(14) 処女を捧げたいのです
梨華の口から、溢れた水のように、言葉が出た。
「鋭次様、パンティを脱がせて下さい。お願いします。そして、梨華のあそこに、鋭次様の大きいのを入れて下さい」
入れて欲しい衝動は、限界近くまで来ている。
「俺のを入れて欲しいのか?」
鋭次が、ゆっくりと焦らすように聞く。
「はい。鋭次様。お願いします」
「お前から、”脱がせて下さい”って、言ってるんだよな?」
確認するように、問い直す。
「はい。鋭次様。梨華から、”脱がせて下さい”って、言いました」
「いいだろう。それでは、お前の望み通りパンティを脱がせてやる」
そう言って、右足に絡みついているパンティをするりと脱がせた。
「ほら、脱がせてやったぞ! ついに、裸になったな!!」
脱がせたパンティを見せるように持って、次のように言う。
「次は、どうして欲しいんだ? 言ってみろよ」
あくまでも、梨華が、自分から望んで言っているようにする。
「鋭次様のを入れて下さい」
顔を真っ赤にしているが、欲しい衝動にはもう勝てない。
「何を入れるんだ? また、指か? それとも、違うものかな? ちゃんと言わないと、分からないなぁ・・・」
鋭次が、意地悪く言わせようとする。
「あぁ・・・だから、鋭次様の、その・・・」
「なんだ、おチンチンか?!」
鋭次が、横やりを入れる。
「はい。鋭次様の大きいおチンチンを入れて下さい。お願いします」
もう、恥も外見もなく、言われるがまま言っている。
「どこへ入れるんだ?」
再び、意地悪く質問する。
「だから、私のあそこに・・・」
「ちゃんと名前があるだろ?」
「はい。私のオマンコに、入れて下さい」
「何を入れるんだ?」
「鋭次様のおチンチンです」
「そんなんじゃ、分からないなぁ。きちんと、通して言わないとな」
鋭次が、恥ずかしい告白をさせようとする。衝動が限界に来ているのに、いつまでも焦らされる。
梨華は、最後の言葉をきちんと、通して言った。
「鋭次様。どうかお願いですから、鋭次様のおチンチンを、私のオマンコに入れて下さい。お願いします」
「お前、何、言ってんだ?」
鋭次が、再び、意地悪をする。
「えっ?」
梨華は、何を言われているのか分からない。
「お前は、処女なのにそんな事を言っていいのか?! お前が、今、言ったことは、俺に”抱いて下さい”と、言っているのと同じことだぞ!! 俺に、”SEXして下さい”と、言っているのと同じなんだぞ!! 分かっているのか?!」
鋭次が、回りくどい説明をする。しかし、衝動が限界に来ているので、梨華には考える余裕もない。
梨華は、二つ返事で、言われたまま答えた。
「はい。鋭次様。分かっています。その通りです。鋭次様に、抱いていただきたいのです。 鋭次様に、入れてもらって、処女を捧げたいのです」
梨華は、恥ずかしい告白を、ついに言ってしまったのである。
「よし。わかった。それでは、処女を貰ってやろう!!」
大きめの声で言い、梨華に抱きついた。
首筋にキスを浴びせ、胸を揉みまくり、梨華の大事な所に、自分の分身をちょんちょんと当てる。
「入れて!! 早く、入れて!!」
梨華は、狂ったように、鋭次におねだりする。
「よしよし。入れてやるよ!! 可愛い梨華ちゃん・・・」
鋭次は言いかけて、ビデオ撮影のリモコンの一時停止ボタンを押した。 鋭次の催眠術を実施する為だ。
「”可愛い梨華ちゃん人形!!”」
鋭次が言うと、淫靡な目をしたまま、梨華の目がとろーんとなった。
「はい・・・鋭次様ぁ・・・」
「梨華、お前はこれから、俺に処女を捧げる事になる。お前はこれから、俺に、”可愛い梨華ちゃん人形”と言われると、セックスを望む催眠奴隷になるんだ!!」
「はい・・・鋭次様ぁ・・・」
「お前は、これから、俺以外の男と、セックスが出来なくなる!!」
「はい、鋭次様・・・梨華は、他の男の人とは・・・セックスいたしません・・・」
「俺とのセックスだけが、お前を気持ち良くする事が出来るのだ!!」
「はい・・・鋭次様ぁ・・・」
「それでは、これから行うキスにより、お前には、強制的な催眠暗示にかかる。
分かったな?! ”可愛い梨華ちゃん人形!!”」
「はい、鋭次様っ!! んぐっ!!」
梨華が返事をすると同時に、梨華の唇は奪われていた。梨華の目を見つめたまま、強い口づけを行った。梨華に対する暗示催眠が、より一層強いものになった。
キスを終えると、ビデオ撮影のリモコンの録画ボタンを、再度、押した。
梨華の目は、淫靡にとろーんとなり、鋭次とのセックスを望む催眠奴隷状態になっていた。
「鋭次様ぁ・・・早くぅ・・・入れて下さい・・・」
「よしよし。それじゃあ、入れてやるよ!!」
鋭次は、既に、びしょ濡れになった所に、20センチ砲を埋め込み始めた。
中は、まだ狭く、侵入を抵抗する。足をもう少し開かせ、ぐぐっと進む。
「痛いっ!!」
梨華が、ねじ込まれる痛さに、声を上げる。
「あーーー! あーーー! 痛いーー!」
「すぐに、気持ちよくなるよ」
そう言いながら、少しずつ抜き差しを繰り返す。最初は、痛そうな顔をしていたが、だんだん、初めての甘い感覚に、自分から少しではあるが、腰を動かして快楽を求めるのであった。
徐々に抜き差しのスピードを早め、梨華の表情を観察する。
「あっ あっ あっ あーー!」
快楽の表情を浮かべ、イキかけている・・・
「どうだ?! 気持ちいいか?!」
「あっ あっ あーー!! 気持ちいいっ!! とても気持ちいいですっ!!」
気持ちがいいに決まっている。何しろ、梨華を気持ち良くする事が出来るのは、鋭次だけであるのだから。その鋭次と今、セックスをしているのである。
梨華は今までに感じた事の無い感動に、絶叫しそうになっていた。
「ほらっ!! ほらっ!! これでどうだ?!」
「あーーー!! 変になっちゃうーーー!!」
梨華の最後が近づいていた。
鋭次は、強く激しく動き、梨華に、大きい声で言った。
「イク時は、”イク!!”って、言うんだぞ! 分かったな!!」
「はい。鋭次様。言いますっ!! あっ あっ あっ。いっ いっ いーー!!」
「イクのか? イクのか?」
「あーー! イクー イクー!!」
「それ、それっ!」
最後に、とどめのごとく動き、梨華を、天国に連れていった。
「イクーー!!」
梨華は、ガクッとなり、恍惚の表情になっている。そして、ベッドの中央には、大切な儀式の証拠となる、赤い染みが出来ていた。
(15) しばしのお別れ
ぐったりとなっている梨華に、鋭次は、シャワーを浴びるように言うと、梨華はベッドから起き上がり、浴室に向かった。
「あそこも綺麗に洗ってくるんだぞ」
鋭次が、付け加えると、
「はい。鋭次様。綺麗に洗ってきます」
と言って、浴室に入っていった。
何分か経った後、梨華が、浴室から出てきた音がした。バスタオルで、濡れた身体を拭いている。鋭次は、バスタオルを身体に巻いている梨華に、ベッドに来るように言うと、梨華は、バスタオル1枚の無防備な姿で、ベッドに座って、濡れた髪を乾かすのであった。
湯気が出ている白い肌に、鋭次は、もう一度、可愛がってやろうかと思ったが、
(最初から、やりまくるのもなぁ・・・)
と思った。また、これからは好きな時に、好きなだけ、可愛がれるのだから、そう焦らなくてもいいだろうという余裕もあった。
バスタオル1枚の梨華に、最後に、鋭次は、ビデオテープ編集用の台詞を梨華に言わせた。
これは、後に、梨華の自宅に送られるビデオの衝撃度を上げるための台詞である。
「俺が言ったとおりに言うんだ。わかったな!」
「はい。鋭次様」
「はきはきした甘い声で言うんだ。わかったか?」
「はい。鋭次様」
「よし。では・・・」
鋭次が、梨華の耳元で囁くと、梨華は、言われたとおりに台詞を言った。
「鋭次様。今夜は処女を貰っていただいてありがとうございました。これからもたくさん可愛がってください。お願いします」
「次は、これだ」
「鋭次様。今日から梨華は、鋭次様のものです。お呼びくだされば、いつでも伺いますので、お好きな時に可愛がって下さい・・・」
その後、いくつかのビデオのパッケージ用のポーズをとらせて、台詞も言わせ、最後の台詞を言わせた後に、
「よし! 良く言った。それでは、今夜はこれで、おやすみだ。明日の朝は、銀行に遅れない時間に起きるんだ。わかったな」
鋭次が、そう言いキスをすると、梨華は、
「はい。鋭次様。おやすみなさい」
そう言って、梨華は、ベッドで眠るのであった。
翌日の朝、梨華は、いつもどおりの時間に目が覚めた。昨夜の行為により、まだ少し、怠い感じがする。そして、自分が何も身に着けていない状態である事に気付いた。
鋭次が、梨華が寝た後にバスタオルを取ったからである。
その上、隣りに男性が一緒に寝ているではないか!!
梨華は、声を上げかけたが、それもすぐに封じられた。鋭次が、梨華の目を見て、一言を発したからだ。
「おはよう。”可愛い梨華ちゃん人形”」
梨華は、とろーんとなって、鋭次からのお目覚めのキスをしてもらうのだった。
そして、朝から操り人形となった梨華に、命じた。
「身仕度をして、銀行に行く用意をするんだ」
「はい。鋭次様」
梨華は返事すると、歯を磨き、髪をとき、クリーム色のスーツを着るのであった。
「鋭次様。銀行に行く用意が出来ました」
そう言うと、昨日、この部屋に入ってきた時の姿に戻った。
「よし。それでは、しばしのお別れのキスをしてやろう。その前に・・・」
鋭次は、銀行に行かせる前にいくつか梨華にする事があった。昨夜の記憶の操作である。
深い催眠術をかけて、記憶を曖昧にする。梨華には、昨夜のことは、ぼんやりとしか覚えていないようにした。実際には、そのように覚えさせられた。
(昨夜は、男の人に可愛がってもらい、そして、その男性に処女を捧げた。)
それだけしか、覚えていない。微かに感じる下半身の痛みと、あまり寝ていないだるさが、
(昨夜は、そうだったのだ・・・)
と、梨華に思い起こさせるのだった。
強いキスをして、記憶の植え付けが終わると、鋭次は、梨華に銀行に行かせることにした。
こうして、梨華は、大切な処女を知らない間に男に奪われたのである。
< つづく >