運命のあの日、俺は父の野望と財産、そして技を受け継いだ。
 ……重い使命と引き換えに。

世界を握れ 第二章

第二章  つい数日前、薫の嬌声に満ちていたモニタールームは、今日も嬌声に満ちていた。  違うのは、嬌声の数が増えている事ぐらいだ。 「はひぃぃぃいっ! ふかいぃぃぃっ、ふかすぎるぅぅぅうぅっ!」  これが司令官の椅子です

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世界を握れ 第一章

第一章 人材探し  暗く冷たい地下深くで、女の嬌声が響く。  女は犬のような姿勢で、男に抱かれていた。だが、その声に屈辱は無くただ悦びだけがある。 「あぁぁあああぁぁぁっ!」  女が達すると同時に、奥深くに突き刺さった男

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世界を握れ 序章

序章 「何のようだよ? じいちゃん」  学校に通ってから丁度五年になったその日、門倉我尽(かどくらがじん)は、祖父である門倉無限に呼び出されていた。 「うむ・・・重要な話があってな。お前の父親の話じゃ」  重々しく頷いて

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