第三話 バスルーム
「はぁ……はぁ……んっ、んっ……り、梨花。そ、んんんっ! そろそろお風呂に、あっ! あっ! 入ってきなさい、ね。ふぁぁっ!」
食事の片づけを終え、リビングのソファに腰かけていた裸のお母さんが私にそう告げる。
いや、正確に言えばお母さんはソファではなく『お兄ちゃん』に腰かけており、『お兄ちゃん』は膝の上に乗ったお母さんのおっぱいを、やわやわと背後から揉みしだいているのだ。
「んっ! んんっ! あふっ!」
お母さんの柔らかく大きなおっぱいが『お兄ちゃん』にもみほぐされるたび、卑猥に形を変える。
偶然にもお母さんの勃起した乳首に『お兄ちゃん』の指が触れると、
「んあんっ!」
お母さんはそんな甲高い声を上げた。
それはまさに『メス』の啼き声だった。
「……う、うん」
喘ぎ声を上げ続けるお母さんと、すっかり濡れそぼったお母さんの股間をまさぐり始めた『お兄ちゃん』をそのままに、私は逃げるようにお風呂場へと向かった。
「……ふぅ」
シャワーを浴び、湯船に肩まで浸かった私は大きく息を吐き出した。
久しぶりに実家に帰って来たからかな……どっと疲れが出た気がする。
なんて思っていると、
ガチャリ。
突然、お風呂の扉が開き、
「よぉ、梨花。一緒に風呂入ろうぜ」
裸の『お兄ちゃん』が中に入って来た。
『お兄ちゃん』の足の付け根にぶら下がっている大きな肉棒を目の当たりにした私は、視線をぱっと背け、
「ちょ、な……さっきお母さんとお風呂入ったって」
「風呂なんか何回入ったっていいじゃねぇか。ほら、久しぶりの『兄妹』の再会だろ? 俺がお前のお前の背中流してやるからよ、こっち来いよ」
「い、いいよ。私は別に……」
「おいおい、俺たち『家族』じゃねえか。家族ならお互いに風呂で身体を洗い合うのは普通のことだろ?」
「いや、いくら家族だからってそんなこと……」
そう言いかけた私の耳元に響く、あの不気味な声。
アライッコ、フツウ。
カゾク、ナンダカラ、アライッコ、スル、フツウ。
「……うん。そう、だね」
その声を耳にした途端、『家族』相手に恥ずかしがっている自分がなんだか馬鹿みたいに思えて来た。
そうだよ。
家族なんだから身体を洗いっこするくらい別に変なことじゃないじゃないよね。
なんで私、『お兄ちゃんに身体を洗ってもらうことが変なこと』なんて思っちゃったんだろう。
……反省しないと。
そう思った私は両胸を隠したまま湯船から上がると、『お兄ちゃん』が用意してくれた『変わった形のバスチェア』に腰かけた。
股間の部分が、ぼこっとへこんでいて、凹みたいな形をした珍しい椅子に腰かけた私の背後に回った『お兄ちゃん』は、
「よおし、じゃあ背中洗ってやるからなぁ」
そう言いながら泡立てたボディソープのついた手で私の胸をぐっとつかむと、そのままグニグニと揉みしだき始めた。
「んあっ! あんっ! ちょ『お兄ちゃん』いきなり何を……ふぁぁっ!」
「あぁ? お前の身体を洗ってやってるだけだぞ。お前こそ、なんて声を出すんだ」
「そ、それは……んっ! うぁんっ!」
『お兄ちゃん』はゆっくりと私の胸を揉みしだきながら、屹立し始めた乳首を親指と人差し指でつまみ、コリコリと刺激してくる。
その刺激が心地よく、
「んっ……んっ……んっ、だ、だって……んんっ!」
いやらしい声を上げてしまう私の耳元に、
「おいおい、まさか感じてんのか? 梨花?」
『お兄ちゃん』はそっと耳打ちしてくる。
「べ、別に、そういうわけじゃ……ひゃんっ!」
「そうか? なら、ここはどうだ?」
そういうと、椅子のへこんだ部分に『お兄ちゃん』は手を差し入れ、そのまま私の女裂に指を這わせ始めた。
「んあぁぁっ! だ、ダメだよ、そこ……ふあぁぁぁっ! き、汚いよ……『お兄ちゃん』んんんっ!」
「汚い? ならちゃんと洗ってやらないとなぁ」
にちゅにちゅ、にゅちゅにゅちゅ、ちゅぷり。
私の女裂に沿って、泡のついた中指を前後に動かす『お兄ちゃん』。
『お兄ちゃん』の指先が私の陰核にコツコツと触れるたび、私は「ひゃんっ! ふあんっ!」というはしたない声をあげてしまう。
浴室内に反響する私の喘ぎ声がリビングにいるお母さんたちに聞こえてしまうのではと心配になり、慌てて自分の口元を手で覆うが、
「おいおい手なんかで口を隠すなよ。ほら、もっと声出せ。エロい声で啼いてくれよ、梨花。みんなにもお前のエロ声、聞かせてやろうぜ」
その行為が気に食わなかったのか、『お兄ちゃん』はさらに激しく指を前後に動かし始めた。
その間も、もう一方の手は私の乳房と乳首を刺激し続けている。
「んんんっ! あんっ! いやっ、あっ! んんんっ! んひぃぃぃ!」
必死に声を抑え込んでいた私だったが、『お兄ちゃん』の指がもたらす快感に耐え切れなくなり、抑えた指の隙間から大きな嬌声を漏らしてしまう。
「んあぁぁ! んっ! いいっ! んいぃぃぃっ!」
「ははっ! 良い声で啼くじゃないか、梨花」
ぐにぐに、くちゅくちゅ……こりこり、にゅるにゅる……。
「んっ、あっ! ふぁ……んふぅ、んぅぅぅぅっ!」
しばらくの間、『お兄ちゃん』は私の胸と股間をしつように弄り続けていたが、
「よぉし、もういいだろ。梨花。そろそろ俺も洗ってくれ」
「……え?」
突然、乳房と股間から手がひかれ、私は素っ頓狂な声を上げてしまった。背後の『お兄ちゃん』をちらり見やる。
そのとき私がどんな表情をしていたのかわからないが、
「おいおい、なんだその顔? もっとマンコと乳首をいじって欲しかったって顔だなぁ」
にやにやと笑みを浮かべながら『お兄ちゃん』がそう告げてきた。
私は『お兄ちゃん』から慌てて顔を逸らし、
「べ、別にそんな顔してないし」
と反論する。
「へぇ……まぁ、いいけどな。さ、俺の身体も洗ってくれよ」
「……う、うん」
私と入れ替わるようにして、今度は『お兄ちゃん』がバスチェアにどっかりと腰かける。
『お兄ちゃん』の股間にぶら下がっている肉棒と玉袋が、ちょうど椅子のへこんだ部分にハマる。
ほんと、変な形の椅子だ……。
なんて思ってると『お兄ちゃん』が、
「んじゃ洗ってもらうんだけどよ……俺、手じゃなくて梨花のおっぱいで背中を洗って欲しいんだけど、いいか?」
そう告げて来た。
「え……私の、おっぱいで?」
「おう。頼む」
「で、でも……」
「『家族』なんだからよ。別にいいだろ? おっぱいで洗うくらい」
ためらう私は『お兄ちゃん』のその言葉を聞き、
「わ、わかった」
と、納得してしまった。
それから私は『お兄ちゃん』に言われるがまま、ボディソープを掌でよく泡立て、そのまま自分の身体にベトベトと塗りたくった。
「じゃ、じゃあ、洗うね」
泡だらけになった自分の身体を『お兄ちゃん』の身体にぴたりとを密着させ、そのまま胸や乳首を『お兄ちゃん』の身体をこすりけるようにして動かす。
「……おぉ、いいぞ、梨花。上手いじゃないか。そうだ、乳首をコリコリ押し当ててくれ……あぁ、良い感じだ」
「んっ……んっ」
『お兄ちゃん』の背中にこすりつけている乳首から伝わってくる快感に、私も小さな声を漏らす。
泡だったボディソープがよい潤滑油になって滑らかに動く分、快感も大きい。
「んっ……んっ……ふあぁ……」
まんべんなく背中を乳首と胸で洗い終えると、
「よし、じゃあ今度はここだ」
『お兄ちゃん』は背後にいる私の手を、ゆっくりと自分の肉棒へと導いた。
「ひゃっ!」
突然、『お兄ちゃん』の肉棒に触れた私は思わず手を引っ込めそうになったが、
「おいおい、ちゃんと触ってくれよ。大事な家族の『お兄ちゃん』のチンコだぞ?」
その言葉に引っ込めかけていた手をぴたりと止める。
その様子を確認した『お兄ちゃん』は再び私の手を肉棒へと導く。
「どうだ? 俺のチンコは?」
「……あ、熱い……それに、す、すごく硬いね」
手のひらに伝わってくる熱と脈動。
これが、男の人のおちんちん……。
「ほら、そのままチンコ、握ってみろよ」
「う、うん」
私は『お兄ちゃん』の肉棒をゆっくりとつかむ。
「そのまま手を上下に動かして、俺のチンコをしっかり洗ってくれよな」
「う、うん」
私は『お兄ちゃん』の肉棒を握りしめたまま、ゆっくりと手のひらを上下に動かし始める。
にちゅにちゅという音と共に『お兄ちゃん』の肉棒が泡立っていく。
肉棒の、いわゆるカリ首という部分を私が親指の腹を使って丁寧に洗い始めると、
「お、あぁ……それ、気持ちいいぞ梨花。チンコ洗うの、上手いじゃないか」
『お兄ちゃん』が気持ちよさそうな声を上げた。
「ほ、ほんと?」
その言葉に私の心の中に、満足感と充実感がほんのりと芽生え始める。
『お兄ちゃん』にちゃんと気持ち良くなってもらえているんだ。
なんか、嬉しいな。
「梨花はこういうことをする相手いるのか?」
「う、ううん。初めて……だよ。男の人の……お、おちんちん……触るのも……」
お兄ちゃんの質問に私は顔を赤くしながら答える。
「へぇ! じゃあ梨花、もしかして処女か?」
「え、あ……」
『お兄ちゃん』からの質問に私は一瞬、答えるのを戸惑ったが、『家族』の間で隠し事するのは変だとよな、と、
「うん……まだ男の人とはそういうこと、したこと、ない、よ」
正直にそう呟いた。
その言葉を聞いた『お兄ちゃん』の肉棒がむくむくっと、さらに大きくなったのを私は指先で感じる。
「え、ま、まだおっきくなるの?」
「おう、俺のチンコの本気はまだまだこんなもんじゃねぇぞ」
ガハハと豪快に笑う『お兄ちゃん』は私に、
「よし、じゃあそのまま金玉も洗ってくれ」
そう告げた。
「う、うん」
言われるがまま私はそっと『お兄ちゃん』の睾丸に手を伸ばす。
「おぁ……」
柔らかくなった『お兄ちゃん』の睾丸を優しい手つきでゆっくりともみほぐすと、『お兄ちゃん』が気持ちよさそうな声を漏らした。
お兄ちゃん、こんな声も出すんだ……なんか、不思議な感じ……。
私はそのままぐにぐにと、『お兄ちゃん』の睾丸を丁寧にもみほぐしながら、
「『お兄ちゃん』のここ、なんか……可愛いね」
そう述べる。
「そうか? はは、金玉が可愛いってのは初めていわれたぜ」
キンタマ、カワイイ、カワイイ。
チンコ、カワイイ、ズット、サワッテイタイヨネ。
ガマンデキナイ、ヨネ。
耳元で聞こえる声に、私は「うん。我慢、できないよ」と心の中で呟く。そして、
「……可愛い……かわ、いい……よ……『お兄ちゃん』の……ちゅ……んちゅ……ここ……はふぅ……ぴちゅ……」
私は『お兄ちゃん』の首元に自分の唇をあてがうと、そのまま舌を伸ばした。
「れぉ……ちゅ、んちゅ、ぴちゅ……」
『お兄ちゃん』の首筋辺りをちろちろと私が舌を這わせ始めると、手の中の肉棒がさらに硬くなっていくのを感じた。
「ちゅ……じゅ、んちゅ……『お兄ちゃぁん』んちゅ……れぅ、れぅ。気持ちいい?」
「あぁ、良いぞ、梨花。気持ち良いぞ」
オニイチャン、キモチヨクスル、イイコト。
モット、オニイチャン、キモチヨクスル、フツウノコト。
モット、モット、シテアゲテ。
またあの声が聞こえてくる。
なんか、頭がぼんやりしてきた。のぼせちゃったのかな……。
『お兄ちゃん』は背後の私をちらりと見やり、
「……ふふ、梨花。お前もいい感じに俺の『家族』になってるようだな」
家族? 『お兄ちゃん』と私は家族だよ。どうしてそんな当たり前のことを言っているんだろう。
「よし梨花、そのまま俺の前に来い」
「……う、ん」
言われるがまま、私は背中側から『お兄ちゃん』の前へと回り込む。
「ここに跪いて……よし、今度は俺のチンコを梨花の口で綺麗にしてくれ」
「……う、ん」
『お兄ちゃん』のその言葉に、もはや何の疑問も抱かないくらいぼんやりとしてしまっていた私は、お風呂のお湯で肉棒についた泡を流し終え、綺麗になった亀頭にそっと口をつけた。
「ちゅ……ん、ちゅ……れぅ……んあぁぁ」
最初は舌を這わせていただけだったが、
「んちゅ……れぅ、んちゅ、じゅぴ、れぅれぅ……んちゅぅ」
カリ首、裏筋、竿全体にちろちろと舌を這わせていく。
私の唾液で『お兄ちゃん』の肉棒がすっかり涎まみれになったのを見計らい、
「んぁぁぁぁ、ん」
ゆっくりと肉棒を頬張った。
「じゅぞぞっぞっ! じゅぴっ……ぬろぬろっ……んろうぅっ! んじゅるるっ! ぴちゅぅっ、うじゅうぅぅっ」
『お兄ちゃん』の肉棒をじゅりゅじゅりゅと吸い上げつつ、口の中の肉棒に舌を這わせる。
初めての口淫なのでよくわからないことも多かったのだが、とにかく『お兄ちゃん』に気持ち良くなってもらいたいという一心で、私は懸命に頭を前後に振った。
「んぶっ、じゅ、んじゅるるっ! んぼ、じゅるる、じゅぶぅぅ!」
「ぁぁ、すっご、マジで……あぁぁ、やばっ」
『お兄ちゃん』の顔が気持ちよさそうに歪むのを上目で確認した私は、
「にゅじゅるるっ! んぶっ! んぷあはっ……ろう、かな? 『お兄ちゃん』……うまふう……んじゅ、ぴじゅるるっ! れきれぅ? ちゅっ! んじゅ、……じゅずずずっ!」
『お兄ちゃん』の肉棒を咥えながらそう尋ねる。
「おお、上手いぞ、梨花……くっ、初めてとは思えねぇ、フェラチオだ。くおっ!」
『お兄ちゃん』は声を漏らしながらも、そっと私の頭を撫でてくれた。
「んんんんんっ!」
その瞬間、何とも言えない幸福感に包まれる。
あぁ『お兄ちゃん』が悦んでくれている。
『お兄ちゃん』のためにご奉仕できている……あぁ、嬉しい。すごくうれしいよぉぉぉ!
夕食のときのお母さんや里奈がどうしてあんなに幸せそうだったのか、私にも今、わかった気がした。
そうだよ。『家族』を悦ばせられるんだもの。すごく幸せになるに決まってるよね。
「……じゅぞぞぞっ! ぢゅるるるっ! んじゅっ! じゅっ! ぢゅおっろろろぉぉぉ! んぶっ! じゅっ、んちゅ、ぴちゅるるっ!」
私はさらに激しく肉棒を吸い上げ、舌もレオレロと勢いよく動かし続ける。
すると、
「あぁ、あ、それ、やば……で、でるそっ! 梨花!」
射精が近づいたのか、『お兄ちゃん』は私の頭をぐっと抑え込み、私の喉奥に肉棒を押し込んだ。
「んろぉぉっ! んんんっ! んぶぅぅぅっ! んぶっ! んちゅっ! んろろろろっ! じゅぞぞぞぞっ!」
喉奥まで肉棒の先端で突かれ苦しかったのだが、『お兄ちゃん』のためならと、私は舌先を懸命に動かして肉棒を刺激し続けた。
すると、
「ぐあああっ! で、でるぞっ! 俺のザーメン、全部飲み干せっ! 梨花っ! ぐあああっ!」
次の瞬間、『お兄ちゃん』の肉棒から大量の精液が吹き出してきた。
「んぶうぅぅっ! んんんんっ!」
突然の口内射精に、私は目を白黒させながらも、
「んじゅっ! んぐぅぅっ! んぶぅっ! んじゅっ! んんんっ!」
精液を一滴たりともこぼすまいと、喉奥で精液を全て受け止めた。
かなり苦しかったけれど、『お兄ちゃん』の精液を一滴もこぼしたくないという強い思いから、びゅるびゅると吐き出され続ける、臭くてどろどろとした濃い精液を、私はごくごくと喉を鳴らしながら飲み干していく。
「んんぶっ! んっ! んんぷはぁぁっ! はぁ……はぁ……」
射精が終わり、発射された『お兄ちゃん』の精液を飲み終えた私は、苦しさから顔を真っ赤にしたまま、
「はぁ……んっ、はぁ……『お、にいちゃん』気持ち、よ、かった?」
『お兄ちゃん』を見上げそう述べる。
「あぁ、すごく良かったぞ、梨花」
再び頭を撫でくれる『お兄ちゃん』。
幸福が私の身体を満たしていく。
ふと私は目の前の肉棒に目を向け、
「……お、掃除……しないと……ちゅ、ね……ちゅぴっ……じゅっ、じゅる」
柔らかくなり始めていた『お兄ちゃん』の肉棒にべっとりとまとわりついている、精液の残滓を舌先で丁寧に舐めとり始めた。
「ちゅ、んちゅ、れぉれぉ……んちゅぅぅぅぅっ!」
『お兄ちゃん』の肉棒の中に残っていた精液の残滓も一滴も残すまいと、私は鈴口に唇を押し当て残りの精液をちゅうちゅうと吸い上げた。
「くぅぅっ!」
それが気持ち良かったのか『お兄ちゃん』の肉棒が、またむくむくと大きくなっていった。
そうして全ての処理を終えた後、
「ふぅ……すごくよかったぞ、梨花。また一緒に風呂入ろうな」
『お兄ちゃん』はそう言いながら、再び私の頭を撫でてくれた。
「うん。また一緒にお風呂入ろうね……『お兄ちゃん』」
そう私が呟いた瞬間、『お兄ちゃん』に奉仕ができて幸せいっぱいに私の脳裏に、『幼いころにお兄ちゃんに頭を撫でられた記憶』が蘇ってきた。
あぁ、どうして今まで思い出せなかったんだろう。
『お兄ちゃん』との幸せな思い出の数々に、私は裸の『お兄ちゃん』にしなだれかかりながら、にへらぁと笑顔を浮かべるのだった。
<続く>