 絶対にゆるさない! )
涙を流すくらい、悔しいが、顔はだらけきって。高揚し、あえぎ声と甘えた声しか出なかった。
アルフィーナは立派な両親を見て育ち、将来、国のため、国民のため、立派な人物になるために努力してきた。
礼儀作法だけでなく、経済、政治も学び、いざというときのために武芸も身に着けた。
成人すると家臣だけでなく、国民も自分が姫であることを喜ぶほどになっていた。それはとてもうれしかった。
しかし、それは唐突に終わる。いつの間にか自分の本棚に入っていたあの本が原因だ。
アルフィーナ自身入れた覚えも、もらった覚えの無い本。
興味本位で開いてみると、書いてある文字が読めない。何の本だろう? ただ読めない本を読むほど暇ではない。
閉じようとしたがなぜかできない。
それどころか、どんどんページをめくっていく。ただ相変わらず読めない。
混乱してきたアルフィーナの後ろから、聞きなれない女の声が聞こえてきた。
何者か確かめようとしたが、振り返れない。本から目が離せない。声はページをめくるに合わせて、話しかけてくる。
どうやら、本の内容を朗読してくれてるようだった。ただ、その内容がひどかった。
とある立派な姫は実はど変態で、影で変態行為を繰り返し、やがて国の恥と罵られる。
普段なら激怒するところだが、なぜかできなかった。それどころか、服を乱し、自らを慰め始めた。
知識としては知っていたがはしたない行為としてやるまいと誓っていた。たが、今は止められない。
聞かされる内容に興奮し、初めての絶頂し、身体を震わせていた。
「……こうして、お姫様は痴態を晒しまくり、国の恥部とよばれ、末永く馬鹿にされました。めでたし。めでたし。……どう? 面白かった? この『変態姫アルフィーナ』って言うお話は? お部屋でおなって逝っちゃったアルフィーナ姫様。くすくす……」
話が終わると、後ろでしゃべっていた女が、机の上に腰掛け、微笑んできた。
ぼろぼろの黒い包帯は服として機能せず、ただ飾りのように巻きつき、そのいやらしいからだを、より強調していた。
笑顔だが、安心できない。直感でそう感じたアルフィーナは誰かよぼうとしたが、声が出ない。
それどころかオナニーをやめられない。恥ずかしさと恐怖で混乱したアルフィーナに女は話しかける。
「誰だって顔してるわね。私は魔本。あなたが読んでる魔本。人の形をしているけど人じゃないわ。……ところで、人が自己紹介してるときにオナニーって失礼じゃない? くちょくちょ気になるわ。それともそれがお姫様の作法?」
カーッと顔を赤らめ反論しようとしたが、止められない。それどころか、胸をさらけ出し、下着も脱ぎ捨て、さらに激しくオナニーし始めた。
「冗談よ。別に不快には思っていないわ。むしろ心地いいくらい。私はね。開いた者の最も心の奥底に臨む本心を書き出すの。特にいやらしい本心をね。さっき聞かせたのはあなたの本心ってわけ。そんな話聞かされたんだもの。オナニーしまくるのは当然よね」
アルフィーナは何を言っているのか理解できなかった。ただ、自分がものすごく侮辱されてると感じた。
国の誇りになるために努力してきた自分が、国の恥になりたい変態だと。
「にらまないでよ。私こんないやらしいお話書かれたの久しぶりなんだから。だからいっぱいお礼しようと思ってるの。お礼って何? って顔してるわね。簡単よ。書かれた物語を現実にしてあげるの」
子供が親にほめられるためにお手伝いをしようといったときのように、無邪気な笑顔で魔本の女は微笑む。
「私はね。新しい人に開かれると、それまで書かれた内容が消えちゃうの。覚えていられないの。でも、この内容を現実にさせれば、このお話は私だけのものじゃなくなる。人から人に伝えられ、本として残る。すばらしいことじゃない?」
そのときアルフィーナは、生まれて初めて悲鳴を上げそうになった。だが、あげられなかった。
魔本の女にクリを引っ張られ、代わりに喘ぎ声を上げ、もらしながら絶頂に達し気絶したからだ。
それから、毎晩こうして、アルフィーナは魔本に操られるまま痴態を晒している。
魔本のことは、誰にも話せないようきっちり呪いをかけられてだ。
それでも、当初何とかこのことを誰かに知らせようとしていた。
だが、子供のころから使えていたメイドに悩みがあり力になってほしい。と相談した際、だが、その晩の記憶が無く、翌朝からそのメイドは妙によそよそしくなった。
普段は今までどおり仕えてくれるが、以前のように、誰もいないところで気軽に話しかけようとすると、汚らわしいものを見る目で避けられる。
「だめよ。アルフィーナちゃん。変態姫様の特殊性癖を普通の子に強制させちゃったら、引かれもするわよ。ぷぷ……アルフィーナのおマンチョダンス。すごかったわよ。あの子、失禁するくらい驚いて。その後、泣きながら嫌がってるのに、そのパンツ奪い取って頭にかぶったときの顔なんて……あははは。ダメ! 思いだしたらとまらない!!」
直後、魔本が語りかけて来た言葉に愕然した。何をしたか、怖くて、それ以上聞けなかった。涙をためていると、魔本はさらに語りかけてきた。
「人を出し抜く行為はゆるせないわ。私、本だけど。罰として、引き出しにしまってる彼女の奪い取ったパンツはいて、『これは私がおマンチョダンスするときに履く専用にするから、代わりにあなたはこれをはきなさい』って、あなたのパンツをあげてきなさい。今晩までにね。私は何もしない。ちょっとがんばっちゃったから眠いの。それじゃあおやすみ。もしやらなかったら……どうなるかしらね? あなたも、あの子も」
声が聞こえなくなった後、しばらくアルフィーナは子供のように泣いていた。その後、心がつぶれそうになりながら、冷静を装い、魔本の命令を聞いた。
下手に抵抗して、魔本のいいようにされるより、自分の意思があるうちにやったほうが、メイドに魔の手が及ばないと考えたからだ。
引き出しの中には確かに、汚い下着が入っていた。むせ返るにおいの中、湿ったパンツをはく。不快感とともに、子供のころから一緒にすごしてきた彼女にひどいことをしたという罪悪感で胸がいっぱいになった。
その後のことはアルフィーナはよく覚えていない。
ただ、着替えの手伝いのために部屋に入ってきて、自分の漏らしたパンツを見た彼女の顔と、命令どおり、差し出したパンツを手で払われ、『変態!!』と叫びながら出て行く声だけは覚えている。
アルフィーナは、その後一晩、泣きながらオナニーをした。メイドの汚れた下着をはいたまま。
彼女に許しを請うようにごめんなさいと謝りながら。
今までみたいに、魔本に操られるのではなく、自分の意思でやるオナニーは気持ちよく、それがさらにアルフィーナの罪悪感を増やした。
翌日、メイドが暇をもらい実家に帰ったこと聞いた後、魔本が話しかけてきた。
「おはよう。どうやらちゃんと実行したみたいね。あなたが悪いのよ。あの子を巻き込んだから。もし私たちの邪魔する力を持っていたら容赦しなかったわよ。あなたを操って権力を使ってね。まあただのメイドだったから、物語の語り部になってもらったけど。『変態姫アルフィーナ』のね。彼女がふるさとでいっぱい話してくれると私もがんばった甲斐があるけどねえ」
アルフィーナはその言葉を聴いて、こぶしを握り、一人で戦うことを決めた。
魔本は自身を開いたアルフィーナは操れても、触ってもいないメイドは操れなかった。
そして知識として、この手の魔法は本人の強い意志とより強い魔力が合わされば効かない。
今は無理でも、鍛えれば。そんな決意をしてる中、魔本は笑いながら話しかけてくる。
「私がいた城にどうしようもない変態がいてね。毎晩変態行為をしてたのって村人にはなすの……ってなに? 何か決めたって顔して。まあいいわ。今夜から次のステップに行くから楽しみにしていてね」
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魔本が言っていた次のステップというのは、この公開変態ショーのことだった。魔法をかけた姿鏡の前で毎晩変態行為をさせられる。
最初は、鏡で自分の痴態を突きつけられてショックだったが、かわりに操ってる魔本に対して反骨心もわきあがってきた。
つらいが、これを続けていけば、魔本に対抗する精神力も鍛えられる。そう思っていると、姿鏡に、見慣れない物体が浮かび上がった。
勃起したチンポだ。見たことは今まで一度も無く、何かの化け物かと思ったくらいだ。
「あ……やってくれた人いたんだ。実はねある噂を流しておいたの。『夜、鏡に淫魔が映る』って。鏡にかけた魔法でこの時間、鏡をのぞけば、その姿が映るってわけ。その人。アルフィーナちゃんの変態ショー見て興奮しちゃったのかな?」
この姿を見られてる。そう思った瞬間、アルフィーナの魔本に抵抗するために精神を鍛えるという思いが吹き飛んだ。
恥ずかしさから逃げ出そうとすると、身体の自由が利かなくなり、こびるような変態ショーを行う。
こうやって、毎晩アルフィーナは魔本にいいように遊ばれているのだ。
(ああ……。又、チンポ増えてる。噂どんどんひろがっちゃってる。ばれちゃう。私だってばれる。魔本のやつ。何が今はまだ正体をばらさないよ。パンツなんかで顔が隠れるわけじゃない! はうぅ!!)
魔本に操られ、祖母からプレゼントされた杖をケツ穴にねじりこませた痛みと刺激でアルフィーナの思考は中断される。
すぐさま引き抜きたいのだが、身体は言うことを効かず、指でマンコを広げ、アヘ顔で喘いでしまう。
(あああぁぁ……。又、見せちゃった。お……おマンチョの中。いやなの。こんなはしたない。いやらしい私の中。見ないで。あぅ。又……視線が刺さる。奥まで。刺さるたびに奥からあふれて! 魔本め。私の身体をこんなにしてぇ!! )
「それでは、今夜も始めま~す。あたしのグチョグチョマンコは準備OK! みんなのおチンポ発射OK? おマンチョ王国からやってきた、ナンバー1淫乱姫! アルフィーナの見せつけ変態ショー!! 何をするかは見てのお楽しみ! お代は罵声とおチンポミルク! びた一文負けません! お馬鹿なアルフィーナを見て笑ってくださ~い!」
ベットに寝転びながら、清楚な姫が馬鹿みたいな痴態を晒し喘いでるのを横目に魔本は、自分に書かれた物語をうれしそうに読み直していた。
「いやいや……やっぱりこのお話。何百年に一度の逸材ねえ。これはがんばって、後世に残さないと。忘れたくないわ。それにしてもアルフィーナちゃん。自分が感じるのは私のせいだって思ってるみたいだけど、私そんな操作してないのにねえ。まあ、今はそれでいいわよね。私の力もどんどん強くなってるし。お話もどんどん追加されてる。ふむふむ……アルフィーナちゃんはこうなりたいんだ。いいわ。採用!」
魔本がそばにおいてある水晶玉をなぞると、本も文字が浮かび上がり、同時に、アルフィーナは、自分のクリをつまみあげ、腰を突き出しながら、勢いよく、股間から小便をもらした。
「あひゅうぅ! アルフィーナ! おしっこ漏らしちゃった! クリいいぃ! ビンビンって引っ張るたび、びゅうびゅううってもらしちゃうぅ。ああぁ……はしたない。姫なのにぃ。気持ちいいよぅ……」
(ひゃ! や! やめてぇ! クリは! クリはダメなの! ああ……。はひゅうん! あう! 止めて! 見られちゃう! おしっこ! いい年して! 怒られちゃう! いけないことなのにぃ……)
おしっこが噴出し、床に飛び散る。だが、アルフィーナは、腰をくねらせ、おしっこの向きを変え、床に脱ぎ捨ててあった、お気に入りのドレスに振りかけた。
「あらあら。あんなこと指示してないのだけど。あれは確か公務用じゃなかったかしら? 汚れたドレスでしたいのかしら。まだ早い気がするけど……。それがお望みならやらないとね。なんせ、彼女は『変態姫アルフィーナ』のヒロインなんだから。でも、まずは日課のショーを終わらせないと」
魔本は微笑みながら、これから行う変態の宴を想像して、濡れていた。もちろんただアルフィーナを操るだけでは、実現できない。
周囲が止めるだろう。それではダメなのだ。周囲も物語の一部になってもらわないと。
この変態ショーで少しずつだが、国民は物語の住人になってきている。だが、これではまだ足りない。
「私もがんばりますか。もちろんアルフィーナちゃんもだけど。でも彼女は気持ちよくなるし、喜んでくれるわよね」
これからの準備と楽しみを感じながら、魔本は今宵も物語を写す。
< 続く >