第七夜 美子の前に出現したのは、妖怪の世界からやってきたという使者を名乗っていた、宇宙人のような姿でもあったが、宇宙に住んでいるわけではないという前置きもしていた。 「あ、あなたは…。」 「ふふふふ。小川美子さんとやら
もっと読む編髪(あみ)の作品
おねえさんの下僕になって 6
第六夜 百合樹が美子の家を出ていったのを見計らって、美子がひとりしかいなくなったと思った犬は、いまが復讐のチャンスとばかりに行動を起そうとしていた。 (よーし、あの窓が開いているぞ。自分の身体ならなんとか入れる。)
もっと読むおねえさんの下僕になって 5
第五夜 「ワン、ワン、ワン。」 おや?司会者をやってクビになったはずの犬が、いったい何をしているのだろうか。 「ワン、ワン。」 「いいぞ、おまえ、だいぶ飛ぶ距離が長くなったな。ただ、足の早さは平均よりイマイチだな。」
もっと読むおねえさんの下僕になって 4
第四夜 (毎度、ごひいきに。また春をつれてまいりました。なお、いつもの犬は干支も変わったことでこのたび司会を辞任致しましたので。) 百合樹は、美子の入っていた病院の前で、おちつかない状況のままその夜を過ごしていた。 「
もっと読むおねえさんの下僕になって 3
第三夜 (ひい…ひい…いたたた。 【会場より、犬どうした、の声】 しっぽを…、しっぽを、ほら、このとおり。人間の女性にかみつかれたんですよ。 犬が人間にかみつくことはありますが、人間に犬がかみつかれるなんて前代未聞
もっと読むおねえさんの下僕になって 2
第二夜 (みなさん、こんばんは。 【会場より】こんばんは。 はーい、御声援ありがとうございます。 あ、実はすごく嬉しいお知らせがあるんです。 【会場がシーンとなる】 やだなあ、結婚じゃないですよ。 何って?実
もっと読むおねえさんの下僕になって 1
第一夜 (みなさん、残暑見まい申し上げます。 本当にまだまだ暑いですね。 また、僕の出番はないからと、じゃあこれでもやれって言われて、僕は案内係をやっている犬です。 今度は、また何の話を送ってきたのかっていうと、こ
もっと読む呪いのふたなり少女 第七話
第7話 由里の母親は、自分の娘を含めた四人の少女に目から放った光線をかけて苦しみ悶えさせていた。少女たちは、ほとんど同時にバタバタとその場で倒れていた。 由里の母「ふふふふ、さあ、みんな起き上がるのよ。」 由里の母親が両
もっと読む呪いのふたなり少女 第六話
第6話 由里に、とうとう危機が迫っていた。 野梨子「あの、みんなどうやって新しい仲間を作れるの?」 尋美「うふふふ、そういえば、まだおかあさんがいたわ。おかあさんのこと、襲ってみる気ある?」 野梨子「おばさんを襲うんです
もっと読む呪いのふたなり少女 第五話
第5話 男ののりうつった圭織と、その圭織によってふたなりの仲間になってしまった姉の尋美が、いちばん下の妹である由里の友人たちを襲いに夜中に訪れていた。男を殺した時に同行していた少女たちのうち、杉口悦子の家にまず入っていた
もっと読む呪いのふたなり少女 第四話
第4話 尋美「圭織…。」 部屋のなかにあった壁掛けの鏡には、尋美の妹であるはずの圭織の顔がちがう顔になっていたのであった。三つ編みの二本のおさげ髪をしていながらその髪の毛を自らなでていたのは、下の妹である由里につきまとっ
もっと読む呪いのふたなり少女 第三話
第3話 由里「まあ、圭織ねえさん、どうしてわたしの学校まで来て。」 圭織「ちょっとうれしいことがあったのよ。だからいちばん早くあなたに伝えたくて。」 由里「いったい、なんなの?そんなうれしいことって。」 圭織「ここじゃは
もっと読む呪いのふたなり少女 第ニ話
第2話 佐矢子が保健室に圭織を運ぶ途中、圭織の表情が不気味な笑いに変わっていた。佐矢子は圭織がずっと気絶して眠っているものと思って気づいていないようすであった。 圭織「うふふふ。」 圭織は、片手を佐矢子のはいているトレー
もっと読む呪いのふたなり少女 第一話
第1話 「エムジーファンの皆様、あけましておめでとうございます。ぼくは『髪射へび少女』でコロの役をやっていた犬です。作者に代わりまして日頃の叱咤激励をありがとうございます。こりずにまた作者は作品を送ってきました。今年はぼ
もっと読む髪射へび少女 第十話
-10- 暁子「真里ちゃん、お話って。」 真里「うふふふ。ほら。」 暁子「ああっ、芳美ちゃんに明美ちゃん、栄美子ちゃんも…。」 芳美「くくくく。」 明美「うふふふ。」 栄美子「くくく。」 暁子の兄である雅美也と真里の後か
もっと読む髪射へび少女 第九話
-9- どくどくっ、じゅるじゅるじゅるうー。 小さな少女の生まれてからほとんど切ったことのないような三つ編みにした長い黒髪が、心いやらしい少年の精液に覆われてゆく。髪を汚された少女は少年と同じように恐ろしい心の持ち主であ
もっと読む髪射へび少女 第八話
-8- 暁子が田崎博士の車で、へび女にされていた人々を、ようやく開発されたワクチンによって元の人間に戻しながら家の近くまで帰ってきたが、その間にも暁子の学校ではへび女がふえていた。 暁子のクラスに転校してきた尾藤真里が、
もっと読む髪射へび少女 第七話
-7- 真里「うふふふ、うふふふ。」 雅美也「うう、うう…。」 同じ学年だった松田良子の、黒いヘアゴムでうなじにゆわえらている腰まで届いている黒髪を性器に巻きつけ、その性器をぼっきさせて興奮した雅美也の精液により、良子の
もっと読む髪射へび少女 第六話
-6- 暁子「どうしよう、おにいちゃんが夜中にいなくなってしまったなんて、パパとママを起こしてみたところで、まあ夢でもみたんじゃないかっていわれるかもしれないし…。」 暁子は、まともにきいてみるのも恥ずかしい気がしたので
もっと読む髪射へび少女 第五話
-5- ぴちゃっぴちゃっ。じゅるじゅるー…。 真夜中、少女の顔を男の精液が覆っていく。精液をほうりだした主は少女の三つ編みにしている髪の毛を自分の性器に深く左右から巻きつけている。女にとって大事な命とも言える髪と顔を無残
もっと読む髪射へび少女 第四話
-4- 雅美也「ぼくの髪の毛が、こんな女の子みたいに長くなって…」 夜中に洗面所の灯りをつけ、鏡で自分の姿を見た雅美也は、その長くなってしまった黒髪に驚いていた。背中のほうに片手を持っていってわしづかみにしながら、片側
もっと読む髪射へび少女 第三話
-3- 雅美也「女の子の三つ編みの髪の毛が、へびの顔に…」 真里「うふふふ」 妹の暁子のクラスに転校してきて、この日家に遊びに来ていた真里という少女が洗面台で腰からお尻にまで届いている長い髪の毛をとかしているシーンを思
もっと読む髪射へび少女 第二話
-2- 奈美「くくくく、くくくく」 良子「くくくく、くくくく」 きゃあーっ! 女学校のその教室の周辺が大パニックになっていた。周りの生徒たちは悲鳴をあげ続けた。 国語教師「もう、みんな逃げなさい」 女子生徒J「でも、奈美
もっと読む髪射へび少女 第一話
-1- 真夜中、ある少女の家で突然恐ろしいことが起こった。 少女の寝ていたベッドの敷布団から、ぶちっという音がして、それは少女の首の両側のあたりだった。その両方の場所にはとつぜん手首が現われたのである。しかも、うろこだら
もっと読む男の子の夜が怖くなる 続 第七夜
続 第七夜 目がさめると、同じ保健室では何事もなかったような感じだった。そこには恭子もすでにいなかったし、となりのベッドもあいていた。 ぼくは起き上がって保健室を出ようとしたが、その時に首から肩のあたりになにかむずか
もっと読む男の子の夜が怖くなる 続 第五夜
続 第五夜 伊久代の部屋で待っていた、奈美佳のところに、伊久代が戻ってきた。しかも、奈美佳があこがれていた利佐矢をつれてきたのである。 「さ、ほら、彼をつれてきたわ」 「えっ?」 「奈美佳のことも、言っておいたわ。彼、
もっと読む男の子の夜が怖くなる 続 第一夜
続 第一夜 由美男の住んでいる家の近くでは、以前から由美男の姿を見つけて胸をときめかせている少女もいたのである。 その少女は、由美男の母親が教員をやっているという女子高校にこの春入学が決まったばかりだった。つまり、由
もっと読む男の子の夜が怖くなる 第七夜 少学生時代の体験から…
第七夜 「少学生時代の体験から…」 ぼくの少学校はマンモス学校で、クラスが六組まであった。高学年になってクラス替えが行われたので、初めてお目にかかるという顔ぶれも多く、朝礼でとなりのクラスになる子もまたそうで、そのなか
もっと読む男の子の夜が怖くなる 第六夜 妹の友達に…
第六夜 「妹の友達に…」 ジリジリジリ…。 摩緒が目をさました。 「ふわー、まだ寝ていたい」 だが、学校があるから、寝坊していられないと、眠い目をこすりながら、パジャマを着たまま摩緒は洗面所へ行こうとしていた。しかし
もっと読む男の子の夜が怖くなる 第五夜 好きでもない女の子にも…
第五夜 「好きでもない女の子にも…」 ここは、都内にある厨学と高校がいっしょになった私立の男子校で、それも意外なほど静かな環境に建てられている学校である。 わけでも、少し変わった特徴なのは、美男子の非常に多い学校と言
もっと読む男の子の夜が怖くなる 第四夜 年下のいとこが…
第四夜 「年下のいとこが…」 夏休みに入ってまもない頃、沙也夫の家に久しぶりの来客があった。沙也夫のママの妹、つまり叔母にあたる者が、ひとり娘、つまりこれも沙也夫にとっていとこになるが、その久美子をつれて二年ぶりぐらい
もっと読む男の子の夜が怖くなる 第三夜 同級生の女子生徒が…
第三夜 「同級生の女子生徒が…」 六月の梅雨が続く湿っぽいある日のこと、厨学二年生の真美也は、体調を崩して保健室にかけこんでいた。先月受けた定期試験の成績が悪くて親に叱られていたため、勉強時間を無理やりふやされていたた
もっと読む男の子の夜が怖くなる 第二夜 近所のお姉さんが…
第二夜 「近所のお姉さんが…」 少学五年生に進学した百合樹は、クラス替えもあって四年生までの雰囲気と大きく気持ちが揺れ動く時期でもあった。 そのひとつにはもちろん、異性への興味もあった。しかし、彼の心の中は自分の学校
もっと読む男の子の夜が怖くなる 第一夜 母親が…
第一夜 「母親が…」 由美男は、高校三年生になり、十八歳の誕生日を迎えようとしていた。 その日は、この年はちょうど日曜日にあたっており、ずっと外国で仕事をしている父親も帰国して翌朝にはいったん家に寄り、近くの女子校で
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