第1話 「ふーん。催眠術、ね」 僕、城井斗真の祖父が死んだという連絡が届いたのは一週間前。高校二年に進級して難易度が上がった学問に少しずつ慣れた4月の出来事だった。家族は仕事で忙しく、唯一自由がある自分がゴールデンウィ
もっと読む「鬼畜」
奴隷の部屋5 Final
某日、都内某所。 今、僕たちがいるこのビルの屋上からはるか下に街の喧噪が見える。 いや、いくら喧噪といっても少しばかり騒がしすぎるな。 なにしろ、大通りには3台のパトカーが停まっていて規制線が引かれ、その外には大
もっと読む奴隷の部屋4 後編
後編 「あふ……? きゃあ! もうこんな時間!? ……やだ、どうして?」 その日、目が覚めたのは午前10時半を回った頃だった。 すぐに自分が仕事から帰った服のまま、着替えもせずに寝ていたことに気づく。 それに、この
もっと読む奴隷の部屋4 前編
前編 「それじゃ私はあがりますね」 「ええ、おつかれさま」 「おつかれさまです!」 閉店後の片付けも終わって、受付や雑務を任せている佳奈ちゃんに手を振って送り出す。 その後も私はパソコンに向かって事務作業にかかりっき
もっと読む奴隷の部屋2 後編
後編 「……そうだわ、駅のところの交番! あそこに駆け込めば!」 うちの最寄り駅の隣に交番があったのを思い出して、そこに助けを求めるのがいちばん確実なように思えた。 だから、足早に駅に向かって歩き出す。 そして、駅
もっと読む奴隷の部屋2 前編
前編 ※このお話は『奴隷の部屋~ある日突然に頭の中を弄られて復讐された私~ 』の物語の中で、ハヅキがアツヒロに放置されていた3日間の出来事です。 その異常な出来事は、ある日突然に襲いかかってきた。 「ただいまー」
もっと読む奴隷の部屋3 後編
後編 「んっ……んんんっ……」 「あんっ……いいっ、はぁあんっ! そこぉっ、いいのぉおっ!」 「……えっ!?」 目が覚めたとき、耳に飛び込んできたのは喘ぐような女性の声だった。 そう、まるでセックスでもしているような
もっと読む奴隷の部屋3 前編
前編 全ては、その電話から始まった。 『あ、もしもし、アヤネ? ひさしぶり!』 「どうしたのよハヅキ、ひさしぶりじゃないの!? 」 相手は、高校のときの仲良しグループのメンバーだったハヅキからだった。 彼女と私とは
もっと読む奴隷の部屋
「ふうぅ、疲れたぁ」 夕方というにはもうだいぶ遅い時間に部屋に戻ると、バッグを投げ出してスーツを脱いでいく。 そして、テレビのリモコンを拾い上げた。 『…………犯人は犯行直後に車道に飛び込み、トラックにはねられて死亡
もっと読むぼく達は支配者 第3話
第3話 遼達、帝王学を学ぶ 【1】 「チュートリアル?」 先生のお股の鈴の音がチリンチリンと聞こえ始めてきたのとほぼ同時に、三原くんを除いた4人が4Dの方へと目を向けた。フルフェイスの未来っぽいヘルメットを被ったお兄さ
もっと読むぼく達は支配者 第2話
第2話 遼達、家畜を手に入れる 【1】 ぼく達は小泉先生を支配することで能力を把握することにした。都合が良い事に今日は金曜日だから、小泉先生のおうちで明日明後日と色々お試しするってぼく達5人で決めたんだ。 ぼく達が相
もっと読むぼく達は支配者 第1話
第1話 遼達、四次元人になる 【1】 「アナタたち男子はまた女子の平均点よりも低かったみたいですね……罰として学校の裏庭の掃除です。雑草の1本まで始末して綺麗にしないと帰ってはいけませんよ!!」 クラスの担任の丑原先生
もっと読むはっぴぃぶれぇかぁ 第一話
第一話 カラッと晴れた気持ちのいい午後。 頬に当たる風も心地いい。 初めての学校、初めての制服、初めての友達。 何もかもが初めてだった今日。 疲れは確実に身体に残っているはずなのに、妙に足取りは軽い。 「たっだ
もっと読むアヘおは
「さあ、今日も始まりました幼女のための幼女による幼女の番組!アヘおは!今日も元気にアッヘアッヘおっはー!」 いきなり画面いっぱいにだらしないアヘ顔を晒しながら登場した幼女は、今話題の演技派子役の初美ちゃんだ。 いつも
もっと読む馴奴(じゅんど)
始業式の後のホームルームが終わり、皆が一斉に立ち上がる。家に帰る者、早くも部活に行く者、うちの学校は2年から3年になるときはクラス替えがないので、教室の中の雰囲気は去年までと同じ、見慣れた放課後の空気に包まれている。
もっと読む老教師の午後 6
-6- ふと、衣擦れの音に目が覚めた。 「…………?」 真夜中の、奈々の部屋。 微かな衣擦れの音に、私はふとまどろみから目を覚ました。 可愛いデザインだが、しかし豪華で大きい彼女のベッドから顔を上げる。 私の正
もっと読む老教師の午後 5
-5- 人生は、連綿と続く時間の積み重ねだ。 人はその時その時を、必死に生き、笑い、悲しみ、それが人生となっていく。 だが――それは言い換えれば、「今」の積み重ねに過ぎない。 過去は現在が辿って来た軌跡に過ぎず、
もっと読む3種の神器 第38章
第38章 逆転勝利に浮かれた俺 呆けた俺の視線と情欲に濡れた旭さんの視線が絡み合った。 旭さんの身体から満ち溢れて俺まで包み込んでいたオーラが収縮していき、俺の第6感が何かの気配を感じ始めた。 (旭さんって色っぽい美
もっと読む3種の神器 第37章
第37章 勝ち誇る旭さん !? パーーン! 第6感に響く衝撃とともに頬を張られて一気に覚醒した。ぼんやりと目を開けると旭さんが俺の顔を覗き込んでいた。魔力を使いながら俺の頬を叩いて起こしたらしい。 「紫を可愛がってる
もっと読むオフィスレディ プロローグ
プロローグ 人々が仕事を始めようとする早朝。 都市部を目指して移動する電車の中には、様々な人たちがいた。 眠気まなこでこくり、こくりと首を縦に振る学生。 それとは対照的に、熱心に参考書に目を通す別の学生。友達との
もっと読む3種の神器 第36章
第36章 旭さんの奇襲 大量のジャンクフードで満腹の俺は迎えを頼まずに駅から歩いて帰宅した。 帰省する和夏と名残を惜しんだらぶらぶなエッチ、そしてジャンクフードを食べながら店の中の客たちに魅了の魔力のアレンジでスカー
もっと読む3種の神器 第35章
第35章 紫さんの失踪 ぼんやりと釈然としないまま朝食を済ませて車に乗り込んだ俺は元気になった公子さんと頓珍漢な会話を繰り返して登校した。素っ気ない俺の態度をどう思ったのか公子さんの表情が硬い。 俺がぼんやりしたまま
もっと読む洗脳薬 後編
~後編~ 「ふあぁあ」 大欠伸をしながら俺は一階のリビングへ向かう。 階段を下りる間、台所の方からカチャカチャという食器の音と共になんとも言えない良い匂いが漂ってくる。 どこかほっとする懐かしさを持ったお味噌汁の香
もっと読む洗脳薬 前編
~前編~ 「んひっ、あ、あっ、あっ、んお゛お゛ぉぉぉぉぉぉおおっ」 部屋の中に下品な叫び声が断続的に響き渡っていた。 声だけを聞くと、苦しんでいるようにもそして喜んでいるようにも取れる。 だが、顔を見ればどう感じて
もっと読む3種の神器 第34章
第34章 紫さんの企み 「あ、くぅ」 ヌチャヌチャ、ギシギシ 朝から騒がしい。朝?・・・目を開けて外を見ると朝ではある。しとしとと梅雨の天気ではあるが空は明るくなっていた。そして・・・ 仰向けに寝ている俺に逆向きに
もっと読む3種の神器 第33章
第33章 写された能力(三好皐月) 「ちょっと三好さん、やめてよ」 携帯のマイクを指で塞いで三好さんに声をかけるが無視して上目遣いで亀頭を舐め回す三好さん。 「皐月がいいことしてあげる」 股間では三好皐月さんが絶妙な
もっと読む3種の神器 第32章
第32章 チヤホヤされたり怒られたり 午後の授業を終えるといつものように女子バレー部の後輩が俺を待ち構えている。病み上がりだか迎えにら来ないかもというのは杞憂だったようだ。 「熊野先輩、大丈夫ですか?」 「大丈夫、今日
もっと読む3種の神器 第31章
第31章 魔力の修行2(とりあえず準備しよう) 「成樹様ー、朝ですよー。何でソファに寝てるんですか?」 「ん、あ、望ちゃん。お早う」 望ちゃんに起こされる。ソファで寝た割にはぐっすりと眠れたのは魔力のお陰なのだろうか?
もっと読む3種の神器 第30章
第30章 紫さんに大敗北 俺の魂と紫さんの魂がせめぎあうのを感じていると息苦しくなってくる。俺の魂は俺と紫さんが快感に浸るのを傍観しつつもしっかりと身体でも快感を感じている。 俺に圧し掛かった紫さんが淫らに腰を蠢かし
もっと読む復讐 三日目
三日目 なんでこんな事になったのだろう。 僕は怒り狂った萩山と対峙しながらそう思った。 そんな僕の隣には加奈がいて、涙を浮かべながら申し訳無さそうな顔をずっと僕に向けている。 「~~~~~~~~~~~っ!!」 萩
もっと読む復讐 二日目
二日目 二日目。 昨日はあれから体育倉庫の中で日が沈んだ後も何度も加奈の体を貪り、快感を覚えさせると共に体の芯まで僕の虜にしてやった。 おかげでイクとまではいかないものの、好きと耳元で囁けばあそこを濡らすほどにまで
もっと読む復讐 一日目
一日目 次の日。 僕は授業を聞くふりをしながら机の下で操作していた携帯の画面を盗み見る。 名前の検索はすでに終えていて、もう例のプロフィール画面へと飛んでいる。 今画面に映っている名前は高広加奈。 あの時で言え
もっと読む復讐 復讐開始
復讐開始 「お前金持ってきたのかよ」 強い声と共に、胸を押されて僕の体は壁に打ち付けられる。 ぐぅっと小さな呻き声を漏らす暇なく、倒れこんだ体に追い討ちをかけるようにして押し付けられる靴の底。 「さっさと答えろよっグ
もっと読む3種の神器 第29章
第29章 紫さんの魂 気がつくと俺は自分のベッドで寝ていた。狂ったように紫さんを、公子さんを、彩さんを犯し続けた記憶が蘇り呆然とする。 右手に点滴の針が固定してあり、点滴台から大きな点滴が規則正しく落ちていくのが見え
もっと読む3種の神器 第28章
第28章 魔力の暴走1 バレー部の練習に少し付き合い、美奈子の部屋でも時間がかかったので帰宅が遅くなった。俺の帰りを待っていたみんなに詫びてから夕食をとる。考え事をしているので会話にも参加せずに早々に部屋に引きこもる。
もっと読む3種の神器 第27章
第27章 男を僕に? 自分以外に3種の神器の魔力を受け継いだ者がいて、その一人である旭さんは魔力を俺以上に使いこなしている。現時点ではまるで勝負ならない。しかし旭さんも『3種の神器の能力に優劣はない』と言っていたからに
もっと読む3種の神器 第26章
第26章 魔力の修行1、未帆さんと ラブホから直接登校した俺は授業が終わるとまっすぐに帰宅する。迎えに来た公子さんや彩さんの様子が変わらないことで魔力への安心感を新たにする。 外泊は勉強のためと公子さんが皆に知らせて
もっと読む3種の神器 第25章
第25章 敗北 「熊野!決闘を申し込む!」 昼休みに弁当を広げた俺に委員長の中野が宣言する。 「決闘?何で?」 今日の弁当は深雪さんが作ったらしい、黒パンに分厚いローストビーフが挟まれたサンドイッチが美味しそうだ。保
もっと読む3種の神器 第24章
第24章 鈴木V.S.佐藤 ラウンド2 「いやー、お尻は駄目ー。イッちゃう」 学校帰りに美奈子先生のマンションに立ち寄り、呼び寄せた絵里と一緒に美奈子先生を弄ぶ。絵里に愛撫させて充分に感じたところで騎乗位で繋がりながら
もっと読む3種の神器 第23章
第23章 ハートのお弁当 「成樹様はどんなデザートがお好きですか?」 いつものように食後のデザートをみんなと食べていると調理師の原田マリさんが厨房から出てきて尋ねる。 「いつも美味しいからお任せで」 「好き嫌いはないん
もっと読む3種の神器 第22章
第22章 望ちゃんと色々 6月に入ると入梅宣言が出されて雨が多くなってきた。蒸し暑いのは嫌だが衣替えで女性の服装も薄くなって目の保養には良い季節である。今日は朝から雨が降っているが自転車通学の同級生が濡れながら登校して
もっと読む3種の神器 第21章
第21章 和夏とらぶらぶデート 都会の女になるというよりも俺の可愛い彼女になるための服やアクセサリなどを揃えるために和夏はバイトに励んでいる。せっかくのGWだがほぼ毎日働いているのでたった1日しか休みがないほどだ。やっ
もっと読む3種の神器 第20章
第20章 絵里さん志願する 収穫の無かった伊豆への1泊旅行から帰ると暇になる。久しぶりに実家に帰ろうかと連絡をしたら姉夫婦と両親で温泉に出かけて留守。屋敷のスタッフにも気前よく休みを上げてしまったので当番のメイド以外は
もっと読む3種の神器 第19章
第19章 魔力の謎は謎のまま GW初日の今日、いつも通学に使っているリムジンに乗り込んで伊豆の祖父の元へ向かう。メイドたちは一緒に行きたがっていたが伊豆の隠居所はさほど広くないので行くのは俺と公子さんで運転手の彩さんも
もっと読む3種の神器 第18章
第18章 対決!鈴木姓V.S.佐藤姓 メイドに応募してきた三好さんと筒井さんが屋敷に引っ越してきて住み込みで働き始めた。しばらくは先輩メイドの指導を受けるためにたいてい未帆さんと一緒にいる。二人きりになるチャンスがなか
もっと読む3種の神器 第17章
第17章 生意気な同級生にちょっとお仕置き 「ちょっと熊野君!今日は掃除当番でしょ」 高い授業料をとっても『教育のため』と称して顧客である生徒に掃除をさせるのが日本の学校である。我が校は進学校という事を除けば取り立てて
もっと読む3種の神器 第16章
第16章 新人獲得のご褒美 恋人を裏切ってしまったショックと経験したことのない快感の余韻に浸る彩さんをおいて俺は部屋に戻る。自分で風呂の用意をして長湯する。世話されることに慣れてしまって身体や髪を自分で洗うのが面倒だ。
もっと読む3種の神器 第15章
第15章 運転手は欲求不満 公子さんの携帯にメールをすると屋敷の使用人の面接をしてるとの返信。屋敷に電話して彩さんに迎えにきてもらう。 道路が空いていたのか新宿で俺を待っていた彩さんは車の中で分厚い法律の本を読んで勉
もっと読む3種の神器 第14章
第14章 レズのお姉様と 和夏の部屋に10時の約束なので休日の土曜日なのに普通に起きて準備する。友人と会うのだからといい訳して新宿ではなく最寄りの駅まで彩さんに送ってもらう。いったん新宿に出て色々と買い物をしてから京王
もっと読む3種の神器 第13章
第13章 和夏さんピンチ 級友たちも俺のことを間違えずに熊野と呼ぶようになり、平穏な日々が続く。学校では気が向いたときに司書の美奈子先生の鈴木姓繁栄のために協力を惜しまず、週に1回のペースで和夏さんのマンションに寄り道
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