最終章 二月 「はい、成美先生、こちら準備できましたよ」 洗脳実験室で、成美は、全裸で横たわっている。 その横では、理事長が、機械の調整をしていた。 「成美先生のリクエストどおりの学習内容になっていますから。心配ない
もっと読む「肉体改造」
学園特別クラス 第二章
第二章(七月~八月) 七月 林間学校に、成美たちは来ていた。 特別クラスなので、引率も成美ひとりだ。 もっとも、男子も二十人いないし、みんなふざけるような子たちではなく、年よりも大人びているので、あまり成美は心配し
もっと読む学園特別クラス 第一章
この作品はフィクションです。 第一章(四月~六月) 四月 須藤成美が、その学園で働けることになったのは、先輩の亜季の誘いがあったからだ。 前の学校で、セクハラを受け、それを指摘したことで、相手の先生は自主退職したが、
もっと読む四神戦隊メイデン・フォース 最終話 True End
最終話 True End バチッ、バチッ 「・・・」 燃え爆ぜる護摩木の前で瑠璃は、目を閉じつつ、 ギュッ 胸元の勾玉を、右手で胸へ押し付ける様に握り締める。 すると、 ポゥッ 彼女を励ますかの如く勾玉は、
もっと読む四神戦隊メイデン・フォース 最終話 BAD END
最終話 BAD END 結界が破られる数刻前- 「・・・そうですか、わかりました・・・防備の強化は、指示通りにお願いします・・・はい、それでは」 瑠璃はそう言うと、 ピッ 携帯電話のスイッチを切る。 そして、
もっと読む四神戦隊メイデン・フォース 第18話
第18話 ソドム 「ククク・・・」 邪淫皇は眼前の光景に、笑いを抑えることができなかった。 その彼の視線の先には、淫靡なコスチュームに身を包んだ少女が4人、片膝をつき、服従の姿勢を見せている。 やがて、漆黒の中に深
もっと読むmade in heaven 第三話
第三話 突然だけど僕の学校にはアイドルがいる。 そんなものはどこの学校にもいるだろうって思うかもしれないけど、えーと、僕の言いたいのはそういうことではなくて、なんというかアイドルを職業としている人がいるという意味
もっと読むmade in heaven 第二話
第二話 街に出てみて初めて気づいたんだけど、女の子に近づくというのは意外と難しい。 メモを持って目をぎらぎら、きょろきょろしているような挙動不審の男が近寄ってくれば、普通は警戒する、ということさえわからないほど僕は舞
もっと読む四神戦隊メイデン・フォース 第17話
第17話 羽化(後) ヒュンッ・・・ビチャッ 朱美は、妖魔の血に塗れた刀を振り血糊を飛ばすと、 「・・・ふん、こんな雑魚ばっかりじゃ、濡れもしないわ」 そう、つまらなそうに、妖魔の屍の山へと目を遣る。 その時、
もっと読む四神戦隊メイデン・フォース 第16話
第16話 羽化(中) バシャンッ、バシャンッ 力強い波音を立て、青い影が水面を疾走する。 そのしなやかな影はやがて、コンクリートの岸へ辿り着くと、顔を上げた。 「南原さん、またタイム更新ね。おめでとう」 朱美は水
もっと読むmade in heaven 第一話
第一話 学校の帰り。僕がコンビニで買い物をして家までの道を歩いていると公園のベンチにしゃがみ込んでいる男の人がいた。 ただ座っているだけなら僕も気にとめなかったと思う。でもその男の人はいろんな意味で普通ではなかった。
もっと読む四神戦隊メイデン・フォース 第15話
第15話 羽化(前) 巫女衣装に身を包んだ朱美を、淡い燐光が照らしている。 10畳ほどの無機質な空間に満ちているのはその光と、 「・・・」 涼やかな詠唱の声音だけ。 彼女の眼前にあり、光源となっているのは、明日香
もっと読むANTI HERO 第4話
第四話 失楽園 ジゴクニムカウモノタチ そうだ、ずっと、見たかった。 これが見たかったんだ。 もがけ、苦しめ、醜態をさらせ。 今こそ報いを受ける時だ。 星宮学園、特別教室。 そこでは乱闘騒ぎが起こっていた。
もっと読むANTI HERO 第3話
第三話 レ・ミゼラブル ああ、無情 因果応報。 己の行動の報いは必ず自分に返ってくる。 しかしそもそもの原因。 それまでも俺の責任か? (おれはどうしたんだ?) 記憶が混乱している。 喉が激しく乾いている。
もっと読む妄想科学実験小説「HEAD GEAR」
※本小説の考証に使用した術語及び研究機関情報、金融術語は、全て筆者が適当に漁ってきた情報にフィクション特有の半可通的味付けを施したもので、内容の正確性は一切保証いたしかねます。全て内容はフィクションのため、実在の人物・団
もっと読むANTI HERO 第2話
第二話 アマデウス 嫉妬 不破ツトムという男の特徴として、ほとんどのものが「努力家」を挙げよう。 他に「身の程知らず」「自意識過剰」「才能の出涸らし」「賢兄愚弟」「目付きが悪い」「獣じみてる」「兄の引き立て役」という
もっと読むANTI HERO 第1話
第一話 オペラ座の怪人 ナラクノシハイシャ 「おまえたちは!」 蜂を擬人化したような、体のラインからかろうじて女性と分かる怪人が、崖の上の五人の戦士を指さして叫ぶ。 「ファイヤー!レェッド!」 赤の戦士が波打つ刀身の
もっと読む四神戦隊メイデン・フォース 第14話
第14話 胎動 とあるビルの地下。 黒、白、青- それぞれに彩られたコスチュームを纏う女達が、車座に並び目を閉じている。 彼女達の前には、白い魔法陣が描かれていた。 それは彼女達の愛液、そして精液からなる、穢れ
もっと読む四神戦隊メイデン・フォース 第13話
第13話 肉人形 「・・・ククク、邪水晶め、今宵はどのような余興を見せてくれるのか・・・」 邪淫皇はそう言って好色な笑みを浮かべると、玉座に肘をつく。 邪水晶から『珍しいペットを手に入れた』との報告を受けた邪淫皇はそ
もっと読む四神戦隊メイデン・フォース 第12話
第12話 飼育(後) グチュッグチュッ 「あっ、はぁっ、はぁんっ!」 「んふふ、蒼乃ちゃん、気持ち良さそうねぇ」 蒼乃は流禍に肛内を陵辱されながら、幾度となく絶頂を迎えている。 河原での惨劇の後も流禍は、蒼乃に羞恥
もっと読む四神戦隊メイデン・フォース 第11話
第11話 飼育(前) 「・・・ん・・・む・・・」 カーテンの隙間から射し込む日差しに蒼乃は、瞼を開いた。 体は鉛を流し込まれたように重く、俯せにベッドに伏せる体は、嫌な汗でじっとり濡れている。 昨夜の陵辱劇の後、ど
もっと読む四神戦隊メイデン・フォース 第10話
第10話 疑惑 邪水晶達が狂宴に耽る頃、沙夜子はメイデン・フォース本部に居た。 メイデン・フォース本部は四方を、四神の巫女の破邪の力によって守られている。 それぞれの巫女が霊力を練り込んだ石製の小さな石柱、『結界子
もっと読むきつねの眷属 第六話
第六話 夜の学校に忍び込むというのは、存外にたやすい。 もっとも、それは、部室棟に限定すれば、の話だが。旧館を再利用した部室棟は、新しく作られた教室棟本館よりも段違いに警備が薄い。運動部の部室がグラウンドに面している
もっと読むきつねの眷属 第五話
第五話 翌日には、もう早桐は学校に登校すらしていなかった。 俺の命令を違えた以上、あいつとしてはなるだけ早急に俺に謝罪なり何なりの形で誠意を見せておきたいはず。だのに、学校にも登校せず、どころかメールの一つも寄越さな
もっと読むきつねの眷属 第四話
第四話 「あら」 その、狐は。 ソラと共に店内に足を踏み入れた俺の姿を見て。意外、とも、予測済み、とも取れるような、なんともいえない笑みを浮かべ、会釈する。 俺は、その、人を小馬鹿にしたような態度に、内心のどこかで
もっと読むきつねの眷属 第三話
第三話 「ねぇ」 「何だ」 「お風呂、どこ?」 「ああ、階段下りて左……、っていうか、案内してやるよ」 結局その後、行為は本番には及ばなかった。 現実的には早桐は病み上がりの身体だし、ただでさえ体力消耗の激しい中、あ
もっと読むきつねの眷属 第二話
第二話 翌日学校に行くと、早桐の様子が少しおかしかった。 ほんのりと頬が薄ら赤い。といっても別に淫猥な意味ではなく、というか、まあ単刀直入に言うと、風邪をひいているようだった。 普段から、授業前の休み時間などを友達
もっと読むきつねの眷属 第一話
第一話 「はあ!? 昨日、あんだけ言ったのに、アンタ、また忘れたの!?」 「……仕方がないだろ、昨日は忙しかったんだ」 「忙しかった、じゃないわよ。アンタねぇ……、自分が、どういう立場にあるかわかってる? 一組の副委員長
もっと読む四神戦隊メイデン・フォース 第9話
第9話 捕食 「おかしいわね・・・」 「どうしたんですか、先輩?」 「うん、ちょっと、ね・・・」 メイデン・ホワイトのバトル・スーツをメンテナンスしていた蘇我皐月(そがさつき)は、研究員の北条由香里(ほうじょうゆかり)
もっと読む四神戦隊メイデン・フォース 第8話
第8話 逆臣 チュパッジュルッ 「はぁっ、むっ」 「ちゅっ、じゅるっ・・・邪淫皇様の、とっても逞しくて美味しい・・・」 淫亀と淫虎が左右から、邪淫皇の肉棒に奉仕する。 その邪淫皇の手許からは鎖が延び、二人の首に填め
もっと読む四神戦隊メイデン・フォース 第7話
第7話 汚染(後) ぬるま湯の中に漂うような感覚に雪は、その身を委ねていた。 気怠く、それでいて心地良い感覚。 だがそれをかき乱すように遠くで、何か不快な音がしていた。 それはテレビのボリュームを上げるように、少
もっと読むこちら宇宙警察地球派出所 後編
真・後編 訓練指導の終わった桃華は、何となく過去の活動記録を眺めていた。 そういえば、男打はどうやってゴッドアルファの能力者を見付けたのだろう? 気になった桃華は少し調べてみる事にした。 << 四年前 >> 当時
もっと読むこちら宇宙警察地球派出所 中編
中編 (旧後編のちょこっと修正版) 宇宙警察の定休日に、外出許可を取った桃華と火煉は、近場にある商店街を並んで歩いていた。 だが外出の目的はショッピングでは無く、火煉にある特訓をさせる為である。 石造りの建物が連な
もっと読む四神戦隊メイデン・フォース 第6話
第6話 汚染(前) 『湾岸ホールディングス』『湾岸警備保障』『湾岸理化学研究所』 そう3つの看板を掲げたビルは草が生い茂る広大な埋立地の外れに、その居を構えている。 『湾岸ホールディングス』は、 総務部、調査部を
もっと読む四神戦隊メイデン・フォース 第5話
第5話 追憶(後) ズプッズプッズプッ 「グヘヘ、上級退魔師サマの締め付けは中々のもんじゃねぇか」 「ああんっ、お、お願い、もうやめてぇ・・・」 「あぁんっ?何を『やめて』欲しいんだ?こんなにビンビンにおっ勃てておい
もっと読む四神戦隊メイデン・フォース 第4話
第4話 追憶(中) 「瑠璃・・・」 遠くで誰かが、自分を呼ぶ声がする。 それはどこか暖かく、悲しげな声。 「・・・ん・・・」 その声に引き寄せられるように、瑠璃はゆっくりと瞼を開いた。 「瑠璃様!お目覚めになられま
もっと読むこちら宇宙警察地球派出所 前編
前編 広大な大宇宙、その片隅にある太陽系と呼ばれる星系に向かう一隻の宇宙船(セクシャル・ピーチ号)。 「何で私がこんな辺境の惑星に‥‥」 不満気に独り言をつぶやいている彼女の名は「御蓮寺 桃華」(ごれんじ ももか)宇
もっと読む日本一の大隷嬢
「アレ? 無い‥無いぞ‥‥」 朝の登校時、いつものようにクツ箱を開くと、そこにあるはずの物が無い。 奴だ‥奴の仕業に違いない、犯人は分かっているのだが僕にはどうすることも出来ない。 しょうがないので僕は来客用のスリ
もっと読む四神戦隊メイデン・フォース 第3話
第3話 追憶(前) 「邪水晶よ、此度の作戦は如何様ぞ?」 邪水晶は、邪淫皇の御前に召しだされていた。 片膝をつき臣下の礼をとる邪水晶の脇には、邪漢等の幹部妖魔が控え、半ば殺意の篭る視線で邪水晶を見下ろしている。 邪
もっと読む四神戦隊メイデン・フォース 第2話
第2話 濫觴 フオォォンッ 長距離輸送の冷凍車の合間を縫い、一台のバイクが光の矢のように走り抜けてゆく。 沙夜子は深夜の首都高を、愛車で疾走していた。 『ちょっと、沙夜子、いくらなんでも単独行動が過ぎるんじゃないの
もっと読む四神戦隊メイデン・フォース 第1話
第1話 メイデン・フォース -闇夜の埋立地。 ビルの建設現場が立ち並び、昼間は煩いまでに槌音が響くここも、深夜はまるで死んだように、人の気配が全く無くなる場所である。 だが今そこでは人知れず、妖魔と人類の戦いが繰り
もっと読むたった一人のための理想郷 第1話
第1話 理想郷の平凡な1日 朝の爽やかな空気の中、白浜凪は起床時間を知らせる電子音によって目覚めた。 「んー、後五分・・・」 そう言いながら、再び夢の国に行くために目覚まし時計のスイッチを切ろうと手を伸ばすが・・・そ
もっと読むたった一人のための理想郷 プロローグ
プロローグ 西暦3000年。人類は、死を克服した。国家の境を克服した。そして、暗黒の宇宙を半ばまで克服した。 優れた医療技術は、自然死以外の死を人類から遠ざけた。その自然死すら、21世紀の平均寿命からは大きく逸脱し、
もっと読むビヨンド 第二話 超越者と狩人の交錯
第二話 超越者と狩人の交錯 「しっかしさぁ、アレだよね・・・」 「何がですか?」 「・・・ヒマだなぁって思わない」 「・・・かもしれませんね」 現在、この射撃訓練ルームにいるのは2人・・・2人とも年若い女性で、黒のキャ
もっと読むビヨンド 第一話 紅き瞳の超越者
プロローグ 『ギャアアアアアアアア!』 獣の咆哮が深夜の廃工場に鳴り響いた。正確には悲鳴だ。 私は少し距離を置いてその光景を見ていたが・・・この世の光景とは思えなかった。それほど現実とかけ離れた光景である。 3メー
もっと読むAnimalizeH Act-2
Act-2 【change】 ・・・ ・・・ドクン ・・・・・・ドクン 心臓の鼓動が聞こえる。 普段は気にも留めないそれは、今この瞬間、大きく脈打ち、その身体を振動させる。 ・・・ドクン 部屋の中に蠢く
もっと読むAnimalizeH Act-1
Act-1 【tail】 サキュバス―伝承に語り継がれる淫魔。 夢の中で男性を魅了し、その精を吸い取ると言う悪魔。 もっとも、それは伝承でしかない。 現実に、そんなモノが存在するはずはない。 ここに、一本の棒が
もっと読む浮遊館 第一章
第一章 エレクトラ誕生 「ご主人様、こちらが今度新しく入ることになった・・・」 「エレクトラ君だね」 「は・・・?」 ご主人様と呼ばれた男の前で、少女は思わず不審げな声を発した。 ご主人様と呼ばれた男は、まだ若くい
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