第4話 大学生の特権とも言える長い夏休みが終わり、初秋の風を肌に感じながら大学部の構内を早足で歩く。 「よぉ、久しぶり、森沢」 賑わう教室にたどり着くと、俺に真っ先に声をかけてきたのは吉倉(よしくら)である。吉倉
もっと読む「肉体改造」
種蒔きは男の本能(外伝):学院支配編
週明けの学院では、「臨時朝礼」と称して、講堂に全校の女学生が集められた。生徒たちの私語でガヤガヤとうるさかった講堂は、准監のシスター御手洗が教壇——となぜか段数の少ない飛び箱と体育マット——が置かれた演台の端に立って、
もっと読む魔女見習いは年相応!? 第3話-7
※有償依頼の作品を紹介しておりますので、一番下をご覧下さい。 第3話-7 前日とは見違えるような快晴の下、一隻の船が揚々と青い世界を進んでいく。 二島を繋ぐ定期便は一日一往復。船体はそれなりに大きいが、千
もっと読む魔女見習いは年相応!? 第3話-6
第3話-6 かりかり。かりかり。 シャープペンがノートの上を走る音。 すぅ。すぅ。 お兄ちゃんの寝息。 もうすぐお昼になりそうだけど、お兄ちゃんはまだ寝ている。 たまに目を覚ますんだけど、また寝てしまう。多分、
もっと読む意識及び無意識の状態での精神掌握能力について No.03
1998/11/06 10/27の実験を終え、最初の段階は完璧でないと言えども成功ではある。よって、二人の身体的・精神的安全に配慮したうえで、追加の改造を行うことにした。 まずは、都を追加改造することにした。主な改善
もっと読む意識及び無意識の状態での精神掌握能力について No.02
05.実験詳細 1998/09/12 まずは都に対して手術を行った。同日に帰宅後の都を睡眠剤と麻酔で眠らせ、人体改造の手術を行った。幸い、途中で緊急事態もなく成功。意識を回復させ、夕食を食べさせた。 1998/09/13
もっと読む意識及び無意識の状態での精神掌握能力について No.01
00. はじめに このレポートが誰かに見られるということは、恐らくこの実験の関係者である夢野都または内野家の者に知られているということだろう。勿論、片方だけがこっそり情報を持っておくという可能性は低いと思う。なので、二
もっと読む魔女見習いは年相応!? 第3話-5
第3話-5 その日は今までの誕生日の中で、一番肌寒い日だった。 直ちゃん達と遊んでいたら夕方になって、私は家に戻ってきた。だけど私は自分の家を通り過ぎて、隣の家の門をくぐっていた。 今日はお父さんもお母さんも遅い。
もっと読む魔女見習いは年相応!? 第3話-4
第3話-4 「花火大会? やるの?」 朝、キッチンの仕事を終えて雑談をしていた百果さんの言葉を捉えて、ハルカが声を上げた。 「うん、明日。知らなかった?」 「ここで?」 「ううん、前浜で」 「あ、島のお祭りってこと?」
もっと読む魔女見習いは年相応!? 第3話-3
第3話-3 中心街に向けて自転車を漕いでいると、遠くから汽笛の音が聞こえた。 《あ、あれ》 同時に、きゅうっ、と急ブレーキの音が響き、俺も慌ててブレーキペダルを握る。 ハルカの見た方向に視線を向けると、それは俺が
もっと読む魔女見習いは年相応!? 第3話-2
第3話-2 船着き場の駐車場から目抜き通りを三分ほど歩いたところに、その事務所はあった。 「大村さん」 「お、いらっしゃい」 真利奈さんが事務所に入るかどうかというタイミングで、事前に連絡が行っていたのか、大村さんと
もっと読む春日野さんの大胆なイメチェン 第一話
第一話 ドイツ語の授業を終え、一息つく。 「綾ちゃん凄ーい! 先生に訳文一つも直されなかったじゃない」 「春ちゃんも、だいぶできてたじゃない。先週と違って」 「あはは、今回はちょっと予習頑張った!」 私の名前は春日野
もっと読む魔女見習いは年相応!? 第3話-1
第3話-1 波が砂浜を撫でる音が聞こえる。 一足早く水着になり、海岸に出た俺は、空いているベンチに座り、ハルカを待ちながら浮き輪を膨らませていた。 海況が良かったせいか、船は定刻の十一時より数十分早く船着き場に到着
もっと読む魔女見習いは年相応!? 第3話-0
※当話に登場する場所は特定の諸島をモチーフとしていますが、作品の都合上、現実とは大きく異なる点がございますので、あらかじめご了承ください。 ※この節にはエロはありません(R-12程度)のでご了承ください。 第3話-0 「
もっと読む魔女見習いは年相応!? 第2話 後編
第2話 後編 目を開けたら真っ暗な世界が目に入った。真っ暗だと思ったけど、よく見たらちょっとだけ明るい。でも、見慣れない。 (寝ちゃってたんだ?) 起き抜けの頭で、私はぼんやりと考えた。すると、おなかの中に残っている
もっと読む魔女見習いは年相応!? 第2話 中編
第2話 中編 どんよりとした雲が、空を覆っている。 (暑い……) 昨日か一昨日に梅雨入りのニュースを聞いた途端、このジメジメとした空気が学園を覆っていた。週末の大学部の講義が終わり、寮に戻ろうとしていた俺も、例外なく
もっと読む魔女見習いは年相応!? 第2話 前編
第2話 前編 「ふぅ……」 思ったより忙しい一日を終え、俺はベッドに倒れ込んだ。 懐かしい天井が目に入る。少し色の濃い木目は、俺が中学の頃までに見慣れきった実家の自室のものに相違ない。 今年のゴールデンウィークは、
もっと読む魔女見習いは年相応!? 第1話
第1話 泣き声が聞こえた。 立ち尽くした俺は、声のする方向を探す。出所を見定めた俺は、だだっ広い草原を歩いて進んだ。 そこには、小さい女の子がいた。女の子は、大声を上げて目元を擦っていた。 俺は目の前でしゃがむ。
もっと読むつい・すと 3日目・??5
3日目・??5 熔融 (……あれ) 抱きかかえた身体がやけに重く感じて、あたしは胸元に抱いた首を引き離そうとする。 「きゃっ」 だけど、その身体はやっぱり完全にあたしに寄りかかっている。あたしの力では支えられなくて、
もっと読むつい・すと 昔話6
昔話6 あたしと俊ちゃん、そしてみんな いつから俊ちゃんが好きだったの、と聞かれたら、私は下を向きながら、こう答えるだろう。 ――最初から、かな。 小さい頃は、俊ちゃんと遊んでいた記憶しかない。本当はマコちゃんもい
もっと読むつい・すと 3日目・??4
3日目・??4 灼熱 「愛ちゃん」 改めて千晶に、後ろから抱きつかれた。 そのまま、千晶の手が、わたしのお腹に伸びる。すりすりとさすられた。 未だに膝立ちで身動きの取れないわたしは、千晶の言葉責めに、耐えるしかない
もっと読むつい・すと 3日目・??3
3日目・??3 傍観 カーテンを開けると、まるでそれが当然であるかのように、ナイトウェアショップは跡形もなかった。 代わりに目に入ったのは、輝くように明るく、それでいて暖かい白い壁。窓はない。それは、明かりの光量こそ
もっと読むつい・すと 3日目・??2
3日目・??2 Side Rose 開花 気づいたら、目の前には暗い空が広がっていた。 (あれ……?) 状況を理解できずにいると、ゆらり、と揺れを感じる。 あたしは首をひねり、椅子の背もたれの後ろを見た。 (……え
もっと読むつい・すと 3日目・??2
3日目・??2 Side Carnation 想い 胎内を、熱い霧のような感覚が渦巻いていた。 叶にイク寸前まで高められ、しかし頂点に届き損なった俺の身体は、俺の意思など全く無視して、音のない悲鳴を上げ続けている。
もっと読むつい・すと 3日目・??1
3日目・??1 待ち合わせ 気づくと、目の前にはタンスがあった。 見下ろすと、俺は立っていた。水着のまま。 頭がぼうっとする。けれど、目の前にあるものが求めていることは分かった。 (着替えろ、ってことか……) そ
もっと読むつい・すと 3日目・夜1
3日目・夜1 盲従 コテージに戻ると、ちょうど奥から出てくるミリアと鉢合わせした。 「お帰りなさいませ、皆様」 しなやかな動きでおじぎをしたミリアは、顔を上げて話を続けた。 「皆様、よろしければ皆様がお持ちになってい
もっと読むつい・すと 3日目・午後4
3日目・午後4 粗相 林を抜ける直前、木の間に立った俺達の目の前に広がったのは、静かな波の音を響かせた波だけだった。 たくさんいた男の観光客達は、一人たりとも残っていなかった。足跡すらなく、あたかも最初から、誰もいな
もっと読むつい・すと 3日目・午後3
3日目・午後3 誘惑 「……」 「……」 僕とシュンは、ダイニングの椅子に座っていた。 いつの間にか雨は止み、再びギラギラとした日光が窓から照りつけてきていた。ミリアちゃんが現れて、叶とちーを奥の部屋に連れて行った。
もっと読むつい・すと 3日目・午後2
3日目・午後2 改造 「この花に頭いじくられるの、すごく気持ちよくないか?」 一瞬の沈黙。 「……うん、気持ちいいね、すっごく。おまんこが、あっという間に濡れる」 顔を赤らめて最初に同調したのは、マコトだった。 「お
もっと読むつい・すと 3日目・午後1
3日目・午後1 会話 何とかコテージにたどり着き、俺達は建物内に入った。荷物はあまり濡れておらず、大惨事は免れた。直後、建物を豪雨が襲うのが聞こえる。本当に間一髪だった。 その時、下半身に異変を感じた。 「あっ?」
もっと読むつい・すと 3日目・午前
3日目・午前 忘我 俺達四人は、昨日の昼飯の時と同じ場所にシートを並べた。昨日と同様、日焼け止めクリームを塗る。 「やっぱり、いい手触りだな……」 千晶の背面をクリームで撫でながら、俺はつぶやく。 いい手触りは肌も
もっと読むつい・すと 3日目・朝
3日目・朝 閾(しきい)越え 深いところから戻ってくるのを感じる。全身に睡眠の余韻を残しつつ、意識が水面を抜けて目が開いた。……もう、朝だった。 胸元に千晶の顔があった。頭上の花から放たれていた明かりは、当然のように
もっと読む種蒔きは男の本能
「信じていいんだよな、これ…」 澤田正治は、自宅のソファーに沈みこみながら、診断結果が記載された紙を穴の開くほど見つめていた。数字があまりに変わりすぎていて、なかなか信じられない。 精液の量、精子の濃度・運動率の高さ
もっと読むつい・すと 2日目・夜2
2日目・夜2 実践 ビビった。 あのマコトが。 あれだけ格好良くて、堂々としていて、ヘタすりゃ俺より男らしいときもあるマコトが。 「はい、ご主人様」と言った。叶に対して。 しかも、不承不承ではなく。 完璧に、
もっと読むつい・すと 昔話5
昔話5 私と真琴さん 私は首都圏の大学に合格した。高校を卒業して、私は北の大地から脱出して(嫌いではなかったけれど、女子中高生には退屈だった)再び上京した。 四月に入ってすぐ、私は入学者説明会に出席するために大学にい
もっと読むつい・すと 2日目・夜1
2日目・夜1 実演 風呂から上がって、俺は昨晩と同様、トランクスの上に浴衣を羽織った。 腰回りが細くなっていたので、トランクスを少しきつめに縛った。 「ねえ、俊ちゃん」 千晶から声がかかった。 「何?」 「もし、俊
もっと読むつい・すと 昔話4
昔話4 私と千晶さん 私が千晶さん達と出会ったのは、小四で同じクラスになったときだった。 それまでも女の子の友達はたくさんいて、その友達と同じように千晶さんも私の友達になった。多少、私が強引だった気もするけれど、別に
もっと読むつい・すと 2日目・午後
2日目・午後 変化 泳いで海岸に戻ったときには、マコトは既に堂々とした振る舞いになっていた。上半身の状態を気にすることもなく(おそらくまだ強がってはいるだろうが)、四人でお昼を食べよう、とみんなに提案した。俺と叶が頼ん
もっと読むつい・すと 昔話3-3
昔話3-3 僕が僕であるためには(後編) シュンとちーが付き合うようになってからも、僕達は三人で頻繁に遊んでいた。ただ、恋人としての二人の時間を作るため、必然的に僕が輪に加わる時間は少なくなった。 中学校の卒業式を控
もっと読むつい・すと 昔話3-2
昔話3-2 僕が僕であるためには(中編) 叶を除く僕達三人は、同じ中学校に進学した。 叶への感情をはっきりと理解した僕にとって、春休みという時間は大きかった。これまで僕の中でよく分からなかったいろんなことが、時間を使
もっと読むつい・すと 幕間
幕間 あるマンションにて 水晶には、二人のニンゲンが映っていた。 右はオンナ。左はオトコ。……いや、「まだ」オトコと言った方が正しいかな。二人は海の岩場に腰掛けていた。 とても雰囲気はよかった。「まだ」オトコの方―
もっと読むつい・すと 2日目・午前
2日目・午前 特別 「綺麗だなあ……」 「そうだね」 目の前には青空と、僅かな雲。そして、広大な海。日差しは強く、おかげで海も青くキラキラと輝いている。 俺は砂浜にごく近い木陰で、ビニールシートを広げ、寝転がっていた
もっと読むつい・すと 昔話3-1
昔話3-1 僕が僕であるためには(前編) 僕は、レズであること以外は、普通の女の子だ。レズであることは特殊なことだから、大事な人以外には、必要なときにしか言わない。 けれど、他は余計なことを考えず、堂々としていればい
もっと読むつい・すと 2日目・朝
2日目・朝 異変 意識が、深いところから戻ってくる。 目を開けると、太陽光の明るさを感じる。朝だ。 その途端に尿意が襲った。俺はトランクスを手で探し、ベッドに寝転がりながら穿く。 「ん……」 千晶も目を覚ましたよ
もっと読むつい・すと 昔話2
昔話2 俺と千晶 「ちーあーきー。あーそーぼー」 俺と千晶との最初の記憶といったら、この言葉だ。それこそ、公園で会う度に言っていた。 そしてたいていの場合、俺と千晶は砂場で遊んでいた(稀にマコトも加わっていたが)。千
もっと読むつい・すと 1日目・夜
1日目・夜 解放 「上がりましたー」 「クソっ」 マコトの手札がなくなり、俺はうなだれる。先に上がっていた千晶と叶が笑う。 七並べを四ゲームやったが、今日は運と調子が悪く、二回ドベを引いてしまった。そして千晶と叶は離
もっと読むつい・すと 昔話1
「昔話」には、性描写及びMC要素はありませんので、ご了承下さい。 お読みいただかなくても本編には差し支えありません。 昔話1 俺とマコト 出会った頃、俺――柳田 俊一(やなぎだ・しゅんいち)にとってマコト――平林 真
もっと読むつい・すと 1日目・夕
(はじめに) 当作品は必ず作品分類をご確認の上お読み下さい。但し、未完の限りにおいては、予定変更により分類が「空振り」となることもありますのでご了承下さい。 また、当作品はいかなる社会的問題をも提起し、または想起させ
もっと読む学園特別クラス 第四章
第四章(十二月~一月) 十二月 職員室のとなりにある、小さな小部屋。 生徒の二人だけの面談に使うためのものだが、成美の知る限り、教職員同士の性交渉にもっぱら使われている部屋だ。 「この学園には、もう慣れましたか、成美
もっと読む学園特別クラス 第三章
第三章(九月~十一月) 九月 新学期。 成美は、すっぱだかになって、生徒のみんなを前に、教壇に立っていた。 首には、ピンク色のチョーカーがついていて、おなかにはタトゥーシールが貼ってある。 「SEX SLAVE」。
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