DEOPET 第1話

1話・~図南の翼~  環状線のとある駅から少し歩いた高級マンション、その一室に、その組織は存在した・・・  恐らく誰もが惹かれるキャッチコピーとともに・・・ 「寝取り、復讐のご依頼はお任せ下さい」  通称「デオペット」・

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女王の庭 第5章

第5章 賜物 1  待ち合わせ場所は上野公園の階段の下だった。  上野なんてめったに来ないので、念のため早めに来た。  待ち合わせ場所に着いても、晴菜には何の用だったのか思い出せない。待ち合わせ相手も誰だか覚えていない。

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女王の庭 第4章

第4章 女王の庭 (Vol.2) 4  晴菜はストリップ歌謡ショーの2曲目を歌う。  テーブルの上で、細い腰を艶かしく揺らして踊る。  汗が滴り、テーブルの上に飛び散る。  倫子は上機嫌で晴菜に声援を送ってやる。  今日

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女王の庭 第4章

第4章 女王の庭 (Vol.1) 1  倫子の大学生活は、これまでの屈託を取り返すように、急に楽しくなった。  友人たちと晴菜で遊ぶときは、今井弘充が邪魔になった。そういうとき、今井弘充は「用事を思い出して」「体調が悪く

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女王の庭 第3章

第3章 舞姫 1  夜が更ける。  倫子が主催する催眠術ショーのステージは、幕間の質問タイムが終わり、後半の部に入る。  倫子は再び晴菜と弘充を眠りに落とした。  感情の高ぶった晴菜と弘充を落ち着かせようと、倫子が囁いて

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魔性の少女 第一章

第一章 ― 0 ―  チャイムの音がした。  ぼく――佐原裕司は自室でベッドに寝転がり、あからさまに暇つぶしといった様子で車専門の雑誌をめくっていたのだけど、その音に反応して身体を起こした。  階下に家族がいるのは知って

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女王の庭 第2章

第2章 かぼちゃの馬車 1  山越崇行が下川倫子から催眠術のことを教えられたのは、それより数ヶ月前だった。  崇行はまったく信用しようとしなかった。倫子は証拠を見せてやると言った。次の日、午後3時に、ヒルズにある喫茶店で

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女王の庭 第1章

第1章 ステージ 1  倫子の父親は、中部地方で飲食店やホテルをいくつか経営しているそうだ。年に数日、東京に出張することがある。その際に利用できるように、倫子のマンションは3LDKの広さがある。親ばかなのか、セキュリティ

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女王の庭 序章

序章 探し物  1時間以上もの間、住宅街を歩き回って時間をつぶしている。  ひとまわりして、また彼女の家の前に戻ってくる。門に「小野寺」の表札がかかっている。塀越しに、2階の角部屋の窓明かりを確かめる。そこが彼女の部屋だ

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TEST 4th-day Vol.9

**********4th-day Vol.9********** 【4th-day あらすじ】  陣内瑠璃子の操り人形となった深田茶羅は、明智祐実への捜査報告を装って2人きりになると、いきなり彼女を襲い始める。彼女は陣

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TEST 4th-day Vol.8

**********4th-day Vol.8********** 【4th-day あらすじ】  レディースワット・チーム6のチーフ明智祐実が学院に潜入捜査として遣わせた所轄新人署員・深田茶羅は、陣内瑠璃子の手中に落ち

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図書室の秘密

 放課後、夕焼けに染まる図書室に七瀬 澄(ななせ すみ)はいた。  図書委員の当番なのだが、昼休みなどの時間は上級生が取ってしまうため、自然、下級生の澄などは放課後の当番に回されてしまう。  しかし、それを抜きにしても澄

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TEST 4th-day Vol.7

**********4th-day Vol.7********** 【4th-day あらすじ】  潜入捜査として明智祐美の命令で学院に潜入して捜査をしていた深田茶羅は、一連の事件のキーマンである『陣内瑠璃子』を名乗る女

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第三の眼 第四章

第四章~家族乗っ取り計画前編~  俺が学校から出たとき、すでに空は暗くなっていた。 (学校が終ったのが13時で、今は18時か…さすがにやりすぎたか)  あの後、美里と麗華とやりまくった。時には、1人、時には二人同時に相手

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TEST 4th-day Vol.6

**********4th-day Vol.6********** 【4th-day あらすじ】  組織『セルコン』のTEST対象である陣内瑠璃子はその奔放ぶりを気に病む『ママ』から、連絡をとるようにと遣わされたメッセン

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第三の眼 第三章

第三章~お嬢様を墜とせ~  昨日の事もあり、俺は朝になっても爆睡していた。  そこに忍び寄る一つの影… 「陽く~ん。朝だよ。起きて~」  う~ん…その言葉で俺は体を起こして寝ぼけ眼で涼子を見た。  黒と白……目がはっきり

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第三の眼 第二章

第二章~陥落、そして~  ぴちゃ、にちゃぴちゃぴちゃ  教室に不釣合いな淫らな音が響いていた。 「うん…美里、気持ちいいぞ。んっあぁ…」  すでに美里が俺のモノを銜えてから、数分が経った。 「美里は、フェらが上手いな。こ

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TEST 4th-day Vol.5

**********4th-day Vol.5**********  【4th-day あらすじ】  本物の陣内瑠璃子の身柄が拘束されて接見に行った園美と樹里は自我を喪失した瑠璃子に催眠面接を試みた。園美が瑠璃子との面接

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第三の眼 第一章

 ある日俺の中で何かが弾けた。  どうも俺には特殊な能力が眠っていたらしい。  それからは友人らを使って色々訓練を重ねた結果、自由に使いこなせるようになった。  幸い今日から新しい学校だ。くくく……楽しい日々の始まりだな

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TEST 4th-day Vol.4

**********4th-day Vol.4**********  【4th-day あらすじ】  本物の陣内瑠璃子が発見されたことを知った瑠璃子はスパイとして瑠璃子の招待を探るべく学院に潜入した捜査員・茶羅との接触を

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音楽室の嬌声

 それは昼の事だった。  その日はちょうど、テストの最終日でいつもなら午後に続く授業も今日はもうない。  音楽やテレビの話題。放課後の予定。部活の内容。テストの結果等、生徒達の喧噪の広がる。  そんな廊下を天音 霞は空に

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TEST 4th-day Vol.3

**********4th-day Vol.3 ********** 【 渋谷 道玄坂警察署 】  陣内瑠璃子の身柄確保―  奈津美がその報を受けて、道玄坂署についた時には、すでに園美と樹里が取調室前の廊下にいた。 「ど

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きれいな石 第1話

第1話 「ちょっとそこのお兄さん」とある街の繁華街で易者風のおじいさんに呼び止められた。 「あんたちょっとこっちへ」普通に声を掛けられただけだが、なぜかその声に従った。  普段の俺はそんな呼び込みにはまるっきり応じず無視

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TEST 4th-day Vol.2

**********4th-day Vol.2**********  陣内瑠璃子は、特殊な能力をもっている。  彼女は『セルコン』と呼ばれる組織の目に留まり、強制的に『TEST』といわれる課題を負うこととなった。  奔放

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TEST 4th-day Vol.1

********** 4th-day   Vol.1 ******* 【 聖オスロー中等学校 面談室】  早朝、学内の面談室で学年主任の奥津真矢からの30分にわたる説明で琥南の転入手続と入寮手続が済まされた。 「寮には最

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TEST 3rd-day Vol.3

********** 3rd-day   Vol.3 ******* 明智 祐実:レディースワット チーム6の若すぎるチーフ。       直情的で上昇志向が強く、またほとんどのチームメートが彼女の先輩にあたりチーム内で

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TEST 3rd-day Vol.2

********** 3rd-day   Vol.2 ******* 明智 祐実:レディースワット チーム6の若すぎるチーフ。直情的で上昇志向が強く、またほとんどのチームメートが彼女の先輩にあたり、チーム内では浮き気味。

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保健室の情事

「ん?」  養護教諭弥生 織絵(やよい おりえ)はその変化に気が付いた。  自らの職場にして、自らの城。保健室のベッドには隔離するためのカーテンが引かれている。つまり、誰かが使っているという事だ。だが、織絵はそんな話は聞

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