オペレーション 駅では、パティが改札を出た所で待っていた。 「パティ」紀子は手を振りながら呼んだ。 「ハーイ、ノリコ」 「パティ、こちら一也君」 「一也君、こちらパティ」 「ハーイ、パティ。ナイスチューミーチュー」 「
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家庭教師 フォーリンスチューデント
フォーリンスチューデント 月曜日の朝、紀子は眠りながら洗濯物を片付けていた。正確には本人は朝まだ眠っているつもりだが催眠状態下での作業だった。洗濯物を取り込み何時ものように片付け終わるとまた何もなかったようにベッドに戻
もっと読むきれいな石 第2話-4
第2話 Part. 4 6時半に恵美ちゃんと駅前の喫茶店Sで待ち合わせをしているので俺は、仕事をさっさと片付けると恵美の待つ喫茶店へと向かった。待ち合わせに指定した喫茶店は、会社からは駅の反対側に位置しており、会社の人
もっと読むきれいな石 第2話-3
第2話 Part. 3 翌朝、俺が目覚めると洋子はもういなかった。恵子が俺を起こしに来た。 「ご主人様、起きてください。そろそろ起きないと遅刻しますよ」そう言って恵子が起こしてくれた。 ぎりぎりまで寝かせておいてくれ
もっと読むきれいな石 第2話-2
第2話 Part. 2 創作料理のお店Mは、俺の家と会社のちょうど中間にあるおしゃれな居酒屋だった。俺がこんなしゃれた店など知っているはずもなく香織に連れて行ってもらった店だった。居酒屋と言っても大半がカップルか女性客
もっと読むきれいな石 第2話-1
第2話 Part. 1 この石を手に入れてから1週間が経っていた。あの運命の日つまり、易者風のおじいさんに呼び止められた日から丁度1週間になる。 その間、俺は香織でいろいろ実験を行い、この石の運用方法と言うか、利用方
もっと読む家庭教師 ビジット
ビジット 日曜日の朝、涼子は朝早くから起き、部屋の掃除を入念に行っていた。涼子は一也の言った通りに電話線のローゼットの周りの家具をずらした。 そこもきれいに掃除し準備は万端だった。 「これでよしと」そう呟きながら涼子
もっと読む家庭教師 ドッグ
ドッグ 土曜日の朝、紀子は朝早くから起き、部屋の掃除を入念に行っていた。 いつもきちんと掃除し、部屋も小奇麗にしているが、来客となるのでいつもより念入りに掃除をしていた。紀子自身は気がついていないが、ご主人様をお迎え
もっと読む家庭教師 セルラーフォン
セルラーフォン 「紀子、ちょっといい?」 涼子が声をかけた。昼休みの学食でのことであった。 「一也君と一緒に買いに行ったパソコンを家でつなごうと思ったんだけどどうしていいのかわからなくって紀子んちっていつでも使えるよう
もっと読むきれいな石 第1話
第1話 「ちょっとそこのお兄さん」とある街の繁華街で易者風のおじいさんに呼び止められた。 「あんたちょっとこっちへ」普通に声を掛けられただけだが、なぜかその声に従った。 普段の俺はそんな呼び込みにはまるっきり応じず無視
もっと読む家庭教師 ショッピング
ショッピング 紀子は、洗濯を終わらせて部屋の片づけをしていた。もちろん裸であった。 洗濯物は外には干さずに風呂場に付いている乾燥機を動かして乾かしていた。 これは、僕の指示ではなかったが、他の人間にばれない様にとい
もっと読む家庭教師 サンデースクール
サンデースクール 僕は朝食を食べると自宅から出かけていった。今日は両親ともに忙しいらしく僕が朝食を食べる為に1階に降りていくとおやじとおふくろが出かける所だった。 「あら一也、おはよう」おふくろは僕の方をちらっと見てそ
もっと読む家庭教師 レクチャー
レクチャー 「涼子、いたいた」紀子は、涼子を見つけて声を掛けた。 「何、紀子」涼子は紀子に尋ねた。 「何じゃないわよ。ほんとに。昨日、家庭教師があって、一也君に聞いてきたわよ」 「ああ、御免、御免。ありがとう。で、一也君
もっと読む家庭教師 キャンパスライフ
キャンパスライフ 「紀子、最近はどうしている?」涼子が聞いてきた。 「どうって、別に変わったことはないけど、何なの?」 紀子は涼子に尋ねた。 「別に・・か。そうそう、私もパソコンを始めようって思ってんだけど、どう思う?
もっと読む家庭教師 トレスパス
トレスパス 今日は学校が終わった後で紀子のマンションに行った。時間は丁度5時を過ぎていた。 玄関のオートロックは合鍵で開けれるので合鍵で開けた。 マンションの管理人はもう帰っているようで管理人室の小窓は閉じられてい
もっと読む家庭教師 テイム
テイム リビングでは、紀子が食事の準備をしていて、食卓に料理を並べていた。 僕は、涼子に「涼子も、紀子を手伝いなさい」そう言った。 すると涼子は「はい、ご主人様」と、元気に答え、紀子を手伝い始めた。 それを見てい
もっと読む家庭教師 キャッチ
キャッチ いよいよ日曜日を迎えた。僕はこの日、遠足を翌日に控える小学生のようにそわそわしていた。 日曜日はいつものごとく、朝家を出て紀子のマンションに向かう。 紀子のマンションには既に涼子が来ていて僕を紀子と一緒に
もっと読む家庭教師 ダブルキャスト
ダブルキャスト 「紀子、最近どうしたのよ。やけに日曜日は忙しそうじゃないの?」涼子はそう話し掛けてきた。 片山涼子、紀子と学生番号が1番違いつまり、涼子、紀子の順番で出席など取られる。 番号が近く、話もあったので、涼
もっと読む家庭教師 インナーウェア
インナーウェア インターネット通販で、紀子は、下着を探していた。今は、学校のコンピュータ室だが、紀子は、何の気なしにインターネットでネットサーフィンをしていた。 「へー、今まで知らなかったけど、いろんなサイトでいろんな
もっと読む家庭教師 インターネット
インターネット 紀子は、学校に着いた。そして、涼子に会った。「昨日は、ゴメンネ」紀子は、涼子にそう声を掛けた。 「ううん、いいよ。で、どうだった?久しぶりの肉親は?」「それがさ、急に親が来れなくなっちゃって・・」 「な
もっと読む家庭教師 トレーニング
トレーニング 紀子のマンションに着くとお昼の1時を過ぎていた。 マンションの入り口に到着すると、オートロックのドアを開けるため、紀子はハンドバッグから自宅のマンションの鍵を取り出し、オートロックのドアを開けた。「Kさ
もっと読む家庭教師 ペット
ペット 翌日、僕はインターネットで紀子の為の衣装や道具なんかを調べるためにパソコンを使っていた。このパソコンは元々おやじが美容院の会計や顧客データを管理するために買っていた物だが、パソコンの性能はここ数年で倍々ゲームで
もっと読む家庭教師 プロローグ
プロローグ 僕の名前は前田一也。県立高校の2年だ。 僕の家は、美容院をやっていて両親は昼間も、夜間も10時頃までそこで働いている。 僕の家から美容院までは歩いて2、3分の距離で駅前から家に向かう途中にある。 僕は
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