オフランド

「―――あの子、どうにかできない?」

 腹も減ったし、そろそろメシかと思ってキッチンへ向かったら、義母、葉子の声がした。
 数年前にうちの親父と再婚して母親になった彼女が、テーブルに皿を並べながら、珍しく残業なしで帰宅してビールを飲む親父相手に、愚痴をこぼしていた。

「大学へもちっとも行かないで、変な人たちとばかり付き合って……詠美も来年は大学受験なんだし、悪い影響ないかしら?」

 親父は「うーん」と煮え切らない返事をする。葉子さんは料理を並べる手を止めて、苛立ちを隠さず、畳みかけるように口調を早めた。

「啓一くんも二十歳を過ぎてるんだし、もう大人よ。このまま実家で甘えて暮らしていても本人のためにならないわ。思い切って自活させるべきだと思わない?」

 俺は開きかけたキッチンの扉をそのままにして、静かに2階の自室に戻り、タバコに火をつけた。
 義母の言うことは間違っていない。
 俺は大学に進学して早々、友人作りに失敗して行くのが面倒になっていた。それで、『オフランド』っていうMMOで知り合った、ゆるい連中とばかりつるんでいる。
 モンスターを狩って神に捧げ、報酬としてドロップされるアイテムや武器を収集するっていう、よくある設定のやつだが、それなりに人口は多いゲームだ。こんな俺でも入れてもらえるチームはすぐに見つかった。
 ネットの世界にズブズブのあいつらの言動は気味悪いときもあるけど、とりあえず俺の見つけた居場所はそこぐらいだ。家に居づらいときは、連中と「サニーズ」ってファミレスで時間を潰している。
 オンとオフの区別のない、だらしのない毎日だった。
 このままでは、俺がどうしようもない人間になるのは明らかだ。見切りをつけるなら今のうちってのは、自分でも思うね。
 でも、普段俺の前では優しい母親だった葉子さんまでそんな風に思ってたなんてショックだった。
 俺にきついことなんて言ったことなかったし、いつも味方になってくれていた。正直、ガキの頃に家を出て行ったバカな実母よりも、ずっと母親の愛情というのを葉子さんから感じていた。
 いや……正直に言うと、親父みたいな冴えない男にはもったいないほどの美貌と、年齢を感じさせない肌やスタイルには、女として惹かれていた。
 夏場の無防備な格好や、風呂上がりの肌をネタにしては、何度となく頭の中で犯している。そして、いつか葉子さんはそれすら許してくれるんじゃないかって、心のどこかで期待していた。
 何があっても最後まで俺の味方でいてくれるって、勝手に思いこんで信じていたわけだ。
 バカだな、俺って。

 『K-ICHI』:ヒマなやつメシいこう

 家にいたって、つまんねぇことばかりだ。
 SNSでいつものネトゲ仲間に声をかける。場所は決まっているので打つ必要もない。俺みたいな暇人ばかりだし、誰かは来るだろう。俺はジャケットを羽織って階段を下りた。
 そして玄関を開けたら、ちょうど義妹の詠美が帰ってきたところだった。
 彼女の通ってる名門、桐館女子校の由緒正しく古めかしいセーラー服が、俺の顔を見て驚いて固まってた。

「あ……悪い」

 俺は彼女が通りやすいように、ドアを背中にして道を譲る。詠美は表情を固くして、俺とは目も合わせずに通り抜けていった。
 俺に「ただいま」の一言もない。手入れの行き届いたローファーだけ残して、彼女は俺から逃げるようにリビングに向かっていく。

 詠美と最後に言葉を交わしたのは、おそらく彼女がまだ中学生だったときだ。
 たまたま洗濯機に彼女の下着が入っているのを見つけた当時の俺は、受験疲れで相当のストレスが溜まっていた。
 我ながら最悪だと思いながらも、義妹の幼い下着でするオナニーは、背徳感も相まってかなり気持ち良かったのを覚えている。
 その現場を当の本人に見られてしまったのは、俺に下った当然の罰だったかもしれない。
 だがそれ以来、数年経っても絶対に俺に近寄ろうとしない頑固で潔癖症の妹には、さすがにそのときの罪悪感も一周回り終えて、憎たらしさすら感じていた。
 俺は、ため息をついて玄関を閉じる。

 

 ―――サニーズの隅っこにある大テーブルでは、すでに『まっつん』と『BUBU』と『おちんちん大百科』の3人が、PSPやりながらテーブルの上を食い散らかしていた。
 またこの3人か。最近、他のやつらをあまり見かけないけど、みんな何やってんだろうな。

「遅いず、『K-ICHI』殿!」

 キツネみたいな顔した『まっつん』が、ヒョロッとした体格に似合わない大声を店内に響かせる。
 他の客や店員は眉をしかめるが、俺はいつものことなので気にしない。

「わり、途中でメンドくさくなった」
「なにィ~? テメーがオレらに招集かけたんだろーが!」

 女のくせに「オレ」だの「テメー」だの、がらの悪い口調がカッコイイと思い込んでるのが『BUBU』だ。
 自分で切った髪はあちこちガタガタ。ファッションセンスが色キチすぎて眼に痛い。そこそこ顔は美人なのだが、何しろ頭の悪いゲーム狂いだった。

「ぶひょっ、ひょひょひょっ」

 そして何がおかしいのか知らないが、『おちんちん大百科』が気味の悪い声で笑う。
 こいつはただのキモデブだ。俺らの中でもさらにキモさが群を抜いている。俺も『BUBU』も、絶対にこいつの近くには座らない。くせえから。

「ほら、好きなの食えよ」

 パスタを頬張りながら、『BUBU』が乱暴にメニューを押し付けてくる。今日も彼女がスポンサーになってくれるのか。
 親が医者だか社長だか忘れたけど、とにかく金には困ってないらしい『BUBU』は、俺らのメシ代をよく持ってくれている。その代わりネトゲでは彼女のやりたいミッション優先という、たったそれだけの条件で気前良くおごってくれるんだから、バカなりにありがたい友達だった。
 こんな奴らとつるんでいても、別に面白いことはないんだけどな。

「―――ネトゲばかりしてたら家を追い出されそうでござるの巻ッ!?」

 『まっつん』がバカでかい声で、今の俺の状況を一言でタイトルにしてくれた。俺は少しばかり頬が熱くなるのを感じた。

「まあ、出されそうっていうか、自立しろって感じかな」

 うちの事情をこいつらに言うことなかったと、早くも俺は後悔していた。
 だって連中の家庭事情も、俺はあまり聞いたことない。
 ここにいる中では『BUBU』の家が金持ちで、『まっつん』もそこそこ安定した家で自宅警備員やってるらしいってぐらいは知ってるが、どこに住んでるとか、年がいくつかってのは全然知らない。
 あと知ってるのは、今日は来てないけど、『Ice-book』ってのがデイトレで一山稼いだ無職で、『ばれんちの』がメンヘル休職中の婦人警官で、『疾風のKURO』ってのがハイテンションな不登校中学生ということくらいか。
 でも、例えばこの『おちんちん大百科』とかが、何やって生きてるのか聞いたことはない。
 ていうか、まともに会話したこともなかった。どう見ても青年ホームレスだ。よくこのファミレスも入店許可してるよなって思う。
 他にもうちには『kirikiri舞』とか『鵬零時』とか、俺とは顔を合わせたこともないメンバーもいる。
 元々、別のネトゲのオフを通じて集まった仲間だそうで、だいたいみんなこの近くに住んでるそうだが、こいつら以外のメンバーは、あとから入った俺にはどこかよそよそしかった。
 その程度の付き合いだ。一応『バッドトランス』なんてチーム名も名乗ってるようだが、ぶっちゃけ俺だってこんなのとお友だち付き合いをしていくつもりもないし、さほど興味もない。
 そんな連中に人生相談なんて、俺もじつは本気で弱ってんだなって考えると、ますます情けない気持ちになった。

「バッカでー。親なんかに文句言わせてんじゃねぇよ。なっさけねぇなあ」

 偉そうなことを言って、『BUBU』はソファに背中を反らし、大あくびしてた。

「もっと頭使えよ。親なんてただの金ヅルだぞ? 自立のためだの、あなたのためだの上手いこと言って、お前を追い出して自分たちの老後に金を回すつもりだぞ? 騙されんなよ。金は親から貰うもので、自分で稼ぐものじゃない」
「そのとーりでござる! さすが『BUBU』殿は言うことが違うでござるな~」
「ぶひょぉ」

 腐ったことを金言のようにのたまう『BUBU』に、彼女に気があるらしい『まっつん』が嬉しそうに追従する。『おちんちん大百科』は豚みたいに汚くライスを頬張り、意味もなく鼻を鳴らした。
 こいつらといると、自分のダメさ加減がまだ可愛く思えて気持ちいいぜ。俺よりまだ下の人種がいる。そういう意味では、頼もしい連中だった。

「だからオレは、どうやれば効率よく親から搾取を続けられるかってことを考えた。その結果、一番いい方法は“きれいに騙してやる”ことだってわかったね」
「きれいに騙す?」

 意味が分からない俺に、得意げに『BUBU』は「にしし」と笑って五円玉を取り出した。

「……お賽銭か?」
「ちっげーよ。これはオレの商売道具だ。親をきれいに騙すための手段。つまり催眠術の道具なんだよ」
「催眠術ぅ?」

 思わず吹き出しそうになった。これだからバカは。

「まぁ、いきなりこんなこと言っても、お前の頭では理解できないのも無理もない。でもな、オレは本当に長い時間をかけて、この催眠術で親を洗脳することに成功した。今じゃ親父もお袋もオレの言いなりだ」
「ふーん」
「その顔、信じてねーだろ? マジなんだって。うちの親は今もオレが真面目に桐館女子に通ってると思いこんでる。金だって、『今日はBUBUちゃんのこづかい日』と言ってやるだけで、好きなだけくれる。オレに洗脳されてるせいで。うぷぷ」

 相変わらずアホなこと言ってんなーって思った。
 催眠術とか洗脳とかよりも、むしろ『BUBU』が詠美と同じ桐館女子校ってのが笑えるジョークだと思った。

「お前が信じられるように、ちょっと実例を見せてやるよ」

 そう言って『BUBU』は、『おちんちん大百科』の丸い顔をチラリと見た。

「じつはな、オレは『おちんちん大百科』にも前から暗示をかけ続けている」
「は、こいつに?」
「そう。オレはこいつが嫌いだ。くせーし汚ねーしデブだからな。近くにいたら食欲なくなる。だからオレの隣には絶対に座らないように命令してた。実際、こいつが俺の隣に座ったこと見たことないだろ?」
「……ほんとか?」

 テーブルの端、『まっつん』の向こうに座る『おちんちん大百科』の方を見ると、こいつも何のことか分からないのか、汗をかきかき、太い首を必死に横に傾けていた。
 ていうか、こいつだって、きっとタイプの合いそうにない俺とか『BUBU』の隣には座りたくないだろう。俺だってこいつの隣は避けてる。催眠なんてかけられるまでもなくだ。

「それと、ネット上で『BUBU』様に出された指示には逆らえないことってのも仕込んできたんだ。こいつ『オフランド』ではまあまあ使える“学者”だからな。お前らだって一緒にやってたんだから、知ってるだろ? こいつが俺の指示から外れたことしたことあったか?」

 ピシッと俺を指さして『BUBU』はフフンと鼻を鳴らした。
 そんなこと言われても、いちいちこいつがオフランドで何してたかなんて覚えてるわけねえ。
 俺がネトゲにハマる前、つまりオフランド稼働前からこいつらはつるんでいるらしいが、『BUBU』がこんな話をするのは初めてらしく、『まっつん』も『おちんちん大百科』も、戸惑いながらもここまでは大人しく彼女の話を聞いていた。
 だが、いきなり「暗示をかけてる」と言われた『おちんちん大百科』の方は、さすがにそのブタ面を意外そうに歪めて、「ぶひょぉ?」と奇妙な鼻息を漏らした。

「そりゃ単にメシを奢ってもらってるからだろ? 俺だって『BUBU』にはメシの借りがあるから、お前にはアイテム譲ってやってるぜ?」

 俺の当然の意見に『まっつん』も頷いた。だが『おちんちん大百科』だけは、小さな目をあちこちに動かし、なんだかうろたえ始めているようだった。

「おい、『ちんちん』もお前らもケータイ見てみろよ。オレらの掲示板だ」
「はぁ?」

 いつの間にか『BUBU』はケータイで何か書き込みをしていたみたいだ。
 俺もポケットからケータイを取り出してブックマークを開く。『Ice-book』が管理している俺たち専用のSNSだ。
 さっきの俺が投稿したメシの誘いの次に、『BUBU』がたった今残したばかりの新しい書き込みがあった。

 『BUBU』:おちんちん大百科が、おちんちん出して「ぶひょー」

 吹き出しそうになった。
 くっだらね。何バカを言ってんだと思って顔を上げたら、もっと驚くものを俺は見てしまう。

「ぶひょおぉぉぉぉおぉぉ!」

 ファミレス店内で、ジャージごとパンツをずり下げ、皮の被ったチンコを丸出しにして、『おちんちん大百科』が叫んでいた。

「な、なにしてんだお前!?」
「ぶひょっ、ぶひょぉぉぉおおおッ!」
「な、なりませんぞ大百科殿! ユートピアにはまだ早いでござる! 早いでござる~!」
「あはははっ、あーっはっはっはっ!」

 慌てて『まっつん』がパスタ皿で『おちんちん大百科』のおちんちんを隠す。『BUBU』はケラケラ笑ってる。
 どうしていいのか分からずにうろたえていたら、店長も騒ぎに気づいて、『おちんちん大百科』を外に連れだしていった。警察に突き出すとか言ってた。

「バーカ、デーブ! あばよ、『おちんちん』! テメーはもう除名だ。二度とオレらの前に顔出すんじゃねーぞ!」
「……まさにさよならポコチン先生でござるな……」

 何がなんだか分からない。『BUBU』はスッキリした顔で、あれだけの騒ぎを起こしたあとだっていうのに、平気な顔して店員に追加注文とかしてる。『おちんちん大百科』のことはどうでもいいが、俺たちだってやばいんじゃないのか。
 俺と『まっつん』は顔を見合わせるだけだ。

「心配すんなよ。ここの店長はヘタレだから、堂々としてりゃ何も言われねえ。それよりオレはご覧のとおり『おちんちん大百科』を催眠術で支配していた。信じる気になったか?」
「……信じるってか……いや、わかんねえ。お前、俺らにも、その、洗脳ってやつをしてるのか?」
「してねーよ。こう見えても、結構ここまでかけるには手間も時間もかかるんだぞ? おちんちんだって半年かかったしな。そんだけの時間かける理由もメリットもないやつに、そこまでしねぇって」
「……俺にも、それはできるようになるか?」
「さあな。俺には出来たが、お前に出来るかどうかはオレは知らねーよ」

 そう言って、「にはッ」と『BUBU』は笑った。ホントにムカつく女だな。こいつに出来るんなら、俺にだって出来るだろ。

「頼む。教えてくれ」
「いいぜ。よし、まずは『まっつん』で練習してみようぜ。『まっつん』、こっち座れよ」
「え、いや、拙者は勘弁して欲しいでござる……」
「逃げんなバカヤロー。大事なメンバーが抜けるかもしれねぇピンチなんだぞ? たった今、一人欠けたばかりだけどな。あははっ」

 警察に連れて行かれた哀れな『おちんちん大百科』のことを笑いながら、『BUBU』は『まっつん』の首根っこを抱くようにして、五円玉を揺らした。

「ほ~ら、あなたはだんだん眠くな~る」
「うぅ……『BUBU』殿、顔が近いでござるよぉ……』
「なに赤くなってんだよ、お前? いいから五円玉に集中しろ、集中」

 ……でもやっぱり、こんなので本当に効くのかよ。
 どこまでも怪しい連中の怪しい戯言ではあったが、どうせ俺には他にやることはなく、出来ることもなかった。
 情けねーけど、ここしか居場所のない俺だ。
 当然『まっつん』が催眠術になんてかかるわけもなく、密着する『BUBU』の体に硬直してるだけだった。『BUBU』は「何事も時間がかかるんだ」と言い訳していた。
 俺は『BUBU』から貰った五円玉をポケットにしまって、タバコに火をつけた。

 くだらねえ。クソみたいに退屈な毎日。

「―――あら、おかえりなさい」

 ファミレスでゲームしたり『BUBU』の催眠術講座を聞き流してたら、9時を過ぎていた。テーブルには、わざわざ俺の晩ご飯だけ残してあった。

「今、温めるから。ゴハンまだでしょ?」

 親父との会話を俺が聞いていたとも知らず、葉子さんはいつもどおりの優しい笑顔を浮かべている。
 今までも、こうやって上手に誤魔化してきたんだ。この良き母親の顔を、彼女は俺の前で崩したことはなかった。
 でも、本当は俺のことを疎ましく思っている。きっと俺がよこしまな視線を自分に向けていることだって、気づいているに違いない。
 そして、そのことを気持ち悪くは思っても、俺を男として恐れる必要もないと思っているんだろう。
 俺が他人に勝手な期待を寄せるだけで、自分からは何もできない人間だってことも、きっと見抜いているから。
 彼女は正しい。詠美みたいに真面目で賢い実の娘がいるのに、ダメな義理の息子なんかに家庭を邪魔されたくないって気持ちは、俺でも分かるぜ。
 でもな。
 俺にだって自分の居場所があっていいはずだ。そうやってバカにされるのだって気に入らないんだよ。
 ここは元々、俺と親父と、出て行った本当のお袋の家だ。なんで俺が追い出されないといけないんだよ。おかしいじゃないか。ここは俺の家だ。

「葉子さん、これ見て」

 俺は『BUBU』から貰った糸に結んだ5円玉を、葉子さんに向かって揺らしていた。

「……それがどうかしたの、啓一くん?」

 葉子さんはほがらかに笑う。俺は顔が熱くなった。
 何してんだ、俺?
 こんなの本気にしてたのかよ。『BUBU』の悪ふざけだろ。『まっつん』だって全然かかってなかったじゃないか。
 でも、心のどこかで信じたい気持ちもあった。
 あいつらみたいに、何も考えずにクズの人生まっしぐらになれるなら、頭のおかしいフリしたっていいような気もしてた。
 俺だって誰かに甘えて生きてたいよ。
 学校行きたくねーし、働きたくねーし、誰にもバカにされたくねえ。金も女もメシのことでも苦労なんてしたくねえ。
 現実的に無理だって分かってるよ。動かなきゃダメだって知ってるよ。将来のことだって不安だよ。
 でも今はそういう生活を夢見て、何もしないでいたい。こんな退屈な人生から、いつか解放されることだけ想像していたい。

 ゆらゆらゆらゆら、五円玉が揺れる。

 なんだか、これを見てる俺の方が不思議な気持ちになってくる。
 いつからこんなに、いろんなことが上手くいかなくなったんだろうな。
 高校までは頭のいいガキだった。クラスのやつらとだって仲が良かったし、家族とも上手くいってた。詠美も俺に懐いてたし、葉子さんにも好かれてたと思う。
 でもちょっとしたことで転んで、そしたら立ち上がる暇もないくらい転がって、気がついたら立ち上がる気もなくなっていた。 
 催眠術が使えるようになれば、きっと俺の人生は変わる。退屈と不安から解放されて、楽しいことだけできるようになる。
 俺自身が変わることが出来ないなら、俺の周りの人間を、俺の思い通りに動かせるようになりたい。

「……ははっ」

 なんてことはないな。俺はとっくにクズだった。そういうことか。
 でも、はっきりと自分の願望を認識したら、俺の中で何かがピタっと、はまった気がした。
 どうしようもねぇクズな俺でも出来ることを見つけた。いや、クズだからこそ駆使できる領域が俺の脳の中にあった。

 そう、はまったんだ。俺という人間が。

「ははははっ」

 ゆらゆら揺れる五円玉。
 無意味なそれを俺は下ろす。
 こんなのは、ただのきっかけだ。きっかけは何でもいい。相手の目線や、聴覚、嗅覚、なんでもいい。
 俺が相手のそれを支配しているって認識が重要で、そして、必要なのはそれだけだ。
 頭が冷えてんだか暖まってんだか、自分でもわからない。未知の場所に踏み込んでいく高揚感と、それを冷静に判断している部分と、2つにきっちり分かれている感じだ。
 俺の頭ん中だけ別の世界へ行っちまったようだ。まるでMMOの世界に降り立った自分を自分で見ているみたいに。
 葉子さんは、テーブルの前でボンヤリとした視線を俺に向けていた。

「葉子さん、聞こえる?」
「……はい」

 ぞくりとくるほど色っぽい声だった。
 気の抜けた体から、無意識の発するままにこぼれ落ちる、意志なき反応。
 それは裸の声だ。俺は義母の心を、この手で丸裸にしてしまったんだ。
 服を脱がせるよりも、はるかにエロくて卑猥な気がする。俺は異様なほど興奮していた。同時にその興奮を冷静にコントロールしていた。
 葉子さんを催眠にかけるのに必要なコンディションを俺は理解し、実践している。脳の中の今まで使ったことのない部分が、ギシギシ音を立てて動いてる。
 
「今、葉子さんは俺の声しか聞こえない。俺の声には何でも正直に答える。いいね?」
「はい……」

 ただ立っているだけの力ない体。光の映らない瞳。義母人形の葉子さん。
 これが『BUBU』の言ってた催眠術なのか?
 いや、ちょっと違うかもな。俺は彼女を眠らせたんじゃなく、視線から心の中に入り込んで、力ずくで抵抗を奪ったって感じだ。猛獣をしつけるような暴力的な支配だ。
 まあ、催眠術じゃなくても、別に何でもいい。
 たぶん五感のどれでもいける。どこかを支配して俺の入り口にする。あとはそこから殴り込んで、強引にねじ伏せて支配するだけ。無防備な相手を屈服させるのはとても簡単なことだ。
 言葉で説明しようとしても上手く言えないが、やり方は単純明快。『オフランド』で言うなら、ワナに嵌めて無防備になった弱小モンスターを、大剣で切り刻んでやる感じだ。
 まったく『BUBU』のやつ、何が半年もかかった、だよ。
 本当にバカだな。こんなのすっげぇ簡単じゃねぇか。才能ねぇよ、お前。

「それじゃ、葉子さんに質問だ。葉子さんは俺のこと好き? 嫌い?」
「……最近の啓一くんは嫌い」
「へえ、前はそうでもなかったんだ。どうして嫌いになったの?」
「何を考えてるか分からなくて……」

 そっか。
 ま、そりゃそうだ。俺も自分が何考えてるか分からなかったくらいだもんな。

「葉子さん、聞いて。今から俺の言葉があなたの中に染みこんでいく。俺の言葉があなたの意志となり、気分となり、目的になっていく。とても自然にあなたはそのことを受け入れる。俺の言うことをよく聞いて」
「はい……」
「俺の残したメシは、葉子さんが食べなきゃならない。床に置いて、手を使わずに食べるんだ。この家ではそういう決まりだったし、前からそうしていた。これは家族の間で決められたルールだ。そうだよね?」
「……はい……」
「俺が手を叩いたら、葉子さんは目を覚ます。それで、俺にメシをすすめる。もう一度そこから始めるよ。いいね?」
「はい……」

 俺は手を叩いて葉子さんの目を覚ます。
 葉子さんは数回瞬きして、俺の顔とキッチンを見渡した。寝起きのようにモヤがかった表情。でも、すぐに自分のするべきことを思いだして、いつもの作り笑顔を浮かべる。

「そうそう、ゴハンまだでしょ? 今、温め直すからね」

 この笑顔に俺が好感を抱いていたのは確かだ。初めて親父に紹介されたときから、俺は彼女に惹かれていたと思う。
 今だって彼女は若々しく、美貌に衰えは見えない。よこしまな想像をかき立てる体と、甘えさせてくれそうな笑顔が、思春期のころからずっと俺を煩悶させてくれた。
 だから俺は、この女を虐めてもいいと思う。

「食べてきたからいいよ。葉子さんにあげる」
「あら、そうなの?」

 手にした煮込みハンバーグの皿を、彼女はテーブルに戻さず、足元に置いた。

「お友だちと食べてきたのかしら? もう、連絡くらいくれてもいいのに。変なとこお父さんに似ちゃダメよ」

 冗談を言って笑いながら、ごく自然に彼女は床に置いた皿の上に四つんばいになり、長い髪を耳にかき上げた。心なし、頬にも恥ずかしがるような朱色がかかっていた。

「私も食べたばかりだから、くちゃ、そんなに、んっ、食べれない、けど、んっ」

 髪を耳の後ろに抑え、肘で上体を支え、小さく体を丸める姿はミルクをすする子犬のようだった。
 当然のようにそんなことをする葉子さんの姿に、俺の胸は高まり、そして、股間に疼くような快感を覚えた。
 
「はむっ、んっ、むぐっ、ぴちゅ、んんっ」

 家庭内の常識として自らその行為をしておきながら、義理の息子に見られるのは抵抗があるのか、チラチラと俺の方を意識しつつ、ソースを舌で舐めとる。
 その滑稽さに思わず唇を緩める俺に、葉子さんも照れたように目を弓形に細める。

「もう、何見てるのよ? 私がハンバーグ食べてるのが珍しい?」
「そんなことないけど。葉子さん、おいしそうだなって思って」
「んっ、まあ、ちょっと今日のソースの出来には自信あったんだけど。ふふっ、食べたくなった?」
「いや、腹いっぱいだし。葉子さんがたっぷりと味わってよ。舌でよく味わって」
「んっ、うんっ、んっ、ぴちゅっ、ぺちゃっ」
「ソースの味に集中して。もっと、舌でじっくり味わって。今日のソースはおいしいんだよね? すごくおいしい。でしょ?」
「はぅっ、んっ、ちゅぶっ、ちゅるっ、おいし、んっ、すごい、おいしいっ、やだ、どうしたのかしら、本当に、今日のソースは、すごいっ、んっ、おいしいっ、止まらないっ」
「もっと集中して。誰も取ったりしないから、じっくりと味わって」
「んっ……おいひい……ぺちゃ……ぴちゃ……」

 今度は味覚から、ボウガンのように彼女の心を狙撃した。
 目つきを蕩けさせて、葉子さんは緩慢に舌を動かし、床の上の煮込みハンバーグを咀嚼し、ソースを舐める。
 開きっぱなしの口からはよだれを垂らし、ボンヤリと催眠状態に堕ちたまま舌を動かし続けていた。

「それ、何かの味に似てない? 葉子さんの好きなモノの味に」
「ん……なに、それ? んっ、私の、好きなモノって……?」
「チンポだよ。チンポの味でしょ、それって? 葉子さん、チンポ舐めてるみたいで興奮してるんでしょ?」
「チ、チンポ……これ、チンポの味……ぴちゃ、ぺちゃ…」
「葉子さんはチンポが大好きだ。若い男のチンポが特に。親父なんかじゃもう満足できない。他のモノでも我慢できない。そうだよね?」
「んっ、ぴちゃっ、ぴちゃっ、ぴちゃっ、チンポ、んっ、チンポの味……んっ、んっ、んっ」

 すでに皿はからになって、葉子さんの舌で洗ったようにピカピカだ。だけど彼女の舌はだらりと伸ばされ、まだ必死になって皿をすくっていた。
 
「ハァっ、ハァっ、んんっ、れろ、れるぅ、ハァっ、ハァ……」

 本物の犬みたいだ。頬は興奮に染まっている。切なげな吐息は、満ち足りていない欲望が彼女を苦しめている証だろう。

「……ふぅ、なんか疲れたな」

 俺はわざとらしく伸びをして、ベルトを緩めてジーンズのボタンも外した。トランクスも下げて、陰茎を丸出しにして、葉子さんに見せつけるようにしてソファに身を沈めた。

「……っ!?」

 葉子さんは顔を上げて、息を呑んで目を丸くした。俺はニヤけてしまいそうな顔を取り繕い、「あぁ、すみません」と顔を上げた。

「こんな格好、だらしないですよね? 上に行って休もうかな」
「い、いいのよ! 家の中ですもの、どんな格好しても自由じゃない。遠慮なんて……家族の前でするものじゃないわ……」
「あ、そうですか。んー、でもそろそろ眠いなぁ」

 俺は疲れたフリのため息をついて、さらに足を広げて身を沈めた。葉子さんはゴクリと喉を鳴らし、俺の陰茎に視線を釘付けにしている。

「コ、コーヒーでも入れましょうか?」
「いえ、いいですけど」
「そ、そう?」

 葉子さんは床に座ったまま、少しずつ体をずらして俺に近づいてくる。俺は気にしないフリをして、足を広げたままにしていた。

「でも疲れが取れるわよ、コーヒー……少し休んで飲んでいったら?」
「んー」

 わざとらしくまぶたを擦って天井を仰ぐ俺に、さらに葉子さんはにじり寄ってくる。豊満な胸を忙しげに上下させ、目を細くして俺の陰茎に食い入っていた。
 お預けをされた犬みたいに切なげな表情が、俺の陰茎をピクリと反応させた。

「あっ……」

 ムクムクと葉子さんの目の前で俺の陰茎が立ち上がっていく。もちろん、今の彼女がそれを咎めるはずもない。むしろ羨望の眼差しで吐息をさらに乱れさせた。

「あ、あの……」
「なんですか?」
「ううん、その……」

 胸に手を縮めて、言葉に困ったように視線を泳がせ、やがて、意を決したように葉子さんは口を開いた。

「さ、寒くないのかしら?」
「え?」
「その、そんな格好では、ここが冷えるから……風邪を引かないか、心配だわ……」

 そう言って、俺の陰茎に手を伸ばしては、引っ込めるを繰り返す。
 この期に及んで、なおも善良な母親を演じようとする彼女には、あきれるどころか、むしろ好感すら抱いた。
 そうやって自分も家族も誤魔化し続ければいい。あんたにはそういうやり方がよく似合う。
 前の結婚で失敗したから、今度の家庭では上手に万事やり過ごしたいんだろ?
 自分は良母で、子供たちは健やかで賢く、旦那は仕事を頑張って良き家庭をってやつが、やりたかったんだろ?
 それ、いいと思うよ。賛成だ。一緒にそんな家庭を作ろうぜ、母さん。

「うん、寒いね。暖めてくれる?」
「え、ええ! いいわよ。私で良かったら暖めてあげる!」

 細い指が俺の陰茎に絡まる。俺の固さを確かめるように指で上下に撫で、葉子さんは顔をほころばせる。

「固いのね……こんなに……美味しそうで……」
「全然、これくらい普通でしょ? たいしたことないよ」
「そ、そんなことないわ。とても逞しくて……女の子にモテそうね……」

 うっとりと、大事なものに触れるように、優しく葉子さんの手が俺を包み込み、上下に擦られる。明らかに性的な行為としての動きだ。

「ま、まだ寒いかしら…? 痛くなければ、もう少しキュッてしてあげるけど……」
「うん、そうだね。もう少し強くてもいいかな?」
「はい……っ」

 俺のを包む手に力が入り、上下に動くペースも速くなる。葉子さんは嬉しそうに俺のを擦り、亀頭にキスでもしそうなくらい荒い息を俺の先端に近づけ、切なそうに喉を鳴らす。
 徐々に高まっていく快感に、俺も興奮していく。

「ねえ、葉子さん……」
「な、なぁに? つ、次はどうして欲しいのかしら?」
「……親子でこんなことしていいの?」
「ッ!?」

 葉子さんは一瞬息を呑み、気まずそうに視線を外した。でも、俺のを擦る手を緩めたりはしなかった。

「……別に、血が繋がってるわけじゃないもの……それに、これはただのマッサージよ、マッサージ。いやらしいことをしてるわけじゃないもの。ね? そうよね?」
「でも、これって手コキっていうんだよね?」
「そ、そういう言い方もあるかもしれないけど」
「親父が知ったら怒るようなことだよね?」
「……っ……」

 みるみる葉子さんの表情が曇っていく。手の動きが徐々に緩慢になり、俺の根元で止まる。
 怯えるような目で、俺を見上げる。

「……お父さんに言うの?」
「さあ。俺もどうしたらいいのか……葉子さんがこんなことするなんて思わなかったし」
「ご、誤解しないで欲しいの。私はただ、啓一くんが風邪を引かないようにって思って、しただけで―――」

 どうでもいい言い訳を並べる葉子さんを見下ろしながら、俺はこれからどういう方針で葉子さんを虐めようか考える。
 自分からチンポ触りにくるようになった義母を、淫乱にして弄ぶか、それとも背徳感を引きずったまま息子との関係を進めさせるか。
 ゲームならとても重要な選択肢のように思えたが、でも、考えてもみれば俺は催眠術が使えるんだから、葉子さんを淫乱にしようが、聖母にして汚そうが、その日の気分によって遊ぶこともできるんだ。

「……ははっ」

 なんだ、つまんねえ。
 催眠術はゲームを楽しむためのアイテムじゃない。チートプログラムだったんだ。
 何でもありすぎて、俺は一番面白いところもぶっ壊しちまったか。
 そう考えると、しらけるな。
 今日のところはさっさと犯して、コイツを俺のオンナにしておくか。

「葉子さん、俺の匂いを嗅いで」
「え、えっと、ここの匂い、嗅いでいいの?」
「うん、嗅いで欲しい」
「ん、わかったわ……すぅ……すぅ……」
「肺の深いところまで、吸い込んで……そう……俺のチンポの匂いで満たされていく」
「ええ……満たされた……いっぱいになった……啓一くんのチンポの匂い……」
「葉子さんは、息子のことは嫌いだけど、息子のチンポは大好きだ。旦那よりも愛してしまった。いけないこととはわかってるけど、もう止められない。息子にお願いしてチンポを愛させてもらおう。それがあなたにとって、今、一番大事なことだ。何よりも大事なことだ」
「……好き……愛してる……啓一くんのチンポ……」
「俺が頬を撫でたら、お願いしてみよう。お父さんに内緒でチンポちょうだいって。俺がいいって言うまで頑張ってみよう。頑張れば、ご褒美に俺のチンポあげる」
「チンポ……チンポ……わーい……」

 子供みたいなこと言って、無邪気に笑顔を浮かべる葉子は、本当に頭おかしくなったみたいで笑えた。
 俺はいずれこの女を壊してしまうかもしれない。でも、それが俺のしたいことだったのかもしれない。
 退屈な人生が、それで少しは笑えるものになるなら良しとしよう。

「あっ……」

 俺が頬を撫でると、葉子はビクンっとエロい顔を上げて目を覚ました。

「あっ、あっ……あの……」
「なに? どうしたの、葉子さん?」
「……好きなの……」
「え?」
「好きなの、啓一くんのチンポ! 私にください! 啓一くんのチンポください!」

 俺の陰茎を痛いくらい握って、目を潤ませて叫ぶ。

「好き……これが好き……大好きなの! このチンポ。どうかこのチンポで私を愛してください!」
「好きって、俺のことが?」
「ううん、チンポよ。啓一くんのチンポだけ好きなの。あとはどうでもいいの!」
「へえ。じゃあ、しゃぶりたいとか思うわけ? 好きでもない息子のチンポを?」
「しゃ、しゃぶりたいわ! しゃぶりたいです! 啓一くんのチンポがしゃぶれるなら、私、何でもする!」
「じゃあさ……俺に土下座してくれる? 俺のチンポなんだから、俺にお願いしなきゃダメだよね?」
「え…っ、ど、土下座?」

 葉子は、紅潮した頬を歪めて、俺をきつく睨みつけた。

「ど、どうして私がそんなこと……ッ!」
「嫌ならいいですけど。別に俺はしゃぶって欲しいわけじゃないし」

 俺のチンポは愛してるけど、俺自身のことは今までどおり嫌っている。そんな男に、ましてや義理の息子に土下座なんて、体面にこだわる彼女にはかなりの屈辱に違いない。
 でも、するだろう。彼女は土下座する。我慢なんて出来ないはずだ。
 恨みがましい目で俺を見ながら、葉子は後ろに下がり、三つ指を突いて頭を垂れた。

「お、お願いします……あなたのチンポをしゃぶらせてください……」

 ほうら、やっぱり。
 込み上げてくる笑いを堪えながら、俺はとぼけたふりをする。

「ちょっと俺の聞きたかったのと違うなぁ。お母さんに、あなたのチンポをしゃぶらせてくださいって、言ってみて?」
「……お母さんに、あなたのチンポをしゃぶらせてください……」

 葉子は、深々と頭を下げて俺の言ったとおりのセリフを繰り返した。
 ハハッ、馬鹿みてぇだ。もう葉子の頭の中はグシャグシャなんだろう。大嫌いな義理の息子に、チンポしゃぶらせてくださいって土下座する義母がどこにいるんだよ。
 バカバカしくて、興奮する。

「わかった。いいよ。そこまで言うんだったら、しゃぶってもいいよ」
「ほ、ほんと!? ありがとう、啓一くん!」

 葉子はパァっと輝くような笑顔を浮かべ、俺のチンポにしゃぶりついてきた。いきなり強く吸い付いて、舌をベロベロに絡みつけてくる。

「んぢゅっ、ちゅぶっ、ちゅぶっ、ちゅぶっ、ちゅぶっ、ハァ、おいしい! すごくおいしいわ、啓一くんのチンポ! ちゅぶっ、こんなに、素敵な、んっ、チンポ、初めてよ! ちゅぶっ、ちゅぶっ、ちゅぶっ」

 顔を上下に、器用に角度を変えながら葉子はズポズポと俺のを飲み込んでいく。舌と頬と喉が俺の陰茎を巧みに擦りあげ、唾液を垂らし、指は俺の根元を離すまいと強く絞っている。
 ぞくぞくと、急激に俺の快感も高まっていく。このままではあっという間に果てそうだ。
 親父の趣味なのか、あるいは元からなのか知らないが、かなりこなれた感じのフェラだった。
 それに、前から憧れてた義母に咥えさせてるっていうのは、やはり特別の感動があった。
 気がつくと、俺は自分から腰を動かしていた。
 葉子は喉を突かれて苦しそうな声を出したが、決して俺のを離そうとはしなかった。むしろストロークを俺の動きに合わせ、乱暴な口淫に付き合ってくれた。
 彼女のスケベな優しさに少しだけ嬉しくなる。母親としては信用できなくても、セックスのパートナーとしてはイイ女になってくれそうだ。
 俺は、彼女の喉深く目がけて、自分の欲望を発射した。

「んんっ!? …んくっ……んっ、んっ、んっ……」

 葉子の喉がコクリ、コクリと動く。俺の精液は全部飲み干してくれたらしい。それでも、まだ飽き足らないように彼女は舌を忙しなく動かし、俺の萎え始めた陰茎を必死に引き留めていた。

「んっ、んっ、んっ、んっ」

 上目遣いで俺の機嫌を伺いながら、腰にしがみついて頬をすぼめて顔を前後させる。良母の仮面を忘れ、メスの匂いを発する今の葉子は俺の欲情をそそった。

「あぁっ、ぢゅぶっ、んんんっ、美味ひいっ、なんて美味しいチンポなの。こんなチンポがすぐそばにあったなんて……あぁっ、ちゅぶっ、もっと早くに、ちゅぶっ、しゃぶっておけば良かった! もうこれは私のもの! 私のチンポ! んぐっ、絶対に、手放したり、ちゅぶっ、しないから!」

 セックスは女を変える。こいつはもう二度と俺を家から出そうなんて考えないだろう。
 それでいい。ずっと俺の面倒をみろ。息子のメシと金とセックスの保障をしろ。お前の存在意義なんてそんなものだ。
 イったばかりで敏感になってる俺のチンポに絡む葉子の舌と唇の刺激に流され、ムクムクと俺は勃起していく。
 だが、頭の中は冷えていく。このオンナを堕としたっていう満足が、一度目の射精と一緒に終わった感じだ。
 チートでクリアしたゲームは飽きるのも早い。あとはただ犯すだけの作業になってしまうのが目に見えていて、退屈だった。
 少し遊んでみるか。この女が、俺のチンポのためにどこまで出来るのか、見せてもらおう。

「葉子さん。いや、葉子。口を離せ」

 葉子はしばし俺の顔を見つめたあと、名残惜しそうにゆっくりとあごを引き、チュパと俺のを離した。

「これをお前のマンコに欲しいか?」

 隆々とスジの浮き出た俺のを、葉子の鼻先に突きつける。
 男の匂いと、自分の唾液に塗れたソレに、葉子は目を細めて熱い吐息を吹きかける。

「欲しい……です」

 熱に浮かされた声は、すでに母であることを忘れてオンナに浸りきっていた。
 だが俺は、そんな葉子よりも母親の顔をした葉子を汚して犯してやりたいと思う。

「それじゃ交換だ。詠美を俺のオンナによこせ。そうしたらお前のマンコにこれを突っ込んでやる。俺の息子とお前の娘、公平な交換だろ?」
「なッ!?」

 顔色を変えた葉子が、母親に戻って俺に激昂する。

「バ、バカなこと言わないで! あの子は関係ないでしょ。あなたの妹じゃない!」
「関係ないかどうかは俺が決める。俺はお前に断るまでもなく、犯したいときにアイツを犯すぞ。その前に、一応母親の許可をもらっておきたいだけだ。いいか? 詠美を俺のオンナに差し出すと言えば、お前も抱いてやる。断るなら二度と俺のチンポは触らせない。それだけだ」
「……そ、そんな……」

 葉子は狼狽した様子を隠そうともせず、視線をあちこちに泳がせる。
 義理の息子のチンポと、実の娘を秤にかけて悩む母親とは、なかなか見れるものじゃない。少し愉快な気持ちになってきた。

「どうした? いらないのか、これを?」
「うっ……うっ……」

 俺はチンポの先端を葉子の頬に押しつける。ぐりぐりと顔を自分の唾液に汚されながら、どこか恍惚の色も浮かべる葉子は色っぽく、俺の嗜虐心を煽った。

「言わないなら、俺のチンポは詠美だけのものだ。さぞかし詠美も喜ぶだろ。欲しがっても貰えない哀れな母親に、俺のチンポを咥えこむところ見せつけてやれるんだから」
「あぁっ……そ、そんな……」
「言えよ。娘を俺に差し出しますから、好きに犯してくださいって。だから私にもチンポを恵んでくださいって。そうしたら俺のチンポを分けてやるぜ?」
「……うっ……うぅっ……」

 屈辱的な責め苦に唇を噛みしめ、それでも葉子は俺のチンポの匂いに欲情し、興奮を増していく。
 やがて、意を決したように目を閉じると、ひとすじの涙を落とし、懺悔の言葉を口にした。

「……ごめんなさい、詠美……ママを許して」

 まったく、この世に女の涙ほど尊いものはないな。
 こうして少しばかり泣いてみせるだけで、娘を生け贄に差し出す自分を許してしまえるんだから。
 どうか娘ともども犯してくださいと、土下座して俺に乞う葉子の顔は、すでにメスの歓喜に浮かれていた。
 クズだ。やっぱりこの女もクズだ。
 俺は込み上げる笑いを堪えようがなかった。
 
 

「―――あぁっ!? あぁっ、ひいっ! いいっ! すごく、いいっ! 最高です! 啓一さんのチンポ、最高ですぅ! あぁっ、あぁーっ!」

 キッチンテーブルに手をついて、義理の息子に尻を犯され、葉子は淫らな声を上げた。
 いつも「でかいな」と思って見ていた彼女の尻は、思ってた以上にキレイな形と肌をしていた。
 脱がせても年齢を感じさせない女だ。
 抱けば、もっと若く感じた。
 娘を産んでからかなり経つはずなのに、締めつけも緩くはない。愛液の多い体質なのか、スケベ汁をとめどなくを溢れさせながらも、俺の乱暴な突き入れにキュッキュと律儀な反応を返してくれた。
 男を悦ばせることに慣れてるんだろう。じつに理想的な義母じゃないか。

「もう、啓一さんのチンポなしじゃ生きていけない! あぁっ、ずっと、このチンポと、一緒に! 一緒にいさせてください! 好き! 好き! 愛してます! チンポ、啓一さんのチンポぉ!」

 まだ夕食の皿の載っているキッチンテーブルをガタガタと揺らし、葉子は淫らに「チンポ、チンポ」と叫んで、俺たちのセックスをやかましく主張していた。
 そんな俺たちの見えるリビングのテーブルでは、詠美がノートを広げて勉強している。
 時々、俺たちの方を気にして顔を上げるが、俺と目が合いそうになると慌てて真っ赤な顔を伏せ、ノートにペンを走らせるフリを続けた。
 勉強なんてはかどらないだろう。でも、詠美はここから離れることはできない。
 母親の葉子から許可もいただいたので、2階にいた詠美を呼び出させて、いくつか催眠による強制暗示をかけた。

 まずは、兄のことを愛すること。
 俺を毛嫌いしていた詠美だが、そのきっかけとなった出来事の以前には、俺のことを兄として尊敬していたし、好意も抱いていたそうだ。
 だからもう一度、さらにもっと深く、男して俺のことを意識させてみることにした。
 ただし、兄妹の関係を守るため、その気持ちは自分の胸に秘め続けること。
 俺は別に詠美のことを愛してるわけじゃない。
 葉子と同様、家にいる便利な女だから、性欲処理と催眠術ごっこの道具として遊びたいだけだ。
 俺と葉子がセックスをする関係であることも、家の中で好きなときに好きな場所でセックスすることも、詠美に了解させた。もちろんそれも俺たちだけの秘密として、親父にも黙ってるよう命令した。
 あとは見て見ぬふりしようが、今みたいにこっそり覗き見しようが、詠美の好きにするがいい。
 詠美自身も俺にセックスされたいと願っている。だけど、それはいけないことだから自分の口からは言えない。
 だから、俺が詠美に性的な“イタズラ”しても、彼女は気づかないふりして内心で喜ぶようにした。
 詠美は今、色気のないスウェットの上をたくし上げ、色気のないブラを丸出しにして勉強している。
 さっき、催眠のかかり具合を確かめるために俺がたくし上げたまんまだ。詠美はそのとき恥ずかしそうな悲鳴を上げたが、その後は一生懸命に“気づかないふり”をして、真っ赤な顔で勉強を続けている。そして、葉子と俺が見せつけるようにセックスを始めても、気づかないふりをして勉強を続けている。
 詠美はすっかり、兄にイタズラされて喜ぶ健気な妹になった。
 彼女の下着でオナニーしてた俺を目撃した例の事件も、彼女の中では良い思い出に変わったことだろう。

「あぁ、気持ちいい! 啓一さんのチンポ、すごくいい! もう離さないで! 私を啓一さんのチンポで繋いでてぇ!」
「……っ」

 俺に犯されて泣いて喜ぶ母と、そんな母の姿に欲情している自分を堪える、生真面目な妹。
 にやけてしまう自分を抑えようがなかった。
 葉子の服に手を突っ込んで、ブラを無理やり剥ぎ取って胸を揉む。

「あぁッ! お、おっぱい! おっぱいダメェ! そこはダメなの、あぁっ! チ、チンポいい…ッ!」

 俺のチンポに心底惚れても、俺の手で胸を揉まれるには抵抗があるらしく、葉子はむずがるように尻を揺すった。
 だが知ったことか。
 抱いてくれと言って尻を差し出したのはお前だ。俺がどう楽しもうが勝手だ。俺が腰の動きを速めると、葉子も快感に流されて淫らな嬌声を上げた。
 それにしても、でけえ。こんなにでかい胸を揉むのは初めてだ。指の間からはみ出す肉の感触が、気持ち良くてしょうがない。
 本当に恵まれた体をしている。親父なんかに独り占めさせなくて良かったぜ。コイツは今日から俺の肉穴だ。
 乱暴に体を揉み、乱暴に腰を突き動かす。相手の体に気遣うこともなく、ただ俺の犯りたいように犯る。
 葉子も俺の為すがままに、涙を流して悦んでいた。

「いいっ、いいっ! イク! イキます! 息子のチンポで、私、イクぅ!」

 葉子は床を濡らす自分の愛液の上に、さらに大量の飛沫を飛ばして絶頂に達した。
 膝をがくがく震わせ、崩れ落ちそうになる葉子の体。俺は引っこ抜けそうになった尻を鷲づかみにして支える。

「はぁ……はぁぁぁ……気持ち、良かった……」

 なんだよ。俺はまだ満足してないぞ。何を勝手にイってんだよ。
 へたりきった葉子の体を、キッチンテーブルの上に押し上げた。サラダボウルや茶碗が床に落ちて、やかましい音を立てた。

「きゃっ!?」

 詠美がびっくりして顔を上げる。俺はかまわず葉子の腕を背中に捻りあげ、強引に尻を犯していく。

「あぁッ!? ひぐっ、あぁっ、け、啓一さん、ダメ、あ、あ、ダ、ダメ、あっ、ゆる、許して、もう、私、あっ、あっ、あぁ!? ひィ! ひィィッ!」

 イッたばかりの体を抑えつけられ、乱暴に犯されて葉子は悲鳴を上げた。
 死にそうなくらいの快楽なんだろう。過ぎた快感は苦痛と変わらない。葉子は必死に助けを求める。
 だがそれは、女性経験の少ない俺にしてみれば、この上ないファンファーレだ。
 俺のチンポで女を狂わせてるっていう勝利感が、ますますこの女を虐めてやりたいっていう興奮に変わった。腰の動きをさらに乱暴にさせた。

「死ぬ……死ぬ、私……んっ、んっ、んー…あぁーッ…んー、んー……あぁーッ!?」

 口の周りを泡だらけにし、汗と涙で濡れた髪を顔に張り付かせる。葉子の整った優しげな顔が、苦悶と快楽でぐしゃぐしゃに歪んだ。
 壊れた人形のようだ。
 時々思い出したように悲鳴を上げ、くぐもった声を漏らす。ぱたりと静かになったと思えば、またはしたなく大声を上げる。失神しても構わず俺は犯り続けた。
 詠美はすっかり息を飲み、目の前の乱暴なセックスに圧倒され、呆然としていた。
 ふっくらとした葉子よりも若干細面で、肩にかかる程度の黒髪を真っ直ぐに伸ばした詠美は、いかにも真面目な女生徒という印象だ。昔から大人しく内気なやつだった。
 長い前髪と、黒縁のウェリントンメガネ。母親譲りの整った顔を、詠美は極力目立たぬようにしたいらしい。
 年頃の娘のくせに珍しい。潔癖なやつだから、恋でもしない限り地味な自分を変えようとは思わないんだろう。
 処女であることは、さっき催眠中に本人から聞いた。これから兄にイタズラされて喜ぶ変態妹になって、どう変わっていくのか、少しだけ楽しみな気がした。

 込み上げてくる射精欲が限界に達する寸前、俺は葉子から自分のを引き抜いた。葉子は低い悲鳴を上げ、尻をびくびく痙攣させた。
 ビンビンにそそり立ったチンポを握って、俺はそのまま詠美の方へ向かう。驚いて目を丸くした詠美だったが、すぐに俺の催眠暗示を思い出して、ノートに向かって“気づかないふり”を始める。
 きれいに梳かれた黒い髪。俺はその髪に向かって精液をぶっかけた。
 詠美は「ひっ」と小さく悲鳴を上げる。首をすくめて目をつぶる。だが、体を強張らせたまま、大人しく兄の精液を頭で受け止めていた。
 自分でも驚くほど大量の精液だ。尿道が破裂しそうなくらい脈動していた。
 前からズリネタにしていた義母を抱いて、そして自分を毛嫌いしていた生意気な義妹の髪に射精するんだから、気持ち良くないはずはない。
 堪えそうもない満足感に腰がしびれた。性的なもの以上に、この美人母娘を同時に汚してやったという、大きな征服感が俺の心を満たした。
 やがて大量の白濁が溜まった詠美の髪から、ねっとりと精液が垂れ、ノートにまで落ちた。

「あ……」

 せっかく途中まで解答が進んでいた数学のノートに、俺の精液だまりが出来て、詠美のキレイな字が滲んだ。
 詠美はそれを見て悲しむかと思いきや、逆に彼女はうっとりと顔を染め、にぱぁと頬を緩めた。

「……えへ」

 俺の精液だまりをシャーペンの線で丸く囲うと、詠美はそこに「お兄ちゃんの精子!」と達筆で矢印を付け足し、嬉しそうに次のページから解答をやり直し始めた。
 その仕草には微笑ましさすら感じる。俺も気がついたら頬を緩めていた。
 アソコから大量の愛液を垂らし、白目を剥いて失神する葉子と、俺の精液を頭に乗っけたまま、健気に勉強を続ける詠美の幸せそうな横顔を眺めながら、俺はタバコに火をつけた。

 俺たち、ようやくいい家族になれそうだ。

 ―――それから数日が経った。
 親父は相変わらず残業続きで、連日遅くまで帰ってこない。
 その間に、俺は葉子と詠美にやりたい放題をしていた。
 リビングでテレビを見ながら葉子にフェラをさせ、近くで勉強している詠美のホットミルクの入ったマグカップの中に射精する。
 気づかないふりをしつつ、何度も味を確かめるように飲んでは頬を染める詠美を観察しながら、今度は葉子の膣に挿入して、娘の見ている前で中出しする。
 あるいは、風呂場で体を洗う詠美を、扉を開けて堂々と覗き見する。
 恥ずかしそうに体を隠して洗う詠美を見ながら、脱衣所で葉子を犯す。もちろん精液は詠美の体にふりかける。詠美はそれをスポンジに染みこませ、ていねいに体を擦っていた。
 朝、親父を見送ったばかりの葉子を、親父たちの寝室で押し倒す。親父よりも俺のチンポの方をずっと愛してると葉子に言わせ、膣の中に射精し、そのまま昼近くまで犯し続けた。
 腹が減ったので、葉子に裸エプロンで昼食を作らせた。メシを食ってたら宅配便が来たので、恥ずかしがる葉子に「そのまま出ないと二度と抱いてやらねぇぞ」と命令し、裸エプロンのまま荷物を受け取らせた。
 若い宅配便の兄ちゃんが、太ももから俺の精液垂らす葉子に今にも襲いかかりそうな顔してて、笑えた。
 昼すぎ、学校から帰ってきた詠美の着替えを、彼女の部屋のベッドに寝っ転がって観察させてもらう。
 気づかないふりして制服を脱ぐ詠美が、顔を真っ赤にして下着姿になる。
 その姿に欲情した俺は、私服を着る前に詠美を後ろから抑えつけ、尻と下着の隙間に俺のをねじ込み、素股の要領で疑似レイプして、パンツの中に射精した。
 詠美もさすがにやられてる最中は怖がっていたようだったが、パンツの中の精液を見て嬉しそうに頬を染め、それを穿いたまま夜まで過ごしたようだった。
 そして夜は、息子に腰が抜けるまで犯されてフラフラの母親と、兄の精液まみれのパンツを穿いてる妹と、何も知らない親父の4人で晩メシを食う。
 それが我が家の日常となっていた。

 ―――ある日、喉が渇いて2階に降りたら、キッチンから葉子と親父の声がした。

「こないだお前の言ってた件だけど。ほら、啓一に一人暮らしさせたらって話」
「え?」
「俺も考えたんだけど、確かに今のままじゃ啓一もダメになるだけだ。安いアパートでも探して―――」
「ちょっと何言ってるの、あなた? 啓一さんがどうして出て行かなきゃならないの?」
「は? お前がこないだ言ったんだろ」
「冗談じゃないわ。ダメ。絶対にダメよ」
「今さら何言ってんだ。もう決めたんだよ。啓一には出て行ってもらう。一人になって自分の人生っていうのを考えさせた方がいい」
「あなたこそ何言ってんのよ。啓一さんがいなくなったら、困るのは私なのよ。啓一さんなしじゃ私は生きていけない。啓一さんのチンポじゃないと、私はもう満足できないの!」
「……おい、葉子。冗談は……」
「近寄らないで! あなたは敵よ。私と啓一さんのチンポの敵! いやよ。啓一さんがいなくなるなんて、絶対にいや! どうしても啓一さんが出て行くなら私もついていく。死ぬまで離れたりしない。あのチンポがなくなるなんて考えただけで、私はもう……!」
「お、落ち着け。落ち着いて、お前、どういうことか説明を―――」

 ……笑える。
 何も知らない親父は本気で慌てふためいているようだ。せっかくの夫婦水入らずを邪魔するのも悪いので、俺はそのまま2階の詠美の部屋に戻ることにした。

 詠美は、俺が戻ってくるとビクリと体を震わせ、勉強を続けるふりをした。
 パジャマとその上に羽織ったカーディガンはボタンを全て外し、丸く形の整った乳房は丸出しだった。椅子の上に足をMの形に開き、下着ごと太ももまで下ろした姿勢は窮屈で、とても勉強しやすそうには見えなかった。
 だが、俺のイタズラの最中だったので、その格好のまま我慢を続けていたようだ。
 兄思いの感心な妹だ。さんざん俺にクンニされてトロトロになった処女のあそこが、真っ赤になって開かれている。
 俺は後ろから詠美の胸に手を伸ばし、両手で揉みほぐしてやった。葉子ほど大きくはないが、娘だけあって形は似ていた。このまま成長して、重みでちょっと垂れれば葉子と同じおっぱいになるだろう。
 だが、スレンダーな詠美にはこの大きさがよく似合っている。手の中にすっぽり収まる、ジャストサイズというやつだ。
 時おり甘いため息を漏らしながら、詠美は俺にされるがままになっていた。

「詠美のおっぱい、だいぶ感度良くなってきたな。俺が毎日揉んでやってるおかげだな?」

 耳元でそう囁くと、詠美は真っ赤になって、かすかに頷いた。イタズラされて“気づかないふり”をしつつ、俺に喜びのサインを送ってくる。
 優等生の義妹を、兄の手で少しずつ淫らな女の子に変えていってる充足感があった。
 でももう、それも飽きてきた。そろそろ詠美にもセックスを覚えさせて、俺の性欲処理をやらせるか。
 
「詠美、こっち来い」
「え……きゃっ」

 俺は詠美をベッドの上で四つんばいにさせて、パジャマの下を膝までずり下げた。

「お、お兄ちゃん……?」
「そのままでいろ。動くな」

 俺は詠美の後ろに回って自分のスウェットごとパンツも下ろした。
 何度も見せたことのある俺のチンポが、自分のヴァギナのあたりに照準を合わせているの感じて、詠美は不安そうに俺を振り返った。
 明らかにこれまでの“イタズラ”とは違う雰囲気に戸惑っているようだった。
 だが、関係ない。さんざん俺に弄ばれてきたんだから、いつかこういう時が来ると詠美も分かってたはずだ。
 詠美は、俺が何も言わずとも、覚悟を決めたように顔を伏せ、尻をわずかに高くした。
 俺は妹の未踏の場所に、遠慮無く先端を押しつけ、強引に押し入っていった。

「うッ!? うぐぅーッ!」

 枕に顔を埋め、シーツを握りしめて、詠美は悲鳴を噛み殺す。そこはとてもキツくて、熱い。俺はさらに押し入っていく。ブチ、ブチ、と何かを剥がしていく感触がする。詠美の固く握った拳が震えている。でもまだ半分を過ぎたくらいだ。残りを一気に押し込むことにした。

「うぐぅぅぅぅッ!」

 逃げようとする詠美の尻をきつく握り、最後まで押し込んだ。詠美はひときわ高い悲鳴を上げる。葉子のと比べて小さなそこは、俺のに抵抗するかのように収縮し、痛みに震えていた。
 姿勢を直すために、ほんのわずかに引き抜く。たったそれだけでも詠美はビクンと背中を跳ね上げ、じわりと尻を冷や汗で濡らした。
 そんなに痛いのか?
 だが、妹相手に優しい言葉をかける趣味はない。俺はきつい締めつけを続ける詠美の中を強引に引き、そして押し戻した。

「ぅああぁぁッ!」

 体を傷つけられる痛みに、詠美は苦悶の悲鳴を上げる。逃げようとする細い腰を抱えて、俺は挿送を繰り返す。ぬるりとした破瓜の血が少し滑りを良くしてくれた。
 数度突いただけだが、ザラついたヒダと、根元から絞るような強い締めつけが、かなりの快感を予感させた。
 葉子のより、ずっと刺激的で気持ちの良いマンコだ。名器ってやつか。まだ初めてだから分からないが、このまま俺のチンポで育ててやれば、良いセックスパートナーになるかもしれない。それは素直に楽しみだった。

「くぅっ! うぅ! んんーッ! んーッ!」

 歯をぎりぎり言わせて詠美は体を硬直させる。尻をブルブル震わせ、俺に抜き差しさせるだけの行為に必死に耐えてる感じだ。
 別に詠美がどう感じようが知ったことではないが、痛みに震えるだけの妹を見ていると、こいつがセックスに溺れるとどう変わるのか、早く見てみたい気もした。
 あぁ、また俺はチート遊びで楽しみをぶち壊そうとしている。
 それは分かっているのだが、生来の面倒くさがりだから、反応の鈍い詠美を抱き続ける手間を考えると、さっさと催眠で淫乱妹にしちまった方が楽だと思えた。

「詠美、痛いか?」

 涙をボロボロこぼしながら詠美はコクリと頷き、そして慌てて首を横に振った。
 意味のないウソつくなよ。心配しなくても、すぐに俺のチンポによがり狂う淫乱女子校生にしてやるって。

「お前の中に俺がいるの、分かるな? そこに集中しろ」

 目をギュウとさらに強くつぶって、詠美は俺の命令どおりに自分のマンコの中に集中する。俺は詠美の真っ赤な耳に口を近づける。

「じわじわ俺のがお前の中に広がっていく。お前を満たしていく。お前が俺のオンナになっていくんだ。俺のチンポが、お前を中から変えていくのを感じろ」
「……はぁ……はぁ……」
「お前の中に快楽が広がっていく。それが俺のオンナになった証だ。喜べ。お前は今日から、兄に抱かれて喜ぶ変態妹だ」
「んんっ、あぁぁああああッ!」

 軽く一突きすると、詠美は細い喉を仰け反らせて、一声、かん高い声を上げた。
 それからは、もう乱れる一方だった。

「あぁッ! あぁッ! お、お兄ちゃん! お兄ちゃん、気持ちいい! これ気持ちいい!」
「そうか。俺に犯されて嬉しいか、詠美?」
「う、うん! 私……嬉しい! お兄ちゃんのオンナにしてもらえて嬉しい! あぁッ! あぁッ!」

 俺の乱暴な腰の動きに、今度は甘い声で応える。きつい締めつけは変わらないが、それは拒むためのものではなく、俺のを手放したくないという必死さだった。

「お兄ちゃん! お兄ちゃぁん!」

 ずれたメガネの奥で瞳は喜びに濡れ、ピンク色の舌で唇をいやらしく舐め回し、媚びた声で俺を呼ぶ。
 初めてセックスなのに、娼婦のようにエロい表情を詠美はさらけ出していた。
 やっぱり葉子の娘だ。清純そうな顔をしてるくせに、淫乱の素質も十分すぎるほど持ってやがった。

『私と啓一さんのチンポを引き裂こうなんて、絶対に許さない! 二度とそんなこと言わないで!』

 下ではますます葉子がヒートアップしているらしく、2階まで彼女の声は響いていた。
 俺は詠美の口を塞いで、耳元に囁く。

「詠美、聞けよ。下で葉子が騒いでるのが分かるか?」

 せっかくのセックスを中断されて詠美は悲しそうな顔をしたが、すぐに下の騒ぎに気づいて眉をしかめた。

『落ち着けと言ってるんだ、葉子! 何のことだ? 啓一とお前の間に何があるんだ!?』
『セックスよ! 啓一さんのチンポよ! あれは私のモノなの。あれがないと私はもう生きていけないの。誰にも絶対に渡さないわ。出て行くんなら、あなたが出て行って! あなたも詠美も出て行って! 私たちの邪魔しないでよ!』

 俺と葉子の関係を知っている詠美は、当然、俺とのセックスに溺れている彼女の姿をいつも見ている。だが、それを親父にぶつける彼女にはさすがに驚いたようで、目を丸くしていた。
 
「葉子、俺との関係を親父に宣言しちまった。しかも俺のチンポは自分のモノだって。お前も親父も、もういらないってよ」

 詠美は、驚いて丸くした目を、今度は細く鋭くした。
 いつものでかいメガネの奥で、普段おとなしい彼女の激しい感情が燃え上がる瞬間を、俺は初めて見た。
 ゆらゆらと、ゆっくりと、彼女の尻が自分から揺れ出した。

「んっ、んっ、んっ、んんっ、お兄、ちゃん、お兄ちゃんっ」

 邪魔なメガネを投げ捨て、切ない目で俺を俺を見上げ、腰の動きを大きくしていく。要領を掴むにつれ、大胆に尻を蠢かせるようになっていく。

「お兄ちゃん、お兄ちゃん……ッ!」

 自分から尻を振る詠美は、恍惚と、怒りと、交互に表情を変えながら、懸命に愛液を滴らせ、俺のを締めつけてくる。

「お兄ちゃんは私のモノ……絶対に、私のモノ……好き、大好きっ。ママになんか渡さない。私の、私の、お兄ちゃんなのぉ…!」

 仲のよかった母娘の間に生まれた、初めてのライバル意識。それを俺のチンポにギュウっと押しつけてくる。
 俺は健気に揺れる妹の尻に任せて、腰の動きを止めた。詠美は俺を悦ばせようと、ますます必死になって尻を振る。
 破瓜の血もまだ乾かないというのに、詠美のそこは快楽に喜び、濃い愛液を垂らしていた。
 そんな妹の姿に、俺も徐々に興奮が高まっていく。
 俺は一突きで詠美を絶頂に導き、そして、彼女の中に大量の精液を吐き出してやった。

「あっ、あああああッ!? ひゃ、あああああッ!」

 ビクン、ビクンと、自分の反応に自分自身で戸惑いながら、絶頂の快楽に押し流され、詠美は目を剥いて悲鳴を上げた。
 そのぐったりと落ちた尻から引き抜くと、こぼれ落ちる俺の精液は彼女の血と一緒にシーツを濡らした。
 処女の女を抱くのは初めてだったが、なかなか気分の良い光景だった。

「啓一! ちょっと来い! 早くしろ!」
「逃げないでよ! 二度とそんなこと言わないって約束してちょうだい! 私と啓一さんのチンポのことには、二度と口出ししないって約束しなさい!」

 階段の下では、犬も食えずに逃げ出しそうな夫婦ゲンカが、俺にまで飛び火しようとしているところだ。
 そろそろ親父だけ仲間ハズレってのも限界だな。

「詠美、起きろよ」

 初めてのエッチに疲れてウトウトしていた詠美が、気怠そうに目を開ける。俺を見上げる瞳には、媚びと母性と、女の自信を感じさせた。
 妙に色気のある表情だ。処女じゃなくなった途端にもうこれかよ。あの堅苦しい義妹とは別人みたいだ。

「親父が呼んでる。一緒に行こうぜ。俺たちがセックスしたって証拠を親父と葉子さんに見せて、お前が俺のモノだって認めてもらうんだ」

 詠美は、うっすらと笑顔を浮かべて、「うん」と頷いた。手を引いてやると、詠美も俺に体を寄せてきた。
 俺たち兄妹は乱れた格好のまま下へ降りて行く。
 母も娘も息子に寝取られた哀れな親父には、せめてものサービスとして、ロストバージンしたばかりの娘のマンコくらいは見せてやろう。
 そして、そこに釘付けになった視線から俺の催眠をかけてやる。
 もちろん、親父に美味しい思いなんてさせるつもりはない。親父にはいつも通り仕事に行って、俺たちを養っていくだけの金を稼いでもらうだけだ。
 いや、もっと頑張ってもらわないといけないな。
 そのうち、この母娘は俺の子を妊娠するだろう。そいつらを養っていく金も、親父に稼いでもらわないと。

 まだまだ俺を楽しませてくれよ。
 お前たちは、俺の退屈しのぎに捧げられた供物だ。

「―――おぉ、『K-ICHI』殿~! お久しブラックデザイアでござるな~!」
「んだよテメー、飢え死にしたんじゃなかったのか?」

 サニーズは例によって『まっつん』と『BUBU』しか来ていなかった。
 こんなところにしょっちゅう顔を見せるのは、『おちんちん大百科』を除けばこの2人くらいだ。

「今日もお前らしかいないの?」
「いやいや。さきほど『疾風のKURO』殿も参加するとの意思表明があったところでござる。もうじき来るでござるよ」
「ふぅん」

 あのガキか。
 うぜーんだよな、あいつも。好きじゃねぇ。
 この『まっつん』も十分うぜーけど、あいつの場合、女子独特の甲高い声で騒ぐから余計に耳にキンキンくるんだよ。
 
「それよか、『K-ICHI』もどうしてたよ? もう家からおん出されたのか?」
「いや、あれからずいぶん過保護にされてるよ。逆に家から出るのも大変だった」
「なんだそれ? どうなったんだよ?」
「ま、無事に追い出されずに済んだってとこ」

 親父も公認で葉子と詠美を俺のオンナにして以来、俺の家での立場は逆転した。
 女2人で俺を手厚く世話してくれるし、セックスの方だって競うように俺のチンポを取り合い、乾くヒマもないくらいだ。
 あの2人は、家の中では基本全裸か下着姿だ。食卓だろうが風呂だろうが、親父がいようがお構いなしにキスやフェラでスキンシップさせて、気が向けばセックスもしてやってる。
 葉子はますます妖艶な色気を身につけた。貞淑な母だった彼女は、今は家の中でもスケベな下着を身につけ、息子のチンポのことばかり考えているスケベ奴隷に堕ちた。飲めと言えば俺の小便だって飲む。こないだアナルも掘ってやったら、泣いて感謝されたぐらいだ。
 処女だった詠美も、エッチに慣れてだいぶスケベになってきた。一丁前に女としての母親にライバル意識があるようで、自分のいない間に俺たちがセックスしてるのも気に入らないらしく、最近は学校も休みがちになっている。こないだは母親のマネして似合いもしないエロ下着を着てきたから、笑ってやった。
 2人の美人母娘に愛されて、俺は恵まれた家庭生活を送っている。あいつらが俺の子を妊娠するのもすぐだろう。
 ただ、やっぱりすぐ飽きた。
 勝手にヒートアップして俺を奪い合う2人を見てると、逆にこっちは興ざめしてくる。欲しいものは手に入れるまでが楽しい。だが手に入れてしまうと、そこにあるだけのアイテムにすぎない。
 例えば何十時間もかけて苦労して手に入れた『オフランド』のアイテムも、次の目標が生まれるまでの短い満足にすぎないように。
 ようするに、俺は退屈がイヤなだけだったんだ。
 楽に暮らして面白いことがあればそれでいい。他人に巻き込まれるのも面倒くさいことも嫌い。将来の不安やストレスはもっと嫌いだ。だからいつも、そのことを忘れられるヒマ潰しを探している。
 まあ、そんなことをお気楽な人種であるこいつらにこぼしても仕方ないが。

「……お、すげぇな、お前」
「器用ですなあ」

 フォークをペン回しの要領でくるくる回す。高校時代、授業中はずっとこればかりしてたので、そこそこのテクニックは持っている。
 自慢するほどでもない特技だが、こいつらの前で披露したことなかったので、目を引く程度には十分だった。
 そしてこのまま催眠に落とすのも簡単だった。

「俺の言葉がお前らの常識になる。お前らはもう俺の言葉に従うしかない」
「……はい……」
「……はい……」

 ぼんやりとした顔で『まっつん』と『BUBU』が頷く。あれだけ偉そうに俺に催眠講義してた『BUBU』も一瞬だ。本当にバカな女だ。きっかけは、お前が俺に教えたことなのに。
 ばさばさの髪と、色白な顔をうつろにした『BUBU』の目は大き開かれ、ぽってりした唇も半開きにしていた。
 大人しくしてれば、なかなかの美少女だ。顔面だけならな。そこは認めてやる。
 親の金で威張りちらして、わがままで嫌な女だった。俺はこの女が大嫌いだった。ぶん殴ってやりたいと思ったことも何度もあった。
 だが、こうして眺めてみると、殴るにはもったいのないと思えるんだから、俺も現金な男だ。

 俺は、『BUBU』のだらしなく開いた唇に勃起していた。

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バッドトランス@シェーブルサーバー専用連絡板

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『疾風のKURO』:つーことで、あたしはサニーズに入れなかった。まっつんに犯されかけたお
『Ice-book』:こないだのサニーズのことならおちんちん大百科からも聞いた。大変だったみたいだな。
『疾風のKURO』:あたしのは今日の話。おちんちんのことは知らないけど何かぇ???
『ばれんちの』:あまり人に言うことじゃない。彼は深く傷ついている。
『疾風のKURO』:あたしだって傷ついてるのに涙キラリ☆
『疾風のKURO』:てかまっつん○したい。誰か手伝ってくんね?
『kirikiri舞』:話がよくわかんないんだけど、まっつんさんに何かされたの?警察行ったほうがいいんじゃない?
『疾風のKURO』:されたってか、サニーズ行ったらまっつんに「入るな」とかナイフで脅されただけ
『疾風のKURO』:レイプはされてない。うち帰ったらまだ処女だった。ふにゃー
『鵬零時』:―――店内の様子kwsk
『疾風のKURO』:エロすぎて中学生のKUROちんにはkwsk閲覧できなかったお
『疾風のKURO』:とりあえずK-ICHIが女を大勢レイプレイしてたお♂♂♂
『疾風のKURO』:女はみんな四つんばいだったお♂お♂おー♂
『ばれんちの』:おちんちんの言ってた催眠術かな?それもBUBUのせい?
『疾風のKURO』:違うんじゃね?BUBUもやられてたし(笑)
『鵬零時』:―――KUROの話が本当ならそれは通常の催眠術じゃない
『Ice-book』:零時さんは何だと思う?
『鵬零時』:―――わからない。ただリア充爆発しろと思う
『kirikiri舞』:ねえこれマジな話なの?みんな信じるてるの?
『疾風のKURO』:本当だっつの。KUROちんマジピンチだったってばよ
『Ice-book』:おちんちんの話は本当だ。俺が身元引受人になったから。自分でもどうしてあんなことしたのかわからないそうだ。
『Ice-book』:彼はBUBUのせいでコミュにもオフランドにもログインできなくなった。それをただの催眠暗示だとは彼も思ってない。
『Ice-book』:おちんちんは自分の身に何が起こっているか調べるつもりだと言っている。
『Ice-book』:俺はしばらくネットから離れるべきだと言ったが。
『ばれんちの』:私もその件でBUBUは許せない。日頃おちんちんにはお世話になってる。ヒマな身だし、私がおちんちんと一緒に動くつもり。
『鵬零時』:―――@ばれんちの:おちんちんにはお世話になってる。<保存した
『鵬零時』:―――@ばれんちの:おちんちんと一緒に動くつもり。<2回保存した
『kirikiri舞』:私はまだ信じられない。なにそのトンデモ話ってかんじ
『疾風のKURO』:\ハッ/じゃサニーズ行けば?K-ICHIにやられればあなたでも分かるよ!
『Ice-book』:サニーズはやめよう。あと提案だがオフランドにもしばらくログインは控えないか?
『Ice-book』:オフランドには前からおかしな噂がある。
『Ice-book』:このゲームは他のMMOに比べて廃人重症度が高いらしい。
『Ice-book』:野放し状態のRMTや、新規クエストやアイテムの頻繁な投入で煽る運営方針もそうだが。
『Ice-book』:フラッシングを多用した効果や尺の短いBGMのループも、中毒者を増やすための演出と言われてる。
『Ice-book』:だが悪質な細工はそれだけではないと思う。掲示板でも過労や精神失調の書き込みが多いし、幻視や幻聴を訴える者もいる。
『ばれんちの』:オフランドは異常犯罪者も輩出している。
『Ice-book』:そう。先日の12人殺した通り魔や、“砲撃手”を名乗ってスカイツリーに爆破予告した高校生もユーザーという話だ。
『Ice-book』:どこまで運営が意図的なのかは分からないが、オフランドが異常者を大量に生む土壌になってる可能性はある。
『kirikiri舞』:それじゃ、私たちも異常者なの?w
『鵬零時』:―――少なくとも俺は異常者だ
『疾風のKURO』:余計にウソくさくなるからやめてよ。あたしが見てきたサニーズ事件だけは本物なののののの!
『ばれんちの』:通り魔事件の犯人がオフランドのヘビーユーザーだったのも本当。
『ばれんちの』:10年間ひきこもりだった小男が、量販品の包丁一本で、12名の頸椎をほぼ同じ位置で断ち切ってたという話。
『鵬零時』:―――“アサシン”最強か。胸がポカポカするな
『Ice-book』:ふと思ったんだが、「オフランド」は仏語で「捧げもの」「供物」のことだ。
『Ice-book』:穿った見方をするなら、それはゲームの世界観というより、俺たちヘビーユーザーを指したタイトルなのかもな。
『kirikiri舞』:そんなの本当に一部の人だけの話でしょ。それともユーザー全員が異常者とでも?オフランド潰したいの?
『Ice-book』:そういうつもりはない。すまない。少し空想が過ぎたみたいだ。
『kirikiri舞』:別に怒ってはいないけど。私は自分を異常と思ったことはないから。
『疾風のKURO』:K-ICHIなんて元からおかしかったじゃん。あの目(<l><l>)はやばいと思ってた
『ばれんちの』:私もあまり良い印象はなかった。家族の悪口ばかり言ってくるのも嫌だった。
『kirikiri舞』:一緒にミッションしててもノリが悪い
『Ice-book』:他人を寄せつけないタイプではあったと思う。
『鵬零時』:―――(俺は秘かに好きだったんだが)
『まっつん』:おまえらK-ICHI様の悪口を書くな。頃すぞ。
『疾風のKURO』:来たなヒョロ男。ふざけんなよテメー
『Ice-book』:まっつんさん、どうした?何があったか教えてくれ
『まっつん』:K-ICHI様の悪口を書いたやつら頃す
『まっつん』:絶対に頃す
『疾風のKURO』:おまえが氏ねよヒョロ男。K-ICHIも氏ね
『まっつん』:kuro頃す
『ばれんちの』:やめて。まっつん、気を悪くしたのなら謝るから。
『まっつん』:ばれんちの頃す
『まっつん』:頃す頃す頃す
『まっつん』:頃す頃す頃す頃す頃す頃す
『Ice-book』:まっつんさん、話がしたい。電話に出てくれ
『まっつん』:ice頃す
『まっつん』:頃す頃す頃す頃す頃す
『kirikiri舞』:ちょっとマジなのこれw
『まっつん』:頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す
『まっつん』:頃す
『まっつん』:頃す頃す頃す
『疾風のKURO』:まっつん頃す頃す頃す頃すマジぶっ頃す!
『まっつん』:KURO頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す
『まっつん』:頃す頃すKURO頃す頃す頃すくろころすくろころす頃す頃す
『疾風のKURO』:頭おかしーぞテメー!ふざけんな!氏ね!氏ね!
『ばれんちの』:KURO、落ち着こう。まっつん、会って話できないかな?私と話しようよ。
『まっつん』:頃す頃す頃す頃す頃す頃すkuro頃す頃す頃すkuro頃す頃す頃す頃すkおろす頃す
『Ice-book』:まっつんさん、電話に出てくれ。頼む。
『まっつん』:kuro頃すkuro頃すKurkukurokろす頃すkurokorosu
『まっつん』:頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃すkuro頃すkuro頃すkuro頃すkuro頃す
『鵬零時』:―――KURO今すぐ家から出ろ。メールで場所送るから俺が行くまで待ってろ
『まっつん』:krplrtltkylkおrpsうkおrrおっskkおrk
『まっつん』:kおrおsうkおrおおrおっkskkおrころすこkおrおkkkk
『まっつん』:kkk
『まっつん』:
『まっつん』:
『まっつん』:kkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkk

*現在、管理者により書き込みが制限されています*

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「……『BUBU』の身体は俺の言葉に従う。ただお前自身はそのことを認識できない。普段どおりに振舞っているとしか思えない。『まっつん』、お前は『BUBU』が何をしても“エロい”としか思えない。そして俺の命令に従うことがお前の喜び。いいな?」
「……はい……」
「……はい……」
「それじゃ、目を覚ませ」

 2人の瞳にぼんやりと光が戻る。眠りから覚めたばかりのように目を泳がせる。
 自分たちが前と違う自分になっていることを、彼女たちはまだ知らない。

「それじゃ『BUBU』、こっちに来て俺にキスしろよ」
「はぁ?」

 いきなりの命令に、『BUBU』は思いきり眉をしかめる。
 こいつの顔で凄んでも、あまり怖くはないのだが。

「ふざけんなよ、『K-ICHI』コラ。なんでオレがお前にそんなセクハラしなきゃなんねーんだよ」

 そういって『BUBU』は正面の席を立って、俺の隣に移って腰掛ける。体を寄せてくっつける。
 詠美より小さな体だ。そして俺の首に手を回すと、ぽってりとした唇を俺に押し当ててきる。

「ん……」

 不器用に押し当ててきただけ。だが、その肉厚な唇は十分に柔らかくて気持ちいい感触だった。『BUBU』のくせに甘い息をしていた。

「おお……『BUBU』殿の唇が優しく『K-ICHI』殿の唇にキスを……こんなところでなんとエロいことを……」

 股間を手で隠しながら『まっつん』は身悶える。『BUBU』はまた「はぁ?」と眉をしかめる。

「気持ち悪いこというんじゃねぇよ『まっつん』。そんなことするはずないだろ。オレは『K-ICHI』の女かっつうの」

 俺の首に手を回し、体を密着させたまま『BUBU』は怒鳴った。柔らかい唇が俺の上唇を挟むように動いて、少しくすぐったい。

「まったく、オレがキスなんてするわけねぇだろ。しかも『K-ICHI』みてぇな男に……ん……ちゅ……」
「『BUBU』、ちゃんと舌も使えよ」
「はぁ? お前もさっきから何言ってんだよ、んちゅ、バカか、れろ……」

 ぬるりと『BUBU』の舌が俺の唇を舐めまわす。色気のない舌使いだが、『BUBU』にそんなことやらせてると思うと、十分に興奮できた。
 生意気な女が、生意気なことを言いながら俺の言いなりになっている。とても愉快な遊びだ。

「もっと『まっつん』にも見えるようにしてやれよ」
「ん…バカヤロウ、なんでオレがそんなこと…ちゅ、れろ、れろ……」
「おおおお……『BUBU』殿の舌が『K-ICHI』殿の口の中へ……いやらしい……いやらしいでござるよぉ」

 俺は『BUBU』の尻に手を回した。柔らかい感触が心地よい。

「てめ、どこ触って――」
「お前は尻を触られると喜ぶ。触られても怒らない」
「あ、んっ…尻、触ってくれるのか? いい心がけだな『K-ICHI』、もっと撫でろ。あん、うふ、ふふっ……んっ、ちゅっ」

 とたんに『BUBU』は笑顔になって尻をくねらせる。間近で見るこいつの笑顔も悪くないと思った。そして艶かしい吐息も。

「腰をあんなにくねらせて……くぅ、たまらないでござる」

 近くの席のカップルも、俺らが熱々のカップルに見えるのか、クスクスと笑ってる。『まっつん』は我慢できずに股間をこすり始めた。
 俺も、だんだん今のシチュエーションに我慢できなくなってきた。

「……『BUBU』、しゃがめ。俺のチンポを出してしゃぶれ」
「なっ!? ふざけんな、てめ! いい加減にしろ!」

 怒鳴りながら『BUBU』は俺の足の間にしゃがみ、俺のを取り出して両手に握った。そしてしつこく俺の悪口を言いながら、俺の股間に舌を這わせた。

「んっ、えっ、れろ、れろ、ちゅ、ん、んっ」

 舌を伸ばして、チロチロと幹を舐める。
 へたくそな舌使いだった。
 じつに単調な愛撫。葉子や詠美に比べれば、稚拙すぎてあくびが出そうだ。せっかく高まっていた興奮が沈んでいくのを感じる。
 本当にムカつくやつだぜ。せっかく俺のオンナにしてやってもいいと思ってたのに。

「おい、『BUBU』。俺の質問に正直に答えろ。お前チンポ舐めたことないのか?」
「あるわけねぇだろ、バカ。何言ってんだコノヤロウ」
「処女か?」
「決まってんだろうが! キスもしたことねぇよ!」

 あぁ、やっぱりか。『BUBU』みたいな変人にオトコがいるはずねぇもんな。仕方なく俺が頭を押さえ込み、チンポを飲み込ませて前後に揺さぶってやる。

「んんー!? んぶぶっ、ぢゅぶっ、ちゅぶっ、んぶっ」
「抵抗するな。お前はもう体を自由に動かせない」
「うおおおおっ!? とうとう、そんなことまで! イク! 拙者、もうすぐイクでござる!」

 喉の奥を擦るように強引に揺さぶる。たまに歯が当たって痛いが、こいつに任せておくよりマシだ。俺は『BUBU』の髪を鷲づかみにし、喉を串刺しにするつもりで揺さぶった。

「……ひっ!?」

 しゃっくりみたいな声がした。顔を上げると、空いた食器を片付ける途中のウェイトレスが、俺たちを見つけて顔を真っ赤にしてた。

「え、あの、お、お客様、あ、あの……ッ」

 ここのウェイトレスはわりと当たりが多い。フェラチオしてる『BUBU』を見て動揺しているこの女も、結構な顔と体つきをしていた。
 なるほど、『BUBU』で遊ぶよりも、どうせなら店の連中も一緒にやった方が面白そうだな。
 俺は、股間を見つめる彼女の視線に向かって人差し指を突きつける。

「動くな」
「ひィ!?」

 俺の命令が、ムチのようにウェイトレスの脳を縛り、体を硬直させた。頭の中に俺の言葉が刺さったのを確信して、さらに命令を続ける。

「動くな。そのままでいろ」

 俺はウェイトレスの短いスカートをめくり上げ、顔のわりに大胆な下着に口笛を鳴らす。
 ウェイトレスはボウっと宙を見つめ、されるがままだった。

「派手な下着だな。彼氏とデートの約束でもあったのか?」
「……はい……」
「あ、そう。まぁそのまま立ってろ。何をされても動くなよ」

 俺はその下着もずり下げ、陰毛の濃いソコを露わにした。柔らかくて美味そうなマンコだ。彼氏はラッキーなやつだな。俺にも少しくらいお裾分けしてもらおうか。
 いつまでも下手くそなフェラを続ける『BUBU』を押しのけ、俺はウェイトレスの手から料理の載ったトレイを奪った。
 そして、思いっきり床に叩きつけた。
 激しい騒音に客も店員も悲鳴を上げてこちらに注目する。彼らが見たのは、俺にスカートを持ち上げられ、下着も下げてアソコを露わにするウェイトレスの姿だ。
 思いがけない音と光景に、店内がいっせいに注目する。悲鳴を上げる者もいる。
 俺はその瞬間、店中の人間の眼、あるいは耳を掌握した。

「動くな!」

 店に響く声で俺は命令を飛ばした。『まっつん』にも『BUBU』にもだ。間抜けな顔でこちらを見ている連中の脳みそに、グサグサとダガーのように俺の命令が刺さっていくのを感じる。

「この店と、お前たちの脳みそは俺が占拠した。お前らは俺の命令に従わなければならない。期間は一生だ。一生、俺の言うとおりにしろ。おい、『まっつん』ちょっと来い」
「……はい……」

 呆けた顔して床を見ている『まっつん』に、俺はテーブルナイフとフォークを持たせた。

「それがお前の装備だ。今からこの店に入ってこようとするやつはお前が追い出せ。KUROのガキもだ。しつこいやつは刺してもいい。体を張って俺を守るのがお前の仕事だ。いいな、“暗黒騎士”まっつん?」
「はい……K-ICHI様……ッ!」
「それじゃ、お前は入り口を見張ってろ」
「ぅはいッ!」

 細く尖った『まっつん』の目がギラギラと光る。へぼい“魔獣使い”だった俺が、ベテランナイトのまっつんに命令するなんて、オフランドでは考えられないことだったけどな。

 さて、まずは女だ。
 俺は店内を見渡して、めぼしい女に目をつける。

「そこのカップルの女、ちょっと来い。あと、そっちの女子校生軍団の髪長いやつ。そう、お前。それと隣の金髪も来い。そこのベレー帽の客もだ」

 適当に女を選んで、俺は次にウェイトレスを全員並べる。

「……全員、上を脱げ」

 もともと少し扇情的だった制服の上を脱がせて、ブラもとらせた。なかなかの粒ぞろいだ。今日はそのまま仕事をやらせることにする。

「よし、とりあえずお前とお前と、お前。俺に呼ばれた女はこっちで並べ。呼ばれなかったやつらは俺たちのこと無視してろ。他の客も俺たちの何してても気にすんな。メシ食っててもいいぞ」

 結構な人数になった。
 俺はそいつらと、あとさっきのウェイトレスと『BUBU』も一列に並べて立たせる。
 どいつもこいつも、うつろな顔をしている。俺の命令しか聞こえない人形だ。

「全員、声を出すな。余計な動きをするな。俺の言うとおりにだけ動け。まずは服を脱ぐんだ。下着も全部」

 緩慢な動きで、女たちが服を脱いでいく。うちの母娘ほどではないが、それなりに容姿の良い女たちだ。『BUBU』も、いつも着ているオフランドの“道化師”コスのおかしな服を脱いでしまえば、そそるオンナに見えた。

「床に手をついて四つんばいになれ。尻をこっちに向けて」

 無言のまま、全員が四つんばいになる。通路をふさがれたウェイトレスが、全裸で四つんばいになってる同僚をまたいで忙しそうに客に料理を届ける。盛況で何よりだな。
 
「マンコ濡らせ。早く」

 いくつも並ぶ尻が、無言のまま少しずつ紅潮していく様は、なかなか面白い観察だった。
 セックスに慣れてる女ほど早いんだろうか。『BUBU』が一番濡れるのが遅い。隣のウェイトレスは、このあと彼氏に抱かれることでも想像してるのか、早くも膝まで垂れているというのに。

「しかたねぇな。友だちのよしみで手伝ってやるよ、『BUBU』」

 俺は赤黒く勃起した亀頭を、『BUBU』の尻に擦り付ける。指一本、自分の意志で動かせない『BUBU』だが、その白い尻にザワザワと鳥肌を立てた。こいつの尻は性感帯だ。すぐにじわじわと湿らせていく。

「そろそろいいか。挿れるぞ」

 まだ十分な濡れ具合ではなかったが、後がつかえているので、さっさと挿入を済ませておくことにする。
 きつくて、固い入り口だったが、強引に押し込んでしまうと、あとは奥まで一気だった。
 少し引き抜くと、くちゅ、と音を立てて血が俺の陰茎にまとわりついてきた。俺の手の下で尻に脂汗が浮かんでいく。
 声を出せないようにして正解だったな。さぞかし耳障りな悲鳴を上げていたに違いない。
 俺はそのまま『BUBU』の中を動く。処女だけあって、詠美と同じきつい締めつけだった。
 なかなか気持いいモノを持ってるじゃないか。好きにはなれない女だが、マンコくらいは今後も使ってやってもいいな。

 入り口あたりで、『まっつん』が誰かと言い争っている。このやかましい声は『疾風のKURO』か。

 ちゃんと働けよ、ヒョロ男。俺はしばらく忙しい。
 俺は『BUBU』の中から引き抜いて、隣のウェイトレスの中に入れた。すでに十分温まってるソコは、俺のにねっとりと絡むように包み込み、奥深くへと導くようだった。
 だが、まだまだ抱かなきゃならない女は多い。数回、その女の感触を楽しんだあと、俺はすぐに隣の女子校生の尻へと移った。
 金髪ボブヘアの彼女は、若いわりにしっとりした肌をしていて、尻の感触のマンコの中も柔らかくて気持ち良かった。
 俺は彼女の中が気に入って腰の動きを速める。
 サニーズの店内はいつものように騒がしく、注文も飛び交い、熱々の料理が胸丸出しのウェイトレスたちによって運ばれていった。
 俺に恋人や友人をラブドールのように犯されながら、客たちは嬉しそうに料理や歓談に花を咲かせた。
 家畜のように尻を並べる女たちを犯しながら、俺はその日常的な光景を眺めている。
 愉快な話だ。
 だが、この瞬間を楽しむ自分と同時に、どこか退屈な気持ちの自分も俺の中にはいた。

 何やってんだろうな、俺?

 俺は、別に『まっつん』や『BUBU』に催眠かけるはつもりなかった。犯すつもりもなかった。本当に、今の今までは。
 それなのに、気がつけばごく自然にこいつらを支配して、店まで巻き添えにしている自分に軽く驚きを感じている。
 どうしてこんなことしてるんだろう。俺はメシを食いに来ただけだ。なのに、まるでタバコに火をつけるみたいに、無意識に他人を支配して犯していた。
 どうして俺はこんなことをした?
 退屈だったから? 分からない。そうかもしれない。
 そのまま女子校生の中で射精した。そして近くのウェイトレスを呼び止め、運ばれる途中のストロベリーパフェの上に、女子校生のマンコから垂れる俺の精液をかけてやった。
 それは家族連れのテーブルに運ばれる。そこの小さな女の子が精液まみれのパフェを一口ほおばり、「美味しい」と笑顔を両親に振りまいた。
 その光景を見ても俺は笑えなかった。幸せそうな家族ってやつが、妙に眩しく思えただけだった。
 俺はいったい、どうしちまったんだろう?
 分からない。考えても分からないから、次の女の尻に突っ込んで腰を動かす。飽きれば次の女。そっちも飽きれば次の女。そしてこの店にも飽きたら、今度は久しぶりに大学にでも顔を出してみようか。
 誰かが止めてくれるまで、俺はきっと止まれない。ひたすら腰を振って、どこの誰とも知れない女の中に射精するだけだ。
 それでもまだ飽きたらずに、また次の女に挿入して腰を動かす自分を、別の自分が笑ってる。

 まあ、いいさ。
 きっと俺も、どこかの誰かの、退屈しのぎの供物なんだろ。

< 了 >

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