第11章 司書も先生だったな 運転手に応募してきた牧村彩さんはすぐに越してきてメイドたちと仲良くなる。特に小柄な望ちゃんは彩さんを見てキャーキャー言っている。彩さんをレズの男役にして同時に。。。なんて妄想を抱くがなかな
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3種の神器 第10章
第10章 勘違いさせてみる(菊池和夏) 新学期になり俺は厨学三年生になった。名字と住所が変わったので加藤さんが伊豆からやって来て学校の手続きをしてくれる。 運転手がいないから通学しませんという訳にもいかないので熊野化
もっと読む3種の神器 第9章
第9章 家督継承記念に熟女と 伊豆から祖父と加藤さんがやってきた。俺が祖父の養子となる事を区役所に申請するためである。俺の両親もやってきたが、父は俺が元気そうなに安心して祖父の養子となっても親子の関係は変わらないから頑
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第7章 メイド教育(神崎紫) 公子さんが職務に燃えて屋敷の使用人たちでハーレムを作ろうと燃え上がっている。 どういうルートなのか処方箋なしで低容量ピルを手配し、未帆さんと望ちゃんにも服用させるように言って渡された。早
もっと読む3種の神器 第6章
第6章 美人秘書の涙 望ちゃんが帰ると、俺は書斎に戻り公子さんが置いていったままの大量のカタログを眺める。望ちゃんも勉強は苦手で知識はほとんど増えない。まるで興味のない宝塚の知識だけが増えた。 可愛いメイド達を記録す
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第5章 メイド教育(小笠原望) 未帆さんと2回楽しんだ俺は私物の整理で時間をつぶし、昼食を食べると昼寝をする事にした。魔力で3日くらい寝ないでも平気ではあるが。 寝過ぎると夜に寝れなくなるので、1時間後に携帯のアラー
もっと読む3種の神器 第4章
第4章 メイド教育(千葉未帆) 祖父はほぼ希望どおりの使用人を連れて伊豆へ引っ越した。使用人たちも平均年齢がぐっと下がり若い女性ばかりになり、野暮ったく実用的であったメイド服はア○ミラ風のデザインに変わり、スカートの丈
もっと読む3種の神器 第8章
第8章 限界に挑戦 3人目のメイド紫さんを僕(しもべ)にした俺はずいぶんと新しい生活に慣れた。紫さんはしっかり勉強していたようで知識がだいぶ増える、特に古文の素養はすばらしかった。 4人の僕たちはうすうす俺が他の女に
もっと読む3種の神器 第3章
第3章 秘書のお姉さまにお世話してもらう やっと買い物から開放された俺は川村さんが選んだ部屋着に着替えて一休みする。 俺達が買い物中に加藤さんが用意した書類に署名捺印し、会社名義のクレジットカードとキャッシュカードを
もっと読む3種の神器 第2章
第2章 相続 翌朝俺が目覚めると咲絵さんの姿は無く、携帯のアドレスのメモが残されていた。 また咲絵さんと会ってHできるのかな? のんびりトイレを済ませ、簡単にシャワーを済ませる。お風呂はこのままでいいんだよな?
もっと読む3種の神器 第1章
第1章 用意された初体験 いきなり魔力を受け継いで呆然としている俺だったが、家の中を案内され使用人達を紹介され、夕方から開かれる俺が熊野家の後継者であることをお披露目するパーティーに出席させられた。 呆然としたままウ
もっと読む3種の神器 プロローグ
プロローグ 俺の名は鈴木成樹(すずきなるき)、4月からは厨学3年生。身長175センチ体重66キロ。都内の私立学園に通っている。大恋愛の末に駆け落ちした両親の末っ子として両親と歳の離れた姉にひたすら甘やかされて育って来た
もっと読む魔法使いの小冒険 第十話
第10話 ふぁ~、眠い。 横でアレコレ偉そうに喋ってるピンプルの声も、ちゃんと頭に入ってこないよ。 ピンプルが「新しい魔法の修行だ」とか言って朝早くからせきたてるもんだから、6時半に学校に着いちゃった・・・。そのま
もっと読むリアルゲーム 一話
1話-a:最初の獲物達~紹介パート~ 春休みという予行演習が終わり、今日からいよいよゲームが始まる。 「影路様、いよいよですね」 「ああ、美羅」 「はい」 「お前に『指令』を送る」 美羅の瞳から光が消える。 美羅に
もっと読むリアルゲーム プロローグ
プロローグ:予行演習 俺の名は影路(えいじ)。苗字は、まぁ今は伏せておこう。 今日、市立の学校を卒業したばかりだ。春休みが終わったら県内の名門校に入ることになっており、その先はできたら東大へ行きたいと思っている馬鹿だ
もっと読むお嬢様は魔女 第六話
第六話 正しい妹のつくり方 それは夏も間近に迫ったある日曜日だった。 私は持ち回りのお仕事である居間のお掃除に取り組んでいた。 豪雨と言ってもいいくらいに強く降り注ぐその日の雨は、鬱陶しい梅雨もようやく終わりかとい
もっと読む魔法使いの小冒険 第九話
第9話 「・・・ってなわけでな、一口にピンク魔法って言ったって、色んな体系があって、色んな魔術がある。 紋章魔法、護符魔法、回転盤みたいに道具を使った魔法・・・、それぞれに特徴があるわけだ。 当然「ノーティ・バブル」
もっと読む魔法使いの小冒険 第八話
第8話 「よし、小僧。今日修行するのは、昨日の魔法とちょっとつながりがあるやつだ。 これには道具を使うから、大事に扱えよ。ほら、試しに作ってきたんだぜ。」 昼休みの教室で、ピンプルが僕に突き出してきたのは、 なんか板の上
もっと読むお嬢様は魔女 第五話
第五話 キス・インフェクション 輝く春は足早に去って行き、梅雨も迫ってきたある雨降りの日のこと。 お嬢様がお風邪を召してしまわれたので、私は他のお仕事はそっちのけで付ききりのお世話に当たっていた。 今でこそ大分落ち
もっと読むお嬢様は魔女 第四話
第四話 空の司 それはある晴れた日のこと。 今週のお洗濯当番である私は、洗いざらしのシーツを干すお仕事にせっせと取り組んでいた。 相棒の胡桃ちゃんは洗濯機を回し終えて先ほど引き上げたばかり。あとは私が頑張ればお仕事
もっと読むお嬢様は魔女 第三話
第三話 雨音は誘う 冬も終わりかというある日の午後。 私は休み時間に厨房でお茶を飲んでいた。 手元にはこのあいだ読み損ねた小説――エミリー・ブロンテの『嵐が丘』――がある。 私はこのお話が大好きだった。 もし私
もっと読むお嬢様は魔女 第二話
第二話 ミストレス・オルタナティブ その日の夜、私と胡桃ちゃんはお仕事を終えて自室でくつろいでいた。 二人とも仕事着であるエプロンドレスを着替えて、ちょっと時間は早いけれど寝間着という格好だ。 寒がりの私は厚手のガ
もっと読むお嬢様は魔女 第一話
第一話 お嬢様は魔女 蒼風院家の朝は早い。 冬の薄い日差しがカーテンを通してさしこむ頃、私は自然と目をさます。 緩慢な動作でベッドから這い出すと、ぼんやりした頭がスッキリするまで、ひとしきりぼうっと窓から外を眺める
もっと読む魔女のいない放課後
トントントントン、キャベツを刻むリズミカルな音。 ことことことこと、味噌汁が煮立つ鍋の音。 ジュージュージュー、フライパンの油が魔法のようにスクランブルエッグを作る音。 朝の台所は結構騒がしい。 俺はフライパン
もっと読むBLACK DESIRE #7
0. 高く、頭頂を吸い寄せるような聖堂の天蓋。 その下で、一心にひとつの聖典に心を寄せる300名あまりの乙女達。 何列も連なった年代物の長椅子の背もたれは、すっきり伸ばされた背筋にピタリと張り付くよう緩やかにカーブ
もっと読むBLACK DESIRE #6
0. 「おお~、晴れたなぁ……!」 屋内プールの外にあるテラスから空を見上げ、僕は感嘆の声をあげた。紺碧の天井には端に僅かに白い霞が残る程度で、雲らしい雲は1つも無い。 初夏の爽やかな風が陽にあぶられた新緑の匂いを運
もっと読む糸切り人シザー・人形の館
今にも降りだしそうな暗雲が、空一面を覆っていた。 吹きすさぶ北風が、土埃で汚れたマントを翻していく。 低く、長いその唸りは一向に鳴り止む様子はない。 身を切るような冷風のなか、旅の男は一人、平原にある小さな町の大
もっと読むBLACK DESIRE #5
0. 「姉さんがプールでみんなと遊びたいと言っています」 「はい?」 体育館2階の放送室へ七魅に呼び出された僕は、会って早々の少女の台詞に間抜けな返事を返した。吹くはずもないのに2人の間を風が通り抜けた気がする。 「…
もっと読むBLACK DESIRE #4
0. 「……あなたの目的は何ですか?」 少女の透き通った声がコンクリートの壁に反響している。僅かにエコーのかかった音響がこの建物の空虚さを強調し、僕とその少女の存在を暗闇のスポットライトのように浮き彫りにする。 この
もっと読む魔法使いの小冒険 第七話
第7話 ピンプルが、教室の僕のもとに戻ってきたのは6時間目がやっと終わったところのこと。僕はせっかく魔法使いになってるっていうのに、1日フルに学校の授業を受けちゃって、クタクタになってたんだ。本当だったら、ノーティー・
もっと読むBLACK DESIRE #3
0. 「──それでは、ブラックデザイアの能力を説明させていただきます」 「はい、お願いします」 僕の馬鹿丁寧な言葉に幎は小首を傾げる。 いけないいけない。なんだか星漣に染まりつつあるぞ、僕。思わず丁寧語が出てしまった
もっと読むBLACK DESIRE #2
0. 「──契約を開始します」 地下室内に虚ろに声が響く。 僕はそれに力強く頷き返し、決意を表明する。 「やってくれ」 幎は答えない。静かな動作で床にランタンを置くと、そこから一歩、二歩……三歩下がって停止した。
もっと読むBLACK DESIRE #1
0. 唇に押しつけられたやわらかな感触が、神経節の全てを支配した。 目の前の少女の睫毛の長さとか、手で直に触れたくなるくらいなめらかな頬とか、初めて間近でかぐ異性の匂いとか、身にまとったモノクロームの制服の衣擦れ音だ
もっと読むとある男の不幸で幸福な人生 プロローグ
プロローグ 「はあ~…」 とある森の中で、大きなため息が一つ聞こえてきた。 一体如何すれば良いってんだ、俺はよお… その森の奥で、男が自分に抱きついている美麗な女性を気にしながら悩んでいた。 金髪で一般的には上の中といっ
もっと読む魔法使いの小冒険 第六話
第6話 ハケが頭に命中しちゃって失神しちゃった僕が、意識を回復したのは、15分ぐらい立ってからのこと。僕を心配そうに見ていたのは、ちゃんと服を着た、里美ちゃんだったんだ。ここはモールからすぐの、街の目抜き通りのベンチ。
もっと読むRing of Marionette 第五話
「今日は冒険楽しいな~♪ 姉さま一緒で嬉しいな~♪ マリアさんも一緒でよかったな~♪」 「ミーシャ、嬉しいのは分かるけど、はしゃぎすぎよ」 「は~い♪」 「うふふ……」 「どうしたのよ、マリア?」 「そういうシーナさんだ
もっと読むRing of Marionette 第四話
その瞳は真剣そのものであった。 ただ一途に一つの存在を愛し続けた人間だけが持ちうる瞳……あたしはその想いに答えることが出来るのだろうか…… あたしは左手の指輪……リング・オブ・マリオネットに目をやる。それは何も言わ
もっと読むRing of Marionette 第三話
「なんだい、今度の依頼は女子供のお守り付きか?」 開口一番、そんな愚痴ともとれる感想を述べてくれたのは、今回の仕事をあたしとともに引き受けた男……名前は確かロバートとか言ったか。 あたしだって、こんな仕事は引き受けた
もっと読むRing of Marionette 第二話
あたしの名はシーナ=アースティア……ここら辺でのお宝探しを主な生業としている、ちょっとは名の知れた冒険者。 『ディアナの蒼猫』って名前を聞いたら、それはあたしのこと……この二つ名は結構お気に入りだったりするのよね。
もっと読むRing of Marionette 第一話
鋼の強さを持ちながら、女性特有のしなやかさと柔らかさを失っていないその身体、凛々しさの中に優しさとあどけなさを残したその顔立ち、そして自我を失ったかのようにひたすら遠くを見つめるその瞳。 それがすべて自分の思うままに
もっと読むごくごくありきたりな話
『べたなやつ』がいる。 標準語で言う『意外性のない者』と言ったところだが彼には関西方面のこの言葉がぴったりである。 ある日べたな主人公によくあるように偶然若い魔女を召還する事に成功した彼は三つの願いをかなえてもらえ
もっと読む魔法の指輪 後編
後編 - 1 - 温泉宿に来てから7日間が過ぎた。 温泉での療養は、贅沢といえば贅沢だがヒマでしょうがない。 寝るか食うか温泉に入るかしかないからだ。 暇な時間は、俺やリュカの自慢話、アリアの宮廷のこっけいな話な
もっと読む魔法の指輪 中編
中編 - 1 - 俺が今いるラーデック王国は、南北に長いのが特徴の国だ。 北はモーゼス大森林、南は死の砂漠まで、広がっている。 これだけ広いと文化も北と南で随分と違う。 税の取り立てひとつでも各地によって方法が異
もっと読む魔法の指輪 前編
前編 - 序章 - 「ば、ばかな・・・・」 俺の剣が深々と魔法使いの胸にささったときの、それがやつのセリフだった。 そして、それが最後の言葉となった。 倒れ付した魔法使いに念のため、とどめを刺しておいて体をあらため
もっと読むWheel of Fotune 第3節
第三節 それはいつの日だったか、正確には記憶していません。 目に染みるぐらいに空は赤かったです。夜の色がだんだんと迫ってくる、夕暮れの屋上。 季節がいつだったのかも憶えていませんが、暖かかった気がします。 とにか
もっと読むWheel of Fotune 第2節
第二節 はじめまして、で良いのでしょうか。僕こと 橘 勘九朗 は今年で市立校二年生になりました。 知ってのとおり、僕には他人にない能力があります。しかし、その能力を今はもう使っていません。いえ、使えないのです。 そ
もっと読むWheel of Fotune 第1節
第一節 まあ、人の人生なんて色々で、波乱万丈な人生もあれば、平凡に一生終える奴もいる。 おいらの場合、自分では別にたいした人生だとは思っていない。おいらにとってはそれが普通だからだ。まあ、他人からはどう見えるかは様々
もっと読む黒衣の魔法使い
- 1 - そこは、リムルスーン共和国の一地方都市の中でも、ならず者が集まるという評判の酒場だった。怪しい煙が充満した室内に、これまた怪しげな客が顔を突き合わせてなにかを囁きあっている。 そんな中、ならず者と比べても
もっと読む晶月の姫巫女 後編
- 2 - あれは、いつのことだっただろうか。たしか、15歳の誕生日を盛大に祝って頂いた後だと思うのだけど、アード様が勉強の息抜きにと、お庭の散歩に連れて行ってくれた。あの頃の私は、アード様がそばにいてくれるのが、息を
もっと読む晶月の姫巫女 前編
- 1 - 山と湖に囲まれしソーサリー王国・・・そこには、あまりの美しさに神の巫女として民に愛された姫がいた。姫も民を慈しみ、姫が女王として即位した暁には、この王国は千年の安泰を約束されるであろうと、城下では誰もが信じ
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