催眠術師 鋭次05 五日目

五日目 夜の特別お持ち帰り

 優子が、ドレミバーガーでアルバイトを始めてから、五日目が過ぎようとしていた。
 今日は週末の金曜日。明日は学校は休みであった。
 連日、鋭次様という男性お客様にお持ち帰りされ、好きなだけお召し上がりされていた。
 どうしてこんな事になってしまったのか優子には分からなかったが、優子はどうしても、このバーガー店を辞める事は出来なかった。
 そして今日も、美台ヶ丘店 2号店と言われている 鋭次の豪邸に通うのであった・・・

 優子が豪邸の地下室に下りて、バーガー店の制服に着替えると、いつもの様に4番カウンタでお客様を待つ体勢となった。
 しばらくして一人のお客様が現れ、優子は、昨日と同じように男性お客様に、ゴールド会員カードと特別クーポン券を見せられるのであった。
 ロッカールームから、エコバッグに、この豪邸に来る前に着ていた着替えや応対マニュアルや裏メニューを詰めて、カウンタテーブルに戻ってくると、当然の様に、お持ち帰りの甘いキスを行われ、お姫様抱っこをされると、優子はしばらく瞳を閉じるのであった。
 しばらくして、優子が瞳を開くと、そこは昨日までと同じ男性お客様の家に着いているのであった。今日も優子は、この男性お客様にお持ち帰りされてしまったのであった。

 薄いピンク色のキャミソール制服の肩ひものリボンを解かれると、あっという間に制服は脱がされてしまっていた。
 可愛い下着だけの姿になった美少女店員は、そのままスイートベッドに連れて行かれるのであった。
 恥ずかしい裏メニューを順番にお召し上がりされ、優子は何度も恥ずかしい声を出していた。
 昨日にお渡しした告白メモを利用され、弱点を集中的に可愛がられると、高校3年生の優子は、この男性お客様から離れられない程に、何度も蕩けさせられるのであった。

「イカないように我慢いたします・・・」
 女性店員は何度も誓いの言葉を言ったが、その誓いは守られる事無く、あっけなく天国に昇らされるのであった。
 三回ほど、最高の天国に昇った女性店員は、男性お客様にシャワーを浴びてくるように指示をされた。
 自分の不甲斐なさに、特別クーポン券をお渡しする事で、この場は許してもらえるのであった。
 シャワーを浴びて身体を清潔にすると、優子はシャワールームの更衣室に置かれてあった新しい清潔なバーガー店の制服と下着に着替えるのであった。

 鋭次が高級ソファに座って待っていると、可愛い制服姿の優子が戻ってきた。
「鋭次様。シャワーを浴びてきました」
 優子は、この部屋に連れて来られた時に持っていたエコバッグを両手で持って、帰る準備が出来ているようであった。
 時間的にも、18時前後であろうか。アルバイトの勤務終了時間には少し早いが、恥ずかしい行為は終わったので、もうこれで帰らせてもらえるだろうと優子は思っていたのであった。
 優子は、3枚の特別クーポン券を男性お客様に渡すと、この部屋から出ようとしていた。しかし、鋭次の待ったがかかり、とりあえず、ソファに座らされる事になった。
 そして、鋭次との会話が始まった・・・

「優子ちゃん、明日は学校は休みだよね?」
「はい。鋭次様。そうですけど、それが何か?」
「いやいや。聞いてみただけだよ。それより、明日は何か用事があるのかな?」
「いえ・・・特に予定は無いですけど・・・」
 優子は、どうしてこんな事を聞くのかと思いつつも、返事をするのであった。
 優子は、土日共に特に用事は無く、どこかに出掛けるといった予定も無いのであった。
 予定と言えば、本日、学校で学習した復習を行うくらいであった。
 それも、1時間もあれば終わるので、後はフリーな身であった。
 ここまで詳細な返答はしなかったが、優子は既にこの事を聞き出されており、明日はフリーな身である事は確認されていた。
 鋭次は、優子がどの様に返答するのか聞いてみたいので、あえて質問しただけなのである。
「そうかい。それじゃ、決まりだね!」
 鋭次は嬉しそうに、何かを思いついた様な表情になっていた。
「決まり・・・って、何の事ですか?」
 優子は、少し不安になりつつも、鋭次に質問をするのであった。
 優子が質問をすると、鋭次は、お客様応対マニュアルを出すように言うのであった。

 エコバッグからマニュアルを取り出したのを見て、鋭次は書斎にある机の引き出しから、何かを持ってきた。
 それは、これまでに優子が渡した特別クーポン券であった。
「それじゃ、優子ちゃんにお願いするよ!」
 そう言うと、鋭次はソファの前にあるローテーブルに、5枚のクーポン券を並べて、優子の方に差し出すのであった。
「あっ、あの・・・これって、どういう事でしょうか?」
 優子は、その真意が分からず、鋭次に聞きなおすのであった。鋭次は優しい声で、応対マニュアルを確認するように言った。
「応対マニュアルの後ろの方のページに、『夜の特別お持ち帰り』と書いてあるページがあると思うよ。それをお願いしようと思うんだけど」
 鋭次は、ゴールド会員カードをちらつかせながら、応対マニュアルに書かれてある、お客様が望んだ場合の応対について、女性店員に確認させることにした。
 鋭次に言われて、その事が書かれてあるページを読むと、優子はその内容について理解をした。

 内容については、以下のようであった。
(○は、ハートマークになっている)

 ○○○ 夜の特別お持ち帰り について ○○○
 ゴールドカード会員様が、特別クーポン券を5枚出されて、「夜の特別お持ち帰りをお願いするよ」と言われた場合、女性店員は、翌日に特別な用事が無い限り、それに応じなければなりません。
 お持ち帰られ時間は、泊まり勤務と同じ、夜の19時から朝の9時までです。
 この時間帯の間、お客様にゆっくりと召し上がっていただきます。

 優子は、そのページを読み、真っ赤になっていた。
 お客様の家に泊まり、たっぷりと召し上がられる内容になっている。
 両親に大切に育てられてきた優子にとって、男性の家に泊まるといった行為は初めてであり、その様な行為はまだまだ自分には無関係だと思っていた。
 しかし今、その様な行為をしなければならない状態になりつつある。優子は何とかして、こんな事は断ろうと思うのであった。しかし、そのような事が許される訳が無い。
 優子の押し問答は、効果を得ることが出来ないまま、男性お客様の言い分だけが通ってしまうのである。

「あの、鋭次様。この様な事は、私・・・対応出来ません」
 女性店員は、ゴールドカード会員様の気分を害しない様に、言葉を選びながら、この事を止めてもらうように話を進めるのであった。
「対応出来ないだって? 優子ちゃんは、明日、用事が無いんだよね?」
「はい・・・ありません・・・」
 優子は、何故か本当の事しか返事が出来なかった。
「だったら、夜の特別お持ち帰りをお願いしても構わないよね?」
「ああ・・・はい・・・そうなります・・・」
「だったら、お願いするよ」
「はい・・・あの・・・でも・・・」
 優子は、非常に困惑して、上手く返事が出来ないでいた。そんな優子に、鋭次は止めの言葉を言う。
「ダメだって言うんなら、さっきパンティをたくさん濡らしていた事を言いふらしちゃうよ!」
「そんなっ! それは、クーポン券をお渡しして、誰にも言わないでくださるって・・・」
「なんだい? クーポン券だけで、俺が黙っていると思うのかい?」
「えっ?! そんな・・・」
 パンティが濡れていた事を誰にも言われないと思っていた女性店員は、男性お客様の言葉に、困惑し始めていた。
「優子ちゃんは、連日、パンティをたくさん濡らしているのを見られているんだよ!」
「はい・・・」
「こんな恥ずかしい事を、クーポン券だけで黙っていられる訳がないよね?!」
「ああ・・・そうですね・・・」
 優子は、最大級に恥ずかしい秘密が、クーポン券を渡す程度では、黙っていてもらえない事を理解するのであった。

「連日、パンティをたくさん濡らしていた事を言いふらされない為には、夜の特別お持ち帰りに同意してくれないとダメだよね?」
「ああ・・・分かりました。夜の特別お持ち帰りに・・・同意します。ですから、どうかパンティが濡れていた事は誰にも・・・」
 優子は真っ赤になって、ゴールドカード会員様に懇願していた。
 陥落した女性店員を見て、鋭次は満足そうに言った。
「そうかい。同意してくれるんだね。嬉しいよ。それじゃ、パンティがたくさん濡れていた事は誰にも言わないであげるよ」
「ああ・・・ありがとうございます」
 優子は、最大級の恥ずかしい秘密を言いふらされない事になり、安心するのであった。
 しかしその代償として同意した”夜の特別お持ち帰り”は、どれほど恥ずかしい事なのかは、まだ知る由もないのであった・・・

「優子ちゃんのお母様には、鋭一店長から、『今日はお客様応対の研修を行うので泊まってもらいます』と、言ってもらっているので、安心していいよ!」
「そうなのですか・・・」
「お母様も、『そういう事なら、よろしくお願いします』と言ってたみたいだよ」
「お母さんが・・・そうですか・・・」
 優子は、嘘をついて、男性お客様の家に泊まる事に、後ろめたい気持ちになっていたが、最早、この男性お客様に従うしか、恥ずかしい秘密を守る事が出来なかったので、仕方ないと思うのであった。どうであれ、両親が心配していないのを確認出来たので、その部分については、良いと思った。
「それじゃ、明日の朝まで、たっぷりと食べさせてもらうよ」
 鋭次はそう言うと、美少女店員を抱き寄せて、瞳を見つめた。二人の唇の距離は、数センチになっていた。
「はい・・・鋭次様・・・」
 そう返事をした優子は、今夜の事が決定して、思考が回らなくなっていた。
「それじゃ、お客様へのご挨拶は?」
 鋭次は、最後の問いかけをした。優子は、真っ赤になりながら、マニュアル通りの回答を行った。
「はい。鋭次様。今夜は・・・優子をごゆっくりとお召し上がりください。きゃっ! んぐっ! んーー!」
 美少女店員が、返事をすると同時に、甘いキスが行われた。
 そのキスに驚き、鋭次を見ると、鋭次の瞳がキラリと光ったような気がした。
 そして、優子の脳裏には今夜の事を想像するようになっていくのであった。
(ああ・・・これで、今夜は私、鋭次様に・・・)
(ああ・・・一晩中、可愛がられるのかな・・・)
(ああ・・・男性の家にお泊りするなんて・・・)
 優子の脳裏は不安と期待で埋められていくのであった。

「それじゃ、こっちに来て」
 優子は抱き寄せられたまま、スイートベッドに連れていかれた。
 そして、先程着替えたばかりのキャミソール制服の肩ひものリボンに手をかけた。
 女性店員は、男性お客様にされるがままリボンを外され、気付けば、胸元のホックも簡単に外されていた。
 キャミソール制服は簡単に脱がされ、優子は、再び、可愛い下着だけの姿になっていた。
 優子は、スイートベッドに仰向けに寝かされると、鋭次が覆いかぶさり、優しい愛撫が始まった。
 この夜、優子は完全に、鋭次の思うがままに可愛がられるのであった。
 そして、ゆっくりと時間をかけて可愛がられ、優子はこの夜、いろいろな体位で10回も天国に昇ってしまうのであった・・・

 計算式:残り15枚-1枚使用-5枚使用(夜の特別お持ち帰り)+夕方までに3回+夜に10回イッてしまった分

 残りクーポン:22枚

< つづく >

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