第壱話
ある日の夜、僕は何を思ったのか一人で酒を飲みに「ふらっ」と、町へ出た。
「フフフ、どうしてだろうな・・・」
ふと、そう独り言をつぶやいている僕が居る事に気づいてもっと可笑しくなって、今度はもっと声を出して笑った。
「くっくっくっ」
丁度、僕の横を通りすがった飲み屋のねーちゃんどもが、こちらをちらちらと見ながらクスクスと笑っている。しかし、そんなことは今の自分にとってはどうだって良い事に思えるが、決して『ブルー』が入ってる訳でも無い。自分でも何か不思議であるけれども、それすらどうでも良い。それが可笑しくてまた、一人で笑う。
「くっくっくっ。・・・・・気でもふれたのか・・・・・」
なにげに、また、そう言っている自分に気づく・・・・そんなはずは無い。それは分っている。しかし、そうじゃ無いかもしれない。一瞬不安になるが、またどうでも良くなってしまった。
「さて、これからどうしようか・・・・」
何の当ても無く来たのだから何処の飲み屋でも良いが、それではあまりに味気無い。そうこうしているうちに、前に一度先パイに連れられて来た飲み屋の近くに居る事に気づいた。「それなら・・・・・」と思い、足をその方へと向けた。
「何年ぶりだろう。三年・・・・・いや、四年程か・・・・・」
自然とそんな事をつぶやく。この独り言はもう癖になっていて、今更自分でも直そうなんて思って無い。そして、僕は歩きながらその店の店構え、雰囲気、ママの顔、そんなことを思い出していた。たしか店はこの先の角を曲がってすぐの、ビルの二階の廊下を階段から真っ直ぐ行った一番奥の白いドアの店だった気がする。そして、店内は少し暗めの落ち着いた感じだった。そして、ママの顔・・・・・、何故だろう思い出せない。そして、その店の名前も。
「まぁ、その店に行けば思い出すかもしれないな」
そう、微かな記憶をたどりながら細い路地を歩いて行った。
「おっ、あったあった」
僕はそう言って見覚えの有るビル入る。入り口の横にエレベーターが有り、階段は廊下の奥にあった。わざわざ奥に行くのも面倒だったので、エレベーターに乗り二階のボタンを押した。
「チーン」
そう音が鳴ってエレベーターのドアガ開き、奥の方に僕は歩き出す。その店はエレベーターから四軒め有った。たしかに見覚えが有るのだが、もっと奥だと思っていたので少々自信が無い。店の名前も忘れているので確認のしようも無いが、とりあえずその店の名前が書いてある看板を見ると、「M.C.K」と書いてある。
「こんな名前だったか?・・・・・」
たしか、「クラブ」と書いてあったはずなので、ますます自信が無くなってしまった。しかし、廊下の奥を見ても白いドアの店は無いので、店の名前の事は自分の記憶違いだと勝手に思い、その店に入る事にした。僕がドアを開け、中に入るとすぐ目の前に小柄な、くたびれた顔の男が立っていた。その男は僕を見ると一言、
「いらっしゃいませ」
と、頭を下げた。前に来た時には、こんな男は居なかったので少々面食らったが、いまさら出て行くのもあんまりなので、僕はとりあえず着ていた上着を脱いだ。
「では、こちらへどうぞ」
その男は僕の上着を受け取り、そう言って奥の方へと歩いていく。そこで僕は初めて気がついた。前に来た時は奥に行く廊下など無く、入ってすぐにカウンターが見えたが、今居る所からはカウンターなんか見えない。
「ここは別の店か」
だとすると、ボッタクリの店かもしれないので僕は「どうしようか」と思案して、立ち止まった。
「いかがなさいました?」
それに気づいた小柄な男も立ち止まり、僕の方を向いてそう話かけて来た。
「いや、店を間違えてしまった様なので・・・・・」
僕はまだ思案している最中なので、少し「尻切れトンボ」みたく言ったのだが、その小柄な男は少し笑いながらこう言った。
「いえ、その様な事はございませんですよ、竹山様。お待ちしておりました」
そう言って、また奥のほうへと歩き出す。
一瞬、耳を疑った。確かに僕は「竹山」と言う名前だが、こんな店に来たおぼえは無い。第一、僕が酒を飲みに町へ出る事なんかこの二年ほど無かったはずだ。
「ちっ、ちょっと待ってくれ・・・・・なぜ僕の名前を・・・・・」
しかし、小柄な男は聞こえ無いふりをして構わず奥のドアの前に立ち、また頭を下げてこう言った。
「どうぞ、こちらでご主人様がお待ちでございます」
僕は、無視された事に腹が立って、もう一度小柄な男に問いただす。
「だから、どうして僕の名前を知っているんだ。僕はこの店に来たことなんて一度も無い。それに、「お待ちしてました」って言ったな。なんだか僕が前から来ることを知っていたのか?えっ!どうなんだっ」
しかし、小柄な男はもう一度
「こちらでご主人様がお待ちになっておいでです」
と、言って、僕のことをまるで睨み付ける様に見た。まるで「この奥に行ってみれば解かる」と言っている様だったので、僕はその男に問いただすのを諦めてしぶしぶドアを開け、その先の部屋へと足を踏み入れた。中は真っ暗だったので小柄な男にその事を聞こうとして僕は後ろを振り向いた、僕が後ろを見るとその小柄な男は入って来ず、僕が入って来たドアを閉めようとしていた。慌ててドアを開けようとしたが、時すでに遅しだった。
「ギギッ・・・・・バタン!カチャ」と、ドアが閉まってしまった。僕はそのドアを叩きながら、
「なっ、・・・なんで閉めるんだ!おい、開けろ!開けろってば!」
と、怒鳴ってみたが返事は無い。カギもかけられてしまったようだ。しかたなく僕がもう一度怒鳴ろうかとしたとたん、部屋に明かりが点き僕の後ろから低く少し渋めの男の声がした。
「そんなに怒鳴らなくてもいいですよ。こちらにおいで下さいませ」
僕はおそるおそる振り返り、その声の主へと目線を向けた。そこには、四〇過ぎ位のちょっと大柄な男がにっこり笑って立っていた。そして僕が何も言って無いのに
「私めは、大城(おおき)・・・と申します。この店の主人でございます。竹山様、どうぞ「品定め」されて下さい。この店は・・・主人の私が言うのもなんなのですが、かなり良い「品物」を扱っておりますゆえ。きっとご満足されると思いますが・・・・・」
そう言って、大城は右手を自分の横にかざした。すると、さっきまで何も見えなかった所に小さく五つほどに区切られ、明かりが点いた。今、僕には大城と名乗る男が何を言っているのか、そして「品物」とは何の事か、全く解からなかった。それ以前に「ここ」がどんな店なのかも。戸惑う僕を見ながら大城はただニコニコと笑って「どうぞ、ご覧下さい」とばかりに首をかしげ、右手を上げている。ここで「おかしい」と思わない人はいないのだが、僕は何故か無性に大城の言う「商品」が気になって仕方が無かった。それを見た後で帰ればいいかと思い、とりあえず大城の薦めるまま、一番右の明かりのついた部屋を覗いてみた。
「えっ!?・・・」
僕は、かなり驚いた。その部屋には下着姿の、結構スタイルの良い若い女の子が椅子に腰掛けていた。髪はショートでなかなか可愛らしい顔をしている女の子だ。しかし、その顔は無表情でその目はどこか虚ろで、どこか遠くを見ている様な、それでいて視点が合っていない目だ。
「どう言う事だ」
僕は、その女の子を指差して大城に聞いた。
「その女の子・・・・・いや、ここに居る女の子達は、皆、私めの「催眠術」にかかっております。竹山様のお気に召した子がいましたら、私にお申しつけ下さいませ。さすれば、私めが竹山様の言われるとおりに、その子に暗示を与え、竹山様のお好みのプレイを楽しむ事ができます。そうそう、その女の子の名前は「亜衣華(あいか)」と言いますが、竹山様がお気に召されなければ何なりと名前を変える事が出来ますよ。フッフッフッ」
大城が得意げに胸を張った。しかし、僕は信じられない・・・・・当たり前である。以前テレビで「催眠術ショー」とか、週刊誌とかでもそれらの記事を見て邪な想像をしたことがあるけれども、まさか本当にそんな事ができるなんて思ってもみなかった。そう、思っていたのが顔にでてしまったのだろう、すかさず大城が言ってきた。
「信じられないって言うお顔をされてますね。しかし、今私が言ったことは本当なのですよ。よろしかったら試されてみてはいかがでしょうか」
大城の顔は自信に満ち溢れている。だからと言ってすぐ信用できる訳がない。言うことを聞く位、別に催眠術にかかって無くても出来るからな・・・。
「本当に何でも出来るのなら、その女の子を今すぐ裸にして犬の様に「チンチン」させてみろ。そして、僕が触るといつもより・・・・・そうだな、二十倍ほど”感じる”様にしてくれ。そうそう、それに僕が『いけっ!』と言うとどんな状態ででも、いってしまう様にもしておいてくれ」
半分は冗談のつもりだ。いくら、商売だからと言ってもこんなこと女の子は出来ないだろうと思ったからだ。僕はこう見えてもチェリー君では無いし、女の子の「いった」顔も何度か見たこともある。つまり、演技であればすぐに解るっとことだ。しかし、大城は平然としながら
「承知いたしました。では、少々お時間を下さい。亜衣華にその様に『暗示』を施してまいりますので」
と、言って亜衣華の横へ行き、小さい声でなにやらボソボソと言っている。すると、亜衣華は虚ろな目をしながら立ち上がり着けていた下着を上下とも脱いで、だらしなく舌を出し、両手は犬の手の様に曲げ、足はかかとを上げてつま先で立ち、それから膝を曲げて開き、まさしく犬がする「チンチン」の格好をした。大城はまだ、亜衣華の耳の側で何か言っている。少々待っていると亜衣華の頬が次第に赤らんできて、モジモジと腰を振っている。僕はただ、その様子を唖然として見ているだけだった。
「お待たせいたしました。竹山様のご要望どおりに亜衣華を仕上げてありますゆえ、ごゆっくりお楽しみ下さいませ」
大城は少し後ろに下がって「どうぞ」と言わんばかりに頭を深く下げた。亜衣華の様子を少々あっけにとられていた僕は、大城がそう言ったのを聞いて恐る恐る亜衣華に触ってみる事にした。
「本当にかかっているのかな?」
僕は、とりあえず亜衣華の右の乳房を包み込む様に触ってみた。亜衣華の胸はそんなに大きく無く、僕の手のひらに丁度良い感じだ。そして、軽く指に力を入れて亜衣華の胸を揉むと亜衣華は
「ああっ!・・・・・はぁ・・・・ぁっ」
と、少し体を仰け反らせ、恍惚の表情を顔に浮かべて、甘美な吐息を漏らす。頬は紅潮して確かに感じている様だった。そして、もう、亜衣華の茂みからは淫靡な汁が「つーっ」と、床にしたたり落ちていた。
「・・・・・まっ、本当(マジ)かよっ!・・・・・」
僕は、亜衣華のその様子を見て小声でそう言いながら、今度は人差し指で亜衣華の胸の突起をクリクリと回す様に触ってみた。
「ふぅっ・・・・・あっ・・あぁぁぁっ!」
亜衣華はそう悶える様に喘ぎ声をだし、その口元はよだれを垂らしている。
「ふっふっふつ・・・・・」
そんな亜衣華を見ると僕は嬉しくなって、思わず声を出して笑ってしまった。しかし、まだ肝心な事を試していない。僕は、亜衣華の胸から手を放し
「いけっ!」
と亜衣華にしか聞こえない様な小声で言った。その瞬間、亜衣華が
「あぁぁぁぁぁぁぁっ!」
っと叫び、その場に崩れ落ちてぐったりとして、「ハァッ・・・ハァッ・・・」と息を吐いている。顔がこれ以上無く紅潮し、耳まで真っ赤だ。足もピクピクと軽い痙攣をしている。まさしく、それは亜衣華が「いった」証明である。その事を確認してから、僕はまた右手の人差し指で、亜衣華の背中を「つつつーっ」となぞってみる。すると亜衣華の体が「ビクンッ!」となって、また
「はあっ・・・・・あっ」
と悶えたのである。それを見て、僕は心の底から喜ぶ自分を感じて
「おもしろい!おもしろいぞっ!ふっふっふっ・・・・・」
と、言いながら大城の顔を見て、また、にやりと僕は笑う。
「さようでございますか、竹山様、では私は奥に行ってますので何かご用がございましたら、遠慮無くそちらのベルにてお呼び下さる様、お願いします」
と、言って大城は横のドアから出て行こうとした。すかさず僕は
「ちょっと待ってくれ」
と、大城に声をかけた。
「まだ、頼みたい事がある」
僕がそう言うと、大城は「ニヤッ」と笑って
「はい、なんなりと」
と、応えた。僕は少し考えてから
「そうだな・・・・・。僕の言うことには、絶対服従する様に、それと・・・・・名前を『理恵子』に変えてほしい」
と、大城に言った。やっぱり色々と楽しむには僕の言う事を何でも聞く様にしておきたいし、名前は昔付き合っていた女の名前にしておけば言い易いだろうと思ったので、そう大城に頼んだ。
「かしこまりました」
大城が頭を下げながらそう言って、亜衣華の側に行き耳元でまた、ボソボソとあれこれ言っている。・・・・・2、3分待っていたがまだ大城はまだ何か亜衣華に言っている。まぁ、暗示をかけると言ってもただ「この人の言うことには、絶対服従しなさい」と言えば済む事では無く、あれこれその他の暗示をかけないといけないらしく少し時間がかかるようだ。
僕は、それなら・・・と、思い、好奇心から隣の小部屋の中を見てみた。やはりそこには、下着姿の若い女の子が虚ろな目をして椅子に座っている。こちらの女の子は髪が長く、ちょっと童顔の『お嬢様系』の女の子だ。肌の色は白く、透き通る様だがスタイルはあまり良いとは言えず、ちょっとスレンダーな感じだ。
「顔は僕の好みだけど、胸とかもっとあれば良いのになぁ」
まるで、ここに居る女の子は自分の物と思えてしまう。が、[普通]だったらこの女の子にさえ相手にしてもらえ無いだろう・・・。そう思うと少し空しくなってしまった。僕は「フゥーッ」と一つため息を吐き、気分を変える為に次の部屋を覗こうとしたら大城がやってきた。
「竹山様。亜衣華のご用意が整いました。・・・おっと、今は理恵子でしたか」
「あっそう。分ったよ」
横の部屋も見て見たかったが、「また、今度来た時にでも見れば良いか」と思い、亜衣華が居る部屋へと戻った。
「では、ごゆっくりどうぞ」
そう言ってまた、大城は横のドアから出て行こうとした。
「あっ・・・そうだっ!ちょっと待ってくれ」
慌てて僕が大城に声をかける。料金の事を聞いて無かった事を思い出したからだ。給料日の二日後とあって多少、財布の中身は潤っているがこれだけの事をする店だ。けっこうな値段ではないかと心配になったからだ。
「まだ、何かございますか?」
大城が少し不機嫌そうに言った。そういえば、大城は何か急いでる感じがする。
「いや、そういえばまだ料金の事を聞いて無かったなと思って・・・・・」
「はっはっはっ・・・・・。そうでしたな。しかし、料金の事はお帰りの際でよろしいのでは」
「いや、今知りたい。少しでも安心しておきたいからな」
「わかりました。・・・・・この位でございますが」
そう言って、大城は僕に料金を紙に書いてその紙を見せる。
「え!?」
僕は、その料金を見て驚いた。そこには、「¥0」と書いてあった。
「何か、ご不満でも」
「いや、なに・・・・・。ゼロ円と書いてあるから・・・・・」
それを聞いて、大城は少し笑いながらこう言った。
「はっはっはっ。・・・・・いえ、この店は私の趣味でやっている物でございますから・・・・・」
「なんだと」
「いえ。ですから、私の趣味でやっていますから。・・・・・お金の方は結構でございます」
「それで、『ああ、そうですか』と、僕に納得しろと言うのか?絶対に何か裏があるだろう。それを言わないと今すぐに僕は帰るからな。それは当然の事だろう。もしも、今から僕が亜衣華に・・・おっと、今は理恵子か。その理恵子にナニした事をビデオに撮られてしまい、そのビデオが出回ってしまっては困るし・・・・。とにかく、事情を聞かない事には僕も納得出来ないからな」
「いやはや、参りましたな。・・・・・分りました、話ましょう。・・・・・実は、私事で大変恥ずかしいのですが・・・・・この年になりましてから私の[モノ]が不能になってしまいてな。それで、知り合いの医者に聞いたところ何か別の性的刺激を与えれば、あるいは・・・・・。と、申すもので、それでは昔かじった事の有る「催眠術」で年の若い女の子に、あれやこれやとして見ましたがどうも上手くいきませんでして。それなら今度は、自分の操った女の子に第三者の者がSEXする所を見ればもしかしたら私の[モノ]が治るのではないか?などと、思った次第で・・・・・ここまで言えばもう御分かりなされますな。いや、本当に御恥ずかしいはな・・・・・」
「ふざけるなっ!今の話が本当だとすると、今から僕が亜衣華にしようとしていた事も奥で見るつもりだったんだな。急いでいるのも、それを見る為の準備の為かっ!」
あまりに大城がひょうひょうと喋っているので、僕は腹が立ち大城の話を最後まで聞かずにそう、大声で怒鳴った。 しかし、大城は顔色一つ変えず話を続けた。
「・・・・・そう言う事になりますが。しかし、考えて見て下さい。別に真横で見ている訳でも無いですし、竹山様にどうこうして欲しいとも言ってないです。ようは、私など気にしなければ竹山様は無料で、しかも自分の思いのままに若くてとても綺麗な女の子を抱けるって事でございます。それを良くお考え下さいませ。絶対に損な話では無いと思いますが・・・・・いかがでございましょう?」
僕は困った・・・・・いや、困って考えるフリをした。たしかに、こんな美味しい話なんてそうそう有る物では無いし、大城の言う通り、別に気にしさえなければそれでいい話であるから断る手は無い。僕は少し間を空けてから大城にこう言った。
「後で面倒な事になるのだけはゴメンだからな」
大城はそれを承知したと、とってニヤリと笑った。
「はい。もちろんそんな事は無い様にいたします」
「後、もう一つ。あんたに頼み事がある。協力するのだから別に良いだろう、それ位言ったって」
「はい。私めに出来る事があればなんなりと」
「じゃあ、今度来た時に僕がある女を連れてくるから、その女に催眠術をかけてもらえないか?」
大城は少し考えててから
「・・・・・分りました。とりあえずやってみるとしましょう。ですが、日時などはこちらで指定してよろしいでしょうか?私めにも色々と忙しい身でして」
「わかった。それじゃあこの女の子と楽しむとするか」
なにか大切な事を聞くのを忘れている様な気がするが、この時はさほど気にならなかった。と言うより、早く理恵子に色々な事をしてみたい欲求の方が強く、他の事なんてどうでも良く思えた。
「では、お帰りの際にまた、お呼び下さい」
大城はそう言い残して、奥の部屋に引っ込んでしまった。それを確認してから僕は理恵子の側へ行った。
「さぁ、理恵子。これからしっかりとお前に『奉仕』してもらうよ。ふっふっふっ・・・」
僕は、理恵子の股間をまさぐりながらそう言ったのだった・・・・・。
< つづく >