奴隷の部屋

「ふうぅ、疲れたぁ」  夕方というにはもうだいぶ遅い時間に部屋に戻ると、バッグを投げ出してスーツを脱いでいく。  そして、テレビのリモコンを拾い上げた。 『…………犯人は犯行直後に車道に飛び込み、トラックにはねられて死亡

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僕の彼女は催眠術をかけたときしか素直になってくれない もうひとつの最終話

もうひとつの最終話 優帆のキモチ ――そしてこれは、最終話の翌日のお話――  ケンタと昨日、エッチしちゃった……。  催眠術をかけてないこっちのあたしで、初めて。  それは、気持ちよかったし嬉しかったけどやっぱり恥ずかし

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僕の彼女は催眠術をかけたときしか素直になってくれない 最終話

最終話 そして、初めての……  で、中間テストも終わり、その成績が帰ってきた日。 「すごーい! どうしたのケンタ? 今までの最高点じゃない?」  ベッドの上に並んで座って僕の点数を見た優帆が驚きの声をあげた。  それもそ

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僕の彼女は催眠術をかけたときしか素直になってくれない 第6話

第6話 催眠術エッチってどんなもの?  そして、ふたりきりで過ごした夢のような週末の余韻が醒めやらぬまま新しい週が始まって……。  どうやら、学校では僕と優帆がつき合ってるっていうのはまだ広まってないみたい。  なんでそ

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僕の彼女は催眠術をかけたときしか素直になってくれない 第5話

第5話 ふたりきりの週末  そんな調子で、僕と優帆の少しおかしな恋人関係が始まってようやく2週間が経とうとしていた。  学校が終わると、優帆は僕の部屋に遊びにくる。  で、なんだかんだで結局素直モードの優帆にしてエッチす

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僕の彼女は催眠術をかけたときしか素直になってくれない 第4話

第4話 イタズラとカレシの自覚  次の日。  朝、僕はものすごく久しぶりにひとりで学校に行くことになった。  どうやら優帆は僕を待たずに先に行ってしまったらしい。  うん、そんなことになりそうな覚悟はしてたんだよね。  

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僕の彼女は催眠術をかけたときしか素直になってくれない 第3話

第3話 いきなりの初体験  で、その日の学校が終わってから。  そのまま優帆がうちに遊びに来るのはいつもと同じ。  だけど、いつもと違うことがある。  今朝から僕たちは恋人同士の関係になった。  ……て、僕は思ってるんだ

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僕の彼女は催眠術をかけたときしか素直になってくれない 第2話

第2話 ふたりは相思相愛?  で、それから毎日。 「ケーンータ! 今日も催眠術で遊ぼ!」 「またぁ?」  催眠術をかけてもらうことのいったいなにがそんなに気に入ったのか、優帆はあれから学校から帰るたびに僕の部屋に来ていた

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僕の彼女は催眠術をかけたときしか素直になってくれない 第1話

第1話 はじめての催眠術 「ふーん……なるほどなぁ……」  ページをめくりながら、僕は感心しっぱなしだった。  それは、『1日でマスターできる催眠術~今日からキミも達人だ!~』っていうタイトルの本だった。  昨日の夜、テ

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堕天使の憂鬱

 ※このお話は、『悪魔の流儀』大門エンドの後日談です。 「あっ! 綾さんっ!」  キッチンの方から、梨央の大声が聞こえた。  それとほぼ同時に、ガシャン! と皿の割れる音も。 「もうー! 綾さんったら何してるんですか!?

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