後編 翌朝、いつも通り定時一分前に登校した俺。廊下から教室の様子を眺める。 鈴は…、何やら眠そうで、目が心持ち充血している感じだった。 教室に入ると、鈴は一瞬こちらを見るなり、ハッとしたように目をそらした。 席に
もっと読む「学園」
発情 前編
前編 「ふあーっ」 大きくあくびをする。窓の方を見れば、五月の太陽も沈んでもう真っ暗。 …どうやら教室で机に突っ伏したまま、ずっと寝ていたらしい。 「…はぁ、やっと起きたのね」 見れば二つ前の席で、この教室にただ一
もっと読む検診
「はい、じゃあ出席番号順に並んでくださいー」 今日は、『性器検診』をすることにした。もちろん女の子限定でね。 俺は今日は『医師』なので、俺の言うことは絶対に正しいし、どんなに恥ずかしいことでも逆らえない。 さて、と
もっと読む闇から伸びる光の螺旋階段 1
prologue 世の中には、自分たちの知らないことが多い。 自分達が住んでいる。日本の中でも、裏では知らないことは意外とあるみたいで……。 これは、浅香 勇哉という見た目ごく普通な人が東京を舞台に、 夢闇という一
もっと読むリアルゲーム 一話
1話-a:最初の獲物達~紹介パート~ 春休みという予行演習が終わり、今日からいよいよゲームが始まる。 「影路様、いよいよですね」 「ああ、美羅」 「はい」 「お前に『指令』を送る」 美羅の瞳から光が消える。 美羅に
もっと読むリアルゲーム プロローグ
プロローグ:予行演習 俺の名は影路(えいじ)。苗字は、まぁ今は伏せておこう。 今日、市立の学校を卒業したばかりだ。春休みが終わったら県内の名門校に入ることになっており、その先はできたら東大へ行きたいと思っている馬鹿だ
もっと読む人形の館
「じゃあ、今日の授業はここまで」 退屈な授業の終わりを告げる鈴が鳴り、担任である初老の教師がそのままホームルームを続ける。 それを適当に聞き流し、僕はぼんやりと斜め前の席の女子を眺めていた。 二ノ宮 縁。それが彼女
もっと読むDEMON PERFUME 第四話
第四話 亜美の小さな唇から白い液体が垂れた。 目はトロンとしてきてるし、頬はうっすらと赤くなってる。 メチャクチャ煽情的な光景だ。 俺の分身が更に元気になるのも当然だと言える。 よし、このまま押し倒して・・・
もっと読む傀儡の舞 2-1
第二章 蔵本双葉 (1) 自然が残る郊外の広い敷地に、長い伝統を誇るその学校はあった。私立緑心学園。 美人が多いと評判の学校だった。ここの制服に憧れ、受験する者は後を絶たない。 この女子校は、新体操に力を入れて
もっと読む傀儡の舞 1-4
(31) アップテンポの曲が、フロアの上に響いていた。音楽に合わせて、女子部員の体が躍動する。一瞬一瞬で描かれては消えていく、花火にも似た刹那的な美しさが、そこにあった。 レオタードに身を包んだ五人の女の子達の一糸乱れ
もっと読む放課後の教室で
放課後の教室で、私は彼を待っていた。やることもなく、指先でセーラー服のスカーフをいじる。窓の外からは部活をする生徒たちの声が聴こえてくる。もう結構な時間なのに熱心なことだ。 太陽は傾いて、教室の中は夕日色に染められて
もっと読む第三の眼 第四章
第四章~家族乗っ取り計画前編~ 俺が学校から出たとき、すでに空は暗くなっていた。 (学校が終ったのが13時で、今は18時か…さすがにやりすぎたか) あの後、美里と麗華とやりまくった。時には、1人、時には二人同時に相手
もっと読む第三の眼 第三章
第三章~お嬢様を墜とせ~ 昨日の事もあり、俺は朝になっても爆睡していた。 そこに忍び寄る一つの影… 「陽く~ん。朝だよ。起きて~」 う~ん…その言葉で俺は体を起こして寝ぼけ眼で涼子を見た。 黒と白……目がはっきり
もっと読む第三の眼 第二章
第二章~陥落、そして~ ぴちゃ、にちゃぴちゃぴちゃ 教室に不釣合いな淫らな音が響いていた。 「うん…美里、気持ちいいぞ。んっあぁ…」 すでに美里が俺のモノを銜えてから、数分が経った。 「美里は、フェらが上手いな。こ
もっと読む第三の眼 第一章
ある日俺の中で何かが弾けた。 どうも俺には特殊な能力が眠っていたらしい。 それからは友人らを使って色々訓練を重ねた結果、自由に使いこなせるようになった。 幸い今日から新しい学校だ。くくく……楽しい日々の始まりだな
もっと読む傀儡の舞 1-3
(21) 夕方ホームルームが終わると、鈴菜はすぐに教室を出ようとする。 「鈴菜ぁ、今日もリハビリか?」 まだ部活が始まるまで、少し時間があった。早夜子は自分の席に座ったまま、クラスメイトと雑談していた。そのまま首を伸
もっと読む傀儡の舞 1-2
(11) 鈴菜はそっと自分の体を抱きしめた。伝わってくる感触に、何の違和感もない。 そろそろ消燈の時間だった。白いチェック柄のパジャマ姿のまま、自室のベッドに腰掛けていた。どうしても、休む気になれなかった。 朝にな
もっと読む傀儡の舞 1-1
プロローグ 座席の前の液晶パネルが、飛行機の現在位置を知らせてくる。まだアラスカ辺りだ。日本に到着するまで、まだまだ時間がありそうだ。こんな時は眠るに限るのだが、どうしても眠れない。四年ぶりの帰国に、どうも俺の神経は昂
もっと読む指と玩具 第十一話
第十一話 古ぼけた薄暗い教室から漏れるぐちゃぐちゃという卑猥な音。 その教室に近づく、あるいは存在を知るものがいないのが幸いかその教室から漏れる女性の喘ぎ声は誰にも聞き取られることは無い。 お互いに向き合う形で男女
もっと読む指と玩具 第十話
第十話 ・・・・・私の側にはいつからか一人の少女がいました。 弱虫で、体がちっちゃくて、人見知りが激しくて、自分一人では何も出来なかった私の側に。 もうずっと遠い昔のことで彼女と初めて出会ったのがいつのことかはっきりと思
もっと読む指と玩具 第九話
第九話 「・・・うぅ、ひっく、ひっく」 人の気配が消えた深夜の小さな公園。 そこには二人の人間がいたが、傍目にも一人は人間として扱われてはいなかった。 その内の一人は整った顔立ちの少年。 もう一人は眼鏡をかけた、衣服のほ
もっと読むShadow Twins 後日談 『護人』
後日談『護人』 事件は首謀者である『あやかし』の消滅により一応の結末を迎えた。 『あやかし』の被害に遭ったのは、双葉学園関係者の大半と、学園養護教諭・立花七海が住むマンションの住人など。その数は六百人を超えた。 それ
もっと読むShadow Twins 第10話 『解放』
第10話『解放』 「真澄ちゃん、大丈夫かしら……」 そんな事を考えながら駅前の広場に立つ椎名知佳。 知佳が真澄からの電話を受けたのは、守護者協会本部に備え付けの宿泊施設で朝食を取っていたときのこと。一瞬その内容に驚き
もっと読むShadow Twins 第9話(改) 『支配』
第9話『支配』 夜、工藤あゆみの自室…… あゆみはいつものように枕元に並ぶ5個の目覚まし時計を順にセットしていく。ここのところ8時に学校に着いて由紀と試験勉強をするため、いつもより少し早めに起きられるよう時間を合わせ
もっと読むShadow Twins 第8話 『伏線』
第8話『伏線』 本日は双葉学園の定期試験。 普段はのんびりした学園生たちも、こぞって勉学に励みだすのがこの時期の特徴。そこかしこの教室を覗くと、朝の早い時間や休み時間の合間にせわしなく教科書やノートとにらめっこ、など
もっと読む指と玩具 第七話
第七話 ・・・・・・・・・・・・何だ? 妙な視線を感じる。 俺は眠気眼で毛布から顔を出し、辺りを見回す。 「・・・・・うおっ!!?」 ベッドの上・・・ちょうど俺の足元の方からじっと俺を見つめている里香。 「・・・
もっと読む指と玩具 第八話
第八話 1 俺は午後の授業を――形式だけ受けながら、ずっと考えていた。 『分かった。もう、いいわ。・・・貴方は必要ない・・』 さっき確かに久須美はそう言った。 つまりこれは、俺が少なくとも少し前まででは”必要”であ
もっと読むワスレナグサ 一話
一話 偽りの傷跡 *** 男の手が、その柔らかい胸に伸びる。少女はどこかとろんとした恍惚の表情のままそれを見ている。 大きめの手がその胸を掴み怪しく動き始めた。 「はあ…」少女から吐息が漏れる。少女は制服、男は白衣
もっと読む指と玩具 第六話
第六話 翌日の朝。 俺は昨日と同じくらいの時間に登校してきた。 理由はいくつかある。 ―――懲りずに光の調教。 ―――あの女のこと。 ―――友美のこと。 ―――秋穂のこと。 ―――あわよくば新たな奴隷のこ
もっと読む指と玩具 第五話
第五話 ガラッ。 俺が扉を開けるのと同時にあずさがと目があった。 「おはよう!折笠君早いね!!」 元気一杯のあずさ。 「おはよう。楠本さんこそ早いんだね」 クラス中を見渡すが、来ているのはあずさと俺だけだ。 「私
もっと読む指と玩具 第四話
第四話 「ご主人様、お帰りなさいませ」 カードキーを使い部屋に入ると、普段着の里香が恭しく頭を下げる。 スーツ姿の里香も魅力たっぷりなんだが、普段着もなかなか。 薄い、胸にピンポイントのついたシャツに桜色のスカート
もっと読む指と玩具 第三話
第三話 「転校生の折笠聖夜君です。皆仲良くしてあげてね」 俺は次の日には学園へ通っていた。 この学園はもと女子校だったが数年前に共学となった。 とはいっても圧倒的に女のほうが多く教師も女が大部分を占めていた。 つ
もっと読む指と玩具 第二話
第ニ話 「ご両親が居なくて大変でしょうが、しっかり勉学に励んで頑張ってください」 俺は里香とともに某有名学園の校長室へ来ていた。 里香の仕事が休みの日に手続きを済ませようと思ったのだ。 ちなみにいうとあれから二週間
もっと読む指と玩具 第一話
第一話 俺には才能と力がある。天才というヤツだ。 神様が居るんなら感謝しよう。ハハッもっともそんなもの信じちゃ居ないが。 俺を産んだやつの事は分からない。気づいた頃には残飯が俺の飯だった。 腐ったパン。糸を引く飯
もっと読むShadow Twins 第7話(改) 『交錯』
第7話『交錯』 「真田影美、お前に話がある」 「……あたしに?」 昼休み、影美が教室から出て行こうとしたとき、そう呼び止められ声のするほうに顔を向ける。 そこには永瀬真澄が立っていた。 「これから食堂で昼飯なんだけど
もっと読むShadow Twins 第6話(改) 『平穏』
第6話『平穏』 翌朝……土曜日。 由紀はゆっくりと目覚めた。周りを見渡す。脇で寝ていたはずの影美の姿はない。 影美を探してリビングへと向かう。影美は美影と一緒にキッチンで朝食を作っているところだった。 「先輩、手伝
もっと読むBLOOD DEMON 第3節
第3節 「ふぁ~あ、あれ?ここどこ?」 小林が目覚めたようだ。 「俺の家だよ」 「あれ?阿久津君?何でここに?もしかして!」 バッと小林が被っていた布団の中をのぞいたので俺はすかさずに言った。 「何にもしてねーよ!」
もっと読むShadow Twins 第5話 『願望』
第5話『願望』 『あやかし』……それは、太古の昔より存在せし『人ならざるもの』の呼称……人により『妖怪』とも『幽霊』とも、あるいは『悪魔』『鬼』『邪神』などとも呼ばれてきたものたちのこと…… それは、時として人々の生活
もっと読むShadow Twins 第4話 『思惑』
第4話『思惑』 立花七海は保健室にいた。 男の忠実な奴隷となった彼女は、養護教諭の仕事をこなしながら、男に差し出すための獲物が来るのを静かに待っていた。 「失礼します」 3時限の始業チャイムが鳴るころ、そう言って保
もっと読むShadow Twins 第3話 『予兆』
第3話『予兆』 その日、美影の教室にいつもと違うことが起きた。 「はい、今日は新しくこの学園で学ぶことになった人を紹介します。お入りなさい」 クラス担任の促す声に合わせて教室のドアが開く。瞬間、クラスにどよめきが走る
もっと読むShadow Twins 第2話(改) 『日常』
第2話『日常』 翌朝…… 「影美せんぱ~い☆」 そう言って双子のそばに駆け寄ってきたのは風間由紀。 その声に振り返る学園生も少なからずいた。 無理もない。この学園で『影美』と言えば、学園一の有名人姉妹の片割れを指
もっと読むShadow Twins 第1話 『双子』
第1話『双子』 少女が一人、夜の帳が下りた公園を歩いていた。 名は真田美影。澄んだ黒色の瞳に、肩にかかる癖のない黒髪と飾り気のない眼鏡が特徴の、落ち着いた雰囲気を持つ少女である。 紺のブレザーにチェック柄のスカート
もっと読むDEMON PERFUME 第三話(後篇)
第三話(後篇) 人気のない理科室。 そこで俺は、担任の女教師と・・・。 うっ・・・僅かな罪悪感と圧倒的な欲望が・・・。 もう迷うな俺っ! 悩むのは全てから終わってからだあっ! 「もしかして迷ってるの?」 「いい
もっと読むDEMON PERFUME 第三話(前篇)
第三話(前篇) 俺は今、悩んでいた。 幸いにも一晩で元気になったのだが、新たなる問題が浮上したのだ。 う~んどうするかな・・・。 何を悩んでいるかって? 今日から俺は登校するんだが、それに香水をつけていくか迷っ
もっと読む逆レイプ
オレ惠美(えみ)と、遥(はるか)と美姫(みき)は、公校2年生。同じガッコで仲好しこよしの不良で通っている。「オレ」って言ってるけど、もちろん女だ。 今日は、近所の本屋で万引きでもしようと寄ったんだ。だけど見るからに童
もっと読むDEMON PERFUME 第二話
第二話 ハァ・・・俺の名前は桐坂陽介だ。 まあこの話を読んでいる人は前の話を読んでくれた人達だろうから、自己紹介は必要ないと思うが一応するか。 えーと玉聖学園に通う事になっている二年生だ。 ハァ・・・取り敢えず礼
もっと読むDEMON PERFUME 第一話
第一話 俺の名前は桐坂陽介、現在は高校二年生。 ある日突如家族会議なるものを親父が開くと言い出し、家族は食卓に集まった。 家族は俺と母に妹の亜美、そしてクソ親父。 「あ~コホン」 ・・・咳払いからかよ。 「いきな
もっと読む左目の悪魔 第2話
第二話 カフカの夢 「んふ・・・・、はあ・・・」 昏い部屋に女の喘ぎ声が響く。白い肌がぽっかりと浮かび上がる。 初夏のひざしを避けた部屋はしかしクーラーひとつなくその身体からは 汗がしたたり落ちる。 「はあ、はあ、
もっと読む左目の悪魔 第1話
第一話 紅の瞳 俺は大きなあくびをしながら、二年D組の扉をくぐった。 今日は四月十日。俺達は新高校二年生というわけだ。 ぐるっと、教室を見回すと見知った顔は5、6人ほどだ。 クラス替えのおかげで知り合いがばらばら
もっと読むBLOOD DEMON 第2節
第2節 「いやぁぁ!」 スパァアン! 「うわぉぉぉぉ!!」「きゃあああああ!」 心地よい音が響いた瞬間、静まっていたギャラリーはまるで狂ったような興奮と共に発狂した。 ざわざわ「やっぱり、阿久津はすげーよ」「相手は
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