短大生:梓(20) 7月××日(土) 私は催眠にかかるのが好きだ。 エロもエロなしでも好きだ。 だから通話でも対面でも、自分から相手を探すことはままある。ちょうと今みたいに。 ただ相手を探すことはまま
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被験者の記憶集3
大学生:Rana(21) 6月××日(木) これまで遊んでいたセフレが、未成年に手を出したとかで炎上して消えた。 まぁままある話だ。なんなら私もその頃から遊んでたし。 というわけで暇になったので、次の遊
もっと読む被験者の記憶集2
会社員:アキ(24) 6月××日(火) 暇だった。きっかけは暇だったこと。 普段からそれなりの頻度で、通話で催眠の相手してもらってた通話版セフレがいるんだけど、簡単に言うとマンネリ化した。 もともとお互
もっと読む被験者の記憶集1
大学生:前原恵(20) 5月××日(水) 最初は簡単な興味でした。 大学2年にもなって新鮮さは消え、いいサークルも見つからず、バイトにも慣れてきてしまって、新しい刺激が欲しくなったんです。 そしてたどり
もっと読む新装開店・喫茶ヒプノ5
「――メールを確認させてください。……はい、OKです。では好きなクジを引いてください。……はい、17番ですね。それが席の番号になるんで、座ってお待ちください」 年の瀬も押し迫る冬のある日。 数年ぶりとなる喫茶ヒプノに
もっと読む新装開店・喫茶ヒプノ4
「照明はこの辺でいいんです?」 「あー……もう少し右に……ストップ。いい感じです」 夏真っ盛り。朝霞とミナモは冷房の効いた店内でスタジオの構築をしていた。 冷房は効かせているけれど、備品をあれこれ動かしていると額
もっと読む新装開店・喫茶ヒプノ3
連日の酷暑が厳しい夏のある日。 喫茶店としては定休日。空調の効いた店内にミナモはおらず、朝霞ひとりだけ。 自分で淹れたコーヒーを飲みながら動画を編集してると、朝霞のスマホが通知で震える。 『お疲れ様です。無事合
もっと読む新装開店・喫茶ヒプノ2
暖かな日差しが差す、ある春の日の昼。 少し暖かすぎるくらいの、ポカポカ陽気の喫茶ヒプノの店内。 ミナモは心配そうに、何度も何度も同じことを朝霞に訊いていた。 「本当に、ほんっとうに、未成年じゃないんですね?」
もっと読む新装開店・喫茶ヒプノ1
新装開店・喫茶ヒプノ-1- とある大都市の郊外の、前時代から残る寂れたアーケード街。 街灯は錆びて変色し、地面にはカップ酒と吸い殻が転がる。 これが他の場所だったなら、とっくに消滅しててもおかしくない惨状。 生き
もっと読む喫茶ヒプノ3
-3- 感謝祭 「おーい、注文ー!」 「はい、すぐ参りますー!」 広くないバー・ヒプノの店内を一糸まとわぬコンパニオンたちが慌ただしく走り回る。 今日は通常のゲームではなく、数か月に一度だけ開いている『感謝祭』という
もっと読む喫茶ヒプノ2
-2- 花婿探しダーツ大会 「ふぅむ……」 朝霞は催眠に堕とした女ふたりを見下ろしながら、次のイベントについて考えていた。 今日堕とした相手からいつも通りに個人情報を聴きとっている。 目の前にいる女性二人は穏やかな
もっと読む喫茶ヒプノ1
-1- ストリップ接客カラオケ とある大都市の郊外の、前時代から残る寂れたアーケード街。 街灯は錆びて変色し、地面にはカップ酒と吸い殻が転がる。 これが他の場所だったなら、とっくに消滅しててもおかしくない惨状。
もっと読む教育実習生が催眠術を知るお話 第1話
【実習1日目 被験者:牧野早苗さん(実習生)】 「おはようございます」 よく見慣れた国語科準備室の戸を開ける。 覚悟は決めていたはずなのに、自分の口から出た声は緊張のせいで半音高くなっていた。 「ん、おはよう、伊藤先
もっと読む教育実習生が催眠術を知るお話 第5話
【実習13日目 被験者:牧野さん&尾崎さん&文乃ちゃん&寺島先生&吹奏楽部の子たち】 「やっぱ難しいよなぁ」 教科準備室で独りボヤく。 実習ももう残りわずか。最後の授業準備まで終わっている。 そんな状態でずっと考え
もっと読む教育実習生が催眠術を知るお話 第4話
【実習11日目 被験者:牧野さん&尾崎さん&文乃ちゃん】 「失礼します」 教育実習、最後の週の最初の放課後。 俺は実習日誌を持って音楽準備室を訪ねる。 「あ、伊藤くん。また来てもらってごめんね」 「牧野さんもそっちに
もっと読む教育実習生が催眠術を知るお話 第3話
【実習9日目 被験者:高瀬文乃ちゃん(生徒)&寺島知美先生(教諭)】 「――9、しっかり目が覚める。10! おはよう!」 少し大きい声を出しながら、牧野さんの肩を大きく揺らす。 もう何度か回数をやっているので、堕とす
もっと読む教育実習生が催眠術を知るお話 第2話
【実習6日目 被験者:尾崎渚さん(実習生)】 「失礼します、尾崎先生はいらっしゃいますか?」 「はい、どうか――って伊藤くん。あ、今日の授業のこと?」 「そう。今時間あるかな?」 「大丈夫。ほんのさっき日誌書き終わったと
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