- Light Side of EDEN - 「ゆういちさん、ゆ~いちさんっ!お~き~てっ!朝ご飯冷めちゃうよぉ!」 「ゆかちゃん、雄一さんは昨日遅かったんだし、それぐらいじゃ起きないわよ...たぶん、ね」 「え~、じゃ
もっと読むカテゴリ:ここはEDEN
ぼくが浪人生活を満喫しようと考えていた時、亡くなった祖父の館が遺産として譲渡された事を知らされた。
館を探検したぼくは、地下室で「EDEN」とラベルの貼られた香水をみつけたのだった。
EDEN 第4章
- Dark Side of EDEN vol.4 - 朝。誰にも等しく訪れ、希望をもたらすもの。1日の始まりにして、闇を払拭するもの。なのにぼくは最低な気分のまま、白む空を眺めていた。どんよりと疲労が体の芯に残ってい
もっと読むEDEN 第3章
- Dark Side of EDEN vol.3 - 日曜日、ぼくは清々しい気分で目を覚ました。朝の澄んだ空気の中、ベッドから体を起こすと部屋の窓を開けた。今日も良い天気で、館の周りの木々も、葉の一枚一枚に生気が漲っ
もっと読むEDEN 第2章
- Dark Side of EDEN vol.2 - 今日は土曜日。ぼくは館の2階のベランダからコーヒーカップ片手に、ひたすらぼんやりとしていた。特に何を見るでもなく、のんびりと時間と共に移り行く景色を楽しんでいた。
もっと読むEDEN 第1章
- Dark Side of EDEN vol.1 - そこは不思議な土地だった。2Kmも行けば普通の街並みが広がっているし、高校や商店街、映画館だってあると判っているのに、ここで目にしている光景は、まるで昔の映画の中
もっと読む