おみくじの裏:やっぱり大吉 「どうぞ~!アキバ大明神で初詣ではいかがですか~?」 「ん~?アキバ大明神?」 「そうですよ~!霊験あらかたなアキバ大明神にお参りしませんか~?さあ、どうぞどうぞ~!」 ボクが、そのおかしな
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おみくじ
大吉 「ねーねーっ!サオリ~、ユマ~!こんなところに神社があるよ-!」 前を歩いていたアケミが、交差点で立ち止まって右側を指さしている。 「えーっ、どこどこー!?」 私のすぐ隣を歩いていたサオリが、大声で聞き返しなが
もっと読む黄金の日々 第2部 第3話
第2部 第3話 そして、悪魔の巫女へ 薄暗い世界樹の洞の中で、フィオナは力なく壁に凭れていた。 私は、何日の間こうしているんだろう? 3日?……いや、4日? そんなの、もう、どうでもいいわ……。 だって、私には
もっと読む黄金の日々 第2部 第2話 後編
第2部 第2話 後編 絶望の狂宴 それから、次の日も、またその次の日も、フィオナは悪魔の相手をし続けた。 彼女の思った通り、何度犯され、どれだけ快感を感じさせられても、それが悪魔への憎しみを和らげることはなかった。
もっと読む黄金の日々 第2部 第2話 中編
第2部 第2話 中編 囚われの巫女 「ん……んん……んふ……ん……」 演説を終えて、世界樹の洞に戻ったフィオナを出迎えたのは、くぐもった呻き声だった。 もちろん、あの悪魔の声ではない。 もっとか細く、高い声。 「ち
もっと読む黄金の日々 第2部 第2話 前編
第2部 第2話 前編 世界樹の森 ヘルウェティア、西の国境付近、世界樹の森。 それが世界樹の森であることは、遠目にここを眺めた時に見えた巨木の偉容からすぐにわかった。森の中央に聳えるその樹は他のどの樹木よりも高く、森
もっと読む黄金の日々 第2部 第1話
第2部 第1話 動乱の始まり ヘルウェティアの都、フローレンス。 市街の西門広場に、大勢の人が集まっていた。 その民衆を前に、市壁の上に立っている、どこかまだあどけなさの残る顔立ちの若い女。 聖職者の正装をして黄
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「ナーナーちゃん、あーそーぼっ!」 あっ!タカシくんだっ! わたしがまどをあけると、むこうのまどでタカシくんがてをふってた。 「うんっ!いいよっ、タカシくん!」 「じゃあ、うちにおいでよ、ナナちゃん!」 「わかった!
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堕楽の家 第6話b 秘密のバレー特訓 俺が明野家の主になってから2ヶ月近くが過ぎた。 恭子おばさんや美奈を相手に毎日セックスをする生活は思っていた以上に楽しいものだった。 それにもちろん、沙奈のやつも犯してやってい
もっと読む堕楽の家 第6話a
堕楽の家 第6話a 嵌められたエースアタッカー 沙奈たちを俺のものにしてから2ヶ月近くが過ぎた。 なんだかんだで1学期の期末試験も今日が最終日。 そろそろ夏休みも近い。 「ああ~、今日から部活解禁かぁ。これで、また
もっと読む馴奴 六 最後の……
最後の…… そして、文子が竜泉寺に貸し出されて2度目の週末がやってきた。 「ねっ、由佳先輩、服、脱ぎませんか!?」 朝、竜泉寺の部屋に来ると文子はそう提案した。 「ど、どうしたの?文子ちゃん?」 「だって、裸でいると
もっと読む馴奴 六 2週目
2週目 そして、土曜日の朝。 約束の時間の少し前に竜泉寺のマンションを訪ねた文子が406号室の前でインターホンを押すと、ドアが開いて私服にエプロン姿の由佳が出てきたのだった。 「いらっしゃーい、文子ちゃん!」 「ゆっ
もっと読む馴奴 六 1週目
1週目 それは、秋も深まってきた11月初めのことだった。 保健室。 「そういえば、木下先生は図書室の管理も担当しておられましたね」 「はい?そうですけど?」 保健室にやってきた木下佐知子(きのした さちこ)に、保健
もっと読む本当はえむしーだったシンデレラ 黒幕は王子様ver.
~黒幕は王子様ver.~ むかし、あるところにシンデレラという女の子がおりました。 シンデレラは小さい頃にお母さんを亡くしていたので、お父さんの再婚相手と、その連れ子の義理のお姉さんふたりと一緒に暮らしていました。
もっと読む本当はえむしーだったシンデレラ ツンデレラver.
~ツンデレラver.~ むかし、あるところにシンデレラという女の子がおりました。 シンデレラは小さい頃にお母さんを亡くしていたので、お父さんの再婚相手と、その連れ子の義理のお姉さんふたりと一緒に暮らしていました。
もっと読むMC三都物語 神戸編 後編
神戸編:後編 赤い靴はいてた女の子 「んふうっ……はうんっ、んっ……んんんっ……」 「あんっ、あっ、あんっ、んっ、あんっ、はんっ!」 「あむ……ぴちゃ、ちゅる……ん、んふう、ちゅぽ……」 薄暗い広間のあちこちで、女の
もっと読むMC三都物語 神戸編 中編
神戸編:中編 刑事純子 「あら、こんな所にも異人館があったのね……」 北野の異人館街の一角で、私は足を止めた。 高い石壁の連なる路地裏で、開いた門から白い洋館が見える。 「ここは、観光客向けではないわね。じゃあ、生
もっと読むMC三都物語 神戸編 前編
神戸編:前編 異人館にて 「あっ、恋ちゃん!こっちこっち!」 改札の向こう、エスカレーターを降りた恋ちゃんが少し小さめのトランクを引いてくる姿を見つけて、私は大声を上げて手を振る。 恋ちゃんに会うのは久しぶりやけどす
もっと読むMC三都物語 大阪編 後編
大阪編:後編 オーサカ・アンダーグラウンド 「これが先月の上がりか……」 田村の報告してきた金額はおよそ480万円ほど。 その数字を睨みながら俺は腕を組む。 上からの指示で東京から出てきて1年あまり。 少しずつ伸
もっと読むMC三都物語 大阪編 前編
大阪編:前編 すぐそこに潜む闇 その日も、チャイムが鳴って退屈な授業が終わった。 あたしは、すぐ後ろの席のサッちゃんに声をかける。 「なぁなぁサッちゃん、一緒に帰らへん?」 「ごめん!今日はこれから塾やからあかんねん
もっと読むMC三都物語 京都編 後編
京都編:後編 闇の蠢く街で 8.夏の虫 四条の駅で降りて階段を上ると、すぐそこの四条大橋のたもとに立っているツインテールに髪を結った姿が目に飛び込んできた。 まだ約束の10時まで15分あるっていうのに、もう由那ちゃん
もっと読むMC三都物語 京都編 中編
京都編:中編 巫女姉妹 4.布石 「はんっ、ああっ、あんっ、サトル様ああああっ!」 はだけた巫女装束からこぼれ出た胸を、サトル様の口が吸う。 それだけで、全身に電気が走る。 いや、さっきから電気はずっと走りっぱなし
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京都編:前編 鬼の棲む社 1.継承 親父が、病に倒れた。 俺、鬼無聡(きなし さとる)の生家は、京都の街の、昔でいえば洛中に当たる、古い町屋の並ぶ通りの奥にある小さな神社だった。 町屋と言えば聞こえはいいが、特に景
もっと読む新米神様の贈り物
「なるほど、ここが地球だね」 ひとりの男の人が、日本という国の東京という街を見おろしていました。 よく見たら、その人はふわふわと宙に浮かんでいました。 でも、下を歩く人たちは誰も騒いでいません。 その男の人が見え
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1.久美 「危ない!」 誰かの叫ぶ声が聞こえた。 続いて、鋭いブレーキの音とものすごい轟音。 振り向いた私のすぐ目の前に、ガードレールを突き破ってこっちに突っ込んでくる車があった。 …………あれ、私? 宙に浮い
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ここは、エムシー新薬研究所。 別に怪しい場所ではない。ごく普通の研究所である。 ここでは、様々な分野にわたる新薬の開発と研究が日々行われていた。 例えば、こんな風に……。 「よし、ついに完成したぞ、高木くん」 「
もっと読む黄金の日々 第2部 プロローグ
第2部 プロローグ それは、突然のことだった。 北と南、西の辺境から妖魔の大軍が突如現れて周辺の国々を蹂躙したのだ。 それだけではない、北と南の蛮族もそれに呼応するように攻め込んできた。 もちろん、妖魔に攻め込ま
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第2部の前に 第1部のあらすじ 魔界で、退屈を持て余しながらも下僕の女悪魔たちを相手にだらだらと日常を過ごしていたシトリーは、ある日、魔界の上層部からの呼び出しを受けた。宮殿に赴いたシトリーは、その場で人間界への潜入工作
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和音 後編 琴乃様の奴隷になってから1ヶ月近くが経った。 その間、私の生活は以前とは一変した。 もちろん、琴乃様に言われた通りに、周りのみんなには私と琴乃様との関係はわからないように振る舞っているけど。 でも、今
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和音 前編 それは、秋も深まってきたある朝のことだった。 「あら、学年テストの成績が出たのね……」 学校の掲示板の前に人だかりができているのを見て、私は秋の学年テストの成績が発表されていることを知った。 まあ、結果
もっと読むヒミツの購買部2 琴乃 後編
琴乃 後編 あの日から、私と結城和音の関係はすっかり変わってしまった。 周囲の人間も、多少は変化を感じ取っていた。 とはいえ、せいぜいが、最近あのふたり仲が良くなったね、とか、やっぱり良きライバルとしてお互いのこと
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琴乃 前編 ……あら? その日、私が登校すると、校舎入り口の掲示板前にちょっとした人だかりができていた。 なにかしら? 「あ~!ほら~、学年テストの成績、もう出てるみたいだよ~、梓ちゃん!」 「ちょっと~!そんなに
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Extra Stage アスカ 後編 歪められる絆 ~5~ 「あ、お帰りなさい、社長!」 病室に戻ると、飛鳥の弾んだ声が津雲を迎えた。 ベッドの上で、体を起こして津雲を見ている飛鳥は、さっきまでとはうって変わった笑顔
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Extra Stage アスカ 中編 Rub out ~3~ ……今は、朝?それとも昼? 目が覚めた飛鳥は、全身を異様な気怠さに犯されていた。 頭がくらくらして、今が何時くらいなのかもわからない。 あれ?あた
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Extra Stage アスカ 前編 ふたりの”アスカ” アスカの意識は、暖かくて柔らかな空間を漂っていた。 宙に浮かんでいるような、まるで自分が雲かなにかになったような感じがしてただただ心地よい。 その心地よさに
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第7話 戻れない、あの夏へ ~23~ ――ガシャン! フロアに、皿の割れる大きな音が響く。 ここは、レストラン”メゾン・ドゥ・プッペ”の店内。 店の入り口には、”準備中”の札が掛けられていた。 中では現在、新人
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第6話 後編 ユイ ~20~ ――深夜。 その日も、遅くまで激しい情事を重ねて、何度も絶頂に達した結依は、すっかり果てて泥のように眠っている。 ベッドの上に、体を寄り添わせる相手の姿がないことにも気づかないほどに。
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第6話 前編 淫ら、時々、不安 ~17~ 「ん……ああ……もう、朝?」 結依が目を覚ますと、部屋の中はすっかり明るくなっていた。 「……あ、雄司さん、まだ眠ってるんだ」 結依は、自分の傍らで寝ている津雲の顔を見る。
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第5話 罠 ~12~ 宏ちゃん、昨日もまた残業だった……。 前は、よく仕事終わりに会って一緒にご飯食べてたのに。 今は、全然会えない……。 本当に残業なのかしら? 残業だってことにして、遊んでるんじゃないの?
もっと読む戻れない、あの夏へ 第4話
第4話 浸食 ~8~ 2日後、宏平から電話がかかってきた。 「え?出張?」 「うん、明後日から、6日ほどね、名古屋まで」 さすがに、携帯から聞こえる宏平の声は少し元気がないように思えた。 「残業続きで、今度は出張だな
もっと読む戻れない、あの夏へ 第3話
第3話 夏の夜の夢 ~6~ ……今日の晩ご飯は何にしようかな? 夕方、結依は”チャイム”での仕事を終えて家に帰る途中だった。 宏平の誕生日をふたりで祝った後、宏平はまた残業ばかりで、なかなか会えない日が続いていた。
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「リサ?おい、リサ……いないのか?」 「いえ、わたしはここにおります、トモキ様」 智樹が呼ぶと、キッチンの方から声が聞こえた。 「なんだ、こんな所にいたのか?」 「はい、お茶を淹れようと思いまして。いかがなさいました、
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裏面 「やだ~!もう、ミキったらなに言ってんのよ~!」 「いや、本当だってば!」 「そんなことあるわけないじゃん!」 すっかり酔っぱらったユミがパシパシとあたいの頭をはたく。 まあ、そう言うあたいもかなり酔ってんだけ
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表面 携帯が鳴った。 映し出されているのは、馴染みのブローカーの番号だ。 「……俺だ。……ああ……ふんふん……ベーシックな召使いタイプを1体だな?まっさらなやつでいいんのか?……で、べつに処女じゃなくていい、と。……
もっと読む黄金の日々 第1部 エピローグ
第1部 エピローグ ヘルウェティアの王宮、広間。 意識を失って床に倒れているシトリーと、クラウディア、リディア、ピュラ、シンシア、フレデガンドの5人の女たち。 それを護衛するように取り囲んでいるのは、エルフリーデと
もっと読む黄金の日々 第1部 第9話 後編
第1部 第9話 後編 「お初にお目にかかります、女王様。僕の名はシトリー。しがない悪魔です。本日はこの国をいただきに参上しました」 自らシトリーと名乗り、大仰に頭を下げる黒髪の悪魔。 しかし、慇懃無礼とでも言うのだろ
もっと読む堕楽の家 第5話b
堕楽の家で そうだな、沙奈の心はもうしばらくいじらずにおくか。 感情はそのままにしておいてやるさ。そのかわり、体には快感をたっぷりとすり込んでやる。 きっと、その方がこいつとってはずっと苦しいはずだから。 沙奈、
もっと読む堕楽の家 第5話a
堕ちた母娘 そうだな、さっさと沙奈も美奈たちと同じようにしてやる。 俺だけのことが好きで、俺といやらしいことをするのがすべてだという女に。 沙奈、おまえは気持ちいいのを止められない。自分で腰を動かすのを止めることが
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