第13話 太陽の光に、鈍い反射を見せる、銀色の檻。 僕の学校が、裏山が、街全体が、天まで届く巨大な鳥篭の中に閉じこめられちゃってた。 鉄と鉄がこすれあうような、背筋が凍る音が聞こえる。 これは・・・、この鳥篭の鳴
もっと読む「思考挿入」
魔法使いの小冒険 第十二話
第12話 体育館でのミスコンが終わったら、みんな何事もなかったかのように教室へ戻っていくよ。 さっきのドールハウスで出した指示が効いていて、記憶どころか身体へのダメージとか疲労まで、全部消えちゃったんだね。 この魔
もっと読む魔法使いの小冒険 第十一話
第11話 さてさて、章花台学園高等部、ミスコンのお時間です。 僕のブースもきちんと出来たし、色んな魔法も組み合わされて、準備が出来たよ。 せっかく魔法使いが学校にいるんだから、つまらない朝礼なんてダラダラやってる場
もっと読む魔法使いの小冒険 第十話
第10話 ふぁ~、眠い。 横でアレコレ偉そうに喋ってるピンプルの声も、ちゃんと頭に入ってこないよ。 ピンプルが「新しい魔法の修行だ」とか言って朝早くからせきたてるもんだから、6時半に学校に着いちゃった・・・。そのま
もっと読む魔法使いの小冒険 第九話
第9話 「・・・ってなわけでな、一口にピンク魔法って言ったって、色んな体系があって、色んな魔術がある。 紋章魔法、護符魔法、回転盤みたいに道具を使った魔法・・・、それぞれに特徴があるわけだ。 当然「ノーティ・バブル」
もっと読む魔法使いの小冒険 第八話
第8話 「よし、小僧。今日修行するのは、昨日の魔法とちょっとつながりがあるやつだ。 これには道具を使うから、大事に扱えよ。ほら、試しに作ってきたんだぜ。」 昼休みの教室で、ピンプルが僕に突き出してきたのは、 なんか板の上
もっと読む魔法使いの小冒険 第七話
第7話 ピンプルが、教室の僕のもとに戻ってきたのは6時間目がやっと終わったところのこと。僕はせっかく魔法使いになってるっていうのに、1日フルに学校の授業を受けちゃって、クタクタになってたんだ。本当だったら、ノーティー・
もっと読む魔法使いの小冒険 第六話
第6話 ハケが頭に命中しちゃって失神しちゃった僕が、意識を回復したのは、15分ぐらい立ってからのこと。僕を心配そうに見ていたのは、ちゃんと服を着た、里美ちゃんだったんだ。ここはモールからすぐの、街の目抜き通りのベンチ。
もっと読む幸せとは
近頃私は度々幸せについて考える事がある。 どんな時人間は幸せと言えるのだろうか? 不幸があるから幸せが分かるのだろうか? 出来れば一生幸福でいたい。 そんな事は可能だろうか? 可能でなければせめて今の幸せを永
もっと読む魔法使いの小冒険 第五話
第5話 さあ、美人デパートガールさんたちにとことんいたずらしちゃおう!案内嬢のおねーさんをトイレに残して、僕はエレベーターに向かったんだ。だって、デパートのおねーさんと言ったら、まず思いつくのがエレベーターガールだった
もっと読む魔法使いの小冒険 第四話
第4話 僕は今、食卓でテレビを見ているんだ。でも、うーん、見てるって言うよりは、単に目で追ってるって感じだね。だってカウンターの向こうの台所では、里美ちゃんが手料理を作ってくれてるんだよ。気になって、テレビの内容なんか
もっと読む魔法使いの小冒険 第三話
第3話 さてさて、そんなこんなで見事に童貞を捨てることが出来た僕だったんだけど・・・どこまで話したんだっけ? あぁそうだ、まだその日の1時間目の終わりまでしか話してなかったんだね。とにかく色々あった日だったんで、全部は
もっと読む魔法使いの小冒険 第二話
第2話 さて、学校に着いてホームルーム(形式だけね)。その後、1限目の世界史が始まった。木沢っていうじいさんの授業はつまんないんで、何とかしようかと思ってる内に・・・菅井が遅刻して教室に入ってきたよ。遅刻なんてしたこと
もっと読む魔法使いの小冒険 第一話
第1話 えぇっと、はじめまして。こういうサイトがあるとは、ネットの世界は奥が深いですね(笑)。僕には、紹介するような漫画やゲームのネタはないんですが、実体験なら豊富にあるんで、紹介させて下さい。うーんと、話し出すとなか
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