「断れない母親(催眠)」第六話
かつては夫婦の寝室だった部屋に、ズカズカと乗り込んできた田中は言う。
「早速今日から子作りセックスしようか」
「え、でも今日はもう二度も出したのに……」
そう言う玲子に、田中は股間を触らせる。
「どう?」
「どうしてこんなに硬いの?」
パジャマ越しにもハッキリとわかるほど、テントを張っている。
この元気さは、四十過ぎのおっさんのものではない。
まるで中学生みたい。
「玲子さんの寝間着姿がエロすぎるからかな」
風呂上がりに長い髪を乾かしているのを見ている間も、田中は興奮しっぱなしだったのだ。
ネグリジェからは、薄っすらと飾り気のない白い下着が透けている。
その大人の女の清楚さが、逆に妖艶なのだ。
甘い香りを漂わせる玲子は、無意識に熟女の色香を醸し出していることに気がついていない。
「そんなあ……」
三十四歳、一児の母。
まさに孕ませ頃の熟れた果実。それが、優月玲子だった。
「ほら、中出し孕ませ種付けセックスしてくださいっておねだりしてみてよ」
「なんでそんなことしなきゃいけないんですか」
涙目になって言う玲子に、田中は鼻息荒くする。
「なあ玲子さん、俺は頼まれてやってるだけなんだぞ。別に玲子さんじゃなくていいんだ。なんだったら、今から唯花ちゃんに声をかけて来てもいいんだけど」
「娘に声をかけるのは辞めてください!」
「ふーん。それでやるの、やらないの?」
「やります。やらせてください……」
夫婦の寝室だった、二人が眠れるサイズの大きなベッドの上で、玲子はネグリジェと下着を脱いで股を開いておねだりする。
「うーん、なんか違うなあ。やっぱ唯花ちゃんのとこいこうかな」
「待ってください! どうすればいいんですか? お願いですから私とセックスしてください!」
「そういう受け身みたいなのじゃなくてさー」
いっそ、田中さんが指示してくればいいのにと思いながら、玲子は必死にHカップの双乳を自分で掴んで誘惑する。
「玲子のドスケベおっぱいが今なら吸い放題ですよ!」
「お、いいねえ」
そうだ。田中さんは、玲子のおっぱいが娘よりデカくていいと言っていた。
聡明な玲子は、田中が玲子の胸を自分の物にしたがっていたとすぐ思いだして、自慢の巨乳を必死に揉みしだいて誘惑の道具に使う。
「玲子に種付けセックスしてください! 無事に孕ませてくださったら玲子のオッパイは田中さんのものですよ!」
「ほんとに、母乳も飲ませてくれる?」
母乳を飲むですって?
いきなりそんなことを言われて、内心でドン引きしている玲子だが、ここで誘惑の手を緩めるわけにはいかない。
これも娘のためだ。
どんな恥辱だって耐え忍ぼう。
「も、もちろんです! 唯花を産んだ時も、有り余るくらいいっぱい母乳が出て苦労したんです! 田中さんにいっぱい吸ってもらったら嬉しいです!」
「そうかそうか、そんな泣くぐらいに玲子さんが頼むんなら孕ませてあげようかなあ」
「ありがとうございます!」
感涙にむせぶ玲子。
本当は、感涙じゃなくて情けない自分に涙しているのだけど。
「じゃあ、セックスする前にさっきみたいにバイブでオナニーして自分で濡らしてくれるかな」
「はい……」
きちんと濡らさないと痛い目を見るのは自分だ。
そう、これは情けないことでも恥ずかしいことでもなく、必要な措置。
玲子はそう自分に言い聞かせて、愛用のバイブレーターの吸引機能を使って、クリトリスを刺激する。
「俺も手伝ってやるよ」
「え、あっ!」
突然、股に顔を突っ込まれて舐められた。
止める間もない不意打ち。
田中の分厚い舌が、玲子のオマンコの一番敏感な部分を刺激する。
「ジュルルルルッ、玲子さんの雌汁うめぇ!」
「ああっ! うそぉっ! やだっ! だめっ! いくっ!」
驚き、戸惑い。
なんで自分は、こんな男に舐められてヨガってるの?
自分は本当に田中が言うように、ドスケベでどうしようもない女なのだろうか。
娘を守るために男の性欲を受け入れただけのつもりだったのに。
様々な激しい感情に揺さぶられてごちゃごちゃになった頭が、真っ白い快楽に焼かれる。
「ジュルルルルルルッ」
「はぁあっ! あああああっ!」
蕩けきったオマンコは十数年ぶりの深い絶頂に達して、プシュプシュっと愛液の飛沫を田中の顔に弾けさせた。
玲子がイッたにもかかわらずまだオマンコを舐め回す田中。
その頭を抱くようにして玲子は快楽に上半身を震わせて、はしたなく乳房を揺らしながら雌の鳴き声を上げるのだった。
<続く>