僕らの発信基地 3話

 水曜日の午後、サヤカの家に、親友のカナエとヒトミが遊びに来た。家の玄関、他のクラスメイトや友だちがいないところでヒトミと顔を合わせた時に、サヤカの脳裏に恥ずかしくもスリリングな、週末の思い出が蘇ってきた。2人して、急に赤くなった顔を見合わせる。

「………あの…………、入って…………」

「…………あ…………うん…………。おじゃましまーす。…………」

 いつまでも黙って見つめ合っている訳にもいかないので、サヤカがヒトミにスリッパを差し出す。ヒトミ専用のスリッパは羊柄でモコモコのもの………。玄関のスペースに割と余裕のある葛城家では、よく来るお客様用になんとなくその人用のスリッパが決まってくる。ヒトミはサヤカから目を逸らすようにスリッパを見て、小さくお辞儀すると足をその、モコモコのスリッパに入れた。

「サヤちゃん………。こないだの日曜…………。ちょっと変なことになっちゃったね」

 サヤカの部屋で大きめのビーズクッションに体を預けた後で、ヒトミは沈黙に耐えられなくなったかのように、口を開いた。サヤカも髪を耳にかけながら頷く。

「なんか………ヒトミも、ヒトミらしくなかったし…………。私も…………ね…………。まさか…………私たち2人とも同じ日に初めて…………なんて…………。しかも、ヒトミがツトムとなんて…………、ビックリした。…………あんまりにビックリしたせいかもしれないけど、私、今の今まで、日曜のこと、忘れちゃってたよ………。もしかしたら、自分で知らないうちに心に蓋してたのかも……」

 ヒトミもパッチリした目をさらに丸くして、サヤカを見る。

「え~。サヤちゃんも? ………私も、さっき、サヤちゃんと向かい合うまで、綺麗さっぱり、忘れてたっていうか、気になってなかったんだよね。本当はすっごい大事な話のはずなのに………」

「ヒトミは………その、………日曜のこと、後悔してる?」

 サヤカが尋ねると、ヒトミは黒目を上にして、しばらく考えるようにして黙った後で答えた。

「うんん………。それが、ちょっと変な感じ。今、もう一回、同じことするかって言われたら、恥かしいし困るし痛いし、イヤなんだけど。日曜日のこと、後悔してるかって聞かれたら、そうでもないんだよね。……その……気持ち悪くは、なかったし………」

 ヒトミは最後の言葉を凄く小声で言ったのだけれど、サヤカには何を言っているか、良く伝わっていた。なぜなら、サヤカもほとんど同じことを考えていたからだ。何なら、思い出すとあの時のドキドキとか、体の奥がキュンとするような気持ち良さを思い出して、少し口元が綻んでいる。それをヒトミに見られたのがわかると、2人でクスクスと悪びれた笑みを漏らして笑った。

「おーっす。勝手に上がるよー」

 チャイムも慣らさずに、玄関を開けて階段を上がってくるのは、いつものカナエのスタイルだ。階段をトントン上がってくる彼女の足音は、ストライドが長くて1段飛ばしで来るので、音だけでわかる。

「よっ。お2人さん…………………。あ…………、大人のオンナが2人だったね………。そういえば」

 カナエも、ドアを開けた瞬間に驚いたような顔になって、すぐにサヤカとヒトミをからかうような笑顔に変わる。彼女も、つい今まで、週末のことを忘れていたようだった。カスミとヒトミはまた顔を赤くしながら、咳払いで誤魔化した。素直なヒトミなどは、「知らんぷり」の表情を作りながらも、無意識のうちに右手で両脚の間を押さえていた。

 やがていつものペースで、3人はサヤカの部屋でゆったりとくつろぐ。ヒトミが紅茶を入れてくるといって、下へ降りる。カナエはベッドに腰かけてファッション雑誌を捲る。カナエのスマホに新しく入っている曲を、サヤカが聞きながらカナエのスマホで歌詞もチェックしている。学校が終わったあとの、女子高生たちのリラックスタイムだ。

 まだ紅茶を淹れに行ったヒトミが戻ってくる前に、ふとカナエが思い立って、ベッドの縁に背を持たれかけるように、ポジションを変える。床にクッションを置いて座っていたサヤカの背中を押して、体を起こさせる。音楽を聴きながら、サヤカはされるがままになっている。たまにカナエはこうやってふざけてくるのだけれど、サヤカは大体無視してやり過ごすのだ。

 そんな2人の無言のやり取りだったが、カナエがサヤカを四つん這いにさせるくらい、強めに背中を押してくるので、サヤカは顔ではスマホを覗きこんだまま、面倒くさそうに声をだす。

「………どうどう………。やめなさいって………」

 それでも、カナエのおふざけに付き合ってあげて、一応大人しく四つん這いになってあげる。けれどカナエがサヤカのチノパンを下ろそうとしたところで、眉をひそめて振り返る。

「ちょっと、ホントやめなさいってば、エロ娘。この前からアンタ、お尻ばっか好きすぎじゃない?」

 サヤカが文句を言いながらお尻をずらして抵抗しようとするのだけれど、カナエはしつこくて、気がついたらチノパンもショーツも、膝まで下ろされてしまっていた。

「ちょっとくらい、いいじゃん。………サヤカのお尻、丸くて柔らかそうで、可愛いんだもん………。はぁぁぁ……………落ち着く~ぅぅ」

 カナエはいやがるサヤカを押し切るように、自分の頬っぺたをサヤカのお尻に落ち着けるようにして、まるで温泉に入った時のように気持ち良さそうな声を出す。サヤカは親友の変な行動に困りつつも、頬を膨らませて前を向く。女から見ても顔も整っていてスタイルがモデル級のカナエはとにかく格好いい美人だ。その彼女に、こんなかたちでなつかれるのは、居心地は悪くても気分は悪くない。サヤカは照れながらも四つん這いの姿勢を保ってカナエにされるがまま、お尻に顔を押しつけさせていた。

「………きゃっ。…………ちょっと2人とも、………お紅茶落とすかと思ったじゃん~。………冗談やめてよ」

「………別にいいじゃん。………なぁ? サヤカ」

「…………………うん…………。お………女同士だし………ね。…………ヒトミも、やんなさいよ」

 サヤカは自分の恥ずかしさを隠すためか、ヒトミまで誘い入れようとしていた。言った後で、本当に自分が今の言葉を言ったのかと、決まり悪そうに口元をモゴモゴとさせた。

「やだぁ~。私がそんなこと…………」

「あっ…………。ヒトミはうちらのこと、馬鹿にしてるの? ………友達なら一緒にしなさい」

 サヤカが言うと、ヒトミは「ぶーっ」と顔を作りながらもサヤカの前に立つ。後ろを振り返って膝をつくと、花柄のスカートを捲り上げた。ピンクのショーツに包まれた、柔らかそうなお尻がサヤカの目の前に現れる。サヤカは一度、息を飲んで考え込んだあとで、自分を押し出すように頷くと、ヒトミのショーツに指をかけて下ろしていく。なんでこんなことをしているのか自分でもうまく説明は出来ないが、とにかくこうした方が絶対に良いと思ったのだ。伸縮する淡いピンクのショーツ。ヒトミのお尻は大きめで、太腿をショーツが通る時も肌をなぞるように伸びる。その布の動きが、妙にそそられる………。女のサヤカも赤面しながらも思わず目が釘付けになっているのだから、きっと男の子たちは夢中になる光景だろう。女子たちの可愛いヒトミが、誰か男子のものになってしまう前に………。そう思ってサヤカは顔を横に向けて、頬っぺたをヒトミのお尻に、そーっと押しつけていた。ムニムニしていた柔らかい。それ以上に、サヤカは何か、重要なミッションをクリアした後のような安堵感と満足感でウットリとしていた。この立派なお尻が、まさかサヤカの弟に触られてしまったとは………。

「う~ん………。やっぱ………学校のあとには………ヒトミのお尻だよな~」

 サヤカはいつのまにか陶酔しきっていた。まるで居心地の良いベッドと枕に、顔をおしつけるように、目を閉じて幸せ一杯の表情でヒトミのお尻の山に顔を押しつける。気がついた時には、大きな桃に巡り合った子供のように、無邪気に舌を伸ばしていた。

「キャッ…………今っ…………。ペロッて来たっ……………。………カナちゃ~ん。…………今、サヤちゃんに、お尻舐められた~」

 泣き声のようなトーンでヒトミが悲鳴を上げる。「マジか」という小声がサヤカのお尻を震わせる。サヤカは自分の行動に自分で驚いて、焦って謝った。

「ゴメンッ。………今のウソ。………ナシナシッ…………。もうしませんっ」

 サヤカは力一杯、頬っぺたをヒトミのお尻に押しつけて謝った。本当にここまでする気はなかったのだが、気がついたら、舌が出ていた。本当に、仕方がなかったのだ。………ヒトミのお尻はホンノリとしょっぱかった。………きっと、長い時間、椅子に密着している場所だから、知らないうちに汗をかくのだろうと、こっそりと心の中で思っていた。

「ヒトミもあんまり騒がないの………。みんなしてこんなことしてるとこ、他の人に見られたら、ヤバいでしょ。だからサヤカもふざけすぎないように」

 始めに、こんなふざけたジャレ合いを始めたのはカナエなのに、2人をたしなめるような口調で叱る。サヤカは言い返したい気持ちもない訳ではなかったが、言われていることは正しいので、シュンとした。確かにこんな格好をしているところを、親はもちろん、弟とその友だちなんかに見られでもしたら………。

 カシャッ。

 サヤカが目をむく。ヒトミのお尻に押しつけられたせいで頬っぺたが口の位置を横にずらすほどに歪んだ顔。そんなヒドい顔の前に突然現れた、ツトムとその友達たち。そこでサヤカは、自分のひどい顔、ひどいポーズ、ひどい状態を携帯のカメラに収められていることに気がつく。

「キャッ………。なにっ? ………なんでっ?」

 サヤカが飛び跳ねて後ろずさると、ベッドの横に背中をぶつけてしまった。ヒトミとカナエも、悲鳴をあげながらバタバタと自分のお尻を隠す。ヒトミは逃げようとしながら同時にショーツを引っ張り上げようとしたせいで、膝にショーツをひっかけて大きく転んでしまう。まだ丸出しのお尻を天井に突き上げるようにして、頭から転んでしまうヒトミ。思わずツトムが彼女のもとへ駆け寄って、捲れ上がったスカートでお尻を覆い隠してあげる。いつのまにか良くなっているコンビネーションを見て、シュント君がクスっと笑っていた。

 まだしつこく写真を撮っているミツル君、画板のような紐付きの台の上にものものしい機械を載せて、満足げにスイッチを弄っているシュント君。この前も家にいた、3人組だ。なぜ彼らが家にいること、そして、いつの間にかサヤカの部屋に入っていたことに、今の今まで気づかなかったのだろう。サヤカはショーツが股間に食い込むくらいの勢いで急いで引き上げて、チノパンに腰を押しこむと、念のためにアゴを手で拭った。心配した通り、ちょっとだけ涎がついてしまっていた。こんなところを弟のツトムたちに………。それも、よりによってシュント君に見られていたことが、恥かしくて、消え去りたいような気分だった。そのシュント君の顔をもう一度だけチラッと見て、サヤカの胸がキュッと締めつけられる。股間もキュンっとしたような気がした。日曜のことまで思い出して、二重で顔が赤くなった。

「お姉さんたち、今日もなんかお楽しみみたいだね。…………俺らも混ぜてよ」

 嬉しそうにミツルが言うと、サヤカ、カナエ、ヒトミは露骨に嫌そうな顔をする。何と言って良いのか迷ったけれど、この前に見せられた、カナエのマニアックでアングラっぽい写真を思い出すと、この年下の天パ男子に対しては、口をきくことまでためらってしまっていた。その間に、一人で機械を弄っていたシュント君が、まるでバスガイドさんが使うような黒いハンドマイクに何か囁きかける。それを見ているうちに、気がついたら自分が「きをつけ」の姿勢で立ち上がって、右手を高く上げていた。

「はいっ。一緒に遊びますっ」

 サヤカは両脇のカナエとヒトミも同じポーズで、一緒に同じ言葉を叫んでいることに気がついた。

。。

 シュントは笑いをおさえるのに必死だった。憧れの綺麗なお姉さん、サヤカさん。クールな美人のカナエさん。お淑やかなお嬢様のヒトミさんが、シュントの操縦通りに動いてくれる。『3人で四つん這いになって、お尻に顔をくっつけよう。好きなお尻だったら舐めても良いよ』と指令を出した後、その指令の強度を微妙に調整する。3人がちょっと半信半疑で首を傾げながら、結局は指令通りに行動してくれる。その微妙な調節が面白い。時々、抵抗値が上がって、素に戻りそうになるお姉さんを見ると、ダイヤル式スイッチの強度をチョコンと上げてみせる。背中を押されるように、慌てて指令に従うお姉さんたち。一生懸命自分で自分がそうしている理由を作り上げているように、小さく頷きながら微妙な表情で顔をお尻に押しつけていく。『いい気分。好きなお尻』と指令を発信した時に一瞬で蕩けるようなサヤカさんとカナエさんの表情………。ウットリした彼女たちを見ているだけで、シュントの気持ちも解れるような気がした。『好きなお尻』という言葉に引っ張られてしまったのか、シュントが3人の抵抗度を観察している間に、サヤカさんはヒトミさんのお尻をペロッと舐めてしまった。

 慌ててまた調整を弄ったシュントだったが、新しい発見もあった。対象が楽しんだり、いい気分になっている間は、抵抗値を示す針が、左の、少ない方へと触れるということだった。だから、今日は、実験台のお姉さんたちを楽しませながら、省エネに弄るところから始めることにした。

 6人でUNОで遊ぶ。カーペットにうつ伏せに寝転んで、綺麗なお姉さんたちに挟まれてカードゲームをしているだけで幸せだ。ついでに「ドロー2」、「ドロー4」と書かれたカードが出されたら、隣の人は2枚か4枚、身に着けている布を脱いでいくというルールを追加した。『新ルールは絶対に受け入れて守る。皆で楽しむ』と指令を出すと、3歳、歳が離れているはずのお姉さんたちが、ノリ良くシュントたちとUNОに興じてくれる。

「ドロー2」のカードが飛び交うだけで、綺麗なお姉さんたちは見る間に涼し気な恰好へとドレスダウンしていく。最初に出た「ドロー4」のカードはミツルの右隣に座っていた、ヒトミさんから出された。ツトムとシュントが嫌な顔をする。なぜかまんざらでもない顔のミツル。彼がワイシャツを脱いだあと、なぜか肌シャツを残したままズボンとパンツ、そして片方の靴下を脱いで仁王立ちになると、今度はお姉さんたちが嫌な顔をした。

「スキップ」のカードを出すと、隣のお姉さんが次の自分のターンが来るまで、半裸姿そのままでスキップして部屋を回る。「リバース」カードが出れば壁に足を寄りかからせて逆立ちに挑戦する。上手く逆立ち出来ないお姉さんは隣の男子が足を持って手伝ってあげることにする。お姉さんたちがどんな服装の時にこれらのカードを使うか、工夫次第で夢のような景色が広がる。シュントもツトムもミツルも、必死になってゲームにのめりこむ。お姉さんたちも、クスクス笑いながらも、ノリ良く最後まで付き合ってくれた。

 一階のリビングに降りて、通信カラオケのセットを起動させる。全裸のお姉さんたち3人と、調子に乗った中学生男子が3人。カラオケ大会を始める。皆が順番に、タブレットに選曲を入力している間、一人で操縦機の『双シン壱号』のスイッチやツマミを弄ったり、ハンドマイクにボソボソと話し込んでいるシュントを見て、サヤカさんは少しだけ怪訝な顔をしていたけれど、何をしているのかと追及してくるようなことはなかった。『この機械をシュントたちが弄っている間、邪魔したり質問したりしない』という指令を、予め入れているからだ。

 カラオケ大会を始める。ゲーム性も組みこんで、女子高生のお姉様たちにも楽しんでもらう。彼女たちの好きなアーティストや歌を、男子からの質問(1人あたり3問ずつ)にイエスかノーかで答えてもらうのだ。途中で気がついた男子が、思い当たったアーティストや曲を歌ってみせる。曲が終わった後、正解だった場合は当てられたお姉さんが、隣の部屋で正解者の男の子のオチンチンに『口でしてあげる』というゲーム。エロ中学生男子たちは大盛り上がりで質問と選曲に注力する。シュントは見事、カナエさんの好きな歌と、ヒトミさんの好きな歌を当てた。

 カナエさんは恥ずかしそうに、「一応、こういう決まりだから…………」と言って、シュントのオチンチンを上手に口で咥えこんで、器用に舌を使って射精に導いてくれた。ヒトミさんはその15分後に、シュントと手を繋いで隣部屋に移動することになった。しゃがみこんで、しばらくシュントの股間の前で考え込んでいたヒトミさんはついに、「どうしてもフェラっていうことをしなきゃいけない気がするんだけれど、どうしていいのかわからない」と、ベソを書き始める。彼女は、男の人のモノを口に入れると勝手に男の人がイってしまうという理解をしていたらしくて、咥えることが恐怖だったそうだ。シュントはその時、最初にカナエさんにしてもらっていて良かったと、安堵した。彼女にやってもらったことを丁寧にヒトミさんに説明すると、コクコクと何度も素直に頷いて、無邪気な表情で口を開けるヒトミさん。白くて柔らかそうな頬っぺたをキュッとすぼめながら、シュントのオチンチンを温かい舌と口の中の粘膜とでしごいてくれた。最後にはシュントが口の中に放出したネットリとした液を、真剣な顔をしながら思い切って全部飲みこんでくれた。

 サヤカさんの好きな曲を、ツトムが当てた時には、正直に言ってシュントは驚いた。よくよく考えると、実の姉が気に入っている曲を、一緒に住んでいる弟の方が赤の他人よりも早く当てられるのは全く不思議ではない。けれど、それをツトムが敢えて当てにいったというのが意外だったのだ。もしかしたら、カナエさん、ヒトミさんと、シュントが連続で正解を探り当てて、ご褒美をもらっていたことで、焦りが出たのかもしれない。悪いとは思いつつも、隣部屋で姉が弟にフェラをしているというところを、残りの4人全員でアコーディオンカーテンに耳をつけて、聞き耳を立ててしまった。

 この遊びで思いっきり出遅れたのは丹波ミツル。さっきのUNОではその脱ぎっぷりと脱ぐモノの順番、そして綺麗な真性包茎で女性陣をドン引きさせたミツルだったが、今回は出す回答出す回答、全てが深夜アニメのオープニングソングや挿入歌でお姉さんたちを唖然とさせていた。当たっているとか外れているとかいう前に、お姉さんたちは誰も知らない曲ばかり、それを涙まで浮かべて熱唱するミツル。全問外してご褒美はゼロだったが、とりあえず間奏に入る台詞や一人語りも含めて歌い切ったミツルは、綺麗な汗を拭っていた。

 とりあえず綺麗なお姉さんたちの好きな曲を全員分当てて、それぞれから心のこもった、お口のご奉仕を頂いたシュントとツトムは、しばらくウットリと余韻に浸る。このペースでフェラをされても体力が持たないので、残ったカラオケ大会の時間は、お姉さんたちに歌ってもらった。『知らない歌でもなんでも全力で、想像力とノリで補って歌い切りなさい。振りもつけて』という指令を入れた後は、順番にランダムで曲を選んでも、綺麗なお姉さんたちは必死に頑張って歌ってくれるようになる。マニアックな懐メロでも演歌でも軍歌でも外国の歌でも童謡でも、裸のお姉さんたちは画面に映る歌詞を必死に追いかけながら、不安げなスマイルと遠慮がちな振り付けで、聞いたこともない歌を懸命に歌いきる。歌ってる途中にリモコンで旋律の高さを変えても、テンポをどんどんスピードアップしていっても、苦心しながら歌いきり、踊り切ってくれる。四苦八苦しながら無茶振りに全力で応えてくれるお姉さんたちは、健気で可愛らしかった。

 シュントやツトムが満足したころには、サヤカさんは踊り疲れて、全身に汗をかいた状態でソファーに寝そべっていた。カナエさんはオタ芸の際のコールの連続で喉が少し枯れていた。ヒトミさんは曲調とテンポに強要されたヘッドバンギングが激しすぎて、貧血と酸欠になったようで、うずくまっていた。

「部屋の中で騒いでると暑苦しいから、ちょっと気分を変えて、外で遊ぼっか?」

 シュントが言うと、サヤカさんが体を起こして、不満げな視線を送ってくる。「せめて服を着させろ」と訴えているようだ。そんな彼女も、シュントが『双シン壱号』の強度のツマミをグリンと回すと、瞬時に立ち上がってビンっと気をつけの姿勢になると、綺麗に回れ右をして、裸のまま外へダッシュする。足音を合せるかのように、カナエさんとヒトミさんが続いた。この操縦機にロックオンされている限り、彼女たちは完全にシュントに行動を支配された、ラジコンロボのような状態だった。

「ツトムの家のお庭は広いし、背の高い木で囲われてるから、あんまり外の目を気にしないで遊べるよね。…………そうだな………。かくれんぼでもしよっか? 最初は僕が鬼で良いよ。5分以内に見つかった人は罰ゲームねっ」

 シュントが勝手に遊びとルールを決めていくが、カナエさんが抗議しようとした瞬間にもうちょっとだけ強度のツマミを時計回りに弄るだけで、お姉様たちは裸のまま、軍人さんみたいに直立不動になって。ハキハキと返事をする。すぐに各自、バラバラになって隠れる場所を探しに行く。その彼女の後姿に、またシュントはハンドマイクで指令を送る。今度は直接的に行動を指示するのではなくて、彼女たちに「考え」を送る。彼女たちは気づかないうちに、シュントが押しつけた考えを、自分で思いついたことのように認識して、行動に移す………はずだ。

『ツトムのおうちの庭は自然が一杯あるから、自分も自然にまぎれこんだら、きっと見つからない。そこらへんに生えてる花を抜いて、お尻の穴に差して、人間花としてポーズを取っていたら、別に物陰に隠れなくったって、見つからないはず。』

 と、アイディアを吹きこんでみた。………どうせ実験をするんだったら、これくらい現実離れした考えを発信しておいた方が、結果がハッキリとわかるのではないか? ………そんな真面目な発想半分、残りの半分は完全な悪ふざけで、そんな指令を思いついたのだった。

 結果を想像して、笑いを噛み殺しながらシュントはツトムの家の庭を散策する。ツトムとミツルも、そろそろとシュントの後をついてくる。操縦機の実験をシュントがリードしている間は、邪魔したりしないように、友人たちも、日曜の指令を無意識のうちに守ってくれているようだ。

 葛城家の広いお庭を、散策する気持ちで歩いていくと、丸くコンモリと切りそろえられた低木の間に、パステルピンクのかたまりが見えてくる。顔が見えなくても、肌質だけで見分けられるようになってきた。これはヒトミさんだ。アルマジロのようにうずくまって、お尻を突き上げている。白い花がお尻の谷間から突き出ていて、風に吹かれてユラユラと揺れていた。横側に回って見ると、脇と腕の間から、柔らかくて大きなオッパイがムニュっとハミ出ている。いつも目を引くヒトミさんの巨乳だけれど、こうして収まりがつかない形で脇からハミ出る横乳を見ると、その柔らかさや弾力が強調されて、またエッチだった。

『ヒトミさん、サヤカさん、カナエさん。見つかりそうになっても、草木の真似をやり通せば、だましきれて、かくれんぼに勝てると思うから、頑張ってね。』

 シュントが笑いを噛み殺すようにして伝えると、目の前のヒトミさんがもう一段高く、お尻をギュッと突き上げて、突き刺さっている花を強調する。シュントはハンドマイクに話しかける時に、対象者の名前を呼び掛けた。さっきツトムから、「庭全体をカバーしようと発信範囲を広げると、前の通りを歩く人にも指令が届いてしまうかもしれない」、という忠告を受けたからだ。そういうところに気づくあたり、さすがにツトムは冷静だ………、とサラサラヘアーの友達を見て、少し思いが変わる。その冷静なはずのツトムが、近くの木の枝を拾ってきて、目の前で丸まっているヒトミさんの横乳を、ツンツンと突き始めたからだ。

「………やんっ………」

 1回だけ、くぐもった、小さな悲鳴が聞こえたような気がした。けれど、そのあとのヒトミさんの体は、ツトムにオッパイを枝の先で突かれても、プルプルッ震えるだけで、言葉を発しない。一生懸命、花になりきって誤魔化そうとしているようだった。彼女の柔らかい体が震えるたびに、お尻から突き立っている白くて小さなお花がユラユラと左右に揺れた。

 ヒトミさんのオッパイへの悪戯に集中しているツトムを置いてけぼりにして、シュントとミツルが庭をさらに進む。離れたところからでもよく目立つ、背の高いスレンダーな体が見えてくる。カナエさんだ。両足を肩幅に開いて、左右の手のひらを頭上高くに合わせながら、両腕をピンと伸ばしている。東京タワーの真似でもしているのかと思ったけれど、良く見ると、木のふりをしているようだ。後ろに回ると、赤い花が、キュッと締まったお尻から、チョロッと顔をだしていた。

「木だね………。ここにあるのは、完全に木だ」

 シュントが言ってみると、木になりきっているはずのカナエさんがクスっと笑い声をもらす。背の高い彼女の顔を見上げると、勝ち誇った笑顔になっていた。余裕でシュントとミツルを騙していると、自分では思っているようだ。ちょっと子供を見下すような笑みにも見える。それに受けて立とうと思ったのか、ミツルが口を開いた。

「木の花の蜜とか、俺好きなんだよな。…………本物の木だったら、どれだけ蜜を舐められても、避けたり逃げたりしないよな? ………シュント。おれ、樹液だって直接イケるくちだぜ」

 こういう時のミツルは、妙に頼もしい。ギクッという表情に変わったカナエさんの真正面に立ったあとでおもむろに膝立ちになって、カナエさんの股間に顔を思いっきり埋めて、深呼吸を始めた。

「森林浴………。うーん、………若返るなぁっ。シュント君よ」

 昭和のオッサンのような言葉を発した中学生男子は、そのままカナエさんの股間に頭を密着させて、ピチャピチャと音を立て始める。スレンダーで美しい「木」の肌に、一瞬にして鳥肌が立った。それから5分たったか、10分たったか、シュントはずいぶん待たされた。腰が引けて、時々ビクビクっと震える「木」の股に天パの頭を埋めたまま、ミツルは驚くほどねちっこく、舌だけをつかってカナエさんのアソコに執拗な舌責めを続けている。最初はプツプツの鳥肌を浮かべていたカナエさんの体は今、全身にねっとりとした汗を浮かべて、赤く染まっている。深い吐息を漏らしながら顔を右に振ったり左に振ったりして、均整のとれたプロポーションの「木」は、くねるようにして揺れていた。まるで嵐が来た日の若くて細長い木みたいに、しなっていた。

 先週末までは童貞だったというのが信じられないくらい、ねちっこい舌責めを楽しみながら続けている変態中学生男子を放っておいて、シュントはもう2メートルくらい先の茂みに分け入る。こっちの方向から、今までチラチラと視線を送る、もう一つの肌色の影が、視界の端に入りこんでいたからだ。こっちの茂みに、外から見つかりにくい隠れ場があるとわかっているのは、この家と庭の持ち主の家族だろう。回り込むようにしてシュントは、最後のかくれんぼのターゲットを見つけ出した。葛城サヤカさん。片足をあげて、バランスを取るように両手を横に、水平に伸ばしてその姿勢を維持している。見つからないようにと祈っているのだろうか、両目をギュッとつむって眉をひそめていた。シュントの視線は裸の全身に感じながらも、一生懸命動かないように、自分が人間だと気づかれないように、息をひそめている。その綺麗な体を改めて観察してみると、お尻にちゃんと、水色のお花を挿していた。そして同じ色の花を耳の上に、髪飾りのように挿している。シュントの出した『指令』を、生真面目に、自分なりに受け止めて、続きを考えてくれているあたりに、サヤカさんの素直な性格を感じられる。またいっそう、可愛らしく思えてきた。3歳も年上のお姉さんなのに、操縦機を使って弄ばせてもらうようになって以来、シュントにとっては憧れのオトナの女性であると同時に、お気に入りの玩具というか、美しくて愛くるしいペットのような存在にもなりつつあった。耳にかかった髪飾りのようなお花。同じお花をお尻の穴から生やしながら、全裸でもさりげなくお洒落をしているサヤカさんが今は可愛らしくて仕方がなかった。首から紐を外して、シュントが丁寧に、操縦機を芝の上に置く。

「綺麗なお花があるなー。………これ、こっちの動きを避けたりしたら、人かと思っちゃうけど…………。花なんだよね? 抵抗したりしないよね?」

 真正面に立ったシュントが、両手を伸ばしてサヤカさんの胸をムニュムニュと握る。サヤカさんは「ウッ」と小さく声を漏らしたあと、眉をさらにひそめて、目をキュッと瞑っている。意識がありながらも無抵抗でじっと我慢している、裸のお姉さん。これはこれで、『ブラックアウト』しているサヤカさんを弄ぶのとは、また別の興奮を与えてくれる。シュントが手の動きを止めて、今度は顔をオッパイへ近づけて、舌を伸ばしてみる。

「…………フッ……………。フゥッ……………」

 サヤカさんが、押し殺した息を漏らす。舌先で触れるか触れないかというくらいの微妙なタッチで乳首の先っぽをチョンチョンと触れると、サヤカさんが敏感な反応を返してくれる。必死に我慢しようとしながら、それでも見せてしまう反応というのが、シュントにとっては嬉しかった。さっきミツルが見せた、ねちっこくて執拗な責め方を、少し参考にしてみた。「ミツルを真似て」とか「ミツルに学んで」という響きは少しプライドが傷つく気もする。けれど、時々シュントは、自分にミツルを乗り移らせたという設定で、悪いことをする自分の背中を押す。すると、普通だったら恥ずかしくて出来ないようなことが、割とすんなりと出来てしまったりするから、不思議なものだ。ミツルはシュントにとって、悪い意味でのアクセルペダルのような存在なのかもしれない。あくまでも尊敬は出来ないのだが…………。

 いつの間にか、シュントが触れているサヤカお姉ちゃんの体の体温が、何度か上がっているような気がする。サヤカさんは鼻息を強くしながら、時々、身をクネらせて、シュントの愛撫に感じ入っている。片足で、スクッと「生えていたはずの花」は、今ではシュントに寄りかかるようにして、体重を預けてしまっていた。

「お庭に咲いた綺麗なお花は、それを気に入った人に、持ち帰られちゃうのが運命だね。摘んだ人のものになっちゃったんだから、我慢するしかないよ」

 もう少し喋ろうかと思ったところで、言葉を止めた。シュントはそれだけ言うと、サヤカさんを押し倒すように四つん這いにさせて、谷間から水色の花を生やした白いお尻をグッと自分の腰近くに引き寄せる。はいていたズボンとトランクスを一気に膝まで下ろすと、しっかり勃っているオチンチンをサヤカさんの柔らかい肉に押しつけた。指先を入れて、このモノが入るべき場所をもう一回確かめる。サヤカさんのなかは、もうしっかり熱く濡れている感じだった。シュントがサヤカさんを見つける前から、きっとサヤカさんは、ミツルがカナエさんを好き放題舐めまわしているのをチラチラと見て、次は自分の番だとドキドキしていたのではないだろうか?

 四つん這いになっているサヤカさんは、膝をしっかり開いて体を支えて、お尻を突き上げている。これはお尻の穴に突きささったお花を強調しているのだろうか? それともシュントに後ろから犯されることを覚悟した体勢なのだろうか? 今はサヤカさんの心の中は読めないけれど、一つだけわかるのは、彼女は『かくれんぼで見つからないために、植物になりきってやり過ごさないといけない』という指令を受け入れて、されるがままになろうと、覚悟しているということだ。

 本当はさっきシュントは、「我慢するしかないよ」と言った後で、それをフォローするような言葉も考えた。「でも摘まれたお花にとって、見てもらって愛してもらうことは幸せなことだよね」とか、「大丈夫、綺麗なお花に乱暴なことはしないよ。摘んだ人はいい気分になりたいだけだから協力しよう」とか、もう少しサヤカさんの気持ちの持っていき方を誘導してあげるような言葉をかけてあげることを考えた。けれど、止めた。シュントは今、綺麗でオトナなお姉さんたちに指令を与えているのだ。彼女たちを操縦しているのだ。そしてこれは、悪ふざけあると同時に、実験なのだ。さっきは彼女たちの抵抗値を弱めるために楽しく従ってもらうように誘導をしてみた。今はもっと、負荷を与える。もし抵抗が上がれれば強度を調整すればいい。そう自分に言い訳するようにして、シュントはサヤカさんの腰を両手で掴んで、おチンチンをグリっとサヤカさんのなかに押し入れた。「ハッ」とサヤカさんが息を吐く。この前の日曜日にヴァージンを無くしたばかりのサヤカさんのアソコの中を、奥までシュントのオチンチンが突きいる。シュントは少し乱暴めに、腰を振り始めていた。頭の中には、このサヤカさんがさっき、自分の弟、ツトムにフェラをしたんだということが、さっきからまとわりついていた。少しだけ、ムシャクシャする思い。それをサヤカさんにぶつけるようにして、シュントは強めに腰を振った。

 シュントが突くたびにサヤカさんのなかのヌルヌルはキュッとオチンチンを絞めつける。温かい粘膜が擦れるたびに、シュントのモノを固くする。シュントは強めに激しめに、ピストン運動を続ける。サヤカさんはさっき、ツトムのチンチンを舐めたんだ。自分の弟なのに。清純そうな顔。このとても優しくて上品な感じのサヤカさんが、さっきは口で、弟のチンチンを射精に導いたんだ。そう思ううちにどんどん、ムシャクシャがシュントの心の中で大きくなる気がする。せめて、今回はハッキリとサヤカさんをイかせてみたい。彼女にとっての2回目のセックスを屋外で、そしてシュントにエクスタシーまで導かれるかたちで味わってもらいたい。そして出来れば、一生覚えていてもらいたい。そんな妄想を考えているうちに、またシュントの方がイキそうになってしまう。慌てて腰の動きを少し減速する。手を伸ばして、ちょっと強めにサヤカさんの乳首をつねる。彼女が悶えているあいだに、別の方向に手を伸ばして、操縦機を引っ張り寄せる。クルクルと捻じれているハンドマイクのコードを手繰り寄せて、マイクを口元に近づける。

『サヤカさんは僕がもう一回、奥まで突いたら、一生忘れられないくらい強いエクスタシーに達する。』

 ペニスの先から暴発しそうになるのを必死で抑えながら、シュントがそれだけ言って、ボタンを押した。腰をグッと前に出して、射精寸前のオチンチンをとにかく奥に突き入れると、サヤカさんが仰け反って空に顔を向ける。そのままブルブルっと、雨に濡れた猫みたいに体を震わせた。痙攣してるんだと、シュントは途中でやっと理解することが出来た。

 アソコの粘膜がシュントのモノを握りしめたような状態になっていて、離してくれない。その状態で、サヤカさんはまだ猫が背伸びをするように仰け反って、犬が体を乾かすみたいにブルブルっと体を震わせていた。シュントの股間に、ビュッと熱い液体が吹きかけられる感触。サヤカさんは限界まで四つん這いの両腕、両膝に力を入れたあとで、ズルっと体を落とし、全身を芝の上に横たえた。2人の体が離れる瞬間に、ズルリとシュントのモノもサヤカさんのアソコから抜ける。芝の上に横たわったサヤカさんは、赤ちゃんがママの胸で眠っているみたいに無邪気な寝顔でウットリと余韻に浸っていた。まだ時々、思い出したかのように体を痙攣させて、股間からブチュっと液を吹くサヤカさん。頬に髪の毛が貼りついているのを、シュントが指先で優しく掻き分けてあげた。

 女の人がイクっていうのが、こんなに激しい現象だと思っていなかったシュントは、呆然と、サヤカさんの様子を見守っていた。低い声を1回出して終わりという、男子の射精とは随分と違っていた。しばらくして、ふと気がつくと、近くで横倒しになっている操縦機、『双シン壱号』を慌てて抱え上げた。大事そうに汚れを払って、シュントは台をお腹に、紐を首にかけて確認した。別に故障をしていたりという様子はなかったので、ホッと胸を撫でおろした。

。。

 お姉さんたち3人とも、なんだかんだで全員庭でセックスまで至ってしまい、中学生男子にイカされていたということが分かった時点で、「かくれんぼ」はお開きとなった。草花はエクスタシーに達しない、ということで全員一致で女性陣の罰ゲームに合意した(シュントも少しだけ操縦機を弄った)。その罰ゲームの見届け人はシュント1人と決まったので、ツトムとミツルは家の中に入って、ツトムの部屋でTVゲームを始める。シュントは男子の中では1人だけ庭に残って、お姉さんたちの罰ゲームを見届け、記録に残すということになった。

 罰ゲームは「なりきり餅つき大会」ということになった。真ん中のお姉さんが裸のまま、ブリッジの体勢を保つ。右側のお姉さんが、オーバースロー腕の動きで、杵をつくように、ペッタン、ペッタンとブリッジしているお姉さんのオッパイを引っぱたく。左側のお姉さんが、その合間にすかさず手を入れて、オッパイの向きを変えようとコネる。オッパイがピンクに染まった頃には、見届け人のシュントが、美味しく頂きます。その要領で、3人の美女がお互いのオッパイをペチペチ叩き合ったり捏ね繰り回すのを、シュントが楽しく撮影していくのだ。サヤカさんは首を傾げながら、次々と湧き上がる疑問を押し殺すようにして杵をつく役やお餅の役をやり遂げていく。ヒトミさんは大きなオッパイが捏ねられるたびにくすぐったいと笑い、ペッタンと引っぱたかれるたびにベソをかく。カナエさんは小ぶりなオッパイを揉みくちゃにされて、意外と女らしい、か細い声で悲鳴を上げたり悶えたりした。シュントはその馬鹿馬鹿しい一部始終を、携帯動画に収めることが出来て、大いに満足だった。

。。。

 その週の土曜も、日曜も、カナエとヒトミはサヤカの家に集合することになった。学校がある日も、暇があれば、葛城家で顔を会わせる。いつもはもっとアウトドア志向というか、出歩くのが好きだったカナエまで、チャンスがあれば、葛城家に入り浸ってしまっている。そのたびに、サヤカの家にはたまたま、弟であるツトムの悪友たちが必ずと言って良いほど、ツトムの部屋で遊んでいた。

 サヤカの部屋でまったりと、リラックスした時間を過ごしていると、最近、彼女たちは急な思いつきに振り回されることが多い。3人でゆっくりするつもりが、突然、ツトムの部屋で遊んでいる、シュント、ツトム、ミツルといういつもの悪ガキたちに、お茶とお菓子を持っていきたくなったりする。手が空いたら彼らの肩を揉んだり、耳掃除をしたり、爪を切ったりと、とにかく色々と世話を焼いてあげたくて仕方が無くなる。サヤカは今まで弟をそんな風に甘やかしたことはなかったし、カナエなどは男子たちとは同等な視点でサバサバと付き合うタイプだったのに、なぜか強い衝動に突き動かされるようにして、彼らに甲斐甲斐しく尽くしてしまう。お菓子やジュースが足りなくなったら、外が暑くても天気が悪くても、コンビニやスーパーにダッシュで使いっ走りに出る。今ではすっかり、シュントたちのお菓子やジュースの好み、コレクション中のオマケ付スナックなどを覚えてしまっていた。自腹で彼らに提供するお菓子を買っているために、これまでのルーティーンだった喫茶店でのお喋りや、ケーキバイキングの回数を減らさなければならなかった。

 お菓子やドリンクの提供だけなら、犠牲になるのはちょっとした時間とお小遣いだけだ。しかし、時々、彼女たちに襲い掛かってくる妙な強迫観念は、普段の彼女たちなら絶対に取らないような行動をさせるようになっている。突然3人とも同時に、運動不足を解消したくなって、庭に飛び出したりする。たいていは服を着ているのも煩わしくなって、リビングから庭に駆けだす間に、服も下着も放り出して、全裸でジョギングを始めてしまったりする。裸で外を走り回ると、かすかな爽快感は得られるのだが、その衝動が過ぎ去ったあとに襲ってくる恥ずかしさと、自己嫌悪の方が大きい。途中で止めたいと思って減速したり立ち止まろうとした時もあるのだが、すぐに何か大きな力に押し出されるかのような感触がやってきて、彼女たちをもっと激しく走らせる。運動不足解消に役立つとは言え、止めたくても止められない行動というのは、不気味な気がした。

 走り方も、最初の内はジョギングとか全力ダッシュとか、シンプルなものだったけれど、何回か目のあとには満面の笑顔でスキップするようになったり、アニメのキャラクターの走り方を真似たように両手を水平に伸ばしてスラローム走行になったりと、バリエーションが複雑になる。なんで自分がそんなことをしたいのか、どうして打合せも無しに3人同時に同じ行動を始めるのか、どうして途中で止めたいと思っても止められないのか、彼女たちは何も説明出来ない。そして、帰る時間が近づく頃には、今日あった不可思議なことについて、考えるのも面倒くさくなっていて、悩みとも、イヤな思い出とも感じなくなっているのだった。前回の、笑顔で全力スキップというのが1時間半続いた時などは3人とも最後はぶっ倒れて、地面から立ち上がれなかった。笑顔で泡を吹きながらスキップしていたヒトミなどは、ミツルとツトムに肩を担がれないとリビングにも戻って来られないくらい衰弱していた。それなのにサヤカが翌日に彼女の体調を気にして質問してみても、「筋肉痛は酷いけど、まぁ、エクササイズだからしょうがないよね。気にしてないよ~」とケロッとした顔で答えていた。

 こうした妙な衝動が襲ってくる間、サヤカとカナエ、ヒトミは、他のことがほとんど考えられないくらい、集中力が高まる感じがする。いつもは出来ないようなことまで、出来てしまう気がするのだ。スカートやパンツ、ストッキングやショーツを脱ぎ捨てて、下半身すっぽんぽんで木登りがしたくなった時、サヤカは自分が高所恐怖症だということも忘れて、桜の木のずいぶんと高いところまでよじ登っていた。下からカメラが向けられていたのに気がついた時は、明るく大開脚して、片手を枝から離してVサインまで決めて見せた。それが、「木登りしたい衝動」が彼女の頭から逃げていった瞬間に、地上3メートルの場所にいる自分が怖くて仕方なくなって、ギャーギャー泣いてしまった。降り方を丁寧に教えてくれたシュントのことを命の恩人だと感じて、あとから一緒にお風呂に入って、御礼に体を洗ってあげた。もちろん、年頃の男の子として溜まっていたものもあったようなので、ヌイてあげるお手伝いもした。

 裸を見せたり、触らせたり、一緒にお風呂に入ったり………。こうしたスキンシップは、サヤカやカナエ、ヒトミがシュントたちと一緒にいる時には、それほど特異なことではなくなってきた。もともと、彼らは年下とは言え、サヤカやヒトミにとっては初体験の相手だし、カナエにとっては初アブノーマル体験の相手だった。しかも最近の彼女たちの「説明出来ないけどやり遂げなければならない突飛な行動」の数々を目撃されているせいで、裸を見られること自体には少しずつ慣らされてきてしまっている。あとは、こんなみっともない醜態を何度も目にしながらも、両親や他人にバラさずにいてくれる中学生男子たちに対して、色々な恩返しをしたいという気持ちは常に持つようになってきた。サヤカたちも現代の女子高生なので、中学生男子がどんな衝動や欲求を抱えているかくらいは知っている。だから、積極的にでは無いものの、多少の「スキンシップ」は許してあげるようになった。

 もっとも、彼女たちは真面目な学生なので、弟の友達たちとだらしのない関係になったりはしない。そこはきちんと、線引きをするようにしていた。スカートを捲ってきたり、パンツやシャツをずらそうとしてきたら、優しくたしなめるか、怒る素振りをしてみせる。「ご褒美をもらって当然」というようなこともしていない時に、勝手に体をベタベタと触ってきたら、やんわりと注意する。裸を撮影されたり、お風呂を盗撮されたり、彼女たちのオナニータイム(たいてい、午後6時半から7時)を激写しようとしてきたら、嫌だという意志表示をちゃんとする。そして、彼女たちにそんな気もない時に、キスやペッティング、フェラチオやパイ擦り、舌を使っての彼らの体のお掃除からセックスまで、体の繋がりや「ご奉仕」を求めてきたら、5回までは断る(6回もお願いされるなら、仕方がないので、時間が許すなら、出来るだけ要望を受け入れてあげる)。このように、きちんとけじめをつけて、一線を越えないように心がけてはいた。

 それでも、6人が集合して遊んでいる時には、その大事な一線を越えてしまうようなことも、一日に一回くらいはある。お互いに若いのだから、多少の失敗はある、ということで、サヤカたちは自分で自分を許すようになってきていた。庭を裸で走り回ったり、目を閉じて、誰かわからない相手とディープなキスをしたり、ミツルが持参してきたエッチなマンガを回し読みした後で、そのマンガのキャラクターになり切って寸劇をしたりと、若い6人でスリリングな遊びに没頭していると、いつの間にか頭がボーっとしてきて、気持ちの収め方がわからなくなる時がある。場の雰囲気に酔ってしまうというのか、まともな思考回路が蕩けていくような怪しい空気に当てられて、気がつくと自分から、おかしなお願いをシュントたちにしてしまった、何度もあった。

 あまりに私生活が乱れていくと、学生生活自体が成り立たなくなる………。そう思ったサヤカは、カナエやヒトミと相談して、シュントたちにこんな提案をしている。毎週土曜日の夜は、かならず6人でサヤカの家に集まって、とことんエッチなことをしよう。お姉さんたちが本当に妊娠してしまったりしないように気をつけて、あとは怪我をしたりしない限りは、シュントたちのしたいこと、どんなことでもしてあげるようにする。だから、土曜日以外は、カナエのスポーツやヒトミの習い事、サヤカたちの勉強や友達付き合いが破綻しない程度に遊ぶようにしよう………と。シュントとツトム、ミツルもそれに同意してくれた。こうした時、話は不思議とトントン拍子に進むもので、サヤカとツトムのパパ・ママは、土曜の夜には小旅行に出て、家を留守にするという新しいルーティーンを、子供たちに伝えてきた。シュントやミツルやカナエ、そして躾に厳しいヒトミの両親までもが、土曜の夜の葛城家へのお泊りを認めてくれた。それらがパズルのピースのようにハマったのは、ほぼ同時期のことだった。

 だから毎週土曜はサヤカやカナエ、ヒトミにとって、特別な夜になる。彼女たちはこの日に向けて、新しいコスチュームやちょっとエッチな設定、小道具の準備や心構えなどを用意する。お小遣いにずいぶんと余裕のあるヒトミは通販でお買い物もするし、洋裁の腕を振るって衣装のちょっとした加工もする。オトナな情報に比較的詳しいカナエが、ネットの情報やちょっとエッチな雑誌などを漁って、コンセプトメイキングと企画をする。だいたいの企画が固まったところで、サヤカが水曜の夜くらいにシュントの家を夜に訪問して、一戦終えたあとでベッドの上でお伺いを立てる(企画の承認者がイイ気分の時に相談をする方が、サヤカたちにとっても都合が良いから、この程度のサービスはサボってはいけないと、サヤカは思っている)。

 こうして、サヤカたち美人女子高生と、シュントたちエロ中学男子たちの、愉快なお泊り会が土曜の夜から日曜の朝まで繰り広げられることになった。

「メイドさんの夜」というコンセプトで統一された日は、サヤカもカナエもヒトミも、通販で買ったりレンタルしたり刺繍したりしたメイドコスチュームセットを身に着けて、土曜の夕方から日曜の朝まで、ずっと敬語を使ってシュントたちの身の回りの世話を焼いた。耳掃除から始まって爪切り、爪磨き、歯磨き、食事、お風呂にお着替えまで、全部サヤカたちが膝枕をしたりクルクル働いたりして手伝った。就寝時間になると、それぞれのベッドに分かれて、夜のお勤めを生真面目にこなした。

「猫ちゃんの夜」で企画が固まった週は、猫耳と尻尾をつけたサヤカたちがシュントやツトムたちに、ボールやマタタビ、鰹節を使って遊んでもらう。普段はクールでサバサバとした性格のカナエまでもが、ご主人様に擦り寄り、喉を鳴らして甘えた。サヤカがボールを咥えたままミニカーを四つ足で追いかけてオデコを壁にぶつけたことと、ヒトミが後ろ足で頬っぺたを? こうと無理をして、足の付け根の腱を少しだけ痛めたこと以外は、とてもキュートでファンシーな夜になった。そして夜も更けた頃、なぜか急に発情してしまったサヤカたちが、雌猫同士でお互いの体を舐め合ったりくすぐりあったりして愛し合い始める。それも足りなかったのか、最後はご主人様たちのオチンチンに無事、お仕置きされて悪戯を止めることになった。

「来週は魔女っ娘をテーマにしたらどうかな?」

「いや、順番からすると、喪服の未亡人が坊主に犯される、通夜・艶(つやつや)ナイトが先じゃないか?」

「………僕のうちのなかにお通夜の飾りつけするの? 絶対嫌だよ、ミツルの家でやれよ」

 ツトムとミツルが言い合いになるのを、半分聞き流すようにして、シュントはまだ先週末の余韻に浸っている。土曜のお泊り企画は最終的に、サヤカがシュントの家に来て、エッチの後で抱き合いながらサヤカから相談を受ける。そこでシュントが決定することになっている。彼女たちの提案が生ヌルかったら、操縦機を使って入れ知恵をしてあげれば、サヤカもカナエもヒトミも、鼻息を荒くして、もっと過激な提案を、自分を捨てる覚悟と一緒に持ってまたやって来る。だからシュントは余裕をもって構えていれば良かった。

。。。

 シュントの余裕は他の事情にも理由があった。操縦機『双シン壱号』で実験を始めて1ヶ月が経った頃から、シュントたちはこの機械を葛城家の外にも持ち出して、完全に外部の人間も実験台にしながら、遊び始めたのだ。

 シュントたちが葛城家に続く2番目の実験室に選んだのは、彼らが毎日通う学校だった。毎朝、登校時に学校の敷地を送信範囲として、『この操縦機の存在に気がつかないけれど、ぶつかったりもしない。無意識に距離を置く。操縦機をシュント、ツトム、ミツルが触ったり、マイクに話しかけていても変には思わないし気にしない。』という指令を飛ばす。そうすると、授業中にシュントが双シン壱号を使っていても、首掛け紐と台を使って廊下を持ち歩いていても、先生に注意されたり、クラスメイトたちに変な目で見られたりすることが無くなる。ミツルが午後から勤務する非常勤の先生や、遅刻してきた生徒のことを指摘してくれたので、一応、1日に2回はこの指示を飛ばすようになった。今では、教室の後ろ、ロッカーの上に置いて、堂々と充電をしておいても、誰も気がつくことはない。シュント、ツトム、ミツルが『学校のみんな』から外れるということは、一番最初に定義を宣言するだけで、その日一日は少なくとも有効になっていると確かめた。

『下着が股に食いこんでいる気がして、落ち着かない。』と一言、指令を飛ばすと、授業中の教室で、先生もクラスメイトたちも皆、居心地悪そうにモゾモゾしはじめる。指令の強度を少しずつ上げていくと、赤い顔をしながらスカートに手を入れる女子や、ズボンに手を突っ込む男子も出て来る。先生は教卓の後ろでゴソゴソ動くだけで、顔は平静を装っていることが多い。さすが教育のプロだ。

『気になって我慢が出来ないので、ズボンやスカートは膝まで下ろして、きちんと下着を穿きなおす。周りを気にしていられない。』という指令を加えてみると、真っ赤になりながらも着席した状態で制服のスカートをズリ下ろして、パンツを手早く穿きなおす女子や、一度席を立って、ズボンを降ろしている大胆な男子が出て来る。ストレートの髪が綺麗な、美人の棚岡律子先生は、教卓の後ろにしゃがみこむようにして、ゴソゴソと下着を弄っている。それでも顔は教卓の上に出して、授業はちゃんと続けているのだから、立派な先生だ。

『どうしても下着の食い込みが気になるので、脱いで机の上に置くと、やっとスッキリして授業に集中できる。』と指示してみる。クラスの半分くらいが抵抗したり迷ったりしている様子だったので、一気に強度のツマミを回してみると、戸惑っていた生徒たちが一斉に立ち上がって、大慌てでパンツを下ろして、机の上に置いたあとで、ホッとした顔をしながら着席する。棚岡先生は「なんでもないわよ」といった顔を取り繕いながら、濃い紫色のショーツを教卓の上に載せると、少し顔を赤らめたまま、パンストを穿きなおしていた。真面目そうな棚岡律子先生の、意外に大胆で派手なショーツの登場を見て、シュントとツトムはこっそりとハイタッチをした。他の生徒たちは先生や自分のクラスメイトたちのパンツが机に載せられているのを見ても、騒ぎ立てたりしない。全員、指令通り『授業に集中』してくれているのだった。

『2年3組の女子たちは、みんな自分の体が、シュントとツトムの体に無意識のうちに引き寄せられるような引力を感じる。チャンスがあれば偶然のふりをしながら、オッパイやお尻を、シュントやツトムに押しつける。大胆なスキンシップが増える。けれど自分では、自分からそうしていることに気がつかない。』という、初日からずいぶんと周到に手の込んだ指令も出してみた。ツトムの提案だ。この慎重さと程よいイタズラ実験感が、いかにもツトムらしい。効果はすぐに目に見えて現れてきた。シュントのやツトムの隣の席の女子が、珍しく彼らに話しかける。体を寄せて、しなだれかかるようにして、とりとめのない話を振ってくる。答えを考えているうちに、腕を隣の女子のオッパイに挟み込まれていることに気がついたシュントたちは、回答もしどろもどろになってしまった。

 シュントが教室から出ようとすると、ちょうど同じタイミングで何人もの女子が扉のところで跳びこんでくるのでつかえてしまって、みんなギュウギュウで動けなくなる。頭も肩も、左右から女子たちの胸やお尻でロックされてしまったような状態。女子たちも悲鳴をあげているが、シュントも嬉しい悲鳴を上げそうになっていた。

 廊下を歩いていても、教室に戻って来てからも、同じクラスの女子たちはシュントとの距離感を間違えてばかりいる。話しかけてこようとして、そのまま唇同士が触れ合ってしまったり、転びそうになって、座っているシュントの顔面に胸がぶつかってきたり、お尻がヒットしたりと、ドタバタコメディのようなラッキーエッチがコンボで起こっていた。ツトムを見ると、シュントよりも小柄な彼は、女子たちの押し合いへしあいの中で潰されそうになって、困ったような笑顔を見せていた。

 シュントが前から気になっていた女子が、同じクラスにいた。青砥聖奈という小柄で色白なメガネ少女で、図書委員を1年生の時から勤めていた。真面目で如何にも本好きという雰囲気を醸しながら、本の貸し出し係をしていた。そこで放課後、図書室に人が少ない時間帯を見計らって、操縦機を作動させてみた。

『自分を図書室の本と同じように、申請者に貸し出してしまう。』という、少し捻った内容の指令を出してみたのだ。頭の良さそうな美少女が、どんな解釈をして、どんな反応を見せるのか、シュントはドキドキしながら受付で申し出た。

「・あの……………。図書委員の青砥聖奈さんを借りたいです」

 首から紐をかけてお腹の前に吊っている操縦機から手を離さずに聞いた。もし想定と違う反応が出たら、すぐにブラックアウトボタンを押すためだ。ボタンに指を置いたまま話しかけている間、その指が微妙に震えていた。

「はい。一週間後の返却になります」

 当たり前のような口調で、青砥さんは返事をしてくれた。

 彼女を誘って図書準備室へとそーっと移動するシュント。後から入ってドアを閉めた青砥さんは、メガネを外すと、制服のリボンに手をかけた。

「カバーって、全部外して読みます?」

 と聞いてくる。この学校の図書室には、普通に本のカバーがついている本の他に、貸出頻度が多くて破損しないようにカバーをテープで本体に貼り付けられている本、そして予めカバーを外して並べられている文庫本類に分かれているのだ。彼女はシュントが無言で何度も頷くのを見て、ごく自然な手つきで制服をスルスルと脱いでいく。純白の下着と、スレンダーで真っ白な体が、少しずつ曝け出されていった。

「ごゆっくりどうぞ」

 本棚の間に置かれた木の机の上に登ったセイナちゃんが、さも当たり前といった素振りで両手と両足を伸ばしたまま大の字に開く。机の上で、真面目で大人しい美少女が大開脚をしている。その光景はエロいという以上にシュールに感じられた。

 せっかくなので体の色んな場所を触ったり、顔を近づけて頬擦りさせてもらったりと、堪能させてもらう。きめが細かくて、スベスベした肌だった。すこし平熱が低めなのか、ヒンヤリとしている。そこも青砥さんらしかった。

「………あの、本の匂いって、好きですか?」

 シュントがふと思いついて聞いてみると、青砥さんは天井を見上げたまま答える。

「私は………結構好きです。…………古い本でも、………落ち着く感じがします。………黴臭いような匂いは好きではないので、一応、学校の蔵書には気を遣っているつもりですけど…………。あの、何か、気になりますか?」

 質問を返されたので、シュントは顔を青砥さんの曝け出されたアソコの至近距離へ近づけて、思いっきり深呼吸してみる。甘酸っぱいような、女の子の匂いがした。

「イヤな匂いじゃないです。………僕も、確かにちょっと、落ち着くかな?」

 シュントが言うと、セイナちゃんは見下ろしていた顔をまた天井に向けて、「そうですか」とだけ、無機質に答えた。

「それで………、袋とじになってる部分とかあったら、破っちゃっても良いんでしたっけ?」

 指でセイナちゃんのアソコを丁寧に弄りながら、シュントが聞いてみる。青砥さんはしばらく考え込んだあとで、真剣な顔で答えた。

「乱暴な破り方でなければ、大丈夫です。後から、他の人たちも見るものなので、そこだけ気をつけてもらえたら………」

 お言葉に甘えて、濡れ始めたセイナちゃんのアソコに、シュントのモノを入れて、グッと突き破らせてもらった。セイナちゃんは少しだけ顔をしかめるけれど、その後は無表情で天井を見上げている。『貸し出し用の本』という物体に、精一杯自分をなぞらえて反応してくれているようだった。

 パンパンと音を立てて腰を振っても、セイナちゃんは懸命に無反応を保とうとする。途中で、一度、「ふぐっ」とくぐもった声を漏らした。彼女の両足を見るとピンと腱が張って、足の爪先が反っている。多分、青砥聖奈ちゃんは、初体験でイッたのだ。反応しないようにと自分に言い聞かせているのが、かえって体の興奮を盛りあげてしまったのかもしれない。

 シュントもイキそうになったので、おチンチンを出す。赤い血に染まった自分のモノを見るのは、2回目だけど、まだ慣れなかった。セイナちゃんの余分な肉がついていないお腹に、精液をしっかり出す。断続的に飛んだ白い粘液は、彼女の薄い胸元にまで届いた。

「ふ~。気持ち良かった…………。ありがとう」

 シュントが余韻を楽しみながら下半身をティッシュで拭いて、ズボンを上げようとしていると、セイナちゃんは机の上で上体を起こして、自分のハンカチで丹念にお腹から胸元までを拭いていた。

「………次に読む時は、出来るだけ汚さないように、綺麗に扱ってください。図書館の本は、皆で使うものですから」

「………ゴメンなさい」

 真面目な図書委員さんに、真顔で怒られてしまった。言い方は優しかったけれど、彼女がどれだけ本を大切にしているか、伝わってきたので、素直に謝った。

 制服を着終わって、メガネをかけると、青砥さんは元の大人しくて真面目な読書家の司書さんの出で立ちになっている。「図書」と書かれた紺色の腕章がそのシルシだ。けれど、気になったので、図書準備室を出る前に、シュントは振り返って聞いてみた。

「あの、一度読んだ本も、また読み返したくなったら、繰り返し借りても良いんですよね?」

 しばらく答えに間が開く。きちんと答えようとするのが、セイナちゃんの癖のようだった。

「はい。………気に入られて、何度も読み返してもらえるというのは、本にとっても幸せなことだと思います。読み返すたびに、味わいも変わってくることとか、よくありますし………。もちろん、ルールを守ってもらえる限りは、何度でも貸出し可能です」

 はにかんだような笑顔と、ほんのり赤くなる肌の色。彼女が本のことを言っているのか、自分のことを言っているのかは、とっさには判断出来なかった。

 可愛らしい図書委員さんを抱くことが出来て、スッキリした顔で図書室を出ようとしたシュント。後ろについてくる青砥さんに気がついて、受付に戻らないのか聞いてみた。

「貸出期間は1週間ですから、来週までに戻れば良いです」

 真顔で答える青砥さんを見て、シュントはドキッとしてしまった。このままお持ち帰りと1週間同居生活となると、彼女のご両親は心配するだろう。そう思って、双シン壱号の操作をする。青砥さんには今の一連の出来事は、大人な小説を読んだあとの白昼夢だと思ってもらうことにした。スタスタと受付に戻る青砥さん。やっぱり彼女はここで生真面目な応対を続けてくれるのが、似合っていた。

 それでも、再貸出しは、いつかお願いするかもしれないけれど。

。。

『僕たちの姿が見えなくなる。』という指令を出して、体育館とプールの間にある、女子更衣室に忍びこんだ。その時に着替えをしていた先輩たちが何回もシュントたちとぶつかってしまうので(しかもクラスメイトの女子たちのようなソフトなぶつかり方ではないので)、途中で指令を変えてみる。『僕たちの存在に気がつかなくなるけれど、ぶつかりそうになったら、自然に避けることが出来る』という指示にして発信したら、一気に狭めの更衣室の中がすごしやすくなった。先輩たちの発育度合いを、さっきのクラスメイトの女子たちの感触と比べて、じっくりと観察、そして堪能出来るようになる。『ついでに僕たちに触られても気がつかない。けれど僕たちのすることに邪魔をしない』という指令を、ミツルの提案で確かめてみる。すると本当に、お着替え中の先輩たちはオッパイをつつかれても、お尻を撫でられても、気にせずに友達とおしゃべりしながら着替えていく。こういう時のミツルはやはり、さすがの冴えを見せるのだった。

 それほど広くない女子更衣室の中で、体育の授業を終えた女の先輩たちの、体温の上がった体と汗、制汗スプレーやリップやウェットティッシュ―その他もろもろの匂いが充満して、シュントは少し頭がクラクラする。それでも下着をズラしたり捲ったり、体を撫でたり揉んだりしても抵抗しないどころか、気づかないうちにシュントたちの手の動きの邪魔をしないような体勢になって「実験」のお手伝いをしてくれる半裸の先輩たちに囲まれると、放っておくのがもったいない気がする。見ると、いつもは慎重派で引っ込み思案のツトムですら、右手と左手とでそれぞれ違う先輩のお尻やオッパイを揉んでいた。ミツルはというと、もっとハードなイタズラをしているかと思いきや、意外にも先輩たちの着替えをそそくさと手伝っている。片膝立ちになって、まるで着付けの先生のようなテキパキとした手の動きで、先輩たちに制服を着る手伝いをしているミツルを見て、シュントはやはりこいつは何かヤバい奴だと、改めて思い知らされた。

「透明人間ごっこ」から、「何をしても気づかれない存在」に変わってお触りし放題だったシュントたちは、そろそろこの実験をお開きにすることを考える。最後はシュントの思い付きで、『女子更衣室にいる先輩たちは、来た制服をもう一度脱いで、パンツ一丁か全裸になる。2分後、急に更衣室の中にヘビがいることに気がついて、全員で運動場に逃げ出す』という指令を出した。更衣室の鉄のドアを開けて、外でクスクス笑いながら待っていると、ちょうど2分くらいたったところで、部屋の中から黄色い悲鳴が上がる。弾かれるようにドアが開くと、3年生のお姉様たちが一斉に、肌も露わな状態で逃げ出してくる。運動場の真ん中近くまで、50メートルも集団ストリーキング。中3女子たちの裸ダッシュだ。校舎を見ると、窓から乗り出して運動場の騒動に見入っている男子生徒たちもいた。彼らにとっては、夢のような光景だろう。残念だけれど、今起きていることは、全員にとって、「人には言えないような夢を見た」という記憶にすり替えさせてもらう。それが操縦機の指令一つで出来るのだということが、色んな実験を試すうちに、わかってきたのだから。

。。

 始めは教室の中でチョコチョコと試していた『双シン壱号』の実験が、学校の敷地内なら運動場や廊下を使っても、あとから指令を出して誤魔化すことがわかってくると、シュントはさらに外、学校以外の場所でも、試してみたくなる。こういう相談をミツルにすると、大抵はやりすぎるので、最初はツトムのアドバイスをもらって、近所の公園から実験を始めることにした。

 近所の、といってもなかなか大きな公園で、ちょっとした噴水も有ったりする。朝と夕方には内周をジョギングをする大人も多いし、駅から住宅地までのショートカットに使う、社会人の人たちも歩いていたりする。そこでシュントたちは、小道が木の陰に隠れる場所を見つけ出して定点観測の場所にすると、実験を始めることにした。カナエさんが着古したという、捨てる予定だったジャージの上下を道端に置いてみる。

『ここを通った若い女の人は、この場で、ここに置いてある服に、着替えなさい。脱いだ服は置いて行きなさい。服が変わったことは気にせずに目的地まで行くように。』

 と指示を出して、しばらく様子を見ていると、犬の散歩に通りがかったお姉さんが、ジャージの前でピタリと立ち止まる。少し困ったような表情で周りをキョロキョロと確認したあとで、大きな木に体を隠すようにして、モゾモゾと着ていたパーカーを脱ぎ始める。可愛らしい雰囲気のお姉さんが、下着姿になって、落ちていた古いジャージに着替えていく様子を、シュントとミツル、ツトムの3人はドキドキしながら盗み見ていた。

 古ジャージに身を包んだお姉さんが犬を連れて通り過ぎていくと、今度はそのお姉さんとすれ違った、ОLさんが逆方向から歩いてくる。はっと立ち止まると、周りを警戒するように2、3度、左右を確認した後で、おもむろに襟付きのシャツを脱ぎ始める。このお姉さんも社会人らしい服装から、パーカーとチェックのスカートという、カジュアルな出で立ちに変わったあとで、何事もなかったかのように歩いていく。その後には下校中の女子高生が2人で歩いてきて、相談しながら一人はさっきのОLさんが残した襟付きシャツを、もう一人はタイトスカートをセーラー服と着替えて、中途半端な恰好で家に帰っていった。

「ちょっといいこと思いついたんだけど」

 ミツルが、シュントの耳元でヒソヒソと提案を囁く。………悪くないかもしれないと思ったシュントは、操縦機のハンドマイクを口元に寄せて、追加の指令を出してみた。すると次にそこの小道を通りがかった、若い奥さんが、仕方がない………という表情を見せながら、ワンピースを脱いでいく。そしてその奥様は、ピンクのブラジャーまで脱いで、たわわなオッパイを曝け出すと、脱いだブラジャーを木の枝にかけて、そのまま、何事もなかったかのように、女子高生たちが残したセーラー服を身に着ける。その後は買い物袋を手にして歩き去った。

 次からくる女の人、集団で来る女の子、誰かがその道を通るごとに、お洋服がリレーされていき、みんな、少しずつ本人のイメージと違う装いで歩き去っていく。そしてみんな当然のようにして、ブラジャーを木の枝にかけていくので、30分もすると、その公園の大きな木の枝には、まるで運動会の万国旗のように、色とりどりのブラジャーが、ひっかけられて風にそよいでいた。不思議な光景だったが、シュントの指示で、公園にいる他の人たちには気にならないようになっていた。

「大体、想像した通りだね。一度出した指令は、操縦機からの発信を止めない限りは、あとからこの送信範囲に来た人たちにも効果がある。けれど、その人たちが指令を持って運んでくれるわけではないから、公園の外に出た人たちは、周りの人には微妙な顔で似合ってない服を見られてたよ」

「あのさ、私服だったら一着、自分のモノじゃないものがレパートリーに入りこんだってだけで済むかもしれないけど、制服って無くなったら、困るんじゃね?」

「…………そうだったかもね。………まぁ、うちの姉ちゃんも一応制服の予備とか持ってるみたいだから、明日学校に行けないっていう訳じゃなさそうだけど、………さっきの女子高生2人組には、ちょっと可哀想なことしたかも」

 ツトムが申し訳なさそうに顔を曇らせる。

「毎日ここを歩いて下校してる人たちだと思うから、明日も明後日も、ここで張ってれば、返せるんじゃねぇの? …………ちょっと可愛い姉ちゃんだったし………明日また会おうよ。………ついでに、この中でいらないブラも、明日またここを通った人たちに返せばいいんだしさ」

 ミツルが鼻をほじりながら言う。少し不純な動機も混じっていそうな提案だったけれど、他に良いリカバリーショットはなさそうだった。

 次の日の同じくらいの時間に、昨日の女子高生2人組が公園の同じ道を通って下校するのを見つけた。けれど、昨日彼女たちの制服を着て帰っていった、若奥様の方が来なかったので、昨日の制服は返すことが出来なかった。仕方なく、2人の高校生たちと、あとはジョギング中の美人アスリート1人を含めた3人の綺麗どころと、シュントたちは公園の草陰でセックスをした。

 翌日、少し早めの時間から、『一昨日、拾ったセーラー服を着て家に帰った女の人は、ダッシュで家に取りに帰って、そのセーラー服を、拾った場所まで持って来なさい。』という指令を時間くらい、公園の周囲を含めた少し広めの範囲に流し続けた。するとやっと、息も絶え絶えになった一昨日の若奥様が、猛ダッシュでセーラー服を持って来た。その後で、昨日の女子高生2人組が下校してきたので、若奥様と女子高生2人、合計3人の美女とセックスをした。野外でのエッチは気持ちが良かったけれど、お尻や足をずいぶん蚊に刺されたシュントたちは、操縦機が虫には効かないことを確かめる、よい経験を得た。『双シン壱号』の理解を増したという意味では、良い経験だったが、痒さには泣かされた。

 指令を出す範囲を調整するツマミを限界まで時計回りに回すと、最大で、シュントたちが住んでいる街を全部カバーするくらいの指令は出せそうだった。けれど、シュントたちが見えない範囲まで指令を飛ばすというのは、なかなかに勇気がいることだ。いくつかのアイディアを考えてみたけれど、想定しない指令の受け取り方をされると怖いので、試すことには躊躇ってしまった。

 強度については、4分の1くらいの調整にすると、範囲内のだいたいの人たちは指令に従う。その時、従っている人たちに「なんでそんなことしているの?」と聞くと、色々と理屈を作ってそれぞれどうして自分がそんなことをしているのか、説明してくれた。ちなみにそれは、授業中にクラスメイトや先生に「げんこつ山の狸さん」という手遊びをさせてみた時のことだ。シュントやツトムの質問に、クラスの女子や男子たちは「なんか急にこういう遊びが懐かしくなって」とか、「みんながやってるから、あわせようかと」とか、それらしい理屈をそれぞれがつけていた。先生は自分で首を傾げながら、小さい身振りと小声で歌っていた。抵抗にも幅があったということだ。

 そこから強度を半分くらいまで上げてみると、シュントとツトムをのぞく、教室にいる全員が大きな声で歌いながら、身振り手振りも堂々と、「げんこつ山の狸さん」をやり切るようになる。「なんでそんなことしてるの?」と聞いても、誰もその理由は答えられないようだった。みんな、「なんでかわからないけど、こうしなきゃいけないから」などと、腹落ちしない答えしか返せない。

 強度を3分の2まで上げると、全員のボルテージがさらに上がって、歌声や手の動きも揃ってくる。こうなると、質問をしても、反応もしてくれない。ひたすら全員が、ループ設定のされた大音量オーディオになってしまったかのように、何度も繰り返して「狸さん」の歌を歌い続けていた。

 そのあたりで実験を止めようかとも思ったけれど、念のために強度をМAXにした状態で、同じ指令を出してみる。すると、一見、さっきの3分の2の強度と同じような状態で教室に大合唱が響き渡ったのだけれど、その後、シュントが指示を切ったあとの様子が違っていた。強度MAXで手遊びをする命令をだされたシュントたちのクラスメイトは、実験が終わった後でも、何かの拍子に、この歌を手ぶりとあわせて繰り返す。2時間もたった後でも、まだ「何か歌いたい?」とか振ってみるだけで、フラッシュバックが起こったかのように、また全力で歌い出す。誰かが歌っているのを聞くだけで、他の生徒たちもまたスイッチが入ってしまうので、すぐに教室がまた大合唱の渦に戻ってしまう。ほぼ下校時刻寸前まで、その効果は残っていたようだった。

「これって、強度を最大にして発信した指令は、当分の間は指示された人たちの意識にガッツリ刻まれちゃうってことだよね?」

「ん…………。ブラックアウトボタンを使って指示をすれば、もっともっと長期的に効果が残る指示が出せるはずだけど、普通の指令を単発で出したつもりでも、強度を最大にするだけで、しばらくは皆をこんな、ゼンマイ仕掛けの人形みたいな存在に出来ちゃうってことだよね………。こわっ………」

 喉が枯れるほど声を振り絞って、全力で幼児向けの手遊びを繰り返しているクラスメイトたちの表情は、まるで他のことが何も考えられないような必死の様子で、シュントもツトムも、少しだけ不安な気持ちにさせられた。なので、次の日、登校してきたクラスメイトたちに「何か歌いたい?」と聞いても、キョトンとした顔をされた時、シュントは内心、ホッとした。…………それでもまだ、授業中、教室のあちらこちらで、「げんこつ山の狸さん」のメロディの鼻歌が聞こえる。振り返ると、真面目な生徒ほど、真剣に授業を受けているうちに、ふと無意識のうちにその旋律をハミングしている。そんな時、彼、彼女たちは我慢から解放されたのか、妙にホッコリと、嬉しそうな表情で鼻歌を歌っている。すると周りの生徒たちも嬉しそうに体や頭でリズムを取っているではないか。まるで、みんなで全身全霊をかけて打ち込んだ部活の最終試合の死闘を思い出して懐かむ、元チームメイトたちだけが持つような、温かい連帯感が醸し出されている。これはホッとして良いのやら、より不気味に感じた方が良いのやら。シュントにとっては、受け止め方を迷ってしまうような微妙な光景だった。

<第4話につづく>

3件のコメント

  1. やったー大規模ラッキースケベだー!(歓喜)
    こういう支配領域を広げて悪戯をしていく展開大好きです。
    無意識に距離を縮めてスキンシップとか更衣室からストリーキングとか最高に好きw

    しかし最大に強度を上げた時の支配力強いですね。
    後まで残る影響力ってのはMC的には非常においしいですが、見えないところで問題が起きそうで怖いw
    げんこつ山の狸さんでこれってことは、糸巻きの歌とか歌わせたら全員壊れるまで繰り返しそう……(ブリキの迷宮)

  2. 読ませていただきましたでよ~。
    段々と規模が大きくなってきて、いつもの永慶さんになってきましたね。
    最大範囲で街まるごとってことはやっぱり街中で変なことやらせるという形でぅかね。

    サヤカさんたちを置いといて、今回みゃふが気に入ったのは青砥聖奈さん。
    人間の貸出シチュとか素晴らしかったのでぅ。これで家に連れ込むとか期待したい所なのでぅが、相手方の家族を納得させないといけないからなかなか厳しいでぅね。最大範囲で行えばなんとかって所でぅかね。

    であ、次回も楽しみにしていますでよ~

  3. >ティーカさん

    いつも感想頂きまして、ありがとうございます。とても励みになっております。
    ラッキースケベです(笑)。距離感を間違えるアクシデント頻発というようなシーンは
    ティーカさんから影響受けている部分があると思います。大変お世話になっておりますです。
    童謡などを織り込むと、エロとは少し違う、退行的な支配の面白さも出せて、バリエーションになるかと
    思っております。この話も後半戦です。大してストーリー的に起伏や捻りが出て来るわけではないですが、
    もうしばしお付き合い頂けますとありがたいです。

    >みゃふさん

    毎度ありがとうございます。いつもの永慶です(笑)。
    今時点の自分の肺活量みたいなものを確かめたくなると、こんな作品、こんな展開になりますね。
    青砥さんはこの後も、図書委員という役割とは別に、ちょこっと出て来ると思います。
    現実の世界では図書委員は内向的な読書家で美化委員が潔癖で抑圧的といった記号的な分類とは合わないことが多いでしょうが、
    せっかく学校を描いていて、こうしたわかりやすい記号があるので、ついつい活用したくなってしまいます(笑)。
    暑い日が続きますが、8月終わりまで、もう少々お付き合い願いますです。

    永慶

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