-7- 「ひゃぁぁぁいぃぃぃあぃあぁぁぁぁがぁああぁぁぁぁぁぁあっ!」 響き渡る絶頂の声に、太一は目を覚ました。 見ると委員長が大きく口を開け、涎を撒き散らしながら叫んでいた。 ……どの位寝てたんだろうか。 よく
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好奇心は猫をも殺す 6
-6- 「では、お手並み拝見といきましょうか」 太一はチンポを舐め続けている千鶴を立たせると、背後から突き込んだ。 いきなりの事だが、千鶴の身体は敏感に反応する。 「ひぃいぃぃぎゃぁぁああぁああいぃいいあぃぃいぃんっ
もっと読む好奇心は猫をも殺す 5
-5- 「あら、貴方何をしているの?」 高級そうなスーツを着こなした学年主任の島崎千鶴は、目の前に立つ男子生徒に問い掛けた。 ここは体育館の壇上の上だ。 自分は学年主任として全校集会で報告する為にここに立っている。
もっと読む好奇心は猫をも殺す 4
-4- 今日も学校は楽しかった。 あの日から太一の生活は一変した。 いや、表立っては変化は無い。 今やすっかり太一の愛奴隷となった3人には、人前では以前と同じ態度を取らせている。 急な変化は周りに変に思われるか
もっと読むLove Is the Plan the Plan Is Death 6
-6- 「おかえりなさい」 2人がジロの散歩を足早に終え、茜宅に帰宅すると予想もしなかった人物が待っていた。 「あれ? 生徒会長?」 茜が言うと、現生徒会長小鳥遊弥生は微笑んだ。 「こんばんわ、茜さん。緋室さんも」
もっと読む好奇心は猫をも殺す 3
-3- 今日も学校は詰まらなかった。 放課後まで黙々と授業を受けて、それで終了。 代わり映えしない日常だった。 1つ違うのは3人組から手紙で呼び出され、空教室に向かっているくらいだ。 手紙にしたのは委員長対策だ
もっと読む好奇心は猫をも殺す 2
-2- 「ご主人様、何処見てるんですか?」 自分の下から甘ったるい声に、菊池太一は現実に引き戻された。 ここは男子トイレの個室だった。 便座に座り、丸出しになった下半身にセーラー服の女子が絡み付いていた。 「気持ち
もっと読むLove Is the Plan the Plan Is Death 5
-5- ……時間は少し遡り、武がこの世界に復帰する前日。 「はい、次の議題に取り掛かるわよ!」 威勢のいい、しかし涼やかな声が放課後の生徒会室に響く。 テキパキと仕事をこなし、皆を引っ張るこの部屋の主。 生徒会長
もっと読むLove Is the Plan the Plan Is Death 4
-4- 「私も、何やってるんだか……」 慧は自嘲気味に呟いた。 ここは自宅とは全く逆に位置する通学路。 さよならと手を振って一度は帰路に着いたものの、結局2人を尾行する形になってしま
もっと読むLove Is the Plan the Plan Is Death 3
-3- 円城寺武は夢を見ていた。 幼い頃より何度も訪れ、よく見知った家の庭先。 忙しく動き回る可愛らしい子犬。 その子犬の頭を愛しそうに撫でる少女、吉沢茜。 それはささやかではあるが幸せな光景。 円城寺武が守
もっと読むLove Is the Plan the Plan Is Death 2
-2- 「あぁ~あ、遅くなっちゃった」 1人の女性がぼやきながら急ぎ足で歩く。 会社で絞られたのだろうか、表情は冴えない。 「ま、気分転換としますか」 無理やり気分を変えると、お気に入りの店を目指す。 もうすぐ昼
もっと読むLove Is the Plan the Plan Is Death 1
-1- 最初に感じたのは衝撃。 次に全身を激痛が駆け巡る。 円城寺武は呆然と自らの胸を見た。 学ランが破れ、ぽっかりと大穴が開いている。 穴は丁度心臓の位置だった。 背中まで貫通し、そこには何も無い。 穴か
もっと読む好奇心は猫をも殺す 1
-1- ――死にたくない ソレは残った力を振り絞り、前へ前へと進む。 ――捕まれば、殺される その恐怖が、ソレを突き動かしていた。 ずる……ずる……。 ずる……ずる……。 不気味な音を立てて、ソレが進む。 ず
もっと読むとある王国の悲劇 剣姫編8 終幕
剣姫編 8 終幕 ……時間は遡る……。 綺麗に整頓された城内を、1人の少女が歩いている。 あどけない外見に似合わず、腰に剣を帯びている。 彼女は一部では「剣姫の再来」とまで呼ばれる剣士だった。 しかしそう呼ばれ
もっと読むとある王国の悲劇 剣姫編7
剣姫編 7 かつて、とある王国があった。 その国は傍若無人な王が治め、弱者は虐げられていた。 民衆は苦しんだ。 犠牲も大勢でた。 だが高貴な者は省みず、贅の限りを尽くした。 王族に1人の美しい姫が居た。
もっと読むとある王国の悲劇 剣姫編6 後編
剣姫編 6(後編) 「女王陛下、万歳!」 その日、城の広間には大観衆が集まった。 そして露台に立ち手を振る新しい王に、歓声を上げた。 「皆の者」 剣姫と呼ばれた新女王が話し出すと、静寂に包まれた。 「今までの辛い時
もっと読むとある王国の悲劇 剣姫編6 中編・叛
剣姫編 6(中編・叛) 「ふふっ。楽しんで頂けましたか?」 不意にかかった声に、王が振り向く。 王の目に映ったのは壺と、その上で蠢く、黝き塊だった。 いや、よく見れば、それは剣姫と同じ形をしていた。 王の目が、そ
もっと読むとある王国の悲劇 剣姫編6 中編・正
剣姫編 6(中編・正) 「ふふっ。楽しんで頂けましたか?」 不意にかかった声に、王が振り向く。 そこには乱れた髪を纏めながら立つ、剣姫の凛とした姿があった。 「馬鹿なっ!」 王が驚愕した。 「お前の力は奪ったはずだ
もっと読むとある王国の悲劇 剣姫編6 前編
剣姫編 6(前編) 「姫様ぁぁっ! 御無事ですかっ!」 剣姫が斬られたのを見た爺は、半狂乱で走り寄った。 「大丈夫だ」 振り返った剣姫は血に塗れているものの、大して出血も無い様に見えた。 「まさか……そんな……」
もっと読むとある王国の悲劇 剣姫編5 後編
剣姫編 5(後編) 「姫、失礼します」 「爺か」 丁度王女が王子の部屋に着いた時である。 剣姫もまた、訪問を受けていた。 相手は無論、育ての親でもある古強者である。 「どうした、こんな時間に」 やや怪訝そうに姫が
もっと読むとある王国の悲劇 剣姫編5 中編
剣姫編 5(中編) 城下町の外れに戦没者慰霊碑がある。 1人の初老の男が慰霊碑の前で黙祷を捧げていた。 それは剣姫に付き従う古強者だった。 男は黙祷しながら自らの半生を振り返っていた。 もともと男は城の人間では
もっと読むとある王国の悲劇 剣姫編5 前編
剣姫編 5(前編) 「くそっ! すっかり遅くなった」 殿下が足早に廊下を歩く。 せっかくこの日の為に用意した豪華な衣服が乱れている。 だが、そんな事を気にする余裕は殿下には無かった。 衝動に任せて次々と侍女を抱い
もっと読むとある王国の悲劇 剣姫編4 後編
剣姫編 4(後編) 「あぁ? この程度の仕事もこなせないのか?」 とある私室内で怒声が響く。 怒鳴っている男は、少し嫌味な程着飾っていた。 「しかし殿下、このような無理難題は……」 「――黙れ、無能大臣が!」 大臣
もっと読むとある王国の悲劇 剣姫編4 前編
剣姫編 4(前編) 街を出た翌日、討伐隊一行は王国首都に到着した。 まず目を引くのが、天に聳えるような尖塔を持つ天守閣である。 その周囲を2重の城壁で取り囲んでいる。 もし鳥の視点を持てれば、城壁が完全な真円を描
もっと読むとある王国の悲劇 剣姫編3
剣姫編 3(転ノ壱) 夢を持った少女がいた。 その夢を聞いた者は子供の言う事だと笑った。 大抵の人間はそこで現実を知り、諦めていくだろう。 それは大人になる、と言う事かも知れない。 だが少女は大切にして諦めなか
もっと読むとある王国の悲劇 剣姫編2
剣姫編 2 姫が屋敷の正門から出ると、40名程の戦士が整列していた。 もしここに何も知らない者が居たら違和感を覚えただろう。 まず武装だ。剣、槍、斧……。各々バラバラなのだ。 鎧も同じ物を着けているが、これも各自
もっと読むとある王国の悲劇 剣姫編
剣姫編 とある国での出来事である。 辺境から流れてきた戦士が、突如として城に攻め込んだ。 単独だったにも関わらず多くの兵を切り伏せ、王まで少しの所まで迫った。 親衛隊の決死の防御により、辛くも王は守りきった。
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