2. そして私達は居酒屋にやってきた。 いつものようにお酒からトークが始まる。 そしていつものように樹莉は盛り上げ役をする。 樹莉にとって私達は気を許せる友達ではないのだろうか。 それとも・・・ 「・・・はぁ・
もっと読む「催眠」
魔性の少女 第三章
第三章 ― 0 ― 家の雰囲気は、もはや元には戻れないと確信させられるほど、徹底的に変わってしまった。それは全て、舞ちゃんが来てからの事。舞ちゃんが行った事。舞ちゃんが・・・望んだ事。 いつも家族の誰か、または全員が
もっと読む名もなき詩-シーソーゲーム- 第1話
※複数視点です。最初は1話ものだったのですが、かなり長いので4話に分離しています。 主役は「DEOPET」の狩野樹莉。かなりの美女です。 1. 大勢の観客たちが私たちに注目している。 そうよ。遠くで皆が応援している
もっと読むDEOPET 第6話
6話・~得手に帆を揚げる~ 0:10・・・龍正の部屋 -バンッ- 勢いよく扉が開けられ、優嘉が入ってきた。 「ほら、来たじゃないですか」 「ウソ。だって寝る前は・・・」 「こいつは勘が異常に鋭いんですよ」 そう言い
もっと読むDEOPET おまけ
おまけ・~優嘉、催眠への道! ねえ・・・あの時のこと、覚えてる? アタシとあなたが初めて出会ったとき・・・ あの日からアタシの人生は大きく変わったんだよ。 アタシはあなたが好き・・・世界で一番。 あなたもアタシ
もっと読む真夜中のオンライン レベル2
レベル 2 (1) 「さてと。昨日の続きをしようかな」 夜、部屋で宿題を済ませた後、詩織は椅子に座ったまま背伸びをして言った。毎週欠かさず見ていたドラマが始まる時間だったが、それよりもゲームの続きがしたかった。 ゲー
もっと読む真夜中のオンライン レベル1
レベル 1 (1) 「キャラクターを選択してください」 詩織の目の前に、キャラクター選択画面が表示される。このゲームでは、人間やホビットといった種族。それに性別や年齢、顔のタイプや髪型を選択する事で、自分の分身であるキ
もっと読むDEOPET 第5話
5話・~浅い川も深く渡れ~ 龍正は優嘉と麻衣、樹莉を連れて自分の部屋へと移った。 (りゅ~せ~の部屋・・・久しぶりの気がする・・・) 「龍正さん・・・まさか・・・」 「そのまさかだ。目には目を復讐には復讐を・・・」 「
もっと読む真夜中のオンライン レベル0
レベル 0 (1) 「うーん。これだとバランスが悪いかな」 ノートにシャープペンを走らせながら、僕は呟いていた。書いているのは街の地図。しかし、どこにも存在しない街のものだ。 「おーい、麻野。何書いているんだ?」 ク
もっと読む魔心本 第4話
第4話 〈高瀬の場合〉 この前は刹夢で楽しんだから今度のターゲットは僕の2つ年上の高瀬(たかせ)姉さんにしてみよう。 「ただいまー」 という高い声が玄関から聞こえてきました。 高瀬姉さんは有名な某有名大学に通ってい
もっと読むTEST 5th-day Vol.1
**********5th-day Vol.1********** 明智 祐実:警察組織レディースワット チーム6の若すぎるチーフ。直情的で上昇志向が強く、またほとんどのチームメートが彼女の先輩にあたり、チーム内では浮き
もっと読むAYATURIハンター 第2章
第2章 夜も更けて、コンビニの店内は人気も無く静まり返っていた。蛍光灯の白い無機的な光が、什器や商品棚を素っ気無く照らし出している。店内スピーカーからは気の抜けたようなイージーリスニングのBGMが流れ、淀んだ時の流れを
もっと読む魔心本 第3話
第3話 この前にした実験によりこの本には色々な能力があることがわかった。 しかしまだこの本の力はあんなものではない、よし、これからもっといろんなことを試してみよう。 まずはあいつに試そう。 〈刹夢の場合〉 刹夢
もっと読むDEOPET 第4話 Bad
4話・~バッドエンド編~ 18:30・・・同場所 優嘉は裸のままソファに座っている。 対して飛騨は一度服を着なおしている。 優嘉のすぐ側に立って話しかける。 「聴こえるか優嘉?」 「うん・・・」 「俺の言う事は絶
もっと読む催眠塾 第六話
サンダーボルト 俺はいつものとおり、いつものように集団登校で学校に行く。 そして、今日もいつものように授業を受け、いつものような毎日を送るはずだったが、今日は違った。 俺は靴を脱いで上履きに履き替え、教室に向かうた
もっと読む魔心本 第2話
第2話 僕はあの怪しいおばあさんから買った魔心本を試すために人の多い場所を探しにいきました。 そして、人の多い道に出ました。 「さーて誰に試してみようかな」 僕は早速品定めにかかりました。 「うーんまだよさそうな人
もっと読む催眠塾 第五話
仔犬の歌 一体どうなっているの!? 塾に来て、エレベータに乗ってからの記憶が無い。 わかるのは今の状況だけ。ううん、それだってよくわかっていない。 今私は裸で、床に仰向けで寝転がっている。 頭と腰の部分に枕が置
もっと読む魔心本 第1話
第1話 ・ ・ ・ 始めまして勇者ラムへスですこの次から魔心本と主人公大神拓也が色々しますので期待してくれる方は期待してください < 続く > ・ ・ ・ ・ 始めまして勇者ラムへスですこの次から魔心本と主人公大神拓也が
もっと読むDEOPET 第4話
4話・~声涙、倶に下る~ 龍正と麻衣は、タクシーに乗っていた・・・ 相手の暗示を利用する事で予定より簡単に眠らせることができた。 そして助ける振りをして自宅へと運んでいた・・・ 少し遡って18:00・・・ 飛騨
もっと読むDEOPET 第3話
3話・~軽挙妄動~ 龍正の自宅・・・ 翌朝・・・決戦の幕開け・・・ しかし、龍正と麻衣は午後の行動に備えて寝ていた・・・ というのも、能力を使い続けるのは体力の消耗が激しいからだ・・・ 前日の密着調査の体力消耗
もっと読む体育教官室の罠 ”晶”
-”晶”- 裏切られた・・・ 信じていたのに・・・・ 目を閉じると思い浮かぶのはあいつとの情事。 嬉しそうに震えていた自分が嫌になる。 これもあいつの手の上なのか。霞を助けようとしたのも無駄なのか。 剣道場で
もっと読む体育教官室の罠
「晶が来ていない?」 天音 霞は晶の教室の前でクラスメイトに聞かされた。休み時間、喧噪のある廊下、彼のために晶をより従わせるため教室に行った時のことだった。 「なんで? 風邪?」 「さあ? 天音さんが知らないんじゃ、私
もっと読む催眠塾 第四話
緋色の授業 ボクは、今日も蘭ちゃん、麻奈ちゃんと一緒に塾に来た。 エレベータのボタンの下のカバーを開け、地下の教室へ行くボタンを押した。 「麻奈ちゃん、塾にはもうなれた?」 「うん、アオちゃんとランちゃんが教えてくれ
もっと読む屋上の対峙 ”霞”
”霞” 「霞先輩のお弁当おいしそうですね」 「そう? ありがとう」 昼休みの生徒会室。私と加奈ちゃんはお弁当に箸ををつつく。 生徒会はいろんな用事がよく来るので、昼休みと放課後は誰かしら生徒会役員が生徒会室に詰めてい
もっと読む女王の庭 第8章
第8章 涙 1 大学教授でも、雑念に悩まされることはある。 最近、大嶋は、小野寺晴菜のことが気になって仕方がない。 ゼミの授業中や、自分の研究室に遊びに来ているとき、小野寺晴菜の整った顔やほっそりした身体に、どうし
もっと読む屋上の対峙 ”晶”
”晶” ずきん、ずきん。 鈍い頭痛が私を襲う。 その痛みを奥歯に噛みしめ、眠気に重くなる瞼を無理矢理押し上げる。 きっと酷い表情になっていることだろう。 そして、外見以上にあたしの内面は酷いことになっていた。
もっと読む女王の庭 第7章
第7章 残り火 1 こういうのはどうだろう? 小野寺晴菜の法則――全ての男は小野寺晴菜に恋をしている。 だがこれは、桐野梓に訂正されてしまった。 小野寺晴菜の法則――男には2種類ある。小野寺晴菜に恋している男と、
もっと読む魔心本 プロローグ
プロローグ ある出来事があったそれはまだ僕が小さいころ親と一緒にドライブに出かけたときのことでした。(ちなみに僕の名前は大神拓也) 順調かと思われたこのドライブでしたがなんと飲酒運転をしていたトラックが追突してきたのです
もっと読む老教師の午後 4
-4- 悪魔の力を手に入れたと言うのに、それでも盗撮行為を止めなかった一昨日の自分に、私は感謝していた。 格好の、ズリネタになったからだ。 老教師が得た「若さ」――それは、想像以上に激しいものだった。 いくら出し
もっと読む女王の庭 第6章
第6章 おもちゃ 1 ゼミの開始時刻の20分前に、倫子はゼミ教室に行った。 すでに「晴菜のお友達」は勢揃いしていた。 晴菜と今井弘充が、間違えて早く教室に来てしまうという心配はない。二人には、下期に使うテキストを買
もっと読む老教師の午後 3
-3- 「天使」と「悪魔」の争い――。 それはとどのつまり、人々の精神・感情のせめぎあい、なのだそうだ。 人の魂と言うものは、その一番の中心、一番の奥で、一人一人が、「神」に繋がっているらしい。 つまりは、極々一部
もっと読むDEOPET 第2話
2話・~悦に入る~ ターゲットが奥まで入り、能力が届かない龍正・・・ (とりあえず狩野が受付に現れるまで慌てないでおこう・・・その間はそうだな・・・今まで得た狩野の情報の整理でもするか・・・) 狩野は現在27歳・・・
もっと読むDEOPET 第1話
1話・~図南の翼~ 環状線のとある駅から少し歩いた高級マンション、その一室に、その組織は存在した・・・ 恐らく誰もが惹かれるキャッチコピーとともに・・・ 「寝取り、復讐のご依頼はお任せ下さい」 通称「デオペット」・
もっと読む女王の庭 第5章
第5章 賜物 1 待ち合わせ場所は上野公園の階段の下だった。 上野なんてめったに来ないので、念のため早めに来た。 待ち合わせ場所に着いても、晴菜には何の用だったのか思い出せない。待ち合わせ相手も誰だか覚えていない。
もっと読む女王の庭 第4章
第4章 女王の庭 (Vol.2) 4 晴菜はストリップ歌謡ショーの2曲目を歌う。 テーブルの上で、細い腰を艶かしく揺らして踊る。 汗が滴り、テーブルの上に飛び散る。 倫子は上機嫌で晴菜に声援を送ってやる。 今日
もっと読む女王の庭 第4章
第4章 女王の庭 (Vol.1) 1 倫子の大学生活は、これまでの屈託を取り返すように、急に楽しくなった。 友人たちと晴菜で遊ぶときは、今井弘充が邪魔になった。そういうとき、今井弘充は「用事を思い出して」「体調が悪く
もっと読む女王の庭 第3章
第3章 舞姫 1 夜が更ける。 倫子が主催する催眠術ショーのステージは、幕間の質問タイムが終わり、後半の部に入る。 倫子は再び晴菜と弘充を眠りに落とした。 感情の高ぶった晴菜と弘充を落ち着かせようと、倫子が囁いて
もっと読む魔性の少女 第二章
第二章 ― 0 ― 彼女が何を考えているのか、まったく判らない。 ぼくは異様な興奮に全身を蝕まれ、壊れかけた人形のようにただその光景を見詰める。 目の前に映し出される、淫靡な光景。 日常を逸脱した非日常。 世界
もっと読む女王の庭 第2章
第2章 かぼちゃの馬車 1 山越崇行が下川倫子から催眠術のことを教えられたのは、それより数ヶ月前だった。 崇行はまったく信用しようとしなかった。倫子は証拠を見せてやると言った。次の日、午後3時に、ヒルズにある喫茶店で
もっと読む魔性の少女 第一章
第一章 ― 0 ― チャイムの音がした。 ぼく――佐原裕司は自室でベッドに寝転がり、あからさまに暇つぶしといった様子で車専門の雑誌をめくっていたのだけど、その音に反応して身体を起こした。 階下に家族がいるのは知って
もっと読む女王の庭 第1章
第1章 ステージ 1 倫子の父親は、中部地方で飲食店やホテルをいくつか経営しているそうだ。年に数日、東京に出張することがある。その際に利用できるように、倫子のマンションは3LDKの広さがある。親ばかなのか、セキュリティ
もっと読む女王の庭 序章
序章 探し物 1時間以上もの間、住宅街を歩き回って時間をつぶしている。 ひとまわりして、また彼女の家の前に戻ってくる。門に「小野寺」の表札がかかっている。塀越しに、2階の角部屋の窓明かりを確かめる。そこが彼女の部屋だ
もっと読む生徒指導室の人形
コンコン 廊下と中に響く音。 男子生徒は生徒達の間でもっとも敬遠される場所――生徒指導室の前に立っていた。 「入りなさい」 叩いたとの内側から声をかけられる。 男子生徒がガラリと開いて中にはいると、二人の女性が
もっと読む剣道場の囁き”霞”
-”霞”- 放課後。 ホームルームが終わり、わき起こり始める喧噪の中を晶の教室まで行く。 あまりなじみのない教室の中にするりと滑り込み、声をかけてくる女子を笑顔でいなしながら目的の席へと進んでいく。 目的の席のす
もっと読む老教師の午後 2
-2- 『それでいいのか?』 悪魔は問うた。 『確かにお前は優秀な教師だ、それは悪魔である俺ですら認めてやるよ』 『だがな、それでいいのか?』 『確かにお前は、何百人もの生徒を立派に巣立たせた』 『だが、それだけだ』
もっと読む老教師の午後 1
-1- ――良い、天気です。 抜けるような蒼穹が、次第に茜色に染まって行き、雲一つ無い春の空が、遥か彼方から軽やかな微風を運んで来ます。 弾ける様な、さざめく様な、生徒達の声が微かに聞こえます。 夕刻も迫り、がら
もっと読むTEST 4th-day Vol.9
**********4th-day Vol.9********** 【4th-day あらすじ】 陣内瑠璃子の操り人形となった深田茶羅は、明智祐実への捜査報告を装って2人きりになると、いきなり彼女を襲い始める。彼女は陣
もっと読むTEST 4th-day Vol.8
**********4th-day Vol.8********** 【4th-day あらすじ】 レディースワット・チーム6のチーフ明智祐実が学院に潜入捜査として遣わせた所轄新人署員・深田茶羅は、陣内瑠璃子の手中に落ち
もっと読む家庭教師 ビジット
ビジット 日曜日の朝、涼子は朝早くから起き、部屋の掃除を入念に行っていた。涼子は一也の言った通りに電話線のローゼットの周りの家具をずらした。 そこもきれいに掃除し準備は万端だった。 「これでよしと」そう呟きながら涼子
もっと読む図書室の秘密
放課後、夕焼けに染まる図書室に七瀬 澄(ななせ すみ)はいた。 図書委員の当番なのだが、昼休みなどの時間は上級生が取ってしまうため、自然、下級生の澄などは放課後の当番に回されてしまう。 しかし、それを抜きにしても澄
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