第2話 Part. 1 この石を手に入れてから1週間が経っていた。あの運命の日つまり、易者風のおじいさんに呼び止められた日から丁度1週間になる。 その間、俺は香織でいろいろ実験を行い、この石の運用方法と言うか、利用方
もっと読む「催眠」
闇から伸びる光の螺旋階段 1
prologue 世の中には、自分たちの知らないことが多い。 自分達が住んでいる。日本の中でも、裏では知らないことは意外とあるみたいで……。 これは、浅香 勇哉という見た目ごく普通な人が東京を舞台に、 夢闇という一
もっと読む教室の恋人
「さって・・・帰るか・・・・」 男子生徒は一伸びして、そう呟いた。 読んでいた本をぱたりと閉じて鞄へとしまう。そして、前髪を軽くかき上げると日差しの強い屋上を後にした。 校舎は静かで、先程まで満ちていたテスト後独特
もっと読む女王の庭 第9章
第9章 迷宮の小鳥 (3/3) 13 マーメイズホテルの外で、センセイたちが待っていた。 センセイはまた、小田とシュウ君に両側から挟まれて、身体をくねくねとさせていた。甘ったるく顔を赤らめて、見るからにイヤらしくい。
もっと読む視聴覚室の従属
「ちょっとっ!」 麗らかな昼下がり。視聴覚室で昼寝をしていた男子生徒は、そのいらだたしげな声で叩き起こされた。 まだ完全に覚醒していない頭、トロンと眠そうな目を瞬かせて擦りながら見上げた先には一人の少女が仁王立ちをし
もっと読むリアルゲーム 一話
1話-a:最初の獲物達~紹介パート~ 春休みという予行演習が終わり、今日からいよいよゲームが始まる。 「影路様、いよいよですね」 「ああ、美羅」 「はい」 「お前に『指令』を送る」 美羅の瞳から光が消える。 美羅に
もっと読むリアルゲーム プロローグ
プロローグ:予行演習 俺の名は影路(えいじ)。苗字は、まぁ今は伏せておこう。 今日、市立の学校を卒業したばかりだ。春休みが終わったら県内の名門校に入ることになっており、その先はできたら東大へ行きたいと思っている馬鹿だ
もっと読む女王の庭 第9章
第9章 迷宮の小鳥 (2/3) 7 遅い昼食はマクロナルドで済ませる。 昨夜里穂が立てた計画では、隣接するショッピングモールにあるオシャレなカジュアル・フレンチで、ゆっくりとランチを楽しむ予定だった。センセイと今井さ
もっと読む催眠塾 第十話
連鎖反応 チャンチャカチャンチャンチャチャンチャチャンチャン……。 私が大学から帰ってき来ると、そのタイミングを待っていたかのように携帯が鳴った。 一色ビオラ……私が家庭教師をしているすみれちゃんのお母さんだ。 「
もっと読む虚像現実 @ch.2
@ch.2 アレから一週間後。 仕事の後に、勤労の報酬を受け取る俺がいた。 「んんっ・・・!じっ、事務所じゃダメですぅっ・・んっ、んっ、んっ!」 顔を紅潮させ、立ったまま、抱きしめるような格好で身体を俺に預けたたま
もっと読む魔性の少女 第五章
第五章 ― 0 ― ぼくは、言語に置き換えがたい爽快感を感じている。 言葉にすると、それは日常とか、常識とか、道徳とか、世の中を成り立たせる為のルールから、激しく逸脱しているものになるだろう。 けれど、世の中を構成
もっと読むクリスタルの中庭 第四話
第四話 (14) 夜、珍しく家の電話が鳴った。この屋敷の番号を知る者は、数えるほどしかいない。 「もしもし。私だ」 それはあの催眠術師の声だった。僕にこの生活をもたらした、あの男だ。 「入金を確認した。一言、お礼が言
もっと読む催眠塾 第九話
籠絡 「ねえ、ママ。私も塾に行きたいんだけど、いいでしょ?」 塾に行きたいと言う気持ちをママに伝える事にした。こう言う事は早いほうが良い。 「……あなた、椿先生と何かあったの?急にそんな事を言い出すなんて」 「うぅん、
もっと読む女王の庭 第9章
第9章 迷宮の小鳥 (1/3) 1 ポスターの中から、エビちゃんがこっちを見つめている。顔をわずかに左に傾け、上目使い気味に大きな瞳を輝かせて、ニッコリ笑いかけてくる。 ふえー、かわいいっ。 里穂はうっとりと見つめ
もっと読むクリスタルの中庭 第三話
第三話 (10) 「ねえ。日奈ちゃん」 日奈の口に二度目の精を放った後、僕は口を開いた。日奈はザーメンを、喉を鳴らせて飲んでいた。 「ン…なあに?ご主人様」 「もしさ。僕が日奈ちゃんを抱きたいと言ったら、どうする?」
もっと読む催眠塾 第八話
束縛の歌 「ねえ、すみれちゃん。今日家に行っても良い?」 なんだか今日はすみれちゃんと遊びたい気分。塾も無いしね。 すみれちゃんはクォーターでブロンドの髪の毛のお人形さんみたいな可愛い女の子。大人しい印象もあるし、そ
もっと読むクリスタルの中庭 第二話
第二話 (7) ベッドの中の葉月は、体を毛布で隠しながら僕を睨んでいた。睨みつつも、手を伸ばして自分が着るべきメイド服を要求していた。僕は天にも上る気持ちだった。憧れ続けた葉月と、その妹を手に入れたのだ。僕専用のメイド
もっと読む催眠塾 第七話
画策をする者 ふぅ……。 俺はため息をついた。 面倒くさい。 俺は封筒から今月の授業料を取り出していちいち数えて記帳する。 確定申告しなければならないのだから仕方が無いのだが、はっきり言って面倒くさい。どうした
もっと読む虚像現実 @ch.1
@ch.1 「たまきちゃん。お疲れ!」 「あ、山本さん、おつかれさまです!」 元気よく挨拶を返してくれた少女。艶のある黒髪を腰まで伸ばし、大きな二重の眼と、ハリのある声、ちょっと犬チックな口がチャームポイントアイドル歌
もっと読むクリスタルの中庭 第一話
第一話 (1) ガシャン。 背丈の倍ほどもある大きな鉄の扉を、僕は閉じた。僕の家の正門だ。その先には、木立に囲まれた屋敷の屋根が見えている。人の気配は無い。当然だ。今この家の住人は、僕一人なのだから。見送る人もなく、
もっと読む魔性の少女 第四章
第四章 ― 0 ― 舞ちゃんとセックスした夜。 あの時からぼくもまた変質を余儀なくされた。 それほどまでに、舞ちゃんの身体は甘美だった。 柔らかく、しっとりとした感触の肌。 甘い体臭。 そして、快楽神経を直接
もっと読むホームステイ
夏。 これ以上ないほどにクソ熱い、夏。最高気温35℃、最低気温28℃の夏。 見知らぬ東京訛りの人が尋ねてきて、1週間ほど泊めて欲しいと頭を下げた。 迷惑代として、と差し出された3枚の諭吉先生。それに加えて家事や雑
もっと読む繋ぎ
「ば、ばかぁ!!」 何気ない日常。教室内に響き渡る声。 「な、なんで私があんたと一緒に買い物しなきゃなんないのよ」 こいつの名は朱音(あかね)。俗に言う幼馴染。 「だってさ、一人で買い物行っても面白くないじゃん。だか
もっと読む名もなき詩-シーソーゲーム- 第4話
4. 結城君が帰ってきた。 「旨い!やっぱ料理は優嘉と狩野がいい勝負してるぜ」 やっぱり。何だか許せないのよねぇ・・・ 何だろう。面倒見たがりなのかな?私は。 「結城君!私のことは「樹莉さん」とお呼びなさい」 (こ
もっと読む名もなき詩-シーソーゲーム- 第3話
3. 私達は樹莉からスケジュールの全てを詳細に聞き出した。 そして飛騨と会わない日は私達のおもちゃになった。 目を覚ましたら凄く気持ちよく飲んでいたと思い込んでいる。 今日も舞台はラブホテル・・・ 琉璃が樹莉を
もっと読む名もなき詩-シーソーゲーム- 第2話
2. そして私達は居酒屋にやってきた。 いつものようにお酒からトークが始まる。 そしていつものように樹莉は盛り上げ役をする。 樹莉にとって私達は気を許せる友達ではないのだろうか。 それとも・・・ 「・・・はぁ・
もっと読む魔性の少女 第三章
第三章 ― 0 ― 家の雰囲気は、もはや元には戻れないと確信させられるほど、徹底的に変わってしまった。それは全て、舞ちゃんが来てからの事。舞ちゃんが行った事。舞ちゃんが・・・望んだ事。 いつも家族の誰か、または全員が
もっと読む名もなき詩-シーソーゲーム- 第1話
※複数視点です。最初は1話ものだったのですが、かなり長いので4話に分離しています。 主役は「DEOPET」の狩野樹莉。かなりの美女です。 1. 大勢の観客たちが私たちに注目している。 そうよ。遠くで皆が応援している
もっと読むDEOPET 第6話
6話・~得手に帆を揚げる~ 0:10・・・龍正の部屋 -バンッ- 勢いよく扉が開けられ、優嘉が入ってきた。 「ほら、来たじゃないですか」 「ウソ。だって寝る前は・・・」 「こいつは勘が異常に鋭いんですよ」 そう言い
もっと読むDEOPET おまけ
おまけ・~優嘉、催眠への道! ねえ・・・あの時のこと、覚えてる? アタシとあなたが初めて出会ったとき・・・ あの日からアタシの人生は大きく変わったんだよ。 アタシはあなたが好き・・・世界で一番。 あなたもアタシ
もっと読む真夜中のオンライン レベル2
レベル 2 (1) 「さてと。昨日の続きをしようかな」 夜、部屋で宿題を済ませた後、詩織は椅子に座ったまま背伸びをして言った。毎週欠かさず見ていたドラマが始まる時間だったが、それよりもゲームの続きがしたかった。 ゲー
もっと読む真夜中のオンライン レベル1
レベル 1 (1) 「キャラクターを選択してください」 詩織の目の前に、キャラクター選択画面が表示される。このゲームでは、人間やホビットといった種族。それに性別や年齢、顔のタイプや髪型を選択する事で、自分の分身であるキ
もっと読む魔心本 第4話
第4話 〈高瀬の場合〉 この前は刹夢で楽しんだから今度のターゲットは僕の2つ年上の高瀬(たかせ)姉さんにしてみよう。 「ただいまー」 という高い声が玄関から聞こえてきました。 高瀬姉さんは有名な某有名大学に通ってい
もっと読むTEST 5th-day Vol.1
**********5th-day Vol.1********** 明智 祐実:警察組織レディースワット チーム6の若すぎるチーフ。直情的で上昇志向が強く、またほとんどのチームメートが彼女の先輩にあたり、チーム内では浮き
もっと読むDEOPET 第5話
5話・~浅い川も深く渡れ~ 龍正は優嘉と麻衣、樹莉を連れて自分の部屋へと移った。 (りゅ~せ~の部屋・・・久しぶりの気がする・・・) 「龍正さん・・・まさか・・・」 「そのまさかだ。目には目を復讐には復讐を・・・」 「
もっと読む真夜中のオンライン レベル0
レベル 0 (1) 「うーん。これだとバランスが悪いかな」 ノートにシャープペンを走らせながら、僕は呟いていた。書いているのは街の地図。しかし、どこにも存在しない街のものだ。 「おーい、麻野。何書いているんだ?」 ク
もっと読むAYATURIハンター 第2章
第2章 夜も更けて、コンビニの店内は人気も無く静まり返っていた。蛍光灯の白い無機的な光が、什器や商品棚を素っ気無く照らし出している。店内スピーカーからは気の抜けたようなイージーリスニングのBGMが流れ、淀んだ時の流れを
もっと読む魔心本 第3話
第3話 この前にした実験によりこの本には色々な能力があることがわかった。 しかしまだこの本の力はあんなものではない、よし、これからもっといろんなことを試してみよう。 まずはあいつに試そう。 〈刹夢の場合〉 刹夢
もっと読むDEOPET 第4話 Bad
4話・~バッドエンド編~ 18:30・・・同場所 優嘉は裸のままソファに座っている。 対して飛騨は一度服を着なおしている。 優嘉のすぐ側に立って話しかける。 「聴こえるか優嘉?」 「うん・・・」 「俺の言う事は絶
もっと読む催眠塾 第六話
サンダーボルト 俺はいつものとおり、いつものように集団登校で学校に行く。 そして、今日もいつものように授業を受け、いつものような毎日を送るはずだったが、今日は違った。 俺は靴を脱いで上履きに履き替え、教室に向かうた
もっと読む魔心本 第2話
第2話 僕はあの怪しいおばあさんから買った魔心本を試すために人の多い場所を探しにいきました。 そして、人の多い道に出ました。 「さーて誰に試してみようかな」 僕は早速品定めにかかりました。 「うーんまだよさそうな人
もっと読むDEOPET 第4話
4話・~声涙、倶に下る~ 龍正と麻衣は、タクシーに乗っていた・・・ 相手の暗示を利用する事で予定より簡単に眠らせることができた。 そして助ける振りをして自宅へと運んでいた・・・ 少し遡って18:00・・・ 飛騨
もっと読む催眠塾 第五話
仔犬の歌 一体どうなっているの!? 塾に来て、エレベータに乗ってからの記憶が無い。 わかるのは今の状況だけ。ううん、それだってよくわかっていない。 今私は裸で、床に仰向けで寝転がっている。 頭と腰の部分に枕が置
もっと読む魔心本 第1話
・ ・ ・ 始めまして勇者ラムへスですこの次から魔心本と主人公大神拓也が色々しますので期待してくれる方は期待してください < 続く > ・ ・ ・ ・ ・ 始めまして勇者ラムへスですこの次から魔心本と主人公大神拓也が色々
もっと読むDEOPET 第3話
3話・~軽挙妄動~ 龍正の自宅・・・ 翌朝・・・決戦の幕開け・・・ しかし、龍正と麻衣は午後の行動に備えて寝ていた・・・ というのも、能力を使い続けるのは体力の消耗が激しいからだ・・・ 前日の密着調査の体力消耗
もっと読む体育教官室の罠 ”晶”
-”晶”- 裏切られた・・・ 信じていたのに・・・・ 目を閉じると思い浮かぶのはあいつとの情事。 嬉しそうに震えていた自分が嫌になる。 これもあいつの手の上なのか。霞を助けようとしたのも無駄なのか。 剣道場で
もっと読む体育教官室の罠
「晶が来ていない?」 天音 霞は晶の教室の前でクラスメイトに聞かされた。休み時間、喧噪のある廊下、彼のために晶をより従わせるため教室に行った時のことだった。 「なんで? 風邪?」 「さあ? 天音さんが知らないんじゃ、私
もっと読む催眠塾 第四話
緋色の授業 ボクは、今日も蘭ちゃん、麻奈ちゃんと一緒に塾に来た。 エレベータのボタンの下のカバーを開け、地下の教室へ行くボタンを押した。 「麻奈ちゃん、塾にはもうなれた?」 「うん、アオちゃんとランちゃんが教えてくれ
もっと読む屋上の対峙 ”霞”
”霞” 「霞先輩のお弁当おいしそうですね」 「そう? ありがとう」 昼休みの生徒会室。私と加奈ちゃんはお弁当に箸ををつつく。 生徒会はいろんな用事がよく来るので、昼休みと放課後は誰かしら生徒会役員が生徒会室に詰めてい
もっと読む女王の庭 第8章
第8章 涙 1 大学教授でも、雑念に悩まされることはある。 最近、大嶋は、小野寺晴菜のことが気になって仕方がない。 ゼミの授業中や、自分の研究室に遊びに来ているとき、小野寺晴菜の整った顔やほっそりした身体に、どうし
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