意識及び無意識の状態での精神掌握能力について No.03

1998/11/06

 10/27の実験を終え、最初の段階は完璧でないと言えども成功ではある。よって、二人の身体的・精神的安全に配慮したうえで、追加の改造を行うことにした。

 まずは、都を追加改造することにした。主な改善点としては、都の【命令】時には、相手が完全に無意識になっているため、意識を必要とする【命令】(常識改変や、一定の感情をを自覚させるものなど)は、不可能だったが、無意識に意識させることを今回の改造で可能にした。端的に言い換えれば、『常識』と呼ばれる、意識を伴うが、限りなく無意識に近いゾーンよりも更に無意識に近いゾーンを自由にコントロールできるようにさせたということである。意味が分からなければ、少しだけ意識もコントロール可能になったと考えればいい。

1998/11/07

 続いて、真知子の方も追加の改造を開始した。主な改善点としては、今までは単純に意識を残しておいて身体だけその精神と独立させて【命令】を実行させるというものだったため、精神に関する【命令】(根本的な感情操作、印象改変など)及び一部無意識を要する【命令】(常識改変、思考のコントロールなど)は不可能だったが、今回の改造でそれに成功した。端的に言い換えれば、一部無意識という間隔を要する【命令】を実行可能にしたということである。

 この時点で二人の追加の改造を終えたのだが、まだ不十分な箇所があるかもしれないので、追って実験を行うとする。

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