翌朝。 叔母さんはいつも通り俺を起こしにきた。 「………………ほら、さっさと起きた起きた!」 態度もいつもと変わらない。ただ、顔が少し赤く見える。 1階に降りて
もっと読む「寝取られ」
オバ催眠[シナリオ版] 前編
--------------------------------------------------- 深夜。 数分前に、友達の滑川からスマホに送られてきた動画を見て、俺は呆然としていた。 「
もっと読む雌伏の日々 居候
居候 「失礼いたします。園江でございます」 わたくしは離れの障子の前で膝を突き、抑揚のない声で言いました。旦那様から離れの住民の世話を頼まれてはいますが、愛想良く振る舞ってやる筋合いはありません。 「あぁ、はいはい」
もっと読む華族令嬢変死事件一件書類
前略 お元気でいらっしゃいますか? 父からお聞き及びでしょうが、私は国立静川大学へ進学します。帝大卒のお祖父様、K大学に通っているお姉様には及びませんが、精一杯頑張ろうと思います。 先日、お祖母様の遺品を整理しており
もっと読むつい・すと 3日目・??5
3日目・??5 熔融 (……あれ) 抱きかかえた身体がやけに重く感じて、あたしは胸元に抱いた首を引き離そうとする。 「きゃっ」 だけど、その身体はやっぱり完全にあたしに寄りかかっている。あたしの力では支えられなくて、
もっと読むつい・すと 昔話6
昔話6 あたしと俊ちゃん、そしてみんな いつから俊ちゃんが好きだったの、と聞かれたら、私は下を向きながら、こう答えるだろう。 ――最初から、かな。 小さい頃は、俊ちゃんと遊んでいた記憶しかない。本当はマコちゃんもい
もっと読むつい・すと 3日目・??4
3日目・??4 灼熱 「愛ちゃん」 改めて千晶に、後ろから抱きつかれた。 そのまま、千晶の手が、わたしのお腹に伸びる。すりすりとさすられた。 未だに膝立ちで身動きの取れないわたしは、千晶の言葉責めに、耐えるしかない
もっと読むつい・すと 3日目・??3
3日目・??3 傍観 カーテンを開けると、まるでそれが当然であるかのように、ナイトウェアショップは跡形もなかった。 代わりに目に入ったのは、輝くように明るく、それでいて暖かい白い壁。窓はない。それは、明かりの光量こそ
もっと読むつい・すと 3日目・??2
3日目・??2 Side Rose 開花 気づいたら、目の前には暗い空が広がっていた。 (あれ……?) 状況を理解できずにいると、ゆらり、と揺れを感じる。 あたしは首をひねり、椅子の背もたれの後ろを見た。 (……え
もっと読むつい・すと 3日目・??2
3日目・??2 Side Carnation 想い 胎内を、熱い霧のような感覚が渦巻いていた。 叶にイク寸前まで高められ、しかし頂点に届き損なった俺の身体は、俺の意思など全く無視して、音のない悲鳴を上げ続けている。
もっと読むつい・すと 3日目・??1
3日目・??1 待ち合わせ 気づくと、目の前にはタンスがあった。 見下ろすと、俺は立っていた。水着のまま。 頭がぼうっとする。けれど、目の前にあるものが求めていることは分かった。 (着替えろ、ってことか……) そ
もっと読むつい・すと 3日目・夜1
3日目・夜1 盲従 コテージに戻ると、ちょうど奥から出てくるミリアと鉢合わせした。 「お帰りなさいませ、皆様」 しなやかな動きでおじぎをしたミリアは、顔を上げて話を続けた。 「皆様、よろしければ皆様がお持ちになってい
もっと読む戻れない、あの夏へ Preceding Stage サヤカ 陥落編
Preceding Stage サヤカ 陥落編 堕ちていく人形 ――秋月紗耶香 9月2日、PM1:15 東京、”ラ・プッペ”前。 「ここね……」 東京駅で拾ったタクシーを降りると、目の前にそ
もっと読む戻れない、あの夏へ Preceding Stage サヤカ 仕込み編後編
Preceding Stage サヤカ 仕込み編 後編 布石 ――秋月紗耶香 5月21日、PM4:52 ガルマリーニ社。 昨日の夜は遅くまで彼とセックスをしていて、そのあと少しだけ眠って、今朝早くに自分の部屋に戻っ
もっと読む戻れない、あの夏へ Preceding Stage サヤカ 仕込み編前編
Preceding Stage サヤカ 仕込み編 前編 欺きの夜 ※登場人物(ただ、このお話は本編よりも数年前が舞台のお話なので、本編を読んでいなくても単独のお話として読めます) 津雲雄司(つくも ゆうじ)……輸入ブ
もっと読むつい・すと 3日目・午後4
3日目・午後4 粗相 林を抜ける直前、木の間に立った俺達の目の前に広がったのは、静かな波の音を響かせた波だけだった。 たくさんいた男の観光客達は、一人たりとも残っていなかった。足跡すらなく、あたかも最初から、誰もいな
もっと読むつい・すと 3日目・午後3
3日目・午後3 誘惑 「……」 「……」 僕とシュンは、ダイニングの椅子に座っていた。 いつの間にか雨は止み、再びギラギラとした日光が窓から照りつけてきていた。ミリアちゃんが現れて、叶とちーを奥の部屋に連れて行った。
もっと読むつい・すと 3日目・午後2
3日目・午後2 改造 「この花に頭いじくられるの、すごく気持ちよくないか?」 一瞬の沈黙。 「……うん、気持ちいいね、すっごく。おまんこが、あっという間に濡れる」 顔を赤らめて最初に同調したのは、マコトだった。 「お
もっと読むつい・すと 3日目・午後1
3日目・午後1 会話 何とかコテージにたどり着き、俺達は建物内に入った。荷物はあまり濡れておらず、大惨事は免れた。直後、建物を豪雨が襲うのが聞こえる。本当に間一髪だった。 その時、下半身に異変を感じた。 「あっ?」
もっと読む潜入若妻捜査官 早乙女沙雪 後編
後編 「5分たったね。みひろ」 「くれぐれもご注意を、ご主人様。みひろのケースを忘れないよう」 「分かってる」 機械が停止する。ヘルメットがご主人様に外される、偉大なご主人様に外していただいた。 私は、沙雪。ご主人様
もっと読む潜入若妻捜査官 早乙女沙雪 前編
前編 私は数メートル先の親友を見る。そうだ。真希は、人質だ。私が、逃げたらどうなるか。私が真希を助けようとすれば、私の由紀はどうなるか。 逃げても地獄。進んでも地獄だ。こんなに察しのいい自分を恨みたい。 全然気づか
もっと読む潜入若妻捜査官 早乙女沙雪 プロローグ
プロローグ エントランスのインターホンが、一定のタイミングで3回鳴る。 主婦の早乙女沙雪は、直属の『上司』の姿を液晶画面越しに確認し、また嫌な予感が増したな、と思いつつ、生後3カ月になる、沙雪に似て既に美人の片鱗を見
もっと読むつい・すと 3日目・午前
3日目・午前 忘我 俺達四人は、昨日の昼飯の時と同じ場所にシートを並べた。昨日と同様、日焼け止めクリームを塗る。 「やっぱり、いい手触りだな……」 千晶の背面をクリームで撫でながら、俺はつぶやく。 いい手触りは肌も
もっと読むつい・すと 3日目・朝
3日目・朝 閾(しきい)越え 深いところから戻ってくるのを感じる。全身に睡眠の余韻を残しつつ、意識が水面を抜けて目が開いた。……もう、朝だった。 胸元に千晶の顔があった。頭上の花から放たれていた明かりは、当然のように
もっと読むつい・すと 2日目・夜2
2日目・夜2 実践 ビビった。 あのマコトが。 あれだけ格好良くて、堂々としていて、ヘタすりゃ俺より男らしいときもあるマコトが。 「はい、ご主人様」と言った。叶に対して。 しかも、不承不承ではなく。 完璧に、
もっと読むつい・すと 昔話5
昔話5 私と真琴さん 私は首都圏の大学に合格した。高校を卒業して、私は北の大地から脱出して(嫌いではなかったけれど、女子中高生には退屈だった)再び上京した。 四月に入ってすぐ、私は入学者説明会に出席するために大学にい
もっと読むつい・すと 2日目・夜1
2日目・夜1 実演 風呂から上がって、俺は昨晩と同様、トランクスの上に浴衣を羽織った。 腰回りが細くなっていたので、トランクスを少しきつめに縛った。 「ねえ、俊ちゃん」 千晶から声がかかった。 「何?」 「もし、俊
もっと読むつい・すと 昔話4
昔話4 私と千晶さん 私が千晶さん達と出会ったのは、小四で同じクラスになったときだった。 それまでも女の子の友達はたくさんいて、その友達と同じように千晶さんも私の友達になった。多少、私が強引だった気もするけれど、別に
もっと読む偽心理学ゼミナール集中講義
まえがき ここで描かれている心理学は、適当です。雰囲気づくりだけです。 それっぽく書いているだけなので、内容を信じないようにお願いします。 あるラブホテル。 甘い声が響くその部屋では、化粧が濃い目の美人を、なかな
もっと読むぼくの彼女は寝取られ属性
エリカと最初に出会ったのがどこだったのか、ぼくはよく覚えていない。 でも、割りと派手な女の子たちのグループにいたことは覚えている。 派手、というと、誤解を招くかもしれない。 不良という感じという意味の「派手」では
もっと読むつい・すと 2日目・午後
2日目・午後 変化 泳いで海岸に戻ったときには、マコトは既に堂々とした振る舞いになっていた。上半身の状態を気にすることもなく(おそらくまだ強がってはいるだろうが)、四人でお昼を食べよう、とみんなに提案した。俺と叶が頼ん
もっと読むつい・すと 昔話3-3
昔話3-3 僕が僕であるためには(後編) シュンとちーが付き合うようになってからも、僕達は三人で頻繁に遊んでいた。ただ、恋人としての二人の時間を作るため、必然的に僕が輪に加わる時間は少なくなった。 中学校の卒業式を控
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昔話3-2 僕が僕であるためには(中編) 叶を除く僕達三人は、同じ中学校に進学した。 叶への感情をはっきりと理解した僕にとって、春休みという時間は大きかった。これまで僕の中でよく分からなかったいろんなことが、時間を使
もっと読むつい・すと 幕間
幕間 あるマンションにて 水晶には、二人のニンゲンが映っていた。 右はオンナ。左はオトコ。……いや、「まだ」オトコと言った方が正しいかな。二人は海の岩場に腰掛けていた。 とても雰囲気はよかった。「まだ」オトコの方―
もっと読むつい・すと 2日目・午前
2日目・午前 特別 「綺麗だなあ……」 「そうだね」 目の前には青空と、僅かな雲。そして、広大な海。日差しは強く、おかげで海も青くキラキラと輝いている。 俺は砂浜にごく近い木陰で、ビニールシートを広げ、寝転がっていた
もっと読むつい・すと 昔話3-1
昔話3-1 僕が僕であるためには(前編) 僕は、レズであること以外は、普通の女の子だ。レズであることは特殊なことだから、大事な人以外には、必要なときにしか言わない。 けれど、他は余計なことを考えず、堂々としていればい
もっと読むつい・すと 2日目・朝
2日目・朝 異変 意識が、深いところから戻ってくる。 目を開けると、太陽光の明るさを感じる。朝だ。 その途端に尿意が襲った。俺はトランクスを手で探し、ベッドに寝転がりながら穿く。 「ん……」 千晶も目を覚ましたよ
もっと読むつい・すと 昔話2
昔話2 俺と千晶 「ちーあーきー。あーそーぼー」 俺と千晶との最初の記憶といったら、この言葉だ。それこそ、公園で会う度に言っていた。 そしてたいていの場合、俺と千晶は砂場で遊んでいた(稀にマコトも加わっていたが)。千
もっと読むつい・すと 1日目・夜
1日目・夜 解放 「上がりましたー」 「クソっ」 マコトの手札がなくなり、俺はうなだれる。先に上がっていた千晶と叶が笑う。 七並べを四ゲームやったが、今日は運と調子が悪く、二回ドベを引いてしまった。そして千晶と叶は離
もっと読むつい・すと 昔話1
「昔話」には、性描写及びMC要素はありませんので、ご了承下さい。 お読みいただかなくても本編には差し支えありません。 昔話1 俺とマコト 出会った頃、俺――柳田 俊一(やなぎだ・しゅんいち)にとってマコト――平林 真
もっと読むつい・すと 1日目・夕
(はじめに) 当作品は必ず作品分類をご確認の上お読み下さい。但し、未完の限りにおいては、予定変更により分類が「空振り」となることもありますのでご了承下さい。 また、当作品はいかなる社会的問題をも提起し、または想起させ
もっと読む自衛官の妻 4
14.佐々木のミスリード 「おい増田、起きろ!」 どのくらいたったのだろう。佐々木に身体を揺り動かされて目を覚ました俺は、そこがまだ例の白い部屋の中だと気付く。室内は2人切りで、千恵利や奈々はいなかった。 「千恵利は?
もっと読む自衛官の妻 3
11.本当の千恵利 平凡な一自衛官ながら、千恵利と言う最良のパートナーを得て順風満帆だった筈の俺の人生航路は、水面下でいよいよいつ難船してもおかしくない危険な水域に入って来た。表面上は全く波風も立たず、娘の奈々こそ俺に
もっと読む自衛官の妻 2
6.夫を裏切る肉体 「タカくーん、入ってもいい?」 と、その時まるで計ったようなタイミングで書斎のドアをノックされた。俺は慌ててペニスをジャージの中にしまい込み、ノートパソコンを閉じてから自分で内側からドアを開けた。
もっと読む自衛官の妻 1
1.理想的な妻 「タカ君、お帰りー」 ただいま、と玄関をくぐるなりエプロン姿の妻千恵利が急いでやって来て俺を迎えてくれた。そしていつものようにハグしてキス。 「ママったら、もうー」 娘の奈々も帰宅して間もないらしく、
もっと読むマゾロイド 第十一話
第十一話 「んうあ!……ん……はぁ……。祐介君。どう?茜のおっぱい?」 「ああ。最高だよ。委員長。それにしても悪いね。又発作がでてきちゃって」 黒井雄介はパイプ椅子に座わりながら自慢の巨乳に挟み込んでいる委員長の頭をな
もっと読むはっぴぃぶれぇかぁ 第一話
第一話 カラッと晴れた気持ちのいい午後。 頬に当たる風も心地いい。 初めての学校、初めての制服、初めての友達。 何もかもが初めてだった今日。 疲れは確実に身体に残っているはずなのに、妙に足取りは軽い。 「たっだ
もっと読む戻れない、あの夏へ Extra Stage アスカ 後編
Extra Stage アスカ 後編 歪められる絆 ~5~ 「あ、お帰りなさい、社長!」 病室に戻ると、飛鳥の弾んだ声が津雲を迎えた。 ベッドの上で、体を起こして津雲を見ている飛鳥は、さっきまでとはうって変わった笑顔
もっと読む戻れない、あの夏へ Extra Stage アスカ 中編
Extra Stage アスカ 中編 Rub out ~3~ ……今は、朝?それとも昼? 目が覚めた飛鳥は、全身を異様な気怠さに犯されていた。 頭がくらくらして、今が何時くらいなのかもわからない。 あれ?あた
もっと読む戻れない、あの夏へ Extra Stage アスカ 前編
Extra Stage アスカ 前編 ふたりの”アスカ” アスカの意識は、暖かくて柔らかな空間を漂っていた。 宙に浮かんでいるような、まるで自分が雲かなにかになったような感じがしてただただ心地よい。 その心地よさに
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