最終話 True End バチッ、バチッ 「・・・」 燃え爆ぜる護摩木の前で瑠璃は、目を閉じつつ、 ギュッ 胸元の勾玉を、右手で胸へ押し付ける様に握り締める。 すると、 ポゥッ 彼女を励ますかの如く勾玉は、
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四神戦隊メイデン・フォース 最終話 BAD END
最終話 BAD END 結界が破られる数刻前- 「・・・そうですか、わかりました・・・防備の強化は、指示通りにお願いします・・・はい、それでは」 瑠璃はそう言うと、 ピッ 携帯電話のスイッチを切る。 そして、
もっと読む四神戦隊メイデン・フォース 第18話
第18話 ソドム 「ククク・・・」 邪淫皇は眼前の光景に、笑いを抑えることができなかった。 その彼の視線の先には、淫靡なコスチュームに身を包んだ少女が4人、片膝をつき、服従の姿勢を見せている。 やがて、漆黒の中に深
もっと読む四神戦隊メイデン・フォース 第17話
第17話 羽化(後) ヒュンッ・・・ビチャッ 朱美は、妖魔の血に塗れた刀を振り血糊を飛ばすと、 「・・・ふん、こんな雑魚ばっかりじゃ、濡れもしないわ」 そう、つまらなそうに、妖魔の屍の山へと目を遣る。 その時、
もっと読む四神戦隊メイデン・フォース 第16話
第16話 羽化(中) バシャンッ、バシャンッ 力強い波音を立て、青い影が水面を疾走する。 そのしなやかな影はやがて、コンクリートの岸へ辿り着くと、顔を上げた。 「南原さん、またタイム更新ね。おめでとう」 朱美は水
もっと読む四神戦隊メイデン・フォース 第15話
第15話 羽化(前) 巫女衣装に身を包んだ朱美を、淡い燐光が照らしている。 10畳ほどの無機質な空間に満ちているのはその光と、 「・・・」 涼やかな詠唱の声音だけ。 彼女の眼前にあり、光源となっているのは、明日香
もっと読む四神戦隊メイデン・フォース 第14話
第14話 胎動 とあるビルの地下。 黒、白、青- それぞれに彩られたコスチュームを纏う女達が、車座に並び目を閉じている。 彼女達の前には、白い魔法陣が描かれていた。 それは彼女達の愛液、そして精液からなる、穢れ
もっと読む四神戦隊メイデン・フォース 第13話
第13話 肉人形 「・・・ククク、邪水晶め、今宵はどのような余興を見せてくれるのか・・・」 邪淫皇はそう言って好色な笑みを浮かべると、玉座に肘をつく。 邪水晶から『珍しいペットを手に入れた』との報告を受けた邪淫皇はそ
もっと読む四神戦隊メイデン・フォース 第12話
第12話 飼育(後) グチュッグチュッ 「あっ、はぁっ、はぁんっ!」 「んふふ、蒼乃ちゃん、気持ち良さそうねぇ」 蒼乃は流禍に肛内を陵辱されながら、幾度となく絶頂を迎えている。 河原での惨劇の後も流禍は、蒼乃に羞恥
もっと読む四神戦隊メイデン・フォース 第11話
第11話 飼育(前) 「・・・ん・・・む・・・」 カーテンの隙間から射し込む日差しに蒼乃は、瞼を開いた。 体は鉛を流し込まれたように重く、俯せにベッドに伏せる体は、嫌な汗でじっとり濡れている。 昨夜の陵辱劇の後、ど
もっと読む四神戦隊メイデン・フォース 第10話
第10話 疑惑 邪水晶達が狂宴に耽る頃、沙夜子はメイデン・フォース本部に居た。 メイデン・フォース本部は四方を、四神の巫女の破邪の力によって守られている。 それぞれの巫女が霊力を練り込んだ石製の小さな石柱、『結界子
もっと読む四神戦隊メイデン・フォース 第9話
第9話 捕食 「おかしいわね・・・」 「どうしたんですか、先輩?」 「うん、ちょっと、ね・・・」 メイデン・ホワイトのバトル・スーツをメンテナンスしていた蘇我皐月(そがさつき)は、研究員の北条由香里(ほうじょうゆかり)
もっと読む四神戦隊メイデン・フォース 第8話
第8話 逆臣 チュパッジュルッ 「はぁっ、むっ」 「ちゅっ、じゅるっ・・・邪淫皇様の、とっても逞しくて美味しい・・・」 淫亀と淫虎が左右から、邪淫皇の肉棒に奉仕する。 その邪淫皇の手許からは鎖が延び、二人の首に填め
もっと読む四神戦隊メイデン・フォース 第7話
第7話 汚染(後) ぬるま湯の中に漂うような感覚に雪は、その身を委ねていた。 気怠く、それでいて心地良い感覚。 だがそれをかき乱すように遠くで、何か不快な音がしていた。 それはテレビのボリュームを上げるように、少
もっと読む四神戦隊メイデン・フォース 第6話
第6話 汚染(前) 『湾岸ホールディングス』『湾岸警備保障』『湾岸理化学研究所』 そう3つの看板を掲げたビルは草が生い茂る広大な埋立地の外れに、その居を構えている。 『湾岸ホールディングス』は、 総務部、調査部を
もっと読む四神戦隊メイデン・フォース 第5話
第5話 追憶(後) ズプッズプッズプッ 「グヘヘ、上級退魔師サマの締め付けは中々のもんじゃねぇか」 「ああんっ、お、お願い、もうやめてぇ・・・」 「あぁんっ?何を『やめて』欲しいんだ?こんなにビンビンにおっ勃てておい
もっと読む四神戦隊メイデン・フォース 第4話
第4話 追憶(中) 「瑠璃・・・」 遠くで誰かが、自分を呼ぶ声がする。 それはどこか暖かく、悲しげな声。 「・・・ん・・・」 その声に引き寄せられるように、瑠璃はゆっくりと瞼を開いた。 「瑠璃様!お目覚めになられま
もっと読む四神戦隊メイデン・フォース 第3話
第3話 追憶(前) 「邪水晶よ、此度の作戦は如何様ぞ?」 邪水晶は、邪淫皇の御前に召しだされていた。 片膝をつき臣下の礼をとる邪水晶の脇には、邪漢等の幹部妖魔が控え、半ば殺意の篭る視線で邪水晶を見下ろしている。 邪
もっと読む四神戦隊メイデン・フォース 第2話
第2話 濫觴 フオォォンッ 長距離輸送の冷凍車の合間を縫い、一台のバイクが光の矢のように走り抜けてゆく。 沙夜子は深夜の首都高を、愛車で疾走していた。 『ちょっと、沙夜子、いくらなんでも単独行動が過ぎるんじゃないの
もっと読む四神戦隊メイデン・フォース 第1話
第1話 メイデン・フォース -闇夜の埋立地。 ビルの建設現場が立ち並び、昼間は煩いまでに槌音が響くここも、深夜はまるで死んだように、人の気配が全く無くなる場所である。 だが今そこでは人知れず、妖魔と人類の戦いが繰り
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