Destruction.4-2 ~其は全てを愛し、癒すもの~ - 5 - その言葉にオレは、真に歩み寄った。正面から真の目を見詰める。 この真は、本来の自我を持った真じゃあない。心の力・・・意思の一部を封印の維持の為
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意識が覚醒した。
洞窟の中のようだった。
「オレは……誰だ……誰なんだよっ!!」
其は打ち砕き、破壊せしモノ Vol.4_1
Destruction.4-1 ~其は全てをコワし、闇に帰すモノ~ - 5 - その言葉にオレは、真の首に手を伸ばした。 真が怯える顔を浮かべるのが、ゾクゾクする程楽しかった。 自分と同じ顔で、自分では浮かべる事の
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Destruction.4 - 序 - ここはアメリカのとある州にある建物の中。打ちっ放しのコンクリートの壁に囲まれ、大き目のベッドが一つある。無骨な印象を与える床に置かれたベッドは、豪奢な天涯がついており、そこだけが
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Destruction.3 ~其は聖浄なりし、白き巫女~ - 序 - 松明が、薄暗い室内をゆらゆらと揺れる炎で照らしている。決して明るくは無いが、その者達にとっては、十分役に立っている。 そこは、広い場所だった。部屋
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Destruction.2 ~其は護国を願いし、猛き鬼~ - 序 - そこは、神経質さを感じるほど清潔に保たれた、質素とも言える部屋の中だった。そこには数人の男女が居合せたが、緊張した空気が身体に纏わりつくように漂って
もっと読む其は打ち砕き、破壊せしモノ Vol.1
- 序 - 意識が覚醒した。 ぼやける視線で周りを見渡すと、ここは洞窟の中のようだった。4メートルほど先に洞窟の出口があり、そこから先は木々が鬱蒼と茂っているのが見えた。 「あ・・・オレは・・・」 なんでこんな所に
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