催眠塾 第十二話

デュエリスト 「これで俺のターンはエンドだ」 「わたしのターン、ドロー3、ジュエルスライムを除外。……モンスターを召喚準備、魔法カードを1枚凍結、ターンを終了します。ゆーきくんのターンだよ」  今俺は麻奈とカードゲームを

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催眠塾 第十一話

世界を作る者  今日から……新しく入る講師を教育しなければならないが、どうにも大人と言う奴は苦手だ。  俺が学校の先生の道を諦めた理由の一つに、他の先生との付き合いができないというのがある。  が、この塾にしたって、他の

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催眠塾 第十話

連鎖反応  チャンチャカチャンチャンチャチャンチャチャンチャン……。  私が大学から帰ってき来ると、そのタイミングを待っていたかのように携帯が鳴った。  一色ビオラ……私が家庭教師をしているすみれちゃんのお母さんだ。 「

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催眠塾 第九話

籠絡 「ねえ、ママ。私も塾に行きたいんだけど、いいでしょ?」  塾に行きたいと言う気持ちをママに伝える事にした。こう言う事は早いほうが良い。 「……あなた、椿先生と何かあったの?急にそんな事を言い出すなんて」 「うぅん、

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催眠塾 第八話

束縛の歌 「ねえ、すみれちゃん。今日家に行っても良い?」  なんだか今日はすみれちゃんと遊びたい気分。塾も無いしね。  すみれちゃんはクォーターでブロンドの髪の毛のお人形さんみたいな可愛い女の子。大人しい印象もあるし、そ

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催眠塾 第七話

画策をする者  ふぅ……。  俺はため息をついた。  面倒くさい。  俺は封筒から今月の授業料を取り出していちいち数えて記帳する。  確定申告しなければならないのだから仕方が無いのだが、はっきり言って面倒くさい。どうした

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催眠塾 第六話

サンダーボルト  俺はいつものとおり、いつものように集団登校で学校に行く。  そして、今日もいつものように授業を受け、いつものような毎日を送るはずだったが、今日は違った。  俺は靴を脱いで上履きに履き替え、教室に向かうた

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催眠塾 第五話

仔犬の歌  一体どうなっているの!?  塾に来て、エレベータに乗ってからの記憶が無い。  わかるのは今の状況だけ。ううん、それだってよくわかっていない。  今私は裸で、床に仰向けで寝転がっている。  頭と腰の部分に枕が置

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催眠塾 第四話

緋色の授業  ボクは、今日も蘭ちゃん、麻奈ちゃんと一緒に塾に来た。  エレベータのボタンの下のカバーを開け、地下の教室へ行くボタンを押した。 「麻奈ちゃん、塾にはもうなれた?」 「うん、アオちゃんとランちゃんが教えてくれ

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催眠塾 第三話

友達と……  今日は塾がある。今日はマナちゃんとアオちゃんと一緒に塾に行くことにした。 「マナちゃん、まだぁ~?」 「ランちゃん、もうちょっとまってよぉ~!!」  塾までは電車で15分くらい。駅までは自転車で10分くらい

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催眠塾 第二話

第二話 「秘蜜の歌」  くちゅっ、くちゅっ、くちゅっ……。 「んっ……」  塾のテストを受けに行った日から続いているお風呂での一人遊び。イケナイ事だと思う。でも、何かほわほわして気持ちいいの。  身体を洗いながら、泡だら

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催眠塾 第一話

第一話 「蕾を摘む者」 「テストって言っても、そんなに心配しなくて良いから。簡単なものだからね」 「はい……」  ここは俺の城だ。この中では俺は何でも出来る。  小花学習塾。それが俺の城の名前。  俺は子供が好きだった。

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聖域の中の日常

 ちゅんちゅん……。  カーテンから漏れる朝日で私 ― 岡部美緒 ― は目を覚ました。  美緒とお兄ちゃんは裸で抱き合ったまま眠るの。兄妹だから当然でしょ?  いつもの日課、ねぼすけのお兄ちゃんを起こさなくっちゃ。  布

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