※この作品は生成AI「ChatGPT4o」を利用して製作しています
「春野、次の問題。答えてみろ」
ガタ。机に肘をついて、ちょっと上体を起こす。
私、春野ひまりは今日も元気に、ちょっとだけうとうとしていた。眠くはないよ? ちょっとだけ、まぶたが重たかっただけ。うん。
「はいっ……えっ……?」
先生の声に反応して立ち上がった瞬間、背筋にひやっと冷たい風が通り抜けたような感覚が走った。
え?
なんか、スースーする……。いや、というか……スカートの中、寒くない?
っていうか、これ……えっ……うそ、うそでしょ?
(は、履いてない……!?)
一瞬で血の気が引いた。
思わず両脚をきゅっと閉じて、スカートの裾を押さえた。意味なんかないのに。だって、パンツ……ない、気がするんだけど……。
後ろの席からは誰かが笑いをこらえてるみたいな息が聞こえてくる。気のせい? いや、まさか見えてないよね? だって、私……ほんとに、ほんとに履いてないの?
ちらりと、横目で隣の佐久間くんを見た。いつもどおり、無表情でノートに何か書いている。助けてくれる感じゼロ。でも、なんか……目、合った?
気のせいかな……。
「春野? 聞いてるのか?」
「ひゃっ!? は、はいっ、ご、ごめんなさい……!」
あわてて先生の顔を見る。えっと、黒板、黒板。どこだっけ。
あれ……なんか全然頭に入ってこない。問題? 漢文……返り点……あれ、これってどこが答え……。
だめだ、集中できない。だって……今、私、ほんとに……何も履いてない感覚なのに……。
教室の真ん中でスースーしてるとか……無理、無理すぎる……!
「……春野、今日は調子悪いのか?」
「い、いえっ! えっと……た、たぶん“下から二、レ点一”だと思いますっ!」
「……まあ、合ってるな。次、佐久間」
ほっ。合ってた。でも、なんでこんなに汗かいてんだろ。背中がじっとりしてる。
授業……あと何分だっけ……早く終わって……お願い……
――ありえない。ほんとに、ありえない。
こんなこと、今まで一度もなかったし、これからもないはずだった。
でも今、私はパンツを履いていない。
(どうして……どうして、こんなことに……!?)
生地のすぐ下に、布の感触はなかった。なにもなかった――直接、肌の温度だけが感じられた。
(うそ、うそ……ほんとに、履いてないの……?)
怖くて確かめられない。
スカートをめくって確認なんてできないし、手を入れるなんて、ここじゃ無理。
でも……感覚だけが、全部そう言ってる。
ぞくぞくする。背中が寒い。顔だけが熱い。
なんで、こんなこと……。
(まさか、朝……履き忘れた……? でも……そんなこと……ある……?)
記憶をたぐる。朝、起きて、制服を着て、靴下を履いて、髪を結んで……
あのとき、ちゃんといつもの引き出しを開けて――
(……ピンクの、リボンの……)
そこまで思い出した。でも、「履いた」という確かな感触が、どうしてもない。
逆に今のこのスースーする感じの方が、あまりに“本物すぎて”。
わからない。わからないけど、今の私は明らかに“履いてない”状態にいるってことだけは、確信できる。
(どうしよう……このまま授業が終わるまで、バレずに過ごさなきゃ……)
ぞわぞわする。背筋から太ももにかけて、ずっと風が吹いてるみたい。
このままじゃ、歩くたびにスカートがめくれそうな気がして、息もできない。
(……絶対に、今日一日、誰にも気づかれないようにしなきゃ)
そう思って、私はスカートの前をぎゅっと握りしめたまま、
自分の脚を固く閉じて、椅子の上で小さく丸くなった。
(やばいやばいやばい……私……ほんとに履いてないっぽいんだけど!?)
スカートの中がスースーする。っていうか、冷たい空気が直接きてる感じ。
太ももに直撃って、これ……え、ちょっと待って……ほんとに……!?
(私、今日……なんで!? パンツ忘れた!? うっそでしょ!?)
記憶をぐるぐる巻き戻してみるけど、思い出せるのはリボン付きのピンクのやつを引き出しから出したとこまで。
でも、その後履いたかどうかが超あやふや!
(ていうか、なんでそんな大事なこと思い出せないの!? バカ!? 私のバカ!?)
パニックのまま椅子にじっとしてたら――
「あっ、ごめん……」
隣から聞こえる優しい声。佐久間くん。
あの穏やかな声を聞いただけで、今はもう心臓がピョンッって飛びそうになる。
(な、なに!? なにごと!? え、なんかした!? 私!?)
コトンって音がしたと思ったら――彼の消しゴムが、よりによって私の脚のあいだに転がってる。
(は?)
場所、悪すぎ。場所チョイス大失敗。
なんでよりによってそこに落ちるの!? 机の下、ピンポイント!? ホラー!? 呪い!?
「消しゴム、拾わせてもらっていい?」
(ダメダメダメ!! ダメに決まってんでしょ!!)
「ま、待って! わ、私が拾うからっ!」
もはや反射。スカートの前をぎゅっと押さえて、身を乗り出す。
体勢超変だし、絶対不自然だけど、そんなこと言ってられない!
(見えたら終わる! 私のスクールライフ終了のお知らせだよ!!)
机の下に手を差し入れて、必死で探す。
脚、閉じすぎてつりそう。指、ぷるぷるしてる。冷や汗が目に入りそう。
(なんでこんな……! なんで私、消しゴム一個拾うのに命がけなの!?)
やっとの思いで、太ももの間に転がってたそれを拾い上げる。
それを机の上にポンと置いて、顔は絶対に上げられない。
佐久間くんの「ありがと」って声が聞こえたけど、まともに反応できる余裕なんてゼロ。
(ああもう私バカ!! 朝の私のバカ!! なんでノーパンで来ちゃうの!?)
自分へのツッコミで頭がいっぱいになりながら、私は机の下で小さくちぢこまる。
お願いだから授業、早く終わって……もう限界なんだけど……!
……やっと少しだけ、落ち着いてきたかもしれない。
足元の消しゴム事件も乗り越えたし、今のところ誰にも気づかれてないっぽい。
スカートの中は相変わらずスースーしてるけど、これ以上のアクシデントさえなければ……
「じゃあ、春野。プリント配ってくれ」
…………は?
(……先生今なんて?)
「日直だろ。今日の宿題、これな。各列に配ってくれ」
先生は、何も疑うことなく笑顔で、プリントの束を渡してきた。
いや、そう、うん、たしかに今日、日直。覚えてる。
でもそれ、今じゃなくてよくない!?!?
(よりによってこの状態で教室を歩けと!? いや無理無理無理無理!!)
立ったらバレる、絶対バレる。だってスカートの中……何も……
スカスカのまま教室を一周とか、そんなの羞恥のデスロードじゃん!!
けど、ここで「嫌です」とも言えない。
みんな見てる。先生も見てる。佐久間くんも……見てる。
(はぁぁぁぁぁぁ~~~~~~!?!? 私の人生なに試されてんの!?)
絶望の中で、ゆっくり立ち上がる。
スカートの前をさりげなく押さえて、プリントを両手で受け取る。
ひざを揃えて、内股気味に第一列へ向かう。
歩くたびに、スカートの中に空気が入る。
冷たい。スースーする。
たぶん、本当は誰も見てない。でも、見られてる気がして仕方ない!!
(たのむから風とか吹かないで!? ていうかなんでこんな日に限ってスカート短く感じるの!?)
「はい、回してね……はい、次の列……」
笑顔。無理やり作った笑顔。顔がひきつってるの自分でわかる。
プリントを持ってる手が、じっとり汗ばんでる。
教室を一周して戻る間、心の中では叫び続けてた。
(バカ! 私のバカ! こんな日に限ってパンツ忘れるとかどういうこと!? 神様って意地悪!?)
ようやく最後の列を回り、席に戻る。
椅子に座った瞬間、もう全身が抜け殻みたいだった。
(ぜったい寿命縮んだ……)
キーンコーンカーンコーン――
授業の終わりを告げるチャイムが鳴った、その瞬間。
頭の中に、何かがぱあっと開けた気がした。
それまで覆っていたモヤみたいなものが一気に晴れて、はっきりとした記憶が流れ込んでくる。
(あ……あれ?)
さっきまで、私は確かに「パンツを履いてない」と思い込んでた。
何の疑いもなく、そう確信してて、だからこそあんなにも慌てて、動揺して、消しゴムとか日直とかでいっぱいいっぱいになって――
(……あれって……暗示……だった!?)
ばっ、と昨日の放課後の記憶がよみがえる。
空き教室。佐久間くん。
「ちょっとだけ、試してみない?」ってやさしく言われて、
冗談半分で椅子に座って、目を閉じて、数を数えて……
ふわふわして、あったかくて、頭の中がぽかぽかして……
(うそ……私、ほんとに……かかってたんだ……催眠……!)
全身が一気に熱くなる。
顔から火が出そうって、今まさにこの状態のことを言うんだと思った。
だって、思い出してしまった。
あの時の佐久間くんの声。
「先生に当てられたら、自分がパンツを履いてないような気がしてくる」
「実際には履いていても、スースーして、絶対履いてないと思っちゃう」
「授業が終わるまで、絶対に気づけないし、思い出せない」
(……全部、言われたとおりになってた……!)
まんまと。完っ全に。
そのとき、隣の席の佐久間くんが、
変わらないやさしい声でひとことだけ。
「お疲れ様」
何気ない声なのに、私にはそれが
**「ぜーんぶ見てたよ」**って言われたようにしか聞こえなかった。
「~~~~~~~~っ!!」
声にならない声が喉につっかえて、私は思わず席を立った。
トイレ。
個室の中で、震える指でスカートをめくる。
(……あった)
ピンクのリボン。ちゃんと履いてた。朝、選んだやつ。
「……っっっっっふう~~~~~~~~~~~~っ……」
壁にもたれて、床にしゃがみ込む。
(じゃあ……ほんとに全部、催眠のせいだったんだ……)
今思い返しても、心臓がドクンドクンしてる。
スカート押さえてた手の汗、ひざ裏の感触、全部“本気”だった。
でも、現実には何も起きてなかった。ただ、自分がそう“思い込まされてた”だけ。
(……こわ……いや、すご……)
とんでもない体験だった。ありえないくらい恥ずかしくて、
でもどこかで、自分がその中にちゃんと入り込んでたことが――不思議と、ちょっとだけおかしい。
そしてそのとき、思い出してしまった。
佐久間くんが、催眠中の私に言っていた、もうひとつの言葉。
「催眠で起こる不思議なことは、とても楽しいこと。
恥ずかしくても安心できるし、とても楽しい気持ちになれるからね」
「………………あああああ~~~~~~!!」
壁に頭をぶつけながら、両手で顔を覆う。
(楽しいとか言われたから!? だからこんな――バカぁぁ!! 私のバカぁぁ!!)
でも、顔を真っ赤にしながらも、心の奥ではふっと笑ってしまう。
だってほんとに、ちょっとだけ、楽しかったんだもの。
(……やっぱ、佐久間くん、ちょっとずるい)
読ませていただきましたでよ~。
AIも結構いい感じになりますね。
まあどれだけ修正したのかは気になるところでぅがw
今回はちょい悪戯風味でぅね。履いててよかった。
感想ありがとうございますでよ~。
実はほとんど修正していないというか、95%以上出力したままです。
稀に小さな修正が後で発覚して手直しするくらいですね。
その代わり指示がめちゃめちゃ細かいことがあります。面白いものです。
この段階ではまだ、お気楽催眠イタズラ学園もののつもりだったんですよ。