ファイル4:藤灘 明日香
「トリックorトリート♪ お菓子をくれなきゃ肛門をさらすぞ♪」
いかれた台詞をいいながらクリスはマインドマートのフードコートで小躍りをしていた。
格好は全裸にランドセルという姿だ。いや、微妙に全裸ではない。
股間にはよだれ掛けをふんどしのようにつけている。
しかし、ふんどしのように股間に食い込まないので動くたびにめくれ大事な部分が露出する。
靴は幼児用のアニメのキャラがプリントされている靴を履き、乳首にはクリスマスツリー用の赤と緑のオーメントがぶら下がっていた。
95%全裸だ。
頭にはパーティー用のとんがり帽子をかぶり、子供が入っているぼて腹はオレンジに塗られ目玉とギザギザ口が黒で描かれている。
「ああ。そういえばもうすぐハロウィンか」
ぼて腹をハロウィンのカボチャに見立てはしゃぐ姿は勘違いしたハロウィンバカにふさわしい格好だ。
真っ昼間のコンビニにこんな格好で入ってきたクリスに対し客は二度見した後、軽蔑したり、罵ったり、写メを取ったりと様々だ。
「いいのか? 警察のエリートがそんな格好で練り歩いて」
仮装と言い張れない変態丸出し姿を晒しているのにクリスははしゃぐ。
「なにいってるんだ? もう警察はやめてるじゃないか! 今の私は破廉恥系動画投稿者だ! アカウント名『肛門おばけ』だぞ! 公然猥褻の前科持ち♪ チャンネル登録おねげ〜しまっす!」
ケツを叩きながら笑うクリスを見ながら店長である君はそうだったけ? と記憶をさぐる。
「投稿する動画のアドバイスをいろいろ店長から受けて日々精進中だ。1か月前アップした『勘当された実家で脱糞してみた』は凄く好評だったぞ! 玄関で踏ん張っている所にお父様がいきなり玄関開けてびっくりして脱糞しちゃったやつだ! 通報されてみっともなく逃げて結局捕まって見事前科2犯〜♪ いぇい!」
ピースをしながら敬礼するクリスを見て思い出した。
警察でそこそこの地位に就いていたのでレイプした後いいように使える玩具にしていた。
しかし、同時に警察の捜査本部を手帳で言う事を聞くようにしていたため、しばらくした後「別にクリスを警察においておく必要がない」事に気がついた。
妊娠させて膨らんでいく腹を晒しながら勤務させ時々遊んでいたが、その事に気付いた為、自分の記憶を忘れさせ捨てることにした。
その際、泣いてすがりついた為、今の格好にケツ穴に爆竹を突っ込ませ真昼のビジネス街で人間ロケット花火をしたら記憶を消さないと言ったら、本当に実行した。
手帳で強制はしていない。周りの人間も手帳でフォローしないと言っても、この肛門おばけはやった。
リアル汚い花火を見て盛大に笑ったが、その後、大勢の警官に悶えながら連行される姿の方が印象が強い。
テレビでやっている警察特集番組さながらだった事を覚えている。
なかなか、楽しめたので、留置所にいる所を手帳の力で外に出してやることにした。
クリスがいなくても、警察を自在にできると確証できたので、懲戒免職させ、今までの事を両親に連絡させた。
当然、実家からは勘当され、現在はネカフェ難民として生活させている。
その時に今までがんばったご褒美として新たな人生の目標として破廉恥系動画投稿者を設定してあげた。
上げる動画の内容が逮捕案件なので普通の動画投稿サイトには上げれない為、会員制のアダルト投稿サイトにアップさせている。
サイトからはいるお金は店長の口座に入るようにしてあるので、どんなに好評やチャンネル数を稼いでもクリスには一銭も入らないが、本人が嬉しそうに動画を撮影している姿は人生がお金や学歴や地位でない事を再確認させてくれた。
動画内容のアドバイス(命令)は時々しているが、最近はクリスが自分がだした命令よりえぐい内容を数多く出しているので天職だったのだろう。
「あはは! 今日はハロウィン用の動画を作る為の仮装が思った以上によくできたから昼間だってのに来ちゃったぞ♪ はっぴぃ〜はろうぃ〜ん♪」
端から見たら危ない薬をキメている痴女にしか見えない元エリートの姿はなかなか楽しめたが、そろそろ飽きた。
「おい! 肛門おばけ。今すぐ、前と同じ物を肛門につめて病院に行ってこい!」
クリスは困惑しながら、首を傾げる。
「??? 私は病院からは『破水するまで来るな!』と追い出されたんだぞ。ケツ穴にいくらを詰め込んで診察台で出産ならぬ産卵したから! あ…ぁっ……思い出したらケツ穴が広がるうぅ♪」
クリスは過去にやった自分の痴態を思い出して震えながら股間をいじりだした。
「それがどうした? 行くのは産婦人科じゃない。動物病院だ。新種の珍獣として診察してもらえ。『人間やめたので動物病院に行ってみた』って動画を上げろ。ちゃんと診察券作ってもらって診察台に上げてもらえるまで動物病院を探しまくって挑戦し続けろ」
オナニーをし始めたクリスの髪を引っ張って静止させる。その言葉にクリスは激しく頷く。
「はい! はい!! わっかりました♪ やった! これで又、動画を投稿できるぞ!! 撮って! 撮ってくれ!!!」
そういって、携帯を渡すと、手でピースをしながら笑顔で敬礼する。
「はっぴ〜はろうぃ〜ん♪ お菓子をくれなきゃ肛門を晒すぞ! 毎度おなじみ歩く猥褻物! 肛門おばけだぞ! 今回は〜♪ ハロウィン企画! ジャジャン! 『人間をやめたので動物病院に診察してもらってきた』!! でっす!!」
カメラに向かってだらしないスマイルをしながらクリスは実況する。
「以前、産婦人科の診察台の上でいくらをぶりぶり産卵しちゃってなじみの病院を出禁になっちゃった肛門おばけ! もう人間が通うような病院じゃあ物足りなくなったので動物病院に突撃しちゃおうってことになりました!! 動物用のぶっとい注射を壊れたケツ穴に突き刺してもらえるかと思うとドキドキのぐちょぐちょです!!」
そういった後、クリスは後ろを振り向き、腫れて盛り上がったケツ穴をカメラに向ける。
「トレードマークのただれたアナルも興奮してひくひくだ! これからまず、スーパーにいって、いくらを補給であります! ネカフェ暮らしでお金はすくないけど、ここで投資しなくちゃ女が廃る! 全財産ケツ穴にぶっ込みます! 撮影終わったらどうやって生活していこぅ〜!!」
破滅的な事をするというのにクリスの興奮は収まらない。止められない。
自分はもう終わっているという認識をすればするほど快感を覚えてしまう。
「う〜ん。いくらだけだと前回と同じでインパクトがないな。せっかくスーパーに行くならいくらだけでなく明太子も買って詰め込め。魚卵つながりだ。前回はつぶれると行けないからって診察直前で入れさせたけど、今回は清算直後のレジで詰め込め!」
店長の言葉にクリスは頬を赤める。まるで好きな人から告白されたときのような表情だ。
「はひぃ!! そんなの絶対通報されちゃう!! また、捕まっちゃう! どうしよう? どうしよう!! あああぁあ〜。わさびも買って一緒に入れてちゃう? 全部いれるから!! 絶対に全部いれるからぁあ〜♪」
言葉では困っているように聞こえるが、顔は目は見開いたまま壊れた笑顔をしている。
感極まって、声を張り上げだしたのでうるさくなったのでそろそろ追い出すことにした。
「なら、次は刑務所から出所したらくるんだな。動画がアップされなきゃ呼び出さないから。あ、アップした動画の言い値が1万こえたら迎えにいってやるよ」
そういって、クリスの携帯を押し付け返す。
クリスはその携帯を受け取って自取り棒に取り付ける。
「ほんとか! それなら安心しろ! なぜなら、動画は編集せず生配信するから!! これなら捕まってもアップできるぞ! という訳で今から狂った肛門おばけが町中を爆走しながらスーパーに向かうぞ! みかけたらいいね!を押すのだ! 私の肛門がぶっ壊れる所を拡散してくれ! はっぴ〜はろうぃん〜♪」
自取り棒を動かし、携帯のカメラに向かって笑顔を向けるとそのまま笑いながらコンビニから出て行った。その惨めな後ろ姿を見ながら、その手があったかと感心した。
ぶっちゃけ、投稿前に捕まってしばらく檻の中に入れられて動画をアップできないと思っていたが、当てが外れた。
さすがは、いかれてもエリートと言った所だ。まあ例えアップしてイイネ!が1万を越えたとしても、気が向いた時にいけばいいかと忘れる事にした。
「そうか……もう、ハロウィンの季節か……」
魚卵を垂れ流して喜ぶ変態だったが、季節の移りを思い出させてくれた事に店長は感謝する。
昔は生きていくだけで精一杯で季節の移り変わりなど気にも止めなかったが、手帳を拾ってからは違う。
季節ごとにいろいろ楽しんだ変態女が頭をよぎるようになった。
そしてハロウィンと言えば、あの女だ。久々に呼び出そうかと思ったその時、黒ベースのセーラー服を来た美女が入ってきた。
腰まで届く黒髪のロングで、凛とした雰囲気を漂わせ、きりっとした目つきは下手な男を寄せ付けないよう威嚇しているように感じられる。
買い物をしていた客がぼそっとつぶやいた。
「あれ、嶺法院女学院の制服? あの超有名なお嬢様学校の?」
嶺法院女学院とはこの町から2駅ほど先にある、小学校から大学まで兼ね備えている女子校だ。
明治の時代に創立され、政治家や会社社長、芸能人や文化人と言った上級国民の娘が通っている事で有名だ。
「おお! 凄いなあ。ちょうど呼ぼうかなと思ってた所だった! え〜と。名前何だっけ」
店長が喋ると、入ってきた女性はそちらに顔を向ける。
「相変わらず、礼儀をわきまえてませんね」
そういいながらフードコートの椅子に座っている店長のそばに歩いてくる。
「ごめん。ごめん。君の場合、あのインパクトが凄すぎてね。おっぱいもめば思いだすかな? う〜ん。あいかわらずつつましい」
制服の上から胸を揉んでみるが、昔ながらの日本人らしいふくらみしかない。
「んっ! 失礼を通り越して、無礼です。全く……ぃひぃい!! 明日香です。藤灘明日香です」
明日香を名乗った大和撫子は胸をもまれているがそちらは文句は言わず、店長が名前を覚えていない事に怒っている。
「あ〜あ。そんな名前だったね。そんなことより、やっぱり服の上からじゃあ気持ちよくないからおっぱい見せて」
怒っている明日香など意にせず、命令をだす。
「そんなって! いいですか? 名前を呼ぶというのは相手に敬意を払ってる事をしめす大切なことですよ! いい年をした大人が! はいどうぞ! これでよろしいですか?」
怒りながらも明日香は制服の上をめくり、黒のブラをずらし、胸を露出させる。
「お〜。そうそう。こんな黒豆乳首だったねえ。下着もお揃いにしたの? 校則違反じゃない?」
そんな事をいいながら店長は露出した乳首にむしゃぶりつく。
「んひふぁ……。誰が黒豆乳首ですか!! 失礼です!! 下着は合わせた訳ではなく、ハロウィンだからです! んぐう……。 去年言ってたじゃないですか!ハロウィンには黒下着だって!」
目つきは鋭いが外見に見合わず、黒ずんだ乳輪に丸く膨らんだ乳首を甘噛みしてあげると感じているか甘えた声をもらす。
その反応に一年前に仕込んだ設定が生きている事を確認した店長は胸だけでなく、股間もまさぐる。
明日香の頭がまともなら、絶対に店長をひっぱたいていた事だろう。だが、そんな事はありえない。
明日香に取って店長のすることは全て正しい事で厳守しなければならない事と認識されている。
元来、明日香は華道の家元の父と老舗の呉服店の娘で政治家の母から生まれており、礼儀や作法、ルールに人一倍厳格な性格だ。
そこに店長が手帳をいじくり、性格や常識はそのままにして好きにできるようにした。
「うんうん。いや〜明日香ちゃんはこうでなくっちゃ。もう、大学生になったんじゃないっけ? 制服なんてどうして着てるの?」
店長はそういいながら、明日香と口を併せ、キスというより口の中をなめ回す。
「ふっぐぅ……ぷっは! どうしてって、あなたがこの制服を着た女性にいたずらするのが興奮すると言ってたからです。まったくいやらしい! この制服は淑女たる精神を形に表しデザインされた物です! そんな風に考えるなんて信じられません!! レロォレロ……」
片乳を出しながら男に抱きつかれながら舌を絡ませ合ってる女が淑女とは笑わせるが今の明日香にとってこの行為も、普段心がけている清く正しい振る舞いになっている。
「所で明日香ちゃんは、どうして来たの? まだ呼んでなかったのに?」
なめ回していた口を離すと店長と明日香の口がよだれの糸でつながる。しかし、明日香はそんな事を気にせず話を続ける。
「んぁ……はあ。相変わらず物覚えが悪いですね。それで社会人としてやっていけるのですか? あなたが一年前に言ったのでしょう。『ハロウィンになったら又見せてくれ!』って。藤灘家の人間は約束を違えたりいたしません。それでは、ご披露させていただきます」
そういうと、スカートに手をかけ、ずりおろす。続いて黒のレース下着も脱ずり下し、優雅に足から外す。
お嬢様学校の制服を着こなした女性が、コンビニのフードコートで下半身ストリップを始めた事にお客も驚き注目する。
だが、明日香は脱ぐ事に何の負い目もないしむしろ、誇るべき事をしていると思っている。
「おおぉ〜♪ すげえ〜。お嬢様の大事な所丸見えだぜ!! あれ! 肛門にも毛はえていない?」
男性のお客がその光景に思わず声を上げ、携帯を向ける。
その時、脱いだ服を丁寧にたたんでいた明日香がそちらの方を向いて目つきをさらに鋭くし声を上げる。
「そこのあなた! 女性にカメラを向けるなんて失礼じゃないですか! 常識がないんですか! ご両親に申し訳ないと思わないのですか? 思わないなら、小学校に戻ってやり直しなさい!!」
下半身すっぽんぽんで何を言ってるのかと思うが、放っているオーラに気圧され、男性客は携帯をおろす。
それでも逃げ出さない事に、若干不満のようだが、明日香は振り返って、床に正座し三つ指をそろえて深々と頭を下げる。
これから行なうのは神聖な行為なのだ。ふざけた態度で行なっていい物ではない。ただし、明日香に取ってはだ。
「おまたせしました。藤灘明日香と申します。本日は収穫祭を祝う為に参上致しました。まだ未熟者ですが精一杯つとめさせていただきますので、ご覧くださいませ」
土下座に近い格好の明日香の頭を店長は軽く叩く。そして、耳元でいくつか台詞を追加させた。
その言葉を聞いた時明日香は顔を赤らめながら睨みつけたが、店長の言う事は正しいのだ。どんなに恥ずかしくてもやらなくてはいけない。
「ほんっと……下品で最低です……。……くっ……黒豆乳首と剛毛ケツ穴をもつ藤灘明日香と申します。本日は収穫祭を祝う為に参上致しました。みっともない身体を晒しますが恥を承知でご披露させていただきます。写真撮影もぜひお願い致します……」
頭を下げながらお尻を振る姿に、先ほどにらまれた男性客は嬉々として携帯のカメラに押さえる。
明日香からしてみれば屈辱だろうが、止める事はできない。それにこれからもっと大事な事をするのだ。
明日香は優雅に顔を上げ立ち上がり、がに股になって、腰に手を当てる。
「それでは……ご覧ください……。す〜はぁ〜……。 ふんぐううっ!!!!」
呼吸を整えた後、お嬢様らしからぬ声を出しながら明日香が思いっきり踏ん張った。
「んんぐうううぎいぃ!! ほあああおううぅう!!」
奇声を上げながら全身全霊で下半身に力を込めている明日香の姿は異常だ。
下半身裸の姿に喜んでいた男性客も引いている。そのくらい明日香の顔は鬼気迫っている。
今までのすました顔が嘘のように目を見開き、食いしばっている。腰に当てていた腕は力こぶを作っている。
端から見れば店内で全力でで踏ん張ってるようにしか見えない。
「おぎょおおおお!! ぎだあぁあ! おびでりゅうう!!!」
頭の血管が切れるかと思えるほど声を上げると、明日香のお腹で少し膨らんでいた部分がゆっくりを下に向かって動き出した。
それにあわせ、がに股のまま、さらに腰を落とす。
「ふごっ! ふごっ! おおおぉおおぅううぅ!!!!! おおあはあぁああああ!!」
今までで最大の奇声を上げると明日香の股間の割れ目から濃い緑色の塊が顔をだす。
粘液でぬめったごつごつした物は割れ目を押し広げるようにでてきた。
やがて一番大きな部分が抜け出ると重力に引っ張られ、汚い音と共に転がり落ちた。
それは煮付けなどに使われるカボチャだった。ひねり出された粘液まみれのカボチャが床の上をごろごろ転がりやがて動きを止める。
「かひゅ〜……。はぁ……はあ……。ぉぉ………」
全ての力を使い切ったのか明日香は肩で息をし、だらしなく口を開けている。カボチャを産み落とした股間からはピンクと赤色をした芋虫らしい物体がぶらぶらと揺れていた。
その光景にギャラリー達は何が起こったのかわからなかったようだが、一拍を置いてようやく頭で理解し始めたようだ。突然、悲鳴が上がる。
「きゃー!!!」
「いや!! なにあれ!! いやぁあー!!!」
「うわ! なにあれ! まじですっげ! すっげ!!」
逃げ出すもの、あっけにとられ動けないもの、興奮するもの様々でちょっとした騒ぎになり始めている。店長は慌てず、手帳を取り出しギャラリーに見せた。
「はいはい。落ち着いて〜。大丈夫ですよ〜」
その言葉にギャラリーの騒ぎはぴたっと止まる。ただし、騒がなくなっただけで、困惑はしているようだった。
「いや〜。一年ぶりに見たけど相変わらず凄いねえ〜。ほら、周りの人たちに何をしたか説明しなさい」
そういうと、今度は手帳を明日香にむける。
「はぁ……はぁ……。ふう……。何をですか? 別に特別な事はしてません。外国ではハロウィンの際、こうやってカボチャをひねり出して祝う物なのでしょう? テレビでよく見るオレンジの大きな物を生み出せて一人前とか……。私はまだ未熟でこのような小物しか生み出せませんが……」
明日香の説明に聞いていたギャラリーは何を言ってるんだという顔をする。
これは去年君が仕込んでいた設定だ。去年は生み出した後、白目を剥いてひっくり返ったままだったのだが、今年は気絶せずにいる所を見ると成長しているようだ。
「何この子……。頭おかしいんじゃないの……それにあれ……もしかして子宮が飛び出してない?子宮脱ってやつじゃあ……」
主婦らしき女性がそんな事をつぶやく。その言葉に明日香はカチンときたのか向き直って声を上げる。
「当たり前じゃないですか! カボチャは子宮に押し込んだ後ひねり出したんです! こんな大きさの物をひねり出せばやった後はみ出るのは当然です!! それを頭がおかしいだなんて失礼な!」
はみ出た子宮をぶらぶら揺らしながら詰め寄る明日香に対し主婦は心底、汚らわしい物見つめる目をする。
そんな明日香に対し、店長はぶらぶら揺れ動いている子宮を掴み、子宮口に指をつっこんだ。
「おっぴょぅう!!」
人が出し得ない奇声を上げて、明日香はのけぞる。
「相変わらずグロイなあ〜。明日香ちゃん。あれこれ去年より膨らんでない?」
子宮を掴まれいじられてるにもかかわらず明日香は抵抗もせず、質問に返す。
「ふぎぃ……きょ……去年、ひねり出した後、目が覚めてあわてて押し込んだのですが……それからというものちょっと踏ん張ると飛び出るようになってしまったので……ううぅ……ちょっとカボチャをひねり出しただけでこんな身体になったなど親に恥ずかしくて言えず……。ふがいない自分を鍛えるべく日々はみ出したまま生活してました……おひっぃ!!」
子宮をいじられて気持ちいいのか快感に身体を震えさせながら明日香は説明を続ける。
「はじめは子宮が動いて太ももに当たるたびに悶えて動けなくなってましたが、藤灘の娘がくじける訳にはいけません。毎日風呂場で腰を振って素振りならぬ子宮振りをしたり、筆でなぞって鍛えたり……そうそう! 春には桜の枝をさして、作品にしたりしてみました。華道の神髄が少し見えたと思います!!」
髪をかきあげ自慢げに話す姿は滑稽だが、周りのギャラリーはどん引きだ。
当然だろう。生命を宿す子宮を弄んでいるのにそれを誇らしげに話す女を引くなという方が無理だ。特に女性からの視線は軽蔑ではなく、憤慨の域に達している。
そんな視線を浴びているにもかかわらず、明日香は誇らしげに股間からマンコの内側と子宮を晒している。
彼女に取って今の姿は、藤灘という高名な家にふさわしい姿と思い込んでいるのだ。
「すごいねえ〜。それにしてもこれ肉オナホって感じ。ちょっとつかわせてもらうよ。腰を下げて。入れづらいから」
そういうとチャックをおろし、勃起したチンポを取り出し明日香の子宮口に押当てる。
「あひぃい! おなほって……そんなふしだらな言葉を真っ昼間から声に出して・・はしたない。本当に下品な方ですね! ……このくらいでいいですか?」
こちらを蔑みながら腰を落として子宮口に当てやすくする姿は実に笑える。
まともな人間には明日香はお嬢様の皮をかぶったふしだら女にしか見えない。
いや、子宮で遊んでいる為、女ではなく淫乱ふしだら生物だろう。
そうと思われてるとも知らず、自信満々ですましている明日香の顔を見ながら子宮にチンポを押し込む。
「むぎょおお!!」
すましていた顔が変顔7変化のようにころころ悶える。
「へえ〜。子宮ってこんな感触なんだ……。う〜ん。思ったより気持ちよくないな……」
締め付けを強くしようと手で握っても、ぬるぬる出し、隙間から汁が吹き出してよくないどころか使いにくい。
元来、チンポを入れる場所ではない為、当然かもしれない。
「よ……良くないって……私の……藤灘の身体を愚弄する気ですか? どこが良くないのです! ……ふぎいいぃ」
あからさまな低評価に怒りをあらわにしたが、飛び出た子宮を握ると再び変顔になって悶えた。
「やっぱり、お嬢様だからといってだれでも一流ってわけじゃなかったな。去年、ハロウィンパーティーで面白い芸をしたからちょっとは期待したけど……やっぱ、汚れ芸人に女優レベルを期待しちゃ駄目だね」
店長は心底がっかりした顔でチンポを引き抜くと明日香を突き飛ばす。
明日香は顔面から床に倒れ込み、脱子宮はべちゃっと汚い音を出しながら床に叩き付けられた。
「づめだいいいぃい!! ううぅ……何をなさるんですか!! それに汚れとは……一体なんなんですか!!」
怒り顔で顔を上げる明日香にギャラリーは汚い生き物を見る目をしながら距離を取る。
「……あんなのがお嬢様学校の生徒だなんて……学校は知ってるのかしら……」
「なんで生きてるんだろ……」
「あれは無理だわ〜。女の身体だけど……。金貰っても抱けないわ〜。ヨゴレすぎ……」
浴びせられる台詞に明日香は混乱する。自分は恥ずべき行為は何もしていないのに、今まで生まれてきて聞いた事がない罵声を浴びているからだ。
「な……なんなんです! 無礼です! 文句があるなら、あなた方もカボチャをひねりだせばいいじゃないですか!!」
立ち上がって飛び出た子宮をぶらぶらさせながら叫ぶ明日香にギャラリーは無言で冷たい視線を浴びせる。
その視線に後ずさる明日香に対し店長は肩に手をかけ手帳をみせながら耳元に声をかける。
しばらくして、それを聞いた明日香はお尻を突き出し、ケツ肉を手で広げて肛門を晒すと大きな声で叫んだ。
「控えおろ〜う! この肛門が目に入らぬか!! 恐れ多くも天下の子宮脱お嬢様! 藤灘! 明日香! 肉オナホ様であらせられるぞ! ええい! ええい! 頭が高い! 控えおろう〜!!」
肛門を広げながら脱子宮をぶら下げながら必死で叫ぶ明日香は実に面白かった。
明日香には『位の高い家の者には生まれながら肛門に家紋が刻まれており、庶民にはそれを見せて自分の出自を示さなければいけない』と思いつきで設定したが思った以上に無様にやってくれた。
「ひいっ!! 来るな変態!!」
ギャラリーの一人が肛門を広げながら迫ってくる明日香のケツをひっぱたいた。
「ひぎいぃ!! ?? な……なぜ? 何か間違って??」
正しい事をしているのに尻を叩かれたため、明日香は混乱して顔を上げる。
そんな明日香に店長は手帳を見せてさらに追い打ちをする。
「間違ってないよ。庶民は君の高貴な身分と振るまいに嫉妬してやっかんでるだけだから。むしろ、軽〜く受け流しなさい。正しい行いをしているなら非難されても胸を張ってやりきるんだ。間違ってるのはお前達の方だって教えてやるといい。それが名家に生まれた者の務めなんだよ」
その言葉に、明日香の混乱は水を引くようにすっと消えて、ここに来たときのように凛とした顔立ちになった。
そして、立ち上がり、髪をかきあげると凛々しい顔になって、ケツを叩いた人に向き直る。
「ふう……すいません。どうやら、社交場での挨拶を知らない方だったようですね。ですが、知識として知っておいた方がいいですよ。いつそういった場所に招かれるかもしれませんから。もし、よろしかったら少し時間もありますし、お教えしましょうか?」
明らかに明日香より年上なのに、上から目線で話す事に対し、ケツを叩いた女性は明日香の頬をひっぱたく。
「あんたに教えてもらう事なんてないわよ!! 一度、頭の病院に行った方がいいわ! この変態自称お嬢様!!」
そういうと、女性は足音を荒げて出て行く。明日香はひっぱたかれて叩かれた頬をさするとため息をついた。
「あらら。叩かれちゃったねえ。大丈夫?」
店長はその様子を見て笑いながら、畳んで置いてあった明日香のパンツを使ってべとべとになったチンポを拭いている。
「ええ。別になんとも。親切で言ったのにわからなかったようです。全く……財産や名声もないだけでなく性根も腐ってるとは……。それに引き換えあなたは下品で失礼ですが愚かではありませんね。最低限ですが知識もあります。身なりを整えれば、社交界にもいけますよ。良ければ個人的にお教えしてあげましょうか? ここにいる者で一番見込みがありそうですし……」
明日香が振り向くと、未だに軽蔑をしたり、引きながらみているギャラリーがいた。
そちらに対して明日香は軽蔑の視線を向ける。そんな明日香に店長はへらへら笑いながら、チンポを拭いたパンツを頭にかぶせた。
「ああ……ありがとうございます。そもそも、何ですか。人を変態だの頭がおかしいとか恥ずかしくないのか! 聞こえてましたよ! 恥ずかしい? 藤灘の名にかけて私に恥ずかしい事などありません!! 控えおろ〜う!!」
明日香は真面目な顔でケツを突き出し、肛門を晒す。自信満々にケツ肉を広げる様にギャラリー全員呆れている。これは手遅れだという顔で。
「藤灘! 明日香! 肉オナホ様であらせられるぞ! 頭が高い! 控えおろ〜う!!」
ケツを突き出しながら、ドタバタとレジ前を動き回る。真面目な顔で肛門を晒す滑稽な姿は実に惨めだ。
「あ〜っははは! 明日香ちゃ〜ん。そのくらいにして。そうそう、個人レッスンはめんどくさいのでパス。そのかわりの提案なんだけど礼儀を教え広める為に実践動画を作ってみない?」
その言葉に肛門を広げた明日香が動きを止めてこちらに近づいてくる。
「実践動画……ですか? それは一体……?」
首を傾げる明日香に対して店長は説明する。
実際に『正しい』礼儀作法やマナーを明日香が実践している所を動画に取ってそれをネットにアップして大勢に見てもらうという物だ。
「マナーなんて口で説明してもらってもちゃんと理解はできないからさ〜。それにネットに上げた方が大勢の人に教える事ができるよ。動画の上げ方は教えてあげるから」
店長のいい分に、明日香は納得する。
「なるほど。……たしかに。より、大勢の人が正しい礼儀作法を知ることができるのはすばらしいですね。わかりました。藤灘の娘の名に恥じないよう務めさせていただきます」
パンツを頭にかぶりながら、下半身まるだし、おまけに子宮をぶら下げている女が決めていい顔と台詞ではないが、なかなか愉快なのでスルーした。
そして、クリスの乱痴気動画をアップしているアダルト動画投稿サイトを立ち上げる
「とりあえず、サイトには登録しておいてあげるからね」
明日香はその台詞に頭を下げる。
「大変助かります。私、そういう方面は詳しくないので……ありがとうございます」
礼儀正しくお礼をする姿に店長は気合いを入れて明日香のプロフィールを作る事にした。
「できた! 結構会心の出来だ。明日香ちゃん。こんなもんでどう?」
その言葉に、明日香は出来上がったプロフィールの画面をのぞく。
そこに書かれていたHNには『藤灘明日香肉オナホ』。
顔写真の所にはケツを突き出し、肛門を晒している写真だ。
垂れ下がっている子宮には学生証がセロテープで貼付けられていた。
自己紹介には明日香の生い立ちがしっかり書かれている。
家のルーツや今まで受けた賞など、明日香自身が自慢げに語った内容だ。
当然、何もぼかしてないので個人情報が丸わかりだ。
生年月日も偽りもない。電話番号も喋ったが、それをのせるとさすがに削除されると思ったので、写真のケツに電話番号を書く事で納得してもらった。
「ええ。私にふさわしい実に気品あふれる物になりました。写真は子宮口に華をいけた物かと迷いましたが、こちらの方が華道の心得だけでなく礼儀作法全般を教えるのにふさわしいとの事なので」
明日香は満足そうに登録ページの写真をみている。お尻には自分の携帯番号が落書きされ、脱子宮には学生証がテープでつけられているにも関わらずだ。
この情報を登録すると同時に、スパチャによるお金の振り込み口座を店長が作った口座に設定するのを忘れなかった。
「これでよし。動画の上げ方は教えたからがんばって。そうそう。明日香ちゃんが持ってる服で一番高いのってなに?」
店長から渡された動画アップの方法メモを見ていた明日香が顔を上げる。
「え? それは……そうですね。やはり、祖母から頂いた着物でしょうか。江戸時代に作られた大変貴重な物で私も元旦や慶事にしか着ません」
明日香の台詞に店長は閃く。せっかく、お嬢様が身ばれ上等でアダルトサイトに動画をあげるのだ。中途半端な物ではもったいない。
「すぐに親や学校にもばれて動画投稿とかできなくなるしね。一回の動画でたくさん稼げるよう過激な物にしないと」
店長の言葉に明日香は首を傾げる。
「時々、おかしな事をいいますね。あなたは。この藤灘明日香。やり始めたら最後までやりきります。礼儀作法の神髄が一回で伝わると思いません。何本も上げる予定なのでしっかり、ご覧になってください!」
アダルトサイトに痴態を投稿する事に神髄があるかどうかはわからないが、やる気になっている事はいい事だ。
「うんうん。それじゃあ、動画取るときはその着物を着てね。ただし、裾をミニスカートくらいまで切り取ってね。お尻の部分はほぼ丸出しくらい切るといい。胸の部分はハート形に切り取って、黒豆乳首を露出させるんだ。礼儀作法のお手本になるんだから正しい着物を着ないと。着付けが甘いって言われちゃあ駄目だしね」
着物をバカにしているような提案だが、明日香は全く反対しない。どんなにありえない事でも、明日香にとって正しい事であり、世界中の人々が守るべき事なのだ。
「後、そのぶら下がってる出来損ない肉オナホ。みっともないからペンキで塗ってデコレーションしちゃおうか。そうだな……そのはみ出てる子宮を鯉のぼりみたいに塗ってみよう。子宮口を鯉のぼりの口に見立てて。きっとおもしろいよ」
さらにひどいリクエストを追加しても明日香の反応は変わらない。
「ええ。わかりました。鯉のぼりは季節外れですが有名ですので外国の方にも受けがいいでしょう。なにより、記録に残るからこそ正しい着こなしをしなくてはいけません。すぐに家に戻って準備いたします」
そういって、子宮を出したまま明日香はスカートを履く。
「がんばって〜♪ 動画は最初に挨拶をした後、鯉のぼりにした子宮を揺らしながら歌を歌って、淑女は子宮を常にぶら下げなくてはいけない事を説明してね。そしてその後、明日香ちゃんお得意のカボチャひねりだしを実践してちょうだい。ひねり出す所しか見てないから正直どう準備してるか気になるわ。見た人が全員できるように詳しく」
そういって店長は明日香がひねり出したカボチャを拾い上げ、投げ返す。明日香はそれを優雅に受け取ると、来たときと同じような凛とした顔ででていった。
「ええ。藤灘の名に恥じない作法をお見せします。それでは……ごきげんよう」
そういって出て行く明日香の股間に子宮がはみ出てぶら下がってると思えると実に愉快だ。
子宮とおまんこの内壁を常に露出させたり、カボチャをひねり出すことをどう礼儀作法と繋げるかが見ものだ。
店長は明日香がどんな動画を上げるか待ちわびながら、立ち上げたサイトには閲覧回数トップの所にクリスの生ライブ動画があった。
そこにはスーパー前の道路で警官に取り押さえながら肛門からいくらや明太子を吹き出しながらわめくクリスの姿が映っていた。
「あの肉オナホお嬢様もこれくらい売れてもらわないとな」
<続く>
読ませていただきましたでよ~。
無様っぷりにいろいろ拍車がかかってきましたね。
クリスちゃんにしろ藤灘さんにしろ完全に社会的に終わってるのでぅ。
一つ気になったのでぅが、クリスちゃんは収入が全く無くてどうやってネカフェ暮らしをしているのでぅか?
警察時代に貯めた貯金を切り崩してるのかな?
にしても、警察が邪魔だからって好き勝手に操られた上に他の人も操ったから別にいらなくねって切り捨てられそうになるクリスちゃんが可哀想過ぎるのでぅw
であ。
感想ありがとうございます。
拍車というよりスロットルをフル近くまでいれました。
社会的に終わってますが生物的にはおわってません。それに、社会程度なら手帳持ちの店長にとってどうとでもできますから。
質問の回答ですが、ネカフェ暮らしですがずっとネカフェに住み着いてるわけではありません。
動画編集する際に、店長のところに来て頭を下げてお金をもらい。そのお金が無くなるまでネカフェに滞在しています。
その際に、シャワーや睡眠をとってます。なので、一応ネカフェ暮らしというわけです。
行くネットカフェは店長が指定し、ひそかな楽しみとして町中のネットカフェにブラックリスト入りコンプリートを狙っています。
また、ネカフェ代だけでなく、撮影機材購入やいくらなどの雑費購入資金もだしていますが、それは人間ロケット花火前にクリスの預金を全額おろし振り込ませた店長の口座からです。つまり元はクリスのお金です。
その他にも、店長は食料も援助しています。期限切れんお弁当や売れ残りの食材を嬉しそうに頂き、お礼としてゴミ捨て場や店の前の道路を掃除するクリスを店員たちは「ちょっと頭がおかしいけどかわいい生物」として、ほほえましく遊んであげることもあるそうです。
近々、黒髪のお仲間が一匹ふえるかもしれませね。