催眠術師 鋭次04 (11)

第11話 新人看護婦、処女喪失

 次の日、朝の検温から、由美子は落ち着かない気持ちになっていた。
 昨夜、鋭次の巨砲を思い浮かべて、恥ずかしい自慰行為をしたため、鋭次の顔が見づらい状態になっていたのである。
 そして、由美子が意識していた通りに、遂に、本日、”下の口”による新しい癒し治療のデビューとなるのである。
 普通の検温が、簡単に終わると、先輩看護婦は、由美子にスイートベッドの方に行くように命じた。
 鋭次にベッドの上で、寝ておく様にお願いして、由美子に運命の命令が実行されたのである。
「安田さん。今日から貴女に、新しい癒し治療をやっていただく事にするわ! 方法は分かるわね?」
「はい・・・先輩」
 由美子は、昨日に、たっぷりと目の前でお手本を見せられたので、その方法は完全に理解していた。ただ、自分が実際に、出来るかどうかについては、不安なところであった。
 しかし、大切なVIP患者様を傷つけたのは、自分なので、やり遂げなければならないという強い気持ちが、由美子の脳裏に強く浮かんできたのである。
「まずは、”上の口”で、癒して差し上げなさい!」
 満里奈は、新人看護婦に命じると、由美子は、いつも行っている上の口での、口奉仕を実施し始めた。フェラチオという名の、上の口での恥ずかしい行為を、治療行為と自分に言い聞かせて、ペロペロと舐めていくのであった。
 由美子は、時々、鋭次を見ながら、口奉仕を実施していたが、鋭次はあまり癒されている様な感じに見えなかった・・・
(やっぱり、”下の口”で、癒し治療を行わないとダメなのね・・・)
 由美子は、そのように思い、今からの行為を、正当な行為であると思い込むようにしようとしていた。
 そして、口奉仕をしている自分に異変がある事を感じていた。
(いやだ・・・パンティが濡れちゃってる・・・鋭次さんの事を意識し過ぎているのかな・・・)
 由美子は、昨夜の事を思い出し、フェラチオ行為を続けている間に、感じてしまっていたのであった。今から、パンティを脱ぐが、その事を気付かれない様に、濡れている部分を隠すように、パンティを折りたたもうと由美子は思っていた。
 そんな事を思っているうちに、満里奈の声が聞こえて、次の行為に進むように命じられた。

「さあ。安田さん。それでは、パンティを脱いで、そこの脱衣カゴに入れなさい!」
「はい・・・先輩」
 由美子は、予想通りの命令に、”上の口”での口奉仕を終え、質素な白色のおとなしめのパンティを脱ぎ、濡れているのが分からないように折りたたんでカゴの中に入れたのであった。
 ベッドの上に立つように命令されると、その場にいる者に、由美子の下半身の様子が丸見えの状態になった。普通であれば、とても恥ずかしい状態であるが、今から、もっと恥ずかしい行為をするのである。
 ”その前に見られる程度の事は、それ程恥ずかしい事ではない”由美子の脳裏には、その様に浮かんでいたのであった。
「綺麗なピンク色だな!」
 鋭次が、新人看護婦の下半身を見て、感嘆の声を出していた。
 由美子は、恥ずかしそうにしたが、ベッドの上で立った状態を崩すことはなかったのである。
「それじゃあ、安田さん。鋭次様のおちんちんの所で、ゆっくりと腰を下ろすのよ。ゆっくりとね」
「はい・・・」
 由美子は、先輩看護婦に言われるがまま、腰を下ろそうとしていた。
 しかし、由美子が行動を起こす前に、鋭次に見つめられ、とろーんとなって、覚えていない時間があった。
 由美子に、強制的な記憶の植え付けの催眠術が行われていたのである・・・

『由美子ちゃんは、俺のおちんちんと、由美子ちゃんのおまんこが繋がる行為は、セックス行為だという考えが無くなる!』
「はい・・・鋭次さん・・・」
『今から、おちんちんとおまんこが繋がる事になるが、それは恥ずかしい事ではない。治療行為の一つなのだ!』
「はい・・・今から行う行為は、治療行為です・・・」
『今日から、毎日、実施してもらう事になるが、絶対に拒否をしてはいけない! これは由美子ちゃんの罪ほろぼしなのだ!!』
「はい・・・鋭次さん。今日から、毎日、新しい癒し治療を・・・させていただきます」
「よしよし、いい子だ。それから、もう一つ・・・」
 鋭次は、もう一つ、後暗示催眠を掛ける事にした。
『それと、もう一つだ。由美子ちゃんは、俺が、『俺と由美子ちゃんは今セックスをしている』と言ったら、セックス行為の事を一気に思い出す事になる!!』
「はい・・・鋭次さん・・・」
『それでは、今から行うキスにより、今言った事が、由美子ちゃんの脳裏に刻み込まれるよ!』
「はい。鋭次さん。んぐっ!! んーー!!」
 由美子の目が一層、とろーんとなり、不条理な記憶が植えつけられた。

「今日は、記念すべき、第一回目なので、魔法の軟膏を塗ってやるよ!」
 そう言うと、とろーんとなって、意識の無い新人看護婦の秘壷に、破瓜の痛みを和らげ、気持ち良さを向上させるアラビア産の媚薬を塗りつけていった。
「ふっふっふ。これでよしっと・・・」
 鋭次は、媚薬を塗りつけ、三分ほど、様子を見て、由美子の息が少し荒くなったのを確認し、催眠を解くことにした。
「・・・ゆっくりと腰を下ろすのよ・・・ゆっくりとね・・・」
 先輩看護婦の声で、由美子は、現実に戻っていった。そして、新しい癒し治療行為を行うことになったのである。

 固く太くなった巨砲に、自分の下半身を合わせ、ゆっくりと、男性患者様と繋がっていく・・・
 由美子は、おそるおそる巨砲を持ち、腰を下ろしていったが、自分の秘壷が濡れているせいもあって、意外とあっさりと鋭次の巨砲と繋がることになった。
 鋭次の巨砲は、六割か七割しか繋がっていないが、由美子にとっては、ほとんどが自分の中に入っている感じであった。
 これにより、普通に合体出来たと思った由美子は、やっと、鋭次に感想を聞ける状態になったのである。
「鋭次さん・・・あの・・・いかがでしょうか?」
 真っ赤になって、少し荒い息をして、動けないまま、繋がったまま、男性患者様に様子を聞く。
「ああ・・・とてもいいよ。癒されるね!」
「ああ・・・ありがとうございます。これから、どのようにすれば・・・いいのでしょうか?」
 由美子は、繋がったものの、その後、どうすればいいのか、分からない様子であった。 その問いには、先輩看護婦が答えた。
「安田さん。鋭次様のおちんちんと繋がったら、ゆっくりと上下に動くのよ。そうする事により、鋭次様は癒されるのよ!」
「はっ、はい・・・分かりました・・・」
 由美子は、先輩看護婦に言われた通りに、ゆっくりと上下に動き始めた。
 そして、少し、上下に動いただけで、由美子の身体に大きな異変が現れた。
(ああ・・・気持ちいい! なんて気持ちいいの! 私の方がこんなに気持ち良くなるなんて!)
(ああ・・・動けば動くほど、気持ちいいっ! あんっ・・・鋭次さんのおちんちんが気持ちいい!)
 由美子は、初めての男性器の挿入に、今までに感じた事のない気持ち良さを感じるのであった。
 由美子が、上下運動の虜になってきているのを確認して、満里奈は次なるステップの指示を与えた。
「安田さん。それでは、もう少し、素早く上下に動くのよ! そうすると、もっと、鋭次様が癒されるわよ!」
「はっ、はい。先輩っ!」
 由美子は、言われるまま、上下運動の早さを上げていった。しかし、それは同時に、自分を天国に近づける行為でもあった。

(あんっ! あんっ! ダメっ! 声が出ちゃう・・・すごい・・・すごく気持ちいいの!)
(あんっ、あんっ! 止まんない・・・止まんないよお・・・もっと、もっと・・・)
 由美子は、完全に抜き差し行為の虜になっていた。そして、自分が大きく素早く動いた時に、遂に、破瓜の時が訪れたのである。
「あんっ! 痛いっ! あんっ?! どうなったの? あんっ・・・」
 由美子の顔が、ちょっとだけ苦痛の顔になったが、しかし、それは数秒も続かなかった。すぐに、それ以上の気持ち良さが訪れ、再び、今まで以上に素早く大きく抜き差し行為を続けることになったのであった。
 その様子を確認して、鋭次は、由美子の腰を掴み、次なる提案を行った。
「由美子ちゃんの上下に動くのに合わせて、俺も下から、おちんちんを動かす様にすると、もっともっと癒されるんだよ! その様にしても、いいかなあ?」
 もっともっと癒されると言われ、それを断る事など、由美子には出来るはずも無かった。由美子は、特に拒否をする事もなく、その申し入れに返答した。
「はい。鋭次さん。あんっ! そのように、あんっ・・・してくださって、構いません。あんっ・・・」
 由美子は、官能の渦に飲み込まれ、男性患者の行為を受けることになる。
「ありがとう! 嬉しいなあ。それじゃあ、一緒に動くからね」
 鋭次は、看護婦に感謝したように言って、癒し治療を続ける様子であった。
 感謝の言葉が終わると、今までの行為とは比べ物にならないくらいの行為が待っていた。
 由美子が、上下に動いているのか、鋭次が動かしているのか分からないくらいに、素早くはげしい抜き差し行為が始まったのである。
 両手でしっかりと、看護婦の腰を掴み、秘壷の奥をめがけて、上下に動き続ける。途端に、由美子の表情が、悩ましいものに変わっていった。

「あんっ!? あーーん! 鋭次さんっ! あんっ、あんっ、あんっ! あーー!!」
(あーーん! 何、何なのこれっ?! すごいっ! すごく気持ちいいっ! 今まで以上にすごいのっ!)
「んっ? どうしたんだい、由美子ちゃん?」
 そう言いながら、一層、素早い抜き差し行為を実行する。
「あんっ、あんっ、あんっ、あんっ・・・あーー! あーー!」
 既に、新人看護婦は、普通の声を発する事が出来ないくらいにされていた。気持ちの良い天国に近づき、ほとんど動けなくなってきている新人看護婦に、下から突いて突いて突きまくっていた。
 もはや、看護婦が上下に動いているのか、男性患者が下から突いているのか、分からない状態になっていた。
 由美子の恥ずかしい終わりが近づいていた・・・
「ほらっ! ほらっ! どうしたんだい?」
 抜き差しをする度に、ベチャベチャといやらしい音が聞こえるくらいに愛液が溢れていた。その音を聞き、由美子は、一層、自分の終わりを感じていた。
「あーーん・・・もう・・・ダメ・・・もう・・・ゆるし・・・あーーん!」
 それを聞き、鋭次は、癒し治療の中断なのかと、抜き差しのスピードを少し緩めて、由美子に問い直した。
「なんだい? もう、癒し治療はダメなのかい? もう少しで、癒されるところなんだけどなあ・・・」
「いえ・・・そういうわけでは・・・でも・・・ああん・・・」
 由美子は、抜き差しのスピードが少し緩まった事により、なんとか返事をする事が出来た。
 しかし、ここで、新人看護婦を落とし入れる先輩看護婦の声が聞こえた。
「安田さん! 鋭次様は、もう少しで癒されるらしいわよ! 貴女の努めは、鋭次様を癒すことなのよ!」
「はい・・・でも・・・あーー!」
 由美子は、先程から行われている不条理な行為を、もう止めたい気持ちになっていた。それだけではない。再び、鋭次にはげしい抜き差し行為をされると、今度こそ、恥ずかしい天国に昇りつめてしまう。
 その様な事だけは、絶対にあってはならない! その為、今の行為をすぐに止めて欲しいのだ。
 しかし、そんな事は、由美子だけの都合で、由美子の務めは鋭次を癒す事なのだ。
 満里奈は、新人看護婦をおとしめる最後の言葉を言った。
「鋭次様。鋭次様が癒されるまで、お動きになって構いませんわよ! どうぞ、癒し治療を続けて下さい」
「そうかい。ありがとう。それじゃあ、続けさせてもらうよ。由美子ちゃん」
 鋭次は、感謝の言葉を述べて、最後の止めの抜き差しを再開した。

「あんっ、あんっ! あーー! あーー! ダメっ・・・ダメっ・・・」
 由美子は、癒し行為を止めることが出来ずに、最後まで抜き差し行為を続けられる事になった。もはや、待っているのは、恥ずかしい天国に昇る姿を晒すことだけである。
 由美子の表情を見つめながら、素早く抜き差し行為を行うと、由美子は、顔を左右に振って悶えていた。そして、必死に耐えている姿を、鋭次に見られていることに気付いた。
(ああ・・・もう、イッちゃう・・・ダメ・・・ああ・・・鋭次さんに見られてる・・・)
 その瞬間、由美子の脳裏に、禁断の思いが、強く浮かび上がった。
『男性患者に、イカされてはならない! また、イクところを見られてはならない!』
 絶対にあってはならない看護婦の掟が、由美子の脳裏を大きく支配していた。
(もし、そんなふうになってしまったら・・・)
 由美子は、続きの掟を思い出していた。
『もし、そんな事を見られたら、看護婦は男性患者様の専属看護婦となり、その患者様に尽くさなければならない!』
(ああ・・・つまり、毎日、鋭次さんに癒し治療を行わなければいけなくなっちゃうのね・・・)
 由美子は、真っ赤になって、禁断の掟を思い出していた。

(ああ・・・鋭次さん。見ないで・・・由美子がイクところを見ないで・・・)
 由美子は、心の中で、鋭次に訴えていたが、その様なことは受け入れられず、顔を左右に振って悶える姿を、たっぷりと見つめられているのであった。
 由美子の終わりを確認するかの様に、最後まで、由美子の表情を見つめられていた。
 そして、最後のとどめの素早い抜き差しを行うと、鋭次に見つめられたまま、大きな声で断末魔を上げた。
「イクーーーーーー!!」
 そして、身体の力が抜けると、そのまま鋭次の胸に抱きつくように、倒れ込んだ。

 由美子が落ち着いたのを確認し、鋭次は声をかけた。
「由美子ちゃん。イッちゃったね」
「ああ・・・恥ずかしい・・・」
「これで由美子ちゃんは、俺の専属看護婦さんだね!」
「はい・・・そのように・・・なります」
 ”専属看護婦さん”と言われ、由美子は改めて、この男性患者様に、恥ずかしい姿を見せてしまった事を意識していた。
「これからも、よろしくな」
「はい・・・よろしくお願いします・・・」
「これからも毎日、癒し治療をしてくれるんだよね?」
「はっ、はい・・・」
「上の口と、下の口で、癒し治療をしてくれるんだよね?」
「あの・・・それは・・・ああ・・・恥ずかしいです・・・」
「由美子ちゃんが俺のおちんちんに入ってくれた後に、俺が主体となって、抜き差し運動をしていいんだよね?」
「そっ、そんな・・・でも・・・はい・・・抜き差し運動をしてくださって構いません・・・ああ・・・」
 由美子は、恥ずかしい姿を見られてしまったので、もう鋭次の言うことを聞くしかないという気持ちになりつつあった。
「”俺が癒された”って言うまで、好きなだけ抜き差し運動をしていいんだよね?」
「はっ、はい・・・それが、私の役目ですので・・・」
「ふーん。そうなんだあ。俺の傷ついたおちんちんは、なかなか癒されないかも知れないよ。そんな時は、さっきと同じぐらい、いや、さっき以上にたっぷりと抜き差し運動をさせてもらう事になるよ!」
「そんな・・・さっき以上の・・・なんて、されたら、私、また・・・」
「どうしたんだい? たっぷりと、おちんちんを抜き差ししていいんだよね?」
「ああ・・・はい・・・構いません・・・ああ・・・優しく抜き差ししてください」
「ふっふっふ。観念したようだね。俺の可愛い専属看護婦さん」
「ああ・・・鋭次さん・・・」
 由美子は、真っ赤になって、もう鋭次に従うしかないのだと思うようになってしまった。

 そして、気がつくと、鋭次に見つめられ、目がとろーんとなっていた。
『由美子ちゃんは、今日から、俺の専属看護婦さんだ!!』
「はい・・・鋭次さん・・・」
『癒し治療を行うのは専属看護婦さんの役目だ!!』
「はい・・・癒し治療は、私の役目です・・・」
『俺が希望すれば、何時でも、下の口で癒し治療をしなければならない。分かったね!?』
「はい・・・鋭次さん・・・下のお口で・・・癒し治療を行います・・・」
『今から行うキスにより、今言った事が、絶対であると、脳裏に刻み込まれる!!』
「はい。鋭次さんっ! んぐっ!! んーー!!」
 由美子の目が、今まで以上にとろーんとなり、強制的な催眠術が、施されたのであった。
 由美子は、これから、上の口と下の口とで毎日癒し治療を行う専属看護婦になってしまったのである。

< つづく >

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