私立白鳳学園。
 そこは私の勤めている学園。
 私の名前は君嶋麻里子。二十四歳の女ざかり。この学園で国語の教師を務めている。授業は厳しいが、普段は優しい女性教師として学生たちにも慕われていると思う。
 だが、その他にもう一つ、私には違う側面が存在した。