第03話 (あ……あああ……) 言葉が出ない。 いや、喉に膨れ上がった叫びがあまりに大きすぎて、声に出来ないのだ。 叫んだ瞬間、自分はプツリと壊れてしまうに違いない。 (私のカラダ……カラダが……カラダが……カラダ
もっと読む「近親相姦」
魔少年 Side:B 第02話
第02話 ちゅぽ。ちゅぽ。ちゅぱ。ちゅぷ。 『んふぅ、おいひぃ』 液晶画面の向こうで、両手で捧げ持った棒状の“ナニカ”を美女が頬ばる。 恍惚とした表情で、モゴモゴと口元をうごめかせ、上目使いにカメラに微笑む。 (…
もっと読む魔少年 Side:B 第01話
第01話 チュパ。ジュル……チュポン! ピチュ。クチュ。 五十インチの大きな液晶画面一杯に映し出された巨大な二つのピンクの物体。 卑猥な水音を立て、粘液を滴らせ、ナメクジの交尾のように、ぬめり、のたくりあう――それ
もっと読む魔少年 Side:A 受胎夢(じゅてーむ)
(注:本作品は2007/4に近親相姦研究所に掲載されたものです) カッチン。コッチン。カッチン。コッチン。カッチン。コッチン。 どこからか規則正しくリズムを刻む音がする。 時計より少しゆったりとした、眠気を誘うテン
もっと読む淫魔王転生 第4話 LV3
「い、いやあ!変態!あっちいけえ!」 腰を抜かしたまま後ずさる和美。それでも目が僕の股間から離れない。かなめのものとは微妙に違う愛液のにおいがする。 (逃がさないよ) 僕の手から、魔力を持たないものには見えない、茨の
もっと読む淫魔王転生 第3話 LV2
「あらあら、どうなさいました」 僕の顔の青あざを見て、恵美が笑った。最近気がついたんだけど、彼女の忠誠の対象は美夜のほうで、僕のことはどうも軽く扱ってるような。まあ、命令に逆らうことはないからいいんだけど。 「メイドの
もっと読む淫魔王転生 第2話 LV2
第二話 シベリアの雌狼LV2 性奴隷化 「あん、あくぅ!ああああ」 闇の中で白い肌に汗が光る。 「ああ!いいわ!いい!私を無茶苦茶にして!」 自らの乳房をもみしだき、股間をかきむしる。 「ああああ!マコトー!」 ナ
もっと読む淫魔王転生 第1話 LV1
第一話 黒薔薇の一族LV1 覚醒 僕には本当の意味では両親がいない。もちろん生まれた時にはいた。 しかし、実の母は僕を出産するとき難産で亡くなり、父も去年、交通事故で母の後を追った。 といっても僕は天涯孤独という身
もっと読むダークブレス (3) お兄ちゃん・・・
(3) お兄ちゃん・・・ 染みだらけの天井が、赤い炎に揺らめいて見えた。ズキンと鈍い痛みが後頭部を襲う。次第に意識がはっきりしてくる。確か、殴られて意識を失ったはずだ。 俺は床に転がされていた。体を起こそうとして、縛
もっと読むダークブレス (2) まごころ
(2) まごころ 扉を開けると、ピアノの調べが溢れ出た。 部屋の中央にはグランドピアノが置かれている。ピアノを弾いていたのは結菜だった。細く長い指が、巧みなタッチで鍵盤を叩いていく。 虹華が部屋に入ってきた。演奏の
もっと読むダークブレス (1) 漆黒の少女
(1) 漆黒の少女 『まったくガラじゃないんだよな・・・』 俺は欠伸をかみ殺しながら、心の中でブツブツと恨み節を呟いていた。 俺の名前は宮本正樹。大学生だ。 久しぶりにバイトも休みだった。大学もようやく冬休みに入っ
もっと読む聖域の中の日常
ちゅんちゅん……。 カーテンから漏れる朝日で私 ― 岡部美緒 ― は目を覚ました。 美緒とお兄ちゃんは裸で抱き合ったまま眠るの。兄妹だから当然でしょ? いつもの日課、ねぼすけのお兄ちゃんを起こさなくっちゃ。 布
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