アクマ ノ コ エ ロ兄いの家 ~いないはずの『お兄ちゃん』~4

  第四話 ベッドルーム    予想以上の長風呂になってしまい、動くのもダルいほど火照った身体をリビングのエアコンで冷ましていると、 「ねぇねぇ! 私、今日はお兄ちゃんと一緒に寝たい!」  と、夕食のときから変わらぬ下着

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アクマ ノ コ エ ロ兄いの家 ~いないはずの『お兄ちゃん』~3

  第三話 バスルーム   「はぁ……はぁ……んっ、んっ……り、梨花。そ、んんんっ! そろそろお風呂に、あっ! あっ! 入ってきなさい、ね。ふぁぁっ!」  食事の片づけを終え、リビングのソファに腰かけていた裸のお母さんが

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アクマ ノ コ エ ロ兄いの家 ~いないはずの『お兄ちゃん』~2

第二話 ダイニング 「じゅるるっ! ちゅぴ、ちゅぷ、んじゅるるっ!」  裸の『お兄ちゃん』がお母さんの乳首を音を立てて吸い上げている。  乳首に歯を立てたり舌先でコリコリと乳首を刺激しているらしく、そのたびにお母さんが大

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アクマ ノ コ エ ロ兄いの家 ~いないはずの『お兄ちゃん』~1

 第一話 キセイ  無人の改札を出た私は、街灯一つない駅前の様子に大きなため息をつき、 「……これだから田舎は不便なのよねぇ」  そう呟いた。  コンビニも、ドラッグストアもファーストフード店もない田舎の駅。  それが私

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大家さん 第1話

 私の仕事はアパート管理。  そう、いわゆる大家さんです。  30才過ぎて早5年…。  世間一般的には一番働き盛りのこの歳に、親の遺産だけで呑気に暮らしております。  両親には、昨年このアパートだけを一人息子の僕に残して

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音合わせ

「泉、クラブ行こ」 「うん、でも最近クラブ終わるとすごく疲れるんだよねー」 「クラブ楽しくない?」 「すごく楽しいけどさー」  同じクラスで同じ軽音楽部という気安さで乱暴に泉が答えるた。上杉泉、17歳の高2。中学に入って

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他人史 第九話

第九話  俺は悠々とゲームの課題に取り掛かった。・・・正確に言うなら、俺の場合はもう取り掛かり終わっていて、後は仕掛けの結果を待つだけなのだが。  なので、俺のした事と言えばガラス戸から駒達に近づいただけだった。 「あっ

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他人史 第八話

第八話  待ちに待ったゲーム開始当日の朝、俺は東京のとある駅に来ていた。仲間内でサイバーの家の位置を知らない俺が万が一迷わないようにと、迎えをよこしてくれるそうなのでそれの待ち合わせをしているところだ。  さらに言うと、

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他人史 第七話

第七話  俺がリビングで夕食後の一家の団欒を楽しんでいると、ドアチャイムが鳴り響き来客を告げた。  俺が言うまでも無く、母が応対に出る。こんな夜遅くに一体誰が来たのだろうと俺は思ったが、すぐにその疑問は解消した。 「誠二

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他人史 第六話

第六話  ・・・やりすぎたかも。  その言葉が今の俺の胸中を、満たしていた。  今、俺の目の前には幼馴染の有里と、中学からのクラスメイトである双子の姉妹冬香と夏美がいる。三人とも全裸で、うわ言を言うだけになっていた。  

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他人史 第五話

第五話  俺は有里の弁当を食べた後、クラスでノートを書くのが上手い奴を操作して、授業のノートをコピーさせてもらうと、さっさと下校した。家に早く帰って、週末からのゲームの景品をどうするか、考える必要があるからだ。  別に自

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他人史 第四話

第四話  深夜、チャットルームで俺は、サイバー達とするゲームの優勝賞品についての話を聞いていた。背後のベッドでは姉貴と真紀が、姉妹揃って眠っている。・・・夜這いしてやろーか。  ・・・いや、今はゲームの話だ。  ゲームの

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他人史 第三話

第三話  朝、幸福なぬくもりと柔らかさの中で、俺は目覚めた。  ぬくもりと暖かさの正体は、俺の横で寝ている姉貴だ。昨日はあの後三ラウンドやってそのまま寝てしまったのだ。  腹が空腹を訴えってきているが、もう少しこの幸福を

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他人史 第二話

第二話  朝九時丁度。土曜の朝にしては早くに、俺は目覚めた。 「御堂誠二、朝九時目を覚ます。他人史と言っても、自分にも効くんだな」  あと俺の他人史には、特に期限を設けずに、精力絶倫になると書いてある。ハーレムを作るのな

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他人史 第一話

第一話 『で、何か聞きたい事は?』  俺に他人史の力があることを教えてくれたサイバーは、そう聞いてきた。   聞きたい事はいくらでもあった。何故わざわざ俺に力の事を教えたのか。そしてあんたは何者なのか。それに他に居るとい

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他人史 プロローグ

-プロローグ-  俺、御堂誠二は恵まれている。中の上の財力を持つ両親に、八畳の自分の部屋。健康的な肉体に、そこそこに整った顔。両親が離婚して、父親に引き取られ、何年か前にその父が再婚したが、おかげで、美人で巨乳の姉と微乳

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聖域の中の日常

 ちゅんちゅん……。  カーテンから漏れる朝日で私 ― 岡部美緒 ― は目を覚ました。  美緒とお兄ちゃんは裸で抱き合ったまま眠るの。兄妹だから当然でしょ?  いつもの日課、ねぼすけのお兄ちゃんを起こさなくっちゃ。  布

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美容室 第三章

第三章  1通の招待状。それを見たとき、亜貴は2ヶ月前の出来事を鮮明に思い出した。  凄い体験をしたと言うのに、どういうわけか今の今まですっかり失念していた。  あの時、亜貴は童貞を捨てた。  男としての人生に一生残る体

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美容室 第二章

第二章 「なんだ、これ。招待時間が深夜!?」  いつも利用している美容室から見慣れない手紙が届いた。  彼の名は加茂宮亜貴。去年の春、進学の為に上京してきた大学生だ。  それまで美容室なんて利用した事などなかったが駅前で

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美容室 第一章

第一章 「宮原くん。君はここにきてそろそろ半月だったね。雰囲気には慣れたかな?」  伝票整理をしていた大和田は休憩の為に事務所に入ってきた恵美に声を掛けた。  大和田はとあるビルの1フロアを借り切って結構大きな美容室を経

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