催眠術師 鋭次01 (エピローグ)

エピローグ

 土曜日の朝、携帯端末のバイブレーションが震える。梨華は、身支度をして家を出る。
「ちょっと、ショッピングに行ってきまーす」
 最近、めっきり色っぽくなった梨華を見送り、母親は、彼氏でも出来たのかな? と、軽く考える程度であった。
 最高級の一戸建てのスイートベッドルームの上で、梨華は、身に着けているものを 一枚一枚、男の手によって、愛撫をされながら、脱がされていた。
(あっ!! 感じちゃダメ・・・パンティが濡れちゃう・・・こんなの鋭次様に見つかったら・・・)
 梨華は、愛撫を感じないように、耐えていた。パンティが濡れているのが見つかると、自分から、”恥ずかしいおねだり”をしなければならないからだ。
 まだ、洋服とスカートを脱がされただけだ。既にパンティは、うっすらと濡れ始めていた。
 これから、細い肩ひものピンクのブラを、愛撫をされながら脱がされるところであった。
(耐えられるかしら・・・)
 そんな梨華の気持ちを知ってかどうか分からないが、鋭次の愛撫は続いた。梨華には、耐えられるはずがなかった。”濡れ続ける愛撫”をされていたからだ。鋭次は、梨華の性感帯のリストを暗記していた。その中でも、どこが弱点かと、いう所まで知っていた。
「あっ!! そこはっ!!」
 時々、梨華の切羽詰まった声が聞こえる。
「どうしたんだ?」
「なんでもありません・・・」
「そうか。じゃあ、続けるぞ!!」
「はい・・・鋭次様・・・あっ!!」
 ブラの上から、梨華の弱点である乳首を、一本指で、跳ねるように、クリクリと苛める。
 ブラジャーを脱がしてもらっている間は、鋭次の愛撫に耐え続けるように命令されている。
 梨華は、首を小さく左右に振って悶えていたが、愛撫を受け続けるしかなかったのである。
「あぁっん!! そこはっ!! 舐めちゃダメぇ・・・」
 梨華は、鋭次の家に来る時は、薄い布地のブラを着けるようになっていた。
 いつの頃から、そのようにしているか分からないが、いつの間にか、鋭次にとって都合の良いように、鋭次が愛撫をし易いように、こんなブラを着けるようになっていた。
「あんっ・・・ダメぇ・・・」
 鋭次が数回ブラを舐めると、布地が透けて、胸の輪郭がクッキリと見える状態になった。
 また、乳首も、ツンと立ち、舐めてもらうのを待っているようだ。
「俺は、ブラジャーを脱がす行為をしているだけだ。何か悪い事をしているか?」
「いいえ。鋭次様は、何も悪い事を・・・していません・・・あんっ・・・」
 梨華は、この家に来て、鋭次にブラジャーを脱がされるという行為は、悪い行為ではないと、教えられている。また、脱がされる際に行われる行為も悪い行為ではない。
 梨華は、愛撫をされながら、ブラジャーを脱がされなければならないとされていた。
「ブラジャーを脱がす行為を良く見ておくんだ!!」
「はい・・・鋭次様・・・あんっ!!」
 鋭次は、ブラの上から、乳首をペロペロと舐め始めた。
「あーーん!! 鋭次様ぁ・・・」
「どうしたんだ?」
「なんでも・・・ありません・・・」
「そうかい。じゃあ、良く見ておくんだ!!」
 そう言うと、梨華の頭を胸が良く見えるように固定して、乳首への愛撫を継続した。
 弱点を愛撫されている所を見せられ、梨華の下半身は、急激に濡れ始めていた。

 鋭次は、ブラの細い肩ひもをゆっくりと下ろしていった。
「ブラジャーを脱がしてやるから、おとなしくしているんだぞ!!」
「はい、鋭次様」
 肩ひもを下ろすと、鋭次の手は、胸元に近づいた。
「ふっふっふ。”今日もフロントホックブラか”!!」
 鋭次が、満足そうに、キーワードの言葉を言うと、梨華はそれに対して返事をした。
「はい、鋭次様。鋭次様に簡単に脱がしていただくように、このブラジャーをしてきました」
「そうか。そいつは都合がいい。それじゃあ、このブラジャーを完全に脱がすまで、おとなしくしているんだぞ!!」
「はい、鋭次様・・・」
 梨華が返事をすると、鋭次はすぐに、フロントホックを外した。ブラを左右に開けると、綺麗な白い肌のオッパイが現れた。少し、ピンク色に染まり、乳首はツンと立っていた。
『今からお前は、乳首に弱点が集中する。乳首の性感が10倍になる』
 そう言うと、鋭次の目が光り、梨華の目がとろーんとなると、キスをされた。
 キスが終わると、梨華は今、言われた事は覚えていなかった。
 何事もないように、鋭次の愛撫が始まり、両方の胸をゆっくりと揉み始めた。
「あぁーん。鋭次様ぁ・・・」
 梨華は甘い声を出した。しかし、ブラを完全に脱がしてもらうまでは、おとなしくしていなければならないという命令に、梨華は心を支配されている。
 続いて、鋭次は、両指で敏感になっている乳首を軽く摘んでみた。
「あんっ!! そこはっ!!」
「どうしたんだ?」
「なんでも・・・ありません。あぁーん!!」
(あぁ・・・どうしたの? 鋭次様の行為がとても感じちゃう・・・)
 梨華は性感を高められた乳首を弄ばれ、どうしてこんなに感じてしまうのか、分からないまま、鋭次の愛撫を受けていた。
「なんでもないのか。それじゃあ、たっぷりと続けてやるからな!!」
「あーーん。ダメーー!! そこはっ!! そこ・・・ダメ・・・」
 鋭次が乳首をクリクリとすると、梨華は顔を左右に振って悶えていた。
(鋭次様の指が・・・感じちゃう・・・とても感じちゃう・・・)
 梨華は、自分の異常なまでの感じ方に、戸惑うばかりであった。
 パンティも既にたっぷりと濡れていた。
 しかし、鋭次の愛撫を受け続けるしかないのである。
 胸を揉まれたり、乳首をクリクリされたり、鋭次の愛撫は続いていた。

 しばらくして、鋭次の手による愛撫が終わったかと思うと、次なる愛撫が待っていた。
「ブラジャーを完全に脱がすまで、おとなしくしているんだぞ!!」
「はい、鋭次様」
 先程と同じ、言葉をかけられ、梨華は、どうしたのかと思ったが、その答えは、すぐに自分の身体で分かった。
 今まで、梨華を見つめながら愛撫をしていた鋭次の頭が、胸の方に近づいていった。
 ツンと立っている無抵抗な乳首を、ペロペロと舐め始めた。
「あんっ!! ダメっ!!」
 梨華は、喉を仰け反らして、感じていた。先程、ブラの上から舐められた時より、直接、弱点である乳首を舐められたのでは、感じ方が違うのは言うまでもない。
 その上、性感帯を10倍に高められ、梨華はおかしくなってしまうかのように、子犬のように、何度も、甘い声で鳴かされていた。
「鋭次様・・・乳首は・・・乳首を舐めるのは・・・許して・・・」
 梨華は、途切れ途切れになりながらも、弱点の愛撫を止めてもらうように言った。
 しかし、返ってくる返事は、思いもよらないものだった。
「”許して”っていうのは、”もっとして下さい”という意味だったよな?」
「そっ、それは・・・」
 梨華は、この前に来た時に、弱点の愛撫を続けられた時に、”許して”というのは、”もっとして下さい”という合図であると、教え込まれていた。
 その事を思い出し、真っ赤になって、困った表情になった。
「あんっ・・・違うぅ・・・違うんですぅ・・・あんっ!!」
 梨華は必死になって、訂正しようとしていた。しかし、鋭次の質問に中断された。
「許してほしいのか、続けてほしいのか、どっちだ?!」
「許し・・・いえ、続けて・・・下さい・・・」
「そうかい。じゃあ、たっぷりと続けてやるからな!!」
「はい・・・お願いします。あんっ!!」
 梨華は、弱点の愛撫を耐え続けるしかないという事を教え込まれた。
 その後も、鋭次の愛撫は続き、梨華のパンティは説明がつかない程、たくさん濡れていた。

 しばらくして、ブラジャーを脱がすと、鋭次の重要な質問が梨華に発せられた。
「これから、パンティの確認をするが、まさか、濡れていないよな?!」
「はい。濡れて・・・いません」
 梨華は、そのように答えるように教え込まれていた。
「もし、濡れていたら、自分から”おねだり”をするんだよな? わかっているな?」
「はい。鋭次様」
「ふっふっふ。それでは、パンティの確認をしてやろう」
 鋭次は、パンティの状態を知りつつ、意地悪く、梨華に言った。
「あぁ・・・今、確認をされると・・・困ります・・・」
 梨華は、恥ずかしそうに、困った素振りを見せる。
「どうした? 確認されると、何か、困る事でもあるのか?」
 鋭次は、ツンと立った乳首を、ペロペロしながら、梨華の表情を覗き見る。
 パンティの濡れた原因が、”濡れ続ける愛撫”であったとしても、梨華は、鋭次に、その事を訴える事が出来なくなっている。 今までの行為は、お洋服と下着を脱がす行為であり、その際に軽く触られたり、舐められたりしたという、前戯の1つでしかなかった。
 この程度の事は、文句を言わないように、記憶に擦り込まれている。
 梨華は今、お洋服を脱がされる程度の事なので、耐えられて当然なのである。
 こんな事でパンティをたくさん濡らしているのは、恥ずかしい女である。
 そのように、思うように記憶をすり込まれていた。
「恥ずかしい姿が・・・見つかってしまいます・・・」
 梨華は、軽い告白に近い事を言って、恥ずかしそうに、鋭次の愛撫に耐える。
「恥ずかしい姿ねぇ・・・それでは、パンティの確認をしようか。梨華、お前が実行するんだ!!」
「はい・・・鋭次様」
 梨華は、観念して、鋭次の命令に従うことにした。

「鋭次様。梨華のパンティの状態を確認して下さい。よろしくお願いします」
 そう言うと、梨華は、自分のパンティを触ってもらうために、鋭次の右手をパンティのデルタ地帯に導いたのである。そして、スイートベッドにゆっくりと、仰向きになって鋭次の確認作業を待つ状態になったのである。この行為は、梨華が観念した時の癖であった。 続いて、鋭次が、覆いかぶさるように、梨華の上に乗り、表情を覗き見ながらパンティをゆっくりと、撫でる。
「濡れているじゃないか!!」
「はい・・・」
 梨華は、自分の恥ずかしい状態を確認されてしまい、顔が真っ赤になっていた。
「たくさん濡れているな・・・ベチョベチョじゃないか!!」
 鋭次が、わざとらしく大きな声で言う。
「こんなに濡らして、どういう事だ? 理由を言ってみろ!!」
 鋭次が、梨華に問いかける。
「ああ・・・鋭次様に恥ずかしい姿が、見つかってしまいました・・・。
 あの・・・今日も梨華のおねだりを聞いて下さい」
「ほぉー。どんなおねだりだ?」
「梨華は、鋭次様に可愛がってもらいたくて、ここに来ました」
「ほぉー。どんな風にだ?」
「はい。鋭次様のおチンチンをペロペロさせて下さい。そして、大きくなったら、梨華のオマンコにおチンチンを入れて可愛がって下さい」
「ほほぉー。つまり、セックスして欲しいわけだ」
「言わないで・・・恥ずかしいです・・・」
「それが、ここを、こんなに濡らしていた原因なんだな?」
 鋭次が、ベチョベチョになったパンティを撫でながら、相づちを入れる。
 梨華は、パンティの上から、豆状の性器を撫でられ、悶えながら言った。
「はい・・・鋭次様の素敵なおチンチンを・・・挿入してもらいたくて・・・パンティを
 濡らしていました。エッチな梨華をどうか、可愛がって下さい」
「ふっふっふ。いいだろう。可愛がってやるよ」
 そう言うと、鋭次は、ベッドの上で立ち上がり、トランクスの間から、自慢の20センチ砲を出した。 すぐに、梨華の表情が変わった。
(早く、あれが欲しい!! すぐに入れて欲しい!!)
 梨華の脳裏に、激しい衝動が走っていた。 鋭次のモノを見せられると、梨華はすぐにでも、挿入してもらいたい気持ちになってしまうのである。
(欲しい・・・早く、欲しい!!)
 梨華の気持ちを知っているのか、知らないのかは分からないが、鋭次は続いて言った。
「まずは、ペロペロしたいんだったっけ?」
「はい、鋭次様」
「梨華の大好きなフェラチオをゆっくり、させてやるよ」
 鋭次が、梨華の衝動を知りつつ、わざと焦らすように言う。
「はい、ありがとうございます。それで、大きくなったら、これを挿入して下さい」
 梨華は、焦る気持ちを隠せずに、鋭次の20センチ砲を今にも、舐め始めようと、鋭次の下半身に近づこうとしていた。しかし、鋭次が制する。
「おねだりは、それだけか? それだけでいいんなら、俺は構わないが・・・」
 鋭次は意味ありげに、梨華に問い直した。梨華は、重要なおねだりを思い出し、鋭次に懇願するのであった。

「もっ、もう一つ、お願いがあります・・・」
「なんだ? 言ってみろ」
「鋭次様の・・・鋭次様のミルクが欲しいです・・・」
「俺のミルクだと?」
 鋭次が、馬鹿にしたように、軽蔑したように問い直す。
「はい・・・梨華は、鋭次様のミルクが大好きです。鋭次様のミルクが欲しくて、今日もここに来ました。梨華のわがままなおねだりをどうか叶えて下さい・・・」
 梨華は、甘い声で、おねだりの言葉を言った。
「そうか。そんなに、俺のミルクが欲しいのか。いいだろう。望みを叶えてやるよ」
「ありがとうございます」
 梨華は、嬉しそうに、返事をしていた。そんな事は気にせず、鋭次は質問を続けた。
「それじゃ、後で、梨華の望み通りにミルクを飲ませてやるよ。さて、ミルクは、どちらの口で飲みたいのかな? 上の口かな? 下の口かな? フェラチオの時に、飲みたいのかな?」
「いや・・・フェラ・・・の時は、ダメです・・・」
「なんだ? ミルクを飲むのは嫌なのか・・・それなら・・・」
 鋭次が、ミルクを与える事を止めるような発言をする。
「違いますっ!! 違うんですっ!!」
 梨華が、慌てて、否定する。
「下のお口に・・・欲しいんです・・・」
「下のお口に、だと? それは、ここの事かな?」
 鋭次が、二本の指を秘壺の中に入れた。
「あんっ!! そこっ、そこですっ!!」
「ここか? ここか?」
 鋭次が、秘壺の中で、抜き差し運動を行う。梨華の顔が真っ赤になる。
「はいっ!! そこっ、そこです・・・ああぁん・・・」
「よしよし、後で、ここに、たっぷりと、大好きなミルクを飲ませてやるよ!!
 コンドームは付けてやるから安心しな!!」
 コンドームという言葉に、梨華は大きな反応を示した。
「コンドームは、嫌・・・」
「どうしたんだ。コンドームを付けずに、俺の”天使のミルク”を梨華の中に注ぐと、お前は”ミルクの虜”になってしまうんだぞ!! この前も言っただろ!!
 それでもいいのか?!」
「はい、鋭次様ぁ。梨華は既に、”鋭次様のミルクの虜”ですぅ・・・ コンドームを付けずに”天使のミルク”をたくさん注いで下さい・・・」
「俺に中出しされるのが、そんなに嬉しいのか?」
「はい、鋭次様っ!! 梨華は、鋭次様の”天使のミルク”が大好きですっ!!
 たくさん、たくさん、梨華の中に注いで下さいっ!!」
「そうか、そんなに中に注いで欲しいのか!! それじゃあ、願いを叶えてやるよ!!」
 梨華は、本当に嬉しそうに、鋭次を見つめていた。そして、今日、ここに来た理由を自分で、再確認していたのである。

「それじゃあ、梨華のおねだりを聞いてやろう」
 そう言うと、トランクスを脱ぐと、ベッドにもたれかかり、パンティ一枚の姿の梨華を、自分の下半身に近寄せた。
「さあ、梨華の欲しかったおチンチンだ。ペロペロしてもいいぞ。大きくなったら、次のおねだりをするんだよな? パンティを脱がせてやるからな」
「はい。梨華のおねだりを聞いてくださってありがとうございます」
 そう答えると、鋭次のモノをソフトクリームを舐めるかのように、嬉しそうにペロペロと舐め始めた。

 こうして、鋭次は金が無くなってくると、各地の銀行に現れ、金の補充をするのだった。
 そして、金を持ってきてくれた美人銀行員は、鋭次の言うことをなんでも聞くという、可愛い奴隷人形になるのである。

< 終 >

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