(13)美紀、陥落 指定された駅前の雑踏に佇む美紀は、もういい加減ウンザリした気分で溜息を吐いていた。 いつもの事なのだが、美紀は引っ切り無しにナンパされまくっていた。 ちょっと勝気そうな美少女が制服姿で人待ち顔で
もっと読む「催眠」
ドールメイカー・カンパニー2 (12)
(12)小さな亀裂(後編) ドタドタ、ドドドドドドドッ! 先ほどの“あらいぐま”の再現のように“きつね”くんも廊下を全速力で駆け抜け社長室の扉に飛びついた。 しかし鍵のかかった扉はあっさりと軽量級の“きつね”くんを
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(11)小さな亀裂(前編) ドタドタ、ドドドドッ! 『だっ、だ~っずげでぇ~~っ!!』 次のターゲットの資料に目を通していると、部屋の前の通路を物凄い地響きと、妙に汚らしい悲鳴がとんでもないスピードで通り過ぎて行った
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(10)Bモード 外出先から戻った“あらいぐま”は残業していたOL達と雑談をしていたのだが、偶々居合わせた静からその事を聞くと、血相を変えて部屋を飛び出していった。 「勘弁しろよなぁ、ったく俺に断わりも無くっ」 “あ
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(9)鎧袖一触 朝の定例の捜査会議が終わり、相棒の先輩刑事と早速外回りに出ようとしていた怜は、背後から声を掛けられて出ばなをくじかれた。 「なんでしょうか?」 ウンザリした表情を隠さずに怜は振り向いた。 「ちょっと、
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(8)始動 「経緯は大体こんなところですよ」 “くらうん”は社長室のソファに座り、テーブルを挟んで向かい側に腰掛けている“きつね”くんにそう言いながら契約書やターゲットの写真を手渡した。 「はい、OKです。大体わかりま
もっと読むドールメイカー・カンパニー2 (7)
(7)呼び出し とあるマンション、その7階の1室での出来事だった・・・ この部屋の住人、山下絵理は食卓にドンと音を立てて大皿を置いた。 「ふぅ~、お待たせぇ!重かったわぁ。夕ご飯の出来上がりよ」 夫の真一はその言葉
もっと読む竹の子企画
「うるさいわね」 その声は一人の女性の口から出たものだが店内全体に鳴り響いた。 「あんたみたいなださい男が私と釣り合うわけないでしょ」 かなり厳しい言葉だがその端正な顔立ちに妙にマッチしているのが不思議である。 「そ
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(6)暗闇の台頭 怜はマンションの階段をリズミカルに駆け下りていた。特に急ぐ用事など無いのだが、のんびりとエレベータが上がって来るのを待っている気分ではなかったのだ。 久しぶりに会った諒子のテンションが怜を刺激してい
もっと読むドールメイカー・カンパニー2 (5)
(5)連鎖 「お姉ちゃん、誰?警察の知り合いって」 京子との電話を切ると、美紀が不思議そうに訊いてきた。 「え?あぁ・・・」 美紀の何気ない問い掛けに、珍しく諒子の歯切れが悪くなった。 「なに?どうしたの?まさかデマ
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(4)屈辱 その日、諒子は帰宅するなり、何か違和感を覚えた。 学校では殆ど教職員全員を敵に回しての激論を戦わせてきたところだった。 ようやく健志と連絡がとれた学年主任達は直ぐに諒子を引き連れて謝りに行こうとしたのだ
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(3)小さな勇気 2学期が始まり京子が産休となり、その代理で赴任してきた石田諒子教諭が遂に全校生徒達の前に姿を現した。 2学期の期首挨拶で校長に紹介され壇上に現れた諒子を見て、冗談ではなく生徒達の間からどよめきが上が
もっと読む友達以上、兄弟未満 真説・それからの僕たち
真説・それからの僕たち 「・・・やっ、はぁ、んっ、こ・晃・・好きぃ・・・き・来てぇ・・・んっ!」 「・・・わ、私も逝きそう・・・晃くん・・・来てぇ・・・」 ちょっと悩んで、今日は霞の中で逝った。 今日は、僕と茜の八回
もっと読む友達以上、兄弟未満…の尻尾 EDENの秘密
EDENの秘密 「宮咲さん、私と催眠術勝負してちょうだい」 「ふぇ」 話し掛けたのは、クラスメートの「渡辺 千里(わたなべ ちさと)」ちゃん。マヌケな声をあげたのは、私の大事なオモチャ・・・じゃなかった、大事な親友の「
もっと読むドールメイカー・カンパニー2 (2)
(2)新たなる計画 「オヤジ、ちょっと話があるんだけど・・・」 健志が剛に切り出したのは、6月のある晩、珍しく早く帰宅した父と夕食を取っている席だった。 「ん?なんだ。また金か?」 「違うよ。ちょっとしたニュースなんだ
もっと読む友達以上、兄弟未満 それからの僕たち
それからの僕たち 「・・・やっ、はぁ、んっ、こ・晃・・好きぃ・・・き・来てぇ・・・んっ!」 「・・・ぼ、僕も・・・んっ!」 今日は、僕と茜の八回目の結婚記念日。 僕らが結婚したのは、高校三年生の時。僕が18歳の誕生日
もっと読む友達以上、兄弟未満 こんにちは、赤ちゃん
こんにちは、赤ちゃん 「わわ、美岬お姉ちゃん、芽衣(めい)ちゃん泣き出しちゃったよ」 「ほらほら、慌てない。もう、新米ママさんは頼りないわね」 私が抱きかかえているのは、私と晃(こう)の子供「宮咲 芽衣(みやさき めい
もっと読む友達以上、兄弟未満…の尻尾 エデンの入り口
EDENの入り口 「「姫ねえさま~!」」 「(にこ)」 「「きゃ~~!!」」 いつもながら、私たちクラスのお昼休みは騒がしい。原因は、学校中に知れ渡っている「バカップル」こと、御子神くんと宮咲さんのカップルの存在。そし
もっと読む友達以上、兄弟未満 マッサージ・恋人編
マッサージ・恋人編 「ふー。終わったぁ」 今日のノルマ、受験テキストが終わった。晃と同じ志望校の受験、最初は結構無理してるって言われてたけど、最近は安全圏だって言われている。でも過信は禁物。まだまだ、晃の学力には及ばな
もっと読む友達以上、兄弟未満…の尻尾 主従関係は破るためにあった?
主従関係は破るためにあった? 私の家系は、代々『仕える者』として生きてきました。 私の家系は15歳になると、必ずどこかに仕えなければなりません。 『人の手は借りず、自分で主人を見つけて生涯仕えよ』が、我が家訓です。
もっと読むドールメイカー・カンパニー2 (1)
(1)転落の軌跡 早朝の校舎を1人の生徒がゆっくりと階段を登っていた。 まだ授業が始まるまで1時間以上もある。 校庭には朝練の生徒たちがいたが、校舎の中には他に人影は無かった。 しかしその生徒は何故か毎朝この時間
もっと読む友達以上、兄弟未満 真説:野良猫・たまの呟き
真説:野良猫・たまの呟き 「たま。こっちおいで」 「ニャー」 私の名前は「たま」にゃ。他の家では、別の名前で呼ばれてるにゃん。行く先々で名前が変わるのが野良猫の宿命にゃ。 「ほーら、ミルクあげようね」 「(ぺちゃぺちゃ
もっと読む友達以上、兄弟未満 コスプレしました
コスプレしました ◆◇ 京子の強襲編 ◇◆ 「(うふふ、二人のベットシーン見られるかも)」 私はお母様・・・私の婚約者「宮咲 暁(みやさき さとる)」のお母さん・・・からお借りした御子神家の玄関の鍵を手にして、一人にや
もっと読むマッサージ・兄妹編
「ふー。終わったぁ」 私の名前は希(のぞみ)。大学4回生。二歳上の兄がいる。ごく一般的な家庭。今は実家を離れ、大学の近くに兄と二人で暮らしている。 たった今、卒業論文の作成が終わり、明日提出する。あとは、卒業を待つだ
もっと読むボーダーライン
僕は二流の大学に通う、平凡な男だ。 外見も、頭も趣味も。 でも趣味に関してはあまり大きな声じゃ言えない。 僕の趣味は写真撮影。 それだけなら、平凡だろ? でも僕が撮るのは綺麗なもの・・・特に女の人。 まあ世
もっと読む友達以上、兄弟未満 『バカップル』万歳!
『バカップル』万歳! 「つまんない。つま~んない。つま~んな~い」 さっきから、ダダっ子のように独り言を繰り返しているのは、私の大切なオモチャ・・・じゃなくって、大切な親友の「宮咲 茜(みやさき あかね)」ちゃん。 「
もっと読む友達以上、兄弟未満 生える時、生えれば
生える時、生えれば 目覚まし時計の音で目覚めると、おちんちんが生えていた。しかも元気が良い状態で。 ・・・これって、生えるもんだっけ? ベットの上で体を起こす。横を見ると茜(あかね)ちゃんが気持ち良さそうに寝ている。
もっと読む友達以上、兄弟未満 生える、生えます、生えました
生える、生えます、生えました 目覚まし時計の音で目覚めると、おちんちんが生えていた。しかも元気が良い状態で。 ・・・これって、生えるもんだっけ? ベットの上で体を起こす。横を見ると晃(こう)が気持ち良さそうに寝ている
もっと読む友達以上、兄弟未満 赤い髪の魔女
赤い髪の魔女 夢を見ている。自分でも、夢を見ているのが実感できる。白い靄(もや)の中を、ゆっくり歩いている。一人だけど何も不安にならない。 「茜ちゃん、久しぶりね」 優しい声に振りかえったら、懐かしい顔が見えた。 「
もっと読む大人のオナニー
「和葉ちゃん、『大人のオナニー』の練習始めようか」 「うん、双葉お姉ちゃん。お願い」 声を掛けたのは、4つ年上の双葉(ふたば)お姉ちゃん、大学生。答えたのが、わたし和葉(かずは)。ウレシはずかしの高校2年生。 わたし
もっと読む友達以上、兄弟未満 恋愛の神さま
恋愛の神さま 「御子神(みこがみ)先輩と、宮咲(みやさき)先輩ですか?」 晃(こう)と二人で、ウィンドーショッピングを楽しんでいると、小学校高学年くらいの女の子が声を掛けてきた。 でも私たちを「先輩」と呼ぶところを見
もっと読むさくらさく
「凄ーい!本当にひろしさん物知りですね」 「いや!そんな事は無いよ」 「それに話しもおもしろいし。会社でもよく言われないですか」 「そうでもないけどね」 本当に馬鹿な男だわ。もうかれこれ30分もしゃべり続けているんです
もっと読む友達以上、兄弟未満 アフターディ
アフターディ:くすぐり天国?くすぐり地獄? 「ねぇ、トッコに何か『お礼』したいんだけどぉ、何か良い案ない?」 晃(こう)と付き合いだして、一ヶ月経っている。もう勉強が終わって、いつものラブラブタイム。今日は晃のお父さん
もっと読む友達以上、兄弟未満 ネクスト・ウィーク
ネクスト・ウィーク:お弁当 付き合いだして、始めて分かったことがある。 ・・・晃(こう)って、すっごく独占欲が強くて、ヤキモチ焼き。 付き合う前までは照れ屋でシャイと信じていたのに、今では、人前では私たちが付き合って
もっと読む友達以上、兄弟未満
友達以上、兄弟未満 「晃(こう)、催眠術でHな事ってできるの?」 「ふぇ?」 聞いたのは私、宮咲 茜(みやさき あかね)。今は、勉強の休憩タイム。晃のベットに寝そべりながら、少年向け週刊マンガ(少しアダルト向け?)を読
もっと読む逆レイプ
オレ惠美(えみ)と、遥(はるか)と美姫(みき)は、公校2年生。同じガッコで仲好しこよしの不良で通っている。「オレ」って言ってるけど、もちろん女だ。 今日は、近所の本屋で万引きでもしようと寄ったんだ。だけど見るからに童
もっと読む鳥篭の小鳥たち
-1- 「絢さん、滝尾 絢さん、ゆっくりと目を開けて下さい」 その声に、わたしの意識が浮上するのを感じました。先生の声で目が覚めるなんて、本当に素敵。少しだけ茫としながら、嬉しさにわたしの顔が弛むのを感じました。 「は
もっと読むドールメイカー・カンパニー (22)
(22)エピローグ 東京から車で4時間あまり・・・。 避暑地というにはすこし交通の便が悪すぎるせいか、あたりには目的の別荘を除いて他に建造物は無かった。 2人の男は駐車スペースにカローラを突っ込むと、階段の遥か上に
もっと読むドールメイカー・カンパニー (19)~(21)
(19)逃亡 夜明け前の裏通り 静まり返ったモノトーンの世界に映美の足音だけが響いていた。 映美は一刻も早くこの町を後にしたかった。 しかし電車が動き始めるまでにはまだ30分ほど待たねばならなかった。 その待ち
もっと読むドールメイカー・カンパニー (17)~(18)
(17)解除ワード 映美はパチッと目を開いた。 今まで熟睡していたのが嘘のように体全体の感覚が完全に覚醒した状態で目覚めた。 しかし、その反対に体はピクリとも動かない。それどころか一旦開いた瞼でさえ直ぐに閉じてしま
もっと読むドールメイカー・カンパニー (15)~(16)
(15)見えないレール 映美は駅の方向に向かって歩いていた。 単純な一本道だ。10分も歩けば着く。 たしか駅前には交番もあったはずだ。 わき目も振らず小走りに進んでいた映美だったが、その歩みがふと止まった。 (
もっと読むドールメイカー・カンパニー (13)~(14)
(13) 試練 昨日に引き続き、ふたたび男達の奴隷としての1日が始まった。 映美のスケジュール表には4人の名前が書き込まれていた。 午前に2人、午後に2人だ。 時間になると、指名された男の部屋に出向き、裸になって
もっと読むドールメイカー・カンパニー (11)~(12)
(11) 密かな反撃 「映美さん、朝ですよ~。起きてく~ださ~い」 部屋の明かりが灯るとともに、元気な声が映美の夢を覚まさせた。 「ふあぁ・・・」 映美は、ぼーっとしたまま上体を起こし、辺りを見回した。 見覚えのな
もっと読むドールメイカー・カンパニー (8)~(10)
(8) アクシデント 今日3度目のシャワーを浴びに映美が男に鎖を引かれながら四つん這いで歩いていると、ちょうど反対方向から来る、同じようなペアに出会った。 四つん這いで歩いているのは、たしか“怜”と呼ばれていた女性だ
もっと読む家庭教師 ショッピング
ショッピング 紀子は、洗濯を終わらせて部屋の片づけをしていた。もちろん裸であった。 洗濯物は外には干さずに風呂場に付いている乾燥機を動かして乾かしていた。 これは、僕の指示ではなかったが、他の人間にばれない様にとい
もっと読むドールメイカー・カンパニー (7)
(7) 完成検査 相変らずの暑さが続いていたが、今日は風に湿度が感じられない。 映美はビルの陰に入ると意外な涼しさにほっと一息ついた。 大きなトランクを1つ重そうに手にしているが、心の中は久しぶりにスッキリしていた
もっと読むうらぷら 第2話
第2話 「・・っ・・・っ・・っ・・」 水乃の嗚咽が辺りに響く。 ここは夜のセンサー公園。 俺は水乃を緑松と水乃が初めて出会った場所で貫いていた。 「ふん」 俺が水乃の身体からモノを抜く。 と、水乃の秘所からゴポ
もっと読む家庭教師 サンデースクール
サンデースクール 僕は朝食を食べると自宅から出かけていった。今日は両親ともに忙しいらしく僕が朝食を食べる為に1階に降りていくとおやじとおふくろが出かける所だった。 「あら一也、おはよう」おふくろは僕の方をちらっと見てそ
もっと読むドールメイカー・カンパニー (6)
(6) 催眠シナリオ ~収穫前~ “きつね”くんが潜入を開始してから1ヶ月。本格的な個別調教を開始してからも既に3週間以上が経過していた。 こと催眠技術に関して言えば、マインド・サーカスの中でさえ最高レベルの腕を有す
もっと読む浮遊館 第一章
第一章 エレクトラ誕生 「ご主人様、こちらが今度新しく入ることになった・・・」 「エレクトラ君だね」 「は・・・?」 ご主人様と呼ばれた男の前で、少女は思わず不審げな声を発した。 ご主人様と呼ばれた男は、まだ若くい
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