KUNOICHI 第六話:淫夢

第六話:淫夢 (さ、そろそろですわね)  美香は明日香の部屋に向かって歩きだした…  そして明日香の部屋の前にやってくると、部屋をノックした。 「明日香さん、明日香さん」 「………………」  部屋の中から返事は聞こえなか

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KUNOICHI 第五話:笑み

第五話:笑み  シュン… 「! 明日香!美香!どうしたの!」 「た… たいちょう…」 「う… 美香… …ありが… とう…」  明日香と美香はそのまま気を失った。 「ん…」 「明日香さん!気がついたんですね! よかった~…

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KUNOICHI 第三話:涙

第四話:涙 「唯、明日香にサクリファーのすばらしさを教えてやれ。俺は美香に教えてやろう」 「はい、デスメテオ様。喜んで」 「こ、来ないで!」 「ふっふっふっ… 安心しろ。オマエもすぐに俺を求めるようになる」 「絶対になり

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KUNOICHI 第四話:落胆

第四話:落胆 「唯、明日香にサクリファーのすばらしさを教えてやれ。俺は美香に教えてやろう」 「はい、デスメテオ様。喜んで」  カツッ… カツッ… カツッ… 「ユ…唯…」 「うふふ… 明日香ちゃん?」 「唯… 目を覚まして

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KUNOICHI 第二話:正体

第二話:正体  シュン! 「ここが敵の本部か~!」 「おおきいね~!」 「それでは、参りましょうか」 「おう!」「そうだね~!」  そういって三人は進み出した。  3人が敵の本部の入り口付近に着いたとき、中から人の形をし

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未来性紀

この話は、フェミニズムを貶めようという意図はありませんが、不快に感じる人もいるかもしれません。その場合は、読むのを途中でやめることをおすすめします。  メモ1  辺境の惑星、Q21に降り立つ。これからフィールド調査だ。

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成田離婚 後編

後編 (10)  若菜の股間からは、崎野の精液がポタポタと漏れていた。若菜は半失神していた。その顔は、天国を散歩しているかのように幸せそうだ。若菜の子宮はあまりに気持ち良かった。名器と言っていい。精も根も搾り取られて、崎

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成田離婚 中編

中編 (5) 「妻の、若菜さんの様子はどうでしょうか?」  やれやれ、まだ自分の嫁にさん付けか。  崎野は、浩太郎からの国際電話に苦笑した。  浩太郎は今ハワイにいた。一人、新婚旅行のアリバイ作りをする手はずになっていた

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成田離婚 前編

前編 プロローグ  珍しく晴天に恵まれた六月の朝、一台の高級外車が、高速道路を疾走していた。  エンジン音は快調そのもの。車内は揺れもしない。 「すごいなぁ。キャディラックなんて初めて乗ったよ」  革張りの豪勢な後部座席

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トラップ

「天地気功道場・・・?」  A4サイズのチラシの一番上に、大きな文字でそう書いてあった。 『人生が変わる!』 『病は気から。がんも治る!!』  その下には怪しげな宣伝文句が続いている。  風間紫春(かざま むつき)は、チ

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指と玩具 第十一話

第十一話  古ぼけた薄暗い教室から漏れるぐちゃぐちゃという卑猥な音。  その教室に近づく、あるいは存在を知るものがいないのが幸いかその教室から漏れる女性の喘ぎ声は誰にも聞き取られることは無い。  お互いに向き合う形で男女

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指と玩具 第十話

第十話 ・・・・・私の側にはいつからか一人の少女がいました。 弱虫で、体がちっちゃくて、人見知りが激しくて、自分一人では何も出来なかった私の側に。 もうずっと遠い昔のことで彼女と初めて出会ったのがいつのことかはっきりと思

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赤い靴『自我』

『自我』 【2002年12月29日PM11時30分】 「着替えの服を持ってきましたよ」  ドアを隔ててセロ様の声が聞こえる。  途端に胸は激しく高鳴る。  いつ聞いても心に染みこむような温かく優しい声だ。 「セロ様!」

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指と玩具 第九話

第九話 「・・・うぅ、ひっく、ひっく」 人の気配が消えた深夜の小さな公園。 そこには二人の人間がいたが、傍目にも一人は人間として扱われてはいなかった。 その内の一人は整った顔立ちの少年。 もう一人は眼鏡をかけた、衣服のほ

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赤い靴『覚醒』

『覚醒』 【2002年12月28日AM7時30分】  なんて幸せに満ちた目覚めなんだろうか。  傍らには愛するセロが居る。  いつもと変わらぬ優しい笑顔で私を見守ってくれている。 「セロ!おはよう」  嬉しさのあまりどう

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赤い靴『洗脳』

『洗脳』 【2002年12月26日PM11時45分】 「頼む助けてくれ!助けてくれ!」  銃を突きつけられ泣き叫んでいる男が居る。 パンッ!パンッ!  二発の銃声が鳴り響き彼は物言わぬただの肉の固まりになった。 「お母さ

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