翌朝。 叔母さんはいつも通り俺を起こしにきた。 「………………ほら、さっさと起きた起きた!」 態度もいつもと変わらない。ただ、顔が少し赤く見える。 1階に降りて
もっと読む「アプリ」
オバ催眠[シナリオ版] 前編
--------------------------------------------------- 深夜。 数分前に、友達の滑川からスマホに送られてきた動画を見て、俺は呆然としていた。 「
もっと読むSAIMIN GOで遊ぼう! 最終話
最終話 「起立、礼。さよーならー」 日直の言葉とともにばらばらと生徒達が散っていく中、光莉はぽつんと自分の机の前で立ち尽くしていた。(まつり……) 光莉はちらりと茉理の席を見た。その席の主は、昼休みに入るやいなや男子
もっと読むレタッチ 後編
後編 「貴方が槙村航太君ね。陸上部は今、貴方の噂でもちきりよ」 航太と澄華の前に立っているのは、陸上部のキャプテンで3年生の姉川ツカサ先輩。アスリートとしての能力、キャプテンを任される人格もさることながら、抜群のプロポ
もっと読むレタッチ 中編
中編 タブレットに入っている、「レタッチ」というアプリは、基本的には直感的な操作を繰り返しながら、使い方を覚えることが出来る。メニューには一般的な操作法説明のリストはあったが、それほど懇切丁寧に使い方を教えてくれている
もっと読むレタッチ 前編
前編 「ゴン………ゴンゴン」 航太の部屋の壁を叩く音がする。 「ほーい」 「ゴン、ゴンゴン」 航太がデスクトップから目を離さないまま、気の無い返事をしていると、また壁が叩かれる。槙村航太の部屋は2階にある。そして音は
もっと読むSAIMIN GOで遊ぼう! 第4話
第四話 「くそっ、話が違うじゃねえか」 俺は頭をガリガリと掻いた。手にはスマホ。画面にはSAIMIN GOの画面が表示されている。そこに移っているボールの数、わずか2。 「おかしい、このあたりにストップがあるはず……不
もっと読むSAIMIN GOで遊ぼう! 第3話
第3話 「あーもー男子!! 遊んでんじゃない!!」 教室に茉理の声が響いた。 今は掃除の時間。一部の男子がさぼっているところを、箒をもった茉理がどやしつけたのだ。 「えー、んじゃ乳揉ませてくれたら真面目にやるわ」
もっと読むSAIMIN GOで遊ぼう! 第2話
第2話 コンコン 「失礼します」 俺は生徒会室に入る。そこには藤堂麗華が一人で書類作業を行っていた。 「……ああ、豚田くんか」 犯された時の記憶がない麗華は、俺に笑顔を向けた。たかだか数日で、少しやつれたように見え
もっと読むSAIMIN GOで遊ぼう! 第1話
第1話 「礼ッ」 日直の声と同時に、静かだった教室に活気があふれかえる。 「ひ~かりっ、帰りにスタバよってこーよ。前に気になるって話した秋新作のラテ、今日からだって!」 教科書を鞄につめる小笠原光莉(ひかり)のもとに
もっと読む不思議なカメラと悩めるぼくら 第4話
第4話 さようならラインスタンプ 『―――というわけで、こんな状況になったよ』 放課後の教室で、マキちゃん先生はスーツの下だけ裸になり、そして剥き出しのお尻を僕に向けていた。 手は机の上に置かれ、そして手首を紐で机と
もっと読む不思議なカメラと悩めるぼくら 第3話
第3話 ダウン・ザ・ラビットホール 『――というわけでお兄ちゃん。「マキちゃん先生奴隷化事件」のプロットを、最初から説明するよ』 次の日の休み時間。 授業中にブーブーとマナーモードを使って『作戦会議』の開催を告げたス
もっと読む不思議なカメラと悩めるぼくら 第2話
第2話 妹、大いに怒り、スマホ鳴動す 朝イチの授業を待つ教室。 みんな、何かを期待していた。 彼女は絶対にその期待を裏切らないと、確信している顔で。 「おはよーございま……いたぁ!?」 マキちゃん先生は、さっそく
もっと読む不思議なカメラと悩めるぼくら 第1話
第1話 カメラ!カメラ!カメラ! お腹を空かせて倒れていた男に、たまたまカバンの中にあった食べ残しのパンをあげたら、不思議なカメラをもらった。 と、ここまで言えば誰でも簡単に予想がつくと思う。 これは、不思議なアイ
もっと読む形而上の散歩者Z 後編
後編 ―――赤い館の庭先で、俺はペンギンのぬいぐるみを抱えていた。 「くっそー!」 やっぱり彼女に逃げられた。ここは赤い館の庭。スタート地点に逆戻りだ。 マジでキレる。もういい加減にして欲しいわ。まったくレイプも楽
もっと読む形而上の散歩者Z 前編
前編 俺、倉島修吾。 コンビニのバイトでバナナクレープ並べてたら性欲がみなぎってきたので、今から渡辺にメールしてみる。 『今日バイト終わったら家に行っていい?』 『いいけど。私も昨日のこと話し合いたいと思ってた』 『
もっと読む