エピソード 1 「大地の守護者」(後編) 第2章 レックスは<操作>の魔弾の力でユーナの意識を飛ばすと軽々と肩に担ぎ上げ、表の給水ポンプに向かった。ポンプのバルブを捻り、汗や小便、精液で汚れきったユーナの体を洗い流す。
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―――――19世紀後半、アメリカ。
そこは一攫千金を求める鉱山夫、強盗団、賞金首等が幅を効かす荒くれ達の楽園だった。
誰が為に銃声は鳴る エピソード1「大地の守護者」(前編)
エピソード 1 「大地の守護者」(前編) プロローグ 一攫千金を狙った男達の夢の跡……そこでユーナとレックスは対峙していた。 山肌にいくつも掘られた坑道、木造の宿泊施設や見張り小屋。 マリッサの拠点の都市から少し離
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エピソード 0 「暗黒の暴竜」(前編) プロローグ ―――――くそっ、くそっ、くそっ・・・・・・。 レックスは腹を押さえ、おぼつか無い足取りで森の中を彷徨いながら毒づく。 (ジュリアス・レットとか名乗りやがったか?あ
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エピソード 3 「炎の戦姫」(後編) 第2章 響いた銃声は一発だけだった。 レックスは銃を抜きもしていない。そしてレミィの弾はどこか見当違いの方向へ飛んでいった。 レミィはがくりと膝をつく。そしてその口から堪えきれ
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エピソード 3 「炎の戦姫」(前編) ―――――19世紀後半、アメリカ。 そこは一攫千金を求める鉱山夫、強盗団、賞金首等が幅を効かす荒くれ達の楽園だった。 ・・・しかしだからといって、法の力が全く通用しなかった訳で
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