更衣室の応援

「先輩、お先に失礼しまーす」 「お疲れー」  真弓恭子(まゆみ きょうこ)は着替え終わった一年生達が帰っていくのを見送った。  部長を任せられ、チアリーディング部のエースと周囲の期待も高い彼女はその期待に応えるべく、誰よ

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生物室の解剖

「ううぅ~。何もここじゃなくても良いじゃーん」  吉野裕気(よしのゆうき)は生物室で一人文句をたれる。裕気は授業中に眠りこけていた罰として、一人で生物室の清掃を命じられていたのだった。生物室での実験中に寝ていたのだから、

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放送室の告発

「はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ」  早く、早く、早く! 早く行かなくちゃ!  香苗先生には悪かったけど、漸く掴んだあいつの悪事の証拠を無駄にする訳には行かない。 「こらぁっ、廊下を走るなっ!」 「すいませーんっ!!」

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連鎖 神谷千恵

神谷千恵  神谷千恵は一人、キャンパスを歩いていた。真っ黒い髪に真っ黒い目。ここ、アメリカでは珍しい色だが、そもそも多様な人種の混在しているこの国ではそのことを気にする者は少ない。しかし、飛び級で大学に入学した彼女を奇異

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プールの練習

「まったくもぉ。今日も休み?」  美波 佐和(みなみ さわ)はむぅと頬を膨らませて、誰もいない周囲を見渡した。  影の中に立っているだけでもじわじわと汗が滲んでくる気温。遠くから聞こえてくる蝉の声。  近くのグラウンドか

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女子トイレ

「あははははっ! なにそれーっ」 「でしょー? 最高だよねーっ」  トイレの中に大きな笑い声が響く。利用していた女子生徒はうんざりとした表情で大声を発している二人を見ながら、手を洗う。  その仕草が気になったのか、和泉 

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職員室の補習

 みーんみんみんみんみんみん・・・・・  蝉の大合唱が世界に響く。  強い日差しが外を照りつける中、月野 硯(つきの すずり)は冷房の効いた職員室に一人いた。  カァーンと乾いたいい音がつけっぱなしのラジオから響いてくる

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うらぷら 第5話

第5話 「ぁぁ・・・・・」  ビクン、ビクンと朱美の体が時折震える。  その貌は快楽にとろけ、様々な体液が全身にまみれている。 『朱美』 「ふぁぃ・・・・」  指輪から陽子が話しかける。 『とても気持ちよかったでしょ?』

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うらぷら 第6話

第6話 「イカせて・・・・・イカせて・・・・・イカせて・・・・・」  静かな部屋。闇に包まれた部屋に声が響く。  魂希は仰向けになり、焦点の合っていない瞳で茫然とどこかを見ている。僅かに開かれた口からは壊れたテープレコー

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うらぷら 第4話

第4話  チュンチュン・・・・・  窓の外から雀の鳴き声が僅かに入り込んでくる。 「ん・・・・・・」  差し込んできた光を浴びて、朱美は目を覚ました。 「あ・・・・・・寝ちゃったんだ・・・・・・」  パソコンデスクに突っ

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うらぷら 第3話

第3話  ギィィィィィ・・・・・  戸の軋む音が部屋に響く。  照明が点いていない部屋の中は薄暗く、突然の光に水乃は眼を細める。  そこには緑色の髪の毛をした男とその後ろに控える巫女装束に似た服を着た少女の姿があった。

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教室の恋人

「さって・・・帰るか・・・・」  男子生徒は一伸びして、そう呟いた。  読んでいた本をぱたりと閉じて鞄へとしまう。そして、前髪を軽くかき上げると日差しの強い屋上を後にした。  校舎は静かで、先程まで満ちていたテスト後独特

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