アクマ ノ コ エ ロ兄いの家 ~いないはずの『お兄ちゃん』~4

 

第四話 ベッドルーム

 

 予想以上の長風呂になってしまい、動くのもダルいほど火照った身体をリビングのエアコンで冷ましていると、

「ねぇねぇ! 私、今日はお兄ちゃんと一緒に寝たい!」

 と、夕食のときから変わらぬ下着姿のままの里奈が、大股を開いたままソファに腰かけている『お兄ちゃん』にそう述べた。

 先ほど私の喉奥めがけて思い切り射精したにもかかわらず、未だギンギンに勃起したままの肉棒をちらちら見やりながら述べる里奈に、

「あらダメよ、里奈。『お兄ちゃん』は今夜、私と一緒に寝るんだから」

 と、こちらも夕食のときから変わらぬ裸のまま、ソファの『お兄ちゃん』にしなだれかかって不満そうな言葉を述べるお母さん。

「えぇ? お母さん、昨日も『お兄ちゃん』と一緒に寝てたじゃん。昨日、お母さんたちの部屋からエッチな声してたの、私知ってるんだから!」

「昨日はお父さんとのエッチを『お兄ちゃん』に見てもらうだけで、お母さん、『お兄ちゃん』の極太おちんぽをマンコにいれてもらってないのよ。お父さんの粗チンじゃ全然満足できなかったから、今日は思い切り『お兄ちゃん』のおちんぽで犯してもらいたいのよ。だからダメ」

「はは。確かに俺のチンコじゃ、お母さんを満足させられないよな。すまんすまん」

 と、晩酌をしながらお父さんは笑顔で告げる。

「だから今夜もぉ、私の部屋に来てよぉ『お兄ちゃん』」

 そんな言葉を呟きながら、お母さんは勃起した『お兄ちゃん』の肉棒を人差し指でツツツと撫でる。

 その瞬間『お兄ちゃん』の肉棒がぴくっと反応したのだが、

「……いや、今日は里奈と一緒に寝ることにするかな」

 『お兄ちゃん』はしなだれかかるお母さんを押しのけ、そう述べた。

「やったぁ! ありがとう『お兄ちゃん』!」

「えぇ? どうしてぇ?」

「お母さんのマンコもいいんだけどよ、やっぱ娘を生んだ中古のゆるゆるマンコより、新品同然の里奈のマンコの方が締まりがいいからな」

 不満そうに呟くお母さんに『お兄ちゃん』がそう告げると、

「うぅん、わかったわ……里奈、『お兄ちゃん』のおちんぽ、しっかり味わうのよ」

 あまり納得いかないといった表情で、お母さんは里奈にそう告げた。

「うん。わかった! オマンコきゅきゅぅって締めて、『お兄ちゃん』のおちんぽ、満足させる」

「……でもなぁ、私は今夜どうすればいいかしら」

 まだ不満そうなお母さんに対して『お兄ちゃん』は、

「そうだな……一晩中マンコ弄ってオナニーでもしてればいいんじゃねぇ? お父さんはお母さんがオナる姿見て、一晩中シコってろよ。あ、でも挿入は絶対にすんなよ。お母さんのマンコは俺のモノだからな」

 そう述べた。

「そうね。『お兄ちゃん』のぶっといおちんぽを想像して、オマンコぐちゅぐちゅ弄って夜を明かすことにするわ」

「いやぁ、中年になったお母さんのオナニー姿で、俺、抜けるかなぁ」

 あははは、わはははという笑い声に包まれるリビング。

 そんな和やかな家族団欒の会話を、私はぼんやりとした頭で聞いていた。

 そうだ、我が家は昔からこんな和やかな雰囲気だった気がする。

 『家族五人』で仲良く毎日暮らしていたんだった。

 ソウ、カゾクゴニン。カゾクゴニン。

 イツモ、ナカヨク、ナカヨク、シテタ。

 オカシクナイ。コレ、フツウ。コレ、フツウ

 そんな風に耳元で囁いてくる声にも、私はもう何も思わなくなっていた。

「さて、梨花も疲れているだろうし今日はもう寝ましょう」

「……うん」

 未だ火照りの冷めやらぬ私は、ふらふらした足取りのまま寝室へと向かう。

 お母さんもお父さんも、里奈もそれぞれが寝室へと歩いていく。

 寝室に入った私は一直線にベッドへと向かった。

 久しぶりの自室。

 今日のためにお母さんが掃除をしてくれていたんだろう。シーツと枕からはおひさまの匂いがする。

 ベッドに横になってしばらくすると、

「……へへへ『お兄ちゃん』と一緒に寝るの久しぶりぃ」

 壁一枚隔てた隣の里奈の部屋から、何やらくぐもった声が聞こえて来た。

 あれ? 隣の部屋の音ってこんなにはっきりと聞こえたっけ?

「おいおい。里奈とは二日前に一緒に寝たばかりだろ?」

「二日もお兄ちゃんと寝れなかったからぁ、すごく寂しかったんだよぉ」

 『お兄ちゃん』が里奈の部屋に入って来たのだろう。

 ばたりと扉が閉じる音、ぎしぎしとベッドの軋む音が間を置かずして聞こえて来た。

 それからしばらくの沈黙が続いたが、やがて

「……ん、ちょ、お兄ちゃん。んちゅ、ダメだよ。ちゅぴ、んちゅ……隣のお姉ちゃんに、んんんっ、声、聞こえちゃう……ちゅ」

 くぐもった水音と困ったような里奈の小声が聞こえて来た。

「ちゅ……んちゅ。大丈夫だって。俺たち『兄妹』が仲睦まじくじゃれている声を、じゅぷ、んちゅぴ……隣の部屋の梨花にも聞かせてやろうぜ。ちゅ、んちゅ

てか、そのつもり、だったんだろ? 里奈……じゅぷ、んちゅ」

「そんな……じゅ、んちゅ、だめ、ダメだよぉ……んっ。ちゅ、んちゅ。恥ずかしい、よぉ……ちゅ、んちゅぅ」

 壁の向こうから聞こえてくる、互いの唇を合わせ、舌同士を絡めあう淫靡な音だ。

 夕食のときにも聞いたその淫靡な音に、私の股間がじんわりとうずき出す。

「んちゅ、ちゅ……んちゅ……んあっ! だめ! お兄ちゃ……んんっ! そこ、んあっ! 触っちゃ、いやぁ……んんっ!」

「はっ! 夕飯のときからそんなエロい下着をつけて誘ってきてたくせに、今更なんだよ。ほら、さっさとマンコ見せろ!」 

「あんっ! だ、め、んああっ!」

 暗闇の中に聞こえてくる里奈の喘ぎ声。

 私の脳内で『お兄ちゃん』と里奈の二人が絡み合う姿が再生される。

「おぉぉ、里奈のマンコ、もうぐちゃぐちゃじゃねぇか。これなら前戯なしでチンコをぶち込んでも大丈夫だ、なっ!」

「んああぁぁん! 入って、くるぅぅぅ……んああぁぁっ! お兄ちゃんのおちんぽ、おっきくて良いっ! んはあぁぁぁっ! すごっ! いいっ! んいぃぃっ!」

 あぁ、今『お兄ちゃん』のおちんちんが里奈のオマンコに挿入されたんだ。

 お風呂場で見た、あの大きなおちんちんが、里奈のオマンコに……。

 無意識のうちに私の手が股間へと延びていく。

 パジャマ、下着といくつもの障壁を乗り越え到達した女裂は、ぬるぬるとした愛液を帯びていた。

「んあっ! んひ! いいいぃっ!」

 ギシギシと断続的に聞こえてくるベッドの軋む音。

 その音にかぶさるようにして聞こえてくる里奈の喘ぎ声。

 そして、私の股間のぐちゅぐちゅという音。

「んんっ! 『お兄ちゃん』のおちんぽぉぉ! すっごくいいのぉぉぉ!」

「くっ……里奈のマンコは、相変わらずの締め付け具合だな……あぁ、そういえば、里奈、この前家に連れて来た彼氏とは、その後、どうなったんだ?」

「んあっ! ああっ! んぃぃ! えぇ? あいつぅ? んあぁぁっ! お、『お兄ちゃん』に言われた通り……ふああっ! んあっ! わ、別れたよ……んひぃっ! あんな極小おちんぽ、んっ! なんか、より、も、あんっ! やっぱりお兄ちゃんの、んあっ! 極太おちんぽの方が、あっ! あっ! 気持ち、良くて……んんんんっ!」

「ははっ! そうか、別れたのか! いやぁ、里奈をバックからガンガン犯してやったときのあいつの顔、もう一度見たかったんだがよぉ。で? あいつ、今はどうしてんだ?」

「んあっ! いいいっ! んひきぃ! そ、その後どうしたかなんて、んっ! 私も、し、知らないよぉ……んんあっ! さ、最近、学校にも全然来なくなっちゃったし……あっ! そこ、だめえぇ! い、家に、引きこもっちゃったって、噂は聞いけ、どぉぉぉ!……んひぃ! だめえぇぇっ! そこぉぉ、オマンコの奥、おちんぽでえぐっちゃダメぇぇ!」

「……んっ……んっ」

 さっきより一段と激しくベッドが軋む音が聞こえてくる。

 それに比例するように里奈の嬌声も徐々に大きくなっていく。

「しゅごいぃぃぃっ! 『お兄ちゃん』のおちんぽぉ、おっきくてぇ、太くてぇぇ、硬いのォォォ! 元彼のおちんぽなんかとは比べ物にならないよぉっ !んあぁ! ああぁぁっ! いいいっ! すごく良いよぉぉ! んあっ! いひぃぃぃっ!」

「んんっ! んっ! あっ! ふっ……んあっ!」

 ぐちゅぐちゅぐちゅ……。

 私の股間から聞こえてくる水音もその大きさと粘度を増していく。

「あぁぁっ! ふあぁぁっ! あっ! 気持ちぃぃ! 『お兄ちゃん』とのエッチ、最高すぎるよぉぉぉ!」

「ははっ! そりゃ、よかった、ぞ! ほら、もっと声を出せよ、里奈。隣の梨花にお前のエロい声、聞いてもらおう、ぜっ!」

「んぁぁぁぁっ! うんっ! 出す、エッチな出すぅぅっ! ふあぁぁっ! お、おねえちゃぁぁんっ! き、聞こえてるうぅ? 私ぃ……んっ! 『お兄ちゃん』のぉ、おほぉぉぉっ! ほぉぉっ! おちんぽにぃ、犯されててえぇ……んぎぃぃ! すっごく気持ち良くなってるのぉぉ! ぁぁっ! あっ! 『お兄ちゃん』のデカおちんぽぉ、がぁ……オマンコ、ぐりぐりこすってっぇぇ、気持ちよすぎるよぉぉぉ! ふぉぉ! んぉ、んひぉぉぉ!」

 あぁ、里奈。なんていやらしい声を出してるの。

 でも仕方ないわよね。

 『お兄ちゃん』のあんなでっかいおちんちんを入れられてるんだもん。

 オマンコの奥の奥まで犯されて、感じてるんだわ……あぁ、なんて、なんて……。

 羨ましいんだろう。

「んひぃぃ! んっ! んぉぉぉぉぉぉっ!」

 指先が陰核をこすり上げた瞬間、私は快感の頂に上り詰めた。

 私はとっさに枕に顔を埋め、隣の里奈に聞こえないよう絶頂の声を押し殺す。

 指先にぴゅっ、ぴゅっと噴き出す熱い液体を感じていると、

「あぁぁっ! だめっ! イクッ! 私、もうイクよぉぉぉ! 『お兄ちゃん』のデカおちんぽでぇぇ! イッちゃうのぉぉぉ!」

 里奈も私同様に快感の頂に達しようとしているらしく、これまでよりもさらに大きな嬌声を上げた。

「くっ! 俺もだ、里奈。膣内に出すからな! 俺のザーメン、しっかり受け取れ、よっ! ああっ!」

「うんっ! 出しえぇぇ! 私の中に、子宮の奥まで『お兄ちゃん』の精液、注いでほし……いいいいいいいっ!」

 家中に響き渡るような嬌声を上げる里奈。

 その声が『お兄ちゃん』の精液を子宮で受け取ったことで発せられたことに、私は絶頂の余韻に浸りながらも、理解することができた。

「んぁぁぁぁ……出てるぅぅ……『お兄ちゃん』のぉぉ、熱い、せいえぃぃぃ……私の中に、ドプドプ出てるのぉ、感じるょぉぉ……んあぁぁぁぁぁ……」

 感極まった里奈の声を聞きながら、私はべとべとになった下着を取り換えるため、里奈たちに気づかれないようそっと部屋を抜け出した。

 洗面所で汚れた下着を脱ぎ、べとべとになった股間をタオルで綺麗にしてから部屋に戻る。

 その途中、

「あぁぁぁっ! んあぁぁっ! あなたぁぁ! 見えるぅぅ? 私の中古マンコ、見えるぅぅ? んひぃぃ!」」

「あぁ、良く見えるよ。お母さんの色素沈着マンコが、グニグニ指でこすられるのが、良く見える……それに、オマンコの奥も、ひくついてるのが見え……くぅぅっ!」

「あんっ! ダメ、だめよぉぉ、まだイったら、ダメなのぉぉ、んひぃぃ!」

「で、でも、もう……あぁぁぁ!」

「あぁ! なんでこんな早漏チンポなんかと結婚したのかしらぁ! んんぃぃぃぃ! あっ! あっ! こんなのよりも、あっ! あっ! 『お兄ちゃん』の極太おちんぽの奴隷になった方がぁ……まだましだったわよぉぉ! んいぃぃ!」

「あぁぁ! ごめんっ! ごめんよぉぉ! で、でるぅ!」

「んぁぁっ! ここぉぉ、オマンコの中に『お兄ちゃん』のデカおちんぽいれたいのぉぉ、指じゃ満足できないのぉぉぉ! 入れてぇぇ! おちんぽ、いれてほしいよぉぉぉ! ほぉぉぉっ! んほぉぉぉぉっ!」

 お母さんとお父さんの部屋から聞こえてくる、二人分の激しい喘ぎ声。

 『お兄ちゃん』に指示された通り、お父さんもお母さんも、お互いの自慰を見ながら各々快楽にふけっているのだろう。

 コレ、フツウ。

 カゾク、ミンナデ、キモチヨクナル、ヨイコト。

 耳元で聞こえる声をそのままに、私はぼぅっとした頭のまま部屋に戻る。

 そして未だに隣の部屋から聞こえてくる、

「あぁぁぁっ! 二回目なのにぃぃ、『お兄ちゃん』のおちんぽ、まだ硬いぃィ! すごいぃぃっ! すごすぎるぅぅぅ!」

 という感極まった里奈の喘ぎ声を聞きながら、再び股間に手を伸ばす。

 そうだよね、家族みんなが気持ち良くなってるんだもん。悪いことなんか一つもないよね。

 んあっ!

 そんなことを思いながら……。

 

<続く>

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