魔女見習いは年相応!? 第3話-6

第3話-6

かりかり。かりかり。

 シャープペンがノートの上を走る音。

 すぅ。すぅ。

 お兄ちゃんの寝息。

 もうすぐお昼になりそうだけど、お兄ちゃんはまだ寝ている。

 たまに目を覚ますんだけど、また寝てしまう。多分、今、三度寝くらい。

 展望台から帰ってきてそのまま、お兄ちゃんも私もベッドで寝てしまった。

 車の中で寝てはいたけど身体は痛かったし、ほっとしたせいで緊張の糸が切れちゃった気がする。お兄ちゃんは、私よりもっと眠そうだった。

 お兄ちゃんは朝ご飯の時間に起きられなくて、私が百果さんにOKをもらって部屋に持ってきたのだけど、まだそのままになっている。

 そういう私もやっぱり疲れてて、朝ご飯が終わってシャワーを浴びたあと、お兄ちゃんの隣で少し寝ていた。目が覚めたので、ちょっと宿題をしている。

 だけど、あんまり集中できてない。

 かりかり。かりかり。

 ちょうど切りの良いところまで来てしまったので、そこであきらめることにした。

 今日は調子が出ない。

 寝不足のせいもある。まだすっきりしてない。

 だけど、一番の理由はそれじゃなかった。

 私は勉強道具をしまって、お兄ちゃんを見る。こっち側を向いて、まだ寝てる。

 私は吸い寄せられるように近づき、お兄ちゃんの胸元に潜り込む。

 すんすん。

 すんすん。

 そして私は、その行為を再開してしまう。

 今日はどうしてもダメだった。

 お兄ちゃんと仲直りしたせいなのか知らないけど、私の身体が、お兄ちゃんの匂いをずっと求めている。

 朝ご飯のあとも、私はお兄ちゃんの胸元でTシャツ越しに、お兄ちゃんの匂いをずっとかいでいた。気づいたら寝ちゃってたけど。

 お兄ちゃんは帰ってきてから、シャワーも浴びてない。だから、汗臭い。

 だけど、その汗臭さの中にある、ほんのりと甘い匂いに、私の本能がずっと反応している。 

 もぞり、とお兄ちゃんが動く気配がした。

 そして、頭に暖かいものが触れる。

 私はそのまま鼻を押しつけ、お兄ちゃんに頭をなでられる。

 今日、ちょっとやばいかも。

 身体が熱くなるのを感じながら、私は心地よさに逆らえなくて、お兄ちゃんの手と胸板に甘えていた。

 結局お兄ちゃんが起き上がった時にはお昼の時間を過ぎていた。

 お兄ちゃんは朝ご飯をお弁当に詰め直してもらったやつ。私はそれとは別に、百果さんからもらったお昼用のお弁当。

「暗いな」

 窓から外を見ながら、お兄ちゃんがそう言った。

「うん、曇ってる。だんだん天気悪くなるかもだって」

 私はお姉さんから天気予報を聞いて、知っていた。雨が降るかもしれないらしい。日の出の時はあんなに晴れていたのに。

「一昨日もけっこう降ったよな」

「そうだね」

 一昨日は逆で、朝に雨が降って、昼くらいにはすごくいい天気になった。だから、遊びに行けた。

 だけど、これから天気が悪くなるかもってなると、難しい。自転車で移動してるから、雨が降ると大変だ。

「どうしよっか」

「うーん……」

 口に入れたご飯をもぐもぐと噛みながら、お兄ちゃんは唸った。

 今日の予定が決まるきっかけになったのは、私達のご飯が終わって、お兄ちゃんがシャワーを浴びに行ったときのことだった。

 私が何となく部屋を出て、階段を降りると、バンのトランクのところに人がいた。お姉さんと百果さんだった。なにか慌ただしそうにしている。

「あっ、はるちゃん、ちょうど良かった」

 それでもお姉さんは、私を見つけると、その手を止めて私に笑いかけた。

「何かあったの?」

 私はお姉さんに近づく。お姉さんは見たことがないベストを着ていた。ポケットが一杯あって、近くの工事現場の人を思い出すようなベスト。

「わたし、別のお仕事で何日か隣の島に行くことになったんだ」

 一昨日の雨。こっちの島ではただの通り雨だったんだけど、隣の島ではかなりすごい雨だったらしい。それで、隣の島の調査といろんな修理で、急に人が必要になって。

 お姉さんは、こっちの島のそういう仕事(レンジャーっていうらしい)もやってるって、そういえば一昨日の夜に聞いた。そのお姉さんが、向こうの島のお手伝いに狩り出されたらしい。

「今から?」

「うん、船出すよ。百果ちゃんに港に送ってもらって」

 隣の島への定期船が出るのは朝で、もう船は出てしまっている。だけどお姉さんは港に自分の船を置いていて、隣の島に自分で行けるらしい。

「宿の方は百果ちゃんに任せるから、よろしくね。まさくんいるから大丈夫かな?」

「うん」

 私は素直にうなずく。お姉さんのおしごとの邪魔はできないし、お兄ちゃんがいるから寂しいってこともない。

「向こうに着いたら連絡するよ」

 お姉さんはそう言い残すと助手席に乗り、わたしに手を振りながら、百果さんと共に宿を出て行った。

 ドアの前で、なぜか一度深呼吸した。せめて一回、頭をすっきりさせる。

 ドアを開けて部屋に入ると、お兄ちゃんはまだシャワーから出てきていなかった。

 なーんだ、と思いながら鍵を閉めて、机の前に座る。

 お兄ちゃんがシャワーから出てきたのは、それから数分後のことだった。

 お兄ちゃんにお姉さんからの伝言を伝えると、お兄ちゃんは無感動に「そっか」とだけ言った。

 直後、ドライヤーの音が部屋に響く。私は、お兄ちゃんをじっと見る。お兄ちゃんは私に背を向けて、部屋着のTシャツと短パン姿で、髪を乾かしていた。

 だけどお兄ちゃんの髪は短い。一分も経たず、ドライヤーの音は止む。

 そして、お兄ちゃんは窓の外を見て。

「一日くらい、外出なくてもいっか」

 と言った。

 お兄ちゃんがエアコンのリモコンを触り、エアコンがぴっ、ぴっと二回音を立てる。そして遮光カーテンをしっかりと閉めて、部屋が少し暗くなる。 そしてお兄ちゃんは、私の右隣に座って。

(えっ)

 私のキャミに手をかけた。

 腰からまくり上げられて、お腹に涼しい空気が当たる。

 ちょっとびっくりしたけど、私が両手を上に上げると、キャミがするすると、上半身から抜かれていく。

 キャミソールの下には何も着けてない。

 だから、これで私はトップレス。

 お兄ちゃんがキャミを軽く畳むのを、私はじっと見ていた。

「どんな気持ちだ?」

 畳んだキャミを床に置いて、お兄ちゃんは言う。

「恥ずかしいよ」

 私は答える。

 カーテンを閉めても、電気はつけっぱなし。だから私のおっぱいが、お兄ちゃんにばっちり見えてる。

 だけど、お兄ちゃんが聞きたいのは、きっとそれだけじゃないのも分かってる。

「でも、うれしい」

 そう答えた。

 多分、普通の女の子なら、もし相手がカレシで二人きりでも、いきなり服を脱がされたら、おっぱいを隠そうとすると思う。

 だけど、私はそんな気にならない。

 もしかしたら、前だったらそうしてたのかもしれない。だけど今の私は、そんな私を知らないし、もし知ってたとしても、その気持ちはわからない。

 それがお兄ちゃんに変えられちゃったせいだ、っていうのは、わかってる。

 だけど今の私にとっては、お兄ちゃんに私のおっぱい見られたら、嬉しい。だって、お兄ちゃんに大きくしてもらったおっぱいだよ? 見られて嬉しくないわけないじゃん。

「ちゃんと変わってるな」

 そう言って、お兄ちゃんは私の頭を一度、ぽん、と叩いてから、Tシャツを脱いだ。

 お兄ちゃんも、Tシャツの下には何も着ていない。だからトップレス。私と同じ。

 綺麗に日焼けしたお兄ちゃんの肌は、結構キレイ。

 それなりに筋肉もあるから、なんか、向こうに帰ったらモテそうな気がする。

 えー、それやだな。今のうちにちゃんと所有権主張しないと。そう思って、お兄ちゃんにしなだれかかる。

「ツタ入れるぞ」

 お兄ちゃんに左腕で抱き留められながら、私はお兄ちゃんのツタが首から入ってくるのを感じていた。

 痛いのは最初だけで、すぐに気持ちよくなる。私はそれを知っている。

「あっ……」

 だけど、私の声が漏れたのは最初だけだった。気持ちよくなる前に、止まっちゃう。

 あれっ、と思って顔を上げると、お兄ちゃんがこっちを見ていた。

《聞こえるか?》

《うん》

 ツタから声が聞こえる。すごくクリアで、お兄ちゃんと直接繋がってるのが分かる。

「いきなりしてもいいけど、せっかく時間があるしな」

 お兄ちゃんがそんなことを言ったので、何となく、身体の力が抜けた。ちょっと拍子抜けっていうのもあるけど、そういえば、こんな気分でお兄ちゃんとゆっくりするのは久しぶりだった。最近ずっと、ヘンな場所ばっかりだったし。お外とか車の中とか。

 私はお兄ちゃんにしなだれかかったまま、後ろのベッドに頭を預ける。髪の毛と、あとツタに気をつけながら。

「よく育ったな」

 お兄ちゃんがつぶやいて、ベッドに頭を預けたまま、私は思わずお兄ちゃんの方を向いた。

「ほんっと、おっぱい好きだよね」

 ちょっと呆れながら、言う。これ言ったの何回目だろ。

「悪いか?」

 でもお兄ちゃんは悪びれないで、そういう風に言い返した。

「男はおっぱいが好きなんだよ。お前も知ってるだろ?」

「……そうだけど」

 クラスメイトの男の子たちを思い出しながら、答える。

 きっと夏休みが終わったら、私はこれまで以上に視線を向けられると思う。別に見られるのは嫌じゃないけど、男の子って単純だなあ、って気もする。

「あっあっ」

 唐突に、ちょっとツタでくすぐられる。気持ちいい。おっぱいのことを考えていたせいか、私のおっぱいが少し揺れるのを感じた。

「スリーサイズは?」

「ん? ……はちじゅうに、ごじゅうなな、はちじゅうさん」

 むねに、こしに、おしりに。

 自分で手を当てながら、数字を言う。お兄ちゃん、知ってるくせに。

「カップは?」

「でぃーかっぷ」

 えー、びー、しー、でぃー。

 最初はAですらないくらいぺったんこだったのに。

 Dだってさ、D。

「よく育っただろ?」

「うん。ノーブラだと、ちょっと重い」

「そうか」

「うん」

 結構重い。私は両手で、下からおっぱいを支える。

「あっあっ」

 その途端、また軽く「ぐちゅっ」てされた。思わず、おっぱいでひとりえっちしそうになる。

「もう、お兄ちゃぁん」

「はは。Dカップって、大人でも大きい方だよな」

 笑いながらお兄ちゃんにおっきいおっぱいを褒められて、私はうれしくなる。気分がだんだんとろとろしてきた。

 お兄ちゃんに何されてもいいように、身体が勝手に準備を始めている。

 私はおっぱいから手を離して、だらんとした。

「エロいおっぱいだな」

 セクハラみたいな言葉だった。だけど、全然嫌な感じはしない。

「うん、私もえっちなおっぱいだと思う」

 おっきいし、きれいだし、触られると気持ちいい。

 男の人が見てどう感じるのかは女の私には分からないけど、えっちなことが好きにされた私にはぴったりなおっぱいだと思う。

「あっあっ」

 また、「ぐちゅっ」ってされる。

「口に出して言ってみろ」

「え、うん。……私、えっちなこと好き」

 その言葉は、今の私に、しっくりハマった。

 私は思わず、お兄ちゃんを見る。

「ちょっと『調整』してみた」

 にやり、と笑う。

 調整、という言葉の意味が、何となく分かった。

 私は確かに、前からえっちが好きだった。だけど、ちょっとだけ、違和感みたいなものがあった。

 まるで、完成したはずのジグソーパズルのピースが一個、ちょっと浮いているみたいな感じ。

 それが、パチリと、綺麗に入って。

「うん、私、えっち好き。えっち大好き」

 頭をベッドに預けたまま、私はお兄ちゃんを見る。

「私、えっちな女の子になっちゃった」

 私をえっちにした張本人であるお兄ちゃんに、私は宣言した。

 だって、嬉しかった。

 お兄ちゃんが、私を一人前の魔女だって、認めてくれた気がしたから。

 私自身のえっちさを理解できたとき、お兄ちゃんとえっちしたいと思った。

 だけどあんまり身体が動かなくて、そこでお兄ちゃんに、何かされてるかもしれないと思った。でも、こういう風に、頭だけベッドでだらんとしてるのも心地いいから、どっちでもいいや、って思える。

 えっちしたいな。お兄ちゃんに、ぐちゃぐちゃにされたい。こころも、からだも、あたまのなかも。

 するとお兄ちゃんも、私の隣に倒れてきた。

「やっぱり部屋だとほっとするなあ」

 お兄ちゃんは天井を見上げたまま、言う。

「だよね」

 私もそう思う。お外でするのはスリリングで興奮するけど、私はやっぱり安心できるところでする方が好き。

 私は、お兄ちゃんと二人きりの時間を、もっと過ごしたい。

 お兄ちゃんが私の手をやんわりと握ってくる。お兄ちゃんの指から出てるツタが、私の腕に触れる。

 お兄ちゃんが身体を少しだけ、私の方に傾けた。左手を私の右手と握ったまま、お兄ちゃんの右手が私に向かってくるのが見えた。

「あっ……」

 お兄ちゃんの右手が、私の肌を撫でる。脇腹のあたりをさわさわとされて、私の声が漏れた。

 日焼けしてるところは、敏感だ。

 ただでさえ敏感なのに、お兄ちゃんにいじられて、気持ちよくなりやすくなってる。

「ゃんっ……」

 脇腹をそろそろと撫でられちゃって、からだがゾクゾクする。

「触ってないのに乳首が勃起してるぞ」

「お兄ちゃんのせいじゃん……」

 お兄ちゃんにからかわれて、私はせいいっぱいの文句を言う。

 そう。お兄ちゃんのせいで、私はえっちになったんだから。

「……そうだな」

 なぜかちょっと低めの声でお兄ちゃんはそう言って、今度は私の首筋から指を這わせた。

「はぁぁっ……」

 おっぱいの谷間を通って、おへそまで。つつつっ、と。

 お兄ちゃんが指で、爪で、私の肌をなぞっていく。

 くすぐったくて、気持ちよくて、たまらない。

 そしたらお兄ちゃん、私の耳元に顔を近づけてきた。

「はんんっ」

 今度は耳たぶを軽く噛まれた。さらに肌を撫でられて、どんどん気持ちいいのがたまっていく。

「お兄ちゃん……っ」

 息が上がっていく。自分の吐息がうるさい。

 おなかの奥が熱い。

 えっちしたい。

 すごく、えっちしたい。

「ハルカ」

 耳元で囁かれて、ぴくっとした。くすぐったくて、気持ちいい。

「すげえエロいぞ」

 私は思わず、お兄ちゃんの顔を見る。

「……ほんと?」

「ああ」

 お兄ちゃんの目は興奮していて、真剣だった。そして、私の頭をなでて、笑った。

「これからはお前を、もっとエロく弄ってやるからな」

「――っ」

 そして、お兄ちゃんからの宣告に、息を呑む。

 しぎゃく的。

 確かそんな言葉だった気がする。漢字は覚えてないけど、友達の家で読んだ、ちょっとオトナなコミックで、見た覚えがある。

 お兄ちゃんの笑みは、そのときの「しぎゃく的」なやつにそっくりだった。

 ただ怖いだけの顔じゃない。私とするのが楽しそうな、お兄ちゃんの表情。ほんのちょっと怖いけど、それよりも「魔女」的に嬉しくなっちゃう、

 お兄ちゃんがちょっとカッコイイな、って思ったのと、

「あっ」

 私の頭が「ぐちゅっ」とされ始めたのは、同時だった。

「あっあっあっあっ、あっあっ、あっあっあっ」

 ぐちゅっ、ぐちゅっ、ぐちゅっ。

 音はしないけど、音が聞こえそうなくらい、私の頭の中がかき回される。

 たまらなく気持ちよくて、たまらなく嬉しい。

 あっという間にとろとろになって、お兄ちゃんのなすがままになる。

「あっあ゛っあ゛あ゛あ゛っ、あっおっ、おっお゛っあっ」

 お兄ちゃんのツタが、私の奥に入っていく。

 えっちな私が、もっとえっちになっていく。

 ぞくぅぅっ。

「あひゅんっっ!?」

 突然、私の口から変な声が出た。全身が感じたことないくらい甘く痺れて、身体に力が入った。

「ここだ」

 お兄ちゃんが短くつぶやく。そして。

「あ゛っ♥」

 すごい声が出た。びくっ、と身体が跳ね上がって、とろけそうな甘い痺れが身体中をかけめぐる。

 びっくりするくらい気持ちいい。あまりの衝撃で、気持ちいいのかが一瞬分からないくらいに気持ちいい。

「あ゛っ♥ あ゛っ♥ あ゛あ゛っ♥」

 びくっ! びくっ! びくっ!

 何回もなんかいも、びくんってなって、びりびりする。そしてすぐ、気づく。

「あっイくっ」

 私のくちが勝手に、お兄ちゃんに教える。もうイきそう。

「イくっ、やだイくっ」

「イけよ」

 いきなりすぎてもっとゆっくりしたいのに、頭がどんどんまっしろになっていく。

 どんどんきもちよくなっていく。

 そして。

「ほらイけっ」

「あ゛っ♥」

 ぱちん! って、あたまがバクハツして。

「イくイくっ、イっくぅぅぅぅ♥」

 あっという間に、イってしまった。

「お兄ちゃん、何したの」

 呼吸を落ち着かせながら、お兄ちゃんに聞く。まだ、身体が少ししびれてる。

「分かるか?」

「分かるよ」

 私は、何かされた。何かは分からないけど、今までされたことがないことをされたって、なんとなく分かる。

 するとお兄ちゃんは。

「それはだな」

 と言って。

 ぱちんっ!

「あっ、あっ♥ イくっ! イくっ!? イくイくイくぅぅぅぅ……っ♥」

 頭の中で音が鳴ったような気がしたと思ったときには、私は再びイっていた。

「気持ちよかったか?」

「うん、なにこれ……」

 突然の絶頂がやっと落ち着いて、私は素直に答えた。

 一瞬でイったのに、普通にイったのと同じように、全身がビクビクして、苦しくて、すごく気持ちいい感じだった。

「お前の脳のここ、わかるか?」

「あっ、あっ、うん」

 たぶん――私の頭の奥の方にあるなにかを、お兄ちゃんのツタが触っている。

「ここから頭が真っ白になるんだよ、お前がイくとき。だから逆に、ここを刺激するとお前の脳がイくようにした。抵抗できないぞ?」

 私はお兄ちゃんを見た。お兄ちゃんは微笑んでいる。まな板の上のエモノを弄んで、うれしいのを抑えられないって顔してる。

「そうなんだ」

 だから私は。

「おにいちゃん」

「ん?」

「ぎゅってして」

 お兄ちゃんがきょとん、として私を見つめた。

「ぎゅって」

 もう一度言ったら、お兄ちゃんはのそりと起き上がって、寝転がったままの私に、ゆっくりと覆い被さった。

 お兄ちゃんの顔が目の前にくる。お兄ちゃんの胸板が、私の胸に触れる。気持ちいい。

 お兄ちゃんがゆっくりと私の背中に手を回して、私を抱き寄せる。お兄ちゃんの匂いが、私の鼻をかすめる。

 私も、お兄ちゃんの背中に手を回す。

 力を込めて。

「ちゅーして」

 そう言うと、お兄ちゃんの顔が私に近づいて、唇を奪った。お兄ちゃんのベロが入ってきて、私のベロと絡み合う。

 そして。

《いま》

 ぱちんっ!

「あっ」

 ぐぅん、と背中が仰け反ってあっ、イくっ。すぐイくっ。

「んんぅぅぅ、んぅ、 んぅううううううっ…………♥♥」

 私は全身をびくびくさせて、あっけなくイった。

 お兄ちゃんに抱きしめられたままイくのは、しあわせで、きもちよかった。

「顔がドロドロになってるぞ」

「ふぇぇ……」

 お兄ちゃんはテーブルからティッシュを取り、私の顔を拭く。あれからさらに二回、お兄ちゃんの腕の中でイかされて、私はふにゃふにゃになっていた。気持ちよかったけど、さすがに最後は苦しくなって、今は休憩してる。

「何か飲むか?」

「……むぎちゃ」

 お兄ちゃんは私にツタを刺したまま、ゆっくりと冷蔵庫に近づいていく。私がベッドを背にゆっくりと上体を起こすと、目の前にコップを差し出された。手がひんやりとするのを感じながら、水分を喉に落としていく。おいしい。

「思ったより気持ちよさそうだったな」

「そう?」

「ああ。よかった」

「でもさいごの一回よけいだった」

「悪い」

 最初はゆっくりしたいと思っていたはずなのに、しくみがわかって、これなら一番いいときにイけるかも、って思っちゃったのが失敗だった。しかも、お兄ちゃんにぎゅっとされたままイくのが思った通りにきもちよくて、さらに私の頭がおかしくなってしまっていた。

 苦しかったけど、余韻は心地良い。えっちがすっかり大好きになったことを実感する。えっちはきもちいいし、しあわせになれる。

 えっちが大好きだから、まだ、満足していない。

「ん?」

 何か物音がして、お兄ちゃんは窓に目を向けた。カーテンが閉まった向こう側で、確かに音がする。

 正体はすぐに分かった。

「雨か」

 雨粒が窓を叩く音だった。結構強い雨音だ。

「やっぱり出なくて良かったな」

「うん」

 うなずいて、麦茶を飲み干す。だけど口元が狂って、ほんのちょっとだけ漏れた。

「んっ」

「おっと」

 麦茶のしずくが、ぽたり、と私の胸に落ちて、裸のままのおっぱいにかかる。Dカップのおっぱいは、さっきからずうっと、お兄ちゃんに見えたままだった。お兄ちゃんがさっき使ったティッシュを再び手に取り、垂れたしずくを拭き取る。

 お兄ちゃんの視線が、私のおっぱいに向かっている。

「やばい……」

「ん、どうした」

「また、嬉しくなっちゃう」

 表情が緩むのを我慢しようとして、できない。反射的にお兄ちゃんから顔を背ける。

「順調に洗脳されてるな」

「んもう」

 私は言葉で抵抗するフリをしながら、お兄ちゃんに向けて胸を突き出した。

 そして。

「……私、洗脳されてる?」

 私が聞き返すと、お兄ちゃんがはっとしたような表情になったのがわかった。

「ふふっ」

 私は笑った。何も言わないお兄ちゃんは、口元に手を当てている。

 洗脳。

 その言葉をお兄ちゃんの口から聞いたのは、たぶん初めてだ。それはお兄ちゃんのインキュバスとしての能力。そして、優しくて頼りがいのあるお兄ちゃんが持っている、もう一つの本性。

 お兄ちゃんが私の頭の中でしていることが洗脳だっていうことは、もちろん前から分かってた。お兄ちゃんも持っていた「あの小説」に、そう書いてある。だから、私が知ってるって、お兄ちゃんもわかってることだ。だけどお兄ちゃんは、私に遠慮していたのか、その言葉を言わなかった。

 お兄ちゃんの欲望が、やっと、私に遠慮なく向けられた気がした。

「お兄ちゃん」

 私は身体をベッドから離して、お兄ちゃんに抱きついた。お兄ちゃんは少しびっくりしたように、私を抱き留める。上半身がお互い裸のままで、肌が触れる。お兄ちゃんの肌は、男の人らしく、少しごつごつしている。

 お兄ちゃんに洗脳というインキュバスの「牙」を向けられるのは、怖いけど、嬉しい。それをしてくれるのは、お兄ちゃんが私を彼女として認めてくれているから。

 だけど、それとは違う思いも、私には渦巻いていて。

 だから私は、お兄ちゃんの耳元で、どうしても、それを言わずにはいられない。

「お兄ちゃんに洗脳されちゃう前に、私がお兄ちゃんを虜にするんだから」

 確かにお兄ちゃんは、私よりずっと年上だ。でも、お兄ちゃんがインキュバスなら、私はサキュバスだ。しかも、私の方が、血が濃い。

 お兄ちゃんに一方的にやられちゃうのを、「魔女」として、すんなり受け入れるわけにはいかない。

「ふぅぅん?」

 喉を鳴らしたような低い声を聞いて、さぁっと、私の血の気が引いていくのを感じた。

 あ、まずい。と思ったけど、もう遅い。

 私の言葉は、「魔女」としての宣戦布告だった。前からちょっと思っていたことだったけど、今、それを言うのは、タイミングが悪すぎた。

 だって今は、私の頭に、お兄ちゃんのツタが刺さっているから――

「……言うようになったなあ」

 ――でも、その次に出てきた言葉は、私を軽くからかうような声色。

 お兄ちゃんが、私の頭をぽん、と叩く。

 私は顔を上げて、お兄ちゃんを見る。

 お兄ちゃんは私を見て、微笑んでいる。それは私がよく知っている、お兄ちゃんの表情だった。

「じゃあそれなら、もう少し魔女らしい言葉を使わないとな」

 でもお兄ちゃんは、やっぱり私を許してくれなかった。

「んお゛っ」

 突然、びくんっ、として、何かされそうなのがわかった。ふわっとして、また私がぼやけていく。腕に力が入って、お兄ちゃんを抱きしめてしまう。

「あっ、あっ!」

 今度はおなかが変な感じになる。じぃん、って、痺れるような感覚。その感覚は、さっきまで感じていた。すごく、えっちな気持ちになったときの感覚。特に、お兄ちゃんを、そこに受け入れたくなったときの――。

「あっあっ、あっ、あっ」

 じぃん、じぃん、ってするたび、とろとろと、私の熱いのが中から溢れてくる。

「あんっ、あんっ、あ゛ひっ」

 すぐに、まるでお兄ちゃんが入っているみたいな感覚になって、私の声が止まらなくなってきた。私のそ こが、すごく、熱くなって。

 思わず仰け反って、私の腰が   こをこすりつけるみたいにうごいて。

「あっ、あっ、あふぅんっ♥」

 すっごく色っぽい声が出て、私はお兄ちゃんにして欲しくてたまらなくなっていた。

「あんっ♥ あんっ♥ ああっ♥」

《はやく、はやくっ》

《もう少しだ》

 びくんっ! びくんっ! びくんっ!

 ぴかっ、ぴかっ、ぴかっ、と、頭の中で何かがチカチカする。そのたびに、私の頭の奥になにかが焼きついていく。

「だめっ、だめぇっ♥ おかしくなっちゃうぅ……っ♥」

 予感がした。これは、いつもとちがう。きもちいいけど、さっきより、こわいきもちよさ。私がかわるんじゃなくて、まるで、くずれていくような。

 私は思わず、頭を振って抵抗する。だめ。このきもちよさ、流されちゃだめ。イっちゃだめ。きっと、もどれない――。

 でも。

 ぱちん!

「あおおおおおおおお♥ お゛♥ お゛お゛っ♥ イっ♥ イく♥ イっっっっくぅぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛……っ♥♥♥」

 もう抵抗できないんだった――とおもうまえに、わたしのあたまはまっしろになっていた。

「イっちゃった……」

 荒くなった息を整えながら、お兄ちゃんの腕の中で、ぽそりとつぶやいた。

 今日だけでもう何回もイかされてるけど、今の気持ちよさは段違いで、すごい声が出ちゃった。

「凄い顔してたぞ」

「~~~~っ」

 からかうような声に、私の顔が真っ赤になる。イくのをガマンするのに必死で、お兄ちゃんに見られないようにするのを忘れてた。

 だけど、お兄ちゃんに抱きしめられたままの私は、そこから動けない。おまんこでえっちしてないからイった回数ほどはきつくないけど、今のは気持ちよすぎて、結構疲れた。

「んっ」

 指の仕草でお兄ちゃんに求められて顔を上げると、唇を塞がれた。二回、三回と、お兄ちゃんと軽いキスをする。深くイった後のキスは、ちょっと特別な味がする。

「お兄ちゃん、脱いでいい?」

「ん?」

「もうびしゃびしゃ」

「ああ」

 ショーツから感じるじっとりとした感覚。きっとパンツまで染みてる。おまんこが濡れすぎて、これ以上穿いてると気持ち悪く――

 おまんこ?

 一度引いたはずの赤みが、急激に私の顔に戻ってきた。私がおまんこを「おまんこ」と考えたことに、私の羞恥心がすごく刺激される。

「お、気づいたな」

「お兄ちゃんっ!」

 犯人がニヤリと笑って、私は思わず犯人の名前を呼んでしまう。

 おまんこ。それは女の子が持っているもの。私にもついている、お兄ちゃんとえっちするときに使う場所。

 もちろん、私もおまんこという言葉を知ってはいた。だけど、これまで絶対におまんこを「おまんこ」って考えてなかったのは間違いないのに、おまんこのことを「おまんこ」としか思えなくなってるのが、おかしすぎる。おまんこのことを「おまんこ」って考えたくないのに、頭に「おまんこ」という言葉が浮かんで、ものすごく恥ずかしくなる。

「ほら、脱げよ」

 でも、お兄ちゃんからそう言われると、お兄ちゃんを怒りたいのに、脱ぎたいっていう気持ちが強くなってしまう。仕方なく、私は膝立ちになって、パンツとショーツに手をかけた。

 ねちゃっ、ていう感触を残して、ショーツが私のおまんこから離れる。あっ、またおまんこって考えちゃった。恥ずかしい。でもお兄ちゃんにおまんこが見えちゃって、また私の頭におまんこっていう言葉が浮かぶ。

「ぅぅぅぅぅぅぅ~~~~~~っ」

 恥ずかしくて恥ずかしくて、だけどお兄ちゃんの前でパンツとショーツを脱げたのが嬉しくて、私は唸ることしかできなかった。

「すげえな。ショーツがボトって落ちたぞ」

 さらにからかってくるお兄ちゃんの言葉に、私はおまんこがそれだけ濡れてるってことを意識してしまう。

 私のおまんこは、濡れやすいみたい。誰かに聞いたわけじゃないけど、スマホで一回調べたことがある。

 意識するほどにおまんこのことを考えちゃって、私の顔はずっと真っ赤だった。

 私が自分の考えに混乱している間に、お兄ちゃんも腰を浮かせて、ハーフパンツに手をかける。そのまま中のパンツも下ろして、お兄ちゃんのおちんちんが顔を出した。

 おちんちん。

 私は思わず顔を手で押さえて、うつむいた。

 おちんちん。おちんちんも、「おちんちん」としか考えられなくなってる。恥ずかしくて、顔から火が出そう。

 だけど、クラクラしている私の頭とは裏腹に、私の腰はへなへなと、お兄ちゃんの方に崩れていく。

 そして、口を開こうとして。そこで、さらに顔が熱くなる。

「どうした?」

 私をこんな風にした張本人は、全てをお見通しな様子で、私の顔をのぞき込んでいる。今も刺さっているツタをバチンと弾き飛ばしてやろうかって一瞬思ったけど、どうやれば弾き飛ばせるのかは分からないし、さすがに今されたことの仕返しのためだけにそんなことはできない。

 一呼吸。気持ちを決めるために大きく息をして。

「お兄ちゃん、……入れていい?」

(おちんちんを、おまんこに)

 頭の中で、二つの言葉を思い浮かべて。

 きっと、真っ赤な顔のまま。

 私にかけられた洗脳を振りほどけないまま、私はそう言った。

 私はお兄ちゃんと向き合うようにしたまま、お兄ちゃんのおちんちんに手を伸ばした。

 指に触れたおちんちんは、固くて、熱くて、ちょっとピクピクしていて。そして。

(ほんとに、おっきい)

 他の男の人のおちんちんなんてほとんど見たことないけど、お兄ちゃんのおちんちんが大きいのは間違いないと思う。お兄ちゃんのおちんちんを触るたび、お兄ちゃんのおちんちんが私のおまんこに全部入っちゃうってことにびっくりしてしまう。

(恥ずかしいよぉ)

 そして、おまんことおちんちんのことを考えてしまうことが恥ずかしくて、私の頭が茹だってきちゃっていた。お兄ちゃんとえっちするようになって結構経ったけど、ついさっき、おまんことおちんちんという言葉を植え付けられてから、急におまんことおちんちんのことをすごく考えるようになってしまった。

 でも、そんなことで恥ずかしがってる暇がないほど、おまんこが切ない。さっきから何回もイってるのに、おまんこは置いてきぼりだった。もうガマンできない。

 私はおちんちんに手を添えながらお兄ちゃんにまたがって、ゆっくり腰を下ろす。おまんこがおちんちんにちょっと触れて、それだけで早くおちんちんをおまんこに入れたくなる。

 おちんちんの先がおまんこに潜ったのを感じ、私は意を決して、ゆっくり腰を下ろした。

「あっ、あああっ」

 大きいおちんちんがおまんこを押し広げて、すごく擦れる。私の口から声が溢れていく。それでも、気持ちいいことが待っているのを知っているから、思い切っておちんちんをおまんこで呑み込んでいく。

「あっ、あっ」

 ヘンなところにあたって、一瞬、おしっこが漏れそうな感じがしたけど、さすがに耐えた。めりめりと音を立てそうなくらいにきついけど、前よりは少しおまんこが慣れてきた気がする。

「んぅ゛っ」

 おちんちんが根元まで入ると、私の奥の方に当たって、ちょっとヘンな声が出る。腰をちょっとずつ動かしてイイ感じのところを探すと、ふと、おちんちんがおまんこの中にピッタリはまる感覚があった。

「あっ、ここきもちいい」

「んっ」

 私のおまんこがきゅっ、て締まって、今度はお兄ちゃんがうめいた。体勢のせいかはわからないけど、お兄ちゃんのおちんちんが、おまんことくっついちゃいそうなくらいピッタリはまってる。

「吸い付いてるな」

 お兄ちゃんもそう感じてるみたいなことを言った。

「しばらくこのままでいい?」

「ああ」

 おまんこがみっちりしたおかげで、苦しいけどちょっとだけ落ち着いた私は、手を自分のお腹に当てた。ぽこん、とした感触が手に当たる。

 本当に、お兄ちゃんのおちんちんが、ここに入ってる。

「へへ……」

「……どうしたハルカ」

「べつに?」

 そう、べつに。別に、何も変わってないハズなんだけど。

 おまんことおちんちんを意識すると、恥ずかしさの向こうに、ちょっとうれしさを感じるのも事実だった。

 私達、ほんとにえっちしてるんだ。私のおまんこが、お兄ちゃんのおちんちんを受け入れているんだ。

 ぶるぶるっ、と、突然、身体が震えて、一瞬頭が真っ白になった。

 イってはないと思うけど、たまらなくきもちよかった。

「いい顔したな,今」

「ほんと?」

「ああ、なーんも考えてない顔してたぞ」

「ほめてない」

「褒めてるぞ」

 ちょっとだけむくれた私に手を伸ばして、お兄ちゃんは私の頭をなでた。

 むっとした感情が、あっという間に流れ落ちていく。おちんちんに嫌な感情を無理矢理ほどかれるみたいに、頭がぼうっとする。

「きもちよくなりたくなってきちゃった」

 ほんの少し落ち着いていた私のおまんこが、またもやもやしてくる。「うごいていい?」って聞いたら、「いいぞ」って言われたから、私はゆっくりと腰を上げた。

 あっ、きもちいい。

 おまんこがおちんちんに擦れて、背中がぞくぞくっとする。今度はゆっくり腰を下ろすと、おなかの中がぎゅっと圧迫されて、頭がちかちかする。

 おまんこの中から出てきてた、どろどろな液体が、おちんちんを伝って溢れていくのが分かる。

「ねえ、おにいちゃん」

「うん?」

 一往復したところで、私は腰を止めて、お兄ちゃんに言う。

「わたし、ちょっとやばい」

「え?」

「きもちよすぎちゃう、かも」

 かも、じゃなかった。もう、きもちよくなりすぎていた。

 このままきっと、私がぐちゃぐちゃのばらばらになるって、わかってしまった。

 だから、せめて。

「ちょっと、ゆっくり、したい」

 お兄ちゃんに甘えて、少しでも時間をかせぐ。しっかりとお兄ちゃんの肩に手を回して、身体を安定させる。

 そして、腰をもう一回浮かせる。

「ぅぁっ」

 ちょっと声が出て、じぃん、って全身がしびれる。

「ぁっ♥」

 腰を下ろすと、おなかが苦しくなって、あたまがちょっとシアワセになってしまった。

「大丈夫か?」

 お兄ちゃんが気を遣ってくれてるのか、そう言ってくれる。

「だいじょうぶじゃない」

 お兄ちゃんにすぐそう言ったのは、私が内心、もう降参していたからだった。

「たぶん、すぐぐちゃぐちゃになっちゃう」

「そうか。そんなに気持ちいいか?」

「うん、きもちいい」

 きもちいい。おまんこがすごくきもちいい。

 あたまがおかしくなりそうなくらい、おまんこがきもちいい。

「なにかした?」

「してないぞ」

 だよね。そうおもった。変わったのは、私がおまんことおちんちんを意識するようになったことだけ。でも、思わずお兄ちゃんにたしかめたくなるくらい、昨日のえっちよりきもちよくなっていた。

「しばらく自由に動いていいぞ、俺はまだ我慢できる」

 お兄ちゃんがそう言ってくれたから、私はおことばに甘えて、ゆっくりと腰を上下させる。

「あっ♥ あっ♥ ああっ♥ あっすごいっきもちいいっ♥」

 おまんこが火を噴きそうなくらいの快楽が、私の全身を、あたまのなかを直撃していく。お兄ちゃんのおちんちんを、私のおまんこに出し入れしてるって思ってるだけで、あたまが真っ白になりそうになる。

「ああっ♥ あああぁ……ぁっ♥」

 ぐりっ、て腰をおしつけたら、頭の中がぴかっとして、いっしゅん動けなくなった。

「ハルカ……顔がすごいぞ」

「ふぇぇ……?」

「俺以外のやつに絶対見せちゃいけない顔になってる」

 わかる。きっと、えっちで頭一杯で、ばかな女の子の顔になってる。だって、今の私はえっちで頭一杯で、ばかになってるから。きっとそのうち、もっとばかになって、きもちいいとおにいちゃんすきすきしかなくなるよ。

「そんなにいいか?」

「うん、いいっ、あ゛っ♥」

 膝を使っておまんこをうえにしたにうごかすと、おまんこがぐりぐりっとなって、あたまのなかがばちばちする。どろっとしたのが、またおまんこの奥からわいてくる。

「お前がギブアップするまで待ってやるぞ」

 お兄ちゃんがやさしいんだかひどいんだかわかんないことを言う。すぐイっちゃいたいきもちと、もっとしたいきもちがあって、私はおまんこのきもちいいところをおちんちんにこすりつけた。

「はう゛ぅっ♥」

 びくびくんっ! てして、めのまえがまっくらになる。めをあけてるのに、なにもみえなくなる。

「びっちゃびちゃだ、すげえ」

「だってきもちいいもん」

 お兄ちゃんをぱっと見て、すきすきってきもちが口から出そうになった。あ、限界かも、っておもう。

 だからいっかい止まって、お兄ちゃんに言った。

「ねえ、おにいちゃん」

「ん?」

「わたしがはなしできなくなったら、ぎぶあっぷだとおもって」

「……わかった」

 それだけいいのこして。私はおもいきってこしをうごかして、おまんこでおにいちゃんのおちんちんをしごいた。

「あ゛っ♥ あ゛っ♥ あ゛あ゛っ♥ あ゛っ♥」

 きもちいい。きもちいい。きもちいい。おっきいおちんちんがわたしのおまんこをごりごりしてるって思うと、やっぱりえっちだいすきって思う。

「ああ、あ゛っ♥ あ゛っ♥ すき、すきぃっ♥」

 すきすきなきもちが、はるかからあふれていく。だって、えっちだいすきだし。お兄ちゃんだいすきだし。

 お兄ちゃんはやさしくて、はるかがすきすきになってダメダメになるまでまってくれてる。そんなお兄ちゃんがすき。きもちいい。きもちいい。

「すき♥ しゅき♥ あ゛っ♥ あ゛ーっ♥ あ゛ーっ♥ い゛いっ♥ い゛いっ♥」

「おーい、ハルカ?」

 すき。きもちいい。すき。おにいちゃんすき。すき。すきすき。すきすき。すきすき。いい。あっきもちいい。ここもっと。あっきもちいいっすきっ。

「……じゃあ、いくぞ」

 ずちゅっ!

「おお゛っ♥♥!?」

 いきなりつきあげられて、はるかのあたまがまっしろになった。

 からだががたがたふるえて、とまらない。

 きもちいい。おまんこがこわれそうなくらいきもちいい。

 ずちゅっ! ずちゅっ! ずちゅっ!

「おお゛っ♥♥ おほぉ゛っ♥♥ ぉ゛ぉ゛ぉ゛っ♥♥」

《すきっ! すきっ! これすきっ!》

 すきすぎて、そうおもって、でもこえがでない。

 やばい。おまんここわれそう。おまんここわされそう。おまんここわれちゃう。

 でもおまんこきもちいい。

「ぉ゛ぉ゛っ♥♥ あ゛っ♥ あ゛ひぃっ♥♥♥ あ゛っ♥」

《すげえな、お前。本当に大丈夫か?》

 おにいちゃんがなんかいってるけど、なにいってるかわかんない。

 きもちよすぎて、なんにもわかんない。

 あ、でも。

「あ゛っ♥ あ゛っイっ♥ イくっ♥」

 イきそうなのがわかった。あたまのなかがもうまっしろで、なんにもわかんなくて、でもイくのだけわかる。

「イくっ♥ イくっ♥ イくっ♥ イくっ♥」

 まっしろなあたまがもっとまっしろになって、おまんこがばくはつしそうになる。

「ほれイけ、ほれ」

 ずちゅっ! ずちゅっ!

 ああイく、ほんとイく、イく,イく、イく、イく……っ!

「イぐっ♥ イ゛っ♥ イ゛っ♥ イ゛イ゛イ゛イ゛イ゛っくぅぅぅぅぉぉぉぉお゛ほぉお゛お゛お゛お゛っ♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥」

《タコみたいな顔になってる》

《ひどい、おにいちゃん》

《感じすぎだろお前》

《だってきもちいいしまだイってるし》

 きがついたら、のけぞって、うえむいて、へんなかおして、くちをつきだして、はるかはイっていた。

 あたまは少しずつもどってきたけど、からだがまだイってて、とまらない。

 びくびく、びくびく、からだがふるえてて、おまんこがぎゅうってしてて、「お゛お゛お゛」ってひどいこえでちゃって、あっきもちいいっ。

《すげえ深いイき方してるな》

 ああ、こういうのが「深い」っていうんだ。これはじめて。

 そしてやっとひどいこえがとまって、からだから力が抜けていく。

「ほれ」

 お兄ちゃんからコップを差し出される。そこには麦茶。出しっぱなしになっていたポットから注いでくれたものだった。

 コップを手に取って、ゆっくりとそれを飲んでいく。出しっぱなしだったから、さっきより少しぬるいけど、おいしい。汗とか出てるし、喉疲れてるし。

「ところで、ハルカ」

 おかわりして、麦茶をもう一杯飲みきったところで、お兄ちゃんが言う。

「俺、まだイってない」

「……うん」

 知っていた。

 お兄ちゃんのおちんちんは、今も大きくて固いまま、私のおまんこに突き刺さっている。

「おにいちゃん、なんでそんなよゆうなの?」

「何でだろうな」

 展望台でも結構ヤったからな、とお兄ちゃんはつぶやく。でもそれ、私も同じだよ。最後の方覚えてないけど。

「というわけで、俺がイくまで付き合ってもらうぞ」

「……まじ?」

「マジだし、お前のマンコもまだ足りないって言ってるぞ」

「うぅ……」

 何度もイって疲れたのは本当。

 だけど、私のおまんこが続きを求めているのも本当だった。私のおまんこは、今もお兄ちゃんのおちんちんを食い締めて、刺激を求めている。

 そしてその欲求はおまんこから、私の全身を揺さぶっていく。

「……またしたくなってきちゃった……」

「だろ?」

 そのことに気づいたら、もう、気持ちを止められない。

 今からまた、えっちしたい。おまんこ気持ちよくなりたい。

「ハルカ、俺にちゃんと掴まれ」

「え?」

 突然お兄ちゃんに言われて、私はわけもわからず腕と足に力を入れる。

 すると。

「あ゛っ」

 ふわりと体が浮いて、私は持ち上げられたことに気づき、慌ててお兄ちゃんにしがみつく。

 けど。

「あっ、だめ、だめこれっ」

 ずぅん、と重い快楽に襲われて、私は反射的に泣き言を漏らした。

 お兄ちゃんが立ち上がって、私はお兄ちゃんに抱っこされた体勢で、しがみついている。

 私は足をついてない。

 だから、お兄ちゃんのおちんちんが、私の身体を支えている。だから、おまんこに力がかかって、すっごくこすれる。

「あっきもちいい……っ♥」

 身体がのけぞりそうになって、あわててお兄ちゃんにしがみつきなおす。

「あ゛っ♥」

 おちんちんが深く私のおまんこに刺さって、また濁った声が出た。

 私は宙ぶらりんで動けない。だから、刺激から逃げられない。

「あっだめ、これだめ、ほんとだめ、ぜったいだめ」

 私は必死で抵抗しようとするけど、抵抗する方法がなくて、泣き言しか出ない。

「ん、痛いか?」

 私の様子にお兄ちゃんが心配そうに言う。

「ちがう、これ、わたし、ぜったいだめになるやつ」

 身体が、声がぷるぷる震えるのを自覚しながら、私は腕に力を込める。

 私には、もう分かってる。

 これで私は、さっきよりきもちよくなって、またあたまばかになっちゃうんだ。

「そうか。……いくぞ」

「……うぁっ♥」

 お兄ちゃんが腰を揺らして、おちんちんが少し抜けようとする。

 すると、私のおまんこがお兄ちゃんに引っ張られるみたいに動いて、ぱん、と小さい音がする。おちんちんと、おまんこがこすれて、きもちよくなる。

 おちんちんが、おまんこの奥のほうに当たって、苦しいようなきもちよさ。どろり、と、おまんこの奥から何かが出てくるのを感じる。とっくにどろどろなのに、もっとぬるぬるになる。

 抵抗できない快感は、破壊的で、魅力的。

 私はそれをずっとお兄ちゃんに教え込まれて、身体が、脳が、心が、覚えてしまった。

「あ゛っ♥ お゛っ♥ お゛っ♥ お゛ほっ♥」

《またひっでぇ声出してんぞ》

《もうむりだって、がまんできない、きもちいい、きもちいいきもちいいからぁ》

 おにいちゃんのこしが揺れて、私のおまんこがこすれて。にごったあえぎごえが、とまらなくて。

 きもちよすぎてくるしいのに、それがきもちよくて。

 わたしはこわれたオモチャみたいに、きもちよくてこわれていく。

 ぱんっ!

「お゛♥ ほぉぉぉぉっ♥ あ゛っイぐっ♥ イくっ♥」

 はげしく、いっかい。

 それで、はるかのあたまがまっしろになって、びくんびくん、ってして、あっという間にイって。

「っ」

 お兄ちゃんが息をのむのがきこえた。

「遥、もうすぐイきそうだ」

 はるかはこたえられなくて、かわりに、おにいちゃんを、ぎゅっとつかむ。

 ほしい。

 ほしい。

 おにいちゃんが、ほしい。

 おにいちゃんが、もっとほしい。

 はるかを、こわしていいから。

 もっと。

 もっと――。

「お゛っ♥お゛っ♥お゛っ♥お゛っ♥♥お゛っ♥♥お゛お゛っ♥♥」

 はげしくなって、すぐわけわからなくなって、へんなこえがでてるきがして、でもでてないかもしれなくて。

 ぐちゃぐちゃで、ばらばらになって、でも、やっぱり、きもちよくて。

《そのまま掴まってろよ》

 ぱん! ぱん! ぱんっ! ぱんっ! ぱんっ! ぱんっ!

「お゛っ♥♥ひっ♥ひぃっ♥い゛っ♥い゛っ♥い゛ぃくっ♥イ゛くっ♥イ゛くっ♥♥♥」

 あっイきそう。イきそう。イき……あれ、イっ、てる? イってる? はるかイってる?

 もうわかんないや。

 気づいたら私はまっしろな世界にいて、一瞬、空をおよいでいるような気持ちになっていた。

 しあわせだった。まるで神様に褒められたみたいに、しあわせな世界だった。

《ハルカ、もう少し、もう少しだけ》

 きもちいいから、まだえっちしてるとおもう。お兄ちゃんにしがみついたまま、世界をおよいでる。

「イ゛くっ♥♥♥イ゛くっぅぅぅぅっ♥♥♥」

 身体に急に力が入って、私の頭はさらにしあわせになった。

 しあわせすぎて、このまま死んじゃってもいいかもしんない。

 お兄ちゃんとえっちして死んじゃったら、しあわせすぎるかも。

 そして。

《イくぞ》

 ぱちん!

 どくんっ!

「イ゛っ♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥」

 私が気づかないうちにお兄ちゃんとのえっちは終わっていて、だからきっと、私はいつの間にか気絶しちゃってたに違いなかった。

 さすがに射精をもったいつけすぎたのか、俺がフィニッシュを迎えたときにはハルカはほとんど白目を剥いていた。もう取り返しはつかないので、ハルカが目を覚ましたときに大人しく怒られようと思う。注意しないとと思ってはいるのだが、俺がやりたいようにやるとハルカにはやはり少し高負荷すぎるのだった。ハルカは淫魔の血を俺より濃く引いているとはいえ、(ほぼ)成人男性と思春期序中盤の女性の肉体差はやはり大きい。

 俺はぐったりしたハルカを慎重にベッドに転がし、簡単に自分の身を整えた後、後始末を始める。まずはハルカの股間を拭うところからだ。そこはハルカの体液と俺の体液が混ざり、いかにもぐちゃぐちゃになっていた。ハルカの入口がだらしなく開いたままになっているのが、行為の激しさを物語っている。ティッシュを数枚とってハルカの股間に当て、表面を拭き取る。最後にがに股気味になっている足の向きを整えてやると、ちょうどハルカが寝返りを打つ。

 次に俺は洗面所に行き、棚に積まれていたタオルを少し濡らしてからベッドに戻る。行為の直前にエアコンの設定温度を上げていたこともあってか(元の設定気温では裸になると寒いのだ)、ハルカは大分汗をかいており、そしてその汗が大分乾いていた。どうせシャワーを浴びようとするだろうが、それでもベッドに寝かすなら身を清めてやった方が快適だろう。ハルカを起こさない程度に簡単に拭いてやってから、掛け布団を被せると――ハルカはそれを頭から被った。

(もう起きてるな……)

 そして案の定機嫌が悪い。なにか声をかけようと思ったが、経験的に、こういうときには声をかけること自体が逆効果になることが多いので、俺は諦めてシャワーを浴びることにした。

 俺がシャワーから戻ってくると、ハルカは布団から頭を出していたが、まだ壁の方を向いたままだった。

 俺はそろそろと近づき、再びハルカの足下に座る。と、ハルカに腰を蹴られた。

「いてっ」

 別に痛くはないが、反射的に言葉が出る。対応に少し迷って、俺はハルカの足を布団の上から押さえた。するとハルカは俺の手を振りほどこうと抵抗し、それができないと悟ったのか、むくりと起き上がる。

 そしてまだ焦点の定まらない目で俺をにらみつけ、言った。

「けだもの」

「すいませんでした」

 できるだけ真面目に頭を下げると、ハルカは矛を収めてくれたようだった。

 シャワーから帰ってきたハルカは、いつも通り俺の股の間に腰かけ、手にしていたスマホをのぞき込んだ。外の雨は止んでいたが、時刻は大分進んでいる。日没まではまだ時間があるものの、夕食の時刻を考えれば、これから外出するのは難しい。体力的にもまだきついのでやはりどこにも行かないまま終わりそうだが、長い旅程の中、こんな一日もいいだろう。

 手持ち無沙汰になったので俺もスマホを手に取ろうとしたが、その前に声がかかった。

「お兄ちゃん」

「ん?」

「ん」

 短いやりとりの後、ハルカは俺にスマホの画面を見せてきた。

 それは、真利奈さんがハルカに送ったメッセージ。

「こっちの宿の部屋が開いてるみたいだけど、明日こっち来る?」

「行くか?」

「ん、行きたい」

 やはり短いやりとりで、明日の予定が決まったのだった。

<つづく>

6件のコメント

  1. 読みましたー!
    感度増強えっち、いいですね!
    個人的に、本人の中にある言葉を書き換えて、頭の中で自然にその言葉が浮かんできてしまうシチュとかって、大好きです!
    はあはあ。
    次回も楽しみにしております!

    1. 1年3ヶ月ぶりの投稿となりました。お待たせしました。

      ティーカさん、コメントありがとうございます。あとTwitterのフォローもありがとうございます。
      今回は遥に猥語を言わせる話にしました。遥は経験値の割に語彙がかなりピュアだったので、いいアクセントになったんじゃないかと思います。あとすごく地味なんですけど、遥が「何かをできなくなる」弄りなので、正人にとっても実は一歩進んでいます。

      島でもう一つ(というかもう一回)だけやりたいネタがあるので、次はそれにしたいと思います。
      いつ書けるかなぁ。

  2. A-Wingさん、こんにちわ!
    遥ちゃんの洗脳されていく様子、
    洗脳が進む被術者の意識が緻密に書かれていて、
    じっくり堪能することが出来ました。
    さすがMCする側、される側の関係性、
    意識のあり方を凄くこだわって突き詰めておられる
    A-Wingさんだな、と改めて思いました。
    特に好きなのが、お兄ちゃんの匂いについての
    遥ちゃんの心理描写。
    嗅覚って凄く生理に根ざした感覚だと思います。
    これが変質しているという描写は、
    より深いMCを感じられ、ドキドキしました。
    また続きを楽しみにしております!

    1.  永慶さん、お久しぶりです。

      >遥ちゃんの洗脳されていく様子、
      >洗脳が進む被術者の意識
      >関係性、
      >意識のあり方を凄くこだわって突き詰めておられる
       ありがとうございます。「凌辱系バカップル」というジャンル名で作品を考えているんですが、このジャンルは本当にバランスが難しくて、突き詰めないと事故が起こってしまうのです。特に被術者側の受け入れる姿勢が「作者の言い訳」に見えないようにするのにとても苦労します。そのため、もっとたくさん書きたいのですがすごく時間がかかります。
       遥の場合は、正人に洗脳されること自体が遥自身の成長の認証だと感じている一方で、正人に全てを委ねられるほど幼稚ではないはずなので、作者としてはもう少し反抗して欲しいと思ていたりもします。

      >お兄ちゃんの匂いについて
      >これが変質しているという描写は、
      >より深いMCを感じられ、ドキドキしました。
       ありがとうございます。実は嗅覚自体については、直接的なMCはこれまで一度もありません。
       それなのに二人の嗅覚描写が変化しているのは、お互いに対する意識が変化しているからなのです。
       設定上、淫魔の体臭は当人を魅力的と感じる相手ほど効果が高いので、これまでの流れで遥は正人をより魅力的に感じるようになっているのだと思います。

       今後も執筆頑張ります。

  3. やっと読めたー。
    あとそろそろだった「はま」を書き上げてからと我慢してたので、喜びもひとしおでぅ。

    それはそうとはるかちゃんかわいい。
    結局MC界隈は基本的になんとも思ってないまたは敵視している相手をMCするわけなので下から両思いな関係でのMCはやっぱりイチャイチャしながらという形になるわけでぅよね。
    やりすぎて喧嘩になったりもするけれど、互いに許してまたいちゃいちゃになるという安心感から安心して見ていられますでよ。
    そして、今回は全編えっちなレベルでぅし、ずっとイチャイチャしっぱなしで「これMC小説?」みたいな感じになったりもしましたでよw(感度弄ったり、強制絶頂とかあったりちゃんとMCしてます)
    おまんこやおちんちんで戸惑うはるかちゃんが本当に可愛らしかったのでぅ。

    勝手に思いを変化させるのが常のMC界隈において一種の清涼剤な存在になってる気がする。
    であ、次回も楽しみにしていますでよ~。

    1.  みゃふさん、お久しぶりです。しばらくご無沙汰でしたが、「幼馴染は性浮霊」も読んでます。続き楽しみにしてます。

      >はるかちゃんかわいい。
       可愛いですよね遥。最近別の場所で性転換がらみの作品をちょくちょく書いてるのですが、ああいうのを書いた後に翻ってみると遥の「年期の入った女の子」ぶりが輝いて見えることがあります。

      >やりすぎて喧嘩になったりもするけれど、互いに許してまたいちゃいちゃになるという安心感から安心して見ていられますでよ。
       どんなに仲睦まじくても完全な以心伝心はないので、この手の行為をしていれば時に喧嘩や気まずさが生じるのは当然だと思っています。その上で、そのような状況から立て直せる二人にこそ凌辱系バカップルの資格があるのだと思います。

      >今回は全編えっちなレベルでぅし、ずっとイチャイチャしっぱなしで「これMC小説?」みたいな感じになったりもしましたでよw(感度弄ったり、強制絶頂とかあったりちゃんとMCしてます)
       第3話を書き始めた時には完全に想定外だったこのご時世のせいで、島の景色を書きたくなくなったが故に生まれた回でした。次回からは気を取り直します。ただ、さすがに長々やりすぎてるのでできるだけ早く畳みます。寮内でやりたいことも増えてきたので。

      >おまんこやおちんちんで戸惑うはるかちゃんが本当に可愛らしかったのでぅ。
       このくらいで戸惑うかわいさが年相応だなと思います。

      >勝手に思いを変化させるのが常のMC界隈において一種の清涼剤な存在
       こういう作品増えて欲しいとたびたび言ってるんですけど、バランス難しくて(その上このバランスの取り方で人によって好みが大きく別れることが分かって)なかなか難しいなあと思います。遊び人アキさんとか元気にしてるかなあ(調べたらもう20年前とかで割と本気でビビった)。

       最後に告知風の何かなんですけど、数日中に当作品がらみで多分何か起こるので、興味があったら私のTwitterを見ていて頂けると私が喜びます。

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