第五話 「先生、ちょっと失礼しますっ」 「あら、どうしたの?」 「コイツ、練習中に思いっきり転んで。足が器具に当たって、切れたんです」 「――結構、深いわね。まずは、とにかく止血して。その後で、病院に行った方が良いでしょ
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降魔ヶ刻 第四話
第四話 午後の授業の合間、休憩時間に、水原夏美は目当ての少女を見つけ、声をかけた。 「ユキ、ちょっといいかな」 振り向いた相手は、まさに美少女という言葉がふさわしい女生徒だった。 浅井有紀子――学園初めての、女子の
もっと読む降魔ヶ刻 第三話
第三話 欲望の滾りを、少女の胎内に打ち込む。ほっそりとした腰を抱え込み、柔らかくそれでいて窮屈な、温かい柔肉に包まれながら、章司はその奥に精液を吐き出した。 「ぁ、……くぁっっ!」 もうこれで、何度射精したのだろうか
もっと読む降魔ヶ刻 第二話
第二話 「ああっ、ぁぁあ!」 女が、よがり狂う声。 田舎の、安っぽいラブホテルの一室。男の上にまたがり、夢中で腰を振る姉の姿に、大島加奈子は部屋の隅に身を縮こませて怯えていた。 「はぁ……いいっ、気持ち良くて…っ!」
もっと読む降魔ヶ刻 第一話
第一話 「痛てぇ……」 たったそれだけの言葉を呟いただけで、全身に激痛が走る。息をするのも辛いのに、バカなことをしたものだと、坂下章司はぼんやりとした意識の中で苦笑いした。 (これは、やっぱりマズイんだろうなあ) ほ
もっと読む浸食 後編
後編 【 6 】 柚実の躰から、最後の下着までも取り払われる。しかしそれらは、今となってはもうジャマなだけのものでしかなかった。垂れ流された愛液で濡れきったショーツはもう意味をなしていなかったし、それ以上にこれから享受
もっと読む浸食 中編
中編 【 4 】 午前中最後の授業をうわの空で聞き流しながら、柚実は頬杖をつき、ぼんやりと物思いにふけっていた。 「なんだか、なあ……」 小さく、独り言をもらす。 いつも通りの、おしゃべりなクラスメイト達。いつも通
もっと読む浸食 前編
前編 【 プロローグ 】 「こんにちは。元気にしてた?」 昼過ぎの繁華街。“彼女”がその少年に声をかけたのは、まったくの気まぐれであった。 「えっと、こんにちは。……その、失礼ですけど、どちら様でしたっけ?」 とはい
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