第零章 はじまりの季節 裸電球が天井で左右に揺れている。 さっきあいつが私を脅かそうと大きく動いたときに体でも触れたんだろう。 しばらく天井を見ている間に、電球の動きはゆっくりと止まった。 しばらくすると、あ
もっと読む「催眠」
スパイラルサークル 第1話
「ホントに行くんだね? 近くまで来て、やっぱりやめようとか、無しだからね?」 吉沢結沙がしつこく念を押すと、クラスメイトで親友の城崎野乃は、少しだけ顔を俯かせて、唇を噛んだ。決心を捻りだそうとしている時の、彼女の癖
もっと読むオバ催眠[シナリオ版] 後編
翌朝。 叔母さんはいつも通り俺を起こしにきた。 「………………ほら、さっさと起きた起きた!」 態度もいつもと変わらない。ただ、顔が少し赤く見える。 1階に降りて
もっと読むオバ催眠[シナリオ版] 前編
--------------------------------------------------- 深夜。 数分前に、友達の滑川からスマホに送られてきた動画を見て、俺は呆然としていた。 「
もっと読むリアル術師の異世界催眠体験18
◆昇る陽を追って ――。 コンコン。 ノックの音が響く。うう、眠い。起きたくない。だってそうだよ、昨日はあの後ちゃんと夕飯を食べて、その後は結構遅くまで――。 ――。 「アイシャさ
もっと読むリアル術師の異世界催眠体験16
◆ アイシャちゃんと遊ぼう ――退行催眠。 催眠療法などで用いられるものだ。結局は、若返ったり子供に戻ったりしたと、暗示で思い込むだけなんだけど……人間、不思議なもので。そうして、戻ったつもりになるだけで
もっと読むリアル術師の異世界催眠体験17
◆ 代行者ラヒーシャ ――。 「っい、ったああああ、あいたっ、いたい、いたいッあああアアアアアア!!!!」 「アイシャ・バライ。司教様を受け入れることで、貴方の中に神の手が宿ることでしょう」 「っぎ、っ
もっと読むリアル術師の異世界催眠体験15
◆ 交易都市にて 僕とミリちゃんの乗るヴィークルは、今日もやはり大賢者エンジン出力全開。シレニエラ街道を走りに走った。自分が運転するときはいつ事故で死ぬかと、熱風と蒸気の渦の中でさえ背筋が凍る思いだったが…
もっと読むリアル術師の異世界催眠体験14
◆聖王騎士の催眠告解 その1 「暖かいですねえ……」 「MIRAIは現在の気温を知らせることでお役に立つことができます。現在の気温は摂氏24.2度です」 ミライさんの仰ることは今一つ良く分かりませんが、宮殿の中
もっと読むリアル術師の異世界催眠体験13
◆ 恋人たち その1 ――さて。 「レシさん、どれ食べる?」 「あー、鶏肉の香草焼きいいね。これにしよ」 不安定になってしまったミリちゃんを催眠で落ち着かせて、ついでに大分悪さをして、こうしてまた、酒
もっと読むリアル術師の異世界催眠体験12
◆ 女心と旅の空 その1 シレニエラ街道の宿場――と言っても、王都シレニスタに最も近い地点に位置する拠点だ。頑張れば歩いても一日で帰れる。今自分たちがいるのはどうやらそういう所らしい。 湯を使わせてもらっ
もっと読むリアル術師の異世界催眠体験11
※この作品には一部フィクションが含まれています。 ◆48 爆走街道ふたり旅 「建物だ……宿だ!」 思わず昂奮気味に声を挙げてしまう。それは待ち望んだ光景で、ようやく、ようやく見つけた安息の地で。 「えへ♥
もっと読む始末屋ヒュプノの活動記録3
3話 ──草木も眠る丑三つ時。 山中にひっそりと立った小ぶりな豪邸の周りでは、数人の警備員たちが少し退屈そうな顔で欠伸を噛み殺しながら小声で話していた。 「なあ……本当に今夜、怪盗サイアミーズが現
もっと読む始末屋ヒュプノの活動記録2
2話 「でさー、そん時吉田の奴が……」 「ギャハハ、マジかよ! ありえねー!」 青蘭高校の休み時間。階段にだらしなく座り込んだ金髪の男子数人が、缶コーヒーを片手にたむろして大声で談笑していた。 もとも
もっと読む始末屋ヒュプノの活動記録1
1話 ジリリリリリ…… 展示品の盗難を知らせる警報機のサイレンが美術館に鳴り響く。 『こちら展示室! 警備にあたっていた警官が全員眠らされています!』 『犯人の姿はありません! 空調用のダクトから
もっと読むリアル術師の異世界催眠体験10
◆それは騎士物語のように ――。 突然ですが。 「僕も人のことは言えないけど、催眠暗示はどういう結果になるかをよく考えなきゃいけない」 「というか私を巻き込まないで欲しいです」 「ごめんなさい……」
もっと読むリアル術師の異世界催眠体験9
◆異世界侍女の催眠練習 その1 ――。 「――まず、催眠状態というのは、変性意識の一種なんだ。変性意識とは、意識が普段と違う状態になっていること」 「普段と違う……というと。確かに、催眠に掛かっている間は普
もっと読む新装開店・喫茶ヒプノ2
暖かな日差しが差す、ある春の日の昼。 少し暖かすぎるくらいの、ポカポカ陽気の喫茶ヒプノの店内。 ミナモは心配そうに、何度も何度も同じことを朝霞に訊いていた。 「本当に、ほんっとうに、未成年じゃないんですね?」
もっと読むリアル術師の異世界催眠体験8
※この作品には一部フィクションが含まれています。 ******************************************** ◆夜 その1 ――。 「……どうしてここに来てるの?」
もっと読むリアル術師の異世界催眠体験7
※この作品には一部フィクションが含まれています。 ◆催眠お悩み相談室 その1 「……うう」 気が重い。明日は凱旋式――つまり、北方戦線に出ていたあの女やアルスさんたちが帰ってくる。聞いたところによると、
もっと読むリアル術師の異世界催眠体験6
※この作品には一部フィクションが含まれています。 ◆西の塔の剣士 ――ミリちゃんの魔術実験から3日。 「……ここでの暮らしにも慣れてきたなあ」 などと言ってみるが、実のところショックというか、困っ
もっと読むリアル術師の異世界催眠体験5
※忘れているかもしれませんが、この作品は異世界冒険譚です。 ◆大賢者ミリセンティア 「ミライさん。度々で申し訳ありませんが、この地域の天気予報を教えていただけますか」 「MIRAIはユーザーである魔術師様の要望に応えるた
もっと読むリアル術師の異世界催眠体験4
※この作品には一部フィクションが含まれています。 ◆催眠人形で遊ぼう その1 ――。 さて、朝だ。 「んー……」 東の塔で与えられたベッドの寝心地は悪くない。だけど、昨日と違って今日はあまりすんなりと眠れていない。
もっと読むリアル術師の異世界催眠体験3
※この作品には一部フィクションが含まれています。 ◆宮廷魔術師のお漏らし体験? ――。 「――さて、お待たせしました。ミリちゃん」 「っ、えぐ、くふ、ううう、ううううう、ううううううー!!」 私は、股間に潜り込ませた
もっと読むリアル術師の異世界催眠体験2
※この作品には一部フィクションが含まれています。 ◆宮廷魔術師の催眠見学 その1 ――。 催眠術。そんなものは聞いたこともないけど、リルちゃんの見せた魔術は本物。あんなに大規模で精密な想像は、宮廷魔術師としてこの国で
もっと読むリアル術師の異世界催眠体験1
※この作品には一部フィクションが含まれています。 異世界侍女の催眠体験 その1 ぱちん。 「……ふあ」 さほど大きくはない破裂音とともに意識が覚醒します。 目を開くと夕方の日差しが眩しくて、しぱしぱ瞬きを繰り返して
もっと読む新装開店・喫茶ヒプノ1
新装開店・喫茶ヒプノ-1- とある大都市の郊外の、前時代から残る寂れたアーケード街。 街灯は錆びて変色し、地面にはカップ酒と吸い殻が転がる。 これが他の場所だったなら、とっくに消滅しててもおかしくない惨状。 生き
もっと読む喫茶ヒプノ3
-3- 感謝祭 「おーい、注文ー!」 「はい、すぐ参りますー!」 広くないバー・ヒプノの店内を一糸まとわぬコンパニオンたちが慌ただしく走り回る。 今日は通常のゲームではなく、数か月に一度だけ開いている『感謝祭』という
もっと読む喫茶ヒプノ1
-1- ストリップ接客カラオケ とある大都市の郊外の、前時代から残る寂れたアーケード街。 街灯は錆びて変色し、地面にはカップ酒と吸い殻が転がる。 これが他の場所だったなら、とっくに消滅しててもおかしくない惨状。
もっと読む喫茶ヒプノ2
-2- 花婿探しダーツ大会 「ふぅむ……」 朝霞は催眠に堕とした女ふたりを見下ろしながら、次のイベントについて考えていた。 今日堕とした相手からいつも通りに個人情報を聴きとっている。 目の前にいる女性二人は穏やかな
もっと読むはじまりの頃 第3話
<<第3話>> 和泉亨 27歳 会社員 「優芽ちゃーん、ほら、お歌うたってるよ。アーイアイ、アーイアイ」 妻の智世が、歯磨きのあとでまだグズッている娘の優芽に、録画してある歌番組を見せてご機嫌を取る。智世は夕飯の後に
もっと読むはじまりの頃 第2話
<<第2話>> 高辻智世 15歳 中学3年生 「どうかな? …………智世さん、だいぶ暑くなってきてるんじゃない?」 トオル君に言われた智世は首をブンブンを左右に振る。その瞬間、少しだけ涼しい空気が体に当たったような気
もっと読む教育実習生が催眠術を知るお話 第1話
【実習1日目 被験者:牧野早苗さん(実習生)】 「おはようございます」 よく見慣れた国語科準備室の戸を開ける。 覚悟は決めていたはずなのに、自分の口から出た声は緊張のせいで半音高くなっていた。 「ん、おはよう、伊藤先
もっと読む教育実習生が催眠術を知るお話 第2話
【実習6日目 被験者:尾崎渚さん(実習生)】 「失礼します、尾崎先生はいらっしゃいますか?」 「はい、どうか――って伊藤くん。あ、今日の授業のこと?」 「そう。今時間あるかな?」 「大丈夫。ほんのさっき日誌書き終わったと
もっと読む教育実習生が催眠術を知るお話 第3話
【実習9日目 被験者:高瀬文乃ちゃん(生徒)&寺島知美先生(教諭)】 「――9、しっかり目が覚める。10! おはよう!」 少し大きい声を出しながら、牧野さんの肩を大きく揺らす。 もう何度か回数をやっているので、堕とす
もっと読む教育実習生が催眠術を知るお話 第4話
【実習11日目 被験者:牧野さん&尾崎さん&文乃ちゃん】 「失礼します」 教育実習、最後の週の最初の放課後。 俺は実習日誌を持って音楽準備室を訪ねる。 「あ、伊藤くん。また来てもらってごめんね」 「牧野さんもそっちに
もっと読む教育実習生が催眠術を知るお話 第5話
【実習13日目 被験者:牧野さん&尾崎さん&文乃ちゃん&寺島先生&吹奏楽部の子たち】 「やっぱ難しいよなぁ」 教科準備室で独りボヤく。 実習ももう残りわずか。最後の授業準備まで終わっている。 そんな状態でずっと考え
もっと読むはじまりの頃 第1話
<<プロローグ>> 和泉智世 27歳 主婦 智世が夢うつつの浅い睡眠状態から覚めたのは、リビングでのゴソッという物音を聞いた時だった。本能的に腕で娘の体を探す。長女の優芽(ゆめ)の柔らかい体は、智世のすぐそばにあった
もっと読むリボンで伝える、乙女の秘密
『七海ちゃんは少し引っ込み思案だから、もう少し自分の内面を周囲にアピールした方がいいんじゃないかな』 浩一が七海にそんなアドバイスをしてきたのは、学校の帰り際、終わりのホームルーム後の掃除の時間のことだった。 子供の
もっと読むオカルトオアカルト 7話
<オカルト> 東屋蓮 高校生 その朝も、蓮は彼女の国枝清香ちゃんと一緒に登校した。例の部室に足を運ぼうと、旧サークル棟へと向かっているところで、ヒョロッとした体型の男子生徒に出会う。蓬田誠吾先輩だった。この時間帯に蓬田
もっと読むオカルトオアカルト 6話
<オカルト> 東屋蓮 高校生 「………そんな訳で、まだほとんど見学しかしてないような状況なのに、自分で新しいオマジナイかその使い方を考えて、先輩たちの前で披露しろって言われてるんだよ。………最初は冗談かと思ったけど、マジ
もっと読むオカルトオアカルト 5話
<オカルト? > 東屋蓮 高校1年生 朝、目が覚めて、自分の部屋と違う天井や壁の模様を、不思議な思いで眺める。そして、頭が少しずつハッキリしてくるなかで、自分が、自分の部屋で寝ていなかったことに気がついて、ビクッと飛び
もっと読むオカルトオアカルト 4話
<オカルト? > 服部麻帆 高校2年生 放課後、席の近い男女のクラスメイトでお喋りをしていると、教室に入ってくる2人の男子の影があった。一人は麻帆の良く知っている、ヒョロっと背の高い先輩。3年生の蓬田誠吾先輩だ。麻帆は
もっと読むオカルトオアカルト 3話
<カルト? > 園原文乃 大学3年生 まるで波打ち際で穏やかな波を見ている間に、ジワジワと自分の足元の砂がさらわれていくような感覚。気がつくと、園原文乃の意識は、自分が立っている場所の15センチくらい上へ、僅かに浮き上
もっと読むオカルトオアカルト 2話
<オカルト? > 東屋蓮 高校1年生 東屋蓮が国枝清香と付き合い始めた日。2人は下校の途中で電信柱の陰に隠れて、初めてキスをした。すでに2人で初体験を済ませてしまったあとだったので、少しだけ儀礼的なプロセスになってしま
もっと読むオカルトオアカルト 1話
<オカルト? > 東屋蓮 高校1年生 東屋蓮が、何かに呼ばれたような気がして振り返ったのは、その日の授業が全て終わって、宿題替わりに渡されたプリントをまとめ、下校の準備を終えた時のことだった。何かが彼を呼んでいる。とに
もっと読むさよならウィザード 12話
「魔法使いに会いたい」とエリは言った。 夕焼けが塗りつぶすあの日の空を僕は忘れたことがない。 それは彼女の怒りと無念の色だ。雲は毛氈のように真っ直ぐな道を作り、一番星が瞬いて宇宙の真理を垣間見せていた。 魔法使いは
もっと読むプリマ 第6話
<<フリーアナウンサーになった若園芳乃香の意外な再浮上がネットで話題沸騰>> かつて全国ネット局のホープで、夜のニュース番組のキャスターも務めた美人女子アナが、フリーになって地方ケーブル&ネット配信番組でキワドイお宝シ
もっと読むプリマ 最終話
『若園芳乃香の、ふれあい人生ニューページ』は、3ヶ月後にリニューアルをした。若園芳乃香さんは一旦、卒業というかたちになったので、個人名が外れて、『ふれあい人生ニューページ』と番組タイトルが短くなったのだ。今は4人の新しい
もっと読むプリマ 第5話
撮影の翌日、仮編集版をロケ班スタッフ皆で確認した。キューさんのセンスは皆良く理解しているので、通常この作業はほとんど形だけの追認作業になる。けれど今回は揉めた。珍しく、一番立場が下であるADのマサキが異議を唱えたからだ
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